JP2008523113A - 帆立貝多糖類抽出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は原料処理、ホモジネート、超音波処理、酵素分解、分離、濃縮、アルコール沈殿、乾燥のステップを有する帆立貝多糖類抽出方法を提供する。
【解決手段】原料処理は帆立貝肉組織を直接、または火干し/冷凍乾燥した後加水してホモジネートすることであり、酵素分解はトリプシン、ペプシン、枯草菌中性プロテイナーゼのいずれか一つまたは二つを用いて行う。肉組織は、帆立貝柱、貝柱以外のオッファル、部分的なオッファル、帆立貝柱及び部分的なオッファル、または貝殻を除く全部肉組織である。本発明は帆立貝から多糖類を抽出するプロセスを提供し、特に帆立貝のオッファルから多糖類を抽出することにより、廃棄物を十分に利用できる。得られた製品は高純度、高得率である。抽出した帆立貝多糖類は、単独で製品にしてもよいが、基材にして別食品を補充して多効能食品の開発も可能である。
【選択図】なし

Description

本発明は多糖類の抽出技術に関するものであり、特に貝類を原料とする多糖類の抽出技術に関するものである。
近年、多糖類についての研究は迅速に発展し、空前に活躍する段階に進入してきた。張倩などの研究者による研究(多糖類効能研究の進展「食品研究と開発」1998,9(19))によると、多糖類が多方面にわたって生物活性を具備し、免疫細胞をアクティブにしてヒトの免疫機能を高め、ウィルスとコンパウンドを形成することによりウィルスと細胞受体の結合を妨げることができる一方、正常細胞には副作用がないとされる。その抗腫瘤、免疫機能の向上、血糖値低下、血脂低下、解毒、抗ウィルス、抗細菌、抗放射などの生理機能は世界医薬界において注目されている。
多糖類は植物、微生物(細菌と真菌)及び海藻に広く存在する。食用菌多糖類についての研究は多くあり、特にしいたけ多糖類についての研究はよく知られている。多糖類への研究が深まるにつれて、研究者は動物体多糖類、特に水生動物体多糖類へと関心を寄せている。現在、貝類多糖類の研究においての報道は、「淡水真珠貝肉について」(「雲南大学学報(自然科学版)1998,20(3):187〜189」)と海湾帆立貝のひもについて(「中国水産科学」第1巻第2期)しかない。
帆立貝は低温海水域に生息する二枚貝類であり、その原産地が日本であり、二十世紀八十年代初期に中国に導入され、味がよく、栄養が豊富で、Ca、P、Zn、Seなどの微量元素と人体に必須なアミノ酸が多く含まれる。新鮮な帆立貝は蛋白質含有量が14.5%であるが、干帆立貝は蛋白質含有量が63.7%にも達している。その蛋白質には十数種のアミノ酸が含まれ、鮮味を出すグルタミン酸の含有量が水産品の中で最も高く、7.15%でもある。近代科学研究により、帆立貝は蛋白質を豊富に含有するほか、多糖類も豊富に含有することが発見された。しかし、この発見は重要視されておらず、更なる研究が行われていないままである。帆立貝については、その養殖技術に関する研究及び報道が多いにもかかわらず、その栄養価値に関する研究及び報道は極めて少ない。帆立貝多糖類の抽出方法及び工程についての報告例は、いまだにないようである。
本発明は、帆立貝を原料とし、酵素法を利用して関連工程により高温処理を避けて多糖類の原料から特定の生物活性を保持しつつ、最大限に多糖類の抽出率を高める活性多糖類抽出新工程を提供することを目的とする。
本発明の技術案では、帆立貝を原料処理して多糖類の抽出・精製をし、多糖類製品が得られる。また、抽出過程からの残渣は従来技術に基づいて帆立貝ポリペプチド製品の製造に用いられる。
一、原料と処理
本発明に用いられる原料である帆立貝の肉組織は、殻を取った帆立貝の全部肉組織(貝柱、鰓、性腺、内臓、ひもなど)であってもよく、貝柱、「オッファル」(鰓(えら)、性腺、内臓、ひもなどの全てまたはその部分)または貝柱と部分的な「オッファル」であってもよい。
1、新鮮な殻付き帆立貝を水洗して水を切り、殻を刃物で割って取り除き、異なる部位単位で肉組織を取り出してそのまま使用に用いる。または2、異なる部位単位で肉組織を取り出し、水分含有量が4%以下になるまで肉組織を20〜60℃で火干しまたは真空冷凍乾燥してから、50〜200目まで破砕して干し粉を得たものを用いる。なお、内臓組織の干し粉は、次のステップに移る前に超臨界二酸化炭素抽出設備で脂肪を抽出してもよい。抽出工程のフローは、原料注入――抽出温度制御――抽出圧力制御――CO2流量制御――抽出――分離温度及び圧力制御――分離となる。
具体的な実施方法について述べると、超臨界抽出設備を開け、抽出温度を30〜70℃に設定し、温度が上昇するのを待っている間に抽出釜に釜容積の1/3の原料を注入する。抽出温度が設定値に達した後、抽出圧力20〜40MPa、CO2流量10〜40L/hに制御して帆立貝内臓脂肪を超臨界抽出する。45〜120分後、分離温度30〜40℃、分離圧力6〜10MPaに制御して脂肪を分離して収集する。脱脂された帆立貝内臓を抽出釜から取り出して使用に備える。
二、ホモジネート
1.帆立貝の全部肉組織(貝柱と/または部分的な「オッファル」、または全部の「オッファル」であってもよい)にその質量の0.5〜5倍の水を加え、組織破砕機でホモジネートして一様な漿液が得られる。または2.帆立貝の全部肉組織(貝柱と/または部分的な「オッファル」、または全部の「オッファル」でもよい)干し粉にその質量の10〜50倍の水を加え、組織破砕機でホモジネートして一様な漿液が得られる。
三、超音波処理
次のステップにおける酵素分解の効果を高めさせるために、漿液を0.3〜1時間超音波処理(30〜60℃、50〜600W)する。
四、酵素分解
帆立貝多糖類の抽出は、酵素分解の方法を用いて、用いられる酵素に適宜なpH値と温度等の条件下で帆立貝を酵素分解するものである。用いられる酵素は、単一酵素であってもよく、複合酵素であってもよい。酵素分解の前にアルカリ加水分解を行うか、自己融解酵素技術を用いて前処理を行うと抽出率を向上させることができる。
1.アルカリ加水分解:超音波処理された漿液に0.1〜1.0%の破砕の固体炭酸カリウムまたは炭酸ナトリウムを加え、30〜60℃で1〜5時間攪拌してアルカリ加水分解させる。
または2. 自己融解酵素技術:超音波処理された漿液を10〜60分間紫外線照射してから40〜60℃で2〜6時間加水分解させる。
3.単一酵素による酵素分解
(i) トリプシン酵素分解:超音波処理された漿液を0.5mol/Lの水酸化カリウムでpH7〜9に調整し、且つ酵素分解過程におけるpH値をこの範囲に保持する。漿液に質量パーセント濃度0.1〜2.0%、酵素活性5×104u/gのトリプシンを加え、40〜60℃で保温し、1〜8時間攪拌して酵素分解させる。その後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持してから反応を終止する。6mol/Lの塩酸でpHを中性に調整する。または(ii) ペプシン酵素分解:超音波処理された漿液を6mol/Lの塩酸でpH1〜5に調整し、且つ酵素分解過程におけるpH値をこの範囲に保持する。漿液に質量パーセント濃度0.1〜2.0%、酵素活性7.8×105u/gのペプシンを加え、40〜60℃で保温し、1〜10時間攪拌して酵素分解させる。その後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持してから反応を終止する。0.5mol/Lの水酸化カリウムでpHを中性に調整する。
