JP2008292416A - ナビゲーション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ナビゲーション装置において、ルート探索時間をより短くし、ユーザの探索待ち時間を低減する。
【解決手段】ナビゲーション装置は、入力操作部、ナビゲーション情報を記憶する情報記憶部、及びルートを探索する制御部を備える。ユーザが入力操作部で出発地と目的地を入力し(S1)、所定時間Tsを設定すると(S2)、CPU11は、ルート探索を開始し(S3)、探索時間TがTsを越えると(S4でYES)、現予測地点から継続探索した場合の継続探索予測時間Taを求め(S5)、同時に現レイヤを上位レイヤに戻して再探索した場合の再探索予測時間Tbを求める(S6)。CPU11はTbがTaを越えないときは(S7でYES)、ルートの再探索処理を行い(S8)、S7でNOのときは現予測地点からのルート探索を継続する(S9)。これにより、より短い時間によるルート探索を可能にし、ユーザの探索待ち時間を低減することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ユーザによって指定された所定の地点間のルートを探索して、探索されたルートをユーザに提示するナビゲーション装置に関する。
従来、ナビゲーション装置は、ナビゲーション情報として、ルート探索するための探索データファイルを情報記憶部に記憶し、この探索データファイルからルートを決定するための地図データ等の探索データを読み出し、現在地から目的地までのルートを探索して、探索したルートをディスプレイに表示することによってルート案内する。
従来のナビゲーション装置において、探索データファイルにおける探索データが、下位から上位にかけて複数のレイヤから構成される階層構造のものが知られている、この種の装置における探索データは、例えば、レイヤ1〜3から成る階層構造を有し、レイヤ1においては、高速道路、有料道路等の高速・有料道、国道、主要地方道、県道等の一般道のほかに、細街路(一般道路より道幅の狭い道路)、導入路等のすべての道路が記録される。また、レイヤ2においては、レイヤ1の道路のうち、高速道路、有料道路等の高速・有料道、国道、主要地方道等のように、道幅が大きい道路、車線数が多い道路、制限速度が高い道路、車両の流れが良い道路等が記録される。さらに、レイヤ3においては、レイヤ2の道路のうち、更に道幅が大きい道路、車線数が多い道路、制限速度が高い道路、車両の流れが良い道路等が記録される。なお、各レイヤ1〜3はデータファイルによって形成される。
また、一般に、運転者は、数100kmの長い距離を走行する場合は、高速道路を使用することが多く、数10kmの中程度の距離を走行する場合は、国道、主要地方道、県道等を使用することが多い。従って、走行する距離によって、各レイヤ1〜3の構成、例えば、階層の数、各レイヤ1〜3を構成する道路、各レイヤ1〜3の探索データの領域等が決定されるようになっている。
また、距離が短いルートを探索する場合、レイヤ1の探索データが主に使用され、距離が長いルートを探索する場合、各レイヤ1〜3の探索データが使用される。これは、距離が長いルートを探索する場合に、レイヤ1だけを使用すると、ルートを探索するための処理、すなわち、ルート探索処理を行うために必要なメモリ容量を確保することが困難となり、ルートを探索することができなくなったり、ルート探索処理の処理速度が低くなったりするからである。
また、出発地及び目的地に近いほど、下位のレイヤの探索データが使用され、出発地及び目的地から離れるほど、上位のレイヤの探索データが使用される。そして、出発地及び目的地の付近においては、レイヤ1の探索データが使用され、すべての道路の探索データが探索の対象になる。
しかし、道路地図が詳しくなってくると、各レイヤの地図データも増加するので、目的地の探索に時間を要していた。このため、ユーザは、ルート探索における待ち時間が長くなることにより、苛立ったり、又は不安を感じて、再度、探索をやり直すなどして余計に時間を費やすことがあった。特に、探索すべき地点間の距離が長い場合などでは、探索ルートが多くなるのでルート探索に時間を要することが多く、ルート探索時間を短縮することが望まれていた。
