JP2008293772A - プラズマディスプレイパネル及びその製造方法、並びにプラズマディスプレイパネル - Google Patents

プラズマディスプレイパネル及びその製造方法、並びにプラズマディスプレイパネル Download PDF

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Abstract

【課題】PDP用背面板の隔壁の欠けの発生率を抑え、誘電体層の初期電子放出の安定性を大きくするとともに壁電荷を保持するのに必要な電圧を小さくすることができるプラズマディスプレイパネル用前面板を提供する
【解決手段】基板と、基板上に形成された複数の電極と、それぞれの電極及び基板を覆うように形成された誘電体層と、誘電体層を覆うように形成された誘電体保護層と、誘電体保護層上に分散された粉体部材と、を備え、粉体部材は、少なくとも誘電体保護層と接触していない露出表面に、厚さ10nm〜300nmのアニール層が形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、粉体部材を備えたプラズマディスプレイパネル及びその製造方法、並びにプラズマディスプレイパネルに関するものである。
従来、高品位テレビジョン画像を大画面で表示するためのディスプレイ装置として、プラズマディスプレイパネル(以下、PDPという)を用いたディスプレイ装置への期待が高まっている。以下、従来例のPDPの構成について説明する。
従来例のPDPは、前面板と背面板とを備えている。
前面板は、前面ガラス基板と、前面ガラス基板の一方の面上にストライプ状に形成された複数の表示電極と、これらの表示電極を覆う誘電体ガラス層と、誘電体ガラス層を覆う誘電体保護層とで構成されている。
背面板は、背面ガラス基板と、背面ガラス基板の一方の面上にストライプ状に形成された複数のアドレス電極と、これらのアドレス電極を覆う誘電体ガラス層とを備えている。誘電体ガラス層上には、複数の隔壁がストライプ状に形成されている。これらの隔壁は、アドレス電極に平行で、且つ、背面板の厚み方向から見たとき、互いに隣り合う隔壁間にアドレス電極が位置するように配置されている。互い隣り合う隔壁の側面と誘電体ガラス層とで形成される溝部には、赤色、緑色、又は青色の蛍光体層が順次塗布されている。
PDPは、前面板(誘電体保護層形成側)と背面板(隔壁形成側)とが対向配置され、その周辺部を封着部材によって封着されて密閉構造になっている。この密閉構造により形成された密閉空間には、ネオン(Ne)及びキセノン(Xe)などの放電ガスが封入されて放電空間が形成されている。表示電極−アドレス電極間に所定の電圧が印加されたとき、放電空間にはガス放電が発生する。PDPは、そのガス放電によって生じる紫外線より蛍光体層が励起して可視光を発光することで、カラー映像を表示することができる。
一方、前面板の誘電体保護層上に、誘電体で構成される粉体部材を分散することにより、誘電体ガラス層から放出される初期電子放出の安定性を大きく(良く)できるとともに、誘電体ガラス層の壁電荷を保持するのに必要な電圧を小さくすることができることが知られている。
粉体部材は、例えば、以下のようにして製造することができる。
まず、水酸化マグネシウム(MgOH)を熱処理して、平均粒径0.2μm〜3.0μm程度の1次粒子を生成する。
次に、未反応の水酸化マグネシウム(MgOH)の反応促進、及び残留物の除去などのため、生成した1次粒子をさらに焼成(熱処理)する。
この焼成により、最終的に平均粒径4.0μm〜6.0μm程度に粒径を調整する。
このようにして製造された粉体部材は、結晶構造が単結晶であり、その内部及び表面は、点欠陥及び転位に代表される格子欠陥が非常に少ない状態となる。
また、粉体部材の平均粒径は、適当な大きさに調整することができる。
粉体部材の平均粒径を大きくしたい場合には、例えば、前記焼成後の粉体部材をさらに熱処理することで実現できる。これにより、粉体部材の平均粒径を、数十μm〜数百μm程度の大きさにすることが可能である。
また、平均粒径を小さくしたい場合には、例えば、アルティマイザーを用いて前記焼成後の粉体部材を解砕することで実現できる。これにより、粉体部材の平均粒径を、1次粒子と同等なレベル、すなわち0.2μm〜3.0μm程度の大きさにすることが可能である。
粉体部材を備えた従来例のPDPとしては、例えば、特許文献1(特開2005−149743号公報)に開示されたものがある。特許文献1のPDPには、粉体部材の結晶粒径が5.0μm以下の粒径分布を含む交流型(AC型)のPDPが開示されている。
特開2005−149743号公報
従来例のPDPにおいては、通常、前面板の誘電体保護層と背面板の隔壁の頂部との間に10μm〜30μm程度のギャップを設けて前面板と背面板とを配置する。このとき、粉体部材の平均粒径が5.0μm程度に設定されていると、その粒度分布の範囲内で粒径の大きいもの、あるいは複数粒が重なり合ったものが、隔壁と物理的に接触することがある。このため、隔壁に欠けが生じやすくなり、PDPの製造時の歩留りが低下するという問題がある
この問題を解消する方法としては、粉体部材の平均粒径を1次粒子レベル、例えば2.0μm程度まで小さくすることが考えられる。しかしながら、粉体部材の平均粒径を2.0μm程度に設定した場合には、平均粒径5.0μm程度に設定した場合と比べて、初期電子放出の安定性が小さく(悪く)なるとともに、壁電荷を保持するのに必要な電圧が大きくなるという別の問題が発生する。
