JP2008310163A - 近接スキャン露光装置及びその照度制御方法 - Google Patents

近接スキャン露光装置及びその照度制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の照射部における各光源の照度を同一に制御することができ、高精度に露光を行うことができる近接スキャン露光装置及びその照度制御方法を提供する。
【解決手段】近接スキャン露光装置1は、基板WをX方向に搬送する基板搬送機構10と、パターンを形成した複数のマスクMをそれぞれ保持し、Y方向に沿って千鳥状に配置される複数のマスク保持部11と、複数のマスク保持部11の上部にそれぞれ配置され、露光用光を照射する複数の照射部14と、複数の照射部14内にそれぞれ配置され、照射部14内での露光用光ELの照度を検出する複数の第1照度センサ41と、複数の照射部14からの各露光用光ELが照射される各位置に移動可能で、各露光用光ELの照度を検出する第2照度センサ42と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、近接スキャン露光装置及びその照度制御方法に関し、より詳細には、複数の照射部を同一照度に制御可能な近接スキャン露光装置及びその照度制御方法に関する。
従来、大型の薄形テレビ等に用いられる液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の大型のフラットパネルディスプレイの製造方法として、基板を搬送しながら、基板上にマスクのパターンを露光転写するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の露光装置では、複数のマスクと、マスク毎に光源を有する露光光学系とが設けられ、吸排気エアパッド上で浮上して搬送される基板に対して、光源からの露光用光を照射させ、マスクのパターンを基板に露光転写する。
特開2007−72267号公報
ところで、高圧水銀ランプ等の光源の照度は、点灯時間に反比例して次第に低下する特性を有している。特に、特許文献1に記載の露光装置では、複数の光源を用いて露光が行われるため、各光源の照度に違いがあると露光ムラ等、露光精度が低下してしまう。特許文献1では、各光源の照度制御について具体的な記載はなく、各光源の照度を同一に制御することが望まれる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の照射部における各光源の照度を同一に制御することができ、高精度に露光を行うことができる近接スキャン露光装置及びその照度制御方法を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 所定方向に搬送される基板に対して近接する複数のマスクを介して露光用光を照射し、前記基板に前記複数のマスクのパターンを露光する近接スキャン露光装置であって、
前記基板を所定方向に搬送する基板搬送機構と、
前記パターンを形成した前記複数のマスクをそれぞれ保持し、前記所定方向と交差する方向に沿って千鳥状に配置される複数のマスク保持部と、
前記複数のマスク保持部の上部にそれぞれ配置され、露光用光を照射する複数の照射部と、
前記複数の照射部内にそれぞれ配置され、照射部内での前記露光用光の照度を検出する複数の第1照度センサと、
前記複数の照射部からの各露光用光が照射される各位置に移動可能で、前記各露光用光の照度を検出する第2照度センサと、
を備えることを特徴とする近接スキャン露光装置。
(2) 前記マスクを交換すべく、前記マスクを搬入又は搬出するための受け渡し位置と、前記各マスク保持部の下面と対向する交換位置との間を移動可能なマスクトレー部を有するマスクチェンジャーをさらに備え、
前記第2照度センサは、前記マスクトレー部に取り付けられることを特徴とする(1)に記載の近接スキャン露光装置。
(3) 基板を所定方向に搬送する基板搬送機構と、パターンを形成した複数のマスクをそれぞれ保持し、前記所定方向と交差する方向に沿って千鳥状に配置される複数のマスク保持部と、前記複数のマスク保持部の上部にそれぞれ配置され、露光用光を照射する光源をそれぞれ有する複数の照射部と、前記複数の照射部内にそれぞれ配置され、照射部内での前記露光用光の照度を検出する複数の第1照度センサと、前記複数の照射部からの各露光用光が照射される各位置に移動可能で、前記各露光用光の照度を検出する第2照度センサと、を備え、前記所定方向に搬送される基板に対して近接する前記複数のマスクを介して前記露光用光を照射し、前記基板に前記複数のマスクのパターンを露光する近接スキャン露光装置の照度制御方法であって、