ところで、特許文献1に示されるように、ルート探索前にルート探索に要する時間を予測する探索時間予測手段を設け、ルート探索のために多くの処理時間を必要とするような場合には、ユーザにルート探索のための処理時間を通知するなど、ユーザを苛立たせたり、不安を感じさせないような対処を可能としたルート探索装置が知られている。しかし、この装置は、ルート探索時に処理時間を通知することはできるが、ルート探索時間を短くすることができなかった。
また、特許文献2に示されるように、ルート探索前にルート探索に要する探索時間を予測し、予測された探索時間に応じて表示装置の表示画面を変更制御するナビゲーション装置が知られている。しかし、この装置は、ルート探索時間が長い場合に、探索が終わる前に車両を早めに発進させるようにするものであり、ルート探索時間を短くすることができなかった。
また、特許文献3に示されるように、目的地までの探索されたルートを分割し、分割されたルートを再び探索して、この再探索処理による探索結果に基づいて探索ルートを決定するナビゲーションシステムが知られている。しかしながら、このシステムでは、分割されたルートを再探索処理し、必要に応じて分岐道路を探索データの対象にしてルート探索するので、ルート探索における探索ルート数が増加して、ルート探索時間が長くなる場合があった。
特開2004‐138509号公報 特開2004‐138507号公報 特開2003‐130668号公報
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、ルート探索を行って目的地までのルート案内を行うナビゲーション装置において、より短い処理時間でルート探索を行うことができ、ユーザのルート探索の待ち時間を低減できるナビゲーション装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1の発明は、車輌に搭載され、目的地を入力するための入力手段と、現在地から前記入力された目的地までの候補ルートを探索するルート探索手段と、前記ルート探索手段によるルート探索に必要なナビゲーション情報を記憶する情報記憶手段と、を備えたナビゲーション装置において、前記ルート探索手段が前記ナビゲーション情報に基いて現在地から前記目的地までの候補ルートを探索するのに必要な探索時間を予測する探索時間予測手段と、前記ルート探索手段による前記候補ルートの探索時間と比較するための所定時間を設定する所定時間設定手段と、前記ルート探索手段による前記候補ルートの探索時間が、前記所定時間設定手段で設定された所定時間を越えた場合に、前記候補ルートを絞ってルートを再探索する再ルート探索手段と、前記再ルート探索手段で目的地までの候補ルートを再探索するために必要な再探索時間を予測する再探索時間予測手段と、装置全体を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記ルート探索手段による前記候補ルートの探索時間が前記所定時間設定手段で設定された所定時間を越えた場合に、前記ルート探索手段でそのまま継続して目的地までの候補ルートを探索した場合の継続探索予測時間を前記探索時間予測手段より予測し、この継続探索予測時間と、前記再探索時間予測手段で予測した再探索予測時間とを比較して、前記継続探索予測時間の方が短いときは、前記ルート探索手段による候補ルートの探索を継続し、前記再探索予測時間の方が短いときは、前記再ルート探索手段による候補ルートの再探索処理を実行するものである。
請求項2の発明は、請求項1のナビゲーション装置において、前記ナビゲーション情報の探索データは、下位の道路から上位の道路までの詳細度に応じて階層化された複数のレイヤとして記録され、前記ルート探索手段及び前記再ルート探索手段は、複数のレイヤの探索データを使用して候補ルートを探索又は再探索するものである。