つまり、歩留りを向上させることと、初期電子放出の安定性を良くするとともに壁電荷を保持するのに必要な電圧を小さくすることとは、トレードオフの関係にある。
したがって、本発明の目的は、前記従来の問題点を解決することにあって、PDP用背面板の隔壁の欠けの発生率を抑え、誘電体層の初期電子放出の安定性を大きくするとともに壁電荷を保持するのに必要な電圧を小さくすることができる、PDP用前面板、及びその製造方法、並びにそのPDP用前面板を備えたPDPを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の第1態様によれば、基板と、
前記基板上に形成された複数の電極と、
前記それぞれの電極及び前記基板を覆うように形成された誘電体層と、
前記誘電体層を覆うように形成された誘電体保護層と、
前記誘電体保護層上に分散された粉体部材と、
を備え、
前記粉体部材は、少なくとも前記誘電体保護層と接触していない露出表面に、厚さ10nm〜300nmのアニール層が形成されている、プラズマディスプレイパネル用前面板を提供する。
本発明の第2態様によれば、前記粉体部材は、少なくとも前記誘電体保護層と接触していない露出表面に、厚さ10nm〜100nmのアニール層が形成されている、第1態様に記載のプラズマディスプレイパネル用前面板を提供する。
本発明の第3態様によれば、前記粉体部材は、表面全体に上記アニール層が形成されている、第1又は第2態様に記載のプラズマディスプレイパネル用前面板を提供する。
本発明の第4態様によれば、前記粉体部材は、電子線を照射されることにより波長域200nm〜300nm内にピークを有するカソードルミネッセンス発光を放出し、
前記アニール層から放出されるカソードルミネッセンス発光は、前記アニール層の内側で隣接する内層から放出されるカソードルミネッセンス発光よりも発光強度が強い、第1態様に記載のプラズマディスプレイパネル用前面板を提供する。
本発明の第5態様によれば、前記粉体部材は、電子線を照射されることにより波長域200nm〜300nm内にピークを有するカソードルミネッセンス発光を放出し、
前記誘電体保護層に接しない前記粉体部材の頂部から放出されるカソードルミネッセンス発光は、前記誘電体保護層に接する前記粉体部材の底部から放出されるカソードルミネッセンス発光よりも発光強度が強い、第1態様に記載のプラズマディスプレイパネル用前面板を提供する。
本発明の第6態様によれば、前記粉体部材の平均粒径が3.0μm以下である、第1態様に記載のプラズマディスプレイパネル用前面板を提供する。
本発明の第7態様によれば、前記粉体部材の平均粒径が0.2μm以上である、第1態様に記載のプラズマディスプレイパネル用前面板を提供する。
本発明の第8態様によれば、前記粉体部材の母材の結晶構造が単結晶である、第1態様に記載のプラズマディスプレイパネル用前面板を提供する。
本発明の第9態様によれば、前記誘電体層は、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化ストロンチウム、及び酸化バリウムのうちの少なくとも1種を含む、第1態様に記載のプラズマディスプレイパネル用前面板を提供する。
本発明の第10態様によれば、前記粉体部材は、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化ストロンチウム、及び酸化バリウムのうちの少なくとも1種を含む、第1態様に記載のプラズマディスプレイパネル用前面板を提供する。
本発明の第11態様によれば、第1〜10態様のいずれか1つに記載のプラズマディスプレイパネル用前面板を有するプラズマディスプレイパネルを提供する。
本発明の第12態様によれば、基板上に複数の電極を形成し、
前記それぞれの電極及び前記基板を覆うように誘電体層を形成し、
前記誘電体層を覆うように誘電体保護層を形成し、
前記誘電体保護層上に粉体部材を分散したのち、当該粉体部材の露出表面にエネルギー波を照射して10nm〜300nmのアニール層を形成する、
プラズマディスプレイパネル用前面板の製造方法を提供する。
本発明の第13態様によれば、前記誘電体保護層上に粉体部材を分散したのち、当該粉体部材の露出表面にアニール層を形成することに代えて、前記粉体部材の表面全体にエネルギー波を照射して10nm〜300nmのアニール層を形成したのち、当該粉体部材を前記誘電体保護層上に分散する、第12態様に記載のプラズマディスプレイパネル用前面板の製造方法を提供する。
本発明の第14態様によれば、前記粉体部材の表面のアニールは、フラッシュランプアニール、レーザーアニール、ラピッドサーマルアニールのいずれか1つにより行われる、第12態様に記載のプラズマディスプレイパネル用前面板の製造方法を提供する。
本発明のプラズマディスプレイパネル用前面板によれば、粉体部材の少なくとも誘電体保護層と接触していない露出表面にアニール層が形成されている。これにより、プラズマディスプレイパネル用背面板の隔壁の欠けの発生率を抑え、誘電体層の初期電子放出の安定性を大きくするとともに壁電荷を保持するのに必要な電圧を小さくすることができる、プラズマディスプレイパネル用前面板を提供することができる。