前記第2照度センサを前記複数の照射部の各露光用光が照射される各位置に移動して、前記各露光用光の照度を検出する工程と、
前記第2照度センサによって検出される、前記複数の照射部から照射される各露光用光の照度値が目標照度値となるように前記光源の電流値を調整する工程と、
前記調整された前記各光源が照射する各露光用光の照度値を前記第1照度センサによって検出する工程と、
前記第1照度センサによって検出された前記各光源が照射する各露光用光の照度値が維持されるように、前記各光源の電流値を制御する工程と、
を有することを特徴とする近接スキャン露光装置の照度制御方法。
(4) 前記第2照度センサは、前記マスクを交換するためのマスクチェンジャーのマスクトレー部に取り付けられており、
前記第2照度センサによる照度の検出工程と、前記光源の電流値を調整する工程は、前記マスクトレー部が前記各マスク保持部の下面と対向する交換位置に移動した際に行われることを特徴とする(3)に記載の近接スキャン露光装置の照度制御方法。
本発明の近接スキャン露光装置によれば、複数の照射部内にそれぞれ配置され、照射部内での露光用光の照度を検出する複数の第1照度センサと、複数の照射部からの各露光用光が照射される各位置に移動可能で、各露光用光の照度を検出する第2照度センサと、を備えるので、複数の照射部における各光源の照度を同一に制御することができ、高精度に露光を行うことができる。特に、複数の第1照度センサ間で測定誤差が生じる場合であっても、第2照度センサによって検出された照度に基づいて、各光源の電流値を制御することが可能となり、複数の第1照度センサを校正せずに照度制御することができる。
また、本発明の近接スキャン露光装置の照度制御方法によれば、第2照度センサを複数の照射部の各露光用光が照射される各位置に移動して、各露光用光の照度を検出する工程と、第2照度センサによって検出される、複数の照射部から照射される各露光用光の照度値が目標照度値となるように光源の電流値を調整する工程と、調整された各光源が照射する各露光用光の照度値を第1照度センサによって検出する工程と、第1照度センサによって検出された各光源が照射する各露光用光の照度値が維持されるように、各光源の電流値を制御する工程と、を有するので、複数の照射部における各光源の照度を同一に制御しながら定照度運転することができ、高精度に露光を行うことができる。
以下、本発明に係る近接スキャン露光装置及びその照度制御方法の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
先ず、本実施形態の近接スキャン露光装置1の構成について概略説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態の近接スキャン露光装置1は、基板(カラーフィルタ基板)Wを浮上させて支持すると共に、所定方向(図1のX方向)に搬送する基板搬送機構10と、複数のマスクMをそれぞれ保持し、所定方向と交差する方向(図1のY方向)に沿って千鳥状に二列配置された複数(図1に示す実施形態において、左右それぞれ6個)のマスク保持部11と、マスク保持部11を駆動するマスク駆動部12と、複数のマスク保持部11の上部にそれぞれ配置されて露光用光を照射する複数の照射部14と、近接スキャン露光装置1の各作動部分の動きを制御する制御部15と、を主に備える。
基板搬送機構10は、基板WをX方向に搬送する領域、即ち、複数のマスク保持部11の下方領域、及びその下方領域からX方向両側に亘る領域に設けられた浮上ユニット16と、基板WのY方向一側(図1において上辺)を保持してX方向に搬送する基板駆動ユニット17とを備える。浮上ユニット16は、複数のフレーム19上にそれぞれ設けられた複数の排気エアパッド20及び吸排気エアパッド21を備え、ポンプ(図示せず)やソレノイドバルブ(図示せず)を介して排気エアパッド20や吸排気エアパッド21からエアを排気或いは、吸排気する。基板駆動ユニット17は、図1に示すように、浮上ユニット16によって浮上、支持された基板Wの一端を保持する吸着パッド22を備え、モータ23、ボールねじ24、及びナット(図示せず)からなるボールねじ機構25によって、ガイドレール26に沿って基板WをX方向に搬送する。なお、図2に示すように、複数のフレーム19は、地面にレベルブロック18を介して設置された装置ベース27上に他のレベルブロック28を介して配置されている。また、基板Wは、ボールねじ機構25の代わりに、リニアサーボアクチュエータによって搬送されてもよい。
