JP2008310601A - フィードバック制御系の設計方法、設計プログラム、および設計支援装置 - Google Patents

フィードバック制御系の設計方法、設計プログラム、および設計支援装置 Download PDF

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Abstract

【課題】効率的に安定かつロバストな現実のシステムを設計すること。
【解決手段】制御系の共振モードを補償するノッチフィルタおよび共振モードを合成した全域通過フィルタがモデル化され(ステップS105)、全域通過フィルタを含む設計用制御対象が決定される(ステップS106)。そして、制御器に含まれる重み関数が導出された後(ステップS111)、設計者が設定した目標ゲイン交差周波数および位相余裕が用いられて、重み関数のゲインが調整される(ステップS112)。その後、位相進み重みに含まれる位相変数が決定されて、重み関数が確定される(ステップS113)。このようにして確定された重み関数および設計用制御対象に対してH∞ループ整形法が適用され(ステップS114)、H∞制御器が導出される(ステップS115)。
【選択図】 図1

Description

本発明は、制御対象が当該制御対象からの出力のフィードバックを利用して制御されるフィードバック制御系の設計方法、設計プログラム、および設計支援装置に関し、特に、効率的に安定かつロバストな現実のシステムを設計することができるフィードバック制御系の設計方法、設計プログラム、および設計支援装置に関する。
従来、制御対象と制御対象を制御する制御装置とから構成されるフィードバック制御系の設計においては、古典制御理論が用いられることがある。古典制御理論を用いた設計は、直感的で分かりやすい反面、ゲインと位相を独立に設計することができないため、必然的に試行錯誤しながら設計する必要が生じるという欠点がある。
そこで、例えば非特許文献1に記載されたように、より系統的な設計理論であるH∞制御理論に基づく設計法が提案されている。この設計法によれば、閉ループ制御系の安定性やロバスト性を保証する制御器の設計が可能となり、外乱を考慮した最適な制御器を設計することができる。しかし、標準的なH∞制御設計では、重み関数の設定が困難であり、経験を積んだ設計者でなければ実際の制御器の設計は難しい。具体的には、古典制御理論における直感的な設計指標とH∞制御理論におけるパラメータとの関連付けが困難であることや、H∞制御理論における重み関数の微小変更が制御器の設計結果にどのように反映されるのかが必ずしも明確ではないことなどから、H∞制御理論による制御器の設計は、現場において実現しにくいものとなっている。
このようなH∞制御理論における重み関数の設定に係る困難を解消する手法としては、例えば非特許文献2、3などにおいて提案されているH∞ループ整形法がある。H∞ループ整形法は、開ループ制御系を重み関数によって周波数整形し、整形された制御系に対してH∞制御理論を適用するものである。H∞ループ整形法では、開ループ制御系の周波数整形が行われるため、古典制御理論による設計との親和性が高く、例えば位相余裕などの古典制御理論の設計指標との関連が明確である。したがって、現場の設計者が容易に設計時のチューニングを行うことができる。
"State-Space Solutions to Standard H2 and H∞ Control Problems", IEEE Transactions on Automatic Control, Vol.34, No.8, 1989 "A Loop Shaping Design Procedure Using H∞ Synthesis", IEEE Transactions on Automatic Control, Vol.37, No.6, 1992 "Finite Frequency Phase Property Versus Achievable Control Performance in H∞ Loop Shaping Design", SICE-ICCAS International Joint Conference, 2006
しかしながら、上記のH∞ループ整形法を用いても、複雑な現実のシステムに対しては、必ずしもH∞制御理論を適用した設計が容易にできるとは限らないという問題がある。すなわち、例えば、制御対象モデルの高周波数領域に狭帯域のピーク(以下「共振モード」という)が存在する場合には、ゲイン交差周波数余裕や位相余裕などの古典制御理論の設計指標とH∞制御理論のパラメータとの関連付けが理論値から乖離したり、設計された制御器が非最小位相となったりするなどの問題が生じることがある。
