JP2009011150A - 系統連系装置、系統連系システム及び電力制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】交流電力の送電が復旧した場合において、送電線に過度な負荷が課されることを抑制しながら、配電系統(バンク)と電源装置との連系を開始することを可能とする系統連系装置、系統連系システム及び電力制御システムを提供する。
【解決手段】交流電力が送電されるバンクと需要家30に設けられた電源装置とに接続された系統連系装置100は、交流電力の状態に基づいて、交流電力の送電が開始されたことを検出する検出部101と、バンクと電源装置との連系の開始を指示する連系開始指示を受信する受信部102と、バンクと電源装置との連系及びバンクと電源装置との解列を制御する連系制御部105とを備え、連系制御部105は、交流電力の送電が開始されたことが検出された状態で連系開始指示を受信した場合に、バンクと電源装置との連系を開始する。
【選択図】図1

Description

本発明は、交流電力が送電される配電系統と需要家に設けられた電源装置とに接続された系統連系装置、系統連系システム及び電力制御システムに関する。
従来、変電所から交流電力の供給を受ける各需要家(例えば、住宅や工場など)内に発電装置(例えば、太陽光発電システムなど)が設けられるケースが増えている。
具体的には、変電所の配下には、複数の配電系統(以下、バンク)が設けられており、各バンクには、発電装置を有する需要家が設けられている。ここで、発電装置が発電する電力は、自需要家に設けられた電力消費装置(例えば、家電など)によって消費されるだけではなくて、他需要家(すなわち、バンク側)に送電されることもある。このように、発電装置とバンクとを接続し、電力を供給するシステムを系統連系システムと称する。
系統連系システムでは、変電所からの交流電力の送電が停止した場合、例えば、停電が発生した場合には、発電装置とバンクとを切り離す解列処理が行われる。一方で、変電所からの交流電力の送電が開始した場合、例えば、停電が復旧した場合には、発電装置とバンクとを接続する連系処理が行われる。
ここで、交流電力の送電停止(又は、送電復旧)を検出する方法としては、バンクを介して送電される交流電力の状態を需要家側で監視する方法が知られている。具体的には、需要家側は、バンクを介して送電される交流電力について、電圧の変化、電圧の位相の変化、周波数の変化などを監視しており、交流電力の送電停止(又は、送電復旧)を検出する。
また、需要家に設けられた発電装置の停止を指示する信号を電力会社などのオペレータが無線通信によって需要家に送信する技術も提案されている(例えば、特許文献1)。
具体的には、オペレータは、発電装置の停止を指示すべき地域を特定する地域情報を無線通信によって送信し、需要家は、地域情報によって特定される地域内に自需要家が含まれるか否かに応じて、発電装置を停止するか否か判断する。
特許第3240215号公報(請求項1、[0019]、図1など)
ところで、発電装置が発電する電力のうち、バンク側に送電される電力量は、一般的に、送電線に過度な負荷が課されることを抑制するために、ガイドラインによって予め定められた基準に従って制御される。
ここで、交流電力の送電が停止した後に、交流電力の送電が復旧した場合には、各需要家は、自需要家に設けられた発電装置の連系を一斉に開始する。多数の発電装置が一斉に連系を開始した場合には、ガイドラインによって予め定められた基準に従った制御がバンクの電圧上昇に追随できず、バンク側に送電される電力量が一時的に過大な量となる可能性がある。
すなわち、交流電力の送電が復旧した場合において、各需要家がバンク側に送電する電力によって、送電線に過度な負荷が課されてしまう可能性がある。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、交流電力の送電が復旧した場合において、送電線に過度な負荷が課されることを抑制しながら、配電系統(バンク)と発電装置などの電源装置との連系を開始することを可能とする系統連系装置、系統連系システム及び電力制御システムを提供することを目的とする。
本発明の一の特徴では、交流電力が送電される配電系統(バンク)と需要家(需要家30)に設けられた電源装置(発電装置32又は蓄電装置34)とに接続された系統連系装置(系統連系装置100)は、前記交流電力の状態に基づいて、前記交流電力の送電が開始されたことを検出する検出部(検出部101)と、前記配電系統と前記電源装置との連系の開始を指示する連系開始指示を所定の伝送経路から受信する受信部(受信部102)と、前記配電系統と前記電源装置との連系及び前記配電系統と前記電源装置との解列を制御する制御部(連系制御部105)とを備え、前記制御部は、前記交流電力の送電が開始されたことを前記検出部が検出した状態で、前記連系開始指示を受信した場合に、前記配電系統と前記電源装置との連系を開始する。
ここで、交流電力の状態とは、例えば、電圧、電圧と電流の位相差、周波数、電圧の変化、電圧の位相の変化、周波数の変化などである。検出部は、例えば、電圧、電圧と電流の位相差、周波数、電圧の変化、電圧の位相の変化、周波数の変化などが商用電力の許容範囲に入っているか否かに応じて、交流電力の送電開始を検出する。
かかる特徴によれば、制御部は、配電系統を介して交流電力の送電が開始されたことが検出された状態で連系開始指示を受信した場合に、配電系統と電源装置との連系を開始する。従って、需要家側が任意に電源装置の連系を開始して、送電線に過度な負荷が課されることが抑制される。
従って、交流電力の送電が復旧した場合において、送電線に過度な負荷が課されることを抑制しながら、配電系統(バンク)と電源装置との連系を開始することができる。
本発明の上述した特徴において、前記連系開始指示は、前記配電系統と連系を開始する前記電源装置を特定する情報を含み、前記制御部は、前記連系開始指示によって特定された前記電源装置の連系を開始することが好ましい。
本発明の上述した特徴において、前記制御部は、前記連系開始指示によって特定された前記電源装置以外の前記電源装置の連系の準備を行うことが好ましい。
本発明の上述した特徴において、前記連系開始指示は、前記電源装置の種類を特定する情報を含むことが好ましい。
本発明の上述した特徴において、前記連系開始指示は、前記配電系統と前記電源装置との連系を開始する地域を特定する地域情報を含み、前記制御部は、前記地域情報によって特定される地域が自地域である場合に、前記電源装置の連系を開始することが好ましい。
本発明の上述した特徴において、前記制御部は、前記地域情報によって特定される地域が自地域に隣接する地域である場合に、前記配電系統と前記電源装置との連系の準備を行うことが好ましい。
本発明の上述した特徴において、前記電源装置は、複数の電源装置からなり、前記複数の電源装置の連系を開始する順序は、前記需要家に設けられた電力消費装置の負荷状態及び前記複数の電源装置の給電量に基づいて定められることが好ましい。なお、給電量は、電源装置が供給可能な電力量である。また、給電量は、発電装置の発電量や蓄電装置の蓄電量などに応じて定められる。