または(iii) 枯草菌中性プロテイナーゼ酵素分解:超音波処理された漿液を6mol/Lの塩酸でpH6〜7に調整し、且つ酵素分解過程にpH値をこの範囲に保持する。漿液に質量パーセント濃度0.1〜2.0%、酵素活性5×104u/gの枯草菌中性プロテイナーゼを加え、45〜55℃で保温し、1〜6時間攪拌して酵素分解させる。その後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持してから反応を終止する。0.5mol/Lの水酸化カリウムでpHを中性に調整する。
4.二重酵素を用いた酵素分解
(i) 枯草菌中性プロテイナーゼとペプシンでの酵素分解:超音波処理された漿液を6mol/Lの塩酸でpH6〜7に調整し、漿液に質量パーセント濃度0.05〜1.5%、酵素活性5×104u/gの枯草菌中性プロテイナーゼを加え、pH値をこの範囲に保持し、45〜55℃で1〜3時間攪拌して酵素分解させる。そして、6mol/Lの塩酸でpH1〜5に調整し、漿液に質量パーセント濃度0.05〜1.5%、酵素活性7.8×105u/gのペプシンを加え、pH値をこの範囲に保持し、40〜60℃で1〜5時間攪拌して酵素分解させる。その後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持してから反応を終止する。0.5mol/Lの水酸化カリウムでpHを中性に調整する。
または(ii)枯草菌中性プロテイナーゼとトリプシンでの酵素分解:超音波処理された漿液を0.5mol/Lの水酸化カリウムでpH7〜8に調整し、漿液に質量パーセント濃度0.05〜1.5%、酵素活性5×104u/gの枯草菌中性プロテイナーゼを加え、pH値をこの範囲に保持し、45〜55℃で1〜3時間攪拌して酵素分解させる。そして、0.5mol/Lの水酸化カリウムでpH7〜9に調整し、漿液に質量パーセント濃度0.05〜1.5%、酵素活性5×104u/gのトリプシンを加え、pH値をこの範囲に保持し、40〜60℃で1〜4時間攪拌して酵素分解させる。その後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持してから反応を終止する。6mol/Lの塩酸でpHを中性に調整する。
または(iii)ペプシンとトリプシンでの酵素分解:超音波処理された漿液を6mol/Lの塩酸でpH1〜5に調整し、漿液に質量パーセント濃度0.05〜1.5%、酵素活性7.8×105u/gのペプシンを加え、pH値をこの範囲に保持し、40〜60℃で1〜5時間攪拌して酵素分解させる。そして、0.5mol/Lの水酸化カリウムでpH7〜9に調整し、漿液に質量パーセント濃度0.05〜1.5%、酵素活性5×104u/gのトリプシンを加え、pH値をこの範囲に保持し、40〜60℃で1〜4時間攪拌して酵素分解させる。その後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持してから反応を終止する。6mol/Lの塩酸でpHを中性に調整する。
五、分離
1.遠心:帆立貝の酵素分解液を6000rpmで20分間遠心して上清液を収集する。収集されたものは多糖類母液である。
または2.ろ過:帆立貝の酵素分解液を200目スクリーンでろ過して多糖類母液が得られる。
六、濃縮
得られた多糖類母液を真空濃縮設備に入れ、真空度85〜98kPa、温度30〜60℃に制御して元の体積の1/5〜1/3になるまで濃縮する。
七、アルコール沈殿
攪拌しながら多糖類母液に2〜5倍の95%アルコールをゆっくり加え、2〜6℃で2〜18時間アルコール沈殿した後、遠心して多糖類沈殿を収集する。
八、乾燥
1.多糖類沈殿を直接20〜60℃で火干しすることにより得られるものは帆立貝多糖類である。
または2.多糖類沈殿を真空冷凍乾燥設備に入れ、真空度70〜150Pa、板温度30〜60℃に制御して6〜15時間冷凍乾燥することにより帆立貝多糖類が得られる。これを製品としてもよいが、更にカプセル剤、粉剤、錠剤等の製品に加工してもよい。
以上のステップを経て抽出された帆立貝粗多糖類は、以下のステップで更に精製・純化してもよい。
九、多糖類の生成及び構造の初めての確定
1.蛋白及び小分子物質の取り除く
(1)粗多糖類を2〜10%の溶液に調製し、4℃で体積比5:1の比率で10%トリクロロ酢酸溶液をゆっくり加えて攪拌する。この温度で10分間振り混ぜ、4℃で10分間高速遠心して上清液を取りして多糖類溶液中の蛋白含有量が0.5%以下になるまで、上記脱蛋白のステップを数回繰り返す。溶液に4.5倍体積の95%アルコールを加えて一夜アルコール沈殿する。高速遠心して沈殿を取り出して3〜5%の多糖類液に調製し、分画分子量7000Daの透析袋内に48〜72時間透析してから、透析袋内の液を濃縮し、冷凍乾燥することにより純多糖類が得られる。
または(2)粗多糖類を2〜10%の溶液に調製し、溶液重量の0.05〜1%のペプシンを加え、6mol/LのHClでpH1.5〜3.0に調整し、37℃で1〜6時間酵素分解させてから2〜5分間90〜100℃まで昇温して10分間酵素減滅し、室温まで冷却し、NaOH溶液で中性に調整する。10分間遠心して上清液を取り出して3〜4.5倍体積の95%アルコールを加え、0〜4℃で12〜16時間ぐらいアルコール沈殿させる。遠心して沈殿を取り出して2〜5%の溶液に調製し、体積比5:1のSevag試薬(Vクロロホルム:Vn-ブタノール=5:1)を加え、20分間激しく振り混ぜ、30分間静置してから、遠心して沈殿を取り除き、上清液を取り出してフォリン−フェノール法で多糖類溶液中の蛋白含有量0.5%以下と検知されるまで上記脱蛋白のステップを数回繰り返す。溶液に4.5倍体積の95%アルコールを加えて一夜アルコール沈殿する。高速遠心して沈殿を取り出して2〜5%の多糖類液に調製し、分画分子量7000Daの透析袋内に48〜72時間透析してから、透析袋中の液を濃縮し、冷凍乾燥することにより純多糖類が得られる。
2.分離精製
純多糖類はSephadex G-200カラム・クロマトグラフィで分離させ、溶離剤は0.9%のNaClで、溶出速度は0.5mL/minで、フェノール−硫酸法で追跡検出し、唯一の溶出ピークが検出され、収集・混合・透析・濃縮・冷凍乾燥することにより精製多糖類が得られる。
3.分子量の測定
精製された多糖類はSephroce 6Bゲルカラム法で分離させ、溶離剤は0.9%のNaClで、溶出速度は0.25mL/minで、フェノール−硫酸法で追跡検出し、ピーク試験管数を測定して標準グラフに照らし合わせることにより当該多糖類分子量は6〜8万であることが分かった。
4.単糖組成の確定
完全に乾燥した精製多糖類10mgに2mLの無水HCl−メチルアルコールを加え、N2を入れて封管し、80℃で20時間メチルアルコール分解させ、管容器を取り出して室温になるまで放置する。無水KOH−メチルアルコールでpH=6に中和して、40℃で減圧回転蒸し干して乾燥する。完全に乾燥したメチルアルコール分解産物に0.2mLの無水ピリジンを加え、75℃で30分間溶解させてから、0.3mLシリル化剤を加えて均一になるまで振り混ぜ、数分間静置して上清を取り出して色層分析(ガスクロマトグラフ)を行い、当該多糖類はペクチンシュガーの組成と分かった。
クロマトグラフ条件は、ガスクロマトグラフ(US Agilent 6890N)、HP-1クロマトグラフカラム、固定相Methylsiloxane、キャリヤーガスN2、流速45mL/minである。水素炎イオン検出器(FID)を用い、検出温度は300℃で、注入量は1μLである。注入口のガス化温度は300℃であり、カラム温度はプログラムで昇温を制御し、150℃に、1分間保持、10℃/minで182℃まで昇温して、2分間保持、1℃/minで188℃まで昇温して、1分間保持、8℃/minで230℃まで昇温することである。
1.本発明の抽出方法は合理的、且つ有効であり、帆立貝体内(殻を除く)から多糖類を抽出するプロセス(工程)を創出し、帆立貝多糖類を最大限で抽出するようにした。