請求項3の発明は、請求項2のナビゲーション装置において、前記再ルート探索手段は、出発地及び目的地付近以外においては、現在のレイヤより下位レイヤの探索を止め、現在のレイヤより上位レイヤに戻って再探索するものである。
請求項1の発明によれば、継続探索予測時間の方が短いときは、ルート探索手段による候補ルートの探索を継続し、再探索予測時間の方が短いときは、再ルート探索手段による候補ルートの再探索処理を実行するので、より短い探索時間でルート探索を行うことができる。これにより、迅速なルート探索を行うことができるので、ユーザのルート探索時の待ち時間を短くすることができ、利便性が高まる。
請求項2の発明によれば、下位の道路(例えば、一般道路より狭い道幅の道路)から上位の道路(例えば、高速道路や国道)までの各種道路を含む複数のレイヤを用いて、ルート探索を行えるので、上記請求項1の効果を的確に得ることができる。
請求項3の発明によれば、再ルート探索手段は、出発地及び目的地付近以外においては、現在のレイヤより下位レイヤの探索を止め、現在のレイヤより上位レイヤに戻って再探索するので、特に上位レイヤの利用が増加する遠方の目的地へのルート探索において、より速くルートを探索することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明のナビゲーション装置1のブロック構成を示す。本実施形態のナビゲーション装置1は、入力操作部(入力手段)2、位置検出部3、情報記憶部(情報記憶手段)4、表示部5、音声案内部6、交通情報受信部7、及び装置全体を制御する制御部(制御手段)10を備え、データベースに登録されている目的地の候補の中からユーザにより選択された目的地までのルートを案内するものである。
入力操作部2は、出発地、目的地などルート案内に関する情報の入力に用いられる。また、入力操作部2は、それぞれタッチ操作、キー操作で、ルート探索条件を入力したり、ルート案内をリクエストしたりできる操作パネル21と、装置をリモコン操作するためのリモコン22と、後述のルート探索部11aによる候補ルートの探索時間と比較するための所定時間を設定する所定時間設定部(所定時間設定手段)23とを有する。操作パネル21は、後述の表示部5の表示画面上にタッチパネルを設けて構成される。この入力操作部2の操作により、ユーザは、目的地の候補の探索、ディスプレイ画面の設定変更等の各種の指示や設定を行うことができる。なお、所定時間設定部23は、リモコン22の中に選択キーのようにして設けてもよい。
位置検出部3は、衛星航法システム(GPS)を利用して車両の緯度経度等の現在位置情報をGPSアンテナから入手するGPS受信機31、車両の進行方位を、地磁気を利用することにより絶対方位で検出する地磁気センサ32、車両の進行方位を相対方位で検出するジャイロセンサ33、車輪の回転数等から車両の走行距離を検出する距離センサ34を備えている。この位置検出部3は、上記GPS受信機31をはじめ各センサからの位置情報、方位情報、距離情報等を用いて車両の現在位置を検出する。
情報記憶部4は、ナビゲーション用のプログラム及びデータなどルート探索に必要な情報であるルート探索情報を記憶した外部記憶装置で、例えばCD−ROMやDVD−ROM等からなっている。情報記憶部4には、ルート探索などの処理を行うためのプログラム、ルート案内に必要な表示出力制御のプログラム及びデータ、音声案内に必要な音声出力制御を行うためのプログラム及びそれに必要なデータが格納されている。情報記憶部4に記憶されるルート探索情報のデータは、地図データ、道路データ、有料道路/フェリー利用料金データ、案内データ、マップマッチングデータ、目的地データ、登録地点データ(住所、電話番号等)、ジャンル別データ、カレンダーデータ等のファイルから構成される。なお、CD−ROMにデータのみを格納し、プログラムを制御部10に格納することも可能である。
