JP2008293704A - 塗布装置 - Google Patents

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秀一 相良
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幹雄 増市
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幸宏 高村
Michifumi Kawagoe
理史 川越
Takeshi Matsuka
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Abstract

【課題】液柱状態の塗布液を基板に塗布する際、基板外に吐出される塗布液が当該基板へ影響しない塗布装置を提供する。
【解決手段】鉛直下方向への直線棒状となった液柱状態の塗布液を基板上に吐出して当該塗布液を塗布する塗布装置である。ノズルは、その先端部から塗布液を液柱状態で吐出する。ステージは、基板をその上面に載置する。ノズル移動機構は、ステージ上の空間において、当該ステージ面を横断する方向にノズルを往復移動させる。液受部は、ノズル移動機構が横断する方向に沿ってステージ上から外れた位置にノズルより塗布液を吐出させつつノズルを移動させる際、当該ノズルからステージ外に吐出された塗布液を受ける。液受部は、吸着材を含む。吸着材は、ステージ上から外れた位置に配置されたノズルの先端部から鉛直下方向となる位置に塗布液を吸着保持する。
【選択図】図5

Description

本発明は、塗布装置に関し、より特定的には、ステージ上に載置した基板にノズルから液柱状態の塗布液を吐出して塗布する塗布装置に関する。
従来、ノズルから塗布液を吐出しつつ、連続して一筆書きのように基板に塗布液を塗布する塗布装置が開発されている。例えば、有機EL表示装置を製造する装置では、ステージ上に載置されたガラス基板等の基板の主面に所定のパターン形状で有機EL材料がノズル塗布される。このような塗布装置においては、基板に塗布液を塗布する際、ノズルが基板外に移動したときに基板外に塗布された塗布液や不要な塗布液を回収するために、基板外に塗布液を受ける液受部が配設される(例えば、特許文献1参照)。
図10に示すように、塗布装置は、赤、緑、および青色の有機EL材料の塗布を受けるガラス基板Pを載置するステージ101を備えている。そして、当該製造装置は、赤色、緑色、および青色の有機EL材料の何れかを吐出する複数本(図10の例では3本)のノズル102〜104と、基板Pの外に吐出された有機EL材料を回収する液受部105とを備えている。赤、緑、および青色の有機EL材料としては、例えば、基板P上にストライプ状に形成された溝内に拡がるように流動する程度の粘性を有する有機性のEL材料が用いられる。そして、所定の圧力および流量でノズル102〜104から有機EL材料を直線棒状(以下、液柱状態と記載する)に吐出して、基板P上に塗布される。なお、液受部105は、基板Pの両サイド外側(図10では、一方のみ示している)に上面を開口して配設されている。
ノズル102〜104は、後述するノズル往復移動方向に対して斜めに並設した状態で保持部材(図示せず)によって支持されており、当該保持部材およびステージ101は、塗布装置の各駆動機構によって動作する。駆動機構は、基板Pを所定方向に横断する方向(基板Pに形成されたストライプ状の溝の方向であり、図示矢印F方向;以下、ノズル往復移動方向と記載する)にノズル102〜104を支持する保持部材を往復移動させる。このとき、駆動機構は、基板Pの一方サイド外側に配設されている液受部105の上部空間から、基板Pを横断して基板Pの他方サイド外側に配設されている液受部105の上部空間まで、上記保持部材を往復移動させる。また、駆動機構は、上記保持部材が液受部105の上部空間に配置されている際、上記ノズル往復移動方向とは垂直の所定方向(紙面垂直方向)に所定ピッチだけステージ101を移動させる。このような駆動機構の動作と同時にノズル102〜103から有機EL材料を液柱状態で吐出することによって、赤、緑、および青色の有機EL材料がストライプ状の溝毎に赤、緑、青色の順に配列された、いわゆる、ストライプ配列が基板P上に形成される。
しかしながら、基板P外に設けられた液受部105へ液柱状態の塗布液を吐出する場合、次のような問題がある。ノズル102〜104と液受部105との距離(図10に示すh1+h2)が長くなることによって、液柱状態であった塗布液が表面張力により液滴化する。例えば、ノズル102〜104の先端部から基板P上面までの距離h1は、0.25〜0.50mm程度に液柱状態が保証できる距離に設定することができるが、距離h1+h2が20mm以上となる場合、吐出圧力や流量の調整だけでは液滴化を防ぐことが難しくなる。また、ノズル102〜104が図示F方向へ高速移動する場合、その速度に応じて液滴化した塗布液が微細なミスト状にさらに***する。そして、高速移動するノズル102〜104の背後の空間が負圧となり、ミスト状になった塗布液がノズル102〜104の近傍まで舞い上がってしまう。その結果、基板P外で発生したミスト状の塗布液が基板P上に落下して上面に付着するため、塗布不良の原因となってしまう。
