JP2008528573A - アルツハイマー病の処置に有用な有機化合物、それらの使用及び調製の方法 - Google Patents

アルツハイマー病の処置に有用な有機化合物、それらの使用及び調製の方法 Download PDF

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Abstract

一般式(I)によって識別された化合物は、アルツハイマーの病の処置に使用されるものである。

Description

本発明は、有機化合物(特には、芳香族の化合物)、医薬としての使用のための有機化合物、β−アミロイドの堆積物によって特徴付けられた病状及びアルツハイマー病の処置のための薬学的な調合剤の生産のための前記の有機化合物の使用に関する。本発明は、また、上に述べた化合物の合成のための方法に関する。
アルツハイマー病(Alzheimer’s disease)(AD)は、一般に老化と連結された神経変性の症候群であるが、それは、患者を、彼/彼女らの認知性の及び行動性の機能の進行性の衰退へ導く。ADの事例の大部分は、現今では、実質的に未知である原因を有する。またこの理由のために、たとえ、認知性の症候の制御が特に目指された、いくつかの薬物が、最近では、市場に置かれてきたしても、今日、疾患の進行を停止させることができる治療的な処置は、まだ無い。これらの薬物−タクリン(Cognex(R))、ドネペジル(Aricept(R))、リバスチグミン(Exelon(R))、及びガランタミン(Reminyl(R))−は、同じ作用の機構を共有するが、それは、アセチルコリンステアラーゼ(acetylcholinestearase)(AChE)の阻害からなる。
AChEの阻害を通じてコリン作動性の神経伝達の強化が、ADと関連させられた認知性の症候の処置への有用なアプローチであるとはいえ、神経単位の喪失及び認知性の症候の結果として生ずる外観が、ある一定の大脳のエリアにおけるβ−アミロイドタンパク質(b-amyloid protein)(Aβ)の過剰生産と連結された生化学的な事象のカスケードの結果であることは、最近に提案されてきたものである。Aβのペプチドは、APP、タイプIの膜の糖タンパク質、のタンパク質分解から得られる;ペプチドの配列は、細胞外のドメインに部分的に、及び、APPの膜間のドメインに部分的に、位置させられる。
病状において、APPは、二つのタンパク質分解性の酵素、β−及びγ−セクレターゼによって処理される。β−セクレターゼ(b-secretase)(BACE)、膜のアスパルチルプロテアーゼ、の作用のおかげで、99個のアミノ酸のC−末端の部分が、膜につなぎ留められたままである一方で、膜からのより短いフラグメント(APPβ)の放出が、得られる。C99は、順に、Aβのペプチドを生み出す、別の酵素、γ−セクレアターゼによって処理されることもある。このタンパク質は、細胞外の堆積物を形成することで、凝集する傾向があるが、それらは、ADの患者の脳において見出された典型的な病変:老人斑を生み出す。これらの斑の存在は、炎症の酵素学的な活性化の及び酸素化されたラジカルの種の形成のおかげで、タウタンパク質のリン酸化の増加を含む、毒性の事象の連鎖をトリガーする、周囲の組織における炎症性の且つ酸化性のタイプの応答を生じさせる。神経変性の進行は、これらの有害な効果の広がりを制御することの不可能性に由来する。従って、神経変性のカスケードにおける可能な限りはるかに上流に作用することができる薬理学的な機器を発見することは、必要なことである。その上、Aβの堆積物によって特徴付けられたADに加えて、他の病状があることを力説することは、重要なことである。これらの病状は、ダウン症候群(Down’s syndrome)、“オランダのタイプ”のアミロイド症と関連させられた遺伝的な大脳の出血、慢性の炎症と関連させられたアミロイド症、Bリンパの血液の細胞の多数の骨髄腫及び他の悪液質と関連させられたアミロイド症、タイプIIの糖尿病と関連させられたアミロイド症、クロイツフェルト−ヤコブ病(Creutzfeldt-Jakob’s disease)、ゲルストマン−シュトロイスラー症候群(Gerstmann-Straussler syndrome)、クル病(Kuru disease)、及び羊における羊海綿状脳症のようなプリオンから誘導された疾患と関連させられたアミロイド症:を含む(国際公開第02/00603号パンフレット(特許文献1))。
ADの処置のための薬学的な製品の分野において、特許出願PCT/IT03/00227は、2,5−ビス−ジアミノ−[1,4]ベンゾキノンの誘導体の新たな族の識別に至るものであったが、それらは、他の性質の中で、哺乳動物におけるADの処置についての相対的に高い活性を証明してきたものである。
上記のものから、ADの処置に利用可能な新たな医薬を作ることのまだかなりの要望があることは、明りょうなことである。
国際公開第02/00603号パンフレット
本発明の目的は、ADの処置のために好都合に使用されることもある化合物を提供することである。
本発明に従って、後に続く独立な請求項に定義されたもののような、及び、好ましくは、独立な請求項に直接的に又は間接的に従属する請求項のいずれの一つにおける、有機化合物、医薬としての使用のための有機化合物、ADの処置のための有機化合物の使用、及び、これらの化合物の合成の方法が、供給される。
別な具合に明示的に指定されることがない限り、後に続く用語は、下に指示された意味を有する。
本テキストにおいて、用語“薬学的に許容可能な塩”は、元来の化合物の生物学的な性質を維持する塩を意味する。これらの塩の調製のための方法の限定するものではない例は、後に続くもの:初期の化合物の遊離の塩基への無機酸(例えば、塩化水素酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、及び類似のもの)又は有機酸(例えば、酢酸、シュウ酸、マレイン酸、メタンスルホン酸、サリチル酸、コハク酸、クエン酸、及び類似のもの)の追加;金属の陽イオン(例えば、アルカリ性の金属の若しくはアルミニウムの陽イオン又は類似のもの)での初期の化合物の酸の陽子の置換;有機塩基(例えば、ジメチルアミン、トリエチルアミン、及び類似のもの)への初期の化合物の酸の陽子の移行、及び、前記の有機塩基での配位を含む。別な具合に指定されたものでない限り、本発明の化合物は、それらの薬学的に許容可能な塩を含むもののとして理解されるものである。
このテキストにおいて、用語“プロドラッグ”は、薬理学的に活性な物質へと生体内において転換される薬剤を意味する。プロ−ドラッグは、対応する薬理学的に活性な物質に関していくつかの利点を有することもある。例えば、患者へ投与すること、及び/又は、より大きい溶解度及び/又は細胞の膜を通過するためのより良好な能力を有すること、が、より簡単であることもある。本発明の化合物は、それらのプロドラッグのいずれをも含むもののとして理解されるものである。本発明の化合物は、さらに薬理学的に活性な物質のプロドラッグとして作用することもある。
このテキストのいくつかの化合物は、一つの又はより多くの非対称的な中心を有することもある;従って、これらの化合物は、(R)−若しくは(S)−立体異性体として又はそれらの混合物として生産されることもある。別な具合に指定されたものでない限り、このテキストにおいて識別された化合物は、個々に取得された異性体及びそれらの混合物、ラセミ体のもの、又は別の種類のもの、の両方を含むものとして理解されるものである。立体化学の決定及び立体異性体の分離のための方法は、先行技術において知られたものである(例えば、“Advanced Organic Chemistry”, 4th edition L. March, John Wiley and Sons,New York,1992の第4章を参照のこと)。
このテキストにおいて識別された化合物は、互変異性及び/又は幾何異性(換言すると、シス−トランス異性)の現象を有することもある;別な具合に指定されたものでない限り、これらの化合物は、個々にか又は混合物においてかのいずれかで取得された、互変異性の及び/又は幾何異性の形態を含むもののとして理解されるものである。
特には、炭素−炭素の二重結合の炭素へ連結された基は、シス又はトランスの異性を備えた分子を定義することのような方式で、二重結合に関して空間的に配置されることもある。炭素−炭素の二重結合を有する本テキストにおける化合物は、シスの形態、トランスの形態、及びそれらの混合物を含むもののとして理解されるものである。
本テキストにおいて、用語“C−C”は、炭素のx個からy個までの原子を有するものとして理解される基を指す。
本テキストにおいて、用語“芳香族の”は、5個から12個までの構成員を含有する少なくとも一つの環及び実質的に共役したπ電子の系を有する置換された又は置換されてない基を意味する。特には、芳香族の基は、単環式の環又は数個の縮合した芳香族の環(換言すれば、隣接した又は結合させられた原子の対を共有する環)を含む。各々の芳香族の環は、アリールのもの(換言すれば、それの中には、環の構成員の全てが、炭素原子である)又はヘテロ芳香族のもの(換言すれば、それの中には、環の一つの、二つの、又は三つの構成員は、N、O、Sから選ばれる;環の残りの構成員は、炭素原子である)であることもある。芳香族の基が、置換された芳香族の基であるとき、置換基は、一個から七個までであると共に、好ましくは、それらは、各々の一つが他のものと独立に、脂肪族のC−Cのもの、ハロゲン、ヒドロキシ、C−Cのアルキル、C−Cのアルコキシ、芳香族のもの、−NH、C−Cのアミン、C−Cのアルカンジアミン、カルバミル −O、ニトロ、シアノ、シアノアルキルのC−Cのもの、ニトロアルキルのC−Cのもの:からなる群の中で、選ばれる;そこでは、置換基は、さらなる芳香族のものを含有するが、この芳香族のものは、置換基を含有する芳香族のものを有するものではない。より好ましくは、置換基は、相互のものと独立に、ハロゲン、C−Cのアルキル、C−Cのアミン、C−Cのアルコキシ:からなる群の中で、選ばれる。限定するものではない例又は芳香族の基は、ベンゼン、ナフタレン、アントラセン、ピロール、フラン、チオフェン、イミダゾール、オキサゾール、チアゾール、ピラゾール、ピリジン、ピリミジン、プリン、及びカルバゾール:である。このテキストにおいて、分子の残留する部分へ直接的に又は−O−と共に連結された、上に定義されたもののような一つの又はより多くの芳香族の環を含む基が、“芳香族の”の定義の下に留まることは、考慮される。
本テキストにおいて、用語“アミン”は、アミンの部位を有する基(好ましくは、C−Cのアルキル、いっそうより好ましくは、C−Cのアルキル)を意味する。アミンの限定するものではない例は、後に続くもの:−CH−NH(CH)、−N(CH、−CH(CH)N(CHである。
本テキストにおいて、用語“アルカンジアミン”は、二つのアミンの部位を有する基(好ましくは、C−Cのアルキル、いっそうより好ましくは、C−Cのアルキル)を意味する。
本テキストにおいて、用語“シアノ”は、基−C≡Nを意味する。
本テキストにおいて、用語“ニトロ”は、基−:NOを意味する。
本テキストにおいて、用語“シアノアルキル”は、部位−C≡Nを有する基(好ましくは、C−Cのアルキル、いっそうより好ましくは、C−Cのアルキル)を意味する。
