JP2008307557A - 2段プレス成形法 - Google Patents
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Abstract
【課題】高強度材に対して、壁反りを低減することができ、しかも安定した成形が得られるプレス成形法を提供する。
【解決手段】
本発明の2段プレス成形法は、ダイの成形凹部にパンチを挿入することにより金属素板から製品となる断面ハット形の成形部材の成形目標形状に対して短い横壁部1fを備えた仮成形体Ffを絞り成形する第1成形工程と、ダイ8の成形凹部7に前記仮成形体Ffを収容保持した後、前記ダイ8の成形凹部7にパンチ9を挿入して前記仮成形体Ffから成形部材を成形する第2成形工程を有する。
【選択図】図5
【解決手段】
本発明の2段プレス成形法は、ダイの成形凹部にパンチを挿入することにより金属素板から製品となる断面ハット形の成形部材の成形目標形状に対して短い横壁部1fを備えた仮成形体Ffを絞り成形する第1成形工程と、ダイ8の成形凹部7に前記仮成形体Ffを収容保持した後、前記ダイ8の成形凹部7にパンチ9を挿入して前記仮成形体Ffから成形部材を成形する第2成形工程を有する。
【選択図】図5
Description
本発明は、自動車や機械などの構造部材のプレス成形法に係り、金属素板を絞り成形した後、成形金型から離型した後の成形部材の形状の改善に関するものである。
近年、燃費の向上、環境への配慮、安全性の向上などを企図して、自動車の車体の強化と軽量化が推し進められている。その手段の一つとして車体構造部材の大半を占めるプレス成形部材に対して、鋼板の高強度化(ハイテン化)やアルミニウム合金板等の軽量材への転換が進められている。
自動車の構造部材においては種々の断面形状の成形部材があるが、主要な断面形状としてハット形がある。ハット形断面を有する成形部材すなわちハット形チャンネル部材は、図15(実線)に示すように、横壁部51の両端に曲げ部52を介して縦壁部53を有し、前記縦壁部53の下端に曲げ部54を介してフランジ部55が連成されている。このような成形部材は、成形部材の成形目標形状の横壁部51,縦壁部53,下側(フランジ部側)の曲げ部54の外形状に対応した成形面を備えた成形凹部を有するダイと、成形部材の成形目標形状の横壁部51,上側(横壁部側)の曲げ部52,縦壁部53内形状に対応した成形面を備えたパンチを用いて、前記ダイの成形凹部の開口外周面(板押さえ面)と板押さえ部材との間に金属素板を押圧挟持し、前記パンチをダイ側に相対移動させて、前記成形凹部に金属素板をパンチを介して挿入することによって一体的に絞り成形される。なお、ダイの成形面において、成形終了時に成形部材の下側の曲げ部54を成形する部分、すなわち成形凹部の開口外周面側の境界部をダイ肩部といい、またパンチの成形面において、成形部材の上側の曲げ部52を成形する部分をパンチ肩部という。
ところが、高強度鋼板やアルミニウム合金板等の金属板を用いてプレス成形すると、成形後に弾性回復(スプリングバック)が生じて、図15の二点鎖線で示すように、成形後の縦壁部53の開口幅が成形目標形状の開口幅より大きく開くように変形する。この理由は、上側の曲げ部52の角度変化及び縦壁部53の反り(「壁反り」という。)によるが、特に壁反りによる影響が大きい。
このような壁反りを低減するための成形法が種々考案されている。例えば、特許文献1(特開昭57−134214号公報)には、引張強度が35.1kg/mm2 の高強度鋼板を用いて、第1成形工程で成形目標形状のハット形チャンネル部材の縦壁部同士の幅よりも狭い幅を有する仮成形体を成形し、次に第2成形工程で前記仮成形体を第1成形工程の成形に用いたパンチの幅より広い幅のパンチを用いて再打撃する方法が記載されている。この2段成形法によると、第2成形工程では、仮成形体の縦壁部の内側をフランジ部側から横壁部側へ逆方向にパンチが擦るため、この逆擦りによって仮成形体の縦壁部の板厚方向に生じた壁反りを発生させる応力が解消され、壁反りが低減される。