また、液柱状態の塗布液が液滴化する前に、液柱状態のまま塗布液を平板等の部材に塗着させてしまうような方式が考えられる。しかしながら、塗布液を液柱状態で塗着させた部材上には、当該塗布液が溜まった状態(液だまり)で残存する。そして、部材上に溜まった液だまりに対してさらに液柱状態の塗布液を塗着し続けると、当該液だまりに液柱状態の塗布液が突入する箇所付近においてミスト状の塗布液が発生してしまう。
一方、図11に示すように、上記特許文献1で記載された塗布装置では、スリットSが形成された液受部106が設けられている。スリットSは、上記ノズル往復移動方向と平行に液受部106の上面に形成される。また、スリットSは、ステージ101上から上記ノズル往復移動方向へ外れた位置で、かつ、ノズル102〜104の先端部から鉛直下方向となる位置に形成される。そして、スリットSが形成される液受部106の上面は、ステージ101の上面とほぼ同じ高さに設けられる(すなわち、距離h2が基板Pの厚さ程度の小さい値となる)ため、スリットSの開口を通してノズルから吐出された液柱状態の塗布液を液受部106で回収して、ミスト状の塗布液が液受部106の外部へ漏出することを防止している。
特開2006−181410号公報
しかしながら、塗布装置は、その製造効率等の面から複数のノズルを用いることが一般的である。また、上述したように複数のノズルは、ノズル往復移動方向に対して斜めに並設した状態で支持されて、当該ノズル往復移動方向へ往復移動するため、全てのノズルからの塗布液を通過させるためにスリットSの開口幅を広く形成する必要がある。したがって、上記特許文献1で開示された塗布装置においては、スリットSの開口面積が大きく形成することが必要となり、結果的にスリットSの開口部からミスト状の塗布液が液受部106の外部へ漏出することが考えられる。
それ故に、本発明の目的は、液柱状態の塗布液を基板に塗布する際、基板外に吐出される塗布液が当該基板へ影響しない塗布装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、以下に述べるような特徴を有している。
第1の発明は、鉛直下方向への直線棒状となった液柱状態の塗布液を基板上に吐出して当該塗布液を塗布する塗布装置である。塗布装置は、ノズル、ステージ、ノズル移動機構、および液受部を備える。ノズルは、その先端部から塗布液を液柱状態で吐出する。ステージは、基板をその上面に載置する。ノズル移動機構は、ステージ上の空間において、当該ステージ面を横断する方向にノズルを往復移動させる。液受部は、ノズル移動機構が横断する方向に沿ってステージ上から外れた位置にノズルより塗布液を吐出させつつ当該ノズルを移動させる際、当該ノズルからステージ外に吐出された塗布液を受ける。液受部は、吸着材を含む。吸着材は、ステージ上から外れた位置に配置されたノズルの先端部から鉛直下方向となる位置に塗布液を吸着保持する。
第2の発明は、上記第1の発明において、吸着材は、吸蔵型の有機系油吸着材で構成される。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、吸着材は、その上面がノズルから吐出された塗布液が液柱状態から***が始まる高さより当該ノズル側となる、鉛直下方向位置に配設される。
第4の発明は、上記第1または第2の発明において、液受部は、吸引手段を、さらに含む。吸引手段は、吸着材の内部に形成された隙間空間に吸着保持された塗布液を吸引する。
第5の発明は、上記第1または第2の発明において、液受部は、横断する方向と交差するステージの両側面に沿って当該ステージにそれぞれ延設される。吸着材は、液受部が延設されるステージの両側面に沿って拡張されて設置される。
上記第1の発明によれば、ステージ上から外れた位置に配置されたノズルから吐出され液柱状態であった塗布液が、液受部の吸着材に吸着保持される。したがって、塗布液を吸着保持する吸着材上には、当該塗布液が溜まった状態(液だまり)で残存することがない。つまり、液だまりに対してさらに塗布液を塗着し続けることがなく、当該液だまりに塗布液を突入させることによるミスト状の塗布液の発生を防止することができる。したがって、基板外に吐出した塗布液が舞い上がって基板上に落下して付着することなく、塗布不良を防止することができる。
上記第2の発明によれば、親油性が高く吸着量も多いため、有機EL材料等の有機溶媒を有する塗布液を用いるときに好適である。
上記第3の発明によれば、ステージ上から外れた位置に配置されたノズルから吐出され液柱状態であった塗布液が、***前に吸着材の上面に塗着する。したがって、ノズルから吐出された塗布液が、表面張力により液滴化する前に全て吸着材に吸着保持させることができるため、塗布液が微細なミスト状になって基板上に落下することを防止することができる。
