JP2000013675A - デジタルカメラ - Google Patents

デジタルカメラ

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JP2000013675A
JP2000013675A JP10177881A JP17788198A JP2000013675A JP 2000013675 A JP2000013675 A JP 2000013675A JP 10177881 A JP10177881 A JP 10177881A JP 17788198 A JP17788198 A JP 17788198A JP 2000013675 A JP2000013675 A JP 2000013675A
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Japan
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digital camera
attention
white balance
unit
image data
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JP10177881A
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English (en)
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Ryuichi Shiobara
隆一 塩原
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パノラマ撮影やデジタルズーム撮影などにお
いても適正な画像が得られるデジタルカメラを提供す
る。 【解決手段】 光学系を介して撮像素子に入射した撮像
光を光電変換した後、所定の画像データを記録媒体に記
録するデジタルカメラにおいて、前記撮像光から光量の
測定を行って適正な露出制御を行う露出制御手段11
と、所定の撮影モードにて前記撮像光の中から所定の注
目部の画像データを選択して必要に応じて拡大して前記
所定の画像データとする注目部抽出手段14とを具備
し、前記露出制御手段11は、前記注目部抽出手段14
が所定の注目部の画像データを選択する際に、当該注目
部の少なくとも主要部および必要に応じて注目部の周辺
部に対応する撮像光の光量に基づいて前記露出制御を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動露出制御機能付
きのデジタルカメラに関し、特に、パノラマ撮影および
/またはデジタルズーム撮影を行う際にその注目部に基
づいて露出制御を行うデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルカメラ(電子スチルカメ
ラ)が開発/販売され普及しつつある。デジタルカメラ
は撮像光を光電変換して画像データを得て記録媒体に記
録し、パーソナルコンピュータ(以下、パソコン)等の
外部画像処理装置に出力するよう構成されており、外部
画像処理装置側で印刷画像データ作成処理を行い、作成
された印刷画像データをプリンタに出力して用紙上に撮
影画像を印刷/再生している。また、多くのデジタルカ
メラは撮像結果を表示する液晶ディスプレイを備えてお
り、光電変換により得られた画像データは圧縮処理して
記録媒体に記録されている。なお、圧縮処理は通常JP
EG規格による圧縮(以下、JPEG圧縮)が施され
る。
【0003】このようなデジタルカメラでは、通常のフ
ィルム式カメラと同様に適正な明るさの画像を得るため
に、自動露出制御が行われる。かかる自動露出制御は、
撮像素子に入力された撮像光の光量を平均して撮影画面
内の明るさを求め、この明るさと基準値とを比較して適
正露出を保つようにするものである。
【0004】また、同様に、撮像素子に入力された撮像
光の色成分の輝度を比較することにより、ホワイトバラ
ンスを適正に制御するホワイトバランス制御手段を有す
るものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年のデジタル
カメラでは、パノラマモードやデジタルズームモードを
有する場合があるが、このような特殊撮影においても、
上述した露出制御およびホワイトバランス制御は通常サ
イズの画像全体で行われるので、適正な画像が得られな
い場合がある。これは、パノラマやズームは、画面の切
り出しを行っているだけであるため、例えば、撮影画面
の上部および下部を除去するパノラマモードでは、上部
に空があったり、下部に雪があったりした場合などに
は、元の画面全体を利用して露出算出を行うとこれらの
部分をカットしたパノラマ画面で、露出がアンダーにな
ってしまうという問題がある。また、一般に、人物の顔
のズームなどを行う場合には、本来、顔のみの露出制御
を行うべきであるが、切り出した顔の後ろの風景や服の
影響を受けて、露出がアンダーやオーバーになってしま