本発明の上述した特徴において、前記連系開始指示は、前記配電系統と連系を開始する前記電源装置の給電量を特定する給電量情報を含み、前記制御部は、前記地域情報によって特定される地域が自地域である場合に、前記給電量情報に基づいて、前記配電系統と前記電源装置との連系を開始することが好ましい。
本発明の一の特徴では、交流電力が送電される配電系統に接続された系統連系装置と、前記系統連系装置に接続された電源装置とを含む系統連系システムにおいて、前記系統連系装置は、前記交流電力の状態に基づいて、前記交流電力の送電が開始されたことを検出する検出部と、前記配電系統と前記電源装置との連系の開始を指示する連系開始指示を所定の伝送経路から受信する受信部と、前記配電系統と前記電源装置との連系及び前記配電系統と前記電源装置との解列を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記交流電力の送電が開始されたことを前記検出部が検出した状態で、前記連系開始指示を受信した場合に、前記配電系統と前記電源装置との連系を開始する。
本発明の一の特徴では、電力制御システムにおいて、交流電力が送電される配電系統に接続された系統連系装置と、前記系統連系装置に接続された電源装置と、前記配電系統と前記電源装置との連系の開始を指示する連系開始指示を所定の伝送経路を介して前記系統連系装置に送信する送信装置とを備え、前記系統連系装置は、前記交流電力の状態に基づいて、前記交流電力の送電が開始されたことを検出する検出部と、前記送信装置から前記所定の伝送経路を介して、前記連系開始指示を受信する受信部と、前記配電系統と前記電源装置との連系及び前記配電系統と前記電源装置との解列を制御する制御部とを有し、前記制御部は、前記交流電力の送電が開始されたことを前記検出部が検出した状態で、前記連系開始指示を受信した場合に、前記配電系統と前記電源装置との連系を開始する。
本発明によれば、交流電力の送電が復旧した場合において、送電線に過度な負荷が課されることを抑制しながら、配電系統(バンク)と電源装置との連系を開始することを可能とする系統連系装置、系統連系システム及び電力制御システムを提供することができる。
以下において、本発明の実施形態に係る系統連系システムについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[第1実施形態]
(送電システムの構成)
以下において、第1実施形態に係る送電システムの構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る送電システムの構成を示す概略図である。
図1に示すように、送電システムは、高圧電力供給源10と、変電所20と、複数の需要家30とを有する。
高圧電力供給源10は、高圧送電線40を介して高圧電力を変電所20に送電する。高圧電力供給源10は、例えば、発電所である。
変電所20は、高圧送電線40を介して送電される高圧電力を降圧して、送電線50(送電線50A〜送電線50C)を介して交流電力を各需要家30に送電する。なお、変電所20の詳細については後述する(図2を参照)。
各需要家30は、太陽光発電装置、燃料電池発電装置、風力発電装置などの発電装置を電源装置として有する。各需要家30は、電力を消費しながら動作する家電などの電力消費装置を有する。なお、需要家30の詳細については後述する(図3及び図4を参照)。
ここで、各需要家30は、地理的なエリアや電力会社などに応じて、複数の地区に分類される。例えば、需要家30A〜需要家30Cは、送電線50Aに接続されており、地区Aに分類されている。同様に、需要家30P〜需要家30Rは、送電線50Bに接続されており、地区Bに分類されている。需要家30X〜需要家30Zは、送電線50Cに接続されており、地区Cに分類されている。
上述した変電所20は、交流電力の送電を送電線50毎に制御する。すなわち、変電所20は、各需要家30を地区毎に管理している。以下において、変電所20が各需要家30を管理する単位を配電系統(バンク)と称する。
具体的には、変電所20は、地区Aに設けられた需要家30をバンクAとして管理する。同様に、変電所20は、地区Bに設けられた需要家30をバンクBとして管理し、地区Cに設けられた需要家30をバンクCとして管理する。
(変電所の構成)
以下において、第1実施形態に係る変電所の構成について、図面を参照しながら説明する。図2は、第1実施形態に係る変電所20の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、変電所20は、送電制御部21と、送信部22とを有する。
送電制御部21は、複数のリレー21A〜リレー21Cを有する。各リレーは、変圧器(不図示)で高圧電力を降圧して生成された交流電力を各バンクに送電するか否かを切り替える。具体的には、リレー21Aは、地区Aに設けられた各需要家30に交流電力を送信するか否かを切り替える。同様に、リレー21Bは、地区Bに設けられた各需要家30に交流電力を送信するか否かを切り替え、リレー21Cは、地区Cに設けられた各需要家30に交流電力を送信するか否かを切り替える。
例えば、送電制御部21は、自然災害などによって停電が発生した場合には、リレーを切り替えることによって、各バンクに対する交流電力の送電を停止する。一方で、送電制御部21は、停電が復旧した場合には、リレーを切り替えることによって、各バンクに対する交流電力の送電を開始する。
送信部22は、交流電力の送電停止や交流電力の送電開始を通知するための情報を各需要家30に送信する。具体的には、送信部22は、自然災害などによって停電が発生した場合には、交流電力の送電を停止することを通知するための情報(連系停止指示)を各需要家30に送信する。一方で、送信部22は、停電が復旧した場合には、交流電力の送電を開始することを通知するための情報(連系開始指示)を各需要家30に送信する。
送信部22は、連系停止指示や連系開始指示などの情報を、各送電線50を用いて各需要家30に送信する。また、送信部22は、連系停止指示や連系開始指示などの情報を、各送電線50とは異なる伝送経路でも各需要家30に送信する。例えば、送信部22は、地上波デジタル放送において、コンテンツ配信領域とは別に設けられたデータ配信領域を用いて、連系停止指示や連系開始指示などの情報を各需要家30に送信する。
連系停止指示は、バンクと発電装置との連系を停止すべき地域を特定する地域情報を含む。同様に、連系開始指示は、バンクと発電装置との連系を開始(開始)すべき地域を特定する地域情報を含む。ここで、地域情報は、バンク(地区)を特定する情報であってもよい。また、地域情報は、バンク(地区)よりも広い地域を特定する情報であってもよく、バンク(地区)よりも狭い地域を特定する情報であってもよい。例えば、地域情報は、市区町村単位で区切られた地域を特定する情報であってもよく、地域の広さに応じて階層化された情報であってもよい。