上記第4の発明によれば、吸着材に吸着保持された塗布液を吸引することによって、吸着材の上面に液だまりが発生することを防止しながら、液受部に吐出された塗布液が外部へ漏れることを確実に防止することができる。
上記第5の発明によれば、吸着材の同じ箇所に対して連続的な塗着が繰り返されることが防止され、吸着材自体の容量も大きくなるために、塗布液を吸着保持可能な吸着量が増大し、吸着材の使用可能期間を延ばすことができる。したがって、吸着材を交換する作業の回数を少なくすることができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る塗布装置について説明する。説明を具体的にするために、当該塗布装置が有機EL材料や正孔輸送材料等を塗布液として用いる有機EL表示装置を製造する塗布装置に適用された例を用いて、以下の説明を行う。当該塗布装置は、有機EL材料や正孔輸送材料等をステージ上に載置されたガラス基板上に所定のパターン形状に塗布して有機EL表示装置を製造するものである。図1は、塗布装置1の要部概略構成を示す平面図および正面図である。なお、塗布装置1は、上述したように有機EL材料や正孔輸送材料等の複数の塗布液を用いるが、それらの代表として有機EL材料を塗布液として説明を行う。
図1において、塗布装置1は、大略的に、基板載置装置2および有機EL塗布機構5を備えている。有機EL塗布機構5は、ノズル移動機構部51と、ノズルユニット50と、液受部53Lおよび53Rとを有している。ノズル移動機構部51は、ガイド部材511が図示X軸方向に延設されており、ノズルユニット50をガイド部材511に沿って図示X軸方向に移動させる。ノズルユニット50は、赤、緑、および青色の何れか1色の有機EL材料を吐出する複数のノズル52(図1では、3本のノズル52a、52b、および52c)を並設した状態で保持する。各ノズル52a〜52cへは、それぞれ供給部(図2参照)から赤、緑、および青色の何れか1色の有機EL材料が供給される。このように、複数のノズル52から同じ色の有機EL材料が吐出されるが、説明を具体的にするために赤色の有機EL材料が3本のノズル52a〜52cから吐出される例を用いる。
基板載置装置2は、ステージ21、旋回部22、平行移動テーブル23、ガイド受け部24、およびガイド部材25を有している。ステージ21は、被塗布体となるガラス基板等の基板Pをそのステージ上面に載置する。ステージ21の下部は、旋回部22によって支持されており、旋回部22の回動動作によって図示θ方向にステージ21が回動可能に構成されている。また、ステージ21の内部には、有機EL材料が塗布された基板Pをステージ面上で予備加熱処理するための加熱機構や基板Pの吸着機構や受け渡しピン機構等が設けられている。
有機EL塗布機構5の下方を通るように、ガイド部材25が上記X軸方向と垂直の図示Y軸方向に延設されて水平に固定される。平行移動テーブル23の下面には、ガイド部材25と当接してガイド部材25上を滑動するガイド受け部24が固設されている。また、平行移動テーブル23の上面には、旋回部22が固設される。これによって、平行移動テーブル23が、例えばリニアモータ(図示せず)からの駆動力を受けてガイド部材25に沿った図示Y軸方向に移動可能になり、旋回部22に支持されたステージ21の水平移動も可能になる。
受け渡しピン機構を介してステージ21上に基板Pを載置し、当該基板Pを吸着固定して、平行移動テーブル23が有機EL塗布機構5の下方まで移動したとき、当該基板Pが赤色の有機EL材料の塗布をノズル52a〜52cから受ける位置となる。そして、制御部(図2参照)がノズルユニット50をX軸方向に往復移動させるようにノズル移動機構部51を制御し、ステージ21をY軸方向へ当該直線移動毎に所定ピッチだけ移動させるように平行移動テーブル23を制御し、ノズル52a〜52cから所定流量の有機EL材料を吐出させる。また、ノズル52a〜52cのX軸方向吐出位置において、ステージ21に載置された基板Pから逸脱する両サイド空間には、基板Pから外れて吐出された有機EL材料を受ける液受部53Lおよび53Rがそれぞれ固設されている。ノズル移動機構部51は、基板Pの一方サイド外側に配設されている液受部53(例えば、液受部53L)の上部空間から、基板Pを横断して基板Pの他方サイド外側に配設されている液受部53(例えば、液受部53R)の上部空間まで、ノズルユニット50を往復移動させる。また、平行移動テーブル23は、ノズルユニット50が液受部53の上部空間に配置されている際、ノズル往復移動方向とは垂直の所定方向(図示Y軸方向)に所定ピッチだけステージ21を移動させる。このようなノズル移動機構部51および平行移動テーブル23の動作と同時にノズル52a〜52cから有機EL材料を液柱状態で吐出することによって、赤色の有機EL材料が基板Pに形成されたストライプ状の溝毎に配列された、いわゆる、ストライプ配列が基板P上に形成される。
次に、図2を参照して、塗布装置1における制御機能および供給部の概略構成について説明する。なお、図2は、塗布装置1の制御機能および供給部を示すブロック図である。
