JP2008290252A - 断熱樹脂注入機及び注入ノズル及びノズル連結具 - Google Patents

断熱樹脂注入機及び注入ノズル及びノズル連結具 Download PDF

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Abstract

【課題】断熱樹脂の詰り難い注入ノズル及びこの注入ノズルを備えた断熱樹脂注入機及び注入ノズルを断熱樹脂注入機本体に取り付けるのに用いる注入ノズル連結具を提供する。
【解決手段】ミキシングヘッドの二液を混合する撹拌ロータを収容するケース2の二液の混合液の吐出口2d1に近接する位置に根本がケースに固定されるつば4bと、ケースの吐出口から流出する混合二液を受け入れる受け入れ口から排出口までの混合液の通路を構成し、つばと一体又は一体的なパイプ5とを設け、少なくともパイプを合成樹脂とした。
【選択図】図1

Description

この発明はアルミニウムサッシを断熱される構造とするために、サッシバーに樹脂を注入する断熱樹脂注入機及び断熱樹脂注入機に備える注入ノズル及び注入ノズルを断熱樹脂注入機と連結するための注入ノズル連結具に関する。
従来、二液混合して生成するポリウレタン樹脂は硬化時間が短い種類のものを選べること、断熱性のあること、機械強度にすぐれることで断熱サッシの製造に多用されている。断熱樹脂注入機は例えばポリエーテルポリオール(A液)とポリメリックMDI(B液)を混合する手段と、混合されたこの二液を押し出す手段と、押し出される二液をサッシバーに導く注入ノズルと、注入ノズルを断熱樹脂注入機に連結するノズル連結金具とを有する。そして、サッシバーを横置して、断熱樹脂注入機をサッシバーに沿って送り乍断熱樹脂をサッシバーに注入する。又は、断熱樹脂注入機を固定しておいてサッシバーをその長手方向に送り乍断熱樹脂をサッシバーに注入する。
図8は従来例の注入ノズルの縦断面図を示す。図において、撹拌ロータを収容するケース22にはパッキン23を加圧するニップル26がねじ込んである。ニップル26の穴26aには注入ノズル24の上端が嵌合している。注入ノズル24の外周に密に嵌合するこま25はニップル26にねじ込まれた袋ナット27により締め込まれている。
注入ノズル24は銅製であって、上部が中空円筒形で下部は断面が長円形状で中間部より下方に向って次第に滑らかに中空円筒形から断面が長方形としている。
このような断熱樹脂の注入は低圧力で行われる。注入ノズルにはポリウレタンが付着して詰る。ポリウレタンが詰った注入ノズルは洗浄する。従来は注入ノズルの洗浄剤としてメチレンクロライドを使用していた。メチレンクロライドに対して耐抗性から銅製ノズルが使用されている。
特開2000−25055 実開平5−93564
銅製の注入ノズルを用いると、注入時間と共に注入ノズルは次第に詰る。そこでポリウレタン樹脂を注入ノズルから除去するために、注入ノズルを断熱樹脂注入機から外してメチレンクロライドで洗浄する。ポリウレタン樹脂は注入ノズル内に詰りやすく完全に洗淨しきれないことから、注入ノズルの交換、樹脂の除去に多くの時間がかかっていた。また、環境に対する配慮から洗浄剤としてのメチレンクロライドを全廃し環状エステルを代替品とすることにより洗浄性は落ち、ますます注入ノズルの交換、樹脂の除去に時間がかかるようになった。
本発明は上記課題を解決し、断熱樹脂の詰り難い注入ノズル及びこの注入ノズルを備えた断熱樹脂注入機及び注入ノズルを断熱樹脂注入機本体に取り付けるのに用いる注入ノズル連結具を提供することを目的とする。