う傾向にある。
【0006】本発明はこのような事情に鑑み、パノラマ
撮影やデジタルズーム撮影などにおいても適正な露出及
びホワイトバランスの画像が得られるデジタルカメラを
提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の第1の態様は、光学系を介して撮像素子に入射した
撮像光を光電変換した後、所定の画像データを記録媒体
に記録するデジタルカメラにおいて、前記撮像光から光
量の測定を行って適正な露出制御を行う露出制御手段
と、所定の撮影モードにて前記撮像光の中から所定の注
目部の画像データを選択して必要に応じて拡大して前記
所定の画像データとする注目部抽出手段とを具備し、前
記露出制御手段は、前記注目部抽出手段が所定の注目部
の画像データを選択する際に、当該注目部の少なくとも
主要部および必要に応じて注目部の周辺部に対応する撮
像光の光量に基づいて前記露出制御を行うことを特徴と
するデジタルカメラにある。
【0008】かかる第1の態様では、所定の撮影モード
で注目した注目部のみに着目して露出制御を行うので、
適正な画像を得ることができる。
【0009】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記注目部抽出手段が、パノラマ画像を形成するこ
とを特徴とするデジタルカメラにある。
【0010】かかる第2の態様では、適正なパノラマ画
像を得ることができる。
【0011】本発明の第3の態様は、第1または2の態
様において、前記注目部抽出手段が、デジタルズームさ
れた画像を形成することを特徴とするデジタルカメラに
ある。
【0012】かかる第3の態様では、適正なズーム画像
を得ることができる。
【0013】本発明の第4の態様は、第1〜3の何れか
の態様において、前記露出制御手段が、前記撮像素子を
複数のブロックに分けて各ブロック中の少なくとも一つ
以上の画素に対応する撮像光から前記露出制御を行うこ
とを特徴とするデジタルカメラにある。
【0014】かかる第4の態様では、ブロック内の代表
画素のみに注目して露出を制御するので、露出制御を迅
速且つ簡便に行うことができる。
【0015】本発明の第5の態様は、第4の態様におい
て、前記露出制御手段は、前記複数のブロックに重み付
け係数を積算して重み付けを行って前記露出制御を行う
ことを特徴とするデジタルカメラにある。
【0016】かかる第5の態様では、画面を区画したブ
ロックに重み付けを行うことにより、より適正な露出制
御を行うことができる。
【0017】本発明の第6の態様は、第4または5の態
様において、前記露出制御手段は、前記注目部抽出手段
が前記注目部を抽出する場合には、前記複数のブロック
から当該注目部に対応する少なくとも一つの注目部ブロ
ックを選択して当該注目部からの撮像光により前記露出
制御を行うことを特徴とするデジタルカメラにある。
【0018】かかる第6の態様では、注目部に対応する
ブロックのみに注目して適正な露出制御を行うことがで
きる。
【0019】本発明の第7の態様は、第6の態様におい
て、前記露出制御手段は、前記重み付け係数を変化させ
ることにより前記注目部ブロックを選択して前記露出制
御を行うことを特徴とするデジタルカメラにある。
【0020】かかる第7の態様では、画面を区画した各
ブロックに対応する重み係数を変化させるだけで、注目
部ブロックを選択することができる。
【0021】本発明の第8の態様は、第7の態様におい
て、前記露出制御手段は、前記注目部ブロックの中で重
み付けを行うことを特徴とするデジタルカメラにある。
【0022】かかる第8の態様では、注目部においても
重み付けが行われ、より適正な露出制御が実現できる。
【0023】本発明の第9の態様は、第1〜8の何れか
の態様において、さらに、前記撮像光から色成分の輝度
の比較を行って適正なホワイトバランス制御を行うホワ
イトバランス制御手段を具備することを特徴とするデジ
タルカメラにある。
【0024】かかる第9の態様では、適正なホワイトバ
ランスのもとで、より適正な画像を得ることができる。
【0025】本発明の第10の態様は、第9の態様にお
いて、前記ホワイトバランス制御手段は、前記注目部抽
出手段が所定の注目部の画像データを選択する際に、当
該注目部の少なくとも主要部および必要に応じて注目部
の周辺部に対応する撮像光からの輝度に基づいて前記ホ
ワイトバランス制御を行うことを特徴とするデジタルカ
メラにある。
【0026】かかる第10の態様では、所定の撮影モー
ドにおいて、注目部に着目してホワイトバランスが調整
され、より適正な画像を得ることができる。
【0027】本発明の第11の態様は、第10の態様に
おいて、前記ホワイトバランス制御手段が、前記撮像素
子を複数のブロックに分けて各ブロック中の少なくとも
一つ以上の画素に対応する撮像光から前記ホワイトバラ
ンス制御を行うことを特徴とするデジタルカメラにあ
る。
【0028】かかる第11の態様では、ブロック内の代
表画素のみに注目して露出を制御するので、ホワイトバ