図2において、塗布装置1は、上述した構成部の他に、制御部3、第1供給部54a、第2供給部54b、および第3供給部54cを備えている。第1〜第3供給部54a〜54cは、共に赤色の有機EL材料をそれぞれノズル52a〜52cに配管を介して供給する。
第1供給部54aは、有機EL材料の供給源541aと、供給源541aから有機EL材料を取り出すためのポンプ542aと、有機EL材料の流量を検出する流量計543aとを備えている。また、第2供給部54bは、有機EL材料の供給源541bと、供給源541bから有機EL材料を取り出すためのポンプ542bと、有機EL材料の流量を検出する流量計543bとを備えている。第3供給部54cは、有機EL材料の供給源541cと、供給源541cから有機EL材料を取り出すためのポンプ542cと、有機EL材料の流量を検出する流量計543cとを備えている。そして、制御部3は、第1〜第3供給部54a〜54c、旋回部22、平行移動テーブル23、およびノズル移動機構部51のそれぞれの動作を制御する。なお、供給源541a〜541cからノズル52a〜52cに至るそれぞれの配管は、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、テフロン(登録商標)等を材料とする管部材が用いられる。
ノズル52aは、第1供給部54aから供給された有機EL材料中の異物を除去するためのフィルタ部521aを有している。ノズル52bは、第2供給部54bから供給された有機EL材料中の異物を除去するためのフィルタ部521bを有している。ノズル52cは、第3供給部54cから供給された有機EL材料中の異物を除去するためのフィルタ部521cを有している。なお、ノズル52a〜52cは、それぞれ同一の構造であるため、総称して説明する場合は参照符号「52」を付して説明を行う。
ここで、赤色の有機EL材料の塗布を受ける基板Pの表面には、有機EL材料を塗布すべき所定のパターン形状に応じたストライプ状の溝が複数本並設されるように形成されている。有機EL材料としては、例えば、基板P上の溝内に拡がるように流動する程度の粘性を有する有機性のEL材料が用いられ、具体的には各色毎の高分子タイプの有機EL材料が用いられる。ノズルユニット50は、所定の支持軸周りに回動自在に支持されており、制御部3の制御によって当該支持軸周りに回動させることで、塗布ピッチ間隔を調整することができる。
制御部3は、ステージ21に載置された基板Pの位置や方向に基づいて、基板Pに形成された溝の方向が上記X軸方向になるように旋回部22の角度を調整し、塗布のスタートポイント、すなわち、基板Pに形成された溝の一方の端部側で塗布を開始する塗布開始位置を算出する。なお、上記塗布開始位置は、一方の液受部53の上部空間となる。そして、制御部3は、上述したように平行移動テーブル23およびノズル移動機構部51を駆動させる。
上記塗布開始位置において、制御部3は、各ノズル52a〜52cから有機EL材料の吐出開始を各ポンプ542a〜542cに指示する。このとき、制御部3は、ストライプ状の溝の各ポイントにおける有機EL材料の塗布量が均一となり、液柱状態で有機EL材料が吐出されるように、ノズル52a〜52cの移動速度に応じてその塗布量を制御しており、流量計543a〜543cからの流量情報をフィードバックして制御する。そして、制御部3は、基板P上の溝内への有機EL材料の流し込むために、有機EL材料を基板P上の溝に沿わせながらこの溝内に流し込むようにノズルユニット50をガイド部材511に沿わせて移動させるように制御する。この動作によって、液柱状態で各ノズル52a〜52cから吐出される赤色の有機EL材料が同時にそれぞれの溝に流し込まれていく。
制御部3は、基板P上をノズルユニット50が横断して溝の他方端部の外側に固設されている他方の液受部53上に位置すると、ノズル52a〜52cからの有機EL材料の吐出を継続したまま、ノズル移動機構部51によるノズルユニット50の移動を停止する。この1回の移動によって、3列分の溝への有機EL材料の塗布が完了する。具体的には、同色の有機EL材料を各ノズル52a〜52cから吐出しているので、3列毎に1列の溝を塗布対象とした合計3列分の溝に有機EL材料が塗布される。
次に、制御部3は、平行移動テーブル23をY軸正方向に所定距離(例えば、溝9列分)だけピッチ送りして、次に塗布対象となる溝への有機EL材料の塗布を行えるようにする。そして、制御部3は、他方の液受部53の上部空間からノズルユニット50を逆の方向へ基板P上を横断させて一方の液受部53上に位置すると、ノズル52a〜52cからの有機EL材料の吐出を継続したまま、ノズル移動機構部51によるノズルユニット50の移動を停止する。この2回目の移動によって、次の3列分の溝への有機EL材料の塗布が完了する。このような動作を繰り返すことによって、赤色の有機EL材料が赤色を塗布対象とした溝に流し込まれる。