本発明のプラズマディスプレイパネル用前面板の製造方法によれば、誘電体保護層上に粉体部材を分散したのち、当該粉体部材の露出表面にエネルギー波を照射してアニール層を形成するようにしている。これにより、プラズマディスプレイパネル用背面板の隔壁の欠けの発生率を抑え、誘電体層の初期電子放出の安定性を大きくするとともに壁電荷を保持するのに必要な電圧を小さくすることができる、プラズマディスプレイパネル用前面板の製造方法を提供することができる。
なお、前記に代えて、粉体部材の表面全体にエネルギー波を照射してアニール層を形成したのち、当該粉体部材を誘電体保護層上に分散するようにしても、前記と同様の効果を得ることができる。
本発明のプラズマディスプレイパネルによれば、前記プラズマディスプレイパネル用前面板を備えているので、プラズマディスプレイパネル用背面板の隔壁の欠けの発生率を抑え、誘電体層の初期電子放出の安定性を大きくするとともに壁電荷を保持するのに必要な電圧を小さくすることができる、プラズマディスプレイパネルを提供することができる。
本発明の記述を続ける前に、添付図面において同じ部品については同じ参照符号を付している。
以下、本発明の最良の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
《第1実施形態》
図1〜図3を用いて、本発明の第1実施形態にかかるPDPの構成について説明する。図1は、本発明の第1実施形態にかかるPDP1の基本構成を模式的に示す斜視図である。なお、図1においては、図面を見やすくするために、PDP1が備える前面板10と背面板20とを、互いに離して図示している。図2は、前面板10の一部拡大断面図である。なお、図2においては、前面板10の配置を、図1とは上下逆に示している。図3は、図2の一部拡大断面図である。
図1において、PDP1は、PDP用前面板(以下、前面板という)10と、前面板10に対向配置されたPDP用背面板(以下、背面板という)20とを備えている。前面板10と背面板20との間の外周部には、ガラスフリットなどの封着部材(図示せず)が配置されている。当該封着部材によって、PDP1が機密封着され、PDP1の内部に放電空間が形成されている。放電空間には、例えばネオン(Ne)、キセノン(Xe)などの放電ガスが封入されている。放電ガスの封入は、放電空間を大気圧より低い圧力に減圧しながら行われる。
前面板10は、硼硅酸ナトリウム系ガラス又は鉛系ガラスなどで構成された前面ガラス基板11を備えている。前面ガラス基板11は、フロート法により平滑板状に形成されている。前面ガラス基板11の一面上には、電極の一例である帯状の表示電極12が、互いに平行に複数配列(ストライプ状に形成)されている。表示電極12は、例えば銀(Ag)又はクロム(Cr)−銅(Cu)−クロム(Cr)などにより構成されている。
また、前面ガラス基板11の一面上には、それぞれの表示電極12を覆うように誘電体層の一例である誘電体ガラス層13が形成されている。誘電体ガラス層13は、0.1μm〜20.0μm程度のガラス粉末を用いて形成され、コンデンサとしての働きをする。誘電体ガラス層13上には、誘電体ガラス層13を覆うように誘電体保護層14が形成されている。誘電体保護層14は、例えば酸化マグネシウム(MgO)で構成されている。誘電体保護層14上には、図2に示すように誘電体で構成された粉体部材15が(好ましくは均一に)分散されている。粉体部材15は、図3に示すように、誘電体保護層14と接触していない露出表面に10nm〜100nmの厚みで形成されたアニール(焼き鈍し)層15aと、アニール層15aに内側(中心側)で隣接する内層15bとで構成されている。アニール層15aについては、後で詳しく説明する。
背面板20は、前面ガラス基板11と同様に構成された背面ガラス基板21を備えている。背面ガラス基板21の一面上には、帯状のアドレス電極22が、互いに平行に複数配列されている。アドレス電極22は、例えば、酸化インジウムスズ(ITO)と、銀(Ag)又はクロム(Cr)−銅(Cu)−クロム(Cr)とで構成されている。
また、背面ガラス基板21の一面上には、それぞれのアドレス電極22を覆うように誘電体ガラス層23が形成されている。誘電体ガラス層23上には、複数の隔壁24がストライプ状に形成されている。これらの隔壁24は、アドレス電極22に平行で、且つ、背面板20の厚み方向から見たとき、互いに隣り合う隔壁24,24間にアドレス電極22が位置するように配置されている。これにより隔壁24は、前記放電空間をアドレス電極22毎に区画している。
互い隣り合う隔壁24,24の側面と誘電体ガラス層23とで形成される溝部26にはそれぞれ、蛍光体層25が塗布されている。蛍光体層25は、赤色蛍光体層25aと、緑色蛍光体層25bと、青色蛍光体層25cとで構成され、それらはアドレス電極22と直交する方向に順次形成されている。
前記のように構成されるPDP1は、表示電極12−アドレス電極22間に所定の電圧が印加されることにより放電空間にガス放電が発生し、そのガス放電によって生じる紫外線より蛍光体層25が励起して可視光を発光することで、カラー映像を表示することができる。
次に、図1〜図4を参照しつつ、本発明の第1実施形態にかかるPDP1の製造方法について説明する。図4は、PDP1の製造方法を示すフローチャートである。なお、ここでは、発明の理解を容易にするため、各部材の材料及び寸法等を例示しながら説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