二液混合型のポリウレタン樹脂は二液を混合して硬化するまでの時間が短い。二液が混合して硬化するまでは発熱反応を生ずる。そこで、注入ノズルの根本側では温度も低く注入ノズル先端に行くにつれて温度上昇する。一方、銅製注入ノズルによれば、銅製注入ノズル内を通過する樹脂により銅製注入ノズルは加熱される。銅製注入ノズルは外周からの放熱はあるものの、蓄熱される。そして、銅製注入ノズルは先端に行く程、そこで通過する断熱樹脂の温度は高いので、高温度となる。銅は断熱樹脂からの熱伝達は大きく注入ノズルでの熱伝導が高い。従って、銅製注入ノズルはその先端が高温度となると共に根本側に向って熱伝導を行って銅製注入ノズルの根本側ではそこを通過する断熱樹脂を加熱する。従って、そこで断熱樹脂が注入ノズル先端側で固まる。銅製注入ノズルでは一部で断熱樹脂が付着しても、銅製注入ノズルの先端側からの伝熱があるので断熱樹脂の付着が続行して次第に詰る。
本発明は銅製注入ノズルに断熱樹脂が詰る機序は上述のようではないかと推察して課題の解決手段を求めた。
本願に係る第1の発明は混合することにより硬化して硬質ポリウレタン樹脂となる二液をミキシングヘッドで混合してサッシバーの断熱部に注入する注入ノズルにおいて、
ミキシングヘッドの二液を混合する攪拌ロータを収容するケースの二液の混合液の吐出口に近接する位置に根本がケースに固定されるつばと、ケースの吐出口から流出する混合二液を受け入れる受け入れ口から排出口までの混合液の通路を構成する、つばと一体又は一体的なパイプとを設け、少なくともパイプを合成樹脂としたことを特徴とする注入ノズルである。
本願に係る第2の発明はケースの吐出口から混合液を受け入れる根本側と、排出口のある先端側を夫々別部材とし、根本側の注入ノズルに対して先端側の注入ノズルを挿脱可能に取り付けたことを特徴とする第1の発明に記載の注入ノズルである。
本願に係る第3の発明は根本側の注入ノズルの材質をふっ素樹脂とし、先端側の注入ノズルの材質をポリエチレン樹脂としたことを特徴とする第2の発明に記載の注入ノズルである。
本願に係る第4の発明は混合することにより硬化して硬質ポリウレタン樹脂となる二液をミキシングヘッドで混合した混合液をサッシバーの断熱部に注入する注入ノズルであって上端につばを有する合成樹脂製中空パイプの注入ノズルをミキシングヘッドに取り付ける注入ノズル連結具において、
ミキシングヘッドの攪拌ロータを収容する混合室と、混合室の底の混合液の吐出口と、吐出口のすぐ下の吐出口より拡径した円筒形の密封部穴及び密封部穴の下方に有するめねじを有する注入ノズル取付部と、を有するケースと、
円筒形の密封部穴に密に嵌合し中心に吐出口に続く穴を有するパッキンと、
注入ノズルのつばの首下が密に嵌入する貫通穴と、注入ノズルのつばをパッキンに向って加圧する上端面と、ケースのめねじにねじ込まれるおねじと、締結用工具を係合して回転を与えられるための工具柄と、を有する管継手と、
を有することを特徴とする注入ノズル連結具である。
本願に係る第5の発明は混合することにより硬化して硬質ポリウレタン樹脂となる二液をミキシングヘッドで混合して注入ノズルを通じてサッシバーの断熱部に注入して硬化させる断熱樹脂注入機において、
二液のうちの一液を貯留したタンク及びこのタンクとミキシングヘッドを結ぶ配管装置と、
前記二液のうちの他の一液を貯留したこのタンク及びタンクとミキシングヘッドを結ぶ配管装置と、
二液を混合する攪拌ロータを有するミキシングヘッドと、
撹拌ロータを収納しミキシングヘッドに取り外し可能に装着されたケースと、
ケースの底の二液の混合液の吐出口の近くで根本が始まり垂下する樹脂製注入ノズルと、
注入ノズルの根本側をケースに固定するノズル連結具と、
を有することを特徴とする断熱樹脂注入機である。