本テキストにおいて、用語“ニトロアルキル”は、部位−NOを有する基(好ましくは、C−Cのアルキル、いっそうより好ましくは、C−Cのアルキル)を意味する。
本テキストにおいて、用語“脂肪族の”は、芳香族でない且つ置換されてない炭化水素、置換された又は置換されてない、直鎖の、分岐鎖の、及び/又は、環式のものを意味する。脂肪族の基の限定するものではない例は、t−ブチル、エテニル、1−又は2−プロペニル、シクロエシル(cycloesyl):である。
本テキストにおいて、用語“アルキル”は、飽和の脂肪族のもの(換言すれば、二重又は三重炭素−炭素結合無しに脂肪族の基)を意味する。アルキルの限定するものではない例は、メチル、n−プロピル、t−ブチル、シクロエシル(cycloesyl):である。
本テキストにおいて、用語“アルコキシ”は、酸素原子を通じて分子の残留する部分へ連結された脂肪族のもの(好ましくは、脂肪族のC−Cのもの、いっそうより好ましくは、脂肪族のC−Cのもの)を意味する。アルコキシ基の限定するものはない例は、メトキシ、エトキシ:である。
本テキストにおいて、用語“カルバミル−O”は、式R’R’’NCOO−を有する基を意味するが、そこでは、R’及びR’’は、各々が他のものとは独立に、水素、脂肪族のC−Cのもの:からなる群より選択される。
今、本発明を、添付された図面を参照して、記載することにするが、それらは、いくつかの限定するものではない実施形態を図説する。
それらにおいて:
− 図1aは、ラインウィーバァー−ブルク(Lineweaver-Burk)の方法(基質の濃度の反対の関数としての初期のスピードの逆数のグラフ)での化合物7についての作用の機構の決定を記載する。化合物7の各々の濃度について、酵素学的な活性は、基質のアセチルチオコリン(ACTh)の濃度の変動(111−550μM)で評定された。各々の阻害剤の濃度について得られた直線の傾きの値は、阻害定数Kを決定するための7の濃度の関数としてグラフ(図1b)にプロットされた。Kの値は、横座標の軸における切片によって与えられると共に0.155±0.046nMに等しいものであった。
− 図2は、神経単位の細胞における細胞の生命力における化合物の効果を示す;細胞の生命力は、リポ酸(lipoic acid)(LA)(黒丸)、7(白丸)及び15(黒三角)の異なる濃度での24時間の温置の後に、(例26に記載されたような)3−(4,5−ジメチル−2−チアゾリル)−2,5−ジフェニル−2H−テトラゾール=ブロミド(3-(4,5-dimethyl-2-thiazolyl)-2,5-diphenyl-2H-tetrazole bromide)(MTT)で試験することによって決定された。結果は、対照に関して細胞の百分率として表現される。値は、三つの独立な実験の平均値±SD(標準偏差(standard deviation))として与えられてきたものである;
− 図3は、抗−NGFマウスのコリン作動性の欠損における化合物の効果を示す、*及び# P<0.05;
− 図4は、抗−NGFマウスにおけるリン酸化されたタウの水準における化合物の効果を示す、*及び# P<0.05。
本発明の第一の態様に従って、一般式(I):
Figure 2008528573
を有する化合物若しくはそれの幾何異性体、それの光学的に活性な形態、ジアステレオマー、それのラセミ体の形態、又はそれの薬学的に許容可能な塩が、供給されると共に、Rは、アルカンジアミン(好ましくは、C−Cのもの)、アミン(好ましくは、C−Cのもの):からなる群より選択される;Xは、−S−S−、−S−、−CH−、−CH−CH−:からなる群より選択される;mは、ゼロよりも大きいと共に八よりも小さい整数である;Arは、芳香族の基を表す;Rは、カルボニルへ直接的に連結された窒素を含む。
好適な実施形態に従って、Xは、−S−S−を表す。好ましくは、mは、二よりも大きいと共に五よりも小さい整数である。より好ましくは、mは、四である。
好ましくは、Arは、
Figure 2008528573
:からなる群より選択された式を表すと共に、Rは、水素、アミン、ニトロアルキル、−NH、ニトロ、ハロゲン、ヒドロキシ:からなる群より選択される;Rは、水素、アミン、アルカンジアミン、−NH:からなる群より選択される;Rは、水素、電子誘引体誘導性の効果を有する基:からなる群より選択される;R13、R14、R15、R、及びRは、各々が他のものと独立に、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、アルコキシ、アルキル、ニトロアルキル、シアノアルキル、ニトロ、シアノ:からなる群より選択される;R10及びR11は、各々が他のものと独立に、水素、C−Cのアルキル:からなる群より選択される;R12は、C−Cのアルキルを表す;Yは、−CH−及び−N−からなる群より選択される。
より好ましくは、Arは、
Figure 2008528573
:からなる群より選択された式を表す。
いくつかの特に好適な実施形態に従って、Arは、式:
Figure 2008528573
を表すと共に、Rは、C−Cのアミンを表す。
好ましくは、Rは、式−(CH−を表すと共に、窒素は、カルボニルへ直接的に連結されると共にnは、一よりも大きいと共に五よりも小さい整数である。より好ましくは、nは、三である;R10及びR11は、各々、それぞれのメチルを表す;R12は、エチルを表すと共に酸素に関してメタの位置に連結される。いっそうより好ましくは、化合物は、後に続く式:
Figure 2008528573
を与える。
さらに特に好適な実施形態に従って、Arは、式:
Figure 2008528573
を表すと共に、Yは、Nを表すと共に、Rは、式−NR−R−NR−を有するアルカンジアミンを表す;Rは、C−Cのアルキルを表す;R及びRは、各々が他のものと独立に、水素、メチル:からなる群より選択される;R14、R15、R、及びRは、各々が他のものと独立に、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、C−Cのアルコキシ、C−Cのアルキル:からなる群の中で選ばれる。
好ましくは、Rは、直鎖のプロピルを表す;R及びRは、各々、水素を表す;R13は、ハロゲンを表す;R14及びR15は、各々が他のものと独立に、ハロゲン、ヒドロキシ、C−Cのアルコキシ:からなる群より選択される。より好ましくは、R13は、塩素を表す;R14及びR15は、各々、それぞれのメトキシを表す。
さらに特に好適な実施形態に従って、Arは、式:
Figure 2008528573
を表すと共に、Rは、水素、C−Cのアルコキシ、ハロゲン:からなる群より選択される;Rは、−NH、アルカンジアミン、アミン:からなる群より選択される;Rは、Cのアミンを表す。好ましくは、Rは、−NH及びC−Cのアミン:からなる群より選択される。より好ましくは、Rは、位置6に位置を定められた塩素である;Rは、−NHを表す;Rは、−NH−CH−を表すと共に、窒素は、カルボニルの炭素へ連結される。
さらに特に好適な実施形態に従って、Arは、式:
Figure 2008528573
を表すと共に、Rは、C−Cのアルカンジアミンを表す。好ましくは、Rは、C−Cのアルカンジアミンを表す。好ましくは、Rは、式−NR−R−NR−を表すと共に、Rは、アルキル(好ましくは、C−Cのもの)を表すと共に、R及びRは、各々が他のものと独立に、水素、メチル:からなる群より選択される。より好ましくは、R及びRは、各々、それぞれの水素を表す;Rは、−(CH−を表す。
好適な実施形態に従って、Rは、電子誘引体誘導性の効果を有する基を表す。好ましくは、Rは、ハロゲン、C−Cのアルコキシ:からなる群より選択される。より好ましくは、Rは、ハロゲンを表す。
さらに好適な実施形態に従って、Rは、ハロゲン、水素、メトキシ:からなる群より選択される;Rは、水素、アミン、ニトロアルキル、ハロゲン、ヒドロキシ:からなる群より選択される。好ましくは、Rは、後に続く式:
Figure 2008528573
に従って、位置6に位置を定められる。好ましくは、Rは、水素、C−Cのアミン、C−Cのニトロアルキル、−NH、ニトロ、ハロゲンからなる群より選択される。より好ましくは、Rは、水素、ハロゲン:からなる群より選択される。いっそうより好ましくは、Rは、水素を表す。
好適な実施形態に従って、化合物は、後に続く式:
Figure 2008528573
を与える。特には、形態R:
Figure 2008528573
における。
さらに特に好適な実施形態に従って、Arは、式:
Figure 2008528573
を表すと共に、Rは、C−Cのアルカンジアミンを表す。
好ましくは、Rは、C−Cのアルカンジアミンを表す。より好ましくは、Rは、式−NR16−R17−NR18−R19−を表すと共に、R19は、Arへ連結されると共に−NR16は、カルボニルの炭素へ連結される;R17は、C−Cのアルキルである;R16及びR18は、各々が他のものと独立に、C−Cのアルキル、水素:からなる群より選択される;R19は、C−Cのアルキルを表す。いっそうより好ましくは、R17は、C−Cのアルキルである;R16は、水素を表す;R18は、エチル、メチル、水素:からなる群より選択される;R19は、メチルを表す。
好ましくは、Rは、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、C−Cのアルコキシからなる群より選択される:Rは、群:ヒドロキシ、ハロゲン、C−Cのアルコキシより選択される。より好ましくは、Rは、水素を表すと共にRは、化合物の残留する部分に関してオルト又はメタ(好ましくは、オルト)の位置に位置を定められたメトキシを表す。好適な実施形態に従って、Rは、ヒドロキシ、C−Cのアルコキシ:からなる群より選択される;Rは、群:ヒドロキシ、C−Cのアルコキシより選択される。
特に好適なものは、後に続く式:
Figure 2008528573
を有する化合物である。
本発明のさらなる態様に従って、医薬としての使用のための上に定義されたもののような、一般式(I)を有する化合物の使用が、供給される。
本発明のさらなる態様に従って、特に哺乳動物における、アルツハイマー病の処置のための薬学的な調合剤の生産のための上に定義されたもののような、一般式(I)を有する化合物の使用が、供給される。
本発明のさらなる態様に従って、特に哺乳動物における、β−アミロイド(Aβ)の堆積物によって特徴付けられた病状の処置のための薬学的な調合剤の生産のための上に定義されたもののような、一般式(I)を有する化合物の使用が、供給される。
本発明のさらなる態様に従って、上に定義されたもののような、一般式(I)を有する化合物を含む薬学的な調合剤、又はそれの、薬学的に許容可能な塩、及び、賦形剤及び/又は薬学的に許容可能な希釈剤が、供給される。
本発明のさらなる態様に従って、追加の相を含むと共に、一般式(II):
Figure 2008528573
を有する化合物が、好ましくは塩基性の条件において、一般式(III):
Figure 2008528573
を有する化合物と反応させられる、上に定義されたもののような、一般式(I)を有する化合物の合成の方法が、供給される。