マスク駆動部12は、フレーム(図示せず)に取り付けられ、マスク保持部11をX方向に沿って駆動するX方向駆動部31と、X方向駆動部31の先端に取り付けられ、マスク保持部11をY方向に沿って駆動するY方向駆動部32と、Y方向駆動部32の先端に取り付けられ、マスク保持部11をθ方向(X,Y方向からなる水平面の法線回り)に回転駆動するθ方向駆動部33と、θ方向駆動部33の先端に取り付けられ、マスク保持部11をZ方向(X,Y方向からなる水平面の鉛直方向)に駆動するZ方向駆動部34と、を有する。これにより、Z方向駆動部34の先端に取り付けられたマスク保持部11は、マスク駆動部12によってX,Y,Z,θ方向に駆動可能である。なお、X,Y,θ,Z方向駆動部31,32,33,34の配置の順序は、適宜変更可能である。
図2に示すように、マスク保持部11の上部に配置される照射部14は、光源6、ミラー7、オプチカルインテグレータ(図示せず)、シャッター(図示せず)等を備える。光源6としては、紫外線を含んだ露光用光ELを放射する、例えば超高圧水銀ランプ、キセノンランプ又は紫外線発光レーザが使用される。また、各照射部14は、ミラー7の一部をハーフミラーとし、また、このハーフミラーを介して照射部14内での光源6が照射する露光用光の照度を検出する第1照度センサ41を備える。なお、第1照度センサ41は、照射部14内であれば、任意の位置に配置されていればよい。
また、図1に示すように、千鳥状に二列配置された搬入側及び搬出側マスク保持部11a,11b間には、各マスク保持部11a,11bのマスクMを同時に交換可能なマスクチェンジャー2が配設されている。マスクチェンジャー2は、マスクMを搬入又は搬出するための受け渡し位置WPと、各マスク保持部11の下面と対向する交換位置CPとの間を移動可能な一対のマスクトレー部8を有し、使用済み或いは未使用のマスクMを受け渡し位置WPと交換位置CP間で搬送して、マスク交換を行う。また、マスクチェンジャー2により搬送される使用済み或いは未使用のマスクMは、マスクストッカ3,4との間でローダー5により受け渡しが行われる。なお、マスクストッカ3,4とマスクチェンジャー2とで受け渡しが行われる間にマスクプリアライメント機構(図示せず)によってマスクMのプリアライメントが行われる。また、一対のマスクトレー部8のマスクMが載置される外側の位置には、それぞれ第2照度センサ42が取り付けられている。第2照度センサ42は、マスクトレー部8の各交換位置CPへの移動とともに、複数の照射部14からの各露光用光ELが照射される各照度測定位置に移動し、複数の照射部14から照射された各露光用光の照度を検出する。
このような近接スキャン露光装置1は、浮上ユニット16の排気エアパッド20及び吸排気エアパッド21の空気流によって基板Wを浮上させて保持し、基板Wの一端を基板駆動ユニット17で吸着してX方向に搬送する。そして、マスク保持部11の下方に位置する基板Wに対して、照射部14からの露光用光ELが基板Wに近接するマスクMを介して照射され、マスクMのパターンを基板Wに塗布されたカラーレジストに転写する。
また、本実施形態の近接スキャン露光装置1では、マスク交換時の段取り段階において、複数の照射部14から照射される各露光用光ELの照度を同一とするための照度調整が行われる。以下、このマスク交換時の照度制御方法について、図3〜図5を参照して説明する。
マスク交換は、図3に示すように、Y方向一端に配置された1番目のマスク保持部11a1,11b1から順次、隣のマスク保持部11a2,11b2、・・・,11a5,11b5にて行われ、最後に、Y方向他端に配置された6番目のマスク保持部11a6,11b6にて行われる。
まず、図4に示すように、1番目のマスク保持部11a1,11b1のマスク交換を行うため、マスク保持部11a1,11b1を上方に退避させ、マスクトレー部8をマスク保持部11a1,11b1の下方の交換位置CPに移動させる(ステップS1)。次に、マスク保持部11a1,11b1に実装されているマスクMをマスクトレー部8に受け渡す(ステップS2)。そして、マスクトレー部8の第2照度センサ42をマスクMが実装されていないマスク保持部11a1,11b1の開口内の照度測定位置に移動させる(ステップS3)。この状態で、シャッターが開放されると(ステップS4)、第2照度センサ42は、光源6から照射される露光用光ELを測定可能となり、照度制御処理へ移行する(ステップS5)。