まず、粉体部材15の製造方法について説明する。粉体部材15は、以下のステップS1〜S3を行うことにより製造できる。
ステップS1では、水酸化マグネシウム(MgOH)を熱処理して、平均粒径0.2μm〜3.0μm程度の1次粒子を生成する。
ステップS2では、未反応の水酸化マグネシウム(MgOH)の反応促進、及び残留物の除去などのため、精製した1次粒子をさらに焼成(熱処理)する。この焼成により、平均粒径4.0μm〜6.0μm程度に粒径を調整する。
ステップS3では、焼成後の粉体部材15を解砕して、平均粒径2.0μm程度に粒径を調整する。
これにより、粉体部材15の製造が完了する。
次に、前面板10の製造方法について説明する。前面板10は、以下のステップS4〜S8を行うことで製造することができる。
ステップS4では、前面ガラス基板11上に複数の表示電極12をストライプ状に形成する。
ステップS5では、それぞれの表示電極12と前面ガラス基板11とを覆うように誘電体ガラス層13を形成する。
ステップS6では、真空蒸着法を用いて、誘電体ガラス層13を覆うように誘電体保護層14を形成する。このとき、誘電体保護層14の厚さは、例えば0.5μm〜1.5μm程度とする。
ステップS7では、誘電体保護層14上にスクリーン印刷法を用いて、有機物と粉体部材15との混合ペーストを塗布し、その後、乾燥及び焼成して粉体部材15を誘電体保護層14上に分散させる。
このとき、使用する有機物と粉体部材15との混合ペーストとしては、例えば、粉体部材15の濃度が、重量比で概ね0.1%〜20.0%であるものとする。
ステップS8では、誘電体保護層14上に分散した粉体部材15の露出表面にエネルギー波を照射してアニール層15a(図3参照)を形成する(表面アニールを施す)。
これにより、前面板10の製造が完了する。
粉体部材15の露出表面にアニール層15aを形成する方法の一例としては、図5に示すような、キセノンランプ31を用いたフラッシュランプアニール法(以下、FLA法という)が挙げられる。このFAL法を利用したアニール層15aの形成方法の一例について、図5を参照しつつ以下に説明する。
まず、前面板1を、前面ガラス基板11を下にして基板用ヒーター32上に置く。
次に、基板用ヒーター32を加熱して、前面ガラス基板11の温度を概ね300〜500℃程度まで上昇させるとともに、前面板1の上方に配置されたキセノンランプ31により、ms(ミリ秒)オーダーのパルス光33を粉体部材15に向けて照射する。このとき、照射するパルス光33のパルス幅は、例えば0.8ms〜3.0msに設定し、そのパワー密度は、例えば10〜40mJ/cmに設定する。
これにより、粉体部材15の露出表面にアニール層15a(図3参照)を形成することができる。
なお、前記FLA法により、前面ガラス基板11の表面温度は、高純度のシリコン基板の表面が融解する温度が約1,400℃であるので、少なくとも1,400℃以上であると推測できる。従来から知られているシリコン(Si)半導体の不純物ドーピング技術の知見より、前面ガラス基板11の表面温度が1,000℃以上の高温に到達したとき、その熱エネルギーが浸透する深さは、概ね数nm〜100nm程度であることが知られている。このため、アニール層15aは、粉体部材15の露出表面から10nm〜100nm程度の厚みで形成される。
次に、背面板20の製造方法について説明する。背面板20は、以下のステップS9〜S12を行うことで製造することができる。
ステップS9では、背面ガラス基板21上に複数のアドレス電極22をストライプ状に形成する。
ステップS10では、それぞれのアドレス電極22を覆うように誘電体ガラス層23を形成する。
ステップS11では、誘電体ガラス層23上に複数の隔壁24をストライプ状に形成する。これらの隔壁24は、アドレス電極22に平行で、且つ、背面板20の厚み方向から見たとき、互いに隣り合う隔壁24,24間にアドレス電極22が位置するように配置する。
ステップS12では、互い隣り合う隔壁24,24の側面と誘電体ガラス層23とで形成される溝部26にそれぞれ、赤色蛍光体層25a、緑色蛍光体層25b、及び青色蛍光体層25cを順次塗布する。
これにより、背面板20の製造が完了する。
なお、前面板10と背面板20の製造順序は問わない。すなわち、前面板10と背面板20とは、同時並行して製造されても、どちらかが先に製造されてもよい。
次に、前記のようにして製造した前面板10と背面板20とを用いてPDP1を製造する方法について説明する。PDP1は、以下のステップS13〜S15を行うことで製造することができる。
ステップS13では、前面板10と背面板20とを、粉体部材15と隔壁24とが対向するように対向配置し、その外周部を封着部材(図示せず)により封着するとともに、封着により形成された密閉空間の空気を排気して減圧する。
ステップS14では、減圧した密閉空間にネオン(Ne)及びキセノン(Xe)などの放電ガスを封入し、放電空間を形成する。
ステップS15では、放電空間に所定の電圧を印加して点灯するか否かを観察する点灯試験を行う。
これにより、PDP1の製造が完了する。
