JP2008301541A - 電動機の端子箱 - Google Patents

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Tatsuhiko Mizutani
竜彦 水谷
Masayoshi Moriwaki
正義 森脇
Akihiro Ohashi
章浩 大橋
Tomoya Sugiyama
智也 杉山
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Abstract

【課題】電動機の端子箱において、簡易な構造により、電動機の騒音を減少させることができるようにする。
【解決手段】端子箱12は、端子箱本体14とカバー16とが接合する接合部22に挿入されるシール部材18を有し、このシール部材18は、端子箱本体14の開口部24を覆う板形状である。この構成により、開口部24を覆う部分の遮音性が向上するので、電動機10の騒音を減少させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電線が接続される端子台を保護する電動機の端子箱に関し、特にその構造に関する。
一般的に、電動機は、電力を供給する電線が接続される端子台を有し、この端子台は端子箱に保護されている。この端子箱は、端子台を収納する端子箱本体と、これの開口部を覆うカバーを有し、端子箱本体とカバーとが接合する接合部に、端子箱の気密性を向上させるシール部材が挿入される例がある。
下記特許文献1には、端子箱本体とカバーが接合する接合部に、それに適合する形状に形成されたシール部材が挿入され、ネジによりカバーとシール部材とが端子箱本体に取り付けられる端子箱が記載されている。この端子箱においては、ネジの締め付けにより、シール部材がカバーと端子箱本体とに隙間なく密着するので、端子箱の気密性を向上させることができる。
特開平9−56112号公報
上記特許文献1のように気密性を持つよう構成される端子箱においては、この端子箱の内部と外部とを結ぶような隙間が形成されない。このような隙間がないので、電動機から発生する音が空気を伝搬して端子箱の内部から外部に漏れることはない。しかし、電動機から発生する音は、端子箱自体を透過するので、透過した音が外部に漏れてしまうという問題がある。
本発明の目的は、簡易な構造により、電動機の騒音を減少させることができる電動機の端子箱を提供することにある。
本発明は、電線が接続される端子台を保護する電動機の端子箱であって、端子台を収納する端子箱本体と、前記端子箱本体に形成される開口部を覆うカバーと、前記端子箱本体と前記カバーとが接合する接合部に挿入され、端子箱の気密性を向上させるシール部材と、を有し、前記シール部材は、前記開口部を覆う板形状であることを特徴とする。
また、前記カバーを、前記シール部材に対し所定の間隔をあけて設けることができる。
また、前記カバーと前記シール部材の間に、音を吸収する吸音部材を設けることができる。
また、前記カバーと前記シール部材の間に、熱伝導が良好な熱伝導部材を設けることができる。
また、前記カバーの少なくとも一部を凸凹状に形成することができる。
また、前記開口部を覆う、前記シール部材の少なくとも一部を、凸凹状に形成することができる。
また、前記カバーに、他の部品を取り付ける取付部材を貫通させる貫通穴を形成することができる。
本発明の電動機の端子箱によれば、簡易な構造により、電動機の騒音を減少させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。本実施形態に係る電動機の端子箱の構成について、図1から図4を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る電動機10の端子箱12の概略構成を示す斜視図である。図2は、図1の端子箱12を示す断面図である。電動機10は、電力を供給する電線が接続される端子台(図示せず)を有しており、この端子台は端子箱12に保護されている。
端子箱12は、端子箱本体14と、この端子箱本体14に対し着脱可能なカバー16を有している。端子箱本体14は、電動機本体を収容するハウジング(図示せず)に設けられており、例えばアルミダイカストにより電動機本体のハウジングと一体に成形されている。端子箱本体14は、端子台を収容しており、その端子台を扱う際の作業性を考慮し、端子箱本体14の上面に開口部24が形成されている。開口部24の周囲には、その開口部を縁取るように端子箱本体14の端部の面がある。この面は、後述するようにカバー16と接合する面であり、ここを以降、端子箱本体接合面14aと記す。