2.本発明における関連工程温度が全て60℃以下に制御されており、特に従来の高温酵素減滅の変わりに低温下活性抑制という方法を採用したことにより、抽出された多糖類の生物活性が確保され、最終製品に多糖類栄養性と効能性とを兼備せしめられる。
3.本発明の抽出プロセスは、帆立貝における比較的価値の高い貝柱を原料にして多糖類を抽出することを可能にしただけでなく、その殻を除く全ての組織、ひいてはオッファルまでを原料にして多糖類を抽出することもでき、コストダウン及び経済的効果・利益の向上には技術的保証を提供した。
4.本発明はアルカリ加水分解と酵素分解の結合方法で原料からより多くの多糖類を分解せしめられることを確立した。
5.本発明は自己融解酵素技術と酵素分解の結合方法で帆立貝原料自身の酵素体系を十分に利用しただけでなく、多糖類の抽出率を高めせしめられると確立した。
6.本発明の抽出過程からの残渣は従来技術により帆立貝ポリペプチド製品を製造するために用いることができる。
7.本発明で抽出される帆立貝多糖類は、単独で製品としてもよく、更にカプセル剤、粉剤、錠剤等の製品に加工してもよい。基材にしてほかの食品を補助して多効能食品を開発し、栄養補助食品の効能性を多元化させることもできる。
8.本発明において、乾燥後の貝内臓組織干し粉は、多糖類の抽出前に超臨界二酸化炭素抽出設備で脂肪の抽出を行ってもよい。脱脂後の貝内臓組織干し粉から多糖類を抽出すれば、廃棄物を宝物に変え、貝内臓を十分に利用せしめられる。
9.本発明は、帆立貝多糖類抽出工程を確立した上で、さらに当該多糖類の純化技術を確立し、且つその単糖組成を始めて分析したため、今後の深究には良好な基礎を築いた。
新鮮な殻付き帆立貝を水洗して水を切り、殻を刃物で割って取り除き、異なる部位単位で全部組織を取り出した。1kgの帆立貝の全部組織に2kgの水を加え、組織破砕機でホモジネートし、漿液を0.3時間超音波処理(60℃、600W)し、6mol/Lの塩酸でpH6に調整し、1.5g(0.05%)の酵素活性5×104u/gの枯草菌中性プロテイナーゼを加え、pHをこの範囲に保持し、45℃で3時間攪拌して酵素分解させた。6mol/Lの塩酸でpH1に調整し、45g(1.5%)の酵素活性7.8×105u/gのペプシンを加え、pH値をこの範囲に保持し、40℃で5時間攪拌して酵素分解させた。その後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持してから反応を終止した。0.5mol/Lの水酸化カリウムでpHを中性に調整した。6000rpmで20分間遠心して上清液を収集して真空濃縮設備に入れ、真空度85〜98kPa、温度30℃で制御し、1リットルになるまで濃縮した。攪拌しながら2リットルの95%アルコールをゆっくり加え、2℃で2時間アルコール沈殿し、多糖類沈殿を遠心により収集して直接20℃で火干しすることにより24.2gの多糖類干し粉を得た。フェノール−硫酸法で測定を行ったところ、多糖類含有量は17.1%であった。
新鮮な殻付き帆立貝を水洗して水を切り、殻を刃物で割って取り除き、異なる部位単位で全部組織を取り出した。1kgの帆立貝の貝柱に5kgの水を加え、組織破砕機でホモジネートし、漿液を0.5時間超音波処理(55℃、300W)し、0.5mol/Lの水酸化カリウムでpH7に調整し、酵素分解過程においてpH値をこの範囲に保持し、120g(2.0%)の酵素活性5×104u/gのトリプシンを加え、40℃で1時間攪拌して酵素分解させた。その後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持してから反応を終止した。6mol/Lの塩酸でpHを中性に調整した。200目スクリーンでろ過し、得られたろ過液を真空濃縮設備に入れ、真空度92kPa、温度55℃で制御し、1.5リットルになるまで濃縮した。攪拌しながら5.25リットルの95%アルコールをゆっくり加え、3℃で8時間アルコール沈殿し、多糖類沈殿を遠心により収集して真空冷凍乾燥設備に入れ、真空度150Pa、板温度30℃に制御して15時間冷凍乾燥することにより33.5gの帆立貝多糖類干し粉を得た。フェノール−硫酸法で測定を行ったところ、多糖類含有量は18.4%であった。
新鮮な殻付き帆立貝を水洗して水を切り、殻を刃物で割って取り除き、異なる部位単位で全部組織を取り出した。1kgの帆立貝のオッファルに500gの水を加え、組織破砕機でホモジネートし、漿液を0.5時間超音波処理(50℃、200W)し、0.5mol/Lの水酸化カリウムでpH7に調整し、22.5g(1.5%)の酵素活性5×104u/gの枯草菌中性プロテイナーゼを加え、pH値をこの範囲に保持し、45℃で1時間攪拌して酵素分解させた。0.5mol/Lの水酸化カリウムでpH9に調整し、0.75g(0.05%)の酵素活性5×104u/gのトリプシンを加え、pH値をこの範囲に保持し、60℃で4時間攪拌して酵素分解させた。その後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持してから反応を終止した。6mol/Lの塩酸でpHを中性に調整した。6000rpmで20分間遠心して上清液を収集して真空濃縮設備に入れ、真空度90kPa、温度50℃に制御して0.3リットルになるまで濃縮した。攪拌しながら0.9リットルの95%アルコールをゆっくり加え、4℃で10時間アルコール沈殿し、多糖類沈殿を遠心により収集して真空冷凍乾燥設備に入れ、真空度90Pa、板温度50℃に制御して10時間冷凍乾燥することにより18.8gの多糖類干し粉を得た。フェノール−硫酸法で測定を行ったところ、多糖類含有量は10.9%であった。
新鮮な殻付き帆立貝を水洗して水を切り、殻を刃物で割って取り除き、異なる部位単位で全部組織を取り出した。1kgの帆立貝内臓に4kgの水を加え、組織破砕機でホモジネートし、漿液を0.5時間超音波処理(50℃、200W)し、6mol/Lの塩酸でpH1に調整し、2.5g(0.05%)の酵素活性7.8×105u/gのペプシンを加え、pH値をこの範囲に保持し、60℃で5時間攪拌して酵素分解させた。0.5mol/Lの水酸化カリウムでpH9に調整し、75g(1.5%)の酵素活性5×104u/gのトリプシンを加え、pH値をこの範囲に保持し、60℃で1時間攪拌して酵素分解させた。その後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持してから反応を終止した。6mol/Lの塩酸でpHを中性に調整した。200目スクリーンでろ過し、得られたろ過液を真空濃縮設備に入れ、真空度90kPa、温度50℃に制御して1リットルになるまで濃縮した。攪拌しながら4リットルの95%アルコールをゆっくり加え、3℃で10時間アルコール沈殿し、多糖類沈殿を遠心により収集して直接45℃で火干しすることにより12.6gの帆立貝多糖類干し粉を得た。フェノール−硫酸法で測定を行ったところ、多糖類含有量は11.7%であった。
新鮮な殻付き帆立貝を水洗して水を切り、殻を刃物で割って取り除き、異なる部位単位で全部組織を取り出した。1kgの帆立貝のひもに3kgの水を加え、組織破砕機でホモジネートし、漿液を0.5時間超音波処理(40℃、100W)した。6mol/Lの塩酸でpH1に調整し、酵素分解過程にpH値をこの範囲に保持し、4g(0.1%)の酵素活性7.8×105u/gのペプシンを加え、40℃で10時間攪拌して酵素分解させた。その後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持してから反応を終止した。0.5mol/Lの水酸化カリウムでpHを中性に調整した。6000rpmで20分間遠心して上清液を収集して真空濃縮設備に入れ、真空度90kPa、温度40℃に制御し、0.8リットルになるまで濃縮した。攪拌しながら3.2リットルの95%アルコールをゆっくり加え、4℃で14時間アルコール沈殿し、多糖類沈殿を遠心により収集して直接30℃で火干しすることにより多糖類干し粉が23.7g得られた。フェノール−硫酸法で測定を行ったところ、多糖類含有量は6.8%であった。