次に、図6及び図7を用いて、本発明の第1実施形態にかかるPDP1と、第1及び第2従来例のPDPとのパネル特性の比較結果について説明する。ここでは、アニール層15aを形成することなく、平均粒径を5.0μmに設定した粉体部材を備えたPDPを第1従来例のPDPとし、アニール層15a形成することなく、平均粒径を2.0μmに設定した粉体部材を備えたPDPを第2従来例のPDPとしている。なお、第1従来例のPDPと第2従来例のPDPと本発明の第1実施形態にかかるPDP1とは、粉体部材による誘電体保護層の被覆率が同等に設定されている。
図6は、第1従来例のPDPと第2従来例のPDPと本発明の第1実施形態にかかるPDP1のパネル特性を比較したグラフである。ここでは、誘電体ガラス層13の初期電子放出の安定性が大きく、壁電荷を保持するのに必要な電圧が小さいものほど、パネル特性が良好なPDPであることを意味している。すなわち、図6において、グラフのカーブが右下方に位置するものほど、パネル特性が良好なPDPであることを意味する。図7は、第1従来例のPDPと第2従来例のPDPと本発明の第1実施形態にかかるPDP1において、隔壁に欠けが発生した率をまとめた図である。
図6及び図7より分かるように、粉体部材の平均粒径を2.0μmとした第2従来例のPDPでは、粉体部材の平均粒径を5.0μmとした第1従来例のPDPよりも、隔壁欠け発生率を低減(20.3%→1.8%)できるが、パネル特性が悪化する(初期電子放出の安定性が小さく、壁電荷を保持するのに必要な電圧が大きくなる)。一方、本発明の第1実施形態にかかるPDP1(すなわち粉体部材の平均粒径を2.0μmとし、表面にアニールを施したPDP1)では、第1従来例のPDPと比較して、パネル特性を良好に保ったまま、隔壁欠け発生率を低減(20.3%→2.3%)できる。
次に、第1従来例のPDPと第2従来例のPDPと本発明の第1実施形態にかかるPDP1とをそれぞれ割断し、カソードルミネッセンス法(以下、CL法という)を用いて、それぞれの粉体部材15の断面におけるカソードルミネッセンス発光(以下、CL発光という)の発光強度を測定した結果について、図3を参照しつつ説明する。ここでは、粉体部材15の頂部近傍の測定領域(以下、頂部Tという)と、底部近傍の測定領域(以下、底部Uという)とにおいて、CL発光の発光強度の測定を行っている。すなわち、アニール層15aが形成されている頂部Tと、アニール層15aが形成されていない底部Uとにおいて、CL発光の発光強度の測定を行っている。なお、粉体部材15のCL発光は、波長域200nm〜300nm内にピークを有するものとする。ここでは波長240nm付近にピークを有するものとしている。
また、各測定領域の粉体部材15の表面からの深さLは、アニール層15aの厚みにほぼ対応するように概ね10nm〜100nmの範囲としている。ここでは、各測定領域につき10点程度の測定を行っている。より具体的には、粉体部材15の表面から深さ方向に30nm程度の間隔で3〜4箇所(例えば、深さ10nm,40nm,70nm、100nm)設定し、1箇所につき3点程度の合計10点程度の測定を行っている。また、第1及び第2の従来例のPDPにおいても、同様にして、粉体部材の頂部Tp1,Tp2及び底部Up1,Up2においてカソードルミネッセンス発光の発光強度の測定を行った。
前記測定の結果、第1従来例のPDPが備える粉体部材(平均粒径5.0μm)の頂部Tp1及び底部Up1における平均発光強度はほぼ同じ強度であった。そこで、頂部Tp1及び底部Up1における平均発光強度をともに1.00としたとき、第2従来例のPDPが備える粉体部材(平均粒径2.0μm)の頂部Tp2及び底部Up2における発光強度は、ともに概ね0.35〜0.60であった。
一方、本発明の第1実施形態にかかるPDP1が備える粉体部材15の頂部Tの発光強度の分布は概ね0.80〜1.20の範囲にあり、底部Uの発光強度の分布は概ね0.50〜0.65の範囲にあった。すなわち、本発明の第1実施形態にかかるPDP1の粉体部材15の頂部Tは、第1従来例のPDPの粉体部材の頂部Tp1とほぼ同等の値の発光強度を示し、本発明の第1実施形態にかかるPDP1の粉体部材15の底部Uは、第1従来例のPDPの粉体部材の底部Up1に比べて、強い発光強度を示した。
本発明の第1実施形態によれば、粉体部材15の露出表面にアニール層15aを形成したので、隔壁24の欠けの発生率を抑え、初期電子放出の安定性を大きくするとともに壁電荷を保持するのに必要な電圧を小さくすることができるPDP用前面板及びその製造方法、並びにそのPDP用前面板を備えたPDPを提供することができる。
《第2実施形態》
図8〜図10を用いて、本発明の第2実施形態にかかるPDP用前面板について、説明する。図8は、本発明の第2実施形態にかかるPDPの製造方法を示すフローチャートである。図9は、本発明の第2実施形態にかかるPDPの粉体部材の表面全体にアニール層を形成する様子を模式的に示す図である。図10は、本発明の第2実施形態にかかるPDPの粉体部材の構成を示す一部拡大断面図である。
前記第1実施形態にかかるPDP用前面板の製造方法では、粉体部材15を誘電体保護層14上に形成(ステップS7)したのちに、粉体部材15の露出表面にアニール層15aを形成(ステップS8)するようにした。本発明の第2実施形態にかかるPDP用前面板の製造方法では、これに代えて、図8及び図10に示すように、粉体部材15Aの表面全体にアニール層15cを形成(ステップS20)したのちに、粉体部材15Aを誘電体保護層14上に形成(ステップS7)するようにしている。それ以外の点については、本発明の第2実施形態にかかるPDP用前面板の製造方法は第1実施形態と同様であるので、重複する説明は省略し、以下、相違する粉体部材15Aの表面全体にアニール層15cを形成する方法について説明する。
