JP6081810B2 - モータアクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、モータアクチュエータに関するものである。
従来、車両用空調装置には、モータを駆動源とするモータアクチュエータによって送風路切替ドア(各種ダンパ)を駆動するものがある。そして、このようなアクチュエータとしては、モータと、モータの回転を減速して出力する減速ギヤとがハウジング内に収容されてなるものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許第4031351号公報
ところで、上記のようなアクチュエータにおいて、前記モータの駆動を制御するための駆動回路部をハウジング内に収容した場合、減速ギヤに用いられるグリス等の油剤が駆動回路部に付着することが懸念される。このことは、駆動回路部の動作不良を発生させる原因となる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、減速ギヤに用いられたグリス等の油剤が駆動回路部に付着することが防止され、そのことに基づく駆動回路部の動作不良を防止することができるモータアクチュエータを提供することにある。
上記課題を解決するモータアクチュエータは、モータと、前記モータの回転を減速して出力する減速ギヤと、前記モータの駆動を制御する駆動回路部とがハウジング内に収容され、前記ハウジング内には、前記減速ギヤ側から前記駆動回路部側への油剤の浸入を阻止するための壁部が設けられたモータアクチュエータであって、少なくとも1つの前記減速ギヤの回転位置に応じた位置検出信号を出力する位置検出センサと、前記位置検出センサから出力される前記位置検出信号を前記駆動回路部に伝達するためのセンサ信号伝達部材とを備え、前記ハウジングは、互いに重ね合わされて組み付けられる第1ケース及び第2ケースから構成され、前記壁部は、前記センサ信号伝達部材、前記第1ケース及び第2ケースの少なくとも一つに設けられ前記第1ケースと第2ケースが組み付けられた状態で先端が他の部材に押圧接触して前記センサ信号伝達部材に沿った油剤の浸入を阻止するための押圧壁部を含み、該押圧壁部の先端部には先端に向かうほど厚さが薄くなる押圧先薄部が設けられた
同構成によれば、ハウジング内には、減速ギヤ側から駆動回路部側への油剤の浸入を阻止するための壁部が設けられるため、減速ギヤに用いられたグリス等の油剤が駆動回路部に付着することが防止され、そのことに基づく駆動回路部の動作不良を防止することができる。
同構成によれば、壁部は、センサ信号伝達部材、第1ケース及び第2ケースの少なくとも一つに設けられ第1ケースと第2ケースが組み付けられた状態で先端が他の部材に押圧接触してセンサ信号伝達部材に沿った油剤の浸入を阻止するための押圧壁部を含むため、第1及び第2ケースを組み付けるだけで該部分の油剤の浸入を阻止することができる。しかも、押圧壁部の先端部には先端に向かうほど厚さが薄くなる押圧先薄部が設けられるため、押圧先薄部が押圧接触した際には先端が適度に潰れることで、センサ信号伝達部材と第1及び第2ケースの寸法誤差を吸収しながら良好に押圧接触して油剤を遮断することができる。即ち、押圧先薄部が設けられていないと、センサ信号伝達部材と第1及び第2ケースの寸法精度を高精度にしないと押圧壁部を他の部材に良好に押圧接触させることが難しいが、この問題を解決することができる。
上記モータアクチュエータにおいて、前記押圧壁部は、前記第1ケース及び第2ケースのいずれか一方に設けられて前記センサ信号伝達部材に押圧接触されるものであり、前記押圧壁部の両側部には、前記センサ信号伝達部材の両側よりも外側に突出する突出側部が形成され、前記第1ケース及び第2ケースのいずれか他方には前記第1ケースと第2ケースが組み付けられた状態で前記突出側部を囲う側部収容溝が形成されることが好ましい。
同構成によれば、第1ケース及び第2ケースのいずれか一方に設けられた押圧壁部の両側部には、押圧接触されるセンサ信号伝達部材の両側よりも外側に突出する突出側部が形成される。そして、第1ケース及び第2ケースのいずれか他方には第1ケースと第2ケースが組み付けられた状態で前記突出側部を囲う側部収容溝が形成されるため、第1及び第2ケースを組み付けるだけで押圧壁部の両側部に沿った油剤の浸入を抑えることができる。
上記モータアクチュエータにおいて、前記突出側部には、前記押圧先薄部よりも突出する側突出部が形成されることが好ましい。
同構成によれば、前記突出側部には、前記押圧先薄部よりも突出する側突出部が形成されるため、センサ信号伝達部材の側部に配置されて該側部に沿った油剤の浸入を抑えることができる。
上記モータアクチュエータにおいて、前記センサ信号伝達部材は、前記位置検出信号を伝達する導電性の複数のターミナルと、前記ターミナル同士を絶縁状態で保持する絶縁部材とを有し、前記押圧壁部は、前記絶縁部材に押圧接触されることが好ましい。
同構成によれば、センサ信号伝達部材は、位置検出信号を伝達する導電性の複数のターミナルと、ターミナル同士を絶縁状態で保持する絶縁部材とを有するため、複数のターミナルの取り扱いが容易となり、例えば、モータアクチュエータの組み付けを容易に行うことが可能となる。しかも、前記押圧壁部は、前記絶縁部材に押圧接触されるため、ターミナルを損傷させることなく、容易に密着させることができる。