新鮮な殻付き帆立貝を水洗して水を切り、殻を刃物で割って取り除き、異なる部位単位で全部組織を取り出した。1kgの内臓が取り除かれた帆立貝の全部組織に水4 kgを加え、組織破砕機でホモジネートし、漿液を0.5時間超音波処理(40℃、200W)した。6mol/Lの塩酸でpH6に調整し、酵素分解過程にpH値をこの範囲に保持し、4g(0.1%)の酵素活性5.0×104u/gの枯草菌中性プロテイナーゼを加え、45℃で6時間攪拌して酵素分解させた。その後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持してから反応を終止した。0.5mol/Lの水酸化カリウムでpHを中性に調整した。200目スクリーンでろ過し、得られたろ過液を真空濃縮設備に入れ、真空度90kPa、温度50℃に制御して1リットルになるまで濃縮した。攪拌しながら3リットルの95%アルコールをゆっくり加え、5℃で15時間アルコール沈殿し、多糖類沈殿を遠心により収集して真空冷凍乾燥設備に入れ、真空度90Pa、板温度50℃に制御して10時間冷凍乾燥することにより26.4gの帆立貝多糖類干し粉を得た。フェノール−硫酸法で測定を行ったところ、多糖類含有量は10.2%であった。
新鮮な殻付き帆立貝を水洗して水を切り、殻を刃物で割って取り除き、異なる部位単位で全部組織を取り出した。水分含有量が4%以下になるまで60℃で火干しし、200目まで破砕して干し粉を得た。100gの帆立貝の全部組織干し粉に5kgの水を加え、組織破砕機でホモジネートし、漿液を0.6時間超音波処理(35℃、80W)した。0.5mol/Lの水酸化カリウムでpH9に調整し、酵素分解過程にpH値をこの範囲に保持し、5.1g(0.1%)の酵素活性5.0×104u/gのトリプシンを加え、60℃で8時間攪拌して酵素分解させた。その後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持してから反応を終止した。6mol/Lの塩酸でpHを中性に調整した。200目スクリーンでろ過し、得られたろ過液を真空濃縮設備に入れ、真空度92kPa、温度45℃に制御して1.5リットルになるまで濃縮した。攪拌しながら3.75リットルの95%アルコールをゆっくり加え、4℃で14時間アルコール沈殿し、多糖類沈殿を遠心により収集して真空冷凍乾燥設備に入れ、真空度70Pa、板温度60℃に制御して6時間冷凍乾燥することにより12.1gの帆立貝多糖類干し粉を得た。フェノール−硫酸法で測定を行ったところ、多糖類含有量は17.6%であった。
新鮮な殻付き帆立貝を水洗して水を切り、殻を刃物で割って取り除き、異なる部位単位で全部組織を取り出した。水分含有量が4%以下になるまで60℃で火干しし、50目まで破砕して干し粉を得た。100gの帆立貝の貝柱干し粉に水1kgを加え、組織破砕機でホモジネートし、漿液を1時間超音波処理(30℃、50W)した。6mol/Lの塩酸でpH7に調整し、16.5g(1.5%)の酵素活性5.0×104u/gの枯草菌中性プロテイナーゼを加え、pH値をこの範囲に保持し、55℃で1時間攪拌して酵素分解させた。6mol/Lの塩酸でpH5に調整し、0.55g(0.05%)の酵素活性7.8×105u/
gのペプシンを加え、pH値をこの範囲に保持し、60℃で1時間攪拌して酵素分解させた。その後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持してから反応を終止した。0.5mol/Lの水酸化カリウムでpHを中性に調整した。6000rpmで20分間遠心して上清液を収集して真空濃縮設備に入れ、真空度98kPa、温度60℃に制御して0.3リットルになるまで濃縮した。攪拌しながら1.5リットルの95%アルコールをゆっくり加え、6℃で18時間アルコール沈殿し、多糖類沈殿を遠心により収集して直接60℃で火干しすることにより13.4gの多糖類干し粉を得た。フェノール−硫酸法で測定を行ったところ、多糖類含有量は18.1%であった。
新鮮な殻付き帆立貝を水洗して水を切り、殻を刃物で割って取り除き、異なる部位単位で全部組織を取り出した。水分含有量が4%以下になるまで真空冷凍乾燥し、150目まで破砕して干し粉を得た。100gの帆立貝オッファル干し粉に4kgの水を加え、組織破砕機でホモジネートし、漿液を0.5時間超音波処理(40℃、100W)した。6mol/Lの塩酸でpH5に調整し、酵素分解過程にpH値をこの範囲に保持し、82g(2.0%)の酵素活性7.8×105u/gのペプシンを加え、60℃で1時間攪拌して酵素分解させた。その後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持してから反応を終止した。0.5mol/Lの水酸化カリウムでpHを中性に調整した。6000rpmで20分間遠心して上清液を収集して真空濃縮設備に入れ、真空度90kPa、温度40℃に制御して1リットルになるまで濃縮した。攪拌しながら4リットルの95%アルコールをゆっくり加え、4℃で14時間アルコール沈殿し、多糖類沈殿を遠心により収集して直接30℃で火干しすることにより9.8gの帆立貝多糖類干し粉を得た。フェノール−硫酸法で測定を行ったところ、多糖類含有量は11.3%であった。
新鮮な殻付き帆立貝を水洗して水を切り、殻を刃物で割って取り除き、異なる部位単位で全部組織を取り出した。水分含有量が4%以下になるまで40℃で火干しし、100目まで破砕して干し粉を得た。100gの帆立貝内蔵干し粉に2kgの水を加え、組織破砕機でホモジネートし、漿液を0.5時間超音波処理(40℃、200W)した。6mol/Lの塩酸でpH7に調整し、酵素分解過程においてpH値をこの範囲に保持し、42g(2.0%)の酵素活性5.0×104u/gの枯草菌プロテイナーゼを加え、55℃で1時間攪拌して酵素分解させた。その後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持してから反応を終止した。0.5mol/Lの水酸化カリウムでpHを中性に調整した。200目スクリーンでろ過し、得られたろ過液を真空濃縮設備に入れ、真空度90kPa、温度50℃に制御して0.5リットルになるまで濃縮した。攪拌しながら1.5リットルの95%アルコールをゆっくり加え、5℃で15時間アルコール沈殿し、多糖類沈殿を遠心により収集して真空冷凍乾燥設備に入れ、真空度90Pa、板温度50℃に制御して10時間冷凍乾燥することにより7.4gの帆立貝多糖類干し粉を得た。フェノール−硫酸法で測定を行ったところ、多糖類含有量は12.8%であった。
新鮮な殻付き帆立貝を水洗して水を切り、殻を刃物で割って取り除き、異なる部位単位で全部組織を取り出した。水分含有量が4%以下になるまで真空冷凍乾燥し、120目まで破砕して干し粉を得た。100gの帆立貝ひも干し粉に3kgの水を加え、組織破砕機でホモジネートし、漿液を0.6時間超音波処理(50℃、200W)した。0.5mol/Lの水酸化カリウムでpH8に調整し、1.55g(0.05%)の酵素活性5×104u/gの枯草菌プロテイナーゼを加え、pH値をこの範囲に保持し、55℃で3時間攪拌して酵素分解させた。0.5mol/Lの水酸化カリウムでpH7に調整し、46.5g(1.5%)の酵素活性5×104u/gのトリプシンを加え、pH値をこの範囲に保持し、40℃で1時間攪拌して酵素分解させた。その後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持してから反応を終止した。6mol/Lの塩酸でpHを中性に調整した。6000rpmで20分間遠心して上清液を収集して真空濃縮設備に入れ、真空度90kPa、温度50℃に制御して0.8リットルになるまで濃縮した。攪拌しながら2.4リットルの95%アルコールをゆっくり加え、4℃で10時間アルコール沈殿し、多糖類沈殿を遠心により収集して真空冷凍乾燥設備に入れ、真空度90Pa、板温度50℃に制御して10時間冷凍乾燥することにより10.8gの帆立貝多糖類干し粉を得た。フェノール−硫酸法で測定を行ったところ、多糖類含有量は6.4%であった。