ここで、図5に示すように、照度制御処理では、まず、第2照度センサ42にて、マスク保持部11a1,11b1上の照射部14から照射される露光用光の照度を検出する(ステップS11)。次に、第2照度センサ42によって検出される、照射部14から照射される露光用光ELの照度値を設定された目標照度値、例えば、定照度運転を行なう際の仕様上の照度値に合わせ込むように、光源6の照射量、即ち、光源6の電流値を調整する(ステップS12)。そして、第2照度センサ42にて検出された照度値と目標照度値との差分が許容範囲内であるかどうか判定し(ステップS13)、差分が許容範囲内となるまで、光源6の照射量を調整する。差分が許容範囲内となると、光源6の照射量、即ち、電流値を固定し(ステップS14)、この照射量が固定された状態で、第1照度センサ41は光源6が照射する露光用光の照度値を検出する(ステップS15)。
即ち、第1照度センサ41と第2照度センサ42との校正が完全に行われていれば、検出された各照度値の差分は0となるが、実際には多少のずれが生じる。このため、このずれ分がオフセット値として把握される。なお、オフセット値は、第1照度センサ41で検出された照度値と目標照度値の差分であってもよい。そして、第1照度センサ41が検出した照度値が維持されるように、光源6の照射量を制御する(ステップS16)。
照度制御処理が行われた後は、マスクトレー部8を第2照度センサ42と共に露光領域内の各ポイントに移動させ、ポイント毎に照度測定を行い(ステップS6)、照度分布を取得する。その後、マスクトレー部8を受け渡し位置WPに移動して(ステップS7)、使用済みマスクMと未使用マスクMの搬出、搬入が行なわれる。
そして、これら上記動作がマスク保持部11a,11b毎に行われる。これにより、各照射部14内に配置された第1照度センサ41で検出された照度値と第2照度センサ42(或いは、目標照度値)との差分によるオフセット値が各マスク保持部11a,11bに対して得られる。
従って、定照度運転を行なう場合には、各照射部14の光源6がオフセット値を保つ、即ち、ステップS16において第1照度センサ41が検出した照度値を維持するように、各光源6の照射量を制御することで、露光転写時に複数のマスクMを介して基板Wに照射される各露光用光の照度が同一となり、高精度に露光を行うことができる。
従って、本実施形態の近接スキャン露光装置1によれば、複数の照射部14内にそれぞれ配置され、照射部14内での露光用光ELの照度を検出する複数の第1照度センサ41と、複数の照射部14からの各露光用光ELが照射される各位置に移動可能で、各露光用光ELの照度を検出する第2照度センサ42と、を備えるので、複数の照射部14における各光源6の照度を同一に制御することができ、高精度に露光を行うことができる。特に、複数の第1照度センサ41間で測定誤差が生じる場合であっても、第2照度センサ42によって検出された照度に基づいて、各光源6の電流値を制御することが可能となり、複数の第1照度センサ41を校正せずに照度制御することができる。
また、第2照度センサ42は、マスクチェンジャー2のマスクトレー部8に取り付けられるので、上記照度制御を行うために第2照度センサ42を移動させる機構を別途設ける必要がなく、装置のコストアップを防止することができる。
また、本実施形態の近接スキャン露光装置1の照度制御方法によれば、第2照度センサ42を複数の照射部14の各露光用光ELが照射される各位置に移動して、各露光用光ELの照度を検出する工程と、第2照度センサ42によって検出される、複数の照射部14から照射される各露光用光ELの照度値が目標照度値となるように光源6の電流値を調整する工程と、調整された各光源6が照射する各露光用光ELの照度値を第1照度センサ41によって検出する工程と、第1照度センサ41によって検出された各光源6が照射する各露光用光の照度値が維持されるように、各光源6の電流値を制御する工程と、を有するので、複数の照射部14における各光源6の照度を同一に制御しながら定照度運転することができ、高精度に露光を行うことができる。
また、第2照度センサは、マスクMを交換するためのマスクチェンジャー2のマスクトレー部8に取り付けられており、第2照度センサ42による照度の検出工程と、光源6の電流値を調整する工程は、マスクトレー部8が各マスク保持部11の下面と対向する交換位置CPに移動した際に行われるので、マスク交換の段取り段階に同時に行うことができ、段取り時間を削減することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものでなく、適宜、変更、改良等が可能である。
上記実施形態においては、第2照度センサ42はマスクチェンジャー2のマスクトレー部8に取り付けられているが、第2照度センサ42を各照射部14の露光用光の照度を検出できるように第2照度センサ42を移動する機構を別途設けても良い。