一般式(I)内に留まる化合物は、知られた方式で、注射による非経口的な投与又は連続的な投与によって、配合されることもある。注射のための配合は、単一の用量の形態におけるもの、例えばアンプルにおけるもの、又は、保存剤を含有する多数の用量の容器におけるもの、であることもある。組成物は、懸濁の形態における、水性の又は油性の液体におけるものであることもあると共に、それは、分散及び安定化剤のような調合物の要素を含有することもある。あるいは、活性な化合物は、適切な液体における、例えば、滅菌された水における、使用の直前に、溶解させられるために粉末の形態におけるものであることもある。
一般式(I)内に留まる化合物は、例えば知られたタイプの坐薬のための賦形剤、例えばココアバター又は他のグリセリドを含有する、坐薬又は石鹸水浣腸のように、直腸の投与のために、配合されることもある。
一般式(I)内に留まる化合物は、また、知られた方式で、延長された放出を備えた組成物として、配合されることもある。これらの延長された放出の組成物は、移植(例えば、皮下のもの又は筋肉内のもの)によって、又は、筋肉内の注射によって、投与されることもある。従って、例えば、一般式(I)内に留まる化合物は、適切な重合体の若しくは疎水性の材料(例えば、乳濁物若しくは油)と共に、又は、イオン交換樹脂、若しくは、相対的に低い溶解度を備えた塩のような、相対的に低い溶解度を備えた誘導体と共に、配合されることもある。
鼻腔内の投与のために、一般式(I)内に留まる化合物は、例えば適切な担体を備えた粉末の形態における(知られた)デバイスの手段による投与のために、配合されることもある。
一般式(I)内に留まる化合物の用量は、患者の年齢及び健康状態に依存することになる、それゆえ、精密な用量が、医師によって各々の時間で決定されなければならない。用量は、投与の方法に、及び、選択された特定の化合物に、また依存することになる。使用可能な用量は、例えば、日当たりの0.1mg/体重のKgと400mg/Kgとの間にあることもある。
一般式(I)内に留まる化合物は、いずれの知られた使用可能な様式においても配合された、一つの又はより多くの適切な治療の薬剤との組み合わせで投与されることもある。
本発明のさらなる特性は、純粋に限定無しの図説として供給された、いくつかの例の後に続く記述からわかることもある。
融点は、Bu(ウムラウト)chi SMP−20の装置におけるガラスの毛細管に取得されたと共に、補正されないものである。直接的な浸出を伴った、IR、電子的な衝撃の(electronic impact)(EI)質量、及び、ESI−MSのスペクトルは、それぞれ、Perkin−Elmer 297,VG 7070E、及びWaters ZQ 4000の装置に記録された。H NMR、13C NMR、gHSQC、及びCOSYのスペクトルは、Mercury 400及びVarian VXR 200及び300の機器に記録された。化学シフトは、テトラメチルシラン(tetramethylsilane)(TMS)に相対的な百万分率(parts per million)(ppm)に報告されると共に、スピン多重度は、s(一重線)(singlet)、br s(幅広い一重線)(broad singlet)、d(二重線)(doublet)、dd(二重の二重線)(double doublet)、t(三重線)(triplet)、又はm(多重線)(multiplet)として与えられる。IRスペクトルのデータは、(通常ではない特徴の欠如のおかげで)含まれないとはいえ、それらは、下に列挙された全ての化合物について得られたと共に、帰属された構造と整合性のあるものであった。化合物の元素の組成は、計算された値の±0.4%以内にあった。クロマトグラフィーの分離は、フラッシュクロマトグラフィーによってシリカゲルのカラム(Kieselgel 40,0.040−0.063mm;Merck)上で、又は、重力カラム上で、行われた。

化合物1−8は、以下のスキームに従って、リポ酸(LA)とテトラヒドロアクリジンの中間体を縮合させることで、合成された。
Figure 2008528573
表1
Figure 2008528573
例1
3−アミノメチル−6−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロアクリジン−9−イルアミン(16)。
化合物16の合成は、Rosini et al.(M.Rosini,A.Antonello,A.Cavalli,M.L.Bolognesi,A.Minarini,G.Marucci,E.Poggesi,A.Leonardi,C.Melchiorre,J.Med.Cherα.2003,46,4895.)に従ったニトロ基の還元が後に続けられた3−ニトロメチルシクロヘキサノンとの2−アミノ−4−クロロベンゾニトリルの縮合によって達成されたと共に、構造は、H NMR、13C NMR、gHSQC、及びCOSYの実験の手段によって帰属させられた。合計の収率30%;mp(融点)285−288℃;H NMR(400MHz,CDOD) δ 7.91(d,J=8.9Hz,1H,C8−H),7.58(d,J=2.3Hz,1H,C5−H),7.19(dd,J=9.0,2.3Hz,1H,C7−H),2.86−2.94(m,1H,C4−H),2.60−2.69(m,3H,−CHNH,C1−H),2.19−2.25(m,2H,C1−H,C4−H),2.04−2.13(m,1H,C2−H),1.75−1.83(m,1H,C3−H),1.29−1.39(m,1H,C2−H);13C NMR(100MHz,CDOD) δ 158.9,150.3,147.7,135.2,126.1(C5),124.6(C7),124.1(C8),116.3,110.4,48.1(−CHNH),38.3(C4),37.9(C3),27.3(C2),24.2(C1);EI MS m/z261(M+)。
例2−9
化合物1−8の合成のための一般的な手順。
乾燥のDMF(ジメチルホルムアミド(dimethylformamide))(5mL)における適当なテトラヒドロアクリジナミン(1当量)及びリポ酸(1.5当量)の溶液は、Nの下で、0℃まで冷却されたと共に、そして、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドの塩酸塩(EDCI(1-(3-dimethylaminopropyl)-3-ethylcarbodiimide hydrochloride))(1.2当量)が追加された:混合物は、暗闇で、さらなる15分の間に0℃で、及び、そして、2時間の間に室温で、攪拌された。そして、溶媒は、混合物を加熱することを回避する、低減された圧力で取り除かれた。油性の残留物が、得られたが、それは、重量カラムによって精製された。
例2
5−[1,2]ジチオラン−3−イル−ペンタン酸[2−(1,2,3,4−テトラヒドロ−アクリジン−9−イルアミノ)−エチル](1)。それは、N−(1,2,3,4−テトラヒドロアクリジン−9−イル)−エタン−1,2−ジアミン(9)から合成された(G.M.Steinberg,M.L.Mednick,J.Maddox,R.Rice,J Med Chem 1975,18,1057)(140mg)。石油エーテル/CHCl/MeOH/水性の30%のアンモニア(6:3:1:0.055)での溶出は、1を固体の形態として産出した:35%の収率;H NMR(300MHz,CDOD) δ 8.12(d,J=8.8Hz,1H),7.78(d,J=8.8Hz,1H),7.58,(t,J=8.2Hz,1H),7.39(t,J=8.2Hz,1H),3.70(t,J=6.3Hz,2H),3.28−3.39(m,3H),2.93−3.15(m,4H),2.71−2.79(m,2H),2.26−2.40(m,1H),2.15(t,J=8.6Hz,2H),1.64−1.93(m,5H),1.30−1.61(m,6H);MS(ESI) m/z 430(M+H)。C2331OSについて計算されたもの:C,64.30;H,7.27;N,9.78;見出されたものC,64.41;H,7.28;N,9.75。
例3
5−[1,2]ジチオラン−3−イル−ペンタン酸[3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−アクリジン−9−イルアミノ)プロピル]アミド(2)。それは、N−(1,2,3,4−テトラヒドロアクリジン−9−イル)プロパン−1,3−ジアミン(10)(100mg,Carlier et al.(R.Carlier,D.M.Du,Y.Han,J.Liu,Y.P.Pang,Bioorg Med Chem Lett 1999,9,2335)に記載された手順に従うことで9−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−アクリジン及びプロパン−1,3−ジアミンから得られた、且つ、CHCl/MeOH/水性の30%のアンモニア(9.5:0.5:0.0から7:3:0.1まで)の勾配システムでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製されたもの:65%の収率,H NMR(200MHz,CDOD) δ 8.08(d,J=8.8Hz,1H),7.78(d,J=8.7Hz,1H),7.53,(t,J=8.3Hz,1H),7.32(t,J=8.3Hz,1H),3.54(t,J=6.7Hz,2H),2.87−2.98(m,2H),2.65(t,J=7.5Hz,4H),1.64−1.93(m,6H))から合成された。石油エーテル/CHCl/MeOH/水性の30%のアンモニア(5:4:1:0.05)での溶出は、固体の形態として2を産出した:35%の収率;H NMR(200MHz,CDOD) δ 8.15(d,J=8.8Hz,1H),7.78(d,J=8.8Hz,1H),7.56−7.64(m,1H),7.37−7.44(m,1H),3.69(t,J=6.6Hz,2H),3.40−3.52(m,1H),3.23−3.36(t,J=6.6Hz,2H),2.92−3.18(m,4H),2.74−2.83(m,2H),2.28−2.43(m,1H),2.19(t,J=7.1Hz,2H),1.73−1.95(m,7H),1.22−1.68(m,6H););MS (ESI) m/z 444 (M+H)。C2433OSについて計算されたもの;C,64.97;H,7.50;N,9.47;見出されたもの C,65.18;H,7.52;N,9.44。
例4
5−[1,2]ジチオラン−3−イル−ペンタン酸[4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−アクリジン−9−イルアミノ)−ブチル]アミド(3)。それは、N−(1,2,3,4−テトラヒドロ−アクリジン−9−イル)ブタン−1,4−ジアミン(11)から合成された(P.R.Carlier,D.M.Du,Y.Han,J.Liu,Y.P.Pang,Bioorg Med Chem Lett 1999,9,2335)(290mg)。石油エーテル/CHCl/MeOH/水性の30%のアンモニア(6:3:1:0.06)での溶出は、固体の形態として3を産出した:38%の収率;H NMR(200MHz,CDOD) δ 8.12(d,J=8.6Hz,1H),7.78(d,J=8.6Hz,1H),7.52−7.62(m,1H),7.32−7.43(m,1H),3.41−3.60(m,3H),2.90−3.21(m,6H),2.68−2.77(m,2H),2.31−2.46(m,1H),2.17(t,J=6.9Hz,2H),1.38−1.95(m,15H);MS(ESI) m/z 458 (M+H)。C2535SNOSについて計算されたもの:C,65.60;H,7.71;N,9.18;見出されたもの C, 65.67;H,7.69;N,9.15。
