JP2008297607A - In−Sn分離回収方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】In-Sn含有物からインジウムとスズを分離性よく溶解し回収する方法を提供する。
【解決手段】インジウムとスズを含有するIn-Sn含有物を硝酸浸出してインジウム含有液とスズ含有残渣とに分離し、インジウムおよび/またはスズを回収する方法において、浸出液のpHが0.7〜1.5になる硝酸濃度に制御してIn-Sn含有物を硝酸浸出することを特徴とするIn-Sn分離回収方法であり、例えば、水100gに対する70%濃度硝酸の添加量が20〜70gに相当する硝酸濃度で、In-Sn含有物を硝酸浸出するIn-Sn分離回収方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、ITOスクラップ等のインジウムスズ含有物(In-Sn含有物)からインジウムとスズを分離性よく溶解し回収する方法に関する。
酸化インジウム錫(ITO)の薄膜は透明導電膜として利用されており、ITO焼結体をターゲット材としてスパッタ法や蒸着法によって主に形成されている。このITOターゲット材の使用率は低く、材料の半分以上がスクラップとして回収されている。
従来、インジウム等の資源を有効に利用するため、回収したITOターゲット材スクラップからインジウムおよびスズを回収する方法が知られている。例えば、ITOターゲット材スクラップ等のインジウム含有物を硝酸浸出する方法、あるいは塩酸浸出する方法が知られている。
硝酸溶解法としては、In-Sn含有物を硝酸浸出して硝酸インジウム溶液とし、この溶液から溶媒抽出によってインジウムを抽出し、さらに逆抽出して得たインジウム溶液から水酸化インジウムを回収し、これを焼成して酸化インジウムを得る方法が知られている(特開平8−91838号公報:特許文献1)。また、In-Sn含有物を硝酸溶解した後に不溶性の酸化スズを分離し、インジウムを溶媒抽出して分離回収する方法が知られている(特開2000−128531号公報:特許文献2)。
塩酸溶解法としては、インジウム含有物を塩酸に溶解させて塩化インジウム溶液とし、これを加水分解して液中のスズを水酸化スズとして沈澱させて除去し、固液分離した塩化インジウム溶液から金属インジウムを回収する方法が知られている(特開2002−69544号公報:特許文献3、特開2002−69684号公報:特許文献4)。
上記塩酸溶解法はインジウムと共にスズが溶解するので、溶解工程の後に液中のインジウムとスズを分離する工程が必要であり、加水分解によるスズの沈澱分離工程などが設けられている。一方、上記硝酸溶解法は、酸化スズが硝酸に溶解しないことを利用してインジウムとスズの分離を容易にすることを意図したものであるが(特許文献2)、実際には硝酸濃度の変化によってインジウムとスズの溶解量が大幅に変動するので、インジウムとスズの両方を高い収率で回収するのは難しく、硝酸濃度が適切ではないとインジウムと共にスズが溶出し、特許文献1に記載されているように、硝酸溶解後に液中のインジウムとスズを分離する工程が必要になる。
特開平8−91838号公報 特開2000−128531号公報 特開2002−69544号公報 特開2002−69684号公報
本発明は、従来の硝酸溶解法における上記問題を解決したものであり、硝酸濃度を適切に制御することによってインジウムとスズの分離性を高め、硝酸浸出後にインジウムを分離する溶媒抽出工程や、スズの沈澱化工程を不要とし、簡略な処理工程によって容易にインジウムとスズを高い収率で回収することができる分離回収方法を提供する。
本発明によれば、以下の構成を有するIn-Sn分離回収方法が提供される。
(1)インジウムとスズを含有するIn-Sn含有物を硝酸浸出してインジウム含有液とスズ含有残渣とに分離し、インジウムおよび/またはスズを回収する方法において、浸出液のpHが0.7〜1.5になる硝酸濃度に制御してIn-Sn含有物を硝酸浸出することを特徴とするIn-Sn分離回収方法。
(2)水100gに対する70%濃度硝酸の添加量が20〜70gに相当する硝酸濃度で、In-Sn含有物を硝酸浸出する上記(1)に記載するIn-Sn分離回収方法。