また、本実施形態では、一対の第2照度センサ42を各マスクトレー部8にそれぞれ設け、搬入側及び搬出側の照射部14毎に照度制御を行っているが、いずれかのマスクトレー部8に単一の第2照度センサ42を設け、この単一の第2照度センサ42による照度値を基準としてすべての照射部14の照度制御を行うようにしてもよい。この場合、第2照度センサ42を移動する機構は、Y方向だけでなく、X方向にも駆動可能である。
上記実施形態においては、基板搬送機構10は、浮上ユニット16と基板駆動ユニット17によって基板Wを浮上して保持しながら搬送する場合について述べたが、これに限らず、基板を上面に載置しながら保持及び搬送するものであってもよい。
そして、上記実施形態においては、基板Wがカラーフィルタ基板である場合について述べたが、これに限られず、所定の露光パターンを形成するものであれば半導体基板等如何なるものであってもよい。
本発明の実施形態である近接スキャン露光装置の平面図である。 図1における近接スキャン露光装置の正面図である。 マスク交換及び照度制御を説明するためのマスク保持部の上面図である。 マスク交換時の手順を説明するためのフローチャートである。 照度制御処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 近接スキャン露光装置
10 基板搬送機構
11 マスク保持部
15 制御部
41 第1照度センサ
42 第2照度センサ
EL 露光用光
M マスク
W カラーフィルタ基板(基板)

Claims (4)

  1. 所定方向に搬送される基板に対して近接する複数のマスクを介して露光用光を照射し、前記基板に前記複数のマスクのパターンを露光する近接スキャン露光装置であって、
    前記基板を所定方向に搬送する基板搬送機構と、
    前記パターンを形成した前記複数のマスクをそれぞれ保持し、前記所定方向と交差する方向に沿って千鳥状に配置される複数のマスク保持部と、
    前記複数のマスク保持部の上部にそれぞれ配置され、露光用光を照射する複数の照射部と、
    前記複数の照射部内にそれぞれ配置され、照射部内での前記露光用光の照度を検出する複数の第1照度センサと、
    前記複数の照射部からの各露光用光が照射される各位置に移動可能で、前記各露光用光の照度を検出する第2照度センサと、
    を備えることを特徴とする近接スキャン露光装置。
  2. 前記マスクを交換すべく、前記マスクを搬入又は搬出するための受け渡し位置と、前記各マスク保持部の下面と対向する交換位置との間を移動可能なマスクトレー部を有するマスクチェンジャーをさらに備え、
    前記第2照度センサは、前記マスクトレー部に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の近接スキャン露光装置。
  3. 基板を所定方向に搬送する基板搬送機構と、パターンを形成した複数のマスクをそれぞれ保持し、前記所定方向と交差する方向に沿って千鳥状に配置される複数のマスク保持部と、前記複数のマスク保持部の上部にそれぞれ配置され、露光用光を照射する光源をそれぞれ有する複数の照射部と、前記複数の照射部内にそれぞれ配置され、照射部内での前記露光用光の照度を検出する複数の第1照度センサと、前記複数の照射部からの各露光用光が照射される各位置に移動可能で、前記各露光用光の照度を検出する第2照度センサと、を備え、前記所定方向に搬送される基板に対して近接する前記複数のマスクを介して前記露光用光を照射し、前記基板に前記複数のマスクのパターンを露光する近接スキャン露光装置の照度制御方法であって、
    前記第2照度センサを前記複数の照射部の各露光用光が照射される各位置に移動して、前記各露光用光の照度を検出する工程と、
    前記第2照度センサによって検出される、前記複数の照射部から照射される各露光用光の照度値が目標照度値となるように前記光源の電流値を調整する工程と、
    前記調整された前記各光源が照射する各露光用光の照度値を前記第1照度センサによって検出する工程と、
    前記第1照度センサによって検出された前記各光源が照射する各露光用光の照度値が維持されるように、前記各光源の電流値を制御する工程と、
    を有することを特徴とする近接スキャン露光装置の照度制御方法。
  4. 前記第2照度センサは、前記マスクを交換するためのマスクチェンジャーのマスクトレー部に取り付けられており、
    前記第2照度センサによる照度の検出工程と、前記光源の電流値を調整する工程は、前記マスクトレー部が前記各マスク保持部の下面と対向する交換位置に移動した際に行われることを特徴とする請求項3に記載の近接スキャン露光装置の照度制御方法。
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