このように、変電所20は、連系開始指示を所定の伝送経路を用いて各需要家30に設けられる系統連系装置に送信する送信装置である。なお、送信装置は、変電所20に限定されるものではない。また、送信装置を備える系統連系システムを、電力制御システムと称する。
(需要家の構成)
以下において、第1実施形態に係る需要家の構成について、図面を参照しながら説明する。図3は、第1実施形態に係る需要家30の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、需要家30は、複数の電力消費装置31(電力消費装置31A〜電力消費装置31C)と、複数の発電装置32(発電装置32A〜発電装置32B)と、連系切替部33と、系統連系装置100とを有する。なお、発電装置32及び系統連系装置100は系統連系システムを構成することに留意すべきである。
電力消費装置31は、バンク(送電線50)を介して送電される交流電力、発電装置32によって発電される電力などを消費しながら動作する家電などである。
発電装置32は、太陽光発電装置、燃料電池発電装置、風力発電装置などの装置である。発電装置32は、バンク(送電線50)を介して送電される交流電力を用いずに電力を発電することが可能である。
連系切替部33は、系統連系装置100の指示に応じて、バンク(送電線50)と発電装置32とを連系するか、バンク(送電線50)と発電装置32とを解列するかを切り替える。
ここで、バンクと発電装置32とが連系する状態では、発電装置32が発電する電力は、自需要家30で消費されるだけではなくて、送電線50を介して他需要家30にも送電される。一方で、バンクと発電装置32とが解列した状態では、発電装置32が発電する電力は、送電線50を介して他需要家30に送電されない。
系統連系装置100は、送電線50を介して交流電力が送電されているか否かに応じて、バンク(送電線50)と発電装置32との連系を制御する。具体的には、系統連系装置100は、図4に示すように、検出部101と、受信部102と、記憶部103と、判定部104と、連系制御部105とを有する。
検出部101は、バンク(送電線50)を介して送電される交流電力の状態を監視する。また、検出部101は、交流電力の状態に基づいて、バンクを介して交流電力が送電されているか否かを検出する。
例えば、検出部101は、バンクを介して送電される交流電力について、電圧、電圧と電流の位相差、周波数、電圧の変化、電圧の位相の変化、周波数の変化などを監視する。検出部101は、電圧、電圧と電流の位相差、周波数、電圧の変化、電圧の位相の変化、周波数の変化などによって、バンクを介して交流電力が送電されているか否かを検出する。例えば、検出部101は、電圧、電圧と電流の位相差、周波数、電圧の変化、電圧の位相の変化、周波数の変化などが商用電力の許容範囲に入っている場合に、交流電力の送電が開始されたと判断する。
具体的には、「電圧」については、交流電力の電圧が標準電圧(AC100V、AC200V)に対して所定範囲内に収まっていれば、検出部101は、交流電力の送電が開始されたと判断する。
「電圧と電流の位相差」については、交流電力の電圧と電流の位相差が所定範囲内に収まっていれば、検出部101は、交流電力の送電が開始されたと判断する。
「周波数」については、交流電力の周波数が商用電力の標準周波数(60Hz又は50Hz、地域によって異なる)に対して所定範囲内に収まっていれば、検出部101は、交流電力の送電が開始されたと判断する。
「電圧の変化」については、交流電力の電圧の変化量が所定範囲内に収まっていれば、検出部101は、交流電力の送電が開始されたと判断する。
「電圧の位相の変化」については、交流電力の電圧の位相の変化量が所定範囲内に収まっていれば、検出部101は、交流電力の送電が開始されたと判断する。
「周波数の変化」については、交流電力の周波数の変化量が所定範囲内に収まっていれば、検出部101は、交流電力の送電が開始されたと判断する。
受信部102は、停電の発生などを通知するための情報(連系停止指示)や停電の復旧などを通知するための情報(連系開始指示)などを受信する。
具体的には、受信部102は、連系停止指示や連系開始指示などの情報を、各送電線50を用いて受信する。また、受信部102は、連系停止指示や連系開始指示などの情報を、各送電線50とは異なる伝送経路でも受信する。例えば、受信部102は、地上波デジタル放送において、コンテンツ配信領域とは別に設けられたデータ配信領域を用いて、連系停止指示や連系開始指示などの情報を受信する。
記憶部103は、自需要家30が設けられた地域を特定する情報(自地域情報)を記憶する。自地域情報は、例えば、自需要家30が設けられた地区(自需要家30が接続されたバンク)を特定する情報、自需要家30が設けられた地区よりも広い地域を特定する情報などである。
記憶部103は、自需要家30が設けられた地域に隣接する地域(隣接地域)を特定する情報(隣接地域情報)を記憶する。隣接地域情報は、例えば、自需要家30が設けられた地区に隣接する地区(自需要家30が接続されたバンクに隣接するバンク)を特定する情報、自需要家30が設けられた地区よりも広い地域に隣接する地域を特定する情報などである。
記憶部103は、バンクと発電装置32との連系を開始すべきであると判定された場合に、発電装置32の連系を開始する順序を記憶する。発電装置32の連系を開始する順序は、発電装置32の発電量が大きい順であってもよく、発電装置32の発電量が小さい順であってもよい。発電装置32の連系を開始する順序は、発電装置32の環境負荷(例えば、CO2排出量)が小さい順であってもよい。発電装置32の連系を開始する順序は、自需要家30に設けられた電力消費装置31の負荷状態と発電装置32の発電量との均衡が保たれるように定められることが好ましい。
判定部104は、検出部101によって検出された結果及び受信部102によって受信された情報に基づいて、バンク(送電線50)と発電装置32とを解列すべきか、バンク(送電線50)と発電装置32とを連系すべきかを判定する。
具体的には、判定部104は、交流電力の送電停止が検出部101によって検出された上で、自地域情報を含む連系停止指示が受信部102によって受信された場合には、バンクと発電装置32との連系を停止すべきであると判定する。すなわち、判定部104は、バンクと発電装置32とを解列すべきであると判定する。
一方で、判定部104は、交流電力の送電開始が検出部101によって検出された上で、自地域情報を含む連系開始指示が受信部102によって受信された場合には、バンクと発電装置32との連系を開始すべきであると判定する。すなわち、判定部104は、バンクと発電装置32とを連系すべきであると判定する。
判定部104は、隣接地域情報を含む連系開始指示が受信部102によって受信された場合には、バンクと発電装置32との連系を準備すべきであると判定する。ここで、連系の準備をすべき発電装置32としては、連系の準備に時間のかかる燃料電池システム、マイクロガスタービン、エンジン発電機などが挙げられる。
