JP2008288803A - テレビ付インターホン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】拡大された映像に対しても露出制御や色バランス制御、階調特性制御、輪郭協調制御を適切に行う。
【解決手段】子器Sの制御部4は、拡大領域の位置並びに映像信号の輝度成分Yのレベルに応じて撮像装置1の映像信号処理部13における露出制御処理並びに色バランス制御処理の制御条件を変更するように指示する。故に、拡大領域の位置と映像信号の輝度成分Yに応じて常に適切な露出制御並びに色バランス制御を行うことができ、その結果、親機Mの表示装置100に表示される映像の質を高めることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、屋外に設置されるインターホン子器と、屋内に設置されるインターホン親機とからなり、インターホン子器とインターホン親機との間で相互に音声信号を伝送して通話するとともにインターホン子器に設けられた撮像装置で撮像した映像がインターホン親機に伝送されて当該インターホン親機に設けられた表示装置で表示されるテレビ付インターホン装置に関するものである。
従来のテレビ付インターホン装置として、インターホン子器に設けられた撮像装置に広角レンズを搭載し、広い画角で撮像された1画面の一部、例えば、来訪者の顔が写っている領域を画像処理技術を利用して1画面の大きさに拡大表示するものが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−38214号公報
ところで、インターホン子器に設けられる撮像装置には、撮像した映像の露出を適正なレベルに制御する露出制御機能や、カラー映像における色バランス(ホワイトバランスとも言う。)を制御する色バランス制御機能、映像信号の階調特性を制御する階調特性制御機能、被写体の輪郭を強調する輪郭強調機能等が搭載されているが、これらの各機能による制御を行うための条件(制御条件)、例えば、露出制御を行う際に映像信号の信号強度を評価する評価エリアの画面内における位置が拡大前の1画面分の映像信号に対して最適であっても、拡大後の映像信号に対して最適であるとは限らず、拡大前に最適な露出に制御されていた画像の一部を拡大したところ、拡大された映像の露出が高くなったり、反対に露出が低くなってしまうことがある。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、拡大された映像に対しても露出制御や色バランス制御、階調特性制御、輪郭協調制御を適切に行うことができるテレビ付インターホン装置を提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、屋外に設置されるインターホン子器と、屋内に設置されるインターホン親機とからなり、インターホン子器とインターホン親機との間で相互に音声信号を伝送して通話するとともにインターホン子器に設けられた撮像装置で撮像した映像がインターホン親機に伝送されて当該インターホン親機に設けられた表示装置で表示されるテレビ付インターホン装置において、撮像装置は、入射する光を電気信号に変換する撮像素子と、撮像素子が出力する映像信号の露出を制御する露出制御手段と、撮像素子が出力する映像信号の色バランスを制御する色バランス制御手段と、撮像素子が出力する映像信号の階調特性を制御する階調特性制御手段と、撮像素子が出力する映像信号の輪郭強調度合いを制御する輪郭強調制御手段とを備え、インターホン子器は、撮像装置が出力する1画面分の映像信号を信号処理することで当該1画面よりも小さい任意の領域を前記1画面分の大きさに拡大して表示するための映像信号を作成する拡大処理手段と、拡大処理手段で拡大される前記領域の位置並びに拡大倍率に応じて、前記露出制御手段、色バランス制御手段、階調制御手段、輪郭強調制御手段のうちの少なくとも何れか一つの手段における制御条件を変更する制御条件変更手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、インターホン子器が備える制御条件変更手段によって、拡大処理手段で拡大される前記領域の位置並びに拡大倍率に応じて、前記露出制御手段、色バランス制御手段、階調制御手段、輪郭強調制御手段のうちの少なくとも何れか一つの手段における制御条件が変更されるため、拡大された映像に対しても露出制御や色バランス制御、階調特性制御、輪郭協調制御を適切に行うことができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、撮像素子に入射する光量に応じて複数の撮影モードのうちから一つの撮影モードを選択して設定する撮影モード設定手段を撮像装置に備え、制御条件変更手段は、拡大処理手段で拡大される前記領域の位置並びに拡大倍率と撮影モード設定手段で設定される撮影モードに応じて前記制御条件を変更することを特徴とする。