上記モータアクチュエータにおいて、前記ハウジングは、互いに重ね合わされて組み付けられる第1ケース及び第2ケースから構成され、前記壁部は、前記第1及び第2ケースに設けられ前記第1ケースと第2ケースが組み付けられた状態で互いにクランク状に対向するクランク対向面が形成されて油剤の浸入を阻止する第1及び第2クランク壁部を含むことが好ましい。
同構成によれば、壁部は、第1及び第2ケースに設けられ第1ケースと第2ケースが組み付けられた状態で互いにクランク状に対向するクランク対向面が形成されて油剤の浸入を阻止する第1及び第2クランク壁部を含むため、第1及び第2ケースを組み付けるだけで該部分の油剤の浸入を阻止することができる。
本発明のアクチュエータでは、減速ギヤに用いられたグリス等の油剤が駆動回路部に付着することが防止され、そのことに基づく駆動回路部の動作不良を防止することができる。
一実施形態における第2ケースを除いたモータアクチュエータの平面図。 (a)は一実施形態におけるモータアクチュエータの平面図。(b)は同じくモータアクチュエータの側面図。(c)は同じくモータアクチュエータの底面図。 一実施形態における第2ケースの一部斜視図 一実施形態における第1ケースの一部斜視図。 一実施形態における第2ケースの一部拡大斜視図。 一実施形態における第1ケースの一部拡大斜視図。 一実施形態における押圧壁部に対応した位置の断面図。 図7のA−A線に沿った断面図。 図8のB−B線に沿った断面図。 図2(a)のC−C線に沿った断面図。 別例における押圧壁部に対応した位置の断面図。 別例における押圧壁部に対応した位置の断面図。
以下、モータアクチュエータの一実施形態を図1〜図10に従って説明する。
図1に示すモータアクチュエータ1は、車両用空調装置に備えられて送風路切替ドア(各種ダンパ)を駆動するものである。このモータアクチュエータ1は、ハウジング10の内部に、回転を出力する複数(本実施形態では2つ)の出力グループ81,91(即ち第1出力グループ81及び第2出力グループ91)等を収容して形成されている。
図2(b)に示すように、ハウジング10は、互いに重ね合わされて組み付けられる第1ケース11及び第2ケース51から構成され、中空の箱状をなしている。この第1ケース11及び第2ケース51は樹脂材料から形成されている。
図2(b)及び図2(c)に示すように、第1ケース11は、略四角形状の板状をなす第1底部12と、該第1底部12の外周縁に沿って立設された第1側壁部13とを有し、皿状をなしている。そして、第1側壁部13の外周面には、第1ケース11の外側に突出した複数(本実施形態では8個)の係合突起14が形成されている。また、第1ケース11の開口部、即ち第1側壁部13における第1底部12と反対側の端部には、複数(本実施形態では4個)の第1固定部15が形成されている。第1固定部15は、第1側壁部13から第1ケース11の外側に向かって第1底部12と平行に延設されており、略四角形の平板状をなしている。各第1固定部15には、該第1固定部15を厚さ方向に貫通する第1挿通孔16が形成されている。
図1、図2(b)及び図4に示すように、第1側壁部13の先端部、即ち第1側壁部13における第1底部12と反対側の端部には、第1ケース11と第2ケース51が組み付けられた状態で、第2ケース51側とクランク状に対向する対向面17が形成されている。即ち、第1側壁部13の先端部には、第1底部12と平行で段差を有した2つの平面と、それらの平面を連結する第1底部12と垂直な面とが形成され、それらによって対向面17が形成されている。尚、第1側壁部13の対向面17は、外側の平面が高く形成されている。
また、図1に示すように、第1ケース11には、前記第1側壁部13(図1中、第1側壁部13の下側)から外側に突出した略四角筒状の第1コネクタ形成部23が形成されている。
そして、前記第1コネクタ形成部23の内部には、モータアクチュエータ1への給電、車両に搭載された外部装置(図示略)との電気信号のやりとり等を行うための複数(本実施形態では8本)のコネクタ端子41が配置されている。8本のコネクタ端子41は、導電性を有する金属材料から形成されており、棒状をなしている。また、8本のコネクタ端子41は、それぞれ第1コネクタ形成部23の突出方向に沿って延びるように配置されている。
図2(a)及び図2(b)に示すように、前記第2ケース51は、前記第1ケース11の第1底部12と対向する第2底部52と、該第2底部52の外周縁に沿って形成された第2側壁部53とを有し、皿状をなしている。本実施形態では、第2側壁部53は、第1側壁部13よりも高さ(第2底部52からの高さ)が低く形成されており、第2ケース51は、第1ケース11よりも浅い皿状をなしている。そして、第2側壁部53の外周面には、前記係合突起14と同数(即ち8個)の係合片54が形成されている。8個の係合片54は、第1ケース11に形成された8個の係合突起14と対向する位置に形成されており、第2底部52と反対側に延びている。また、第2ケース51の開口部、即ち第2側壁部53における第2底部52と反対側の端部には、前記第1固定部15と同数(即ち4個)の第2固定部55が形成されている。4個の第2固定部55は、第1ケース11に形成された4個の第1固定部15と対向する位置に形成されており、第2側壁部53から第2ケース51の外側に向かって第2底部52と平行に延設されるとともに、略四角形の平板状をなしている。各第2固定部55には、該第2固定部55を厚さ方向に貫通する第2挿通孔56が形成されている。
