JP2009005497A - 減速機構付きモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】カバーに削り粉等を生じさせること無くカバーとギアケースとの組み付けを行うことが可能な減速機構付きモータを提供する。
【解決手段】モータ10では、第一ギアケース36に設けられた支持部40によって減速機構24側からカバー本体部68を支持し、この状態で、第二ギアケース38に設けられた押圧部48,50によって制御基板58側から弾性延設部70,72をカバー本体部68に対して弾性変形されるように押圧することで、カバー66がギアケース34に固定されている。これによれば、カバー66がギアケース34との組み付け時に削られることが無いので、削り粉がギアケース34内に残留することを防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、減速機構付きモータに係り、特に、ギアケース内における減速機構と制御基板との間にカバーが設けられた減速機構付きモータに関する。
この種の減速機構付きモータとしては、例えば、次のものがある(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の実施例において、カバーは、その外周端部がギアケースに設けられたシール部材と係合されることでケースに固定されている。また、この実施例の変形例において、カバーは、その係合壁がギアケースに設けられた係合溝と係合されることでケースに固定されている。
特開2005−94822号公報(図12,図14)
しかしながら、上記特許文献1に記載の実施例及びその変形例のように、カバーがギアケースに係合されることで固定されるように構成された場合には、カバーがギアケースとの係合時に削られて、削り粉がギアケース内に残留する虞がある。
また、上記特許文献1に記載の実施例の変形例のように、カバーに設けられた係合壁をギアケースに設けられた係合溝と係合させるように構成された場合には、係合壁を係合溝に挿入して係合する際に係合壁が変形していると、カバーとギアケースとの組み付け性が悪化する虞がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、カバーに削り粉等を生じさせること無くカバーとギアケースとの組み付けを行うことが可能な減速機構付きモータを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、カバーとギアケースとの組み付け性を良好とすることが可能な減速機構付きモータを提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の減速機構付きモータは、回転軸を有するモータ本体と、前記回転軸の回転を減速して出力軸を回転させる減速機構と、前記減速機構を収容するギアケースと、前記ギアケース内に前記減速機構と対向して収容され、前記モータ本体の動作を制御する制御基板と、前記ギアケース内における前記減速機構と前記制御基板との間に設けられ前記ギアケースに設けられた支持部によって前記減速機構及び前記制御基板の一方側から支持されたカバー本体部と、前記カバー本体部の縁部から前記カバー本体部の延在方向に沿って延設されると共に前記カバー本体部に対して弾性変形可能に形成され前記ギアケースに設けられた押圧部によって前記減速機構及び前記制御基板の他方側から前記カバー本体部に対して弾性変形されるように押圧された弾性延設部と、を有して構成されたカバーと、を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の減速機構付きモータでは、ギアケースに設けられた支持部によって減速機構及び制御基板の一方側からカバー本体部を支持し、この状態で、ギアケースに設けられた押圧部によって減速機構及び前記制御基板の他方側から弾性延設部をカバー本体部に対して弾性変形されるように押圧することで、カバーをギアケースに固定することができる。従って、カバーがギアケースとの組み付け時に削られることが無いので、削り粉がギアケース内に残留することを防止できる。
このように、請求項1に記載の減速機構付きモータによれば、カバーに削り粉等を生じさせること無くカバーとギアケースとの組み付けを行うことができる。
請求項2に記載の減速機構付きモータは、請求項1に記載の減速機構付きモータにおいて、前記ギアケースは、前記減速機構と前記制御基板とが対向する方向に分割された第一ギアケースと第二ギアケースとを有して構成され、前記第一ギアケースには、前記支持部が設けられ、前記第二ギアケースには、前記押圧部が設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の減速機構付きモータによれば、第一ギアケースに設けられた支持部によってカバー本体部を支持した状態で第一ギアケースと第二ギアケースとを組み付け、このときに第二ギアケースに設けられた押圧部によって弾性延設部をカバー本体部に対して弾性変形されるように押圧することで、カバーをギアケースに固定することができる。