例5
5−[1,2]ジチオラン−3−イル−ペンタン酸[5−(1,2,3,4−テトラヒドロ−アクリジン−9−イルアミノ)−ペンチル]−アミド(4)。それは、N−(1,2,3,4−テトラヒドロ−アクリジン−9−イル)−ペンタン−1,5−ジアミン(12)から合成された(P.R.Carlier,D.M.Du,Y.Han,J.Liu,Y.P.Pang,Bioorg Med Chem Lett 1999,9,2335)(480mg)。石油エーテル/CHCl/MeOH/水性の30%のアンモニア(6:3:1:0.055)での溶出は、固体の形態として4を産出した:40%の収率;H NMR(200MHz,CDOD) δ 8.09(d,J=8.6Hz,1H),7.78(d,J=8.6Hz,1H),7.52−7.60(m,1H),7.33−7.41(m,1H),3.40−3.57(m,3H),2.87−3.18(m,6H),2.63−2.75(m,2H),2.25−2.43(m,1H),2.17(t,J=6.8Hz,2H),1.35−1.95(m,17H);MS(ESI)m/z 472(M+H)。C2637OSについて計算されたもの:C,66.20;H,7.91;N,91;見出されたもの C,66.41;H,7.89;N,8.88。
例6
5−[1,2]ジチオラン−3−イル−ペンタン酸[6−(1,2,3,4−テトラヒドロ−アクリジン−9−イルアミノ)−ヘキシル]−アミド(5)。それは、N−(1,2,3,4−テトラヒドロ−アクリジン−9−イル)−ヘキサン−1,6−ジアミン(13)から合成された(P.R.Carlier,D.M.Du,Y.Han,J.Liu,Y.P.Pang,Bioorg Med Chem Lett 1999,9,2335)(370mg)。石油エーテル/CHCl/MeOH/水性の30%のアンモニア(6:3:1:0.05)での溶出は、固体の形態として5を産出した:30%の収率;H NMR(200MHz,CDCl) δ 7.83(t,J=9.3Hz,2H),7.47−7.56(m,1H),7.28−7.37(m,1H),5.89(t,J=3.2Hz,1H,DOで交換可能なもの),4.15(br s,2H,DOで交換可能なもの),3.40−3.57(m,3H),3.01−3.23(m,6H),2.60−2.75(m,2H),2.31−2.48(m,1H),2.15(t,J=7.3Hz,2H),1.35−1.96(m,19H);MS(ESI)m/z 486(M+H)。C2739OSについて計算されたもの:C,66.76;H,8.09;N,8.65;C,66.87;H,8.12;N,8.62。
例7
5−[1,2]ジチオラン−3−イル−ペンタン酸[7−(1,2,3,4−テトラヒドロ−アクリジン−9−イルアミノ)−へプチル]−アミド(6)。それは、N−(1,2,3,4−テトラヒドロ−アクリジン−9−イル)−ヘプタン−1,7−ジアミン(14)から合成された(P.R.Carlier,D.M.Du,Y.Han,J.Liu,Y.P.Pang,Bioorg Med Chem Lett 1999,9,2335)(220mg)。石油エーテル/CHCl/MeOH/水性の30%のアンモニア(6:3:1:0.05)での溶出は、固体の形態として6を産出した:35%の収率;H NMR(200MHz,CDCl) δ 7.92(みかけのt,J=9.4Hz,2H),7.51−7.61(m,1H),7.30−7.41(m,1H),5.57(t,J=3.2Hz,1H,DOで交換可能なもの),3.40−3.61(m,3H),3.01−3.24(m,6H),2.64−2.73(m,2H),2.38−2.54(m,1H),2.18(t,J=7.3Hz,2H),1.25−1.98(m,21H);MS(ESI)m/z 500(M+H)。C2841OSについて計算されたもの:C,67.29;H,8.27;N,8.41;C,67.43;H,8.30;N,8.39。
例8
Figure 2008528573
5−[1,2]ジチオラン−3−イル−ペンタン酸[3−(6−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−アクリジン−9−イルアミノ)−プロピル]−アミド(7)。それは、N−(6−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−アクリジン−9−イル)−プロパン−1,3−ジアミン(15)(180mg)(Carlier et al.(上を参照のこと)に記載された手順に従うことで6,9−ジクロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−アクリジン及びプロパン−1,3−ジアミンから得られた、且つ、CHCl/MeOH/水性の30%のアンモニア(9.5:0.5:0.0から8:2:0.03)の勾配システムでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製されたもの:70%の収率,H NMR(200MHz,CDCl) δ 7.93(d,J=9.1Hz,1H),7.86(d,J=2.4Hz,1H),7.22(dd,J=9.0,2.3Hz,1H),3.62(t,J=6.8Hz,2H),2.88−3.05(m,4H),2.60−2.68(m,2H),1.71−1.95(m,6H))から合成された。石油エーテル/CHCl/EtOH/水性の30%のアンモニア(7:2:1:0.03)での溶出は、固体の形態として7を産出した:35%の収率;H NMR(200MHz,CDOD) δ 8.08(d,J=8.9Hz,1H),7.72(d,J=2.1Hz,1H),7.28(dd,J=8.9,2.1Hz,1H),3.42−3.58(m,3H),3.27(t,J=6.5Hz,2H),2.89−3.17(m,4H),2.65−2.77(m,2H),2.27−2.43(m,1H),2.19(t,J=7.2Hz,2H),1.73−1.91(m,7H),1.31−1.65(m,6H);MS(ESI)m/z 478(M+H)。C2432ClNOSについて計算されたもの:C,60.29;H,6.75;N,8.79;見出されたもの C,60.45;H,6.74;N,8.77。
例9
5−[1,2]ジチオラン−3−イル−ペンタン酸(9−アミノ−6−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−アクリジン−3−イルメチル)−アミド(8)。
Figure 2008528573
それは、16(150mg)から合成された。CHCl/トルエン/EtOH/水性の30%のアンモニア(5:3:2:0.02)での溶出は、固体の形態として8を産出した:30%の収率;H NMR(200MHz,CDOD) δ 8.09(d,J=8.9Hz,1H),7.72(d,J=2.2Hz,1H),7.36(dd,J=9.2,2.2Hz,1H),3.50−3.62(m,2H),2.96−3.21(m,4H),2.70−2.83(m,1H),2.38−2.69(m,3H),2.28(t,7.0Hz,2H),2.05−2.21(m,2H),1.79−1.95(m,1H),1.23−1.78(m,7H);EI MS m/z 449(M)。C2228ClNOSについて計算されたもの:C,58.71;H,6.27;N,9.34;見出されたもの C,58.91;H,6.26;N,9.31。
例10
N−(9−アミノ−6−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−アクリジン−3−イル−メチル)−2−[1,2]ジチオラン−3−イル−アセトアミド(17)。
Figure 2008528573
無水DMF(5mL)における16(140mg,0.53mmol)及び[1,2]ジチオラン−3−イル−酢酸(Chen,Yaun−Shek and Lawton,Richard G. An efficient synthetic route to 2−(1,2−dithiolan−3−yl)acetic acid. Trisnorlipoic acid and amide derivatives. Tetrahedron Letters 1997,38,5785−5788)(90mg,0.55mmol)の溶液は、Nの下で、0℃まで冷却されたと共に、そして、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(EDCI)(1-(3-dimethylaminopropyl)-3-ethylcarbodiimide hydrochloride)が追加された(113mg,0.59mmol);反応の混合物は、暗闇において、15分の間に0℃で、及び、そして、2時間の間に室温で、攪拌された。そして、溶媒は、蒸発させられたが、混合物を加熱することを正確に回避する。油性の残留物が、得られたが、それは、重力カラムによって精製された。石油エーテル/CHCl/MeOH/水性の30%のアンモニア(5:4:1:0.1)での溶出は、ロウ様の固体として17を産出した:40%の収率;H NMR(200MHz,CDOD) δ 8.03(d,J=9.2Hz,1H),7.67(d,J=2.2Hz,1H),7.30(dd,J=8.8,2.2Hz,1H),4.05(m,1H),2.95−3.34(m,5H),2.46−2.59(m,6H),1.99−2.20(m,3H),1.48−1.52(m,1H)。分析.C1922ClNOSについて計算されたもの:C,55.93;H,5.44;N,10.30。見出されたもの:C,56.01;H,5.45,N,10.11。
例11
5−[1,2]ジチオラン−3−イル−ペンタン酸{6−[エチル−(2−メトキシ−ベンジル)−アミノ]−ヘキシル}−アミド(18)
Figure 2008528573
それは、17について記載された手順に従うことで、N−エチル−N−(2−メトキシ−ベンジル)−ヘキサン−1,6−ジアミン(特許出願PCT/IT03/0227)(300mg,1.13mmol)及びリポ酸(350mg,1.70mmol)から合成されたと共に、重力カラムによって精製された。ある勾配の移動相、石油エーテル/トルエン/CHCl/EtOH/水性の30%のアンモニアの溶液(7:2:1:1:0.05から7:1:1:1:0.05まで)での溶出は、ロウ様の固体として18を産出した:43%の収率,H NMR(200MHz,CDCl) δ 7.42−7.48(m,1H);7.18−7.26(m,1H),6.85−6.99(m,2H),5.43(br t,1H,DOで交換可能なもの),3.84(s,3H),3.53−3.64(m,1H+s,2H),3.08−3.27(m,4H),2.43−2.57(m,5H),2.17(t,J=7.4Hz,2H),1.82−2.00(m,1H),1.29−1.73(m,14H),1.07(t,J=7.0Hz,3H)/MS(ESI)m/z 453(M+H)。分析.C2440について計算されたもの:C,63.67;H,8.91;N,6.19。見出されたもの:C,63.79;H,8.93,N,6.17。