図2(b)及び図3に示すように、第2側壁部53の先端部、即ち第2側壁部53における第2底部52と反対側の端部には、第1ケース11と第2ケース51が組み付けられた状態で、第1ケース11側、詳しくは前記対向面17とクランク状に対向する対向面57が形成されている。即ち、第2側壁部53の先端部には、第2底部52と平行で段差を有した2つの平面と、それらの平面を連結する第2底部52と垂直な面とが形成され、それらによって対向面57が形成されている。尚、第2側壁部53の対向面57は、第1側壁部13の対向面17とは逆に、外側の平面が低く形成されている。
また、図2(a)に示すように、第2ケース51には、第2ケース51の外側に突出して前記第1コネクタ形成部23の筒部の開口した部分を閉塞する略四角形の平板状の第2コネクタ形成部61が形成されている。
図2(b)に示すように、第1ケース11と第2ケース51とは、互いの開口部が対向した状態で重ね合わされて組み付けられている。そして、第1ケース11の開口部は第2ケース51によって閉塞されている。また、第1ケース11の8個の係合突起14に、第2ケース51の8個の係合片54がスナップフィット係合することにより、これらの係合突起14及び係合片54によって第1ケース11と第2ケース51とが締結固定されて一体化されている。また、第1ケース11と第2ケース51とが組み付けられることにより、互いのクランク状の前記対向面17,57が対向され、組み付け方向に当接することでハウジング10内が略閉塞されている。
また、図2(a),(b)に示すように、第1ケース11と第2ケース51とが組み付けられることにより、第1コネクタ形成部23と第2コネクタ形成部61とが重ね合わされて四角筒状のコネクタ部72が形成される。
また、図1、及び図2(a)〜(c)に示すように、第1ケース11と第2ケース51とが組み付けられることにより、第1固定部15と第2固定部55とが重ね合わされ、第1挿通孔16と第2挿通孔56とが重ね合わされる。ハウジング10は、互いに重ね合わされた第1固定部15及び第2固定部55の第1挿通孔16及び第2挿通孔56に螺子(図示略)を挿通して締め付けることにより車両に対して固定される。
図1に示すように、第1出力グループ81は、モータ82と、ウォーム83と、第1減速ギヤ84と、第2減速ギヤ85と、出力ギヤ86とから構成されている。尚、ウォーム83、第1減速ギヤ84、第2減速ギヤ85及び出力ギヤ86は、何れも少なくとも一部がハウジング10の内部に配置されてモータ82の回転が伝達されるものであるとともに、何れもモータ82の回転を減速して出力するための減速ギヤである。又、これら減速ギヤは、モータ82よりも反コネクタ部72側(図1中、上側)に配置されている。
モータ82は、両端が閉塞された円筒状のハウジングケース82aを有する。そして、このハウジングケース82aの軸方向の一端面の中央からモータ82の回転軸82bが突出するとともに、同ハウジングケース82aの軸方向の他端面には、モータ82に給電するための一対のモータ側給電端子(図示略)が設けられている。モータ82は、このモータ側給電端子から電源が供給されると回転軸82bを回転させる。また、ハウジングケース82aの軸方向の両端面の中央部には、同ハウジングケース82aの軸方向に突出した支持突起82cがそれぞれ形成されている。そして、ハウジング10の内部において、第1底部12には、モータ82を支持するための一対のモータ支持部12a,12bが同第1底部12と一体に形成されている。一対のモータ支持部12a,12bは、第1底部12上に立設されている。モータ82は、一対のモータ支持部12a,12b間にハウジングケース82aが配置された状態で、ハウジングケース82aの軸方向の両端部に設けられた2つの支持突起82cが一対のモータ支持部12a,12bによって支持されることにより、モータ支持部12a,12bによって支持されている。
モータ82の回転軸82bには、前記ウォーム83が該回転軸82bと一体回転可能に装着されている。そして、ハウジング10の内部において、このウォーム83の近傍に前記第1減速ギヤ84が配置されている。第1減速ギヤ84は、円板状をなす第1大径歯車84aと、該第1大径歯車84aと一体に形成された第1小径歯車84bとを有する。第1小径歯車84bは、第1大径歯車84aよりも直径が小さい円板状をなすとともに、第1大径歯車84aの軸方向の一端面に同第1大径歯車84aと同軸となるように一体に形成されている。そして、第1減速ギヤ84は、第1大径歯車84aと第1底部12との間に第1小径歯車84bが配置されるようにハウジング10の内部に回転可能に組み付けられるとともに、第1大径歯車84aがウォーム83と噛合している。
ハウジング10の内部において、第1減速ギヤ84の近傍に前記第2減速ギヤ85が配置されている。第2減速ギヤ85は、円板状をなす第2大径歯車85aと、該第2大径歯車85aと一体に形成された第2小径歯車85bとを有する。第2小径歯車85bは、第2大径歯車85aよりも直径が小さい円板状をなすとともに、第2大径歯車85aの軸方向の一端面に同第2大径歯車85aと同軸となるように一体に形成されている。そして、第2減速ギヤ85は、第2小径歯車85bと第1底部12との間に第2大径歯車85aが配置されるようにハウジング10の内部に回転可能に組み付けられるとともに、第2大径歯車85aが前記第1減速ギヤ84の第1小径歯車84bと噛合している。