請求項1に係る発明によれば、注入ノズルへのポリウレタン樹脂の付着が極減し、注入ノズルの洗浄時間、洗浄回数、注入ノズルの交換回数が少なくなった(例えば長さ6mのサッシバー9本への断熱樹脂注入に一度の洗浄を行っていたのが同サッシバー50本への断熱樹脂注入に一度の洗浄となった)。従って、生産性が著しく上昇した。また、注入ノズルが合成樹脂製となったことから、注入ノズルの価格が安価となった。また、注入ノズルは一端につばがあってつばが固定されるようになっているので温度変化に対してパイプ部分は長手方向に伸縮するが断面形状は変化しない。
請求項2に係る発明によれば、混合液が固まり付着が支配的に発生する注入ノズルの先端側を根本側の注入ノズルに対して挿脱可能としてあるので、先端側の注入ノズルの取り替えを行う時間が短く、この注入ノズルを用いる断熱樹脂注入機の稼働率を高め得た。
請求項3に係る発明によれば、根本側の注入ノズルをふっ素樹脂としたことにより、根本側の注入ノズルはより混合液が付着固化し難くなった。先端側の注入ノズルをポリエチレン樹脂としたことにより、先端側の注入ノズルは、根本側の注入ノズルよりも取り替える回数が多いので一層コスト低減できた。また、容易に成形できるので先端側の注入ノズルを所望の断面とできる。
請求項4に係る発明によれば、注入ノズルの首下が密に嵌入する貫通穴となっているので注入ノズルの樹脂の材質を軟質のもの、弾性のあるものを選択できる。注入ノズルの着脱は継手の貫通穴に注入ノズルを挿入して、おねじをケースのめねじにねじ込むだけで取り付けることができる。注入ノズルの材質として軟質の樹脂、弾性のある樹脂を採用したとしても、注入ノズルの貫通穴に嵌合している部分の断面形状をよく保つことができる。
請求項5に係る発明によれば、樹脂製注入ノズルを備えているので、注入ノズルの洗浄頻度が少なくなり、注入ノズルの取り外し、取り付けに要する時間が短くなり断熱樹脂注入機の稼働率が向上した。
以下、本発明の実施例を図面を併用して説明する。
図1は、注入ノズルを備えたノズル連結具の縦断面図、図2はフローシートで示す断熱樹脂注入機の図、図3は注入ノズルの平面図、図4は図1のA−A断面図、図5は図1のB−B断面図、図6は図1のC−C断面図、図7は図1のD−D断面図である。
図1に示すように図2に示すミキシングヘッド1に取り外し可能に設けられたケース2にはパッキン3、注入ノズル4,5、管継手6が取り付けられている。
ケース2はミキシングヘッド1に設けた縦軸で回転する撹拌ロータ9(図2参照)が隙間少なく嵌合する混合室2aと、ミキシングヘッド1に位置合せのために嵌め込む円筒形の嵌め込み部2bと、ミキシングヘッド1に接して図示されない締結手段で締結されるフランジ2cと、混合室2aの底部中心から下方へ貫通する注入ノズル4,5を取り付けるための段穴2dを有する。段穴2dはノズル4の内径と同一径の吐出口2d1と、吐出口2d1から拡径された密封部穴2d2とを有する。密封部穴2d2の下方には内径が密封部穴2d2と同径又は密封部穴2d2よりも少し大径のめねじ2d3が切られている。
ここで、密封部穴2d2、めねじ2d3は注入ノズル取付部となっている。
混合室2aは中心線が上下方向の円筒部2a1の下方に円錐部2a2を備えている。嵌め込み部2bは円筒部2a1と同心の上下方向の短い円筒形でありケース2の最上部にある。フランジ2cは嵌め込み部2bに続いて位置して、フランジ2cを貫通している穴(図示されない)を用いてミキシングヘッド1にボルトで取り付けるか、又はフランジ押え金具(図示されない)を用いてフランジ2cを押圧してミキシングヘッド1に取り付ける。