請求項2の発明によれば、撮像装置の撮影モード設定手段で設定される撮影モードが変更されても露出制御や色バランス制御、階調特性制御、輪郭協調制御を適切に行うことができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、制御条件変更手段によって変更される制御条件は、1画面内で露出制御手段が露出制御のために映像信号の信号強度を評価する評価エリアの位置、若しくは1画面内で色バランス制御手段が色バランス制御のために映像信号の色バランスを評価する評価エリアの位置であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、制御条件変更手段は、拡大処理手段で拡大される領域が、拡大されていない画面の鉛直方向における中央位置よりも上方の位置に設定されている場合、1画面内で露出制御手段が露出制御のために映像信号の信号強度を評価する評価エリアの位置を前記中央位置よりも下方に変更することを特徴とする。
請求項4の発明によれば、拡大処理手段で拡大される領域が、拡大されていない画面の鉛直方向における中央位置よりも上方の位置に設定されている場合、画面内に輝度の高い空が含まれている率が高くなるが、このような場合、制御条件変更手段が1画面内で露出制御手段が露出制御のために映像信号の信号強度を評価する評価エリアの位置を前記中央位置よりも下方に変更するので、拡大された映像の露出が適正なレベルよりも低くなることを防ぐことができる。
請求項5の発明は、請求項3の発明において、被写体を照明する照明手段を撮像装置に備え、制御条件変更手段は、照明手段が被写体を照明している場合、1画面内で露出制御手段が露出制御のために映像信号の信号強度を評価する評価エリアの位置を、拡大されていない画面の中央若しくはその近傍に変更することを特徴とする。
請求項5の発明によれば、照明手段で照明されない画面周辺における映像信号の信号強度に基づいて露出が制御されることが無く、拡大された映像の露出が適正なレベルよりも高くなることを防ぐことができる。
請求項6の発明は、請求項1〜5の何れか1項の発明において、制御条件変更手段は、拡大倍率が増加するにつれて輪郭強調制御手段による輪郭強調の度合いを高くすることを特徴とする。
請求項6の発明によれば、一般的に拡大された映像の鮮鋭度は拡大倍率の増加に伴って低下するため、拡大倍率が増加するにつれて輪郭強調制御手段による輪郭強調の度合いを高くすることによって拡大された映像の鮮鋭度を改善することができる。
請求項7の発明は、請求項1〜5の何れか1項の発明において、制御条件変更手段は、拡大倍率が増加するにつれて輪郭協調制御手段による輪郭強調の周波数範囲を低周波側にシフトすることを特徴とする。
請求項7の発明によれば、一般的に拡大された映像の鮮鋭度は拡大倍率の増加に伴って低下するため、拡大倍率が増加するにつれて輪郭強調制御手段による輪郭強調の周波数範囲を低周波側にシフトすることによって拡大された映像の鮮鋭度を改善することができる。
請求項8の発明は、請求項1〜7の何れか1項の発明において、拡大処理手段は、拡大される領域が拡大前の1画面における中央から離れるにつれて拡大倍率を減少させることを特徴とする。
請求項8の発明によれば、拡大される領域の位置が変わっても画面に映る被写体の大きさをほぼ同じ程度にすることができる。
本発明によれば、拡大された映像に対しても露出制御や色バランス制御、階調特性制御、輪郭協調制御を適切に行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
本実施形態のテレビ付インターホン装置は、図1に示すように撮像装置1を内蔵して屋外(例えば、住戸の外玄関)に設置されるインターホン子器(以下、「子器」と略す。)Sと、表示装置100を内蔵して屋内(例えば、住戸の居間)に設置されるインターホン親機(以下、「親機」と略す。)Mとで構成され、子器Sと親機Mとの間で信号線Lsを介して相互に音声信号を伝送して通話するとともに、子器Sの撮像装置1で撮像した映像が信号線Lsを介して親機Mに伝送され、親機Mの表示装置100で表示されるものである。但し、通話に関する構成については従来周知であるから図示並びに説明を省略する。
親機Mは、LCDパネルのような表示デバイスと表示デバイスを駆動して映像を表示させるドライバ回路等を具備する表示装置100、子器Sとの間で信号線Lsを介して音声信号、映像信号、制御信号を周波数分割多重伝送する信号伝送部101、人による操作入力を受け付ける操作入力受付部102などを備えている。