新鮮な殻付き帆立貝を水洗して水を切り、殻を刃物で割って取り除き、異なる部位単位で全部組織を取り出した。水分含有量が4%以下になるまで40℃で火干しし、150目まで破砕して干し粉を得た。100gの内蔵が除かれた帆立貝の全部干し粉に2kgの水を加え、組織破砕機でホモジネートし、漿液を0.5時間超音波処理(50℃、200W)した。6mol/Lの塩酸でpH5に調整し、31.5g(1.5%)の酵素活性7.8×105u/gのペプシンを加え、pHをこの範囲に保持し、40℃で1時間攪拌して酵素分解させた。0.5mol/Lの水酸化カリウムでpH7に調整し、1.05g(0.05%)の酵素活性5×104u/gのトリプシンを加え、pHをこの範囲に保持し、40℃で4時間攪拌して酵素分解させた。その後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持してから反応を終止した。6mol/Lの塩酸でpHを中性に調整した。200目スクリーンでろ過し、得られたろ過液を真空濃縮設備に入れ、真空度90kPa、温度50℃に制御して0.5リットルになるまで濃縮した。攪拌しながら2リットルの95%アルコールをゆっくり加え、3℃で10時間アルコール沈殿し、多糖類沈殿を遠心により収集して直接50℃で火干しすることにより12.8gの帆立貝多糖類干し粉を得た。フェノール−硫酸法で測定を行ったところ、多糖類含有量は10.7%であった。
新鮮な殻付き帆立貝を水洗して水を切り、殻を刃物で割って取り除き、異なる部位単位で全部組織を取り出した。1kgのオッファルに4kgの水を加え、組織破砕機でホモジネートし、漿液を0.5時間超音波処理(30℃、100W)した。50gの破砕の固体炭酸カリウムを加え、30℃で1時間攪拌してアルカリ加水分解させた。6mol/Lの塩酸でpH6.5に調整し、50g(1.0%)の酵素活性5.0×104u/gの枯草菌プロテイナーゼを加え、pH値をこの範囲に保持し、50℃で2時間攪拌して酵素分解させた。6mol/Lの塩酸でpH4に調整し、50g(1.0%)の酵素活性7.8×105u/gのペプシンを加え、pH値をこの範囲に保持し、50℃で3時間攪拌して酵素分解させた。その後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持してから反応を終止した。0.5mol/Lの水酸化カリウムでpHを中性に調整した。6000rpmで20分間遠心して上清液を収集して真空濃縮設備に入れ、真空度90kPa、温度50℃に制御して1.25リットルになるまで濃縮した。攪拌しながら3.75リットルの95%アルコールをゆっくり加え、3℃で10時間アルコール沈殿し、多糖類沈殿を遠心により収集して直接50℃で火干しすることにより19.7gの帆立貝多糖類干し粉を得た。フェノール−硫酸法で測定を行ったところ、多糖類含有量は10.4%であった。
新鮮な殻付き帆立貝を水洗して水を切り、殻を刃物で割って取り除き、異なる部位単位で全部組織を取り出した。水分含有量が4%以下になるまで真空冷凍乾燥し、180目まで破砕して干し粉を得た。100gの内蔵干し粉に3kgの水を加え、組織破砕機でホモジネートし、漿液を0.8時間超音波処理(40℃、200W)した。3.1gの破砕の固体炭酸カリウムを加え、60℃で5時間攪拌してアルカリ加水分解させた。6mol/Lの塩酸でpH6.5に調整し、酵素分解過程においてpH値をこの範囲に保持し、46.5g(1.5%)の酵素活性5.0×104u/gの枯草菌プロテイナーゼを加え、50℃で5時間攪拌して酵素分解させた。その後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持してから反応を終止した。0.5mol/Lの水酸化カリウムでpHを中性に調整した。200目スクリーンでろ過し、得られたろ過液を真空濃縮設備に入れ、真空度95kPa、温度40℃に制御して1リットルになるまで濃縮した。攪拌しながら4リットルの95%アルコールをゆっくり加え、5℃で15時間アルコール沈殿し、多糖類沈殿を遠心により収集して真空冷凍乾燥設備に入れ、真空度85Pa、板温度45℃に制御して8時間冷凍乾燥することにより7.9gの帆立貝多糖類干し粉を得た。フェノール−硫酸法で測定を行ったところ、多糖類含有量は12.3%であった。
新鮮な殻付き帆立貝を水洗して水を切り、殻を刃物で割って取り除き、異なる部位単位で全部組織を取り出した。1kgの内臓に3kgの水を加え、組織破砕機でホモジネートし、漿液を0.6時間超音波処理(45℃、400W)した。4g(0.1%)の破砕の固体炭酸ナトリウムを加え、30℃で5時間攪拌してアルカリ加水分解させた。6mol/Lの塩酸でpH4に調整し、48g(1.2%)の酵素活性7.8×105u/gのペプシンを加え、pH値をこの範囲に保持し、45℃で2時間攪拌して酵素分解させた。0.5mol/Lの水酸化カリウムでpH8に調整し、20g(0.5%)の酵素活性5×104u/gのトリプシンを加え、pH 値をこの範囲に保持し、50℃で2時間攪拌して酵素分解させた。その後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持してから反応を終止した。6mol/Lの塩酸でpHを中性に調整した。200目スクリーンでろ過し、得られたろ過液を真空濃縮設備に入れ、真空度95kPa、温度45℃に制御して1リットルになるまで濃縮した。攪拌しながら3リットルの95%アルコールをゆっくり加え、5℃で16時間アルコール沈殿し、多糖類沈殿を遠心により収集して直接40℃で火干しすることにより26.3gの帆立貝多糖類干し粉を得た。フェノール−硫酸法で測定を行ったところ、多糖類含有量は11.0%であった。
新鮮な殻付き帆立貝を水洗して水を切り、殻を刃物で割って取り除き、異なる部位単位で全部組織を取り出した。1kgの帆立貝の全部組織に4kgの水を加え、組織破砕機でホモジネートし、漿液を0.8時間超音波処理(40℃、500W)した。50g(1.0%)の破砕の固体炭酸ナトリウムを加え、60℃で1時間攪拌してアルカリ加水分解させた。6mol/Lの塩酸でpH6.7に調整し、10g(0.2%)の酵素活性5.0×104u/gの枯草菌プロテイナーゼを加え、pH値をこの範囲に保持し、50℃で2時間攪拌して酵素分解させた。6mol/Lの塩酸でpH4に調整し、15g(0.3%)の酵素活性7.8×105u/gのペプシンを加え、pH値をこの範囲に保持し、50℃で3時間攪拌して酵素分解させた。その後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持してから反応を終止した。0.5mol/Lの水酸化カリウムでpHを中性に調整した。6000rpmで20分間遠心して上清液を収集して真空濃縮設備に入れ、真空度90kPa 、温度40℃に制御して1リットルになるまで濃縮した。攪拌しながら3リットルの95%アルコールをゆっくり加え、4℃で12時間アルコール沈殿し、多糖類沈殿を遠心により収集して直接30℃で火干しすることにより24.1gの帆立貝多糖類干し粉を得た。フェノール−硫酸法で測定を行ったところ、多糖類含有量は15.7%であった。