(3)強熱乾燥したIn-Sn含有物を水100gに対する70%濃度硝酸の添加量が60〜130gに相当する硝酸濃度で硝酸浸出する上記(1)に記載するIn-Sn分離回収方法。
(4)浸出液のpHが0.7〜1.5になる硝酸濃度、または水100gに対する70%濃度硝酸の添加量が15〜70gに相当する硝酸濃度、強熱乾燥したIn-Sn含有物については水100gに対する70%濃度硝酸の添加量が50〜150gに相当する硝酸濃度で、In-Sn含有物を硝酸浸出した後に、固液分離して得たIn含有液を中和してIn水酸化物を沈澱させ、該In水酸化物を塩酸溶解し、該In溶解液から金属Inを回収するIn-Sn分離回収方法。
(5)浸出液のpHが0.7〜1.5になる硝酸濃度、または水100gに対する70%濃度硝酸の添加量が15〜70gに相当する硝酸濃度、強熱乾燥したIn-Sn含有物については水100gに対する70%濃度硝酸の添加量が50〜150gに相当する硝酸濃度で、In-Sn含有物を硝酸浸出した後に、固液分離して得たスズ含有残渣を硝酸洗浄し、スズ製錬工程に送って金属スズを回収するIn-Sn分離回収方法。
本発明の方法は、In-Sn含有物を硝酸浸出する際に、浸出液のpHが0.7〜1.5になる硝酸濃度でIn-Sn含有物を硝酸浸出することによって、インジウムとスズの回収率を何れも50%以上に高めることができる。好ましくは、浸出液のpH1.0前後、具体的にはpH0.9〜1.3になる硝酸濃度で硝酸浸出することによって、インジウムとスズの回収率を何れも70%以上に高めることができる。
上記硝酸濃度は、例えば、水100gに対する70%濃度硝酸の添加量が20〜70gに相当する硝酸濃度で硝酸浸出することによってインジウムとスズの回収率を何れも50%以上に高めることができ、好ましくは、水100gに対する70%濃度硝酸の添加量が35〜45gに相当する硝酸濃度で硝酸浸出することによってインジウムとスズの回収率を何れも70%以上に高めることができる。
また、In-Sn含有物を強熱乾燥した後に硝酸溶解することによって、硝酸濃度の高い範囲でのスズの溶解を抑制し、インジウムとスズの回収率を何れも75%以上に高めることができる。
本発明の分離回収方法は、上記硝酸溶解工程のインジウムとスズの分離性が良いので、硝酸浸出後にインジウムを分離する溶媒抽出工程やスズの沈澱化工程を必要とせず、硝酸溶解液を固液分離することによって液分に含まれるインジウムと固形分に含まれるスズとを容易に分離することができ、インジウムとスズを高い収率で容易に回収することができる。
具体的には、In-Sn含有物を硝酸浸出した後に、固液分離して得たIn含有液を中和してIn水酸化物を沈澱させ、該In水酸化物を塩酸溶解し、該In溶解液から金属Inを回収し、また、固液分離して得たスズ含有残渣を硝酸洗浄し、スズ製錬工程に送って金属スズを回収することができる。
以下、本発明の分離回収方法を実施例と共に具体的に説明する。
本発明の方法は、インジウムとスズを含有するIn-Sn含有物を硝酸浸出してインジウム含有液とスズ含有残渣とに分離し、インジウムおよび/またはスズを回収する方法において、浸出液のpHが0.7〜1.5になる硝酸濃度に制御してIn-Sn含有物を硝酸浸出することを特徴とするIn-Sn分離回収方法である。
In-Sn含有物を硝酸浸出すると、インジウムは硝酸に溶解する一方、スズは硝酸と反応してメタスズ酸(H2SnO3)を生成して固形分になるが、硝酸濃度によってインジウムとスズの溶解量が大幅に変動し、硝酸濃度が高くなるとスズが次第に溶解し、液中のスズ濃度が高くなる。
In-Sn水酸化物滓(In含有量17%、Sn含有量17%)を硝酸溶解したときの硝酸浸出液のpHとインジウム溶解率およびスズ残留率の変化を図1に示す。なお、インジウム溶解率は溶解したインジウム量/元滓中のインジウム量×100であり、スズ残留率は固形分に残留するスズ量/元滓中のスズ量×100である。
上記硝酸溶解において、溶解液のpHの変化に応じてインジウム溶解率およびスズ残留率は図1に示すように大きく変動する。具体的には、pH0.6以下の範囲ではインジウムの溶解率は概ね95%以上であるが、スズの残留率も40%以下であり、スズ含有量の半分以上が溶出するので、液中のインジウム濃度と共にスズ濃度が高くなり、インジウムとスズの分離性が大幅に低い。pH1.5以上の範囲ではスズ残留率が90%以上であるもののインジウムの溶解率が50%以下に大幅に減少し、インジウムを十分に溶解することができない。