連系制御部105は、判定部104によって判定された結果に応じて、バンクと発電装置32との連系を制御する。具体的には、連系制御部105は、バンクと発電装置32との連系を停止すべきであると判定された場合には、バンクと発電装置32との解列を連系切替部33に指示する。
一方で、連系制御部105は、バンクと発電装置32との連系を開始すべきであると判定された場合には、バンクと発電装置32との連系開始を連系切替部33に指示する。ここで、連系制御部105は、記憶部103に記憶された順序に従って、発電装置32の連系開始を発電装置32に指示する。
連系制御部105は、バンクと発電装置32との連系を準備すべきであると判定された場合には、発電装置32の連系準備を発電装置32に指示する。
なお、連系制御部105は、発電装置32が発電する電力をバンクの交流電力と同期するように制御する。具体的には、発電装置32が直流電源(例えば、太陽光発電システムや燃料電池システム)である場合には、連系制御部105は、発電装置32が発電する直流電力を昇圧回路で昇圧した後に、バンクの交流電力と同期させるために、インバータ回路で交流電力に変換する。一方で、発電装置32が交流電源(例えば、風力発電システム)である場合には、連系制御部105は、発電装置32が発電する交流電力を整流回路で直流に変換した後に、バンクの交流電力と同期させるために、インバータ回路で交流電力に変換する。または、連系制御部105は、バンクの交流電力と同期させるために、発電装置32が発電する交流電力をマトリクスコンバータ回路、サイクロコンバータ回路等で直接交流電力に変換する。
(系統連系装置の動作)
以下において、第1実施形態に係る系統連系装置の動作について、図面を参照しながら説明する。図5は、第1実施形態に係る系統連系装置100の動作を示すフロー図である。図5では、バンクと発電装置32との連系を開始する系統連系装置100の動作について説明することに留意すべきである。
図5に示すように、ステップ10において、系統連系装置100は、バンク(送電線50)を介して送電される交流電力の状態に基づいて、交流電力の送電開始を検出する。
ステップ20において、系統連系装置100は、連系開始指示を受信したか否かを判定する。続いて、系統連系装置100は、連系開始指示を受信した場合には、ステップ30の処理に移る。一方で、系統連系装置100は、連系開始指示を受信するまで、連系開始指示の受信待ち状態となる。
ステップ30において、系統連系装置100は、連系開始指示に含まれる地域情報が自地域情報であるか否かを判定する。系統連系装置100は、連系開始指示に含まれる地域情報が自地域情報である場合には、ステップ40の処理に移り、連系開始指示に含まれる地域情報が自地域情報でない場合には、ステップ50の処理に移る。
ステップ40において、系統連系装置100は、バンクと発電装置32との連系を開始する(連系開始処理)。ここで、系統連系装置100は、記憶部103に記憶された順序に従って、発電装置32の連系を開始する。なお、連系開始処理の詳細については後述する(図10及び図12を参照)。
ステップ50において、系統連系装置100は、連系開始指示に含まれる地域情報が隣接地域情報であるか否かを判定する。系統連系装置100は、連系開始指示に含まれる地域情報が隣接地域情報である場合には、ステップ60の処理に移り、連系開始指示に含まれる地域情報が隣接地域情報でない場合には、ステップ20の処理に戻る。
ステップ60において、系統連系装置100は、バンクと発電装置32との連系を準備する。具体的には、系統連系装置100は、発電装置32の連系開始を準備する。
なお、系統連系装置100は、ステップ20において連系開始指示の受信待ち状態が一定時間以上続いた場合には、エラーメッセージを変電所20側に送信してもよい。
ステップ70において、系統連系装置100は、全ての発電装置32がバンクと連系したか否かを判定する。系統連系装置100は、全ての発電装置32がバンクと連系した場合には一連の処理を終了し、全ての発電装置32がバンクと連系していない場合には、ステップ80の処理に移る。
ステップ80において、系統連系装置100は、次の時限に移行する。続いて、ステップ90において、系統連系装置100は、現在の時限に対応する電力消費装置31の負荷(A)及び発電装置32の発電量(B)を取得する。
ここで、需要家30等が電力会社と契約する際に、電力消費装置31の種類や契約電力量が電力会社に提示される。需要家30等が発電装置32を導入する際に、発電装置32の種類や発電容量が電力会社に提示される。
従って、系統連系装置100は、電力会社に提示された情報によって、各時限に対応する電力消費装置31の負荷(A)及び発電装置32の発電量(B)を取得することができることに留意すべきである。すなわち、各時限に対応する電力消費装置31の負荷(A)及び発電装置32の発電量(B)は、系統連系装置100にとって既知の情報、又は、系統連系装置100にとって推定可能な情報である。
従って、電力消費装置31の負荷(A)及び発電装置32の発電量(B)は、系統連系装置100を有する需要家30に設けられた電力消費装置31の負荷及び発電装置32の発電量であってもよい。また、電力消費装置31の負荷(A)及び発電装置32の発電量(B)は、系統連系装置100を含むバンクに接続された電力消費装置31の負荷及び発電装置32の発電量であってもよい。
(作用及び効果)
第1実施形態に係る系統連系装置100によれば、連系制御部105は、送電線50(バンク)を介して交流電力の送電が開始されたことが検出された状態で連系開始指示を受信した場合に、送電線50(バンク)と発電装置32との連系を開始する。従って、需要家30側が任意に発電装置32の連系を開始して、送電線50に過度な負荷が課されることが抑制される。
従って、変電所20からの交流電力の送電が復旧した場合において、送電線に過度な負荷が課されることを抑制しながら、送電線50(バンク)と発電装置32との連系を開始することができる。
第1実施形態に係る系統連系装置100によれば、連系制御部105は、連系開始指示に含まれる地域情報が隣接地域情報である場合に、送電線50(バンク)と発電装置32との連系を準備する。一般的に、バンクと発電装置32との連系が隣接地域において可能となった場合には、自地域においてバンクと発電装置32との連系が可能になる可能性が高い。このような場合において、バンクと発電装置32との連系を予め準備しておくことによって、バンクと発電装置32との連系を速やかに開始することができる。
[第2実施形態]
以下において、第2実施形態について図面を参照しながら説明する。以下においては、上述した第1実施形態と第2実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、上述した第1実施形態では、需要家30は、太陽光発電装置、燃料電池発電装置、風力発電装置などの発電装置を電源装置として有する。これに対して、第2実施形態では、需要家30は、二次電池、フライホール蓄電装置、電気二重層キャパシタ蓄電装置などの蓄電装置を電源装置として有する。