新鮮な殻付き帆立貝を水洗して水を切り、殻を刃物で割って取り除き、異なる部位単位で全部組織を取り出した。1kgの帆立貝の全部組織に2kgの水を加え、組織破砕機でホモジネートし、漿液を0.3時間超音波処理(60℃、600W)した。60分間紫外線照射し、60℃で2時間加水分解させた。6mol/Lの塩酸でpH6に調整し、1.5g(0.05%)の酵素活性5.0×104u/gの枯草菌プロテイナーゼを加え、pH値をこの範囲に保持し、45℃で3時間攪拌して酵素分解させた。6mol/Lの塩酸でpH1に調整し、30g(1.0%)の酵素活性7.8×105u/gのペプシンを加え、pH値をこの範囲に保持し、40℃で4時間攪拌して酵素分解させた。その後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持してから反応を終止した。0.5mol/Lの水酸化カリウムでpHを中性に調整した。6000rpmで20分間遠心して上清液を収集して真空濃縮設備に入れ、真空度85kPa 、温度30℃に制御して1リットルになるまで濃縮した。攪拌しながら2リットルの95%アルコールをゆっくり加え、2℃で2時間アルコール沈殿し、多糖類沈殿を遠心により収集して直接20℃で火干しすることにより25.6gの帆立貝多糖類干し粉を得た。フェノール−硫酸法で測定を行ったところ、多糖類含有量は17.4%であった。
新鮮な殻付き帆立貝を水洗して水を切り、殻を刃物で割って取り除き、異なる部位単位で全部組織を取り出した。1kgの内臓に3 kgの水を加え、組織破砕機でホモジネートし、漿液を0.6時間超音波処理(45℃、400W)した。10分間紫外線照射し、40℃で6時間加水分解させた。6mol/Lの塩酸でpH4に調整し、48g(1.2%)の酵素活性7.8×105u/gのペプシンを加え、pH値をこの範囲に保持し、45℃で2時間攪拌して酵素分解させた。0.5mol/Lの水酸化カリウムでpH8に調整し、20g(0.5%)の酵素活性5×104u/gのトリプシンを加え、pH 値をこの範囲に保持し、50℃で2時間攪拌して酵素分解させた。その後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持してから反応を終止した。6mol/Lの塩酸でpHを中性に調整した。200目スクリーンでろ過し、得られたろ過液を真空濃縮設備に入れ、真空度95kPa、温度45℃に制御して1リットルになるまで濃縮した。攪拌しながら3リットルの95%アルコールをゆっくり加え、5℃で16時間アルコール沈殿し、多糖類沈殿を遠心により収集して直接40℃で火干しすることにより26.3gの帆立貝多糖類干し粉を得た。フェノール−硫酸法で測定を行ったところ、多糖類含有量は11.0%であった。
新鮮な殻付き帆立貝を水洗して水を切り、殻を刃物で割って取り除き、異なる部位単位で全部組織を取り出した。水分含有量が4%以下になるまで50℃で火干しし、80目まで破砕して干し粉を得た。超臨界抽出設備を開け、抽出温度を30℃で設定して温度が上昇するのを待っている間に、抽出釜に30gの原料を注入した。抽出温度が設定値に達した後、抽出圧力20MPa、CO2流量40L/hに制御し、帆立貝内臓脂肪を超臨界抽出した。120分後に、分離温度30℃、分離圧力6MPaで脂肪を分離して収集した。脱脂された帆立貝内臓組織を抽出釜から取り出して、使用に備えた。
新鮮な殻付き帆立貝を水洗して水を切り、殻を刃物で割って取り除き、異なる部位単位で全部組織を取り出した。水分含有量が4%以下になるまで40℃で火干しし、120目まで破砕して干し粉を得た。超臨界抽出設備を開け、抽出温度を70℃で設定して温度が上昇するのを待っている間に、抽出釜に30gの原料を注入した。抽出温度が設定値に達した後、抽出圧力40MPa、CO2流量10L/hに制御して、帆立貝内臓脂肪を超臨界抽出した。45分後に、分離温度40℃、分離圧力10MPaで脂肪を分離して収集した。脱脂された帆立貝内臓組織を抽出釜から取り出して、使用に備えた。
新鮮な殻付き帆立貝を水洗して水を切り、殻を刃物で割って取り除き、異なる部位単位で全部組織を取り出した。水分含有量が4%以下になるまで60℃で火干しし、200目まで破砕して干し粉を得た。超臨界抽出設備を開け、抽出温度を30℃で設定して温度上昇するのを待っている間に、抽出釜に30gの原料を注入した。抽出温度が設定値に達した後、抽出圧力25MPa、CO2流量20L/hに制御して、帆立貝内臓脂肪を超臨界抽出した。60分後に、分離温度30℃、分離圧力7MPaで脂肪を分離して収集した。脱脂された帆立貝内臓組織を抽出釜から取り出して、使用に備えた。
実施例19〜21のいずれか一例の100gの脱脂帆立内臓干し粉に2kgの水を加え、組織破砕機でホモジネートし、漿液を0.5時間超音波処理(40℃、200W)した。6mol/Lの塩酸でpH7に調整し、酵素分解過程にはpHをこの範囲に保持し、42g(2.0%)の酵素活性5.0×104u/gの枯草菌プロテイナーゼを加え、55℃で1時間攪拌して酵素分解させた。その後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持してから反応を終止した。0.5mol/Lの水酸化カリウムでpHを中性に調整した。200目スクリーンでろ過し、得られたろ過液を真空濃縮設備に入れ、真空度90kPa、温度50℃に制御して0.5リットルになるまで濃縮した。攪拌しながら1.5リットルの95%アルコールをゆっくり加え、5℃で15時間アルコール沈殿し、多糖類沈殿を遠心により収集して真空冷凍乾燥設備に入れ、真空度90Pa、板温度50℃に制御して10時間冷凍乾燥することにより7.4gの帆立貝多糖類干し粉を得た。フェノール−硫酸法で測定を行ったところ、多糖類含有量は12.8%であった。
実施例22で得られた粗多糖類を2%の溶液に調製し、4℃で10%トリクロロ酢酸溶液を体積比5:1の比率でゆっくり加えて攪拌した。この温度に10分間振り混ぜ、4℃で10分間高速遠心して上清液を取り出して多糖類溶液中の蛋白含有量が0.5%以下になるまで上記脱蛋白のステップを数回繰り返した。溶液に4.5倍体積の95%アルコールを加えて一夜アルコール沈殿させた。高速遠心して沈殿を取り出して3%の多糖類液に調製し、分画分子量7000Daの透析袋に48時間透析してから、透析袋中の液を濃縮し、冷凍乾燥することにより純多糖類を得た。次に、Sephadex G-200カラム・クロマトグラフィで分離した。溶離剤は0.9%のNaClで、溶出速度は0.5mL/minであった。フェノール−硫酸法で追跡検出し、唯一の溶出ピークが検出され、収集・混合・透析・濃縮・冷凍乾燥することにより精製多糖類を得た。精製された多糖類をSephroce 6Bゲルカラム法で分離した。溶離剤は0.9%のNaClで、溶出速度は0.25mL/minであった。フェノール−硫酸法で追跡検出し、溶出ピーク試験管数を測定して標準グラフに照らし合わせることにより当該多糖類分子量は6〜8万であることが分かった。完全に乾燥した精製多糖類10mgに無水HCl-メチルアルコールを2mL加え、N2を入れて封管し、80℃で20時間メチルアルコール分解させてから取り出し、室温になるまで放置した。無水KOH-メチルアルコールでpH=6に中和し、40℃で減圧回転蒸し干ししてから乾燥した。完全に乾燥したメチルアルコール分解産物に0.2mLの無水ピリジンを加え、75℃で30分間溶解させてから、0.3mLのシリル化剤を加えて均一に振り混ぜ、数分間静置して上清を取り出して色層分析(ガスクロマトグラフ)を行い、当該多糖類はペクチンシュガーからの組成と分かった。クロマトグラフ条件は、ガスクロマトグラフ(US Agilent 6890N)、HP-1クロマトグラフカラム、固定相メチルシロキサン(Methylsiloxane)、キャリヤーガスN2、流速45mL/minであった。水素炎イオン検出器(FID)を用い、検出温度は300℃で、サンプル注入量は1μLであった。注入口ガス化温度は300℃であり、カラム温度はプログラムで昇温を制御し、150℃に、1分間保持、10℃/minで182℃まで昇温して、2分間保持、1℃/minで188℃まで昇温して、1分間保持、8℃/minで230℃まで昇温した。