上記ルート探索情報のデータには、さらに、ルート探索するために読み出される探索データを格納する探索データファイルが含まれる。また、探索データは、下位から上位にかけての複数のレイヤ(ここでは、レイヤ1〜5)から成る階層構造を有する。レイヤ1においては、高速道路、有料道路等の高速・有料道、国道、主要地方道、県道等の一般道のほかに、細街路(一般道路より道幅の狭い道路)、導入路等のすべての道路が記憶され、レイヤ2においては、レイヤ1の道路の中で、高速道路、有料道路等の高速・有料道、国道、主要地方道、県道等の一般道の道路が記憶されている。レイヤ3においては、レイヤ2の道路の中で、高速道路、有料道路等の高速・有料道、国道、主要地方道のように、道幅が大きい道路、車線数が多い道路、車両の流れが良い道路等が記憶されている。レイヤ4においては、レイヤ3の道路の中で、高速道路、有料道路等の高速・有料道、国道等のような、さらに道幅が大きい道路、車線数が多い道路等が記憶されている。そして、レイヤ5においては、レイヤ4の道路のうち、より制限速度が高い道路、車両の流れが良い道路が記憶されている。なお、各レイヤ1〜5はデータファイルによって形成される。
表示部5は、簡易型の液晶表示器等により構成されており、ユーザに必要な案内情報を表示画面に表示する。ここでは、制御部10が処理する地図データや案内データに基づき、目的地に関する情報、目的地名、時刻、距離及び目的地へのルート、及びルート探索時間等を表示する。また、表示部5は、表示画面に設けたタッチパネル等を使用して操作パネル21として使用することができ、ユーザが画面に触れる、或いは画面をなぞることにより、地点入力、道路入力等を行えるように構成されている。
音声案内部6は、ルート案内、ルート探索時間案内等を音声により行うものであり、後述の制御部10で形成された案内音声信号を出力する音声出力部61と、音声出力部61からの出力音声を拡声するスピーカ62を備えている。この音声案内部6の音声案内により、運転者は、表示部5を見ずにルート情報や、ルート探索時間等を知ることができる。
交通情報受信部7は、車両外部の現在の道路交通情報を逐次受信するVICS・FM多重受信機71を備える。VICS(Vehicle Information & Communication System)は、道路交通情報をリアルタイムで提供するもので、FM多重(文字放送)、電波ビーコン、光ビーコンにより情報を送信する。このVICSからの交通渋滞情報や交通事故情報などの最新の道路交通情報は、制御部10に伝達され、制御部10は、この道路交通情報を加味して、目的地へのルート探索及びルート探索時間の計算等を行うことができる。
制御部10は、CPU11、フラッシュメモリ12、ROM13、RAM14を有する。CPU11は、ルート探索部(ルート探索手段)11a、探索時間予測部(探索時間予測手段)11b、再ルート探索部(再ルート探索手段)11c、再探索時間予測部(再探索時間予測手段)11dを有し、情報記憶部4のルート探索用の探索データ情報に基くルート探索処理、ルート案内情報の出力、出力案内情報の表示制御の他、種々の演算処理を実行する。
上記CPU11において、ルート探索部11aは、ユーザが入力操作部2で目的地を入力すると、現在地から目的地までの候補ルートを探索する。探索時間予測部(探索時間予測手段)11bは、ルート探索部11aがナビゲーション情報に基いて現在地から目的地までの候補ルートを探索するのに必要な探索時間を予測する。再ルート探索部(再ルート探索手段)11cは、ルート探索部11aによる候補ルートの探索時間が、所定時間設定部23で設定された所定時間を越えた場合に、候補ルートを絞ってルートを再探索する。再探索時間予測部(再探索時間予測手段)11dは、再ルート探索部11cで目的地までの候補ルートを再探索するために必要な再探索時間を予測する。
フラッシュメモリ12は、情報記憶部4のCD−ROMからプログラムを読み込んで格納する。ROM13は、フラッシュメモリ12のプログラムチェック、及びフラッシュメモリ12に記憶されたプログラムやデータに基いて情報記憶部4に格納されたプログラムやデータの更新処理を行うためのプログラムを格納し、RAM14は、探索された目的地の地点座標、道路名等の探索されたルート案内情報や演算処理中のデータを一時的に格納する。また、制御部10は、CPU11からの音声出力制御信号に基づいて情報記憶部4から読み出した音声をアナログ信号に変換して音声案内信号として音声出力部61に出力する音声プロセッサ、位置検出部3の各センサからのセンサ信号を取り込むためのセンサ入力インタフェース、及び移動時間等の時間計測のための時計などを備えている。なお、本実施形態で使用するプログラムは全て情報記憶部4に格納されてもよいし、または、それらプログラムの一部または全てが制御部10のROM13に格納されていてもよい。