ランス制御を迅速且つ簡便に行うことができる。
【0029】本発明の第12の態様では、第11の態様
において、前記ホワイトバランス制御手段は、前記複数
のブロックに重み付け係数を積算して重み付けを行って
前記ホワイトバランス制御を行うことを特徴とするデジ
タルカメラにある。
【0030】かかる第12の態様では、画面を区画した
ブロックに重み付けを行うことにより、より適正なホワ
イトバランス制御を行うことができる。
【0031】本発明の第13の態様は、第11または1
2の態様において、前記ホワイトバランス制御手段は、
前記注目部抽出手段が前記注目部を抽出する場合には、
前記複数のブロックから当該注目部に対応する少なくと
も一つの注目部ブロックを選択して当該注目部からの撮
像光により前記ホワイトバランス制御を行うことを特徴
とするデジタルカメラにある。
【0032】かかる第13の態様では、注目部に対応す
るブロックのみに注目して適正なホワイトバランス制御
を行うことができる。
【0033】本発明の第14の態様は、第13の態様に
おいて、前記ホワイトバランス制御手段は、前記重み付
け係数を変化させることにより前記注目部ブロックを選
択して前記ホワイトバランス制御を行うことを特徴とす
るデジタルカメラにある。
【0034】かかる第14の態様では、画面を区画した
各ブロックに対応する重み係数を変化させるだけで、注
目部ブロックを選択することができる。
【0035】本発明の第15の態様は、第14の態様に
おいて、前記ホワイトバランス制御手段は、前記注目部
ブロックの中で重み付けを行うことを特徴とするデジタ
ルカメラにある。
【0036】かかる第15の態様では、注目部において
も重み付けが行われ、より適正なホワイトバランス制御
が実現できる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態に基づい
て説明する。
【0038】(実施形態1)図1は本発明の一実施形態
に係るデジタルカメラの構成例を示すブロック図であ
る。
【0039】図1に示すように、デジタルカメラ100
は、レンズ1、絞り機構2及びシャッタ3等からなる光
学系を有し、この光学系を介して撮影対象像からの撮像
光を受光して電気信号に変換するCCD4を有する。ま
た、デジタルカメラ100は、CCD4からの信号を処
理して多値(R,G,B)のラスタデータ(画像デー
タ)を出力する画像データ作成部5、画像データ作成部
5が作成した画像データを一時的に格納するフレームメ
モリ6、及びフレームメモリ6上のR、G、Bラスタデ
ータを輝度成分Yおよび色差成分U、Vに変換する等し
て画像データを出力する画像データ出力部7を有し、画
像データ出力部7が作成した画像データ等は記録媒体制
御部8を介して記録媒体9に格納され、必要に応じてイ
ンターフェース10を介して外部に出力される。さら
に、デジタルカメラ100は、光学系を制御する光学系
制御手段11、動画表示するための動画表示制御部12
及び液晶ディスプレイ(LCD)13、特殊撮影を行う
ための注目部抽出手段14、及び制御部15を有する。
【0040】ここで、画像データ出力部7は、動画表示
中に特定のボタンが押されて画像記録が指示された場合
に、フレームメモリ6上のR、G、Bラスタデータを輝
度成分Yおよび色差成分U、Vに変換すると共にJPE
G圧縮し、さらに、サムネイル画像を作成するための縮
小処理を行う。
【0041】記録媒体制御部8は、画像データ出力部7
の出力を受け取ってJPEG圧縮された画像データ(以
下、単に画像データと記す)および縮小画像データの内
蔵記録媒体9の所定の位置への書込や、また、記録され
た各JPEG画像データの読出等の記録制御を行う。な
お、記録媒体9は画像データを格納するためのもので、
シリアルあるいはパラレルなどのインターフェース10
は、外部装置とデータの授受を行うためのものであり、
内蔵記録媒体9に格納された画像データをインターフェ
ース10を介して外部装置、例えば、パソコン等のコン
ピュータ装置、モデム、プリンタ等に出力する。
【0042】なお、記録媒体9は、カメラ100の内部
に固定されたフラッシュメモリ及び/又は着脱可能なメ
モリカード等の拡張記録媒体である。
【0043】また、光学系制御手段11は、フレームメ
モリ6に格納されたデータに基づいて絞り機構2及びシ
ャッタ3等を制御して露出及びホワイトバランスを適正
に制御する。
【0044】動画表示制御部12は、フレームメモリ6
に格納された画像データをLCD13へ出力して動画表
示を行う。通常、画像データ作成部5によるフレームメ
モリ6への画像データの書き込みは、例えば、一秒間に
30回、あるいは60回などの所定回数行われ、動画表
示制御部12によるLCD13への表示は画像データの
書き込みに同期して同一の位相で行われる。
【0045】注目部抽出手段14は、パノラマ撮影及び
デジタルズーム撮影等の特殊撮影を行う場合に動画表示
及び画像データ作成を制御するものである。すなわち、
図示しない選択手段により特殊撮影モードが選択された
場合に、選択に応じた画像をLCD13に表示すると共