例12−14
化合物19は、下のスキームに従って合成された。
Figure 2008528573
例12
{2−[3−(1−ジメチルアミノ−エチル)−フェノキシ]−エチル}−カルバミン酸のtert−ブチルエステル(19b)。19aの溶液は、Ciszewska,Grazyna;Pfefferkorn,Heidi;Tang,Y.S.;Jones,Lawrence;Tarapata,Richard;Sunay,Ustun B:における対応する(R,S)−3−[[1−ジ−()メチルアミノ]エチル]フェノールについて記載された手順に従うことで、合成された。三重水素、(二)重水素、及び炭素−14で標識付けされた(s)−n−エチル−n−メチル−3−[1−(ジメチルアミノ)エチル]カルバミン酸、フェニルエステル、(1)−2,3−ジヒドロキシブタン二酸の塩(SDZ ENA 713 hta)、アルツハイマー病の処置ための調査の薬物の合成。Journal of Labelled Compounds & Radiopharmaceuticals 1997,39,651−668)(350mg,2.17mmol)、DMF(10mL)における(3−クロロ−プロピル)−カルバミン酸のtert−ブチルエステル(420mg,2.17mmol)及びKCO(300mg,2.17mmol)は、24時間の間に還流の条件の下で、攪拌された。溶媒の蒸発は、残留物を産出したが、それは、重力カラムによって精製された。CHCl/MeOH/水性の30%のアンモニアの溶液(9:1:0.02)での溶出は、油として19bを産出した:65%の収率,H MMR(200MHz,CDCl) δ 7.20(t,J=8.0Hz,1H);6.79−6.89(m,3H),4.92(br s,1H,DOで交換可能なもの),4.02(t,J=6.4Hz,2H);3.20−3.33(m,3H),2.20(s,6H),1.93−1.99(m,2H),1.44(s,9H),1.35(d,J=6.6Hz,3H)。
例13
3−[3−(1−ジメチルアミノ−エチル)−フェノキシ]−プロピルアミン(19c)。CHCl(5mL)における19b(200mg,0.62mmol)の溶液には、TFA(トリフルオロ酢酸)(1.5mL)が追加されたと共に、2時間の間に室温で攪拌された。反応の混合物は、真空中において蒸発させられ、得られた残留物は、水に溶解させられるものであり、NaOHの2Nを追加することによって塩基性のものになされ、そして、CHCl(3×20mL)で抽出された。無水化された溶媒の蒸発は、油として19cを産出した;定量的な収率,H NMR(200MHz,CDCl) δ 7.20(t,J=8.0Hz,1H);6.72−6.88(m,3H),4.04(t,J=6.2Hz,2H);3.12−3.22(m,1H),2.91(t,J=6.6Hz,2H),2.19(s,6H),1.88−1.95(m,2H),1.43(br s,2H,DOで交換可能なもの),1.34(d,J=6.6Hz,3H)。
例14
5−[1,2]ジチオラン−3−イル−ペンタン酸{3−[3−(1−ジメチルアミノ−エチル)−フェノキシ]−プロピル}−アミド(19)は、17について記載された手順に従うことで19c(150mg,0.67mmol)及びリポ酸(210mg,1.02mmol)から合成させられたと共に、重力カラムによって精製された。石油エーテル/トルエン/CHCl/MeOH/水性の30%のアンモニアの溶液(6:1:1.5:1.5:0.01)での溶出は、ロウ様の固体として19を産出した;30%の収率,H NMR(200MHz,CDCl) δ 7.27(t,J=8.2Hz,1H);6.78−6.98(m,3H),5.99(br t,1H);4.09(t,J=6.0Hz,2H);3.21−3.62(m,5H),3.05−3.19(m,3H),2.40−2.53(m,1H),2.32(s,6H),2.22(t,J=7.2Hz,2H);1.81−2.0(m,3H),1.65−1.73(m,4H),1.47(d,J=6.6Hz,3H);MS(ESI)m/z 411(M+H)。分析.C2134について計算されたもの:C,61.42;H,8.35;N,6.82。見出されたもの:C,61.62;H,8.36,N,6.80。
例15−17
化合物20は、下のスキームに従って合成された。
Figure 2008528573

例15
(3−{[1−(3−メトキシ−フェニル)−エチル]−メチル−アミノ}−プロピル)−カルバミン酸のtert−ブチルエステル(V)。DMF(5mL)における[1−(3−メトキシ−フェニル)−エチル]−メチル−アミン(IV)(Grethe,Guenter;Lee,Hsi Lin;Uskokovic,Milan;Brossi,Arnold.Syntheses in the isoquinoline series.Synthesis of 2, 3−dihydro−4(1H)−isoquinolones.Journal of Organic Chemistr 1968,33,491−494)(320mg,1.9mmol)、(3−クロロ−プロピル)−カルバミン酸のtert−ブチルのエステル(370mg,1.9mmol)、KCO(260mg,1.9mmol)、及び触媒作用の量のKIの溶液は、24時間の間における還流の条件の下で攪拌された。溶媒の蒸発は、残留物を産出したが、それは、重力カラムによって精製された。CHCl/MeOH/水性の30%のアンモニアの溶液(9:1:0.005)での溶出は、油としてVを産出した:40%の収率,H NMR(200MHz,CDCl) δ 7.20(t,J=8.0Hz,1H);6.74−6.95(m,3H),5.38(br s,1H,DOで交換可能なもの),3.80(s,3H);3.50(q,J=7.0Hz,1H),3.13(q,J=6.2Hz,2H),2.30−2.52(m,2H),2.19(s,3H),1.54−1.68(m,2H),1.44(s,9H),1.35(d,J=6.6Hz,3H)。
例16
−[1−(3−メトキシ−フェニル)−エチル]−N−メチル−プロパン−1,3−ジアミン(VI)。それは、19cについて記載された手順に従うことでCHCl(5mL)におけるV(230mg,0.62mmol)及びTFA(1.5mL)から油として得られた;定量的な収率,H NMR(200MHz,CDCl) δ 7.27(t,J=8.0Hz,1H);6.80−6.97(m,3H),3.85(s,3H);3.54(q,J=6.6Hz,1H),2.74(t,J=6.6Hz,2H),2.30−2.58(m,2H),2.25(s,3H),1.55−1.67(m,2H+2H DOで交換可能なもの),1.39(d,J=7Hz,3H)。
例17
5−[1,2]ジチオラン−3−イル−ペンタン酸(3−{[1−(3−メトキシ−フェニル)−エチル]−メチル−アミノ}−プロピル)−アミド(20)は、17について記載された手順に従うことでV(130mg,0.59mmol)及びリポ酸(240mg,1.47mmol)から合成されたと共に、重力カラムによって精製された。石油エーテル/CHCl/EtOH/水性の30%のアンモニアの溶液(5.5:3.5:1:0.015)での溶出は、ロウ様の固体として20を産出した;55%の収率,H NMR(200MHz,CDCl) δ 7.23(t,J=7.8Hz,1H);6.75−6.90(m,3H),6.56(br s,1H,DOで交換可能なもの);3.79(s,3H);3.47−3.58(m,2H),3.05−3.25(m,4H),2.37−2.45(m,3H),2.20(s,3H),2.03(t,J=7.2Hz,2H);1.82−1.97(m,1H),1.38−1.73(m,8H),1.34(d,J=6.4Hz,3H);MS(ESI)m/z 411(M+H)。分析.C2134について計算されたもの:C,61.42;H,8.35;N,6.82。見出されたもの:C,61.65;H,8.36,N,6.81。
例18
Figure 2008528573

5−チオフェン−2−イル−ペンタン酸[3−(6−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−アクリジン−9−イルアミノ)−プロピル]−アミド(21)は、17について記載された手順に従うことで15(350mg,1.21mmol)及び5−チオフェン−2−イル−ペンタン酸(334mg,1.82mmol)から合成されたと共に、フラッシュクロマトグラフィーによって精製された。石油エーテル/CHCl/MeOH/水性の30%のアンモニアの溶液(6:3.5:0.5:0.007)での溶出は、ロウ様の固体として21を産出した;80%の収率,H NMR(200MHz,CDCl) δ 7.96(d,J=8.8Hz,1H),7.88(d,J=2.2Hz,1H),7.23(d,J=1.8Hz,1H),7.09−7.11(m,1H),6.91(t,J=3.6Hz,1H),6.76−6.78(m,1H),6.05(br t,1H,DOで交換可能なもの);3.48−3.52(m,4H),3.02−3.05(m,2H),2.85(t,J=6.6Hz,2H),2.71−2.76(m,2H),2.25(t,J=6.6Hz,2H),1.71−1.90(m,10H);MS(ESI)m/z 456(M+H)。分析.C2530ClNOS について計算されたもの:C,65.84;H,6.63;N,9.21。見出されたもの:C,65.61;H,6.65,N,9.18。
例19−20
化合物23は、下のスキームに従って合成された。
Figure 2008528573

例19
−(2−クロロ−6,7−ジメトキシ−キナゾリン(chinazoline)−4−イル)−プロパン−1,3−ジアミン(22)。無水のTHF(テトラヒドロフラン)の20mLにおける2,4−ジクロロ−6,7−ジメトキシキナゾリン(1.0g,3.86mmol)の溶液には、プロパンジアミン(0.57g,7.72mmol)が追加されたと共に、16時間の間にNの下で室温において攪拌された。溶媒の蒸発の後で、得られた残留物は、移動相の勾配のあるCHCl/MeOH/水性の30%のアンモニアの溶液(9:1:0から9:2:0.2まで)でフラッシュクロマトグラフィーによって精製されたが、固体として22を産出する:75%の収率,融点(mp):215℃;H NMR(300MHz,CDCl) δ 8.61(br s,1H,DOで交換可能なもの),7.13(s,1H),6.99(s,1H),3.99(s,3H),3.96(s,3H),3.77−3.81(m,2H),3.10−3.13(m,2H),1.86−1.89(m,2H),1.69(br s,2H,DOで交換可能なもの)。