また、特許文献2(特開2000−271661号公報)や特許文献3(特開2006−312184号公報)には、ダイ肩部をダイ側の板押さえ面から分割して可動ダイとし、この可動ダイを後退させた状態でパンチの成形を先行させ、パンチによる横壁部(部品底部)の成形がある程度進んだ後に、可動ダイの押し出し作動によってダイ肩部の成形を行う方法が記載されている。この方法によると、主として成形後期に縦壁部に張力が付加されるために壁反りが低減する。
特開昭57−134214号公報
特開2000−271661号公報
特開2006−312184号公報
しかしながら、引張強度が590MPa級以上の高強度鋼板を成形する場合、特許文献1に記載のプレス成形法では、第1成形工程で成形された仮成形体はスプリングバックによって縦壁部に反りが生じているため、第2成形工程において、図16に示すように、仮成形体Ffを板押さえ部材63に載置してダイ61の成形凹部62に装入する際、仮成形体Ffの縦壁部53fがダイ肩部61dに干渉してその部分から部材が折れる場合があり、安定した成形が得れらない。
また、仮に仮成形体Ffがダイ61の成形凹部に収容されたとしても、成形部材の成形目標形状の横壁部と縦壁部とが直角のハット形チャンネル部材であればパンチ62の挿入によって仮成形体Ffの縦壁部53fに逆擦りが生じるが、図15の実線で示すように、成形部材の成形目標形状の縦壁部が横壁部に対して鈍角をなすように傾斜する場合、図17に示すように、第2成形工程において、仮成形体Ffの縦壁部53fの下半部ではパンチ62のパンチ肩部62pが有効に当接せず、逆擦りが生じ難いため、壁反りを効果的に抑制することができない。
また、特許文献2、3に記載の成形法では、成形部材の絞り深さが左右の縦壁部の間の幅に比してごく浅い場合には壁反りの低減が期待できるものの、絞り深さが深くなると、縦壁部に過大な張力が作用し、金属素板に割損が生じやすくなり、安定したプレス成形を行うことができない。
本発明はかかる問題に鑑みなされたもので、高強度鋼板などのスプリングバックの生じやすい金属板に対して、壁反りを低減することができ、しかも安定した成形が得られるプレス成形法を提供することを目的とする。
本発明の2段プレス成形法は、横壁部の両側に曲げ部を介して縦壁部が形成された断面ハット形の成形部材を金属素板から成形するプレス成形法であって、横壁部の両側にそれぞれ曲げ部を介して縦壁部を備え、成形目標形状における縦壁部の横壁部側端部同士の間隔Wafが成形部材の成形目標形状の縦壁部の横壁部側端部同士の間隔Wasに対して短く形成された仮成形体を金属素板から絞り成形する第1成形工程と、成形部材の横壁部および縦壁部をそれぞれ成形する横壁成形面部および縦壁成形面部を有する成形凹部を備えたダイと、前記成形凹部と協働して成形部材を成形するパンチとを準備し、前記仮成形体の横壁部および縦壁部を前記成形凹部の横壁成形面部および縦壁成形面部に対向するように前記仮成形体を前記成形凹部に収容して保持した後、前記ダイの成形凹部にパンチを相対移動させて挿入することにより前記成形部材に成形する第2成形工程を有する。
この成形法によると、第2成形工程において、仮成形体がダイの成形凹部に収容保持された状態でパンチの相対移動により成形が行われるので、仮成形体を再成形(リストライク)する際、仮成形体のスプリングバックした縦壁部がダイの成形凹部のダイ肩部(開口縁部)に当接することがなく、プレス成形を安定した状態で容易に実施することができる。また、第2成形工程において、仮成形体の縦壁部がその開口側端部から横壁部側端部にかけてパンチによってダイの縦壁成形面部に沿って外側が凸となるように曲げられ(このような曲げ形態を「逆曲げ」という。)、その後曲げ戻される。このため、成形部材の縦壁部の内側に引張応力が、外側に圧縮応力が付与され、仮成形体の縦壁部に存在する壁反りの原因となる応力(内側が圧縮応力、外側が引張応力)が解消され、成形部材の縦壁部の壁反りが抑制され、優れた成形性が得られる。
前記第1成形工程において、前記仮成形体の成形目標形状における縦壁部の横壁部側端部同士の間隔Waf(mm)が成形部材の成形目標形状の縦壁部の横壁部側端部同士の間隔Was(mm)に対して、金属素板の板厚をt(mm)としたとき、Was−3t≦Waf≦Was−3tを満足するように仮成形体を成形することが好ましい。
上記関係を満足する仮成形体を用いて第2成形工程を実施することにより、後述する実施例から明らかなように、成形部材を一工程で成形する場合に比較して、成形部材の成形目標形状の縦壁部の開口側端部同士の間隔と、成形後の同間隔間隔との差(口開き量)を1/3程度以下に抑制することができ、優れた壁反り改善効果を得ることができる。