ケース2の密封部穴2d2にはリング状のパッキン3が密に嵌入している。パッキン3には注入ノズル4の円筒形中空筒4aの上部に一体に設けた円形のつば4bが当接している。つば4bは該筒4aの内周又は外周に嵌合して熱溶融又は接着剤で固着した短管の上部に一体に設けてもよい(図示されない)。めねじ2d3にねじ込まれた管継手6はその上端面がつば4bをパッキン3に向って押圧している。管継手6は中心に円筒形の注入ノズル4の真下が丁度密に嵌入する貫通穴6cを有する。管継手6の外周はスパナを掛ける六角形部6a,6bを備えている。ここで管継手6は注入ノズル取付具となっている。なお、図1の管継手6は注入ノズル4の部分を図1の紙面より見て手前側をカットして表現されており、注入ノズル4を除く部分は管継手6の外周を表している。
図4は図1のA−A断面図である。注入ノズル4は図4に断面を示すように全長にわたり中空円筒形である。注入ノズル4の外径は8ミリメートル、内径は6ミリメートルである。注入ノズル4の上端は吐出口2d1を通じて圧入するA液とB液の混合液の受け入れ口である。
図5は図1のB−B断面図である。注入ノズル5は上部5aが図5に示すように中空円筒形であって、注入ノズル5の内周は注入ノズル4の外周に軽圧入される。即ち、注入ノズル5は注入ノズル4に対して手で持って抜き差し出来るようになっている。注入ノズル5の上部5aの内径は8ミリメートル、外径は10ミリメートルである。注入ノズル4,5をA液とB液の混合液の通路を構成している。
図6は図1のC−C断面図である。図6に示すように注入ノズル5の中間部5bは偏平な長円形中空筒となっている。この中間部5bは先端部5cまで上部5aを除いて加熱加圧成形し偏平としたものである。図1のB−B断面から同図のC−C断面間における注入ノズル5は中空円筒形から次第に偏平の度合が大となるようになっている。中間部5bは偏平の度合が最も大きい。図7は図1のD−D断面図である。注入ノズル5の先端部5cは中間部5bの断面と同一である。中間部5bから先端部5c間は同一断面である。
注入ノズル5は厚さ2mm幅12mmの鉄製フラットバーに円筒形の樹脂製のチューブの内周を差し込み、チューブの先を加熱加圧して薄くし注入ノズル5を製作した。
上記において、上部の注入ノズル4は例えばふっ素樹脂製、下部の注入ノズル5は例えばポリエチレン樹脂製である。注入ノズル4,5としては例えばポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、AS樹脂、ABS樹脂、ポリ塩化ビニール(PVC)、ポリアセタール(POM)、ポリふっ化エチレン(PTFE)、ポリふっ化エチレンプロピレン(FEP)、ペリフロロアルコシふっ化プラスチック(PFA)、ポリふっ化ビニリデン(PVDF)等の何れかを用い得る。
サッシバー11への樹脂注入は図2に示すようにA液(ポリエーテルポリオール)を貯留したタンク7とB液(ポリメリックMDI)を貯留したタンク8から夫々配管装置14,15を通じてミキシングヘッド1にA液及びB液が給送される。図示されないが配管装置14,15には制止弁、フィルタ、ポンプ、圧力計が介装されている。ミキシングヘッド1では撹拌ロータ9が回転してケース2内でA液、B液が混合される。混合液は直ちに反応を始め発熱をする。この発熱による混合液の温度は注入ノズル4,5を通過する混合液で60〜70℃である。そして、ケース2の吐出口2d1、パッキン3の穴3a、第1の注入ノズル4、第2の注入ノズル5を通じてサッシバー11の条溝11aに注入される。アルミ押出形材のサッシバー11又はミキシングヘッド1が図2の紙面に直交する方向に送りが与えられるので、サッシバー11の条溝11aのほぼ全長にわたりポリウレタン樹脂の断熱樹脂12が生成される。断熱樹脂12が硬化した後は条溝11aの底部材11bを切削により削除する。
ミキシングヘッド1の洗浄は洗浄剤を収容してあるソルベントタンク13中のソルベントをミキシングヘッド1に流して洗浄する。
上記とは別に注入ノズル4,5は詰りを生ずると洗浄液として環状エステル(商標名としては例えばケミクリーン)を用いて洗浄した。