実施例22で得られた粗多糖類を10%の溶液に調製し、4℃で10%トリクロロ酢酸溶液を体積比5:1の比率でゆっくり加えて攪拌した。この温度に10分間振り混ぜ、4℃で10分間高速遠心して上清液を取り出して多糖類溶液中の蛋白含有量が0.5%以下になるまで上記脱蛋白のステップを数回繰り返した。溶液に4.5倍体積の95%アルコールを加えて一夜アルコール沈殿させた。高速遠心して沈殿を取り出して5%の多糖類液に調製し、分画分子量7000Daの透析袋に72時間透析してから、透析袋中の液を濃縮し、冷凍乾燥することにより純多糖類を得た。次は、Sephadex G-200カラム・クロマトグラフィで分離させた。溶離剤は0.9%のNaClで、溶出速度は0.5mL/minであった。フェノール−硫酸法で追跡検出し、唯一の溶出ピークが検出され、収集・混合・透析・濃縮・冷凍乾燥することにより精製多糖類を得た。精製された多糖類をセファロース(Sephroce)6Bゲルカラム法で分離させた。溶離剤は0.9%のNaClで、溶出速度は0.25mL/minであった。フェノール−硫酸法で追跡検出し、溶出ピーク試験管数を測定して標準グラフに照らし合わせることにより当該多糖類分子量は6〜8万であることが分かった。完全に乾燥した精製多糖類10mgに無水HCl-メチルアルコールを2mL加え、N2を入れて封管し、80℃で20時間メチルアルコール分解させてから取り出し、室温になるまで放置した。無水KOH-メチルアルコールでpH=6に中和し、40℃で減圧回転蒸し干ししてから乾燥した。完全に乾燥したメチルアルコール分解産物に0.2mLの無水ピリジンを加え、75℃で30分間溶解させてから、0.3mLシリル化剤を加えて均一に振り混ぜ、数分間静置して上清を取り出して色層分析(ガスクロマトグラフ)を行い、当該多糖類はペクチンシュガーからの組成と分かった。クロマトグラフ条件は、実施例23と同じであった。
実施例22から得られた粗多糖類を2%の溶液に調製し、溶液重量の0.1%のペプシンを加え、6mol/LのHClでpH3.0に調整し、37℃で6時間酵素分解させてから急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持して反応を終止した。室温にNaOHで溶液を中性に調整した。10分間遠心して上清液を取り出して3倍体積の95%アルコールを加え、2℃で12時間ぐらいアルコール沈殿させた。遠心して沈殿を取り出して2%の溶液を調製し、体積比5:1の比率でSevag試薬(Vクロロホルム:Vn-ブタノール=5:1)を加え、 20分間激しく振り混ぜ、30分間静置した。遠心して沈殿を取り除き、上清液を取り出してフォリン−フェノール法で多糖類溶液中の蛋白含有量0.5%以下と検知されるまで以上の脱蛋白のステップを数回繰り返した。溶液に4.5倍体積の95%アルコールを加えて一夜アルコール沈殿させた。高速遠心して沈殿を取り出して2%多糖類液に調製し、分画分子量7000Daの透析袋に48時間透析してから、透析袋中の液を濃縮し、冷凍乾燥することにより純多糖類を得た。次は、Sephadex G-200カラム・クロマトグラフィで分離させ、溶離剤は0.9%のNaClで、溶出速度は0.5mL/minで、フェノール−硫酸法で追跡検出し、唯一の溶出ピークが検出され、収集・混合・透析・濃縮・冷凍乾燥することにより精製多糖類を得た。精製された多糖類をSephroce 6Bゲルカラム法で分離させ、溶離剤は0.9%のNaClで、溶出速度は0.25mL/minで、フェノール−硫酸法で追跡検出し、溶出ピーク試験管数を測定して標準フラフに照らし合わせることにより当該多糖類分子量は6〜8万であるとが分かった。完全に乾燥した精製多糖類10mgに無水HCl-メチルアルコールを2mL加え、N2を入れて封管し、80℃で20時間メチルアルコール分解させてから取り出し、室温になるまで放置した。無水KOH-メチルアルコールでpH=6に中和し、40℃で減圧回転蒸し干してから乾燥した。完全に乾燥したメチルアルコール分解産物に0.2mLの無水ピリジンを加え、75℃で30分間溶解させてから、0.3mLシリル化剤を加えて均一に振り混ぜ、数分間静置して上清を取り出して色層分析(ガスクロマトグラフ)を行い、当該多糖類はペクチンシュガーからの組成と分かった。クロマトグラフ条件は実施例23と同じであった。
実施例22で得られた粗多糖類を10%の溶液に調製し、溶液重量の1%のペプシンを加え、6mol/LのHClでpH1.5に調整し、37℃で1時間酵素分解させてから急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持して反応を終止した。室温にNaOHで溶液を中性に調整した。10分間遠心して上清液を取り出して4.5倍体積の95%アルコールを加え、4℃で16時間ぐらいアルコール沈殿させた。遠心して沈殿を取り出して5%の溶液を調製し、体積比5:1の比率でSevag試薬(Vクロロホルム:Vn-ブタノール=5:1)を加え、 20分間激しく振り混ぜ、30分間静置した。遠心して沈殿を取り除き、上清液を取り出してフォリン−フェノール法で多糖類溶液中の蛋白含有量0.5%以下と検知されるまで以上の脱蛋白のステップを数回繰り返した。溶液に4.5倍体積の95%アルコールを加えて一夜アルコール沈殿させた。高速遠心して沈殿を取り出して5%の多糖類液に調製し、分画分子量7000Daの透析袋に72時間透析してから、透析袋中の液を濃縮し、冷凍乾燥することにより純多糖類を得た。次は、Sephadex G-200カラム・クロマトグラフで分離させ、溶離剤は0.9%のNaClで、溶出速度は0.5mL/minで、フェノール−硫酸法で追跡検出し、唯一の溶出ピークが検出され、収集・混合・透析・濃縮・冷凍乾燥することにより精製多糖類を得た。精製された多糖類をSephroce 6Bゲルカラム法で分離させ、溶離剤は0.9%のNaClで、溶出速度は0.25mL/minで、フェノール−硫酸法で追跡検出し、溶出ピーク試験管数を測定して標準グラフに照らし合わせることにより当該多糖類分子量は6〜8万であることが分かった。完全に乾燥した精製多糖類10mgに無水HCl-メチルアルコールを2mL加え、N2を入れて封管し、80℃で20時間メチルアルコール分解させてから取り出し、室温になるまで放置した。無水KOH-メチルアルコールでpH=6に中和し、40℃で減圧回転蒸し干ししてから乾燥した。完全に乾燥したメチルアルコール分解産物に0.2mLの無水ピリジンを加え、75℃で30分間溶解させてから、0.3mLシリル化剤を加えて均一に振り混ぜ、数分間静置して上清を取り出して色層分析(ガスクロマトグラフ)を行い、当該多糖類はペクチンシュガーからの組成と分かった。クロマトグラフ条件は実施例23と同じであった。

Claims (17)

  1. (1) 新鮮な殻付き帆立貝を水洗して水を切り、殻を刃物で割って取り除き、異なる部位単位で帆立貝肉組織を取り出す、またはさらに帆立貝肉組織を乾燥して干し粉を得る処理ステップと、