また、前記成形法において、前記成形部材の目標成形形状が横壁部と縦壁部とのなす角が鈍角になるように前記縦壁部が前記横壁部に対して斜めに形成される場合、前記第1成形工程において成形される仮成形体の成形目標形状における縦壁部の開口側端部同士の間隔Wbfを成形部材の成形目標形状の縦壁部の横壁部側端部同士の間隔Wasと同等以下に形成することが好ましい。
前記WbfをWas以下にすることにより、成形部材の成形目標形状が横壁部と縦壁部とのなす角が鈍角となる場合においても、第2成形工程において、仮成形体の縦壁部がその開口側端部から横壁部側端部にかけてパンチによって前記仮成形体の縦壁部に逆曲げ及び曲げ戻しを行うことができ、成形部材の縦壁部における壁反りを抑制することができる。もっとも、WbfがWbsに対してあまり小さいと、第2成形工程において、仮成形体の縦壁部の開口側端部及びその周辺がパンチによって逆曲げされる際に、大きな歪みが生じるので、前記WbfはWbsの80%以上の長さに設定することが好ましい。
また、前記成形部材の目標成形形状が横壁部と縦壁部とのなす角が鈍角になるように前記縦壁部が前記横壁部に対して斜めに形成される場合、前記第2成形工程において前記パンチは少なくともその頭部がダイの縦壁成形面部の方向に拡縮すると共に成形終了時に成形部材が成形目標形状となるようにダイの成形凹部に係合する拡縮構造を備え、前記ダイの成形凹部に収容された仮成形体の縦壁部の開口側の下部から前記仮成形体の縦壁部が前記成形凹部の縦壁成形面部に当接するように前記パンチの頭部を拡縮自在に拡張しながら当該パンチをダイ側に相対移動させて成形することができる。
第2成形工程をこのようにして成形することにより、上記のようにWbfをWas以下にする必要がなくなり、仮成形体の目標形状の縦壁部の開口側端部同士の間隔Wbfを成形部材の成形目標形状のWbsと同等にしても、仮成形体の縦壁部を容易に逆曲げ、曲げ戻しすることができるため、成形がより安定し、成形性をより向上させることができる。
前記パンチの拡縮構造としては、成形部材の横壁部の両側の曲げ部および縦壁部をそれぞれダイの成形凹部と共に成形する一対の分割パンチ部を備え、各分割パンチ部がダイの縦壁成形面部側に拡縮自在とした構造とすることができる。また、パンチ本体と、その頭部にダイの縦壁成形面部側に伸縮自在とされた押圧部材を備えた構造とすることができる。
本発明の2段プレス成形法によれば、第1成形工程で成形した仮成形体がダイの成形凹部に収容保持された状態でパンチをダイの成形凹部に挿入する第2成形工程が行われるので、仮成形体を第2成形工程で再成形する際、仮成形体の縦壁部がダイの成形凹部の開口縁部に当接することなく、仮成形体の縦壁部を逆曲げ、曲げ戻しすることができ、仮成形体の縦壁部に存在した、壁反りの原因となる応力が解消され、縦壁部の壁反りが抑制された成形部材を安定してプレス成形することができる。
まず、本発明成形法の成形対象について、第1成形工程によって成形される仮成形体Ffの成形目標形状および第2成形工程によって成形される成形部材Fsの成形目標形状を図1、図2を参照して説明する。
前記仮成形体Ffは、図1に示すように、断面がハット形をしており、横壁部1fの両端に曲げ部2fを介して縦壁部3fが左右対称に形成され、各縦壁部3fの開口側端部(下端部)にはそれぞれ曲げ部4fを介してフランジ部5fが連成されている。図において、Wafは仮成形体Ff成形目標形状の縦壁部3fの上端部(横壁部側端部すなわち横壁部側曲げ部の曲げ止まり端部)Paf,Pafの内側の間隔(「上幅」という。)、Wbfは成形目標形状の縦壁部3fの下端部(開口側端部すなわちフランジ部側曲げ部の縦壁部側の曲げ止まり端部)Pbf,Pbfの内側の間隔(「下幅」という。)である。また、Hfは、成形目標形状の横壁部1fの上面からフランジ部5fの上面までの長さ(「高さ」という。)を意味する。