に、この表示を行っている際に特定のボタン等が押され
て撮影が行われた場合には、対応する画像データを作成
する。
【0046】また、制御部15は、CPU16、ROM
17及びRAM18等から構成され、画像データ作成部
5、画像データ出力部7、記録媒体制御部8、光学系制
御手段11、動画表示制御部12、及び注目部抽出手段
14の動作制御、画像処理および画像圧縮・伸張処理等
の実行を制御する。なお、ROM17にはデジタルカメ
ラ100の動作制御、データ圧縮・伸張処理等デジタル
カメラ内部でのデータ処理に必要なプログラム群が格納
されている。また、図示しないボタン、スイッチ等から
構成される入力手段からの指示は、デジタル信号に変換
されて制御部15に入力される。
【0047】光学系制御手段11は、本実施形態では、
自動露出制御、画像データ出力部7内で自動ホワイトバ
ランス制御を行う。
【0048】自動露出制御(AE)は、具体的には、フ
レームメモリ6に格納された画像データを読み出してフ
レーム全体の明るさを算出し、この明るさを所定値と比
較して絞り機構2、CCD4の蓄積時間、シャッタ速度
等を適正に制御するものである。
【0049】また、自動ホワイトバランスは、RGBそ
れぞれの輝度を比較し、所定の基準に基づいて適正なR
GBバランスとなるように画像データ作成部5内のRG
B各データ別増幅率を調整制御するものである。
【0050】ここで、AEのための明るさの算出は、C
CD4の全画素または実際の撮影に関係する範囲の有効
画素の全体を平均してもよいが、間引きした画素、例え
ば、8画素おきで8ラインおきの各画素のデータから明
るさの平均値を算出するようにしてもよい。
【0051】また、全画素又は有効画素を、複数のブロ
ック、例えば、9つのブロックに分け、各ブロックに重
み付けをして明るさの算出をしてもよい。本実施形態で
は、図2に示すように、例えば、CCD4の770×1
050の全画素Aの内の768×1024の有効画素B
を9つのブロックB11〜B13、B21〜B23、B31〜B33
に分割し、各ブロック毎の明るさを重み付けを考慮して
平均して全体の明るさとする。
【0052】例えば、各ブロックB11〜B13、B21〜B
23、B31〜B33の明るさをX11〜X13、X21〜X23、X
31〜X33とし、各ブロックの重み付け係数を1,2,
1、2,4,2,1,2,1とした場合、各ブロックの
明るさと重み付け係数との積の平均値、 (X11+2・X12+X13+2・X21+4・X22+2・X23+X31
+2・X32+X33)/16 を全体の明るさの基準とする。なお、各ブロックの明る
さは、全画素から求めてもよいが、各ブロックから複数
画素ずつ抽出した値から各ブロックの明るさを算出して
もよい。
【0053】また、本実施形態の注目部抽出手段14
は、パノラマ画像処理を行う。すなわち、注目部抽出手
段14は、LCD13が動画表示している際に特定のボ
タンが押されてパノラマ画像表示が選択されると、LC
D13にパノラマ表示データを出力し、また、パノラマ
表示データを出力中に特定のボタンが押されて画像記録
が指示された場合に、パノラマ画像データを作成し、パ
ノラマ画像データを記録媒体制御部8に出力する。
【0054】このようなパノラマ表示は、例えば、図3
に示すように、フレームメモリ6内の画像データ(図3
のD1)に、上側および下側の所定割合の部分に、例え
ば、黒、青などの特定色の画素を埋め込まれ、残りの中
央部分が透明データとして作成され、且つ、例えば、他
のフレームメモリに格納されたパノラマ用グラフィック
面(図3のD2)を重畳してLCD13に表示すること
により行われ、パノラマ表示画面D12が作成される。
なお、このようなパノラマ表示を行っている場合に特定
ボタン等の指示により撮影が行われた場合には、表示中
の画像データから上側および下側の所定の割合を削除し
てパノラマ画像が作成される。すなわち、表示中の画像
データが格納されているフレームメモリ6中の画像デー
タのうち、所定の中央部分のみのR、G、Bラスタデー
タを輝度成分Yおよび色差成分U、Vに変換すると共に
JPEG圧縮し、さらに、サムネイル画像を作成するた
めの縮小処理を行う。このデータは記録媒体制御部8に
出力され、記録媒体制御部8は、記録媒体9に格納す
る。
【0055】なお、作成されるパノラマ画像データは、
通常の画像データから上側および下側を合計で40〜5
0%、特に50%程度削除したものが好ましい。また、
この際、上側および下側を均等に、特に上下1/4ずつ
削除するのが好ましいが、必ずしも均等に削除する必要
はない。
【0056】本実施形態では、このようにパノラマ撮影
モードが選択された場合には、上述した光学系制御部1
1は、パノラマ撮影モードに対応した自動露出制御を行
う。すなわち、パノラマ表示される部分に重点をおいて
露出制御するようにする。この露出制御には、種々の方
法を採用することができるが、撮影に直接関係する部分
からのデータに基づいて露出制御する点が重要であり、
これにより、より適正な露出が得られる。