子器Sは、撮像装置1と、親機Mとの間で信号線Lsを介して音声信号、映像信号、制御信号を周波数分割多重伝送する信号伝送部2と、撮像装置1が出力する1画面分の映像信号を信号処理することで当該1画面よりも小さい任意の領域(以下、「拡大領域」という。)を前記1画面分の大きさに拡大して表示するための映像信号を作成する拡大処理部3と、親機Mから伝送される制御信号を信号伝送部2から受け取って必要な処理を実行するとともに、後述するように撮像装置1並びに拡大処理部3を制御する制御部4とを備えている。
撮像装置1は、CCDイメージ・センサあるいはCMOSイメージ・センサからなる撮像素子10と、撮像素子10の撮像面に光を集光するレンズ11と、発光ダイオードのような光源を有し被写体に光を照射する照明部12と、撮像素子10から出力する映像信号を信号処理する映像信号処理部13と、後述するように撮像装置1の撮影モードを設定する撮影モード設定部14とを具備している。ここで、本実施形態における撮像素子10は、YUV422ビデオ・フォーマットに準拠した映像信号、すなわち、Yの輝度成分とU,Vの色差成分からなるディジタル・ビデオ信号を出力することができる。但し、ディジタル・ビデオ信号のビデオ・フォーマットは一例であって、実施形態に限定されるものではない。
映像信号処理部13は、撮像素子10から出力される映像信号を記憶するフレームメモリを有し、フレームメモリに記憶した映像信号に対して、映像信号の露出を制御する露出制御処理、映像信号の色バランスを制御する色バランス制御処理、映像信号の階調特性を制御する階調特性制御処理、映像信号の輪郭強調度合いを制御する輪郭強調制御処理を含む種々の信号処理を行うものである。すなわち、本実施形態では映像信号処理部13が露出制御手段、色バランス制御手段、階調特性制御手段、輪郭強調制御手段に相当する。
露出制御処理は、1画面の大きさよりも小さい領域(以下、「露出評価エリア」という。)における輝度成分のレベルを所定のしきい値(以下、「適正露出値」という。)と比較し、適正露出値よりも低ければ撮像素子10における電荷蓄積時間を長くすることで輝度成分のレベルを上げるように制御し、反対に、適正露出値よりも高ければ撮像素子10における電荷蓄積時間を短くすることで輝度成分のレベルを下げるように制御する処理である。なお、本実施形態では露出制御処理において撮像素子10の電荷蓄積時間を調整しているが、レンズ11と撮像素子10の間にアイリス(絞り)が設けられている場合にはアイリスの開口度を調整することでも露出制御可能である。
色バランス制御処理は、撮像素子10においてR,G,BからY,U,Vへの色空間変換に用いられる変換式を調整する処理であって、1画面の大きさよりも小さい領域(以下、「色バランス評価エリア」という。)内で最も輝度成分レベルの高い画素が白色に近くなるように色空間変換式の色差成分U,Vに対する値を調整するものである。また、階調特性制御処理も撮像素子10においてR,G,BからY,U,Vへの色空間変換に用いられる変換式を調整する処理であって、露出評価エリア内における輝度成分Yの最大値に応じて、色空間変換式の輝度成分Yに対する値を調整するものである。さらに輪郭協調制御処理は、輝度成分Yをディジタル・フィルタからなるローパス・フィルタによって低周波成分と高周波成分に分離するとともに高周波成分のみを増幅した後に低周波成分と加算することで背景に対して被写体の輪郭を強調するための処理である。
撮影モード設定部14は、撮像素子10に入射する光量(例えば、単位時間当たりの平均値あるいは最大値)が所定値未満である場合に照明部12を制御して被写体を照明するというように、被写体の明るさ(映像信号の輝度成分Y)に応じて撮影モード(照明の有無)の設定を変更するものである。なお、前記入射光量については、露出制御処理によって制御される電荷蓄積時間または電荷蓄積時間と輝度成分のレベルに基づいて求めることが可能である。
拡大処理部3は、制御部4から指示された拡大領域を、同じく制御部4から指示された拡大倍率で拡大する処理を行うものであるが、具体的な拡大処理については従来周知であるから説明を省略する。
親機Mにおいては、表示装置100の画面内に拡大領域を示す枠が適宜表示され、使用者による拡大領域の位置と拡大倍率を選択する操作入力を操作入力受付部102で受け付けると、当該拡大領域の位置並びに拡大倍率を示す情報(拡大情報)を信号伝送部101より制御信号によって伝送するようになっている。そして、子器Sでは、親機Mから信号線Lsを介して伝送される制御信号を信号伝送部2で受信し、制御部4が当該制御信号から拡大情報を取得して拡大領域の位置と拡大倍率を拡大処理部3に指示するのである。
また、制御部4は拡大領域の位置並びに拡大倍率に応じて、露出制御処理における制御条件(露出評価エリアの位置)、色バランス制御処理における制御条件(色バランス評価エリアの位置)、階調特性制御処理における制御条件(露出評価エリアの位置)、輪郭強調制御処理における制御条件(周波数範囲:ローパス・フィルタのカットオフ周波数、輪郭強調度合い:高周波成分の増幅度)を変更する処理も行う。すなわち、本実施形態では制御部4が制御条件変更手段に相当する。