第2成形工程で成形される成形部材Fsは、図2に示すように、断面がハット形をしており、横壁部1の両端に曲げ部2を介して縦壁部3が左右対称に形成され、各縦壁部3の開口側端部(下端部)にはそれぞれ曲げ部4を介してフランジ部5が連成されている。図中、Wasは成形部材Fsの成形目標形状の縦壁部3の上端部Pas,Pasの内側の間隔(「上幅」という。)、Wbsは成形目標形状の縦壁部3の下端部Pbs,Pbsの内側の間隔(「下幅」という。)、Hsは成形目標形状の横壁部1の上面からフランジ部5の上面までの長さ(「高さ」という。)であり、それぞれ仮成形体FfのWaf、Wbf、Hfに対応している。
前記仮成形体Ffの成形目標形状の上幅Wafは、成形部材Fsの成形目標形状の上幅Wasよりも小さく形成される。後述の実施例から明らかなように、仮成形体Ffを成形する際に用いられる金属素板の板厚をt(mm)とするとき、Waf(mm)は、Was(mm)に対して
Was−3t≦Waf≦Was−t
に設定することが好ましい。また、仮成形体Ffの成形目標形状の下幅Wbf、高さHfは、それぞれ成形部材Fsの成形目標形状の下幅Wbs、高さHsと同等ないしほぼ同等にすることが好ましい。また、仮成形体Ffの横壁部側およびフランジ部側の曲げ部2f、4fも成形部材Fsの曲げ部2、4と同等程度の曲率半径とすることが好ましい。
Was−3t≦Waf≦Was−t
に設定することが好ましい。また、仮成形体Ffの成形目標形状の下幅Wbf、高さHfは、それぞれ成形部材Fsの成形目標形状の下幅Wbs、高さHsと同等ないしほぼ同等にすることが好ましい。また、仮成形体Ffの横壁部側およびフランジ部側の曲げ部2f、4fも成形部材Fsの曲げ部2、4と同等程度の曲率半径とすることが好ましい。
次に、成形部材Fsの成形目標形状がWas=Wbs(上幅=下幅)、すなわち横壁部1と縦壁部3とのなす角度が直角のハット形チャンネル部材を成形する第1実施形態に係る2段プレス成形法について説明する。この成形法は、前記仮成形体Ffを絞り成形する第1成形工程と、前記仮成形体Ffを再成形する第2成形工程を有する。前記第1成形工程は、仮成形体Ffの成形目標形状を成形部材Fsの成形目標形状に対して上幅を小さく設定する点を除き、成形目標形状に対応した成形面を備えたダイとパンチにより1工程で絞り成形される。この工程は、従来の1工程で行う絞り成形と同様であるので、その説明は省略する。第1成形工程によって成形さえた仮成形体Ffは、従来と同様、仮成形体Ffの縦壁部3fに壁反りが生じる。
前記第2成形工程は、図3に示すように、成形部材Fsの横壁部1を成形する横壁成形面部1d、縦壁部3を成形する縦壁成形面部3dおよび縦壁部3の下端部側の曲げ部4を成形するダイ肩部4dが連成された成形凹部7を有するダイ8と、前記ダイ8の横壁成形面部1dおよび縦壁成形面部3dと協働して成形部材Fsの横壁部1および縦壁部3を成形する横壁成形面部1pおよび縦壁成形面部3pを備え、さらに成形部材Fsの横壁部1と縦壁部3とをつなぐ曲げ部2を成形するパンチ肩部2pを有するパンチ9とを備えた成形金型を用いて実施される。なお、前記パンチ9についても、成形部材Fsの成形目標形状のWasに対応した部位の間隔Waspを「上幅」といい、成形部材Fsの成形目標形状のWbsに対応した部位の間隔Wbspを「下幅」といい、この実施形態では、Wasp=Wbsp=Was=Wbsとされる。
前記パンチ9には、仮成形体Ffをダイ8の成形凹部7に収容するための収容部材11がパンチ9の中央部に昇降自在に設けられている。前記収容部材11は、油圧や空気圧などの流体圧シリンダなどの昇降手段によって昇降自在とされている。また、前記ダイ8の下面(成形凹部の開口外周面)との間で金属素板(仮成形体のフランジ部)を押圧して挟持する板押さえ部材(ブランクホルダー)12が設けられる。前記板押さえ部材12は、上方へ流体圧シリンダや弾性部材などにより付勢されるが、金属素板をダイ8の下面との間で押圧挟持するまでは、板押さえ部材12の上面がパンチ8の上面に対して一定の位置関係、例えば面一になるように位置規制される。
この実施形態では、前記ダイ8がプレス装置の上部フレームに固定され、パンチ9がプレス装置の下部に設けられたラムに付設され、パンチ9をダイ側に移動してダイ8の成形凹部7に挿入することによって成形が行われる。もちろん、この実施形態(以下の他の実施形態において同様)とは反対に、パンチ9をプレス装置の下部フレームに固定し、ダイ8をプレス装置の上部に設けられたラムに付設し、ダイ8をパンチ9側に移動してダイ8の成形凹部7にパンチ9が挿入されるようにして成形してもよい。この場合においても、板押さえ部材12は、上方へ付勢されるが、金属素板をダイ8の下面との間で押圧挟持するまでは、板押さえ部材12の上面がパンチ8の上面に対して一定の位置関係、例えば面一になるように位置規制される。