このような場合、一部の周波数帯域を急激に減衰させるノッチフィルタを重み関数として加える方法や制御対象モデルに含める方法により、共振モードを補償してH∞ループ整形法を適用することが考えられる。ところが、これらの方法においては、最終的に設計された制御器によってノッチフィルタによるフィルタリングが一部打ち消され、所望のフィルタリング特性が得られないことがある。また、ノッチフィルタの導入により、設計される制御器が必要以上に高次元となってしまう。
加えて、H∞ループ整形法において古典制御理論の設計指標との関連が明確であるのは、安定な2次系や限られたクラスの3次系などの場合のみであり、現実のシステムに対しては必ずしも明確ではない。そして、例えば位相余裕などの直感的な設計指標との関連が明確でないため、H∞ループ整形法を利用した設計・実装後に制御器を手動で修正・調整することは困難である。
一方、現実のシステムにおける制御ループ内に存在する狭帯域外乱の除去も容易ではない。通常、狭帯域外乱を除去するには共振フィルタが用いられるが、古典制御理論によって所望の効果を実現するためには、位相条件や帯域によって共振フィルタの特性を変更するとともに、安定性を考慮する必要がある。また、標準的なH∞制御理論を適用する場合には、外乱を重み関数に含めて設計することが可能だが、上述したようにH∞制御理論における重み関数の設定には困難が伴うため、所望の制御器特性を導き出すには多くの試行錯誤が必要となる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、効率的に安定かつロバストな現実のシステムを設計することができるフィードバック制御系の設計方法、設計プログラム、および設計支援装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、制御対象が当該制御対象からの出力のフィードバックを利用して制御されるフィードバック制御系の設計方法であって、前記制御対象を含む設計用制御対象と設計用制御対象を制御し重み関数を含む制御器とをモデル化するモデル化工程と、前記モデル化工程にてモデル化される制御器に含まれる重み関数を導出する導出工程と、前記導出工程にて導出された重み関数を目標ゲイン交差周波数または目標安定余裕を用いて確定する確定工程と、前記確定工程にて確定された重み関数と前記モデル化工程にてモデル化された設計用制御対象とに対してH∞制御理論を適用して最適制御器を設計する設計工程とを有するようにした。
この方法によれば、ゲイン交差周波数または位相余裕など古典制御理論における直感的な設計目標を用いて重み関数を設定することができると同時に、H∞制御理論によるシステマティックな設計が可能となり、効率的に安定かつロバストな現実のシステムを設計することができる。
また、本発明は、上記方法において、前記モデル化工程は、前記制御対象を共振モードおよび剛体モードに分離する分離工程と、前記分離工程にて得られた共振モードとこの共振モードを補償するフィルタとを代替する全域通過フィルタをモデル化する全域通過フィルタモデル化工程とを含み、前記分離工程にて得られた剛体モードおよび前記全域通過フィルタモデル化工程にて得られた全域通過フィルタを含む設計用制御対象をモデル化するようにした。
この方法によれば、共振モードの補償にノッチフィルタを用いる必要がなく、ノッチフィルタによるフィルタリングが最適制御器によって打ち消されることがない。結果として、共振モードを確実に補償することができる。
また、本発明は、上記方法において、前記モデル化工程は、重み関数およびH∞制御器によって制御器をモデル化するようにした。
この方法によれば、古典制御理論における設計目標を用いて設定される重み関数が陽に制御器に含まれるため、最適制御器が設計された後、制御器に含まれる重み関数を容易に再設計することができる。
また、本発明は、上記方法において、前記導出工程は、PI補償重み、ロールオフ補償重み、狭帯域外乱補償重み、および位相進み重みの少なくともいずれか1つを含む重み関数を導出するようにした。
この方法によれば、様々な周波数帯域における外乱やモデル化誤差を除去することが可能な重み関数を導出することができ、最適制御器によって確実に外乱を補償することができる。
また、本発明は、上記方法において、前記確定工程は、設計用制御対象および重み関数を合成した系のゲイン交差周波数が目標ゲイン交差周波数に一致するように重み関数のゲインを調整するようにした。