一方、硝酸浸出液のpHが約0.7〜1.5の範囲では、インジウム溶解率が約98%〜約55%およびスズ残留率が約45%〜約90%であり、インジウムおよびスズの回収率を約50%以上に高めることができる。好ましくは、硝酸浸出液のpH約0.9〜1.3の範囲ではインジウム溶解率が約98%〜約75%、およびスズ残留率が約70%〜約85%であり、インジウムおよびスズの回収率を何れも70%以上に高めることができる。
上記硝酸溶解における硝酸濃度について、硝酸添加量に対応したインジウム溶解率およびスズ残留率の変化を図2に示す。図2は、In-Sn水酸化物滓(In含有量17%、Sn含有量17%)の硝酸溶解において、水100gに対する70%濃度硝酸の添加量に対応したインジウム溶解率およびスズ残留率の変化を示したものである。図示するように、上記硝酸添加量20g以下の範囲ではスズ残留量が約80%以上であるが、インジウム溶解率は約55%以下であり、十分にインジウムを溶解することができない。また、上記硝酸添加量が70gを上回ると、インジウムの溶解率は約95%以上になるが、スズ残留量が約50%以下に低下し、液中のスズ濃度が高くなり、硝酸溶解時のインジウムとスズの分離性が大幅に低下する。
一方、図2に示すように、上記硝酸添加量が20〜70gの範囲では、インジウム溶解率約60%〜約95%、スズ残留率約90%〜約55%であり、インジウムとスズとの回収率を何れも50%以上に高めることができる。特に硝酸添加量が約30g付近では、インジウム溶解率とスズ残留率が何れも70%程度であり、インジウムとスズの両方を高い回収率で分離回収することができる。
本発明の分離方法において、硝酸溶解に先立ち、In-Sn含有物を強熱乾燥することによって硝酸濃度の高い範囲でのスズの溶解を抑制し、インジウムとスズの回収率を高めることができる。図3は、In-Sn含有物を120℃以上に強熱乾燥した後に硝酸溶解した例であり、水100gに対する70%濃度硝酸の添加量に対応したインジウム溶解率とスズ残留率の変化を示したものである。
図3に示すように、In-Sn含有物を120℃以上に強熱乾燥した後に硝酸溶解すると、上記硝酸添加量が60g〜130gに増加しても、スズ残留率の変化は小さく、約80%以上である。一方、インジウム溶解率は硝酸添加量60g以上の範囲で急激に高くなり、約80%になる。このようにIn-Sn含有物を強熱乾燥した後に硝酸溶解することによって、硝酸濃度を高めてインジウムの溶解を促す一方、スズの溶解を抑制し、溶解工程でのインジウムとスズの分離性を高めることができる。In-Sn含有物の強熱乾燥温度は120℃以上が好ましく、上記硝酸添加量は60g〜130gが好ましい。
本発明の分離回収方法は、上記硝酸溶解工程からから金属インジウムないし金属スズの回収工程に至る処理工程を有することができる。この分離回収方法を図4に示す。図示する方法は、硝酸溶解工程の後に、固液分離工程、濾液の中和加水分解工程、インジウム沈殿物の固液分離工程、回収したインジウム沈殿物を塩酸溶解する工程、インジウム塩酸溶解液から金属インジウムを回収する工程が設けられている。
本発明の分離回収方法は硝酸溶解工程でのインジウムとスズの分離性が良いので、上記硝酸溶解工程で得た硝酸溶解液を固液分離することによってインジウム含有液とスズ含有残渣とに容易に分離すことができる。なお、上記硝酸溶解は60〜90℃の加熱下で行うと良い。In-Sn含有物としては、ITOターゲット材スクラップ、非鉄金属製錬等で得られるIn-Sn滓、InおよびSnを含有するソルダーペースト屑などを用いることができる。
硝酸溶解液の固液分離で得たIn含有液に水酸化アンモニウムや水酸化ナトリウム等のアルカリを添加して中和加水分解し、In水酸化物を沈澱させる。このIn水酸化物沈澱を固液分離して回収し、塩酸で溶解する。このIn塩酸溶解液から金属インジウムを回収する。回収方法としてはセメンテーションおよび電解精製などを利用することができる。具体的には、例えば、上記In塩酸溶解液に金属インジウム板を投入して金属スズを析出させ、これを除去した後、亜鉛板を投入して粗金属インジウムを析出させる(セメンテーション)。この粗金属インジウムをアノードに鋳造して電極として用い、電解精製して高純度の金属インジウムを得ることができる。