第2成形工程における成形動作を図3から図6を参照して説明する。まず、図3に示すように、パンチ9および板押さえ部材12を下降限に待機させて、第1成形工程で成形した仮成形体Ffを収容部材11の上部に設けた載置台に載置して上昇させる。次に、図4に示すように、収容部材11を上昇させたまま、パンチ9および板押さえ部材12をダイ側に上昇させる。この際、収容部材11に載置された仮成形体Ffは、縦壁部3fの反りに抗してダイ8の成形凹部7に押し込められる。さらに、図5に示すように、仮成形体Ffのフランジ部5fを板押さえ部材12によって押圧挟持し、パンチ9をさらに上昇させる。この際、仮成形体Ffの縦壁部3fはパンチ肩2pによって外側が凸になるように曲げられ、パンチ9の縦壁成形面部3pによって曲げ戻される。そして、図6に示すように、パンチ9を上昇限に上昇させると仮成形体Ffが成形部材Fsに成形され、成形が終了する。その後、収容部材11をパンチ9内に下降させたまま、パンチ9と板押さえ部材12を下降させ、成形部材Fsをダイ8から離型する。なお、仮成形体Ffの成形目標形状の下幅Wbfを成形部材Fsの成形目標形状の下幅Wbsと同等程度に形成することにより、仮成形体Ffの縦壁部3fのスプリングバックによって外側に開くため、前記収容部材11に仮成形体Ffを載置して、収容部材11を上昇させて仮成形体Ffをダイ8の成形凹部7に収容することにより、縦壁部3fの弾発力によって仮成形体Ffは自ずから成形凹部7内に保持される。このため、仮成形体Ffを成形凹部7に収容した後、収容部材11を下降させてもよい。
図7は、成形終了時における、成形金型に拘束された状態における成形部材Fsの断面模式図であり、M1は仮成形体Ffの上側の曲げ部2fが曲げ戻されて生じた曲げモーメントであり、M2は第2成形工程で成形部材Fsの上側の曲げ部2に生じた曲げモーメントである。また、M3は仮成形体Ffの縦壁部3fに生じた曲げモーメントであり、M4は第2成形工程で成形部材Fsの縦壁部がパンチによって逆曲げ、曲げ戻しされて生じた曲げモーメントであり、M1とM2とが相殺され、M3とM4とが相殺される。このため、第2成形工程後の成形部材Fsの成形目標形状からの変形が抑制される。
上記実施形態の成形法について、仮成形体Ffの上幅Wafの最適範囲を以下の実験により調べた。金属素板として板厚t=1.2mmの780MPa級の高張力鋼板を用いた。下記表1に示す寸法(成形目標寸法)の仮成形体Ffを第1成形工程で成形した。この成形における金属素板の板押さえ力は3tonfとした。得られた仮成形体Ffを用いて、同表に示す寸法(成形目標寸法)の成形部材Fsを第2成形工程で成形した。第2成形工程における収容部材の押し上げ力は1tonfとした。
第2成形工程の成形が終了した後、離型後の成形部材Fsに対して実際の下幅Wbs’を測定して、口開き量ΔWを(Wbs’−Wbs)から算出した。そして、従来の成形法に相当する第2成形工程のみで成形した成形部材Fs(試料No. 7)の口開き量に対する実施形態の成形法で成形した成形部材Fsの口開き量の比(口開き比)を求めた。これらの値を表1に併せて示す。なお、口開き量が負値のものは、縦壁部が成形目標形状よりも内側に変形していることを示す。
表1より、試料No. 2〜4では、(Was−Waf)/tが1.3〜3.0、すなわちWafが(Was−1.3t)から(Was−3.0t)の範囲では従来の1工程成形に比して口開き量が1/3程度以下になることがわかる。口開き量は材料強度にほほぼ比例するので、Wafを(Was−t)から(Was−3t)の範囲内に設定することにより、270MPa級の軟鋼板を1工程で成形したのと同等の口開き量となることが推察される。