粉体部材15Aの表面全体にアニール層15cを形成する方法の一例としては、前記第1実施形態と同様に、キセノンランプ31を用いたFLA法が挙げられる。このFAL法を利用したアニール層15cの形成方法の一例について、図9及び図10を参照しつつ説明する。
まず、密閉容器41内に設置した熱伝導性に優れる概ねテーパ状の金属ガイド42の内部に、粉体部材15Aを入れる。
次に、密閉容器41内に設置された基板ヒーター32を駆動して粉体部材15Aを概ね300〜500℃に加熱しながら、磁力式撹拌器43を駆動して撹拌子44を回転させるとともに、ファン45を回転させて粉体部材15Aを密閉容器41内で風力循環させる(図9参照)。
この間、基板ヒーター43の上方に設置されたキセノンランプ31により、ms(ミリ秒)オーダーのパルス光33を粉体部材15Aに向けて1回〜10回程度照射する。このとき、照射するパルス光33のパルス幅は、例えば0.8ms〜3.0msに設定し、パワー密度は例えば10〜40mJ/cmに設定する。
これにより、図10に示すように、粉体部材15Aのほぼ全表面にアニール層15cを形成することができる。
前記のように表面全体にアニール層15cが形成された粉体部材15Aは、粉体部材15Aの濃度が、重量比で概ね0.1%〜20.0%となるように有機物と混合されて混合ペーストとなり、当該混合ペーストが誘電体保護層14上に塗布されたのち、乾燥及び焼成されることで、誘電体保護層14上に分散される。
なお、前記したように、粉体部材15Aに熱エネルギーが浸透する深さが概ね数nm〜100nm程度であるため、アニール層15cは、粉体部材15Aの表面から10nm〜100nm程度の厚みで形成される。
また、粉体部材15Aに電子線を照射したとき、粉体部材15Aのアニール層15cから放出されるCL発光の発光強度は、第1実施形態と同様に、内層15bから放出されるCL発光の発光強度よりも強い。
本発明の第2実施形態によれば、粉体部材15Aの表面全体にアニール層15cを形成したので、隔壁24の欠けの発生率を抑え、誘電体ガラス層13の初期電子放出の安定性を大きくするとともに壁電荷を保持するのに必要な電圧を小さくすることができるPDP用前面板及びその製造方法、並びにそのPDP用前面板を備えたPDPを提供することができる。
なお、前記第1実施形態にかかるPDP用前面板と、前記第2実施形態にかかるPDP用前面板とに対して、落下試験を実施した場合には、前記第1実施形態にかかるPDPの方が、粉体部材15の誘電体保護層14からの剥離が少なく、付着力が強いという利点があるものと考えられる。
次に、前記FLA法により粉体部材15の少なくとも露出表面にアニール層15a(又は15c)を形成することでパネル特性が良化できる理由の推測を以下に述べる。
まず、初期電子放出の安定性が良化した(大きくなった)理由の推測について述べる。
粉体部材15を1次粒子レベルまで解砕(ステップS3)すると、粉体部材15の表面には、原子空孔及び転位などの格子欠陥が多量に導入される。この格子欠陥は、様々な種類の欠陥として導入されるため、結果として粉体部材15の表面に様々な大きさの(あるいはブロードの)エネルギー準位を形成する。この様々なエネルギー準位に電子がトラップされる。この後、当該電子に電圧が印加されると、当該電子は放電空間に放出されて放電開始を担う初期電子群となる。
このとき、前記エネルギー準位が広範囲にわたっていると、前記電子が放電空間に放出されるタイミングは、時間のバラつきを生じることになる。すなわち、初期電子放出の安定性が小さく(悪く)なると考えられる。
このため、粉体部材15の表面にアニール層15aを形成(すなわち粉体誘電体15の少なくとも露出表面をアニール)して、格子欠陥の回復及び再結晶を促し、これにより前記エネルギー準位の範囲を小さくすることで、初期電子放出の安定性を大きく(良く)できると考えられる。
次に、壁電荷を保持するのに必要な電圧が良化した(小さくなった)理由の推測について述べる。
粉体部材15による誘電体保護層14の被覆率が同等であれば、粉体部材15の平均粒径が大きいほど、粉体部材15の総表面積が大きくなる。粉体部材15の総表面積が大きくなると、粉体部材15に帯電する(トラップされる)電子の量が多くなるため、壁電荷を保持するのに必要な電圧が大きくなる。
一方、粉体部材15は誘電体保護層14よりも電子を自然放出しやすいという特性を有している。このため、誘電体保護層14にトラップされた電子が粉体部材15に移動しやすい状態になると、当該電子が粉体部材15を経由して放電空間に自然放出されやすくなる。
このため、粉体部材15の平均粒径を小さくして、粉体部材15の総表面積を小さくすることで、粉体部材15にトラップされる電子の量を少なくでき、壁電荷を保持するのに必要な電圧を小さくできると考えられる。
なお、粉体部材15の母材の結晶構造が単結晶である場合には、結晶粒界が存在せず、格子欠陥により生成されたエネルギー準位が初期電子放出の安定性に与える影響が大きいと考えられる。したがって、粉体部材15の母材の結晶構造が単結晶である場合には、粉体部材15の露出表面にアニール層15aを形成する効果が、特に大きくなると考えられる。