(需要家の構成)
以下において、第2実施形態に係る需要家の構成について、図面を参照しながら説明する。図6は、第2実施形態に係る需要家30の構成を示すブロック図である。
図6に示すように、需要家30は、複数の電力消費装置31(電力消費装置31A〜電力消費装置31C)と、複数の蓄電装置34(蓄電装置34A〜蓄電装置34B)と、連系切替部33と、系統連系装置100とを有する。なお、蓄電装置34及び系統連系装置100は系統連系システムを構成することに留意すべきである。
電力消費装置31は、バンク(送電線50)を介して送電される交流電力、蓄電装置34によって供給される電力などを消費しながら動作する家電などである。
蓄電装置34は、二次電池、フライホール蓄電装置、電気二重層キャパシタ蓄電装置などの電力貯蔵装置である。蓄電装置34は、バンク(送電線50)を介して送電される交流電力などを蓄電し、複数の電力消費装置31への電力の供給や他需要家30への送電が可能である。
具体的には、蓄電装置34は、複数の電力消費装置31における消費電力が小さい場合は、バンク(送電線50)を介して送電される交流電流を蓄電し、複数の電力消費装置31における消費電力が大きい場合は、複数の電力消費装置31への電力の供給を、他需要家30への送電よりも優先的に行なう。
また、蓄電装置34は、季節や時間帯などで電気料金が段階的に設定されている場合には、電気料金の安い時期や時間帯に、バンク(送電線50)を介して送電される交流電力を蓄電し、電気料金の高い時期や時間帯に、複数の電力消費装置31への電力の供給や他需要家30への送電を優先的に行なう。
連系切替部33は、系統連系装置100の指示に応じて、バンク(送電線50)と蓄電装置34とを連系するか、バンク(送電線50)と蓄電装置34とを解列するかを切り替える。
ここで、バンクと蓄電装置34とが連系する状態では、蓄電装置34が供給する電力は、自需要家30で消費されるだけではなくて、送電線50を介して他需要家30にも送電される。一方で、バンクと蓄電装置34とが解列した状態では、蓄電装置34が供給する電力は、送電線50を介して他需要家30に送電されない。
系統連系装置100は、送電線50を介して交流電力が送電されているか否かに応じて、バンク(送電線50)と蓄電装置34との連系を制御する。
[第3実施形態]
以下において、第3実施形態について図面を参照しながら説明する。第3実施形態は、上述した第1実施形態及び第2実施形態の組み合わせである。具体的には、第3実施形態では、需要家30は、発電装置32及び蓄電装置34を電源装置として有する。
(需要家の構成)
以下において、第3実施形態に係る需要家の構成について、図面を参照しながら説明する。図7は、第3実施形態に係る需要家30の構成を示すブロック図である。
図7に示すように、需要家30は、複数の電力消費装置31(電力消費装置31A〜電力消費装置31C)と、発電装置32と、蓄電装置34と、連系切替部33と、系統連系装置100とを有する。なお、発電装置32、蓄電装置34及び系統連系装置100は系統連系システムを構成することに留意すべきである。
なお、電力消費装置31、連系切替部33及び系統連系装置100については、上述した第1実施形態及び第2実施形態と同様であるため、説明を適宜省略する。
発電装置32及び蓄電装置34は、系統連系装置100に並列で接続されている。
発電装置32は、上述した第1実施形態と同様に、太陽光発電装置、燃料電池発電装置、風力発電装置などの装置である。発電装置31Aは、バンク(送電線50)を介して送電される交流電流を用いずに電力を発電することが可能である。
蓄電装置34は、上述した第2実施形態と同様に、二次電池、フライホール蓄電装置、電気二重層キャパシタ蓄電装置などの電力貯蔵装置である。蓄電装置34は、バンク(送電線50)を介して送電される交流電力を蓄電し、複数の電力消費装置31への電力の供給や他需要家30への送電が可能である。
[第4実施形態]
以下において、第4実施形態について図面を参照しながら説明する。以下においては、上述した第3実施形態と第4実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、上述した第3の実施形態では、発電装置32及び蓄電装置34は、系統連系装置100に並列で接続されている。これに対し、第4実施形態では、発電装置32及び蓄電装置34は、系統連係装置100に直列で接続されている。
(需要家の構成)
以下において、第4実施形態に係る需要家の構成について、図面を参照しながら説明する。図8は、第4実施形態に係る需要家30の構成を示すブロック図である。
図8に示すように、需要家30は、複数の電力消費装置31(電力消費装置31A〜電力消費装置31C)と、発電装置32と、蓄電装置34と、連系切替部33と、系統連系装置100とを有する。なお、発電装置32、蓄電装置34及び系統連系装置100は系統連系システムを構成することに留意すべきである。
なお、電力消費装置31、連系切替部33及び系統連系装置100については、上述した第1実施形態及び第2実施形態と同様であるため、説明を適宜省略する。
発電装置32及び蓄電装置34は、系統連系装置100に直列で接続されている。具体的には、蓄電装置34が、系統連系装置100に接続され、発電装置32が、蓄電装置34に接続される。
発電装置32は、上述した第1実施形態と同様に、太陽光発電装置、燃料電池発電装置、風力発電装置などの装置である。発電装置32は、バンク(送電線50)を介して送電される交流電流を用いずに電力を発電することが可能である。
蓄電装置34は、上述した第2実施形態と同様に、二次電池、フライホール蓄電装置、電気二重層キャパシタ蓄電装置などの電力貯蔵装置である。蓄電装置34は、バンク(送電線50)を介して送電される交流電力を蓄電し、複数の電力消費装置31への電力の供給や他需要家30への送電が可能である。
ここで、発電装置32が、太陽光発電装置や風力発電装置などである場合には、気象条件等により発電される電力が一定でないため、複数の電力消費装置31に供給する電力や他需要家30に送電する電力を平準化させる必要がある。そのため、第4実施形態では、蓄電装置34は、発電装置32から発電される電力を蓄電し、複数の電力消費装置31へ供給される電力や他需要家30へ送電される電力を平準化させることが可能である。
[第5実施形態]
以下において、第5実施形態について図面を参照しながら説明する。以下においては、上述した第1実施形態〜第4実施形態と第5実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、上述した第1実施形態〜第4実施家形態では詳述していないが、第5実施形態では、需要家30が工場である場合を例に挙げて、バンクと電源装置(発電装置32又は蓄電装置34)との連系を開始する系統連系装置100の動作(連系開始処理)について説明する。