この方法によれば、古典制御理論における設計目標として設定された目標ゲイン交差周波数を容易に達成することができる。
また、本発明は、上記方法において、前記確定工程は、設計用制御対象および重み関数を合成した系の位相と目標安定余裕から算出される目標位相との位相差を最小とする位相進み重みを決定する決定工程を含み、前記決定工程にて決定された位相進み重みを含む重み関数を確定するようにした。
この方法によれば、古典制御理論における設計目標として設定された目標安定余裕を容易に達成することができる。
また、本発明は、上記方法において、前記導出工程は、外乱周波数特性を近似する周波数特性を備えた重み関数を導出するようにした。
この方法によれば、全周波数領域において外乱を補償するロバスト性を確保することができる。
また、本発明は、制御対象が当該制御対象からの出力のフィードバックを利用して制御されるフィードバック制御系の設計プログラムであって、前記制御対象を含む設計用制御対象と設計用制御対象を制御し重み関数を含む制御器とをモデル化するモデル化工程と、前記モデル化工程にてモデル化される制御器に含まれる重み関数を導出する導出工程と、前記導出工程にて導出された重み関数を目標ゲイン交差周波数または目標安定余裕を用いて確定する確定工程と、前記確定工程にて確定された重み関数と前記モデル化工程にてモデル化された設計用制御対象とに対してH∞制御理論を適用して最適制御器を設計する設計工程とをコンピュータに実行させる構成を採る。
この構成によれば、ゲイン交差周波数または位相余裕など古典制御理論における直感的な設計目標を用いて重み関数を設定することができると同時に、H∞制御理論によるシステマティックな設計が可能となり、効率的に安定かつロバストな現実のシステムを設計することができる。
また、本発明は、制御対象が当該制御対象からの出力のフィードバックを利用して制御されるフィードバック制御系の設計支援装置であって、前記制御対象を含む設計用制御対象と設計用制御対象を制御し重み関数を含む制御器とをモデル化するモデル化部と、前記モデル化部によってモデル化される制御器に含まれる重み関数を導出する導出部と、前記導出部によって導出された重み関数を目標ゲイン交差周波数または目標安定余裕を用いて確定する確定部と、前記確定部によって確定された重み関数と前記モデル化部によってモデル化された設計用制御対象とに対してH∞制御理論を適用して最適制御器を設計する設計部とを有する構成を採る。
この構成によれば、ゲイン交差周波数または位相余裕など古典制御理論における直感的な設計目標を用いて重み関数を設定することができると同時に、H∞制御理論によるシステマティックな設計が可能となり、効率的に安定かつロバストな現実のシステムを設計することができる。
本発明によれば、効率的に安定かつロバストな現実のシステムを設計することができる。
本発明の骨子は、H∞制御理論における重み関数を制御器に含めるモデル化を行うとともに、物理的に意味があるゲイン交差周波数または位相余裕から重み関数を導出し、得られた重み関数を用いて最適制御器の設計を行うことである。以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る制御系設計方法を示すフロー図である。同図に示す設計方法は、大きく分けて制御対象のモデル化(ステップS101〜S103)、設計用制御対象決定(ステップS104〜S106)、重み関数導出(ステップS107〜S111)、および制御器導出(ステップS112〜S115)の4段階から構成されている。図1に示す設計方法は、例えば設計プログラムが導入されたコンピュータや設計支援装置によって実行される。以下では、設計支援装置によって制御系の設計が実行されるものとして説明する。
また、本実施の形態においては、磁気ディスク装置のヘッド位置を決めるフィードバック制御系を設計するものとし、このフィードバック制御系の制御対象の周波数特性は、図2に示すようなものであるとする。図2に示すように、本実施の形態に係る制御対象においては、10kHz付近の帯域で共振モードが多く見られる。
まず、第1段階の制御対象のモデル化について説明する。設計者は、設計するフィードバック制御系に要求する目標ゲイン交差周波数f0および位相余裕Pmを決定し、設計支援装置に設定する(ステップS101)。これらのゲイン交差周波数f0および位相余裕Pmは、古典制御理論における直感的な設計指標であり、決定は容易である。本実施の形態においては、目標ゲイン交差周波数f0を1500Hzとし、位相余裕Pmを30度とする。これらの設計指標が設定されると、設計支援装置によって、制御対象のモデル化が行われる。