なお、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。例えば、本発明の第1実施形態では、格子欠陥の回復、再結晶の進行度合いを検証するのにCL法を用いたが、本発明はこれに限定されない。例えば、TEM(透過型電子顕微鏡)を用いて転位を観察し、転位密度を算出するという方法で、それらを検証するようにしてもよい。
また、前記では、粉体部材15の平均粒径を2.0μmに設定したが、本発明はこれに限定されない。例えば、粉体部材15を構成する部材の1次粒子と同等の大きさに平均粒径を設定しても、同等の効果を得ることができる。例えば、粉体部材15を構成する部材が酸化マグネシウム(MgO)である場合、水酸化マグネシウム(MgOH)を熱処理することにより生成される1次粒子の平均粒径が、概ね0.2μm〜3.0μmであるので、粉体部材15の平均粒径をこの範囲で設定しても良い。
また、前記では、誘電体保護層14及び粉体部材15を構成する部材として、それぞれ酸化マグネシウム(MgO)を例示したが、本発明はこれに限定されず、電子放出特性に優れたものであればよい。例えば、誘電体保護層14及び粉体部材15は、それぞれ、酸化マグネシウム(MgO)、酸化カルシウム(CaO)、酸化ストロンチウム(SrO)、及び酸化バリウム(BaO)のうちの少なくとも1種を含めばよい。これにより、本発明と同等の効果を得ることができる。なお、粉体部材15を、酸化カルシウム(CaO)、酸化ストロンチウム(SrO)、又は酸化バリウム(BaO)で構成する場合においても、その平均粒径は、水酸化マグネシウム(MgOH)で構成する場合と同様に、0.2μm以上、3.0μm以下に設定すれば良い。
また、前記では、粉体部材15を、図2に示すように誘電体保護層14上に分散したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図11に示すように、粉体部材15が、誘電体保護層14を貫通して誘電体ガラス層13に接触するように配置されてもよい。なお、この場合においても、アニール層15a又は15cが放電空間に露出するように、粉体部材15を配置する必要がある。これにより、本発明と同等の効果を得ることができる。
また、前記では、フラッシュランプアニールを行うことにより、粉体部材15にアニール層15a又は15cを形成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、レーザーアニール(LA)、又はラピッドサーマルアニール(RTA)などを行うことで、アニール層15a又は15cを形成しても良い。
レーザーアニールによれば、粉体部材15の表面からの深さ数nm〜100nm程度の領域に熱作用し、基板ヒーター32のアシストにより粉体部材15の表面を1,000℃以上に加熱して、アニール層15a又は15cを形成することができる。レーザーアニールは、液晶ディスプレイの製造工程において、ポリシリコンの改質などに用いられている実績があり、フラッシュランプアニールに比べて、大面積化が容易であるとともに均一性にも優れるといった利点がある。なお、フラッシュランプアニールは、レーザーアニールに比べて、製造時のタクトが短いといった利点がある。
また、ラピッドサーマルアニールによれば、粉体部材15の表面からの深さ数10nm〜300nm程度の領域に熱作用し、基板ヒーター32のアシストにより粉体部材15の表面を1,000℃以上に加熱して、アニール層15a又は15cを形成することができる。なお、ラピッドサーマルアニールの場合、粉体部材15の表面からの深さ数10nm〜300nm程度の領域に熱作用するので、アニール層15aは数10nm〜300nm程度の厚さで形成される。ラピッドサーマルアニールは、フラッシュランプアニールやレーザーアニールに比べ、さらに、大面積化が容易であるとともに均一性にも優れるといった利点がある。なお、ラピッドサーマルアニールでは、熱作用する表面深さが深いため、粉体部材15が熱容量を持ち熱凝集しやすくなり、平均粒径が大きくなってしまう恐れがある。これに対して、フラッシュランプアニールは、熱作用する表面深さが浅いため、そのような恐れが抑えられるという利点がある。
なお、前記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。例えば、粉体部材15の表面全体にアニール層15aを薄く(例えば半分の厚みで)形成したのち、当該粉体部材15を誘電体保護層14上に分散し、この後、当該粉体部材15の露出表面にエネルギー波を照射してアニール層15aを完全に形成するようにしてもよい。すなわち、アニール層15aを、粉体部材15を誘電体保護層14上に分散する前と後との2段階に分けて形成するようにしてもよい。
本発明にかかるプラズマディスプレイパネル用前面板及びその製造方法、並びにプラズマディスプレイパネルは、プラズマディスプレイパネル用背面板の隔壁の欠けの発生率を抑え、誘電体層の初期電子放出の安定性を大きくするとともに壁電荷を保持するのに必要な電圧を小さくすることができるので、特にプラズマディスプレイパネルを用いたディスプレイ装置に有用である。