(電源装置の連系開始)
以下において、第5実施形態に係る電源装置の連系開始について、図面を参照しながら説明する。図9は、第5実施形態に係る電源装置の連系開始を説明するための図である。
図9に示すように、需要家30が工場である場合には、工場に設けられた電力消費装置31の負荷(消費電力)の増加量は、停電が復旧した直後において小さく、時間の経過に伴って大きくなってゆく。これは、工場に設けられた電力消費装置31は工作機械などであり、工作機械の点検や工作機械の自動起動シーケンス等が行われた後に、工作機械の本格稼動が行われるためである。
従って、電力消費装置31の負荷(消費電力)と電源装置の給電量との均衡が保たれるように、給電量が小さい電源装置から順に電源装置の連系が開始される。これによって、バンク(送電線50)側に送電される電力量が一時的に過大な量となる可能性が軽減される。
なお、給電量は、電源装置が供給可能な電力量である。また、給電量は、発電装置32の発電量や蓄電装置34の蓄電量などに応じて定められる。
(系統連系装置の動作)
以下において、第5実施形態に係る系統連系装置の動作について、図面を参照しながら説明する。図10は、第5実施形態に係る系統連系装置100の動作を示すフロー図である。なお、図10は、上述したステップ40の処理で実行される処理を示している。
図10に示すように、ステップ110において、系統連系装置100は、電力消費装置31の負荷(A)及び電源装置の給電量(B)に初期値を設定する。負荷(A)の初期値は、停電が復旧してから最初に連系が開始される電力消費装置31の負荷である。給電量(B)の初期値は、“0”である。
ステップ120において、系統連系装置100は、負荷(A)と給電量(B)との差分(Dold)に負荷(A)をセットする。なお、差分(Dold)は、新たな電源装置の連系を開始する前における負荷(A)と給電量(B)との差分である。
なお、上述したステップ90の処理が行われた場合には、ステップ110及びステップ120の処理が省略されることに留意すべきである。
ステップ130において、系統連系装置100は、負荷(A)と給電量(B)との差分(Dnow)に、負荷(A)と給電量(B)との差分の絶対値をセットする。なお、差分(Dnow)は、新たな電源装置の連系を開始した後における負荷(A)と給電量(B)との差分である。なお、負荷(A)と給電量(B)は、上述したステップ90で取得された情報であることに留意すべきである。
ステップ140において、系統連系装置100は、差分(Dnow)が閾値(Dth)以下であるか否かを判定する。系統連系装置100は、差分(Dnow)が閾値(Dth)以下である場合には、負荷(A)と給電量(B)との均衡が保たれていると判断して、一連の処理を終了する。一方で、系統連系装置100は、差分(Dnow)が閾値(Dth)よりも大きい場合には、ステップ150の処理に移る。
ステップ150において、系統連系装置100は、負荷(A)が給電量(B)よりも大きいか否かを判定する。系統連系装置100は、負荷(A)が給電量(B)よりも大きい場合には、給電量が不足していると判断して、ステップ180の処理に移る。一方で、系統連系装置100は、負荷(A)が給電量(B)よりも小さい場合には、給電量が過大であると判断して、ステップ160の処理に移る。
ステップ160において、系統連系装置100は、差分(Dold)が差分(Dnow)以上であるか否かを判定する。系統連系装置100は、差分(Dold)が差分(Dnow)以上である場合には、負荷(A)と給電量(B)との均衡が改善していると判断して、一連の処理を終了する。一方で、系統連系装置100は、差分(Dold)が差分(Dnow)未満である場合には、負荷(A)と給電量(B)との均衡が悪化したと判断して、ステップ170の処理に移る。
ステップ170において、系統連系装置100は、前回追加した電源装置の連系を解除、すなわち、前回追加した電源装置を解列する。
ステップ180において、系統連系装置100は、差分(Dold)に差分(Dnow)をセットする。
ステップ190において、系統連系装置100は、連系を開始していない電源装置のうち、最も給電量が小さい電源装置の連系を開始する。
上述したように、負荷(A)及び給電量(B)は、系統連系装置100を有する需要家30に設けられた電力消費装置31の負荷及び電源装置の給電量であってもよい。この場合には、電源装置の連系を開始する順序は、系統連系装置100を有する需要家30に設けられた電力消費装置31の負荷及び電源装置の給電量に基づいて定められる。
一方で、上述したように、負荷(A)及び給電量(B)は、系統連系装置100を含むバンクに接続された電力消費装置31の負荷及び電源装置の給電量であってもよい。この場合には、電源装置の連系を開始する順序は、系統連系装置100を含むバンクに接続された電力消費装置31の負荷及び電源装置の給電量に基づいて定められる。
[第6実施形態]
以下において、第6実施形態について図面を参照しながら説明する。以下においては、上述した第1実施形態〜第4実施形態と第6実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、上述した第1実施形態〜第4実施形態では詳述していないが、第6実施形態では、需要家30が一般住宅である場合を例に挙げて、バンクと電源装置(発電装置32又は蓄電装置34)との連系を開始する系統連系装置100の動作(連系開始処理)について説明する。
(電源装置の連系開始)
以下において、第6実施形態に係る電源装置の連系開始について、図面を参照しながら説明する。図11は、第6実施形態に係る電源装置の連系開始を説明するための図である。
図11に示すように、需要家30が一般住宅である場合には、一般住宅に設けられた電力消費装置31の負荷(消費電力)の増加量は、停電が復旧した直後において最も大きく、時間の経過に伴って小さくなってゆく。これは、一般住宅に設けられた電力消費装置31は一般家電などであり、一般家電の連系は停電の復旧とともに電力消費が始まるためである。
従って、電力消費装置31の負荷(消費電力)と電源装置の給電量との均衡が保たれるように、給電量が大きい電源装置から順に電源装置の連系が開始される。これによって、バンク(送電線50)側から受電する電力量が一時的に過大な量となる可能性が軽減される。
(系統連系装置の動作)
以下において、第6実施形態に係る系統連系装置の動作について、図面を参照しながら説明する。図12は、第6実施形態に係る系統連系装置100の動作を示すフロー図である。なお、図12は、上述したステップ40の処理で実行される処理を示している。
図12では、図10と同様の処理について同様のステップ番号を付していることに留意すべきである。すなわち、ステップ110〜ステップ180の処理は、図10と同様の処理である。従って、ステップ110〜ステップ180の説明については省略する。
ステップ192において、系統連系装置100は、連系を開始していない電源装置のうち、最も給電量が大きい電源装置の連系を開始する。