次に、図3〜図6を参照して、液受部53について説明する。なお、図3は、液受部53の構造を示す斜視図である。図4は、図3のD方向から見た液受部53の側面概要図である。図5は、ノズル52a〜52cから吐出される有機EL材料と液受部53との位置関係を示す斜視図である。図6は、ノズル52a〜52cが移動した際の液受部53との位置関係を示す斜視図である。図7は、図3の断面A−AをB方向から見たボックス部532の断面図である。なお、ステージ21に対して両サイドにある液受部53Lおよび53R(図1参照)は、共にステージ21を対称とした同一の構造を有しており、図3〜図7は、その一方を液受部53として示している。
図3において、液受部53は、ボックス部532、および吸着材537を備えている。
ボックス部532は、例えばノズル移動機構部51に連結され、ノズル移動機構部51との位置関係が常時固定されるように固設されている。ボックス部532は、上面が開放されたボックス形状を有しており、その内部に吸着材537が設置される。そして、ボックス部532内部へ吐出された有機EL材料は、吸着材537内部に吸着される。なお、吸着材537が何らかの要因で一度吸着された有機EL材料を放出してしまうとき、当該有機EL材料は、ボックス部532の最下位置から流出する流路を介して排液タンクへ流下する。なお、ボックス部532の内部構造や吸着材537の具体例等については、後述する。
ボックス部532の上端面は、ステージ21の上面と略同一の高さ(図4の高さd参照)となるように固設されている。ボックス部532のステージ21側の側面は、当該ステージ21近傍に所定の隙間(図4の隙間a参照)を形成して固設される。そして、ボックス部532は、ステージ21の側面から図示X軸正方向へ一部がはみ出す(図4の長さb参照)ように載置された基板P(図3においては、破線で示している)に対して、その一部がオーバラップ(図4のオーバラップ長さc参照)して配置される。
図4において、ボックス部532のステージ21側の側面は、ステージ21側面と隙間aが形成されるように設けられる。この隙間aは、ステージ21の図示Y軸方向への平行移動動作や旋回部22の回動動作によって、ステージ21とボックス部532とが干渉しない距離に設けられ、例えば3mmである。また、基板Pは、ステージ21の端面に対して液受部53側に長さbだけはみ出して載置される。長さbは、ボックス部532と基板Pとが長さcだけオーバラップするように設定されるため、b=a+cであり、例えば長さb=5mm、オーバラップ長さc=2mmである。ボックス部532の上端面は、基板Pの端部から下方向の洩れを防ぐためにステージ21の上面と同一の高さで設けられるのが望ましいが、上述したようにステージ21に載置された基板Pが平行移動や回動するため、基板Pの下面とボックス部532の上端面との干渉を防止する必要がある。このため、ボックス部532の上端面は、ステージ21の上面より高さdだけ低く設けられ、例えば高さd=0.5〜3.0mmである。
なお、基板Pの下面とボックス部532の上端面との干渉を防止するために、ボックス部532の上端面がステージ21の上面より高さdだけ低く設けられる一例を説明したが、このような効果を期待しない場合、ボックス部532の上端面がステージ21の上面以上の高さに設けられてもかまわない。ボックス部532の上端面が少なくともノズル52a〜52cの先端部より低く設けられていれば、液受部53とノズル52a〜52cとが干渉することを防止することができる。
次に、図5を参照して、ノズル52a〜52cと液受部53との位置関係について説明する。なお、図5では、主にノズル52a〜52c、液受部53、および基板Pを示しており、他の部位を省略して示している。また、液受部53については、ボックス部532および吸着材537のみ図示している。上述したように、基板Pに対して有機EL材料を塗布する際、塗布開始および終了時点、あるいはX軸方向折返し時点等において、ノズル52a〜52cが液受部53の上部空間に配置される。このとき、ノズル52a〜52cは、液受部53の上方から液柱状態の有機EL材料を吐出している。
液受部53の上部空間にノズル52a〜52cが移動したとき、当該ノズル52a〜52cから吐出される有機EL材料がボックス部532の内部に設置された吸着材537の上面で受けられるように、液受部53が設けられている。つまり、ノズル52a〜52cがX軸方向へ基板P外に出る際、当該ノズル52a〜52cの各先端部(吐出口)の直下位置を全て含むように吸着材537が配置されている。例えば、ボックス部532および吸着材537は、ノズル52a〜52cの移動方向(X軸方向)を長手方向とした横長形状で構成され、ノズル52a〜52cの先端部に対する図示Z軸負方向(鉛直方向)にボックス部532の上面開放口および吸着材537が設けられている。ここで、ノズル52a〜52cは、X軸方向に並設された3列分の溝へ同時に有機EL材料を塗布するために図示Y軸方向へ若干ずれて配置される。ボックス部532の上面開放口および吸着材537は、これらのノズル52a〜52cから液柱状態で吐出される有機EL材料を全て塗着させる短手方向の幅を有している。