ハウジング10の内部において、第2減速ギヤ85の近傍に前記出力ギヤ86が配置されている。出力ギヤ86は、略円板状をなすとともに、その径方向の中央部に、出力軸86aが形成されている。出力軸86aは、円柱状をなすとともに、その先端面に連結凹部86bが形成されている。連結凹部86bは、出力ギヤ86の回転軸線方向から見た形状が略T字状をなしている。そして、出力ギヤ86は、出力軸86aが第1底部12と反対側を向いた状態でハウジング10の内部に回転可能に組み付けられるとともに、第2減速ギヤ85の第2小径歯車85bと噛合している。また、図2(a)に示すように、出力軸86aは、第2ケース51の第2底部52において出力ギヤ86と該出力ギヤ86の軸方向に対向する部分に形成された第1出力孔52aからハウジング10の外部に突出している。そして、ハウジング10の外部に突出した出力軸86aの先端部には、送風路切替ドアを作動させるリンク機構(図示略)が連結される。即ち、出力軸86aは、リンク機構を介して送風路切替ドアに連結される。尚、出力軸86aに連結されるリンク機構には、前記連結凹部に対応した略T字状の突起が形成されており、該突起を前記連結凹部86bに挿入することにより、当該リンク機構は出力軸86aに対して相対回転不能に連結される。
図1に示すように、上記のような第1出力グループ81では、モータ82が作動すると、回転軸82bの回転がウォーム83に伝達される。ウォーム83に伝達された回転は、第1減速ギヤ84、第2減速ギヤ85、出力ギヤ86の順に減速されながら伝達されていく。そして、出力ギヤ86に伝達された回転は出力軸86aから出力され、出力軸86aに連結されたリンク機構を介して送風路切替ドアが駆動される。
前記第2出力グループ91は、モータ92と、ウォーム93と、出力ギヤ94と、センサ出力軸95とから構成されている。尚、ウォーム93、出力ギヤ94及びセンサ出力軸95は、何れも少なくとも一部がハウジング10の内部に配置されてモータ92の回転が伝達されるものであるとともに、何れもモータ92の回転を減速して出力するための減速ギヤである。又、これら減速ギヤは、モータ92よりも反コネクタ部72側(図1中、上側)に配置されている。
モータ92は、前記第1出力グループ81を構成するモータ82と同じ形状をなしている。即ち、モータ92は、両端が閉塞された円筒状のハウジングケース92aを有する。そして、このハウジングケース92aの軸方向の一端面の中央からモータ92の回転軸92bが突出するとともに、同ハウジングケース92aの軸方向の他端面には、モータ92に給電するための一対のモータ側給電端子(図示略)が設けられている。モータ92は、このモータ側給電端子から電源が供給されると回転軸92bを回転させる。また、ハウジングケース92aの軸方向の両端面の中央部には、同ハウジングケース92aの軸方向に突出した支持突起92cがそれぞれ形成されている。そして、ハウジング10の内部において、第1底部12には、モータ92を支持するための一対のモータ支持部12c,12dが同第1底部12と一体に形成されている。一対のモータ支持部12c,12dは、第1底部12上で、該第1底部12と直角をなすように立設されている。モータ92は、一対のモータ支持部12c,12d間にハウジングケース92aが配置された状態で、ハウジングケース92aの軸方向の両端部に設けられた2つの支持突起92cが一対のモータ支持部12c,12dによって支持されることにより、モータ支持部12c,12dによって支持されている。
モータ92の回転軸92bには、前記ウォーム93が該回転軸92bと一体回転可能に装着されている。そして、ハウジング10の内部において、このウォーム93の近傍に前記出力ギヤ94が配置されている。出力ギヤ94は、円板状をなす大径歯車94aと、該大径歯車94aと一体に形成された小径歯車94bとを有する。小径歯車94bは、大径歯車94aよりも直径が小さい円板状をなすとともに、大径歯車94aの軸方向の一端面に同大径歯車94aと同軸となるように一体に形成されている。そして、出力ギヤ94は、小径歯車94bと第1底部12との間に大径歯車94aが配置されるようにハウジング10の内部に回転可能に組み付けられるとともに、大径歯車94aがウォーム93と噛合している。また、図2(a)に示すように、出力ギヤ94の小径歯車94bは、第2ケース51の第2底部52において出力ギヤ94と該出力ギヤ94の軸方向に対向する部分に形成された第2出力孔52bからハウジング10の外部に突出している。