次に、制御部4における制御条件の変更処理について、さらに詳しく説明する。
まず初めに、拡大領域の位置に応じて露出制御処理の制御条件と色バランス制御処理の制御条件を変更する場合について説明する。図2(a),(b)はそれぞれ子器Sの撮像装置1で撮像された拡大前の映像(以下、「原映像」という。)を示し、(a)は昼間の原映像、(b)は夜間の原映像である。この原映像では、画面中央に2つの建物X1,X2が並んで写っており、略上半分には空が、略下半分には地面がそれぞれ写っている。また、図2に破線で示しているのは互いに位置が異なる3つの拡大領域W1,W2,W3である。拡大領域W1は原映像の右上隅に位置しており、図示例では領域内のほぼ全体に空が映っている。また、拡大領域W2は原映像の中央に位置しており、図示例では領域内のほぼ全体に2つの建物X1,X2の一部が写っている。さらに、拡大領域W3は原映像の左下隅に位置しており、図示例では領域内のほぼ全体に地面が写っている。
例えば、図2(a)に示す昼間の原映像において右上隅の拡大領域W1を拡大する場合、拡大領域W1の大半が空で占められているため、領域内全体を露出評価エリアにしてしまうと露出が低くなりすぎて空以外の被写体が黒くつぶれて表示されてしまう虞があり、また、領域内全体を色バランス評価エリアにしてしまうと輝度成分Yの大きい空が白くなって色バランスがずれてしまう虞がある。また、図2(a)に示す昼間の原映像において左下隅の拡大領域W3を拡大する場合、拡大領域W3の大半が地面で占められているため、領域内の一部を露出評価エリアにしてしまうと露出が高くなりすぎて地面外の被写体が白く飛んで表示されてしまう虞があり、領域内の一部を色バランス評価エリアにしてしまうと輝度成分Yの大きい建物X1の壁面が白くなるように色バランスがずれてしまう虞がある。
また、夜間においては撮影モード設定部14が照明部12による照明を行う撮影モードに設定するが、照明部12の照射範囲Zが原映像における中央部分のみである場合、図3に示すように照射範囲Zの内と外とで輝度成分Yのレベル差が非常に大きいため、拡大領域の位置によって輝度成分Yのレベルが大きくなる範囲も異なり、拡大領域全体を露出評価エリアや色バランス評価エリアにしてしまうと適正な露出並びに色バランスに制御することが困難になる。
そこで本実施形態においては、図4に示すように拡大領域Wの位置を鉛直方向において上・中・下の3通りに分類するとともに映像信号の輝度成分Yのレベルを高・中・低の3段階に分類し、同一の輝度成分Yのレベルに対しては拡大領域Wの位置が高くなるにつれて評価エリア(露出評価エリアと色バランス評価エリア)Rを狭く且つ下側にシフトさせるように制御部4が映像信号処理部13に指示を与える。また、拡大領域Wが「上」であるときは輝度成分Yのレベルに関わらずに評価エリアRを狭く且つ下側にシフトさせるように制御部4が映像信号処理部13に指示を与え、拡大領域Wが「下」であるときは輝度成分Yのレベルが低くなるにつれて狭く且つ上側にシフトさせるように制御部4が映像信号処理部13に指示を与え、拡大領域Wが「中」であるときは輝度成分Yのレベルが高くなるにつれて狭く且つ下側にシフトさせるように制御部4が映像信号処理部13に指示を与える。
上述のようなルールで制御部4が映像信号処理部13における露出制御処理並びに色バランス制御処理の制御条件を変更すれば、拡大領域の位置と映像信号の輝度成分Yに応じて常に適切な露出制御並びに色バランス制御を行って親機Mの表示装置100に表示される映像の質を高めることができる。なお、上述の説明では拡大倍率を一定にした場合について説明しているが、拡大倍率を変更した場合においても、同様に所定のルールで制御部4が映像信号処理部13における露出制御処理並びに色バランス制御処理の制御条件を変更すればよい。
続いて、拡大倍率に応じて輪郭協調制御処理の制御条件を変更する場合について説明する。
撮像装置1から出力される映像信号の空間周波数特性(MTF:Modulation Transfer Function)は、図5に示すように映像を拡大することで原映像よりも劣化する。そこで本実施形態では、拡大倍率が高くなるにつれて、周波数範囲(ローパス・フィルタのカットオフ周波数)を低周波側にシフトするとともに輪郭強調度合いを高く(高周波成分の増幅度を大きく)するように制御部4が映像信号処理部13に指示を与え、空間周波数特性の劣化を補うことにより、親機Mの表示装置100に表示される映像の質を高めるようにしている。