本実施形態のナビゲーション装置のシステム全体の流れを説明すると、予め所定時間設定部23で、ルート探索部11aによる候補ルートの探索時間と比較するための所定時間を設定し、データベースに記憶しておく。ユーザが入力操作部2で出発地と目的地を入力すると、ルート探索部11aは、出発地のレイヤからスタートして、各レイヤを用いたルート探索を開始する。CPU11は、ルート探索部11aによる候補ルートの探索時間が所定時間設定部23で予め設定された所定時間を越えた場合に、ルート探索部11aでそのまま継続して目的地までの候補ルートを探索した場合の継続探索予測時間を探索時間予測部11bにより予測すると共に、候補ルートを再探索した場合の再探索予測時間を再探索時間予測部11dにより予測する。さらに、探索時間予測部11bで予測した継続探索予測時間と、再探索時間予測部11dで予測した再探索予測時間とを比較する。そして、継続探索予測時間の方が短いときは、ルート探索部11aによる候補ルートの探索を継続し、再探索予測時間の方が短いときは、再ルート探索部11cによる候補ルートの再探索処理を実行する。これにより、CPU11は、ルート探索時間が所定時間を経過すれば、自動的により短い探索時間で行えるルート探索に切り替えることができるので、ルート探索時間を短くすることができる。
次に、本実施形態のナビゲーション装置1の動作手順について、図2のフローチャートを参照して説明する。ユーザが、入力操作部2で出発地と目的地を入力し(S1)、続いて所定時間設定部23において、所定時間Tsを設定すると(S2)、ルート探索部11aは、レイヤを用いたルート探索を開始する(S3)。そして、CPU11は、ルート探索部11aによるルート探索時間Tが所定時間Tsを越えると(S4でYES)、探索時間予測部11bで現在のレイヤにおける現在の予測地点から継続して目的地を探索した場合の継続探索予測時間Taを求め(S5)、同時に、再探索時間予測部11dで現在のレイヤをそれ以前の上位レイヤに戻して、ルート探索を再計算処理した場合の再探索予測時間Tbを求める(S6)。ここで、CPU11は、再探索予測時間Tbが継続探索予測時間Taより短いときは(S7でYES)、再ルート探索部11cでルートの再探索処理を行い(S8)、再探索処理で探索されたルートを表示部5で案内する(S11)。また、S7でNOのときは、現在の予測地点からのルート探索処理を継続し(S9)、継続探索処理で探索されたルートを同様に表示部5で案内する(S11)。また、S4でNOの場合に、ルート探索処理が終了している場合は(S10でYES)、探索されたルートを表示部5で案内し(S11)、S10でNOの場合は、S4に戻ってS4以降のステップを繰り返す。
図3(a)、(b)を参照して、上記動作手順に沿ったルート探索例を説明する。これらの図において、左端の上下方向には、低いレイヤのレイヤ1から高いレイヤのレイヤ5までのレイヤブロックを番号順で示す。また、横方向には、各レイヤのルートにおける複数の分岐点を表し、これら分岐点を分岐ブロックB〜Bとして示す。すなわち、探索ルートは、各レイヤ内、又はレイヤ間の分岐ブロックを結ぶ形で探索される。ここで、各分岐ブロックにおける探索ポイントをP1、P2、・・・Pnで示し、P1は出発点、Pnは目的地を示す。