具体的には、図2に示した制御対象の周波数特性には共振モードが多く見られるため、この共振モードをノッチフィルタによって補償することが設計者によって決定される。そして、その旨が設計支援装置に入力されると、設計支援装置には、例えば図3に示すような構成のフィードバック制御系が与えられることになる。すなわち、同図に示すフィードバック制御系は、ノッチフィルタ101、実際の制御対象102、時間遅れ103、および制御器104を備えている。
このとき、設計支援装置によって、共振モードを補償するノッチフィルタ101が設計され(ステップS102)、制御対象102がモデル化される(ステップS103)。ただし、この時点でモデル化される制御対象102は、設計用制御対象ではなく、図2に示した周波数特性を有する実際の制御対象である。また、時間遅れ103は、制御対象102から制御器104へのフィードバックにおいて生じる時間遅れであり、ここではサンプリング周期Tsを用いて、exp{(−Ts/2)・s}と表されるものとしている。そして、本実施の形態においては、最終的には、設計支援装置によって制御器104が設計されることになる。
次に、第2段階の設計用制御対象の決定について説明する。設計支援装置によってフィードバック制御系のモデル化が行われると、続いて、図4に示すように制御対象102が共振モード102aおよび剛体モード102bに分離される(ステップS104)。このうち、共振モード102aは、ノッチフィルタ101によって補償されるが、ノッチフィルタ101によるフィルタリングは、最終的に設計される制御器104によって一部打ち消されることがしばしば起こるため、本実施の形態に係る設計支援装置は、図5に示すように、ノッチフィルタ101および共振モード102aを合成して全域通過フィルタ201としてモデル化する(ステップS105)。
具体的には、図6に示すように、設計支援装置によって、ノッチフィルタ101と共振モード102aを合成した位相θapが算出される(ステップS201)。そして、位相θapから全域通過フィルタ201の次数nが決定される(ステップS202)。具体的には、周波数を無限大としたときの位相θapから全域通過フィルタ201の次数nが決定される。全域通過フィルタ201の次数nが決定されると、設計支援装置によって、パデ近似を用いたモデルが作成される(ステップS203)。すなわち、全域通過フィルタ201における時間遅れをTdapとして、n次のモデルPap’が作成される。
そして、周波数が0から目標ゲイン交差周波数f0の区間において、作成されたモデルPap’と位相θapとの位相差を最小にする時間遅れTdapが算出され(ステップS204)、算出された時間遅れTdapがモデルPap’に適用されて、全域通過フィルタ201が決定される(ステップS205)。このようにしてモデル化された全域通過フィルタ201の結果を図7に示す。図7においては、破線が剛体モード102bを示し、実線が全域通過フィルタ201を示している。また、一点鎖線はノッチフィルタ101によって補償された場合の共振モード102aを示している。同図に示すように、目標ゲイン交差周波数f0(本実施の形態では、1500Hz)以下の帯域では、全域通過フィルタ201は、ノッチフィルタ101によって補償された共振モード102aを十分に近似していることがわかる。
このようにして全域通過フィルタ201が設計されると同時に、設計支援装置によって、時間遅れ103がパデ近似されて時間遅れ202とされ、全域通過フィルタ201、剛体モード102b、および時間遅れ202が設計用制御対象203に決定される(ステップS106)。この設計用制御対象203は、全域通過フィルタ201を含むため、実際の制御対象102における共振モード102aがノッチフィルタ101によって補償されるのと同等の制御対象になっている。また、設計用制御対象203は、実際にはノッチフィルタ101を含むが、本実施の形態における制御器の設計時には、ノッチフィルタ101を全域通過フィルタ201として扱うため、最終的に設計される制御器104によってノッチフィルタ101のフィルタリングが打ち消されることもなく、制御器104が必要以上に高次元になることを防止することができる。