次に、成形部材Fsの成形目標形状がWas<Wbs(上幅<下幅)、すなわち横壁部1と縦壁部3とのなす角度が鈍角で縦壁部3が横壁部1に対して斜めに形成されたハット形チャンネル部材を成形対象とする、第2実施形態に係る2段プレス成形法について説明する。この実施形態は、第1実施形態と同様、仮成形体Ffを絞り成形する第1成形工程と、前記仮成形体Ffを再成形する第2成形工程を有する。そして前記第1成形工程によって成形される仮成形体Ffの成形目標形状が成形部材Fsの成形目標形状に対して上幅を小さく(Waf<Was)設定されるほか、仮成形体Ffの成形目標形状における下幅Wbfを成形部材Fsの成形目標形状の上幅Wasと同等以下(Wbf≦Was)に設定する点を除き、前記第1実施形態と同様である。
この実施形態の第2成形工程において、使用するダイ、パンチの基本構成は第1実施形態と同様であるが、成形面の形状が成形部材Fsの成形目標形状に応じて、図8に示すように、縦壁成形面部3pが横壁成形面部1pに対して斜めに形成される点が異なる。勿論、パンチ9の上幅Waspは成形部材Fsの成形目標形状の上幅Wasに、パンチ9の下幅Wbspは同成形目標形状の下幅Wbsに設定される。なお、煩雑さを避けるために第1実施形態にかかるダイ、パンチと同様の成形部位は同符号を付する。
ここで、第2実施形態の第2成形工程における成形動作を説明する。先ず、図示省略した収容部材を用いて、仮成形体Ffをダイ8の成形凹部7に収容保持する。次に、図8に示すように、板押さえ部材12をパンチ9と共に上昇させると、板押さえ部材12によって仮成形体Ffのフランジ部5fがダイ8の下面に押圧挟持され、仮成形体Ffは成形凹部7の中で成形目標形状になるように弾性変形する。一方、パンチ9はパンチ肩2pが仮成形体Ffの下側の曲げ部4fに当接する。さらにパンチ9を上昇させると、仮成形体Ffの縦壁部3fがパンチ9のパンチ肩2pによって逆曲げされ、次いでその逆曲げ部が縦壁成形面部3pとダイ8の縦壁成形面部3dとに挟まれて曲げ戻しされる。これによって、成形部材Fsの縦壁部3が斜めに形成する場合においても、図7と同様、横壁部1から縦壁部3に生じた曲げモーメントが相殺されて、成形部材Fsの変形が抑制される。
上記第2実施形態の2段プレス成形法について成形実験を行った。横壁部1と縦壁部3とのなす角度が鈍角である成形部材の形状をWas=k×Wbs(但し、kは0<k<1を満足する定数)で表したとき、kが0.9程度の場合、仮成形体のWaf、Wbfを下記式のように設定することで、前記表1とほぼ同様の結果が得られた。
Waf=Wbf=0.9×Was=0.9×k×Wbs
Waf=Wbf=0.9×Was=0.9×k×Wbs
一方、kが0.8以下と小さくなり、横壁部に対して縦壁部がより大きな鈍角をなすようになると、上記式に従ってWbfを設定すると、WbfがWbsに対してかなり小さくなるため、第2成形工程の際にダイ肩の近傍で縦壁部に曲げ癖(逆曲げが過大なために離型後に局部的に内側に曲がること)が発生する傾向が見られた。このような大きな鈍角となる成形部材を成形する場合でも、曲げ癖を発生させることなく、WbfをWbsと同等にした仮成形体を用いて縦壁部の全範囲で壁反りを改善することができる2段プレス成形法を以下の第3実施形態によって説明する。
第3実施形態に係る2段プレス成形法についても、上記のとおり、成形部材Fsの成形目標形状が横壁部と縦壁部とのなす角度が鈍角で縦壁部が横壁部に対して斜めに形成されたのハット形チャンネル部材を成形対象とする。この成形法も、仮成形体Ffを絞り成形する第1成形工程と、前記仮成形体Ffを再成形する第2成形工程を有する。そして、第1、第2実施形態と同様、前記第1成形工程によって成形される仮成形体Ffの成形目標形状が成形部材Fsの成形目標形状に対して上幅を小さく(Waf<Was)設定される。
第3実施形態の第2成形工程において、ダイは第2実施形態と同様であるが、パンチの構造が異なるので、この点を中心に説明する。図9に示すように、パンチ9は、成形凹部7の中心線に沿って左右に2分割された左右の分割パンチ部9L,9Rと、前記分割パンチ部9L,9Rをダイ8の縦壁成形面部3dの方向(横方向)に進退させる拡縮手段を備えた拡縮構造を有している。図中、1pL,1pRはそれぞれ分割パンチ部9L,9Rの分割横壁成形面部である。前記拡縮手段としては、流体圧シリンダ、ばね等の弾性部材、カムなどの機械的伸縮機構などを用いることができる。