本発明の第1実施形態にかかるプラズマディスプレイパネルの構成を模式的に示す斜視図 本発明の第1実施形態にかかるプラズマディスプレイパネルの前面板の構成を模式的に示す一部拡大断面図 図2の一部拡大断面図 本発明の第1実施形態にかかるプラズマディスプレイパネルの製造方法を示すフローチャート 本発明の第1実施形態にかかるプラズマディスプレイパネルの粉体部材の露出表面にアニール層を形成する様子を模式的に示す図 第1従来例、第2従来例、及び本発明の第1実施形態にかかるプラズマディスプレイのパネル特性を示すグラフ 第1従来例、第2従来例、及び本発明の第1実施形態にかかるプラズマディスプレイパネルの隔壁欠け発生率を示す図 本発明の第2実施形態にかかるプラズマディスプレイパネルの製造方法を示すフローチャート 本発明の第2実施形態にかかるプラズマディスプレイパネルの粉体部材の表面全体にアニール層を形成する様子を模式的に示す図 本発明の第2実施形態にかかるプラズマディスプレイパネルの粉体部材の構成を示す一部拡大断面図 粉体部材の他の形成例を模式的に示す一部拡大断面図
符号の説明
1 PDP(プラズマディスプレイパネル)
10 前面板
11 前面ガラス基板
12 表示電極
13 誘電体ガラス層
14 誘電体保護層
15 粉体部材
20 背面板
21 背面ガラス基板
22 アドレス電極
23 誘電体ガラス層
24 隔壁
25 蛍光体層
31 キセノンランプ
32 基板ヒーター
33 パルス光
41 密閉容器
42 金属ガイド
43 磁力式撹拌機
44 撹拌子
45 ファン

Claims (14)

  1. 基板と、
    前記基板上に形成された複数の電極と、
    前記それぞれの電極及び前記基板を覆うように形成された誘電体層と、
    前記誘電体層を覆うように形成された誘電体保護層と、
    前記誘電体保護層上に分散された粉体部材と、
    を備え、
    前記粉体部材は、少なくとも前記誘電体保護層と接触していない露出表面に、厚さ10nm〜300nmのアニール層が形成されている、プラズマディスプレイパネル用前面板。
  2. 前記粉体部材は、少なくとも前記誘電体保護層と接触していない露出表面に、厚さ10nm〜100nmのアニール層が形成されている、請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル用前面板。
  3. 前記粉体部材は、表面全体に上記アニール層が形成されている、請求項1又は2に記載のプラズマディスプレイパネル用前面板。
  4. 前記粉体部材は、電子線を照射されることにより波長域200nm〜300nm内にピークを有するカソードルミネッセンス発光を放出し、
    前記アニール層から放出されるカソードルミネッセンス発光は、前記アニール層の内側で隣接する内層から放出されるカソードルミネッセンス発光よりも発光強度が強い、請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル用前面板。
  5. 前記粉体部材は、電子線を照射されることにより波長域200nm〜300nm内にピークを有するカソードルミネッセンス発光を放出し、
    前記誘電体保護層に接しない前記粉体部材の頂部から放出されるカソードルミネッセンス発光は、前記誘電体保護層に接する前記粉体部材の底部から放出されるカソードルミネッセンス発光よりも発光強度が強い、請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル用前面板。
  6. 前記粉体部材の平均粒径が3.0μm以下である、請求項1記載のプラズマディスプレイパネル用前面板。
  7. 前記粉体部材の平均粒径が0.2μm以上である、請求項1記載のプラズマディスプレイパネル用前面板。
  8. 前記粉体部材の母材の結晶構造が単結晶である、請求項1記載のプラズマディスプレイパネル用前面板。
  9. 前記誘電体層は、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化ストロンチウム、及び酸化バリウムのうちの少なくとも1種を含む、請求項1記載のプラズマディスプレイパネル用前面板。
  10. 前記粉体部材は、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化ストロンチウム、及び酸化バリウムのうちの少なくとも1種を含む、請求項1記載のプラズマディスプレイパネル用前面板。
  11. 請求項1〜10のいずれか1つに記載のプラズマディスプレイパネル用前面板を有するプラズマディスプレイパネル。
  12. 基板上に複数の電極を形成し、
    前記それぞれの電極及び前記基板を覆うように誘電体層を形成し、
    前記誘電体層を覆うように誘電体保護層を形成し、
    前記誘電体保護層上に粉体部材を分散したのち、当該粉体部材の露出表面にエネルギー波を照射して10nm〜300nmのアニール層を形成する、
    プラズマディスプレイパネル用前面板の製造方法。
  13. 前記誘電体保護層上に粉体部材を分散したのち、当該粉体部材の露出表面にアニール層を形成することに代えて、前記粉体部材の表面全体にエネルギー波を照射して10nm〜300nmのアニール層を形成したのち、当該粉体部材を前記誘電体保護層上に分散する、請求項12記載のプラズマディスプレイパネル用前面板の製造方法。
  14. 前記粉体部材の表面のアニールは、フラッシュランプアニール、レーザーアニール、ラピッドサーマルアニールのいずれか1つにより行われる、請求項12記載のプラズマディスプレイパネル用前面板の製造方法。
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