ここで、支持部によってカバー本体部を支持する構造と、押圧部によって弾性延設部を押圧する構造とはいずれも簡単な構成とされるので、支持部によるカバー本体部の支持と、押圧部による弾性延設部の押圧とをいずれも簡単且つ確実に行うことができる。これにより、カバーとギアケースとの組み付け性を良好とすることができる。
請求項3に記載の減速機構付きモータは、請求項1又は請求項2に記載の減速機構付きモータにおいて、前記カバー本体部及び前記ギアケースには、前記カバー本体部の延在方向に互いに当接された当接部及び被当接部が設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の減速機構付きモータによれば、カバー本体部の当接部をギアケースの被当接部とカバー本体部の延在方向に互いに当接させることで、カバー本体部をギアケースに対して位置決めすることができる。従って、カバーとギアケースとの組み付け時に弾性延設部に対して押圧部の位置がずれることを防止でき、カバーとギアケースとの組み付け性をより一層良好とすることができる。
請求項4に記載の減速機構付きモータは、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の減速機構付きモータにおいて、前記減速機構及び前記回転軸の少なくとも一方には、センサマグネットが設けられ、前記制御基板には、前記センサマグネットと前記カバー本体部を挟んで対向して配置された磁気センサが設けられ、前記カバー本体部における前記センサマグネットと前記磁気センサとの間に介在された介在部は、前記介在部の周辺部よりも薄肉に形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の減速機構付きモータによれば、カバー本体部におけるセンサマグネットと磁気センサとの間に介在された介在部は、介在部の周辺部よりも薄肉に形成されている。従って、センサマグネットから磁気センサに入力される磁界の減少を抑制でき、磁気センサの検出精度を向上できる。
以下、図面に基づき、本発明の減速機構付きモータの一実施形態について説明する。
図1乃至図8には、本発明の一実施形態に係る減速機構付きモータ10が示されている。これらの図に示される減速機構付きモータ10は、例えば、ワイパ装置の駆動源として好適に用いられるものである。この減速機構付きモータ10には、図1に示されるように、モータ本体12が備えられている。
モータ本体12は、例えば、ブラシ付き直流電動機により構成されており、モータハウジング14を備えている。モータハウジング14は、その内部に図示しない電機子(回転子)及び固定子等を収容しており、後述するギアケース34と一体に固定されている。
このモータハウジング14に収容された電機子には、ギアケース34内に延びる回転軸16が備えられており、この回転軸16の先端側は、ギアケース34に設けられた軸受部52によって回転自在に支持されている。
回転軸16のギアケース34内に位置される部位の基端側には、回転軸16の回転数を検出するためのセンサマグネット18が設けられている。また、この回転軸16のセンサマグネット18よりも先端側には、ウォーム20が設けられている。ウォーム20は、ウォームホイール22と噛合されており、ウォームホイール22とで減速機構24を構成している。
ウォームホイール22の中心部には、図2に示されるように、ウォームホイール22の軸線方向に沿って延びる出力軸26の基端部が固定されている。出力軸26は、後述するギアケース34のうち第一ギアケース36に設けられた軸受部材28によって回転自在に支持されており、その先端部は、第一ギアケース36から外部に突出されている。
そして、このワイパ装置では、モータ本体12に備えられた電機子が回転されると、回転軸16の回転が減速機構24により減速されて出力軸26が回転される構成とされている。また、ウォームホイール22には、図1,図2に示されるように、上述の出力軸26の回転位置を検出するための一対のセンサマグネット30,32が同軸状に設けられている。
ギアケース34は、出力軸26の軸線方向に二分割された第一ギアケース36及び第二ギアケース38を備えて構成されている。第一ギアケース36及び第二ギアケース38は、それぞれ凹状体で構成されており、互いの開口部を合わせて組み付けられ、この状態で図示しない固定具等によって互いに締結されている。
そして、第一ギアケース36の内側には、上述の回転軸16の一部、減速機構24が収容されており、第二ギアケース38の内側には、制御基板58が減速機構24と出力軸26の軸線方向に対向して収容されている。
また、第一ギアケース36の内部には、図2,図3に示されるように、減速機構24の周りを囲うように壁状の支持部40(本発明における支持部及び被当接部に相当)が設けられている。この支持部40は、減速機構24に塗布されたグリス等の潤滑剤が飛散するのを防止すると共に後述するカバー本体部68を支持するためのものであり、第一ギアケース36の底部42から出力軸26の軸線方向に沿って立設されている。