また、図5に示したようにノズル52a〜52cが液受部53の上部空間に配置されると、やがてノズル52a〜52cがX軸負方向である図示C方向へ高速に移動する(図6)。図6に示すように、ノズル52a〜52cが液受部53の上部空間から図示C方向へ移動する際も、当該ノズル52a〜52cから吐出される有機EL材料は、基板P上に吐出されるまで全て液柱状態で吸着材537の上面に塗着してボックス部532に回収される。
次に、図7を参照して、ボックス部532の内部構造および吸着材537について説明する。
図7において、吸着材537は、ボックス部532の筐体内部に設けられる。吸着材537は、ノズル52a〜52cから吐出される塗布液を吸着保持する塗布液吸着部材である。例えば、ノズル52a〜52cから有機EL材料が吐出される場合、吸着材537は、ポリプロピレン繊維等の吸蔵型の有機系油吸着材(吸油性ポリマー)が用いられる。なお、吸着材537は、塗布する塗布液に応じて、他の吸蔵型の油吸着材(例えば、ポリスチレン繊維やポリウレタンフォーム等の他の有機系油吸着材や無機系油吸着材)を用いてもかまわない。また、吸着材537は、ゲル化型の油吸着材、複合型の油吸着材、および自己膨潤型の油吸着材等、他の吸油機構を有する油吸着材を用いてもかまわない。
吸着材537は、ボックス部532内に、吸着材537の最上面位置がボックス部532の上端面の下方となるように設置される。そして、液受部53の上部空間においてノズル52a〜52cから吐出された有機EL材料(図7の例ではノズル52aから吐出された塗布液L1〜L3)が、それぞれ液柱状態から***が始まる高さより上方に、吸着材537の最上面位置が配置される。つまり、吸着材537は、ボックス部532内において、ノズル52a〜52cから吐出された有機EL材料が、液柱状態で常にその上面に塗着するように配置される。具体的には、ノズル52a〜52c先端部と吸着材537の上面との距離H1が、吐出する有機EL材料の液柱状態が保証できる距離(例えば、20mm)未満となるように、吸着材537が設置される。また、ノズル52a〜52cについては、ボックス部532の上端面や吸着材537の上面との干渉を防止する必要がある。つまり、ノズル52a〜52cの先端部とボックス部532の上端面との距離H2が、ある程度確保されている必要がある。
上述した構成によって、基板Pの外で吐出される有機EL材料は、液柱状態で吸着材537に塗着して吸着材537内部に吸着保持される。例えば、吸着材537が吸蔵型油吸着材で構成されている場合、その繊維質や多孔質の隙間空間内に有機EL材料が吸着保持される。このように、ノズル52a〜52cから吐出され液柱状態であった有機EL材料が、表面張力により液滴化する前に全て吸着材537の内部に吸着保持してボックス部532内で回収される。したがって、有機EL材料を液柱状態で塗着させた吸着材537上には、当該有機EL材料が溜まった状態(液だまり)で残存することがない。つまり、吸着材537上に溜まった液だまりに対してさらに液柱状態の有機EL材料を塗着し続けることがなく、当該液だまりに液柱状態の有機EL材料を突入させることによるミスト状の有機EL材料の発生を防止することができる。
なお、液受部53に有機EL材料を吐出し続けると、やがて吸着材537が吸着保持可能な吸着量を越えてしまう。したがって、吸着材537は、塗着する有機EL材料量が吸着保持可能量を超える前に交換して使用する必要がある。なお、吸着材537が外部からの圧迫等によって一度吸着した有機EL材料を放出してしまうとき、ボックス部532の最下位置から排液タンクへ放出された有機EL材料が流動する。
このように、本実施形態に係る塗布装置のボックス部532は、その内部に吸着材537が設置されているために、塗布液を液柱状態で塗着させた吸着材537上に液だまりが残存することがなく、当該液だまりに液柱状態の塗布液が突入することによるミスト状の塗布液の発生を防止することができる。また、吸着材537には、液柱状態で塗布液が塗着するため、吸着材537へ塗着前に塗布液が液滴化することがないため、当該液滴化によるミスト状の塗布液の発生も防止される。したがって、ボックス部532内部に吸着材537を設置することによって、ボックス部532内に吐出された有機EL材料が外部へ再度舞い上がることがない。つまり、基板外に吐出した有機EL材料が基板P上に落下して付着することなく、塗布不良を防止することができる。
なお、上述した実施形態では、吸着材537が吸蔵型油吸着材等の油吸着材で構成される例を示したが、他の部材で構成してもかまわない(以下、他の部材で構成した吸着材を吸着材538と記載する)。例えば、ポリウレタン等のプラスチックを発泡成形した一般的なスポンジ等の多孔質体や、一般的な布やわた等の繊維質体を、吸着材538として用いてもかまわない。以下、図8を参照して、他の部材で構成した吸着材538の一例を説明する。なお、図8は、他の部材で構成された吸着材538を設置した構成したボックス部532を、図3の断面A−AをB方向から見た断面図である。
図8において、ボックス部532の筐体内部には他の部材で構成された吸着材538が設置され、ボックス部532の下面には、複数の吸引孔が形成されている。そして、ボックス内吸引部(図示せず)が当該吸引孔からボックス部532内部の気体等を吸引する。