上述したように、負荷(A)及び給電量(B)は、系統連系装置100を有する需要家30に設けられた電力消費装置31の負荷及び電源装置の給電量であってもよい。この場合には、電源装置の連系を開始する順序は、系統連系装置100を有する需要家30に設けられた電力消費装置31の負荷及び電源装置の給電量に基づいて定められる。
一方で、上述したように、負荷(A)及び給電量(B)は、系統連系装置100を含むバンクに接続された電力消費装置31の負荷及び電源装置の給電量であってもよい。この場合には、電源装置の連系を開始する順序は、系統連系装置100を含むバンクに接続された電力消費装置31の負荷及び電源装置の給電量に基づいて定められる。
[第7実施形態]
以下において、第7実施形態について図面を参照しながら説明する。以下においては、上述した第1実施形態〜第4実施形態と第7実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、上述した第1実施形態〜第4実施形態では詳述していないが、第7実施形態では、系統連系装置100は、連系開始指示に含まれる地域情報が自地域情報である場合に、電源装置の給電量と予め定められた比較値とを比較する。
(系統連系装置の動作)
以下において、第7実施形態に係る系統連系装置の動作について、図面を参照しながら説明する。図13は、第7実施形態に係る系統連系装置100の動作を示すフロー図である。
図13では、図5と同様の処理について同様のステップ番号を付していることに留意すべきである。すなわち、ステップ10〜ステップ60の処理は、図5と同様の処理である。従って、ステップ10〜ステップ60の説明については省略する。
ステップ32において、系統連系装置100は、電源装置の給電量と予め定められた比較値とを比較する。系統連系装置100は、電源装置の給電量が比較値未満である場合には、ステップ40の処理に移り、電源装置の給電量が比較値以上である場合には、ステップ60の処理に移る。
ここで、比較値は、変電所20などによって予め定められていることに留意すべきである。第7実施形態では、交流電力の送電開始(復電)から経過した時間の増加に伴って、比較値が増大することに留意すべきである。
また、連系開始指示は、バンクと連系を開始する電源装置の給電量を特定する給電量情報(すなわち、上述した比較値)を含んでいてもよい。ここで、変電所20は、変電所20の配下に設けられたバンク単位で、電力消費装置31の負荷状態や電源装置の給電量を考慮して、給電量情報(比較値)を決定する。従って、需要家30単位ではなくて、バンク単位で負荷状態や給電量を考慮して、電源装置の連系を制御することが可能となる。
[第8実施形態]
以下において、第8実施形態について図面を参照しながら説明する。以下においては、上述した第7実施形態と第8実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、上述した第7実施形態では、給電量が小さい電源装置から順に、電源装置の連系を行う。これに対して、第8実施形態では、給電量が大きい電源装置から順に、電源装置の連系を行う。
(系統連系装置の動作)
以下において、第8実施形態に係る系統連系装置の動作について、図面を参照しながら説明する。図14は、8実施形態に係る系統連系装置100の動作を示すフロー図である。
図14では、図5と同様の処理について同様のステップ番号を付していることに留意すべきである。すなわち、ステップ10〜ステップ60の処理は、図5と同様の処理である。従って、ステップ10〜ステップ60の説明については省略する。
ステップ32において、系統連系装置100は、電源装置の給電量と予め定められた比較値とを比較する。系統連系装置100は、電源装置の給電量が比較値よりも大きい場合には、ステップ40の処理に移り、電源装置の給電量が比較値以上である場合には、ステップ60の処理に移る。
ここで、比較値は、変電所20などによって予め定められていることに留意すべきである。第8実施形態では、交流電力の送電開始(復電)から経過した時間の増加に伴って、比較値が減少することに留意すべきである。
また、連系開始指示は、バンクと連系を開始する電源装置の給電量を特定する給電量情報(すなわち、上述した比較値)を含んでいてもよい。ここで、変電所20は、変電所20の配下に設けられたバンク単位で、電力消費装置31の負荷状態や電源装置の給電量を考慮して、給電量情報(比較値)を決定する。従って、需要家30単位ではなくて、バンク単位で負荷状態や給電量を考慮して、電源装置の連系を制御することが可能となる。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、上述した実施形態では、連系開始指示は、地上波デジタル放送におけるデータ配信領域を用いて送信されるが、これに限定されるものではない。具体的には、連系開始指示は、ページングシステム、携帯電話網、802.11X準拠のワイヤレス通信(無線LAN)、BS放送、CS放送、CATV、アナログTV放送、ラジオ及び有線放送などを利用して、各需要家30に送信されてもよい。連系開始指示は、電波時計の時刻合わせに用いられる情報を拡張して、各需要家30に送信されてもよい。連系開始指示は、ネットワークを利用して、各需要家30に送信されてもよい。ネットワークを利用した場合には、変電所20側に設置されたサーバ等に一定間隔で確認してもよい。すなわち、情報はサーバ上で更新され、その情報が連系/解列/連系準備の指示となる。
上述した実施形態では、連系開始指示は、バンクと電源装置との連系を開始すべき地域を示す地域情報を含むが、これに限定されるものではない。具体的には、連系開始指示は、地域情報を含んでいなくてもよい。
連系開始指示は、バンクと連系を開始すべき電源装置を特定する情報を含んでもよい。この場合には、系統連系装置100は、連系開始指示によって特定された電源装置の連系を開始するとともに、連系開始指示によって特定されなかった電源装置の連系の準備を行うことが好ましい。
ここで、連系開始指示は、電源装置の給電量(例えば、4kwクラス)、電源装置の発電方法(例えば、太陽光発電や風力発電)などのように、電源装置の種類を特定する情報を含んでもよい。または、連系開始指示は、電源装置に固有の識別番号、変電所20配下の電源装置に割り付けられたシリアル番号、連系契約時の登録番号などのように、電源装置を特定することが可能な情報を含んでもよい。
上述した実施形態では、電源装置の連系を開始する順序は、系統連系装置100(記憶部103)に記憶されているが、これに限定されるものではない。具体的には、電源装置の連系を開始する順序は、連系開始指示に含まれていてもよい。
上述した実施形態では特に触れていないが、連系開始指示は、需要家30の種類を特定する情報を含んでいてもよい。この場合において、変電所20は、重要度が高い需要家30(医療施設、公共施設、インフラ施設)に対して、重要度が低い需要家30よりも優先的に連系開始指示を送信することが好ましい。