一方、第二ギアケース38には、図3に示されるように、コネクタ取付部44が設けられており、このコネクタ取付部44には、外部装置と電気的に接続されるためのコネクタ部46が取付けられている。
また、図2に示されるように、第二ギアケース38の開口部の一方側の縁部には、後述するカバー66に設けられた弾性延設部70を押圧するための押圧部48が設けられている。また、図3に示されるように、コネクタ部46には、後述するカバー66に設けられた一対の弾性延設部72を押圧するための押圧部50が設けられている。
なお、図5,図6に示されるように、各押圧部48,50は、支持部40の底部42からの高さをa、後述するカバー本体部68の肉厚をb、押圧部48,50の先端の底部42からの高さをcとした場合に、a+b>cとなるように寸法設定されている。
制御基板58は、図3に示されるように、第二ギアケース38の内部に突設されたボス部54にネジ等の固定具56によって固定されている。この制御基板58の減速機構24側の面には、磁気センサ60,62が実装されている。磁気センサ60は、センサマグネット18と出力軸26の軸線方向に対向して配置されており、磁気センサ62は、センサマグネット30,32と出力軸26の軸線方向に対向して配置されている。
この磁気センサ60,62は、ホールIC等によりそれぞれ構成されている。そして、磁気センサ60は、センサマグネット18の磁極の変化を検出して回転数検出信号を出力し、磁気センサ62は、センサマグネット30,32の磁極の変化を検出して回転位置検出信号を出力する構成とされている。
一方、制御基板58の減速機構24と反対側の面には、モータドライバやマイクロコンピュータ等の電気素子64が実装されている。そして、この制御基板58は、コネクタ部46を介して入力された外部出力信号や磁気センサ60,62から得られる回転数検出信号及び回転位置検出信号等に基づいてモータ本体12の動作を制御する構成とされている。
また、このギアケース34内における減速機構24と制御基板58との間には、減速機構24に塗布されたグリス等の潤滑剤が飛散して制御基板58に付着することを防止するためのカバー66が設けられている。カバー66は、その全体が樹脂で形成されており、図2乃至図4に示されるように、上述の減速機構24、回転軸16の一部を覆う大きさに形成された板状のカバー本体部68を有して構成されている。
カバー本体部68の一方側(ウォーム20側)の縁部には、一つの弾性延設部70が設けられており、カバー本体部68の他方側(コネクタ部46側)の縁部には、一対の弾性延設部72が設けられている。いずれの弾性延設部70,72も、各縁部からカバー本体部68の延在方向(カバー本体部68のカバー平面に平行な方向)に沿って外側へ向けて延設されており、且つ、カバー本体部68に対して弾性変形可能に形成されている。また、各弾性延設部70,72の先端部には、図5,図6に示されるように、各押圧部48,50側へ突出する突起部74,76がそれぞれ設けられている。
そして、カバー66は、カバー本体部68が支持部40によって減速機構24側から支持されると共に、各弾性延設部70,72が押圧部48,50によって制御基板58側からカバー本体部68に対して減速機構24側へ弾性変形されるように押圧されることでギアケース34に固定されている。つまり、カバー66は、支持部40によって支持されたカバー本体部68に対して弾性延設部70,72が押圧部48,50に発揮するバネ力を利用してギアケース34に固定されている。
また、このときには、各弾性延設部70,72の先端部と各押圧部48,50との間にに突起部74,76がそれぞれ介在されることで各弾性延設部70,72の弾性変形量が増加され、各弾性延設部70,72が発揮するより強いバネ力でカバー66がギアケース34に固定されている。
また、一つの弾性延設部70及び一対の弾性延設部72は、互いを結ぶ線が平面視にて三角形を成すように配置されている。そして、カバー66は、一つの弾性延設部70が押圧部48によって押圧されると共に一対の弾性延設部72が押圧部50によって押圧されることでギアケース34に三点支持されている。
さらに、カバー本体部68の減速機構24側の面には、減速機構24側に突出する当接部78が周縁部に沿って環状に設けられている。そして、カバー66は、当接部78が支持部40とカバー本体部68の延在方向に互いに当接されることでギアケース34に対して位置決めされている。
また、カバー66本体には、図2乃至図4に示されるように、回転数検出用のセンサマグネット18を収容するためのマグネット収容部80と、回転位置検出用の一対のセンサマグネット30,32を収容するためのマグネット収容部82とが形成されている。いずれのマグネット収容部80,82も、第一ギアケース36側から第二ギアケース38側へ膨出する構成とされている。
そして、図7に示されるように、マグネット収容部80におけるセンサマグネット18と磁気センサ60との間に介在された介在部84は、この介在部84の周辺部よりも薄肉に形成されている(t1<t2)。