図1に示すように、ハウジング10の内部において、出力ギヤ94から離間した位置に前記センサ出力軸95が配置されている。センサ出力軸95は、略円板状をなすとともに、その径方向の中央部に連結軸95aが形成されている。連結軸95aは、センサ出力軸95の回転軸線方向から見た形状が略T字状をなす柱状をなしている。そして、センサ出力軸95は、連結軸95aの先端が第1ケース11の第1底部12と反対側を向いた状態でハウジング10の内部に回転可能に組み付けられている。また、図2(a)に示すように、センサ出力軸95は、第2ケース51の第2底部52においてセンサ出力軸95と対向する部分に形成された第3出力孔52cからハウジング10の外部に露出している。この第3出力孔52cは、センサ出力軸95の外径と略等しい円形状をなしている。更に、連結軸95aは、第3出力孔52cからハウジング10の外部に突出している。そして、図1に示すように、ハウジング10の外部に突出した連結軸95aには、送風路切替ドアを作動させるリンク機構を構成するリンク部材101が連結される。リンク部材101は、円形の歯車状をなしている。このリンク部材101の径方向の中央部には、該リンク部材101の軸方向から見た形状が前記連結軸95aの外径形状に対応した略T字状をなす連結孔101aが形成されている。そして、リンク部材101は、該連結孔101aに前記連結軸95aを挿入することにより、センサ出力軸95に一体回転可能に連結される。センサ出力軸95に連結されたリンク部材101は、ハウジング10の外部に配置されるとともに、ハウジング10の外部で前記出力ギヤ94の小径歯車94bに噛合する。即ち、出力ギヤ94は、リンク部材101を含むリンク機構を介して送風路切替ドアに連結されている。
上記のような第2出力グループ91では、モータ92が作動すると、回転軸92bの回転がウォーム93に伝達される。ウォーム93に伝達された回転は、出力ギヤ94の小径歯車94bから出力される。そして、出力ギヤ94の小径歯車94bに噛合したリンク部材101が回転されて、該リンク部材101を含むリンク機構によって送風路切替ドアが駆動される。この時、リンク部材101は、センサ出力軸95にて支持されながら同センサ出力軸95と一体回転する。従って、出力ギヤ94に伝達されたモータ92の回転は、リンク部材101を介してセンサ出力軸95に伝達される。尚、この第2出力グループ91においては、最後段の減速ギヤは、ハウジング10にて回転可能に支持されてモータ92の回転が伝達される最後の部品であるセンサ出力軸95に該当する。
また、ハウジング10の内部には駆動回路部としての回路基板111が収容されている。回路基板111は、平板状をなしている。そして、回路基板111は、第1底部12において前記減速ギヤよりもコネクタ部72側であって、モータ82及びモータ92とコネクタ部72との間となる部分に配置され、同第1底部12に固定されている。
また、第1出力グループ81の出力ギヤ86には、該出力ギヤ86の回転位置を検出するための第1位置検出センサ121が装着されている。第1位置検出センサ121は、出力ギヤ86と第1底部12との間に配置されている。そして、第1位置検出センサ121は、ハウジング10の内部において第1底部12上に配置されたセンサ信号伝達部材としてのバスバー部材131を介して前記回路基板111に電気的に接続されており、出力ギヤ86の回転位置に応じた位置検出信号としてのパルス信号をバスバー部材131を介して出力する。また、第2出力グループ91のセンサ出力軸95には、該センサ出力軸95の回転位置を検出するための第2位置検出センサ122が装着されている。第2位置検出センサ122は、センサ出力軸95と第1底部12との間に配置されている。そして、第2位置検出センサ122は、ハウジング10の内部において前記バスバー部材131を介して前記回路基板111に電気的に接続されており、出力ギヤ94の回転位置に応じた位置検出信号としてのパルス信号をバスバー部材131を介して出力する。尚、本実施形態のバスバー部材131は、各パルス信号を伝達する導電性の複数のターミナル132と、それらターミナル132同士を絶縁状態で保持する絶縁部材133とを有したものであって、複数のターミナル132が絶縁部材133にインサート成形されてなる。又、本実施形態のバスバー部材131は、2つのモータ82,92間を通って回路基板111に接続されている。
また、前記回路基板111には、モータ82に給電するための一対の給電端子141及びモータ92に給電するための一対の給電端子142が設けられている。一対の給電端子141は、モータ82における回転軸82bが突出した側と反対側の軸方向の端部付近に設けられ、同モータ82のモータ側給電端子に圧接されることにより同モータ側給電端子に電気的に接続されている。同様に、一対の給電端子142は、モータ92における回転軸92bが突出した側と反対側の軸方向の端部付近に設けられ、同モータ92のモータ側給電端子に圧接されることにより同モータ側給電端子に電気的に接続されている。
また、回路基板111には、複数の前記コネクタ端子41が接続されている。そして、複数のコネクタ端子41は、コネクタ部72に差し込まれる外部コネクタ(図示略)と電気的に接続される。この外部コネクタを介してモータアクチュエータ1への給電、車両に搭載された外部装置との電気信号のやりとり等が行われる。
また、回路基板111には、モータ82,92の駆動、ひいてはモータアクチュエータ1の駆動を制御する駆動IC151が搭載されている。駆動IC151は、外部コネクタを介して外部装置から入力される電気信号、並びに第1位置検出センサ121及び第2位置検出センサ122から入力される電気信号に基づいて、モータ82及びモータ92への給電を制御する。
ここで、ハウジング10内には、前記減速ギヤ(即ち、第1減速ギヤ84、第2減速ギヤ85、出力ギヤ86、ウォーム93、出力ギヤ94及びセンサ出力軸95)側から前記回路基板111側へのグリス等の油剤の浸入を阻止するための壁部161が設けられている。