図3(a)は、当初のルート探索の例を示し、当初探索された初期ルート(太線で表示)の途中までのパスを示す。この初期ルートのパス(経路)では、先ず、レイヤ4の分岐ブロックBの出発地P1において、選択可能だったパス(点線で表示)PT1〜PT4からパスPT2が選ばれレイヤ4の分岐ブロックBのP2に結ばれる。続いて、P2で選択可能だったパスPT5〜PT8からパスPT7が選ばれ、このパスPT7がレイヤ3の分岐ブロックBのP3に結合される。また、P3で選択可能だったパスPT9〜PT2からパスPT12が選択され、このパスPT12が、レイヤ2の分岐ブロックBのP4に結ばれる。さらに、P4で選択可能だったパスPT13〜PT16からパスPT15が選択され、このパスPT15がレイヤ2の分岐ブロックBのP5に結合され、これにより、P1からP5までのパスが探索される。この探索の途中において、ルート探索部11aによるルート探索時間Tが所定時間Tsになったとすると、CPU11は、このまま探索を続けるか、再探索するかを判断する。
図3(b)は、上記図3(a)における初期ルート探索で、P5まで探索した時点で、ルート探索時間Tが所定時間Tsを越えたとき、再探索予測時間Tbが継続探索予測時間Taより短い場合において、再ルート探索部11cでルートの再探索処理を行って探索した再探索ルート(二重線で示す)の例を示す。この再探索ルートでは、先ず、レイヤ2における探索ポイントのP5から、P4に戻り(点線の矢印で示す)、さらにレイヤ4の分岐ブロックBのP2まで戻して、レイヤ4のP2からレイヤが低下しない範囲(出発地、目的地近傍は除く)で(レイヤ4とレイヤ5の範囲で)ルートを再探索する。
このルートの再探索では、先ず、レイヤを低下させないことを考慮して、P2からパスPT5とパスPT6が選択可能であるが、同じレイヤ4のパスPT6が選択され、レイヤ4の分岐ブロックBのP6に結合される。P6からのパスは、パスPT20〜パスPT22から選択可能であるが、下位レイヤのパスPT22を無視し(一点鎖線で示す)、上位のレイヤに位置するレイヤ5の分岐ブロックBのP7に繋がるパスPT21を選択している。そして、P7からは、同じレイヤ内の分岐ブロックBn−2のP8まで直進し、目的地Pnに近付くと、より詳細な地図が必要なので、P8でパスPT24を選択して、目的地と同じレイヤ3の分岐ブロックBn−1のP9を選び、最終の分岐ブロックBの目的地Pnを探索する。これにより、再探索ルートは、出発地P1と目的地Pnの近傍を除いて、出発地及び目的地のレイヤより高いレイヤの道路を通るので、道路分岐が少なく、パスを絞れるため、より短いルート探索時間で目的地へのルートを探索することが可能である。なお、上記図3(b)では、レイヤ2のP5からレイヤ4のP2まで戻って、再ルート探索を行ったが、レイヤ3のP3まで戻って再ルート探索することも可能である。
このように、本実施形態のナビゲーション装置1によれば、ルート探索時間Tが、ユーザが設定した所定時間Tsを経過した時点で、探索時間予測部11bで予測した継続探索予測時間Taと、再探索時間予測部11dで予測した再探索予測時間Tbとを比較して、継続探索予測時間Taの方が短いときは、ルート探索部11aによる候補ルートの探索を継続し、再探索予測時間Tbの方が短いときは、再ルート探索部11cによる候補ルートの再探索処理を実行するので、より短い探索予測時間でルート探索を行うことができる。これにより、ルート探索時間を短縮して、ユーザの探索待ち時間を短くすることができ、利便性が高まる。
また、ナビゲーション情報の探索データは、下位の道路から上位の道路までの詳細度に応じて階層化された道路の複数のレイヤに含まれているので、ルート探索部11a及び再ルート探索部11cは、これら複数のレイヤの探索データを使用して候補ルートを探索又は再探索することにより、ルートの探索予測時間をより詳細に求めることができ、探索予測時間の精度が良くなる。
また、再ルート探索部11cは、出発地P1及び目的地Pn付近以外においては、現在のレイヤより下位レイヤの探索を止め、現在のレイヤより上位レイヤに戻って再探索するので、特に遠方の目的地へのルートを探索する場合に、高速道路等の分岐の少ない道路を含む上位レイヤの使用が増加し、ルート探索時間をより短くすることができる。
また、探索時間予測部11bによる継続探索時間の予測は、予測現時点と到着地点までの距離に、ルート探索部11aで探索されるルートのデータレイヤの差(係数で表す)を加味して、探索予測時間の目安を算出することにより得ることもできる。