そして、本実施の形態においては、図8に示すように、重み関数104aおよびH∞制御器104bから構成される制御器104が設計用制御対象203を制御するものとしてフィードバック制御系がモデル化される。すなわち、設計支援装置によって、設計用制御対象203が全域通過フィルタ201および剛体モード102bを含むようにモデル化されるとともに、制御器104が重み関数104aおよびH∞制御器104bを含むようにモデル化される。このため、以下に説明する第3段階で導出された重み関数104aを制御器104の設計・実装後に修正することが容易になる。
次に、第3段階の重み関数導出について説明する。本実施の形態に係る重み関数104aは、PI(Proportional Integral)補償重みWpi、ロールオフ補償重みWro、狭帯域外乱補償重みWft、および位相進み重みWprの積であるものとする。設計支援装置は、個々の重みを設計し、重み関数104aを導出する。
具体的には、設計支援装置によって、低周波数領域の外乱を除去するPI補償重みWpiが以下の式(1)によって設計される(ステップS107)。ただし、式(1)において、kpiは、PI補償重みWpiのゲインを示し、fpiは折れ点周波数を示す。
pi(s)=kpi(1+2πfpi/s) ・・・(1)
このとき、設計支援装置は、目標ゲイン交差周波数f0でPI補償重みWpiのゲインkpiが1になるように設定する。設計支援装置が式(1)を用いてPI補償重みWpiを設計する際、例えば図9に示す外乱周波数特性を近似するように各特性を決定すると、図10のボード線図によって示されるPI補償重みWpiが得られる。
PI補償重みWpiの設計後、設計支援装置によって、高周波数領域のモデル化誤差や外乱を除去するロールオフ補償重みWroが以下の式(2)によって設計される(ステップS108)。
Figure 2008310601
設計支援装置が式(2)を用いてロールオフ補償重みWroを設計する際、モデル化誤差が大きいと考えられる帯域でのゲインを下げるように式(2)中の下限周波数flowおよび上限周波数fhighが設定される。すなわち、例えば図2に示した周波数特性のように5kHz以上の帯域でモデル化誤差が大きいと考えられる場合は、この帯域でのゲインが下がるように式(2)の下限周波数flowおよび上限周波数fhighが設定される。これにより、図11のボード線図によって示されるロールオフ補償重みWroが得られる。
ロールオフ補償重みWroの設計後、設計支援装置によって、狭帯域外乱を除去する狭帯域外乱補償重みWftが以下の式(3)によって設計される(ステップS109)。ただし、式(3)において、ζiはi番目の共振ピークの幅を示すパラメータであり、ηiはi番目の共振ピークの高さを示すパラメータである。
Figure 2008310601
設計支援装置が式(3)を用いて狭帯域外乱補償重みWftを設計する際、特定の帯域に多く存在する狭帯域外乱が除去されるように式(3)中のζiおよびηiが設定される。すなわち、例えば図9に示した外乱周波数特性の場合、1000Hz付近で多くの狭帯域外乱が存在するため、これらが除去されるように式(3)のパラメータが設定される。これにより、図12のボード線図によって示される狭帯域外乱補償重みWftが得られる。
狭帯外乱補償重みWftの設計後、設計支援装置によって、位相進み重みWprが以下の式(4)によって仮設計される(ステップS110)。ただし、式(4)において、kは重み関数104a全体のゲインを示し、ωは目標位相余裕Pm(ここでは30度)から算出される位相変数を示す。
Figure 2008310601
このとき、設計支援装置は、目標ゲイン交差周波数f0での目標位相θを実現するように位相進み重みWprが設定される。なお、目標位相θは、以下の式(5)によって目標位相余裕Pmから得られる。
Figure 2008310601
ここでは、目標位相余裕Pmが30度であるため、目標位相θはおよそ−225度程度となり、この目標位相θを実現する位相進み重みWprは、図13に示すようなものとなる。こうして得られたPI補償重みWpi、ロールオフ補償重みWro、狭帯域外乱補償重みWft、および位相進み重みWprは、設計支援装置によって乗算され、重み関数104aが導出される(ステップS111)。
なお、この時点では、位相進み重みWprに含まれるゲインkと位相変数ωは正式に決定されておらず、以下に説明する第4段階で位相進み重みWprが決定され、重み関数104aが確定される。