    (2) 帆立貝肉組織の質量の0.5〜5倍の水を加え、前記処理ステップ(1)で得られた肉組織を組織破砕機でホモジネートして一様な漿液を得る、または干し粉の質量の10〜50倍の水を加え、前記処理ステップ(1)で得られた干し粉を組織破砕機でホモジネートして一様な漿液を得るホモジネートステップと、
    (3) 作用温度が30〜60℃、出力が50〜600Wで、漿液を0.3〜1時間超音波処理する超音波処理ステップと、
    (4) 超音波処理された漿液をトリプシン、ペプシン、中性プロテイナーゼのいずれか一つまたは複数を用いて酵素分解させる酵素分解ステップと、
    (5) 帆立貝酵素分解液を遠心又はろ過し、上清液を収集して多糖類母液を得る分離ステップと、
    (6) 得られた多糖類母液を真空濃縮設備に入れ、真空度85〜98kPa、温度30〜60℃に制御して元の体積の1/5〜1/3になるまで濃縮する濃縮ステップと、
    (7) 多糖類母液を攪拌しながら、2〜5倍の95%アルコールをゆっくり加え、2〜6℃で2〜18時間アルコール沈殿し、多糖類沈殿を遠心により収集するアルコール沈殿ステップとを、含む、
    帆立貝多糖類抽出方法。
  2. 前記処理ステップにおける帆立貝肉組織は、貝柱、貝柱以外のオッファル、部分的なオッファル、貝柱及び部分的なオッファル、または貝殻を除く貝柱とオッファルを含む全部肉組織であることを特徴とする請求項1に記載の帆立貝多糖類抽出方法。
  3. 前記処理ステップにおける処理は、異なる部位単位で取り出された帆立貝肉組織を水分含有量が4%以下になるまで20〜60℃で火干するか、または真空冷凍乾燥してから、50〜200目まで破砕して干し粉を得る処理であることを特徴とする請求項1または2に記載の帆立貝多糖類抽出方法。
  4. 前記酵素分解ステップは、超音波処理された漿液を0.5mol/Lの水酸化カリウムでpH7〜9に調整し、且つ酵素分解過程にpH値をこの範囲に保持し、質量パーセント濃度0.1〜2.0%、酵素活性5×104u/gのトリプシンを加え、40〜60℃で保温し、1〜8時間攪拌して酵素分解させた後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持して反応を終止し、6mol/Lの塩酸でpHを中性に調整するステップであることを特徴とする請求項1に記載の帆立貝多糖類抽出方法。
  5. 前記酵素分解ステップは、超音波処理された漿液を6mol/Lの塩酸でpH1〜5に調整し、且つ酵素分解過程にpH値をこの範囲に保持し、質量パーセント濃度0.1〜2.0%、酵素活性7.8×105u/gのペプシンを加え、40〜60℃で保温し、1〜10時間攪拌して酵素分解させた後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持して反応を終止し、0.5mol/Lの水酸化カリウムでpHを中性に調整するステップであることを特徴とする請求項1に記載の帆立貝多糖類抽出方法。
  6. 前記酵素分解ステップは、超音波処理された漿液を6mol/Lの塩酸でpH6〜7に調整し、且つ酵素分解過程にpH値をこの範囲に保持し、質量パーセント濃度0.1〜2.0%、酵素活性5×104u/gの枯草菌中性プロテイナーゼを加え、45〜55℃で保温し、1〜6時間攪拌して酵素分解させた後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持して反応を終止し、0.5mol/Lの水酸化カリウムでpHを中性に調整するステップであることを特徴とする請求項1に記載の帆立貝多糖類抽出方法。
  7. 前記酵素分解ステップは、超音波処理された漿液を6mol/Lの塩酸でpH6〜7に調整し、質量パーセント濃度0.05〜1.5%、酵素活性5×104u/gの枯草菌中性プロテイナーゼを加え、pH値をこの範囲に保持し、45〜55℃で1〜3時間攪拌して酵素分解させ、6mol/Lの塩酸でpH1〜5に調整し、質量パーセント濃度0.05〜1.5%、酵素活性7.8×105u/gのペプシンを加え、pH値をこの範囲に保持し、40〜60℃で1〜5時間攪拌して酵素分解させた後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持して反応を終止し、0.5mol/Lの水酸化カリウムでpHを中性に調整する二重酵素を用いた酵素分解ステップであることを特徴とする請求項1に記載の帆立貝多糖類抽出方法。
  8. 前記酵素分解ステップは、超音波処理された漿液を0.5mol/Lの水酸化カリウムでpH7〜8に調整し、質量パーセント濃度0.05〜1.5%、酵素活性5×104u/ gの枯草菌中性プロテイナーゼを加え、pH値をこの範囲に保持し、45〜55℃で1〜3時間攪拌して酵素分解させ、0.5mol/Lの水酸化カリウムでpH7〜9に調整し、質量パーセント濃度0.05〜1.5%、酵素活性5×104u/gのトリプシンを加え、pH値をこの範囲に保持し、40〜60℃で1〜4時間攪拌して酵素分解させた後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持して反応を終止し、6mol/Lの塩酸でpHを中性に調整する二重酵素を用いた酵素分解ステップであることを特徴とする請求項1に記載の帆立貝多糖類抽出方法。
  9. 前記酵素分解ステップは、超音波処理された漿液を6mol/Lの塩酸でpH1〜5に調整し、質量パーセント濃度0.05〜1.5%、酵素活性7.8×105u/gのペプシンを加え、pH値をこの範囲に保持し、40〜60℃で1〜5時間攪拌して酵素分解させ、0.5mol/Lの水酸化カリウムでpH7〜9に調整し、質量パーセント濃度0.05〜1.5%、酵素活性5×104u/gのトリプシンを加え、pH値をこの範囲に保持し、40〜60℃で1〜4時間攪拌して酵素分解させた後、急速に30℃以下まで冷却し、30分間保持して反応を終止し、6mol/Lの塩酸でpHを中性に調整する二重酵素を用いた酵素分解ステップであることを特徴とする請求項1に記載の帆立貝多糖類抽出方法。
  10. 前記酵素分解ステップにおいて、酵素分解させる前に、超音波処理された漿液に0.1〜1.0%の破砕の固体炭酸カリウムまたは炭酸ナトリウムを加え、30〜60℃で1〜5時間攪拌してアルカリ加水分解させるアルカリ加水分解を行うことを特徴とする請求項1、4〜9のいずれか一項に記載の帆立貝多糖類抽出方法。
  11. 前記酵素分解ステップにおいて、酵素分解させる前に、超音波処理された漿液を10〜60分間紫外線照射してから、40〜60℃で2〜6時間加水分解させる自己融解酵素技術を利用して自己融解を行うことを特徴とする請求項1、4〜9のいずれか一項に記載の帆立貝多糖類抽出方法。
  12. 前記分離ステップは6000rpmで20分間遠心するステップであることを特徴とする請求項1に記載の帆立貝多糖類抽出方法。
  13. 前記分離ステップは200目スクリーンでろ過して多糖類母液を得るステップであることを特徴とする請求項1に記載の帆立貝多糖類抽出方法。
  14. 前記乾燥ステップは20〜60℃で火干しするステップであることを特徴とする請求項1に記載の帆立貝多糖類抽出方法。
  15. 前記乾燥ステップは真空冷凍乾燥設備を用い、真空度70〜150Pa、板温度30〜60℃で6〜15時間冷凍乾燥するステップであることを特徴とする請求項1に記載の帆立貝多糖類抽出方法。
  16. 前記ステップ(1)における前記干し粉は超臨界二酸化炭素抽出設備で脂肪を抽出された脱脂帆立貝内臓干し粉であることを特徴とする請求項1に記載の帆立貝多糖類抽出方法。
  17. 請求項1〜16のいずれか一項に記載の抽出方法により得られた製品をさらに精製する帆立貝多糖類抽出方法。
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