なお、本発明は上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を変更しない範囲で適宜に種々の変形が可能である。例えば、本実施形態では、所定時間を1つだけ設定したが、所定時間を細かく複数設定することにより、再ルート探索を複数回行えるようにして、探索時間を速めることも可能である。また、長距離ドライブにおける案内を対象に、レイヤの高いルートを用いたルート案内に特化することにより、容量の大きい下位のレイヤを省いてデータ容量を低減することにより、探索処理を速くできると共に、メモリ容量を削減できるので、低コスト化することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係るナビゲーション装置のブロック構成図。 同上装置の動作手順を説明するためのフローチャート。 (a)は同上装置の動作手順に基くルート探索の流れを説明する図、(b)は(a)で再ルート探索した場合のルート探索の流れを説明する図。
符号の説明
1 ナビゲーション装置
2 入力操作部(入力手段、所定時間設定手段)
4 情報記憶部
10 制御部(制御手段)
11 CPU(制御手段)
11a ルート探索部(ルート探索手段)
11b 探索時間予測部(探索時間予測手段)
11c 再ルート探索部(再ルート探索手段))
11d 再探索時間予測部(再探索時間予測手段)
23 所定時間設定部(所定時間設定手段)

Claims (3)

  1. 車輌に搭載され、目的地を入力するための入力手段と、現在地から前記入力された目的地までの候補ルートを探索するルート探索手段と、前記ルート探索手段によるルート探索に必要なナビゲーション情報を記憶する情報記憶手段と、を備えたナビゲーション装置において、
    前記ルート探索手段が前記ナビゲーション情報に基いて現在地から前記目的地までの候補ルートを探索するのに必要な探索時間を予測する探索時間予測手段と、
    前記ルート探索手段による前記候補ルートの探索時間と比較するための所定時間を設定する所定時間設定手段と、
    前記ルート探索手段による前記候補ルートの探索時間が、前記所定時間設定手段で設定された所定時間を越えた場合に、前記候補ルートを絞ってルートを再探索する再ルート探索手段と、
    前記再ルート探索手段で目的地までの候補ルートを再探索するために必要な再探索時間を予測する再探索時間予測手段と、
    装置全体を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記ルート探索手段による前記候補ルートの探索時間が前記所定時間設定手段で設定された所定時間を越えた場合に、前記ルート探索手段でそのまま継続して目的地までの候補ルートを探索した場合の継続探索予測時間を前記探索時間予測手段より予測し、この継続探索予測時間と、前記再探索時間予測手段で予測した再探索予測時間とを比較して、前記継続探索予測時間の方が短いときは、前記ルート探索手段による候補ルートの探索を継続し、前記再探索予測時間の方が短いときは、前記再ルート探索手段による候補ルートの再探索処理を実行することを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 前記ナビゲーション情報の探索データは、下位の道路から上位の道路までの詳細度に応じて階層化された複数のレイヤとして記録され、前記ルート探索手段及び前記再ルート探索手段は、複数のレイヤの探索データを使用して候補ルートを探索又は再探索することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
  3. 前記再ルート探索手段は、出発地及び目的地付近以外においては、現在のレイヤより下位レイヤの探索を止め、現在のレイヤより上位レイヤに戻って再探索することを特徴とする請求項2に記載のナビゲーション装置。
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