次に、第4段階の制御器導出について説明する。設計支援装置によって重み関数104aが導出されると、式(4)で示した位相進み重みWprに含まれる重み関数104aのゲインkが調整される(ステップS112)。具体的には、図14に示すように、設計支援装置によって、目標ゲイン交差周波数f0における設計用制御対象203と重み関数104aを合成した場合のゲインkpwが算出され(ステップS301)、このゲインkpwの逆数が重み関数104aのゲインkとされる(ステップS302)。こうして重み関数104aのゲインkが調整されることにより、設計用制御対象203および重み関数104aからなる重み付き開ループシステムのゲイン交差周波数が目標ゲイン交差周波数f0に一致することになる。
そして、位相進み重みWprに含まれるゲインkが調整された後は、位相進み重みWprに含まれる位相変数ωが決定されて位相進み重みWprが決定されることにより、重み関数104aが確定される(ステップS113)。具体的には、図15に示すように、設計支援装置によって上式(5)が用いられることにより、設計用制御対象203および重み関数104aからなる重み付き開ループシステムの目標位相θが算出される(ステップS401)。換言すれば、目標ゲイン交差周波数f0における重み付き開ループシステムの目標位相θが算出される。
目標位相θが算出されると、目標ゲイン交差周波数f0における目標位相θと重み付き開ループシステムとの位相差を最小にする位相変数ωが決定される(ステップS402)。決定された位相変数ωを上式(4)に示した位相進み重みWprに代入することで、位相進み重みWprが決定され(ステップS403)、最終的に重み関数104aが確定される。
このようにして確定された重み関数104aおよび設計用制御対象203に対してH∞ループ整形法が適用され(ステップS114)、H∞制御器104bが導出される(ステップS115)。この結果、開ループシステムの周波数特性は図16に示すようになった。この周波数特性においては、ゲイン交差周波数が1460Hzかつ位相余裕が31.7度であり、この値は、目標ゲイン交差周波数f0の1500Hzおよび位相余裕Pmの30度に近い値になっている。
また、図16において、1000Hz付近の狭帯域外乱が十分に補償されていることが分かる。通常、磁気ディスク装置では、磁気ディスク自体のフラッタなどによって1000Hz付近に狭帯域外乱が生じやすい一方、この帯域は制御帯域の上限近傍であり、開ループゲイン交差周波数に非常に近い帯域であるため、安定して狭帯域外乱を補償するフィルタを設計するのは困難である。この点、本実施の形態においては、試行錯誤を必要とせず、容易に1000Hz付近の狭帯域外乱を低減することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、共振モードおよびノッチフィルタを合成した全域通過フィルタを含む設計用制御対象と重み関数およびH∞制御器を含む制御器とによるモデル化を行い、位相進み重みを位相変数を用いて仮設計し、仮設計結果を用いて重み関数を導出し、最後に重み付き制御対象に対する設計目標から重み関数全体のゲインおよび位相進み重みを調整する。このため、設計目標はゲイン交差周波数または位相余裕など古典制御理論における直感的なもので良いと同時に、H∞制御理論によるシステマティックな設計が可能となり、効率的に安定かつロバストな現実のシステムを設計することができる。また、古典制御理論におけるフィルタが重み関数として制御器に含まれるため、再設計が必要となった場合でも、H∞制御理論を適用することなく、現場で容易に対応することができる。
なお、上記一実施の形態において説明した設計支援装置には、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)が備えられるようにしても良い。この場合、例えば図17に示すような画面により、設計者は、視覚的にパラメータの設定を行うことが可能となる。図17の例では、設計者がPI補償重みWpiの周波数特性(図17の右枠中実線で示す)を外乱周波数特性(図17の右枠中破線で示す)の形状に合わせるように、折れ点周波数fpiおよびゲインkを例えばマウスのドラッグにより設定することができる。換言すれば、設計者は、外乱周波数特性を近似するように容易にPI補償重みWpiの周波数特性を設定することができる。また、その他のロールオフ補償重みWro、狭帯域外乱補償重みWft、および位相進み重みWprについても同様にパラメータ設定を行うことができ、設計者は直感的に重み関数の設定を実行することができる。
(付記1)制御対象が当該制御対象からの出力のフィードバックを利用して制御されるフィードバック制御系の設計方法であって、