一方、固液分離工程で得たスズ含有残渣は硝酸洗浄し、インジウムを洗浄回収した後、スズ製錬工程に送って金属スズを回収することができる。スズ含有残渣の洗浄後液は上記硝酸溶解工程に返送して再利用すると良い。なお、スズ含有残渣を再び硝酸溶解する二段浸出を行ってもよい。二段目の硝酸溶解の硝酸濃度は一段目の硝酸濃度と同様に制御すれば良い。二段浸出後に固液分離して得た濾液は一段目の硝酸溶解工程に返送して再利用し、一方、スズ含有残渣はスズ製錬工程に送って金属スズを回収する。
本発明の実施例を以下に示す。
〔実施例1〕
In-Sn水酸化物滓(In含有量17wt%、Sn含有量17wt%)を硝酸溶解した。この硝酸浸出液は水2リットルに70%濃度硝酸を500g加えたものを用い、この硝酸浸出液に上記In-Sn水酸化物滓1000gを加え、65℃の加熱下で2時間攪拌し、さらに水8リットルを追加し、表1に示すpHになるまで硝酸を添加して攪拌しpHを安定させた後に、濾過して濾滓(スズ含有残渣)を得た。一方、濾液全量にアンモニア水を加えて中和加水分解し、固液分離して中和滓(In水酸化物)を得た。これらの固形分量およびIn含有量、Sn含有量、In回収率およびSn回収率を表1に示す。
〔実施例2〜3〕
追加する硝酸量を調整して表1に示すpHにした以外は実施例1と同様にして硝酸溶解を行い、濾滓(スズ含有残渣)および中和滓(In水酸化物)を得た。この結果を表1に示した。
〔実施例4〕
In-Sn含有ソルダーペースト屑(In含有量6wt%、Sn含有量3.5wt%)を用い、70%濃度硝酸の添加量220gとした以外は実施例1と同様にして濾滓(スズ含有残渣)および中和滓(In水酸化物)を得た。この結果を表1に示した。
表1に示すように、本発明の方法によれば、硝酸溶解工程において、原料に含まれるインジウムおよびスズを何れも50%以上、好ましくは70%以上分離することができる。
Figure 2008297607
硝酸浸出液のpHとインジウム溶解率およびスズ残留率の変化を示すグラフ。 硝酸添加量に対応したインジウム溶解率およびスズ残留率の変化を示すグラフ。 強熱乾燥後の硝酸溶解における硝酸添加量とインジウム溶解率およびスズ残留率の変化を示すグラフ。 本発明の分離回収方法の処理工程図。

Claims (5)

  1. インジウムとスズを含有するIn-Sn含有物を硝酸浸出してインジウム含有液とスズ含有残渣とに分離し、インジウムおよび/またはスズを回収する方法において、浸出液のpHが0.7〜1.5になる硝酸濃度に制御してIn-Sn含有物を硝酸浸出することを特徴とするIn-Sn分離回収方法。
  2. 水100gに対する70%濃度硝酸の添加量が20〜70gに相当する硝酸濃度で、In-Sn含有物を硝酸浸出する請求項1に記載するIn-Sn分離回収方法。
  3. 強熱乾燥したIn-Sn含有物を水100gに対する70%濃度硝酸の添加量が60〜130gに相当する硝酸濃度で硝酸浸出する請求項1に記載するIn-Sn分離回収方法。
  4. 浸出液のpHが0.7〜1.5になる硝酸濃度、または水100gに対する70%濃度硝酸の添加量が15〜70gに相当する硝酸濃度、強熱乾燥したIn-Sn含有物については水100gに対する70%濃度硝酸の添加量が50〜150gに相当する硝酸濃度で、In-Sn含有物を硝酸浸出した後に、固液分離して得たIn含有液を中和してIn水酸化物を沈澱させ、該In水酸化物を塩酸溶解し、該In溶解液から金属Inを回収するIn-Sn分離回収方法。
  5. 浸出液のpHが0.7〜1.5になる硝酸濃度、または水100gに対する70%濃度硝酸の添加量が15〜70gに相当する硝酸濃度、強熱乾燥したIn-Sn含有物については水100gに対する70%濃度硝酸の添加量が50〜150gに相当する硝酸濃度で、In-Sn含有物を硝酸浸出した後に、固液分離して得たスズ含有残渣を硝酸洗浄し、スズ製錬工程に送って金属スズを回収するIn-Sn分離回収方法。
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