例20
5−[1,2]ジチオラン−3−イル−ペンタン酸[3−(2−クロロ−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イルアミノ)−プロピル]−アミド(23)は、17について記載された手順に従うことで22(400mg,1.35mmol)及びリポ酸(556mg,2.70mmol)から合成されたと共に、重力カラムによって精製された。移動相、石油エーテル/トルエン/CHCl/MeOH/水性の30%のアンモニアの溶液(5:4.5:0.5:0.008)での溶出は、ロウ様の固体として15を産出した:30%の収率;H NMR(300MHz,CDCl) δ 7.51(br s,1H DOで交換可能なもの),7.36(s,1H),7.14(s,1H),6.32(br s,1H,DOで交換可能なもの),4.06(s,3H),4.01(s,3H),3.72−3.75(m,2H),3.47−3.63(m,1H),3.43−3.46(m,2H),3.13−3.23(m,2H),2.41−2.52(m,1H),2.33(t,2H),1.44−1.96(m,9H);MS(ESI)m/z 485(M+H),507(M+Na)。分析.C2129ClNについて計算されたもの:C,52.00;H,6.03;N,11.55。見出されたもの:C,52.231;H,6.15,N,11.67。
例21
Figure 2008528573

5−(R)−[1,2]ジチオラン−3−イル−ペンタン酸[3−(6−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−アクリジン−9−イル]アミノ]−プロピル−アミド(24)は、R−(+)−1,2−ジチオラン−3−ペンタン酸から、対応するラセミ体の化合物(7)について記載されたもののように、合成されたと共に、同じ分光学的な及び化学的な−物理的な特性を与える。
例22
Figure 2008528573

5−(テトラヒドロチオフェン)−2−イル−ペンタン酸[3−(6−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−アクリジン−9−イル)アミノ]−プロピル−アミド(25)は、先行する化合物について記載されたもののように、6−(2−テトラヒドロチエニル)吉草酸(Kursanov,D.N.Ionic Hydrogenation and Related Reactions. Harwood Academic Pub.1985)から、及び、17について記載された手順に従うことで、N−(6−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−アクリジン−9−イル)−プロパン−1,3−ジアミンから、合成されたと共に、フラッシュクロマトグラフィーによって精製された。石油エーテル/CHCl/MeOH/水性の30%のアンモニアの溶液(5:4.5:0.5:0.05)での溶出は、ロウ様の固体として生産物を産出した;10%の収率,H NMR(200MHz,CDCl) δ 7.98(d,1H),7.72(d,1H),7.28(d,1H),6.05(br t,1H,DOで交換可能なもの),5.07(br t,1H,DOで交換可能なもの),3.48−3.52(m,3H),3.27−3.31(m,2H),2.85−3.16(m,4H),2.71−2.76(m,2H),2.27−2.41(m,3H),1.51−1.90(m,15H);MS(ESI)m/z 460(M+H)。分析.C2534ClNOSについて計算されたもの:C,65.26;H,7.45;N,9.13。見出されたもの:C,65.71;H,7.55,N,9.41。
例23
HuAChE及びBChEにおける阻害する力の決定
IC50として表現された、検査された化合物の活性は、ヒトの血清からのヒトの組み換えのアセチルコリンエステラーゼ(E.C.3.1.1.7)(AChE又はHuAChE)及びブチリルコリンエスエラーゼ(E.C.3.1.1.8)(BChE)におけるエルマン(Ellman)の分光光度的な方法[Ellman G.L.,Courtney K.D.,Andrei V., Featherstone R.M.Biochem.Pharmacol.1961,7,88−95]に従って、評定された。IC50の値は、50%だけ酵素学的な活性を低減するために必要な阻害剤の濃度を表すと共に、各々が複製におけるものである、二つの独立な測定の平均値である。
表2.ヒトの血清からのヒトの組み換えのAChEにおける及びBChEにおける活性を阻害すること
Figure 2008528573
例24
ヒトの組み換えのAChEによって誘起されたβ−アミロイドの凝集(1−40)の阻害
ヒトの組み換えのAChEによって誘起されたβ−アミロイドのペプチド(1−40)の凝集における阻害活性は、チオフラビンT(thioflavin T)の使用に基づいた蛍光定量的な方法(Bartolini,M.;Bertucci,C;Cavrini,V.;Andrisano,V.β−Amyloid aggregation induced by human acetylcholinesterase:inhibition studies.Biochem.Pharmacol.2003,65,407−416)で、検出された。化合物は、100μMの固定された濃度で試験されたと共に、AChEで誘起されたAβ40の凝集の阻害%の値は、表3に与えられる。
表3.AChEで誘起されたAβ40の凝集の阻害
Figure 2008528573
7において、IC50の値は、また、決定されたが、それは、45.0±14.6μMであった(Rosini M. et al.J Med Chem 2005,48,360−363)。
7は、AChEで誘起されたAβ40の凝集の最も強力な阻害剤の一つ、プロピジウム(Bartolini,M.;Bertucci,C.;Cavrini,V.;Andrisano,V.b−Amyloid aggregation induced by human acetylcholinesterase:inhibition studies.Biochem.Pharmacol.2003,65,407−416)よりも3倍より強力でないだけであることを証明した;プロピジウムは、12.6+0.5μMのIC50の値を与える。その上、7及びそれのエナンチオマー24は、ADの処置のために認可された他の古典的なAChE阻害剤(Bartolini,M.;Bertucci,C;Cavrini,V.;Andrisano,V.beta−Amyloid aggregation induced by human acetylcholinesterase:inhibition studies.Biochem.Pharmacol.2003,65,407−416)よりも顕著により強力であることを証明した。
例25
作用の機構の及び阻害の定数(K)の決定。阻害剤の動力学の評定は、Kによって表現された、酵素−阻害剤の反応の本性、結び付くサイト、及び結合の定量的な効能に関する重要な情報を供給する。Kは、遊離の酵素(特定の場合には、ヒトの組み換えのAChE)、阻害剤(特定の場合には、化合物7)、及び酵素−阻害剤の複合体の間の平衡の状態を記述すると共に、酵素−阻害剤の複合体の解離の定数を表す。競争的な阻害の定数Kの見積もりを得るために、ラインウィーバー−ブルク(Lineweaver-Burk)の方法が、使用された。化合物7の各々の濃度(区間0−0.344nM)について、酵素学的な活性が、アセチルチオコリンの基質の濃度(111−550μM)の変動と共に評定された。得られたデータは、ラインウィーバー−ブルク(Lineweaver-Burk)の方法に従ってグラフにプロットされたが、それは、基質の濃度の逆数(1/[ACTh])の関数としての酵素学的な速度の逆数(1/v)を示唆する。TC(タクリン)の阻害(示されたものでない)及び7に関するラインウィーバー−ブルクのグラフは、両方とも、増加する傾きと共に直線を示すが、それにおいては、阻害剤の増加する濃度の存在におけるVmaxの及びKの値の両方の変動が留意されることもある。この挙動は、混合されたタイプの競争的な阻害を示唆するが、それは、遊離の酵素と及びアセチル化された酵素との両方で阻害剤の顕著な相互作用を暗示する。
図1aから推論されたもののような、7の阻害の挙動は、AChEのいくつかの知られたビス−テトラヒドロアミノアクリジン阻害剤によって示されたものに非常に類似のものである。これらの化合物は、AChEの触媒作用の及び周辺のサイトと同時に結び付くと共に、混合されたタイプの酵素を阻害する機構によって特徴付けられる。(Pang,Y.P.;Quiram,P.;Jelacic,T.;Hong,F.;Brimijoin,S.Highly potent,selective,and low cost bis−tetrahydroaminacrine inhibitors of acetylcholinesterase.Steps toward novel drugs for treating Alzheimer’s disease.J.Biol.Chem.1996,271,23646−23649)。これらの結果から、化合物7が、AChEの活性なサイトと、及び、酵素の周辺の陰イオン性のサイトによって潜在的に表された、付属のサイトと、の両方に結び付くことができることは、推論されることであることもある。
そして、図1aに示された線の傾きの値は、7の(図1b)又はTCの濃度の関数としてグラフにプロットされた。得られた線の横座標の軸における切片は、検査された化合物について、すなわち7又はTCについて、Kの値を与えるが、それは、それぞれ、K=0.155±0.046nM又はK=0.151±0.016μMである。
例26
化合物LA、7及び15の毒性の効果は、Mosmann et al.によって記載されたもの(Mosmann,T.Rapid colorimetric assay for cellular growth and survival:application to proliferation and cytotoxicity assays.J.Immunol.Methods 1983,65,55−63)のように、最初に、ヒトの神経単位の細胞に類似のSH−SY5Y細胞における比色のMTTアッセイで決定された。
測定値は、405nmの波長において、分光光度計(TECAN(R), Spectra model Classic,Salzburg,Austria)で、取得された。細胞の生存度は、対照の細胞の百分率として表現されると共に式F/Fnt×100によって計算されたが、そこでは、F=処置された神経単位の吸光度及びFnt=処置されたものではない神経単位の吸光度である。
SH−SY5Yの細胞は、10%の胎児の子牛の血清(FCS)(foetal calf serum)、グルタミンの2mM、ペニシリンのU/mL及びストレプトマイシンの50μg/mLと共に補充されたダルベッコーの修飾されたイーグルの培地(Dulbecco’s modified Eagle’s medium)において5%のCOで給湿された定温器において37℃で常套的に成長させられた。