同様に、図8に示されるように、マグネット収容部82におけるセンサマグネット30,32と磁気センサ62との間に介在された介在部86は、この介在部86の周辺部よりも薄肉に形成されている(t3<t4)。なお、この薄肉に形成された介在部86は、マグネット収容部82にセンサマグネット30,32の径方向に並んで二箇所設けられている(図4参照)。
そして、上記各構成からなる減速機構付きモータ10は、例えば、次の如く要領で組み付けられる。
すなわち、先ず、第一ギアケース36の内側にウォームホイール22を収容すると共に、この第一ギアケース36に出力軸26及びモータ本体12等を一体に組み付ける。そして、ウォーム20及びウォームホイール22にグリス等の潤滑剤を塗布する。
続いて、第一ギアケース36の支持部40にカバー本体部68を支持させる。このとき、当接部78を支持部40に当接させてカバー本体部68を第一ギアケース36に対して位置決めする。また、これと前後して、第二ギアケース38の内部に突設されたボス部54に制御基板58を固定具56によって固定し、さらに、コネクタ取付部44にコネクタ部46を取り付ける。
そして、第一ギアケース36と第二ギアケース38とを互いの開口部を合わせるようにして組み付ける。このとき、第二ギアケース38の押圧部48で弾性延設部70をカバー本体部68に対して弾性変形されるように押圧すると共に、コネクタ部46の押圧部50で一対の弾性延設部72をカバー本体部68に対して弾性変形されるように押圧する。これにより、カバー66がギアケース34に固定される。
そして、第一ギアケース36と第二ギアケース38とを図示しない固定具等によって締結し、これにより、減速機構付きモータ10の組み付けが完了する。
そして、本発明の一実施形態に係る減速機構付きモータ10によれば、以下の作用及び効果を奏する。
すなわち、本発明の一実施形態に係る減速機構付きモータ10では、上述のように、第一ギアケース36に設けられた支持部40によって減速機構24側からカバー本体部68を支持し、この状態で、第二ギアケース38に設けられた押圧部48,50によって制御基板58側から弾性延設部70,72をカバー本体部68に対して弾性変形されるように押圧することで、カバー66をギアケース34に固定することができる。従って、カバー66がギアケース34との組み付け時に削られることが無いので、削り粉がギアケース34内に残留することを防止できる。
このように、本発明の一実施形態に係る減速機構付きモータ10によれば、カバー66に削り粉等を生じさせること無くカバー66とギアケース34との組み付けを行うことができる。
また、本発明の一実施形態に係る減速機構付きモータ10によれば、支持部40によってカバー本体部68を支持する構造と、押圧部48,50によって弾性延設部70,72を押圧する構造とはいずれも簡単な構成とされるので、支持部40によるカバー本体部68の支持と、押圧部48,50による弾性延設部70,72の押圧とをいずれも簡単且つ確実に行うことができる。これにより、カバー66とギアケース34との組み付け性を良好とすることができる。
また、本発明の一実施形態に係る減速機構付きモータ10によれば、カバー本体部68の当接部78を第一ギアケース36の支持部40とカバー本体部68の延在方向に互いに当接させることで、カバー本体部68を第一ギアケース36に対してカバー本体部68の延在方向に位置決めすることができる。従って、第一ギアケース36及びカバー66と第二ギアケース38との組み付け時に弾性延設部70,72に対して押圧部48,50の位置がずれることを防止でき、カバー66とギアケース34との組み付け性をより一層良好とすることができる。
また、本発明の一実施形態に係る減速機構付きモータ10によれば、一つの弾性延設部70が押圧部48によって押圧されると共に一対の弾性延設部72が押圧部50によって押圧されることでカバー66をギアケース34に三点支持することができる。従って、カバー66をギアケース34に安定した固定状態に保つことができる。
また、本発明の一実施形態に係る減速機構付きモータ10によれば、マグネット収容部80におけるセンサマグネット18と磁気センサ60との間に介在された介在部84は、この介在部84の周辺部よりも薄肉に形成されている。同様に、マグネット収容部82におけるセンサマグネット30,32と磁気センサ62との間に介在された介在部86は、この介在部86の周辺部よりも薄肉に形成されている。従って、各センサマグネット18,30,32から各磁気センサ60,62に入力される磁界の減少を抑制でき、磁気センサ60,62の検出精度をそれぞれ向上できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
例えば、上記実施形態では、支持部40が第一ギアケース36に設けられると共に押圧部48,50が第二ギアケース38に設けられ、カバー本体部68が減速機構24側から支持され、弾性延設部70,72が制御基板58側から押圧される構成とされていたが、次のように構成されていても良い。