カバー16は、端子箱本体14の開口部24を覆う板状の蓋である。カバー16は、開口部24に対応する部分が***した形状であり、板金より成形されている。カバー16の外周部には、端子箱本体接合面14aに対向し、それに接合するカバー接合面16aが形成されている。このカバー接合面16aと端子箱本体接合面14aを接合させ、カバー16と端子箱本体14を固定ボルト20で締め付けることにより、カバー16が端子箱本体14に固定されて開口部24を覆う。なお、カバー16は、板金に限らず、開口部24を覆うことができる構造であれば、例えば端子箱本体14と同様にアルミダイカストにより成形されてもよい。
端子箱本体接合面14aとカバー接合面16aが接合する部分、すなわち端子箱本体14とカバー16が接合する接合部22には、端子箱12の気密性を向上させるシール部材18が挿入される。シール部材18は、固定ボルト20の締め付けによるカバー16からの圧縮荷重に耐え得る材料、例えば金属からなるガスケットである。シール部材18は、固定ボルト20の締め付けにより、端子箱本体接合面14aとカバー接合面16aに隙間なく密着するので、端子箱12の気密性が向上する。
シール部材18は、接合部22を外周部とする例えば平板形状であり、開口部24を覆う形状である。上述したように開口部24に対応する、カバー16の部分が***しているので、開口部24を覆う部分は、シール部材18と、これに対し所定の間隔をあけて配置されたカバー16とにより構成される。この構成は、カバー16とシール部材18との間の間隔に空気の層である中空部26が形成されているので、いわゆる中空二重構造となっている。中空二重構造は遮音性が良好なので、そこを透過する音が減少し、電動機10の騒音を減少させることができる。なお、開口部24を覆う部分が、カバー16とシール部材18を隙間なく重ねた単なる二重構造であってもよい。物質の質量とその物質の遮音性能が比例関係にあるという質量則によれば、開口部24を覆う部分をカバー16のみから二重構造にして、その部分の板厚を大きく、すなわち質量を大きくすると、それにともない遮音性が向上するので、電動機10の騒音を減少させることができる。
また、本実施形態のようにシール部材18の形状を、開口部24を覆う板形状にすることにより、シール部材18を接合部22に適合する形状になるように中抜き加工する必要がなくなるので、その工程を省くことができる。また、中抜き加工により中抜きされた金属片を無駄に廃棄することがなくなる。
また、本実施形態のようにシール部材18の形状を、開口部24を覆う板形状にすることにより、端子箱本体14とシール部材18に囲われた気密性を有する空間が形成される。つまり、その空間は、それを囲う構成にカバー16が含まれることなく形成される。このような構成を生かした端子箱12の一例を、図3を用いて説明する。図3は、図2においてカバー16に貫通穴16bが形成されたときの端子箱12を示す断面図である。カバー16には、貫通穴16bが形成され、それと同軸にナット28が配置されている。貫通穴16bは、他の部品を取り付ける取付部材、例えばボルトが貫通する穴である。他の部品を取り付けるボルトを、貫通穴16bに貫通させるようにナット28に締め込むことにより、他の部品をカバー16に取り付けることができる。このような貫通穴16を有するカバー16が端子箱本体14に固定されていても、カバー16の状態に関係なく気密性を有する空間が形成されるので、端子箱12内の気密性を保持することができる。
次に、電動機10の騒音をさらに減少させることができる構成について、図4に従って説明する。図4は、図2においてカバー16とシール部材18の間の間隔に吸音部材30が設けられたときの端子箱12を示す断面図である。カバー16とシール部材18の間の間隔には、音を吸収する吸音部材30が設けられている。吸音部材30は、多孔質材料からなる部材であり、例えば発泡樹脂材(発泡スチロール)、綿状のガラス繊維であるグラスウールである。吸音部材30により、そこを伝搬する音のエネルギが吸収されるので、電動機10の騒音を減少させることができる。
続いて、別の態様の端子箱12について図5に従って説明する。図5は、本実施形態に係る電動機10の別の端子箱12の概略構成を示す断面図である。なお、上記実施形態と同様の構成についての詳細な説明は省略する。