前記左右の分割パンチ部9L,9Rは、両分割パンチ部の間隔が縮まって一体化した際に、成形部材Fsの成形目標形状の横壁部1、上方の曲げ部2、縦壁部3を介してダイ8の成形凹部7に係合するように成形面が形成されている。第2成形工程において成形に必要とされる左右の分割パンチ部9L,9Rの最大拡張時の上幅(最大上幅:最大Wasp)はWbsとされ、図11に示すように、一体化時の上幅(Wasp)はWas、下幅(Wbsp)はWbsとされる。従って、成形に必要な分割パンチ部の拡縮幅ΔSは、(Wbs−Was)とされる。勿論、メンテナンス等を考慮して最大上幅をWbs以上としてもよい。
ここで、第3実施形態の第2成形工程における成形動作を図9〜図11を参照して説明する。まず、図示省略した収容部材により、仮成形体Ffをダイ8の成形凹部7に収容する。仮成形体Ffを成形凹部7に収容した後、図9に示すように、左右の分割パンチ部9L,9Rを外側に拡張してパンチ9を上昇させる。これにより、拡張した左右の分割パンチ部9L,9Rのパンチ肩2pが仮成形体Ffの縦壁部3fの開口側の下端部をダイ8の縦壁成形面部3dに押し付ける。さらに、図10に示すように、左右の分割パンチ部9L,9Rを拡張して仮成形体Ffの縦壁部3fをダイ8の縦壁成形面部3dに押し当てながらパンチ9を上昇させる。これにより、縦壁部3fは下端部から上端部へと逆曲げ、曲げ戻しを受け、仮成形体Ffの縦壁部3fに壁反りを生じさせている曲げモーメントと反対方向の曲げモーメントが生じる。そして、図11に示すように、成形終了時に左右の分割パンチ部9L,9Rの隙間が無くなり、両者が一体化して仮成形体Ffが成形部材Fsの成形目標形状に成形される。この状態における成形部材Fsの断面における曲げモーメントの分布状態は図7と同様であり、各曲げモーメントが打ち消し合うため、離型後の成形部材Fsの縦壁部3の反りが矯正される。
上記第3実施形態では、第2成形工程において、左右に拡縮する分割パンチ部9L,9Rを備えたパンチ9を用いて、ダイ8に収容された仮成形体Ffの縦壁部3fを下部から上部へ逆曲げ、曲げ戻しを施したが、第3実施形態の変形例として、前記逆曲げ、曲げ戻しを行うパンチ9として、図12に示すパンチ9を用いることができる。このパンチ9は、ダイ8の成形凹部7と協働して仮成形体Ffを成形部材Fsの成形目標形状に成形する成形面を備えたパンチ本体9Mと、該パンチ本体9Mのパンチ肩2pの直下部に設けられ、ダイ8の縦壁成形面部3dの方向(横方向)に伸縮する左右一対の押圧部材14L,14Rと、前記押圧部材14L,14Rを伸縮させる伸縮手段を備えた拡縮構造を有する。前記伸縮手段としては、流体圧、ばね等の弾性部材、カムなどの機械的構造を用いた伸縮機構を用いることができる。図例では流体圧を押圧部材14L,14Rの収納シリンダに供給、排出することによって伸縮機構を形成している。
前記押圧部材14L,14Rは、成形終了時にパンチ本体9Mの縦壁成形面部3p内に縮まって収容され、それらの外側端部が縦壁成形面部3pに面一となる後退位置(図14参照)と、その外幅Woutが成形部材Fsの成形目標形状の下幅Wbsに伸長する伸長位置(図12参照)との間を伸縮する。すなわち、押圧部材14L,14Rの最大外幅(最大Wout)はWbsとされ、最小外幅(最小Wout)はほぼWasとされる。勿論、メンテナンス等を考慮して最大WoutをWbs以上、最小WoutをWas未満としてもよい。
前記押圧部材14L,14Rを備えたパンチ9を用いた場合の第2成形工程における成形動作を図12〜図14を参照して説明する。まず、図示省略した収容部材により、仮成形体Ffをダイ8の成形凹部7に収容する。仮成形体Ffを成形凹部7に収容した後、図12に示すように、左右の押圧部材14L,14RをWoutが最大になるように外側へ伸長させてパンチ9を上昇させる。これにより、伸長した左右の押圧部材14L,14Rの頂部が仮成形体Ffの縦壁部3fの開口側の下端部をダイ8の縦壁成形面部3dに押し付ける。さらに、図13に示すように、左右の押圧部材14L,14Rの頂部を伸長して仮成形体Ffの縦壁部3fをダイ8の縦壁成形面部3dに押し当てながらパンチ9を上昇させる。これにより縦壁部3fは下端部から上端部へと逆曲げ、曲げ戻しを受け、仮成形体Ffの縦壁部3fに壁反りを生じさせている曲げモーメントと反対方向の曲げモーメントが生じる。そして、図14に示すように、成形終了時に左右の押圧部材14L,14Rがパンチ本体9Mの成形面内に縮小して、パンチ本体9Mによって仮成形体Ffが成形部材Fsの成形目標形状に成形される。この状態における成形部材Fsの断面における曲げモーメントの分布状態は図7と同様であり、各曲げモーメントが打ち消し合うため、離型後の成形部材Fsの縦壁部の反りが矯正される。