すなわち、支持部40が第二ギアケース38に設けられると共に押圧部48,50が第一ギアケース36に設けられ、カバー本体部68が制御基板58側から支持され、弾性延設部70,72が減速機構24側から押圧される構成とされていても良い。
また、上記実施形態において、一対の弾性延設部72を押圧するための押圧部50は、第二ギアケース38のコネクタ部46に設けられていたが、押圧部48と同様に、第二ギアケース38の開口部の縁部に設けられていても良い。
また、上記実施形態では、カバー本体部68を支持するための支持部40がカバー本体部68の当接部78と当接される被当接部の役割も果たすように構成されていたが、カバー本体部68の当接部78と当接される被当接部が支持部40とは別に設けられていても良い。
また、上記実施形態では、弾性延設部70,72が押圧荷重バランスのとれた好ましい例として三箇所に設けられていたが、二箇所、あるいは四箇所以上に設けられていても良い。
さらに、上記実施形態において、弾性延設部70,72は、全て押圧されて弾性変形されていたが、例えば、いずれか一つの弾性延設部を単に支持(弾性変形させないで支持)させ、且つ、これと支持部40を挟んだ反対側の弾性延設部を弾性変形されるように押圧する構成としても良い(この場合に押圧部によって押圧される弾性延設部は少なくとも一箇所あれば良い)。
本発明の一実施形態に係る減速機構付きモータの平面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 図1の減速機構付きモータに備えられたカバーの平面図である。 図2の要部拡大図である。 図3の要部拡大図である。 図3の要部拡大図である。 図3の要部拡大図である。
符号の説明
10…モータ、12…モータ本体、14…モータハウジング、16…回転軸、18…センサマグネット、18,30,32…センサマグネット、20…ウォーム、22…ウォームホイール、24…減速機構、26…出力軸、28…軸受部材、34…ギアケース、36…第一ギアケース、38…第二ギアケース、40…支持部(支持部及び被当接部に相当)、42…底部、44…コネクタ取付部、46…コネクタ部、48,50…押圧部、52…軸受部、54…ボス部、56…固定具、58…制御基板、60,62…磁気センサ、64…電気素子、66…カバー、68…カバー本体部、70,72…弾性延設部、74,76…突起部、78…当接部、80,82…マグネット収容部、84,86…介在部

Claims (4)

  1. 回転軸を有するモータ本体と、
    前記回転軸の回転を減速して出力軸を回転させる減速機構と、
    前記減速機構を収容するギアケースと、
    前記ギアケース内に前記減速機構と対向して収容され、前記モータ本体の動作を制御する制御基板と、
    前記ギアケース内における前記減速機構と前記制御基板との間に設けられ前記ギアケースに設けられた支持部によって前記減速機構及び前記制御基板の一方側から支持されたカバー本体部と、前記カバー本体部の縁部から前記カバー本体部の延在方向に沿って延設されると共に前記カバー本体部に対して弾性変形可能に形成され前記ギアケースに設けられた押圧部によって前記減速機構及び前記制御基板の他方側から前記カバー本体部に対して弾性変形されるように押圧された弾性延設部と、を有して構成されたカバーと、
    を備えたことを特徴とする減速機構付きモータ。
  2. 前記ギアケースは、前記減速機構と前記制御基板とが対向する方向に分割された第一ギアケースと第二ギアケースとを有して構成され、
    前記第一ギアケースには、前記支持部が設けられ、
    前記第二ギアケースには、前記押圧部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の減速機構付きモータ。
  3. 前記カバー本体部及び前記ギアケースには、前記カバー本体部の延在方向に互いに当接された当接部及び被当接部が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の減速機構付きモータ。
  4. 前記減速機構及び前記回転軸の少なくとも一方には、センサマグネットが設けられ、
    前記制御基板には、前記センサマグネットと前記カバー本体部を挟んで対向して配置された磁気センサが設けられ、
    前記カバー本体部における前記センサマグネットと前記磁気センサとの間に介在された介在部は、前記介在部の周辺部よりも薄肉に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の減速機構付きモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010288383A (ja) * 2009-06-12 2010-12-24 Mitsuba Corp 減速機構付き電動モータ

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