前記制御対象を含む設計用制御対象と設計用制御対象を制御し重み関数を含む制御器とをモデル化するモデル化工程と、
前記モデル化工程にてモデル化される制御器に含まれる重み関数を導出する導出工程と、
前記導出工程にて導出された重み関数を目標ゲイン交差周波数または目標安定余裕を用いて確定する確定工程と、
前記確定工程にて確定された重み関数と前記モデル化工程にてモデル化された設計用制御対象とに対してH∞制御理論を適用して最適制御器を設計する設計工程と
を有することを特徴とする設計方法。
(付記2)前記モデル化工程は、
前記制御対象を共振モードおよび剛体モードに分離する分離工程と、
前記分離工程にて得られた共振モードとこの共振モードを補償するフィルタとを代替する全域通過フィルタをモデル化する全域通過フィルタモデル化工程とを含み、
前記分離工程にて得られた剛体モードおよび前記全域通過フィルタモデル化工程にて得られた全域通過フィルタを含む設計用制御対象をモデル化することを特徴とする付記1記載の設計方法。
(付記3)前記モデル化工程は、
重み関数およびH∞制御器によって制御器をモデル化することを特徴とする付記1記載の設計方法。
(付記4)前記導出工程は、
PI補償重み、ロールオフ補償重み、狭帯域外乱補償重み、および位相進み重みの少なくともいずれか1つを含む重み関数を導出することを特徴とする付記1記載の設計方法。
(付記5)前記確定工程は、
設計用制御対象および重み関数を合成した系のゲイン交差周波数が目標ゲイン交差周波数に一致するように重み関数のゲインを調整することを特徴とする付記1記載の設計方法。
(付記6)前記確定工程は、
設計用制御対象および重み関数を合成した系の位相と目標安定余裕から算出される目標位相との位相差を最小とする位相進み重みを決定する決定工程を含み、
前記決定工程にて決定された位相進み重みを含む重み関数を確定することを特徴とする付記1記載の設計方法。
(付記7)前記導出工程は、
外乱周波数特性を近似する周波数特性を備えた重み関数を導出することを特徴とする付記1記載の設計方法。
(付記8)制御対象が当該制御対象からの出力のフィードバックを利用して制御されるフィードバック制御系の設計プログラムであって、
前記制御対象を含む設計用制御対象と設計用制御対象を制御し重み関数を含む制御器とをモデル化するモデル化工程と、
前記モデル化工程にてモデル化される制御器に含まれる重み関数を導出する導出工程と、
前記導出工程にて導出された重み関数を目標ゲイン交差周波数または目標安定余裕を用いて確定する確定工程と、
前記確定工程にて確定された重み関数と前記モデル化工程にてモデル化された設計用制御対象とに対してH∞制御理論を適用して最適制御器を設計する設計工程と
をコンピュータに実行させることを特徴とする設計プログラム。
(付記9)制御対象が当該制御対象からの出力のフィードバックを利用して制御されるフィードバック制御系の設計支援装置であって、
前記制御対象を含む設計用制御対象と設計用制御対象を制御し重み関数を含む制御器とをモデル化するモデル化部と、
前記モデル化部によってモデル化される制御器に含まれる重み関数を導出する導出部と、
前記導出部によって導出された重み関数を目標ゲイン交差周波数または目標安定余裕を用いて確定する確定部と、
前記確定部によって確定された重み関数と前記モデル化部によってモデル化された設計用制御対象とに対してH∞制御理論を適用して最適制御器を設計する設計部と
を有することを特徴とする設計支援装置。
本発明は、効率的に安定かつロバストな現実のシステムを設計する場合に適用することができる。
一実施の形態に係る制御系設計方法を示すフロー図である。 制御系の周波数応答の一例を示すボード線図である。 一実施の形態に係る制御システムの一例を示す図である。 一実施の形態に係る制御系設計方法の一工程を示す図である。 一実施の形態に係る設計用制御対象を示す図である。 一実施の形態に係る全域通過フィルタの設計方法を示すフロー図である。 一実施の形態に係る全域通過フィルタによるモデル化の例を示す図である。 一実施の形態に係る制御器の構成を示す図である。 外乱周波数特性の一例を示す図である。 一実施の形態に係るPI補償重みの例を示すボード線図である。 一実施の形態に係るロールオフ補償重みの例を示すボード線図である。 一実施の形態に係る狭帯域外乱補償重みの例を示すボード線図である。 一実施の形態に係る位相進み重みの例を示すボード線図である。 一実施の形態に係るゲイン調整方法を示すフロー図である。 一実施の形態に係る位相進み重み決定方法を示すフロー図である。 一実施の形態に係る開ループ周波数特性の例を示すボード線図である。 一実施の形態に係る設計支援装置の画面例を示す図である。