図2に示されたもののように、LA及び7(0.1−50μM)でのSH−SY5Yの細胞の処置は、細胞の生存度における変動に至るものではなかった。それと反対に、15(0.1−50μM)でのSH−SY5Yの細胞の処置は、10μM(88%)及び50μM(99%)の濃度についての細胞の生存度の強い減少を生産されるものであった。
例27
LA、7、及び15の細胞内の抗酸化剤の活性は、tert−ブチルヒドロペルオキシド(butyl hydroperoxide)(t−BuOOH)、酸化性のストレスを含むように使用された化合物へのSH−SY5Y細胞(細胞の培養は、例26において記載されたように処置された)の露出によって誘い出された細胞内の反応性の酸素の種(reactive oxygen species)(ROS)の形成を測定することによって、評価された。細胞内のROSの形成は、Wang H. et al.(H.Wang,J.A.Joseph,Free Radic.Biol.Med.1999,27,612)によって記載されたもののような、蛍光性のプローブ、DCFH−DA、を使用することで、決定された。
試験された化合物の濃度の区間は、使用されたが、それは、それらの細胞の生存度を修飾しないであろう(LA及び7についての0.1−50μM;15についての0.1−5μM)。表4において示されたもののように、LAでのSH−SY5Yの細胞の処置は、7での処置がROSの形成における阻害の効果を生じさせたと共にそれが7の濃度に強く依存した一方で、使用された最も高い濃度(50μM)でのみROSの形成の顕著な減少を示すものであった(p<0.01)。顕著な阻害の効果は、5μM(p<0.01)、10μM、及び50μM(両方について、p<0.001)の7の濃度で得られた。15(0.1−5μM)で処置されたとき、細胞は、ROSの形成に関しては、どんな差異をも示すことはなかった。全体から見ると、これらの結果は、15が神経毒性の効果を有するのに対して、化合物LA及び7が、細胞の生命力に影響しないことを示すものであった。その上、LA及び7(しかし、15ではない)は、ROSの形成に対して神経単位の細胞を保護することができる(64%の阻害)。
表4
Figure 2008528573
結果は、tert−ブチルヒドロペルオキシドでの処置によって決定された細胞内のROSの百分率の増加として表現される。データは、(処置されないものに対する処置されたもの;p<0.01,**p<0.001)相互に独立な三つの試験の平均値±SD(標準偏差(standard deviation))として報告される。tox=細胞障害性。
例28
BACE活性の分析についてのアッセイ
材料
50mMのトリス−HCl(pH=7.5)、10%のグリセロール(5単位)におけるバキュロウィルス(Baculovirus)において、精製された且つ発現させられたBACE1(β−セクレターゼ)
基質:ローダミン(Rhodamine)−EVNLDAEFK−失活剤(50mMの炭酸水素アンモニウムにおける750nM)
参照の阻害剤:スタチン(H−Lys−Thr−Glu−Glu−Ile−Ser−Glu−Val−Asn−[スタイナ(Statina)(3S,4S)]−Val−Ala−Glu−Phe−OH)のペプチド誘導体(濃度の区間:70−6nM)
アッセイの緩衝剤:50mMの酢酸ナトリウム,pH=4.5
BACE1の溶液の停止:2.5Mの酢酸ナトリウム
器械類
Fluoroskan Ascentの多数のウェルの分光蛍光計(λexcitation:544nm;λemission:590nm)
Cliniplateの黒色の多数のウェルのプレート(96個のウェル)
分析のプロトコル
1.基質の20μLは、試験される化合物の20μLへ(又は、対照のウェルを調製するとすれば、緩衝剤へ)追加された。
2.反応を開始するために、BACE1の酵素の20μKは、ウェルへ追加された。
3.混合物は、60分の間に37℃で温置された。
4.溶液の20μLは、反応を停止させるために、追加された。そして、蛍光の信号は、読み取られた。
結果
BACEの活性は、多数のウェルの分光蛍光計を使用する蛍光定量的な分析の方法で測定された。分析のペプチドの基質は、APPの保護を模倣するが、それは、BACEの天然の基質である。合成の基質は、二つの基:蛍光を寄与する基(ローダミンDの誘導体)及び蛍光を消光する基,Aを含有する。弱く蛍光性の基質は、酵素の切断の後で、高度に蛍光性のものになる;蛍光における増加は、タンパク質分解のスピードに線形に関係付けられる。
最適化された分析の条件(温置の時間:60分,温度:37℃,λexcit=544nm,λemiss=590nm,基質:250nM,酵素 1U/mL)において、アッセイは、蛍光の信号における降下を評定することによってBACE−1の活性及びそれの阻害の測定を可能にした。阻害剤有りの及び無しの蛍光の信号の強度は、比較されたと共に、試験されるための化合物の成長する濃度の存在のおかげで阻害の百分率は、後に続く表現:100−(IF/IF×100)で計算されたが、そこでは、IF及びIFは、阻害剤の存在及び欠如においてそれぞれBACE−1について得られた蛍光の信号の強度である。阻害の曲線は、阻害剤の濃度の対数に関して得られた阻害の百分率をグラフにプロットすることによって、各々の化合物について得られた。線形の回帰のパラメータは、決定されたと共に、可能なとき、IC50の値は、外挿された(GraphPad Prism 3.0 GraphPad Software Inc.)。
アッセイの妥当性の実証するために、参照の阻害剤(スタチンのペプチド誘導体)は、反応のウェルにおいて様々な濃度に希釈された(IC50=18nM)。IC50の値は、GraphPad Prismのソフトウェアを使用することで、計算された。
BACE−1の活性は、ナノモルの濃度レベルにおける濃度依存性のモードにおいて7によって阻害された。表5は、7の及びADの処置のために現今で使用された薬物のIC50の値を示す。これらの中で、ドネペジルのみは、7のものに匹敵するBACEを阻害する強度を示すものであった。
表5
Figure 2008528573
例28
ADのおかげの退化を改善する際に7、19、20、及び18の効能を確かめるためには、これらの化合物は、抗−NGFのマウスに投与された。この動物モデル(抗−NGF)(Ruberti F, et al.,J Neurosci 2000,Vol.20,pp.2589−2601)は、人間におけるADに高度に類似の表現型を与える。特には、モデルは、遺伝子を導入したマウスからなるが、それは、神経性の成長因子(nervous growth factor)(NGF)についての抗体を発現すると共に、その結果として、行動の機能障害のみならず、皮質における神経単位の広範囲な喪失、β−アミロイドの斑の及び細胞内の神経原繊維のもつれの形成を示す。特には、抗−NGFの遺伝子を導入したマウス(AD11)を生産するためには、抗−NGFの単クローン性の抗体αD11の軽鎖及び重鎖における可変の領域は、人間/ラットのキメラの抗体αD11を与えるために、一定のヒトの領域k及びγ1へ連結されたと共に、そして、それらは、ヒトのサイトメガロウィルス(cytomegalovirus)(CMV)の早発性の領域のプロモーターの転写の制御の下に置かれた。機能性の抗−NGFの抗体を発現するマウス(AD11のマウス)は、重鎖(CMV−VHのαD11)を発現させたマウスと軽鎖(CMV−VKのαD11)を発現させたマウスを交雑させることによって、得られた。
これらの化合物の効能が、それらが誘導されるところの化合物のものよりも良好であることを実証するためには、(mMの溶液において発現させられた)用量は、選ばれた。この理由のために、メモクイン(Memoquin)(特許出願PCT/IT03/00227においてXVIで指示された化合物)は、それは、抗−NGFのマウス(AD11)における全ての表現型のマーカーを改善することが知られたものであるが、先の研究に基づいて、表現型の部分的な回復のみを与えることが期待されたところの用量で投与された。
その上、単独での、リポ酸の共役体のものとの組み合わせで、リポ酸(LA)の直接的な寄与を評定するために、及び、観察された効果が、リポ酸のおかげであるかもしれないということを除外するために、これは、また、抗−NGFマウスへ投与された。従って、下に示された処置のパターンは、後に続けられた。
表6
Figure 2008528573
表6において:Riva.は、リバスチグミンを示唆する;nは、マウスの数を示唆する;i.p.は、化合物が、腹腔内の注射によって投与されたことを示唆する;処置の持続時間は、日数で表現される;モル濃度は、抗NGF−マウスへ投与された溶液のモル濃度を指す。
処置の後で、マウスは、2,2,2−トリブロモエタノール(8μL/体重のg)で麻酔されたと共に、脳は、頭蓋のボックスから取り除かれた。前脳基底核及び二つの後頭極の一つを含有する、頭脳の前方の部分は、4%のパラホルムアルデヒドにおいて固定され、30%のショ糖において凍結保護され、免疫組織化学のために処置された。第二の後頭極は、ドライアイスにおいて凍結されたと共に、ホスホリル化されたタウの存在を評定するためのウエスタンブロット(Western blot)にかけられるために、処置された。
免疫組織化学は、前脳基底核におけるコリン作動性の神経単位の数を示すために、実行された。この目的のために、断片は、単クローン性の抗体、抗コリンアセチルトランスフェラーゼ(1:500,Chemicon International Inc.,Temecula,CA)と共に温置された。反応は、3,3’−ジアミノベンジジンHCl(Sigma,Sant Louis,MO)及び5−ブロモ−4−クロロ−3−インドリル=ホスファートのトルイジン塩(Sigma)での発達が後に続けられた、アビジン−ビオチンのアルカリ性のホスファターゼ、Elite Standardのキット(Vector laboratories,Burlingame,CA)を使用することで、発達させられた。
ウエスタンブロット(Western blot)の分析を実行するために、氷で冷却された溶液(50mMのトリス−HCl,pH 7.5,50mMのEDTA,250mMのスペルミジン(Spermidine),1mMのフェニルメチルスルホニル=フルオリド(phenylmethylsulphonyl fluoride)(PMSF),1mMのヨードアセトアミド,10μg/mLのロイペプチン,1μg/mLのアプロチニン,4μg/mLの大豆のトリプシン阻害剤,10μg/mLのシチメンチョウの卵白の阻害剤,0.1%のTriton X−100)は、調製された。