吸着材538は、吸着材537と同様に、吸着材538の最上面位置が、ボックス部532の上端面の下方となり、かつ、液受部53の上部空間においてノズル52a〜52cから吐出された有機EL材料がそれぞれ液柱状態から***が始まる高さより上方となる位置に配置される。つまり、吸着材538も、ボックス部532内において、ノズル52a〜52cから吐出された有機EL材料が、液柱状態で常にその上面に塗着するように配置される。
上述した構成によって、基板Pの外で吐出される有機EL材料は、液柱状態で吸着材538に塗着する。そして、吸着材538内部に毛細管現象や上記ボックス内吸引部の吸引力が作用して、塗着した有機EL材料が吸着材538内部の繊維質や多孔質の隙間空間内に吸収されていく。そして、吸着材538の内部に吸収された有機EL材料の1部は、ボックス部532の下面の吸引孔からボックス内吸引部によって吸引され、排液タンクで回収される。
このように、ノズル52a〜52cから吐出され液柱状態であった有機EL材料が、表面張力により液滴化する前に全て吸着材538の内部に吸収されてボックス部532内で回収される。したがって、他の部材で吸着材538を構成しても、その下部から吸引することによって、有機EL材料を液柱状態で塗着させた吸着材538上には、当該有機EL材料が液だまり状態で残存することがない。つまり、吸着材538上に溜まった液だまりに対してさらに液柱状態の有機EL材料を塗着し続けることがなく、当該液だまりに液柱状態の有機EL材料を突入させることによるミスト状の有機EL材料の発生を防止することができる。なお、吸着材537が吸蔵型油吸着材等の油吸着材で構成される場合も、その油吸着材が有する吸油機構に応じて、ボックス部532の下面からの吸引を加えてもかまわない。
また、上述した実施形態では、上面が開放されたボックス部532の内部に吸着材537を設置している。これは、吸着材537を交換することを前提にボックス部532の形状を設定しており、上面を開放しておくことによって吸着材537の交換作業が容易となる。しかしながら、このような効果を期待しない場合、ボックス部532は、他の形状でもかまわない。例えば、ボックス部532の上面を覆うような上板部材を設けてもかまわない。上記上板部材は、図3等に示すX軸方向を長手開口方向とするスリット開口部が形成されており、ボックス部532から取り外し可能にはめ込まれている。このスリット開口部は、ノズル52a〜52cがX軸方向へ基板P外に出る際、当該ノズル52a〜52cの各先端部(吐出口)の直下位置を全て含むように形成されている。したがって、ノズル52a〜52cが液受部53の上部空間に配置されると、当該ノズル52a〜52cから吐出された有機EL材料は、スリット開口部を通ってボックス部532の内部の吸着材537に塗着する。
また、上述した実施形態では、ノズルユニット50がX軸方向に直線移動する毎に、ステージ21をY軸方向へ所定ピッチだけ移動させて、ノズルユニット50とステージ21との当該Y軸方向に対する相対的な位置関係を変化させているが、本発明はこれに限らない。例えば、ノズルユニット50がX軸方向に直線移動する毎に、当該ノズルユニット50をY軸方向へ所定ピッチだけ移動(つまり、有機EL塗布機構5がY軸方向へ移動)させて、ノズルユニット50とステージ21との当該Y軸方向に対する相対的な位置関係を変化させてもかまわない。この場合、液受部53は、有機EL塗布機構5と共にY軸方向へ所定ピッチだけ移動する。
また、上述した実施形態では、液受部53がノズル移動機構部51に連結されてノズル移動機構部51との位置関係が常時固定されるように固設される一例を示したが、ノズル移動機構部51と液受部とが相対的に移動する位置関係であってもかまわない。例えば、図9に示すように、ステージ21の両側面(図9において、Y軸方向に沿ったX軸方向側の両側面)に固設した液受部55Lおよび55Rを設けて、液受部55Lおよび55Rをステージ21と共に移動させてもかまわない。この場合、液受部55Lおよび55Rは、Y軸方向に拡張して設ける必要があり、具体的にはステージ21の上記両側面の全面に沿って両外側に設けることが必要となる。また、液受部55Lおよび55Rに設置される吸着材551も同様にY軸方向に拡張してそれぞれ設けられる。このようにY軸方向に拡張された液受部55Lおよび55Rを設けることによって、ノズル52a〜52cが液受部55Lまたは55Rの上部空間に配置されて有機EL材料を吐出した際に、吸着材551の同じ箇所に対して連続的な塗着が繰り返されることが防止され、吸着材551の使用可能期間を延ばすことができる。また、吸着材551自体の容量も上述した実施例と比較して大きくなるために、有機EL材料を吸着保持可能な吸着量を増大させることができ、さらに吸着材551の使用可能期間を延ばすことを期待できる。したがって、液受部55Lおよび55RをY軸方向に拡張して設けてステージ21と共に移動させることによって、吸着材551を交換する作業の回数を少なくすることができる。