カバー16の少なくとも一部が凸凹状に形成されている。この凸凹状の形状により、カバー16の表面積が大きくなるので、端子箱12内部の熱がカバー16から放熱されやすくなる。また、カバー16とシール部材18の間の間隔には、熱伝導が良好な熱伝導部材32が設けられている。熱伝導部材32は、その間隔に充填しやすい部材であり、例えばシリコーンからなる。熱伝導部材32が間隔に充填されることにより、開口部24を覆う部分の質量が大きくなり、それにともない遮音性が向上するので、電動機10の騒音を減少させることができる。また、電動機10の動作により生じる熱を、熱伝導部材32がシール部材18からカバー16に効率よく伝導して、カバー16が効率よく放熱するので、電動機10の放熱量を増大させることができる。
また、さらに別の態様の端子箱12について図6に従って説明する。図6は、本実施形態に係る電動機10のさらに別の端子箱12の概略構成を示す断面図である。開口部24を覆う、シール部材18の少なくとも一部が凸凹状に形成されている。この凸凹状の形状により、シール部材18の表面積が大きくなるので、端子箱12内部の熱がシール部材18に吸熱されやすくなる。また、カバー16とシール部材18の間の間隔には、図5に示す端子箱12と同様に、熱伝導が良好な熱伝導部材32が設けられている。熱伝導部材32が間隔に充填されることにより、開口部24を覆う部分の質量が大きくなり、それにともない遮音性が向上するので、電動機10の騒音を減少させることができる。また、電動機10の動作により生じる熱を、シール部材18が効率よく吸熱し、熱伝導部材32がカバー16に効率よく伝導して放熱するので、電動機10の放熱量を増大させることができる。
この実施形態においては、カバー16とシール部材18の間の間隔に熱伝導部材32を有する端子箱12が、カバー16とシール部材18のいずれか一方が凸凹状に形成されている構成である場合について説明したが、カバー16とシール部材18の両方が凸凹状に形成されていてもよいし、両方とも凸凹状に形成されていなくてもよい。また、端子箱12がカバー16とシール部材18の間の間隔に熱伝導部材32を有する場合に限らず、その間隔が中空部26のとき、またはその間隔に吸音部材30が設けられているときでもよい。
本発明に係る電動機10の端子箱12は、上述のように高い遮音性を有するので、静粛な環境が求められる場所の電動機、例えば自動車に搭載される電動機に適用することができる。また、自動車に搭載される電動機に限らず、他の種別の電動機に対しても適用することができる。
本実施形態に係る電動機の端子箱の概略構成を示す斜視図である。 図1の端子箱を示す断面図である。 図2においてカバーに貫通穴が形成されたときの端子箱を示す断面図である。 図2においてカバーとシール部材の間の隙間に吸音部材が設けられたときの端子箱を示す断面図である。 本実施形態に係る電動機の別の端子箱の概略構成を示す断面図である。 本実施形態に係る電動機のさらに別の端子箱の概略構成を示す断面図である。
符号の説明
12 端子箱、14 端子箱本体、16 カバー、18 シール部材、22 接合部、24 開口部、26 中空部、30 吸音部材、32 熱伝導部材。

Claims (7)

  1. 電線が接続される端子台を保護する電動機の端子箱であって、
    端子台を収納する端子箱本体と、
    前記端子箱本体に形成される開口部を覆うカバーと、
    前記端子箱本体と前記カバーとが接合する接合部に挿入され、端子箱の気密性を向上させるシール部材と、
    を有し、
    前記シール部材は、前記開口部を覆う板形状である、
    ことを特徴とする電動機の端子箱。
  2. 請求項1記載の電動機の端子箱であって、
    前記カバーは、前記シール部材に対し所定の間隔をあけて設けられている、
    ことを特徴とする電動機の端子箱。
  3. 請求項2記載の電動機の端子箱であって、
    前記カバーと前記シール部材の間に、音を吸収する吸音部材が設けられる、
    ことを特徴とする電動機の端子箱。
  4. 請求項2記載の電動機の端子箱であって、
    前記カバーと前記シール部材の間に、熱伝導が良好な熱伝導部材が設けられる、
    ことを特徴とする電動機の端子箱。
  5. 請求項2記載の電動機の端子箱であって、
    前記カバーの少なくとも一部が凸凹状に形成されている、
    ことを特徴とする電動機の端子箱。
  6. 請求項2記載の電動機の端子箱であって、
    前記開口部を覆う、前記シール部材の少なくとも一部が、凸凹状に形成されている、
    ことを特徴とする電動機の端子箱。
  7. 請求項2記載の電動機の端子箱であって、
    前記カバーに、他の部品を取り付ける取付部材を貫通させる貫通穴が形成されている、
    ことを特徴とする電動機の端子箱。
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