【0057】例えば、画面の上下の部分が空及び海又は
雪のような場合においては、全体のデータで露出を制御
すると、中央部のみのパノラマ撮影では露出がアンダー
気味になるが、本実施例のように中央部分のみで露出を
制御すると、適正露出で撮影できる。
【0058】本実施形態では、明るさを検出する際に用
いる上述した重み付け係数を変更し、ブロックB21〜B
31以外の重み付け係数を零とすることにより、パノラマ
撮影に直接関係する部分のデータに基づいて露出を制御
する。かかる制御は、重み付け係数を変更するだけで非
常に簡単に実現できるという利点を有する。なお、ブロ
ックB21〜B23は、パノラマ撮影領域と比較して多少小
さいが、適正露出を得るために支障はないが、分割ブロ
ックをパノラマ領域に一致するように、例えば、16分
割等して、中央の2列のブロックで露出制御を行うよう
にしてもよい。
【0059】また、パノラマ撮影モードに応じて露出制
御を変更する方法としては、分割したブロック毎の重み
付け係数を変更する他に、実際にパノラマ撮影に使用さ
れる画素からのデータのみに基づいて明るさを算出し、
露出を制御するようにしてもよい。この場合には、上述
したようなブロックに分割することなく、関係する画素
のみから明るさを算出するようにする。
【0060】さらに、以上の実施形態では、パノラマ撮
影モードについて説明したが、例えば、デジタルズーム
の場合も同様である。すなわち、デジタルズームモード
を有する場合には、例えば、画面中央部の所定の画素か
らの画像データが拡大されて表示されるが、この際に
も、切り取られた部分に対応する画素から明るさを算出
して露出を制御するようにする。これにより、ズームさ
れた部分の露出がより適正になる。この場合の露出制御
は、上述したようにブロック毎の重み付け係数を変更す
ることにより、例えば、上述したブロックB22以外の
重み付け係数を零として露出を制御するようにしてもよ
いし、例えば、実際に関係する画素のみのデータに基づ
いて露出制御するようにしてもよい。
【0061】また、以上の実施形態では、所定の注目部
を抽出して撮影する場合に、当該注目部に重点を置いて
露出制御を行うように説明したが、ホワイトバランスの
制御も、注目部に重点をおいて制御するようにしてもよ
く、このようにすることにより、より適正な画像を得る
ことができる。
【0062】以上説明した実施形態では、パノラマ撮影
の一例に基づいて説明したが、何れにしても、ある注目
部を切り出して撮影を行う特殊撮影において、その注目
部に応じて自動露出を行うという本発明は、如何なる手
法の特殊撮影にも応用可能であることは勿論である。
【0063】また、上述した実施形態においては、画面
の明るさを算出するための画素のデータをフレームメモ
リ6から読み出すように説明したが、これは単なる一例
であり、例えば、フレームメモリ6に格納される前のデ
ータを用いて露出制御してもよく、何れにしても、本発
明は、自動露出の機構自体にも影響を受けるものではな
い。
【0064】何れにしても、本発明は上述した実施形態
に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であ
ることはいうまでもない。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、パ
ノラマ撮影やデジタルズーム撮影などの特殊撮影におい
て、その注目部に応じて露出制御等を行うようにしたの
で、より適正な画像が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパノラマ画像撮影機能付デジタルカメ
ラの構成例を示すブロック図である。
【図2】露出制御の一例を示す説明図である。
【図3】パノラマ表示の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 レンズ 2 絞り機構 3 シャッタ 4 CCD 5 画像データ作成部 6 フレームメモリ 7 画像データ出力部 8 記録媒体制御部 9 記録媒体 10 インターフェース 11 光学系制御手段 12 動画表示制御部 13 液晶ディスプレイ(LCD) 14 注目部抽出手段 15 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 9/04 H04N 5/92 H Fターム(参考) 5C022 AA13 AB06 AC42 5C052 AA17 GA02 GA03 GA05 GA08 GA09 GB06 GE04 5C053 FA08 GB36 LA01 LA03 LA06 LA11 LA14 5C065 AA03 DD02 EE20 FF02 GG30 GG44 GG49 HH02

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学系を介して撮像素子に入射した撮像
    光を光電変換した後、所定の画像データを記録媒体に記
    録するデジタルカメラにおいて、 前記撮像光から光量の測定を行って適正な露出制御を行