ところで、撮像装置1が具備するレンズ11の歪曲収差が無い、あるいは歪曲収差が実使用上無視できる程度に小さいとしたとき、図6(a)に示すように子器Sから等距離の半円上に複数の被写体(図示例では3人の人物H1,H2,H3)がいる場合、図6(b)に示すように画面中央に居る人物H2と比較して左右両側に居る人物H1,H3の方が大きく写ってしまうことになる。そこで、拡大領域が中央から周辺にシフトするにつれて拡大倍率を小さくするように制御部4が拡大処理部3に指示を与えれば、上述のような場合に何れの人物H1,H2,H3を拡大表示してもほぼ同じ大きさで表示装置100に表示させることができる。
本発明の実施形態を示すブロック図である。 同上の動作説明図である。 同上の動作説明図である。 同上における評価エリアの変更ルールを説明するための説明図である。 同上における撮像装置の空間周波数特性の説明図である。 同上の動作説明図である。
符号の説明
M インターホン親機
S インターホン子器
1 撮像装置
3 拡大処理部(拡大処理手段)
4 制御部(制御条件変更手段)
10 撮像素子
13 映像信号処理部(露出制御手段,色バランス制御手段,階調特性制御手段,輪郭協調制御手段)

Claims (8)

  1. 屋外に設置されるインターホン子器と、屋内に設置されるインターホン親機とからなり、インターホン子器とインターホン親機との間で相互に音声信号を伝送して通話するとともにインターホン子器に設けられた撮像装置で撮像した映像がインターホン親機に伝送されて当該インターホン親機に設けられた表示装置で表示されるテレビ付インターホン装置において、
    撮像装置は、入射する光を電気信号に変換する撮像素子と、撮像素子が出力する映像信号の露出を制御する露出制御手段と、撮像素子が出力する映像信号の色バランスを制御する色バランス制御手段と、撮像素子が出力する映像信号の階調特性を制御する階調特性制御手段と、撮像素子が出力する映像信号の輪郭強調度合いを制御する輪郭強調制御手段とを備え、
    インターホン子器は、撮像装置が出力する1画面分の映像信号を信号処理することで当該1画面よりも小さい任意の領域を前記1画面分の大きさに拡大して表示するための映像信号を作成する拡大処理手段と、拡大処理手段で拡大される前記領域の位置並びに拡大倍率に応じて、前記露出制御手段、色バランス制御手段、階調制御手段、輪郭強調制御手段のうちの少なくとも何れか一つの手段における制御条件を変更する制御条件変更手段とを備えたことを特徴とするテレビ付インターホン装置。
  2. 撮像素子に入射する光量に応じて複数の撮影モードのうちから一つの撮影モードを選択して設定する撮影モード設定手段を撮像装置に備え、
    制御条件変更手段は、拡大処理手段で拡大される前記領域の位置並びに拡大倍率と撮影モード設定手段で設定される撮影モードに応じて前記制御条件を変更することを特徴とする請求項1記載のテレビ付インターホン装置。
  3. 制御条件変更手段によって変更される制御条件は、1画面内で露出制御手段が露出制御のために映像信号の信号強度を評価する評価エリアの位置、若しくは1画面内で色バランス制御手段が色バランス制御のために映像信号の色バランスを評価する評価エリアの位置であることを特徴とする請求項1又は2記載のテレビ付インターホン装置。
  4. 制御条件変更手段は、拡大処理手段で拡大される領域が、拡大されていない画面の鉛直方向における中央位置よりも上方の位置に設定されている場合、1画面内で露出制御手段が露出制御のために映像信号の信号強度を評価する評価エリアの位置を前記中央位置よりも下方に変更することを特徴とする請求項3記載のテレビ付インターホン装置。
  5. 被写体を照明する照明手段を撮像装置に備え、
    制御条件変更手段は、照明手段が被写体を照明している場合、1画面内で露出制御手段が露出制御のために映像信号の信号強度を評価する評価エリアの位置を、拡大されていない画面の中央若しくはその近傍に変更することを特徴とする請求項3記載のテレビ付インターホン装置。
  6. 制御条件変更手段は、拡大倍率が増加するにつれて輪郭強調制御手段による輪郭強調の度合いを高くすることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のテレビ付インターホン装置。
  7. 制御条件変更手段は、拡大倍率が増加するにつれて輪郭協調制御手段による輪郭強調の周波数範囲を低周波側にシフトすることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のテレビ付インターホン装置。
  8. 拡大処理手段は、拡大される領域が拡大前の1画面における中央から離れるにつれて拡大倍率を減少させることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のテレビ付インターホン装置。
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