ここで、系統連系装置100は、連系開始指示によって特定される需要家30が自需要家30である場合に、バンクと電源装置との連系を開始することは勿論である。また、系統連系装置100は、連系開始指示によって特定される需要家30が自需要家30でない場合に、電源装置の連系の準備を行ってもよい。
上述した実施形態では、連系開始指示は、各需要家30に対して2つの伝送経路で送信されるが、これに限定されるものではない。具体的には、連系開始指示は、1つの伝送経路で送信されてもよく、3つ以上の伝送経路で送信されてもよい。
上述した実施形態では、連系開始指示は、変電所20から送信されるが、これに限定されるものではない。具体的には、連系開始指示は、他の装置(電力会社や放送局など)から送信されてもよい。また、例えば、給電量が小さい電源装置などのように、連系しても配電系統への影響がほとんどない電源装置については、連系開始指示の受信機能を適宜停止して、復電と同時に連系を開始してもよい。
第1実施形態に係る送電システムの構成を示す概略図である。 第1実施形態に係る変電所20の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る需要家30の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る系統連系装置100の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る系統連系装置100の動作を示すフロー図である。 第2実施形態に係る需要家30の構成を示すブロック図である。 第3実施形態に係る需要家30の構成を示すブロック図である。 第4実施形態に係る需要家30の構成を示すブロック図である。 第5実施形態に係る電源装置の連系開始を説明するための図である。 第5実施形態に係る系統連系装置100の動作を示すフロー図である。 第6実施形態に係る電源装置の連系開始を説明するための図である。 第6実施形態に係る系統連系装置100の動作を示すフロー図である。 第7実施形態に係る系統連系装置100の動作を示すフロー図である。 第8実施形態に係る系統連系装置100の動作を示すフロー図である。
符号の説明
10・・・高圧電力供給源、20・・・変電所、21・・・送電制御部、22・・・送信部、30・・・需要家、31・・・電力消費装置、32・・・発電装置、34・・・蓄電装置、40・・・高圧送電線、50・・・送電線、100・・・系統連系装置、101・・・検出部、102・・・受信部、103・・・記憶部、104・・・判定部、105・・・連系制御部

Claims (10)

  1. 交流電力が送電される配電系統と需要家に設けられた電源装置とに接続された系統連系装置であって、
    前記交流電力の状態に基づいて、前記交流電力の送電が開始されたことを検出する検出部と、
    前記配電系統と前記電源装置との連系の開始を指示する連系開始指示を所定の伝送経路から受信する受信部と、
    前記配電系統と前記電源装置との連系及び前記配電系統と前記電源装置との解列を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記交流電力の送電が開始されたことを前記検出部が検出した状態で、前記連系開始指示を受信した場合に、前記配電系統と前記電源装置との連系を開始することを特徴とする系統連系装置。
  2. 前記連系開始指示は、前記配電系統と連系を開始する前記電源装置を特定する情報を含み、
    前記制御部は、前記連系開始指示によって特定された前記電源装置の連系を開始することを特徴とする請求項1に記載の系統連系装置。
  3. 前記連系開始指示によって特定された前記電源装置以外の前記電源装置の連系の準備を行うことを特徴とする請求項2に記載の系統連系装置。
  4. 前記連系開始指示は、前記電源装置の種類を特定する情報を含むことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の系統連系装置。
  5. 前記連系開始指示は、前記配電系統と前記電源装置との連系を開始する地域を特定する地域情報を含み、
    前記制御部は、前記地域情報によって特定される地域が自地域である場合に、前記配電系統と前記電源装置との連系を開始することを特徴とする請求項1に記載の系統連系装置。
  6. 前記制御部は、前記地域情報によって特定される地域が自地域に隣接する地域である場合に、前記配電系統と前記電源装置との連系の準備を行うことを特徴とする請求項5に記載の系統連系装置。
  7. 前記電源装置は、複数の電源装置からなり、前記複数の電源装置の連系を開始する順序は、前記需要家に設けられた電力消費装置の負荷状態及び前記複数の電源装置の給電量に基づいて定められることを特徴とする請求項1に記載の系統連系装置。
  8. 前記連系開始指示は、前記配電系統と連系を開始する前記電源装置の給電量を特定する給電量情報を含み、
    前記制御部は、前記地域情報によって特定される地域が自地域である場合に、前記給電量情報に基づいて、前記配電系統と前記電源装置との連系を開始することを特徴とする請求項5に記載の系統連系装置。
  9. 交流電力が送電される配電系統に接続された系統連系装置と、前記系統連系装置に接続された電源装置とを含む系統連系システムであって、
    前記系統連系装置は、
    前記交流電力の状態に基づいて、前記交流電力の送電が開始されたことを検出する検出部と、
    前記配電系統と前記電源装置との連系の開始を指示する連系開始指示を所定の伝送経路から受信する受信部と、
    前記配電系統と前記電源装置との連系及び前記配電系統と前記電源装置との解列を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記交流電力の送電が開始されたことを前記検出部が検出した状態で、前記連系開始指示を受信した場合に、前記配電系統と前記電源装置との連系を開始することを特徴とする系統連系システム。
  10. 交流電流が送電される配電系統に接続された系統連系装置と、
    前記系統連系装置に接続された電源装置と、
    前記配電系統と前記電源装置との連系の開始を指示する連系開始指示を所定の伝送経路を介して前記系統連系装置に送信する送信装置とを備え、
    前記系統連系装置は、
    前記交流電力の状態に基づいて、前記交流電力の送電が開始されたことを検出する検出部と、
    前記送信装置から前記所定の伝送経路を介して、前記連系開始指示を受信する受信部と、
    前記配電系統と前記電源装置との連系及び前記配電系統と前記電源装置との解列を制御する制御部とを有し、
    前記制御部は、前記交流電力の送電が開始されたことを前記検出部が検出した状態で、前記連系開始指示を受信した場合に、前記配電系統と前記電源装置との連系を開始することを特徴とする電力制御システム。
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