また、上述した実施形態では、赤、緑、および青色のうち、赤色の有機EL材料を3個1組のノズル52a〜52cで基板Pの溝内に流し込んでいるが、この塗布工程は、有機EL表示装置を製造する途中工程である。有機EL表示装置を製造するときの処理手順は、正孔輸送材料(PEDOT)塗布→乾燥→赤色の有機EL材料塗布→乾燥→緑色の有機EL材料塗布→乾燥→青色の有機EL材料塗布→乾燥という手順となる。この場合、本発明の塗布装置は、正孔輸送材料、赤色の有機EL材料、緑色の有機EL材料、および青色の有機EL材料をそれぞれ塗布する工程に用いることができる。
また、ノズル52a〜52cから赤、緑、および青色の有機EL材料をそれぞれ吐出してもかまわない。この場合、赤、緑、および青色の順に配列された、いわゆる、ストライプ配列が1つの塗布工程で形成される。また、上述した実施形態では、3個1組のノズル52a〜52cで基板Pの各溝内に有機EL材料を流し込んでいるが、この3個1組のノズル52a〜52cを複数組設けて基板Pの各溝内に有機EL材料を流し込んでもかまわない。この場合、各ノズルの組がX軸方向へ動作する位置に対応する液受部53をそれぞれ設ければ、塗布処理にかかる時間を短縮しながら、本発明の効果を得ることができる。
また、上述した実施形態では、塗布液として有機EL材料や正孔輸送材料を塗布液とした有機EL表示装置の製造装置を一例にして説明したが、本発明は他の塗布装置にも適用できる。例えば、レジスト液やSOG(Spin On Glass)液やPDP(プラズマディスプレイパネル)を製造するのに使用される蛍光材料を塗布する装置にも適用することができる。また、液晶カラーディスプレイをカラー表示するために液晶セル内に構成されるカラーフィルタを製造するために使用される色材を塗布する装置にも適用することができる。
本発明に係る塗布装置は、被塗布体となる基板の外に吐出された塗布液を確実に回収することができ、基板に対して液柱状態の塗布液を塗布する装置等として有用である。
本発明の一実施形態に係る塗布装置1の要部概略構成を示す平面図および正面図 図1の塗布装置1の制御機能を示すブロック図 図1の液受部53の構造を示す斜視図 図3のD方向から見た液受部53の側面概要図 ノズル52a〜52cから吐出される有機EL材料と液受部53との位置関係を示す斜視図 ノズル52a〜52cが移動した際の液受部53との位置関係を示す斜視図 図3の断面A−AをB方向から見たボックス部532の断面図 吸着材538を設置した構成したボックス部532を、図3の断面A−AをB方向から見た断面図 ステージ21の両側面に沿って液受部55Lおよび55Rを設けた塗布装置1の要部概略構成を示す平面図 従来の塗布装置のノズル102〜104と液受部105との位置関係を示す側面概要図 従来の液受部106の構造を示す斜視図
符号の説明
1…塗布装置
2…基板載置装置
21…ステージ
22…旋回部
23…平行移動テーブル
24…ガイド受け部
25、511…ガイド部材
3…制御部
5…有機EL塗布機構
50…ノズルユニット
51…ノズル移動機構部
52…ノズル
521…フィルタ部
53、55…液受部
532…ボックス部
537、538、551…吸着材
54…供給部
541…供給源
542…ポンプ
543…流量計
544…フィルタ

Claims (5)

  1. 鉛直下方向への直線棒状となった液柱状態の塗布液を基板上に吐出して当該塗布液を塗布する塗布装置であって、
    その先端部から前記塗布液を前記液柱状態で吐出するノズルと、
    前記基板をその上面に載置するステージと、
    前記ステージ上の空間において、当該ステージ面を横断する方向に前記ノズルを往復移動させるノズル移動機構と、
    前記ノズル移動機構が前記横断する方向に沿って前記ステージ上から外れた位置に前記ノズルより前記塗布液を吐出させつつ当該ノズルを移動させる際、当該ノズルから前記ステージ外に吐出された前記塗布液を受ける液受部とを備え、
    前記液受部は、前記ステージ上から外れた位置に配置された前記ノズルの先端部から鉛直下方向となる位置に前記塗布液を吸着保持する吸着材を含む、塗布装置。
  2. 前記吸着材は、吸蔵型の有機系油吸着材で構成される、請求項1に記載の塗布装置。
  3. 前記吸着材は、その上面が前記ノズルから吐出された塗布液が前記液柱状態から***が始まる高さより当該ノズル側となる、前記鉛直下方向位置に配設される、請求項1または2に記載の塗布装置。
  4. 前記液受部は、前記吸着材の内部に形成された隙間空間に吸着保持された前記塗布液を吸引する吸引手段を、さらに含む、請求項1または2に記載の塗布装置。
  5. 前記液受部は、前記横断する方向と交差する前記ステージの両側面に沿って当該ステージにそれぞれ延設され、
    前記吸着材は、前記液受部が延設される前記ステージの両側面に沿って拡張されて設置される、請求項1または2に記載の塗布装置。
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