本実施形態の壁部161は、ハウジング10内の略中央を分断してギヤ室162と回路室163とを形成するように設けられている。又、本実施形態の壁部161は、前記モータ支持部12a,12cの部分を介してハウジング10内の略中央を分断している。
又、図3、図5、及び図6に示すように、本実施形態の壁部161は、第1ケース11と第2ケース51が組み付けられた状態で先端がバスバー部材131に押圧接触して該バスバー部材131に沿ったグリス等の油剤の浸入を阻止するための押圧壁部164を有している。この押圧壁部164の先端部には(組み付け前の状態において)先端に向かうほど厚さが薄くなる押圧先薄部165が設けられている。
詳しくは、図4、図6、図7及び図8に示すように、まず第1ケース11には、前記バスバー部材131を載置可能な載置凸部166が形成されている。載置凸部166の頂部は、バスバー部材131における絶縁部材133の平面状の底面と面接触するように絶縁部材133の幅と同じ幅で平面状に形成されている。そして、前記押圧壁部164は、第2ケース51における前記載置凸部166と対向した位置に形成され、第1ケース11と第2ケース51が組み付けられた状態でその先端の押圧先薄部165と前記載置凸部166とでバスバー部材131における絶縁部材133を挟み込んで押圧接触するように設けられている。尚、押圧先薄部165が押圧接触した際にはその先端が適度に潰れることで良好に押圧接触するように設定されている。又、図7では、押圧先薄部165の潰れる前の先端を破線で模式的に図示している。
又、図5、図8及び図9に示すように、押圧壁部164の両側部には、バスバー部材131の両側よりも外側に突出する突出側部167が形成されている。そして、図6及び図9に示すように、第1ケース11には、前記突出側部167と対応した位置に側部収容側壁168が形成され、該側部収容側壁168には、第1ケース11と第2ケース51が組み付けられた状態で前記突出側部167を囲う側部収容溝169が形成されている。この側部収容溝169は、突出側部167における外側端面と前記ギヤ室162側端面と回路室163側端面とを覆うように形成されている。
又、図5及び図8に示すように、前記突出側部167には、前記押圧先薄部165よりも更に突出する側突出部170が形成されている。この側突出部170は、第1ケース11と第2ケース51が組み付けられた状態で、図8に示すように、バスバー部材131の側部に配置されることになる。
又、図3、図4、及び図10に示すように、壁部161は、第1及び第2ケース11,51に設けられ、第1ケース11と第2ケース51が組み付けられた状態で互いにクランク状に対向するクランク対向面171,172が形成された第1及び第2クランク壁部173,174を有している。第1及び第2クランク壁部173,174は、モータ支持部12aの部分と、前記押圧壁部164、載置凸部166及び側部収容側壁168の部分と、モータ支持部12cの部分とを除いて(介して)、ハウジング10内の略中央を分断するように形成されている。
詳しくは、図4に示すように、まず第1ケース11の第1底部12には、第1クランク壁部173が立設されている。そして、図10に示すように、第1クランク壁部173の先端部には、第1ケース11と第2ケース51が組み付けられた状態で、第2クランク壁部174側のクランク対向面172とクランク状に対向するクランク対向面171が形成されている。即ち、第1クランク壁部173の先端部には、第1底部12と平行で段差を有した2つの平面と、それらの平面を連結する第1底部12と垂直な面とが形成され、それらによってクランク対向面171が形成されている。尚、第1クランク壁部173のクランク対向面171は、回路室163側(図1中、下側)の平面が高く形成されている。
又、図3に示すように、第2ケース51の第2底部52には、第2クランク壁部174が立設されている。そして、図10に示すように、第2クランク壁部174の先端部には、第1ケース11と第2ケース51が組み付けられた状態で、第1クランク壁部173側のクランク対向面171とクランク状に対向するクランク対向面172が形成されている。即ち、第2クランク壁部174の先端部には、第2底部52と平行で段差を有した2つの平面と、それらの平面を連結する第2底部52と垂直な面とが形成され、それらによってクランク対向面172が形成されている。尚、第2クランク壁部174のクランク対向面172は、回路室163側の平面が低く形成されている。
そして、図10に示すように、第1ケース11と第2ケース51とが組み付けられることにより、互いのクランク対向面171,172がクランク状に対向され、組み付け方向に当接することで該部分の前記ギヤ室162側から前記回路室163側への油剤の浸入が阻止されている。
次に、上記のように構成されたモータアクチュエータの作用について説明する。
上記のようなモータアクチュエータ1は、例えば、コネクタ部72の内部に水が溜まることを抑制するために、コネクタ部72の開口部が下方を向いた状態で車両に固定される。そして、ギヤ室162側の減速ギヤ(即ち、第1減速ギヤ84、第2減速ギヤ85、出力ギヤ86、ウォーム93、出力ギヤ94及びセンサ出力軸95)に用いられたグリス等の油剤は、振動等によって下方の回路基板111側に向かおうとするが、前記壁部161によって回路室163側への浸入が阻止される。よって、グリス等の油剤が回路基板111に付着することが防止され、そのことに基づく短絡等が防止されて回路基板111の動作不良が防止される。