以下実施例と比較例のデータを示す。
〔本実施例のデータ〕
注入ノズル4はふっ素樹脂、注入ノズル5はポリエチレン樹脂を採用した。
断熱樹脂の注入作業は長さが6mのサッシバー11の条溝11aに混合液を注入する作業を複数のサッシバー11を連続して送って行った。この実施例によれば、注入ノズル4,5を洗浄することなくサッシバー11 50本に断熱樹脂12となる混合液を注入できた。サッシバー11 50本毎注入ノズル5に詰った半ば硬化した樹脂を洗浄して除去する。注入ノズル5を洗浄液の中に入れなくても詰った樹脂が取れるようになった。このため注入ノズル5の洗淨による清掃に要する時間がわずかとなった(清掃時間 1日約10分)。注入ノズル5の清掃の際に付着させる洗浄液は1回の洗浄で150gで1日2回清掃したので1日の洗浄液の使用量は300gである。
根本側の注入ノズル4は断熱樹脂となる混合液で詰らなくなった。
〔比較例のデータ〕
注入ノズルは根本が外径10ミリメートル、内径8ミリメートルで先端は形状寸法が実施例とほぼ同一の銅製一体物である。注入されるサッシバーの断面、長さ、注入する断熱樹脂となる混合液は実施例と同じである。
従来例では以下のとおりの実績であった。
銅製ノズルを用いて前記実用例と同様のサッシバー11に対して連続で断熱樹脂を注入するとサッシバー9本以下の本数にて注入ノズルは詰った。そこで注入ノズルを一度洗浄する。サッシバー20本への断熱樹脂となる混合液の注入で注入ノズルを交換していた。
注入ノズルに詰った樹脂を取り除くのに環状エステルの中に放置後、清掃していた(清掃時間 1日約60分)。
注入ノズル4に相当する部分は円筒形銅筒又は連結金具の中心穴としたが、銅製であって、断熱樹脂となる混合液は詰りやすくなっていた。
Figure 2008290252
*費用の比較は比較例6に対し本実施例では1で約6分の1となった。比較は洗浄剤使用量と注入ノズル清掃時間のみで行った。上記以外にも注入ノズル価格が比較例では銅製、本実施例は合成樹脂製であり本例の方がはるかに安い。また、本実施例では洗浄液の使用量が比較例に対して約6分の1となり、洗浄後の廃液も本実施例の方が少ないので廃液の処理費用も少なくなる。
上述の点より、実施例の注入ノズル4,5によれば、ポリウレタン樹脂の注入ノズル4,5への付着が極減し、注入ノズルの洗浄時間、洗浄回数、交換回数が少なくなった。従って生産性が著しく上昇した。注入ノズルが銅製から合成樹脂製となったことから注入ノズルの価格が低下した。
注入ノズル4はふっ素樹脂とした場合熱膨張係数は8.3〜12(10-3/℃)である。注入ノズル4は上端につば4bを有して、つば4bをパッキン3と管継手6で挟圧して取り付けてあるのでパイプ4a部分はその長手方向に伸縮しても圧縮応力は生ぜず断面形状は変化しないでよく保たれる。
注入ノズル5は注入ノズル4の外周にその内周を差し込むだけのなので注入ノズル5の注入ノズル4への着脱は容易である。従って、注入ノズル5の取り付け取り外しは短い時間で行い得る。
通常、ケース2はミキシングヘッド1に取り付けたままで、注入ノズル4のミキシングヘッド1への取り付けは注入ノズル取付具6に注入ノズル4を差込んでから、注入ノズル取付具6をケース2の段穴2dのめねじ2d3にねじ込むだけであるので取り付けは簡単である。
本発明の実施例の縦断面図である。 断熱樹脂注入機のフローシートである。 注入ノズルの平面図である。 図1のA−A断面図である 図1のB−B断面図である。 図1のC−C断面図である。 図1のD−D断面図である。 従来例の縦断面図である。
符号の説明
1…ミキシングヘッド
2…ケース 2a…混合室 2a1…円筒部 2a2…円錐部 2b…嵌め込み部 2c…フランジ 2d…段穴 2d1…吐出口 2d2…密封部穴 2d3…めねじ