上記第3実施形態およびその変形例では、第2成形工程の成形開始時における左右の分割パンチ部9L,9Rの最大上幅、パンチ本体9Mの頭部に設けられた左右の押圧部材14L,14Rの最大外幅を成形部材Fsの成形目標形状の下幅Wbsとほぼ同等に設定し、仮成形体Ffの縦壁部3fの開口側の下端部から上端部へと逆曲げ、曲げ戻しを行うようにしたが、仮成形体Ffの縦壁部3fの下端部に限らず、下端部を含む下部、好ましくは下端部から仮成形体Ffの高さの20%程度以内の下部領域からパンチ肩部あるいは押圧部材の頂部を仮成形体Ffの縦壁部3fに押し当てて、逆曲げ、曲げ戻しを行うようにしてもよい。
1,1f 横壁部
2,2f,4,4f 曲げ部
3,3f 縦壁部
3d、3p 縦壁成形部
7 成形凹部
8 ダイ
9 パンチ
11 収容部材
12 板押さえ部材
Ff 仮成形体
Fs 成形部材
2,2f,4,4f 曲げ部
3,3f 縦壁部
3d、3p 縦壁成形部
7 成形凹部
8 ダイ
9 パンチ
11 収容部材
12 板押さえ部材
Ff 仮成形体
Fs 成形部材
Claims (6)
- 横壁部の両側に曲げ部を介して縦壁部が形成された断面ハット形の成形部材を金属素板から成形するプレス成形法であって、
横壁部の両側にそれぞれ曲げ部を介して縦壁部を備え、成形目標形状における縦壁部の横壁部側端部同士の間隔Wafが成形部材の成形目標形状の縦壁部の横壁部側端部同士の間隔Was対して短く形成された仮成形体を金属素板から絞り成形する第1成形工程と、
成形部材の横壁部および縦壁部をそれぞれ成形する横壁成形面部および縦壁成形面部を有する成形凹部を備えたダイと、前記成形凹部と協働して成形部材を成形するパンチとを準備し、前記仮成形体の横壁部および縦壁部を前記成形凹部の横壁成形面部および縦壁成形面部に対向するように前記仮成形体を前記成形凹部に収容して保持した後、前記ダイの成形凹部にパンチを相対移動させて挿入することにより前記成形部材に成形する第2成形工程を有する、2段プレス成形法。 - 前記第1成形工程において、前記仮成形体の成形目標形状における縦壁部の横壁部側端部同士の間隔Waf(mm)が成形部材の成形目標形状の縦壁部の横壁部側端部同士の間隔Was(mm)に対して、金属素板の板厚をt(mm)としたとき、Was−3t≦Waf≦Was−tを満足するように仮成形体を絞り成形する、請求項1に記載した2段プレス成形法。
- 前記成形部材の目標成形形状が横壁部と縦壁部とのなす角が鈍角になるように前記縦壁部が前記横壁部に対して斜めに形成され、前記第1成形工程において成形される仮成形体の成形目標形状における縦壁部の開口側端部同士の間隔Wbfが成形部材の成形目標形状の縦壁部の横壁部側端部同士の間隔Wasと同等以下に形成された、請求項1又は2に記載した2段プレス成形法。
- 前記成形部材の目標成形形状が横壁部と縦壁部とのなす角が鈍角になるように前記縦壁部が前記横壁部に対して斜めに形成され、前記第2成形工程において前記パンチは少なくともその頭部がダイの縦壁成形面部の方向に拡縮すると共に成形終了時に成形部材が成形目標形状となるようにダイの成形凹部に係合する拡縮構造を備え、前記ダイの成形凹部に収容された仮成形体の縦壁部の開口側の下部から前記仮成形体の縦壁部が前記成形凹部の縦壁成形面部に当接するように前記パンチの頭部を拡縮自在に拡張しながら当該パンチをダイ側に相対移動させて成形する、請求項1又は2に記載した2段プレス成形法。
- 前記パンチの拡縮構造は、成形部材の横壁部の両側の曲げ部および縦壁部をそれぞれダイの成形凹部と共に成形する一対の分割パンチ部を備え、各分割パンチ部がダイの縦壁成形面部側に拡縮自在とされた、請求項4に記載した2段プレス成形法。
- 前記パンチの拡縮構造は、パンチ本体と、その頭部にダイの縦壁成形面部側に伸縮自在とされた押圧部材を備えた、請求項4に記載した2段プレス成形法。
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