次に、上記実施形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)ハウジング10内には、減速ギヤ側から回路基板111側への油剤の浸入を阻止するための壁部161が設けられるため、減速ギヤに用いられたグリス等の油剤が回路基板111に付着することが防止され、そのことに基づく回路基板111の動作不良を防止することができる。
(2)壁部161は、第1ケース11と第2ケース51が組み付けられた状態で先端がバスバー部材131に押圧接触して該バスバー部材131に沿ったグリス等の油剤の浸入を阻止するための押圧壁部164を有するため、第1及び第2ケース11,51を組み付けるだけで該部分の油剤の浸入を阻止することができる。しかも、押圧壁部164の先端部には(組み付け前の状態において)先端に向かうほど厚さが薄くなる押圧先薄部165が設けられるため、押圧先薄部165が押圧接触した際には先端が適度に潰れることで、バスバー部材131と第1及び第2ケース11,51の寸法誤差を吸収しながら良好に押圧接触して油剤を遮断することができる。即ち、押圧先薄部165が設けられていないと、バスバー部材131と第1及び第2ケース11,51の寸法精度を高精度にしないと押圧壁部164をバスバー部材131に良好に押圧接触させることが難しいが、この問題を解決することができる。
又、第1ケース11と第2ケース51が組み付けられた状態で押圧壁部164の押圧先薄部165と載置凸部166とでバスバー部材131の絶縁部材133を挟み込む構成であるためハウジング10の剛性が高くなり、例えば、出力ギヤ86等がロックしてその応力が生じてもハウジング10(第1及び第2ケース11,51)の撓みが抑制される。その結果、例えば、第1及び第2位置検出センサ121,122とバスバー部材131との接合部や、バスバー部材131と回路基板111との接合部に応力が掛かり難くなり、それら接合部の破損による導通不良を抑制することができる。
(3)第2ケース51に設けられた押圧壁部164の両側部には、押圧接触されるバスバー部材131の両側よりも外側に突出する突出側部167が形成される。そして、第1ケース11には第1ケース11と第2ケース51が組み付けられた状態で突出側部167を囲う側部収容溝169が形成されるため、第1及び第2ケース11,51を組み付けるだけで押圧壁部164の両側部に沿った油剤の浸入を抑えることができる。
(4)突出側部167には、前記押圧先薄部165よりも突出する側突出部170が形成されるため、バスバー部材131の側部に配置されて該側部に沿った油剤の浸入を抑えることができる。
(5)バスバー部材131は、パルス信号を伝達する導電性の複数のターミナル132と、ターミナル132同士を絶縁状態で保持する絶縁部材133とを有するため、複数のターミナル132の取り扱いが容易となり、例えば、モータアクチュエータ1の組み付けを容易に行うことが可能となる。しかも、前記押圧壁部164は、前記絶縁部材133に押圧接触されるため、ターミナル132を損傷させることなく、容易に密着させることができる。
(6)壁部161は、第1及び第2ケース11,51に設けられ第1ケース11と第2ケース51が組み付けられた状態で互いにクランク状に対向するクランク対向面171,172が形成された第1及び第2クランク壁部173,174を有するため、第1及び第2ケース11,51を組み付けるだけで該部分の油剤の浸入を阻止することができる。
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、押圧先薄部165が設けられた押圧壁部164を第2ケース51に設けたが、バスバー部材131、第1ケース11及び第2ケース51の少なくとも一つに設けられて第1ケース11と第2ケース51が組み付けられた状態で先端が他の部材に押圧接触してバスバー部材131に沿った油剤の浸入を阻止できればよい。
例えば、図11に示すように、バスバー部材131の絶縁部材133に押圧先薄部181が設けられた押圧壁部182を一体成形してもよい。この押圧壁部182の押圧先薄部181は、第1ケース11と第2ケース51が組み付けられた状態で第2ケース51に押圧接触してバスバー部材131に沿った油剤の浸入を阻止する。尚、図11では、押圧先薄部181の潰れる前の先端を破線で模式的に図示している。このようにしても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態では、センサ信号伝達部材を、ターミナル132が絶縁部材133にインサート成形されたバスバー部材131としたが、これに限定されず、他のセンサ信号伝達部材に変更してもよい。
例えば、図12に示すように、センサ信号伝達部材を図示しない導体パターンが設けられた基板183に変更してもよい。このようにしても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態では、壁部161は、押圧壁部164や第1及び第2クランク壁部173,174を有するとしたが、減速ギヤ側から回路基板111側への油剤の浸入を阻止することができれば、それらは他の構成の壁部に変更してもよい。