3…パッキン 3a…穴
4…注入ノズル
5…注入ノズル 5a…上部 5b…中間部 5c…先端部
6…管継手 6a,6b…六角形部 6c…貫通穴
7…A液タンク
8…B液タンク
9…撹拌ロータ
11…サッシバー 11a…条溝 11b…底部材
12…断熱樹脂
13…ソルベントタンク
14,15…配管装置
22…ケース
23…パッキン
24…銅製注入ノズル
25…こま
26…ニップル 26a…穴
27…袋ナット

Claims (5)

  1. 混合することにより硬化して硬質ポリウレタン樹脂となる二液をミキシングヘッドで混合してサッシバーの断熱部に注入する注入ノズルにおいて、
    ミキシングヘッドの二液を混合する攪拌ロータを収容するケースの二液の混合液の吐出口に近接する位置に根本がケースに固定されるつばと、ケースの吐出口から流出する混合二液を受け入れる受け入れ口から排出口までの混合液の通路を構成する、つばと一体又は一体的なパイプとを設け、少なくともパイプを合成樹脂としたことを特徴とする注入ノズル。
  2. ケースの吐出口から混合液を受け入れる注入ノズルの根本側と、排出口のある先端側を夫々別部材とし、根本側の注入ノズルに対して先端側の注入ノズルを挿脱可能に取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の注入ノズル。
  3. 根本側の注入ノズルの材質をふっ素樹脂とし、先端側の注入ノズルの材質をポリエチレン樹脂製としたことを特徴とする請求項2に記載の注入ノズル。
  4. 混合することにより硬化して硬質ポリウレタン樹脂となる二液をミキシングヘッドで混合した混合液をサッシバーの断熱部に注入する注入ノズルであって上端につばを有する合成樹脂製中空パイプの注入ノズルをミキシングヘッドに取り付ける注入ノズル連結具において、
    ミキシングヘッドの攪拌ロータを収容する混合室と、混合室の底の混合液の吐出口と、吐出口のすぐ下の吐出口より拡径した円筒形の密封部穴及び密封部穴の下方に有するめねじを有する注入ノズル取付部と、を有するケースと、
    円筒形の密封部穴に密に嵌合し中心に吐出口に続く穴を有するパッキンと、
    注入ノズルのつばの首下が密に嵌入する貫通穴と、注入ノズルのつばをパッキンに向って加圧する上端面と、ケースのめねじにねじ込まれるおねじと、締結用工具を係合して回転を与えられるための工具柄と、を有する管継手と、
    を有することを特徴とする注入ノズル連結具。
  5. 混合することにより硬化して硬質ポリウレタン樹脂となる二液をミキシングヘッドで混合して注入ノズルを通じてサッシバーの断熱部に注入して硬化させる断熱樹脂注入機において、
    二液のうちの一液を貯留したタンク及びこのタンクとミキシングヘッドを結ぶ配管装置と、
    前記二液のうちの他の一液を貯留したタンク及びこのタンクとミキシングヘッドを結ぶ配管装置と、
    二液を混合する攪拌ロータを有するミキシングヘッドと、
    撹拌ロータを収納しミキシングヘッドに取り外し可能に装着されたケースと、
    ケースの底の二液の混合液の吐出口の近くで根本が始まり垂下する樹脂製注入ノズルと、
    注入ノズルの根本側をケースに固定するノズル連結具と、
    を有することを特徴とする断熱樹脂注入機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020159053A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 株式会社ホリ・コン ピンニング工法用の注入ノズルおよびこれを用いたピンニング工法

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