    う露出制御手段と、所定の撮影モードにて前記撮像光の
    中から所定の注目部の画像データを選択して必要に応じ
    て拡大して前記所定の画像データとする注目部抽出手段
    とを具備し、 前記露出制御手段は、前記注目部抽出手段が所定の注目
    部の画像データを選択する際に、当該注目部の少なくと
    も主要部および必要に応じて注目部の周辺部に対応する
    撮像光の光量に基づいて前記露出制御を行うことを特徴
    とするデジタルカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記注目部抽出手段
    が、パノラマ画像を形成することを特徴とするデジタル
    カメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記注目部
    抽出手段が、デジタルズームされた画像を形成すること
    を特徴とするデジタルカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記露
    出制御手段が、前記撮像素子を複数のブロックに分けて
    各ブロック中の少なくとも一つ以上の画素に対応する撮
    像光から前記露出制御を行うことを特徴とするデジタル
    カメラ。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記露出制御手段
    は、前記複数のブロックに重み付け係数を積算して重み
    付けを行って前記露出制御を行うことを特徴とするデジ
    タルカメラ。
  6. 【請求項6】 請求項4または5において、前記露出制
    御手段は、前記注目部抽出手段が前記注目部を抽出する
    場合には、前記複数のブロックから当該注目部に対応す
    る少なくとも一つの注目部ブロックを選択して当該注目
    部からの撮像光により前記露出制御を行うことを特徴と
    するデジタルカメラ。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記露出制御手段
    は、前記重み付け係数を変化させることにより前記注目
    部ブロックを選択して前記露出制御を行うことを特徴と
    するデジタルカメラ。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記露出制御手段
    は、前記注目部ブロックの中で重み付けを行うことを特
    徴とするデジタルカメラ。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかにおいて、さら
    に、前記撮像光から色成分の輝度の比較を行って適正な
    ホワイトバランス制御を行うホワイトバランス制御手段
    を具備することを特徴とするデジタルカメラ。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記ホワイトバラ
    ンス制御手段は、前記注目部抽出手段が所定の注目部の
    画像データを選択する際に、当該注目部の少なくとも主
    要部および必要に応じて注目部の周辺部に対応する撮像
    光からの輝度に基づいて前記ホワイトバランス制御を行
    うことを特徴とするデジタルカメラ。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記ホワイトバ
    ランス制御手段が、前記撮像素子を複数のブロックに分
    けて各ブロック中の少なくとも一つ以上の画素に対応す
    る撮像光から前記ホワイトバランス制御を行うことを特
    徴とするデジタルカメラ。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記ホワイトバ
    ランス制御手段は、前記複数のブロックに重み付け係数
    を積算して重み付けを行って前記ホワイトバランス制御
    を行うことを特徴とするデジタルカメラ。
  13. 【請求項13】 請求項11または12において、前記
    ホワイトバランス制御手段は、前記注目部抽出手段が前
    記注目部を抽出する場合には、前記複数のブロックから
    当該注目部に対応する少なくとも一つの注目部ブロック
    を選択して当該注目部からの撮像光により前記ホワイト
    バランス制御を行うことを特徴とするデジタルカメラ。
  14. 【請求項14】 請求項13において、前記ホワイトバ
    ランス制御手段は、前記重み付け係数を変化させること
    により前記注目部ブロックを選択して前記ホワイトバラ
    ンス制御を行うことを特徴とするデジタルカメラ。
  15. 【請求項15】 請求項14において、前記ホワイトバ
    ランス制御手段は、前記注目部ブロックの中で重み付け
    を行うことを特徴とするデジタルカメラ。
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