・上記実施形態では、押圧壁部164には押圧先薄部165が形成されるとしたが、良好に押圧接触させることができれば、押圧先薄部が形成されていない押圧壁部に変更してもよい。
・上記実施形態では、第2ケース51に設けられた押圧壁部164の両側部には突出側部167が形成され、第1ケース11には突出側部167を囲う側部収容溝169が形成されるとしたが、押圧壁部164の両側部に沿った油剤の浸入を抑えることができれば、他の構成に変更してもよい。
・上記実施形態では、突出側部167には側突出部170が形成されるとしたが、バスバー部材131の側部に沿った油剤の浸入を抑えることができれば、他の構成に変更してもよい。
・上記実施形態では、ハウジング10の内部には2つの第1及び第2出力グループ81,91が収容されている。しかしながら、ハウジング10の内部に収容される出力グループの数はこれに限らない。即ち、ハウジング10の内部には、出力グループを1つのみ収容してもよいし、3つ以上の出力グループを収容してもよい。
・上記実施形態では、第1出力グループ81は、1つのモータ82及び4つの減速ギヤ(即ちウォーム83、第1減速ギヤ84、第2減速ギヤ85及び出力ギヤ86)から構成されている。また、第2出力グループ91は、1つのモータ92及び3つの減速ギヤ(即ちウォーム93、出力ギヤ94及びセンサ出力軸95)から構成されている。しかしながら、第1出力グループ81や第2出力グループ91は、1つのモータと、該モータの回転を減速して出力する少なくとも1つの減速ギヤとから構成されていれば、上記実施形態の構成に限らない。
10…ハウジング、11…第1ケース、51…第2ケース、82,92…モータ、83,93…ウォーム(減速ギヤ)、84…第1減速ギヤ(減速ギヤ)、85…第2減速ギヤ(減速ギヤ)、86,94…出力ギヤ(減速ギヤ)、95…センサ出力軸(減速ギヤ)、111…回路基板(駆動回路部)、121,122…第1及び第2位置検出センサ(位置検出センサ)、131…バスバー部材(センサ信号伝達部材)、132…ターミナル、133…絶縁部材、161…壁部、164,182…押圧壁部、165,181…押圧先薄部、167…突出側部、169…側部収容溝、170…側突出部、171,172…クランク対向面、173…第1クランク壁部、174…第2クランク壁部、183…基板(センサ信号伝達部材)。

Claims (5)

  1. モータと、前記モータの回転を減速して出力する減速ギヤと、前記モータの駆動を制御する駆動回路部とがハウジング内に収容され、
    前記ハウジング内には、前記減速ギヤ側から前記駆動回路部側への油剤の浸入を阻止するための壁部が設けられたモータアクチュエータであって、
    少なくとも1つの前記減速ギヤの回転位置に応じた位置検出信号を出力する位置検出センサと、
    前記位置検出センサから出力される前記位置検出信号を前記駆動回路部に伝達するためのセンサ信号伝達部材とを備え、
    前記ハウジングは、互いに重ね合わされて組み付けられる第1ケース及び第2ケースから構成され、
    前記壁部は、前記センサ信号伝達部材、前記第1ケース及び第2ケースの少なくとも一つに設けられ前記第1ケースと第2ケースが組み付けられた状態で先端が他の部材に押圧接触して前記センサ信号伝達部材に沿った油剤の浸入を阻止するための押圧壁部を含み、該押圧壁部の先端部には先端に向かうほど厚さが薄くなる押圧先薄部が設けられたことを特徴とするモータアクチュエータ。
  2. 請求項に記載のモータアクチュエータにおいて、
    前記押圧壁部は、前記第1ケース及び第2ケースのいずれか一方に設けられて前記センサ信号伝達部材に押圧接触されるものであり、
    前記押圧壁部の両側部には、前記センサ信号伝達部材の両側よりも外側に突出する突出側部が形成され、前記第1ケース及び第2ケースのいずれか他方には前記第1ケースと第2ケースが組み付けられた状態で前記突出側部を囲う側部収容溝が形成されたことを特徴とするモータアクチュエータ。
  3. 請求項に記載のモータアクチュエータにおいて、
    前記突出側部には、前記押圧先薄部よりも突出する側突出部が形成されたことを特徴とするモータアクチュエータ。
  4. 請求項又はに記載のモータアクチュエータにおいて、
    前記センサ信号伝達部材は、前記位置検出信号を伝達する導電性の複数のターミナルと、前記ターミナル同士を絶縁状態で保持する絶縁部材とを有し、
    前記押圧壁部は、前記絶縁部材に押圧接触されることを特徴とするモータアクチュエータ。
  5. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のモータアクチュエータにおいて、
    前記ハウジングは、互いに重ね合わされて組み付けられる第1ケース及び第2ケースから構成され、
    前記壁部は、前記第1及び第2ケースに設けられ前記第1ケースと第2ケースが組み付けられた状態で互いにクランク状に対向するクランク対向面が形成されて油剤の浸入を阻止する第1及び第2クランク壁部を含むことを特徴とするモータアクチュエータ。
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