符号の説明
101 ノッチフィルタ
102 制御対象
102a 共振モード
102b 剛体モード
103、202 時間遅れ
104 制御器
104a 重み関数
104b H∞制御器
201 全域通過フィルタ
203 設計用制御対象

Claims (9)

  1. 制御対象が当該制御対象からの出力のフィードバックを利用して制御されるフィードバック制御系の設計方法であって、
    前記制御対象を含む設計用制御対象と設計用制御対象を制御し重み関数を含む制御器とをモデル化するモデル化工程と、
    前記モデル化工程にてモデル化される制御器に含まれる重み関数を導出する導出工程と、
    前記導出工程にて導出された重み関数を目標ゲイン交差周波数または目標安定余裕を用いて確定する確定工程と、
    前記確定工程にて確定された重み関数と前記モデル化工程にてモデル化された設計用制御対象とに対してH∞制御理論を適用して最適制御器を設計する設計工程と
    を有することを特徴とする設計方法。
  2. 前記モデル化工程は、
    前記制御対象を共振モードおよび剛体モードに分離する分離工程と、
    前記分離工程にて得られた共振モードとこの共振モードを補償するフィルタとを代替する全域通過フィルタをモデル化する全域通過フィルタモデル化工程とを含み、
    前記分離工程にて得られた剛体モードおよび前記全域通過フィルタモデル化工程にて得られた全域通過フィルタを含む設計用制御対象をモデル化することを特徴とする請求項1記載の設計方法。
  3. 前記モデル化工程は、
    重み関数およびH∞制御器によって制御器をモデル化することを特徴とする請求項1記載の設計方法。
  4. 前記導出工程は、
    PI補償重み、ロールオフ補償重み、狭帯域外乱補償重み、および位相進み重みの少なくともいずれか1つを含む重み関数を導出することを特徴とする請求項1記載の設計方法。
  5. 前記確定工程は、
    設計用制御対象および重み関数を合成した系のゲイン交差周波数が目標ゲイン交差周波数に一致するように重み関数のゲインを調整することを特徴とする請求項1記載の設計方法。
  6. 前記確定工程は、
    設計用制御対象および重み関数を合成した系の位相と目標安定余裕から算出される目標位相との位相差を最小とする位相進み重みを決定する決定工程を含み、
    前記決定工程にて決定された位相進み重みを含む重み関数を確定することを特徴とする請求項1記載の設計方法。
  7. 前記導出工程は、
    外乱周波数特性を近似する周波数特性を備えた重み関数を導出することを特徴とする請求項1記載の設計方法。
  8. 制御対象が当該制御対象からの出力のフィードバックを利用して制御されるフィードバック制御系の設計プログラムであって、
    前記制御対象を含む設計用制御対象と設計用制御対象を制御し重み関数を含む制御器とをモデル化するモデル化工程と、
    前記モデル化工程にてモデル化される制御器に含まれる重み関数を導出する導出工程と、
    前記導出工程にて導出された重み関数を目標ゲイン交差周波数または目標安定余裕を用いて確定する確定工程と、
    前記確定工程にて確定された重み関数と前記モデル化工程にてモデル化された設計用制御対象とに対してH∞制御理論を適用して最適制御器を設計する設計工程と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする設計プログラム。
  9. 制御対象が当該制御対象からの出力のフィードバックを利用して制御されるフィードバック制御系の設計支援装置であって、
    前記制御対象を含む設計用制御対象と設計用制御対象を制御し重み関数を含む制御器とをモデル化するモデル化部と、
    前記モデル化部によってモデル化される制御器に含まれる重み関数を導出する導出部と、
    前記導出部によって導出された重み関数を目標ゲイン交差周波数または目標安定余裕を用いて確定する確定部と、
    前記確定部によって確定された重み関数と前記モデル化部によってモデル化された設計用制御対象とに対してH∞制御理論を適用して最適制御器を設計する設計部と
    を有することを特徴とする設計支援装置。
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