ホモジェネートは、4℃で30分の間に13,400×回転毎分(rpm)で遠心分離されたが、上澄みを収集すると共に、再度遠心分離されたと共に使用まで−80℃に保たれた。タンパク質の内容物は、試料を十倍希釈すること、及び、BIO−RAD“DC protein assay kit”(Hercules,CA,USA)を使用することによって、決定された。試料(20μgのタンパク質)は、ポリアクリルアミドのゲルNuPAGE 10%(Invitrogen,Carlsbad,CA)に装填されたと共に、SDS−PAGE及びウエスタンブロットは、ホスホリル化されたタウを検出するためには、実行された。特には、ホスホリル化されたタウは、単クローン性の抗体AT270(1:1000,Innogenetics,Gand,Belgium)を使用することで、見出されたが、それらは、Thr181の残留物におけるホスホリル化されたタウを検出する。予め染色されたタンパク質のマーカー(New England Biolabs,Ipswich,MA)は、バンドの寸法を見出すために、装填された。反応は、抗マウスHRP(1:5000,GE Healthcare,Little Chalfont,England)及び発達させる溶液ECL(GE Healthcare)を使用することで、発達させられた。
結果
LA、タクリン、7、19、20、リバスチグミン、及びメモクイン(Memoquin)の投与は、抗−NGFマウスのコリン作動性の欠損の完全な回復を可能にすることはなかった。統計的な観点から、前脳基底核におけるコリン作動性の神経単位の数の、顕著な回復を可能にした唯一の化合物は、18であった(p<0.05;図3)。投与された化合物の全ては、15を例外として、ホスホ−タウの表現型のものを回復させた(図4)。
表7
Figure 2008528573
ChATは、コリンのアセチルトランスフェラーゼを示唆する。WTのマウスは、“野生型の”マウスである。
図1aは、ラインウィーバァー−ブルクの方法での化合物7についての作用の機構の決定を説明する図である。 図1bは、各々の阻害剤の濃度について得られた直線の傾きの値が、阻害定数Kを決定するための7の濃度の関数としてプロットされたグラフである。 図2は、神経単位の細胞における細胞の生命力における化合物の効果を示す図である。 図3は、抗−NGFマウスのコリン作動性の欠損における化合物の効果を示す図である。 図4は、抗−NGFマウスにおけるリン酸化されたタウの水準における化合物の効果を示す図である。

Claims (44)

  1. 一般式(I):
    Figure 2008528573
    を有する化合物若しくはそれの幾何異性体、それの光学的に活性な形態、ジアステレオマー、それのラセミ体の形態、又はそれの薬学的に許容可能な塩であって、Rは、C−Cのアルカンジアミン、C−Cのアミン:からなる群より選択される;Xは、−S−S−、−S−、−CH−、−CH−CH−:からなる群より選択される;mは、ゼロよりも大きいと共に八よりも小さい整数である;Arは、芳香族の基を表す;Rは、カルボニルへ直接的に連結された窒素を含む、化合物。
  2. Xは、−S−S−を表す、請求項1に記載の化合物。
  3. mは、二よりも大きいと共に五よりも小さい整数である、請求項1又は2に記載の化合物。
  4. mは、四である、請求項1に記載の化合物。
  5. Arは、
    Figure 2008528573
    :からなる群より選択された式を表すと共に、Rは、水素、アミン、ニトロアルキル、−NH、ニトロ、ハロゲン、ヒドロキシ:からなる群より選択される;Rは、水素、アミン、アルカンジアミン、−NH:からなる群より選択される;Rは、水素、電子誘引体誘導性の効果を有する基:からなる群より選択される;R13、R14、R15、R、及びRは、各々が他のものと独立に、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、アルコキシ、アルキル、ニトロアルキル、シアノアルキル、ニトロ、シアノ:からなる群より選択される;R10及びR11は、各々が他のものと独立に、水素、C−Cのアルキル:からなる群より選択される;R12は、C−Cのアルキルを表す;Yは、−CH−及び−N−からなる群より選択される、請求項1乃至4のいずれかに記載の化合物。
  6. Arは、
    Figure 2008528573
    :からなる群より選択された式を表す、請求項5に記載の化合物。
  7. Arは、式:
    Figure 2008528573
    を表すと共に、Rは、C−Cのアミンを表す、請求項6に記載の化合物。
  8. は、式−(CH−を表すと共に、窒素は、カルボニルへ直接的に連結されると共にnは、一よりも大きいと共に五よりも小さい整数である、請求項7に記載の化合物。
  9. nは、三である;R10及びR11は、各々、それぞれのメチルを表す;R12は、エチルを表すと共に酸素に関してメタの位置に連結される、請求項8に記載の化合物。
  10. 請求項9に記載の化合物であると共に、後に続く式:
    Figure 2008528573
    を有する化合物。
  11. Arは、式:
    Figure 2008528573
    を表すと共に、Yは、Nを表すと共に、Rは、式−NR−R−NR−を有するアルカンジアミンを表す;Rは、C−Cのアルキルを表す;R及びRは、各々が他のものと独立に、水素、メチル:からなる群より選択される;R13、R14、R15は、各々が他のものと独立に、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、C−Cのアルコキシ、C−Cのアルキル:からなる群より選択される、請求項6に記載の化合物。
  12. は、直鎖のプロピルを表す;R及びRは、各々、水素を表す;R13は、ハロゲンを表す;R14及びR15は、各々が他のものと独立に、ハロゲン、ヒドロキシ、C−Cのアルコキシ:からなる群より選択される、請求項11に記載の化合物。
  13. 13は、塩素を表す;R14及びR15は、各々、それぞれのメトキシを表す、請求項11又は12に記載の化合物。
  14. Arは、式:
    Figure 2008528573
    を表すと共に、Rは、水素、C−Cのアルコキシ、ハロゲン:からなる群より選択される;Rは、−NH、アルカンジアミン、アミン:からなる群より選択される;Rは、Cのアミンを表す、請求項5に記載の化合物。
  15. は、−NH及びC−Cのアミン:からなる群より選択される、請求項14に記載の化合物。
  16. は、位置6に位置を定められた塩素である;Rは、−NHを表す;Rは、−NH−CH−を表すと共に、窒素は、カルボニルの炭素へ連結される、請求項14に記載の化合物。
  17. Arは、式:
    Figure 2008528573
    を表すと共に、Rは、C−Cのアルカンジアミンを表す、請求項5に記載の化合物。
  18. は、C−Cのアルカンジアミンを表す、請求項17に記載の化合物。
  19. は、式−NR−R−NR−を表すと共に、Rは、C−Cのアルキルを表すと共に、R及びRは、各々が他のものと独立に、水素、メチル:からなる群より選択される、請求項17又は18に記載の化合物。
  20. 及びRは、各々、それぞれの水素を表す、請求項19に記載の化合物。
  21. は、−(CH−を表す、請求項19又は20に記載の化合物。
  22. は、電子を吸引する誘導性の効果を有する基を表す、請求項17乃至20のいずれかに記載の化合物。
  23. は、ハロゲン、C−Cのアルコキシ:からなる群より選択される、請求項22に記載の化合物。
  24. は、ハロゲンを表す、請求項23に記載の化合物。
  25. は、ハロゲン、水素、メトキシ:からなる群より選択される;Rは、水素、アミン、ニトロアルキル、ハロゲン、ヒドロキシ:からなる群より選択される、請求項17乃至21のいずれかに記載の化合物。
  26. は、位置6に位置を定められる、請求項17乃至25のいずれかに記載の化合物。
  27. は、水素、C−Cのアミン、C−Cのニトロアルキル、−NH、ニトロ、ハロゲンからなる群より選択される、請求項17乃至26のいずれかに記載の化合物。
  28. は、水素、ハロゲン:からなる群より選択される、請求項17乃至26のいずれかに記載の化合物。
  29. 請求項28に記載の化合物と共に、後に続く式:
    Figure 2008528573
    を有する化合物。
  30. 形態R:
    Figure 2008528573
    における、請求項29に記載の化合物。
  31. Arは、式:
    Figure 2008528573
    を表すと共に、Rは、C−Cのアルカンジアミンを表す、請求項6に記載の化合物。
  32. は、C−Cのアルカンジアミンを表す、請求項31に記載の化合物。
  33. は、式−NR16−R17−NR18−R19−を表すと共に、R19は、Arへ連結されると共に−NR16は、カルボニルの炭素へ連結される;R17は、C−Cのアルキルである;R16及びR18は、各々が他のものと独立に、C−Cのアルキル、水素:からなる群より選択される;R19は、C−Cのアルキルを表す、請求項31又は32に記載の化合物。
  34. 17は、C−Cのアルキルである;R16は、水素を表す;R18は、エチル、メチル、水素:からなる群より選択される;R19は、メチルを表す、請求項33に記載の化合物。
  35. は、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、C−Cのアルコキシからなる群より選択される:Rは、群:ヒドロキシ、ハロゲン、C−Cのアルコキシより選択される、請求項31乃至34のいずれかに記載の化合物。
  36. は、水素を表すと共にRは、化合物の残留する部分に関してオルト又はメタの位置に位置を定められたメトキシを表す、請求項35に記載の化合物。
  37. 請求項36に記載の化合物と共に、後に続く式:
    Figure 2008528573
    を有する化合物。
  38. 医薬としての使用のための、請求項1乃至37のいずれかに記載の、一般式(I)を有する化合物。
  39. アルツハイマー病の処置のための薬学的な調合剤の生産のための、請求項1乃至37のいずれかに記載の、一般式(I)を有する化合物の使用。
  40. 哺乳動物におけるアルツハイマー病の処置のための薬学的な調合剤の生産のための、請求項1乃至37のいずれかに記載の、一般式(I)を有する化合物の使用。
  41. 哺乳動物におけるβ−アミロイド(Aβ)の堆積物によって特徴付けられた病状の処置のための薬学的な調合剤の生産のための、請求項1乃至37のいずれかに記載の、一般式(I)を有する化合物の使用。
  42. 請求項1乃至37のいずれかに記載の、一般式(I)を有する化合物を含む薬学的な調合剤、又は薬学的に許容可能な塩、及び、賦形剤及び/又は薬学的に許容可能な希釈剤。
  43. 哺乳動物におけるアルツハイマー病の処置のための方法であって;請求項1乃至37のいずれかに記載の、一般式(I)を有する化合物の効能のある量を前記哺乳動物へ投与することを含む、方法。
  44. 請求項1乃至37のいずれかに記載の、一般式(I)を有する化合物の合成のための方法であって、追加の相を含むと共に、一般式(II):
    Figure 2008528573
    を有する化合物が、塩基性の条件において一般式(III):
    Figure 2008528573
    を有する化合物と反応させられる、方法。
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