JP2008288384A - 3次元積層デバイスとその製造方法、及び3次元積層デバイスの接合方法 - Google Patents

3次元積層デバイスとその製造方法、及び3次元積層デバイスの接合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】信頼性の高い3次元積層デバイスとその製造方法、及びその3次元積層デバイスの接合方法を提供する。
【解決手段】複数の半導体ウェハ2〜5が積層一体化された後、各デバイスに固片化されて成る3次元積層デバイス1であって、隣り合って積層される半導体ウェハにおいて、一方の半導体ウェハの接合部が凸状6に形成され、他方の半導体ウェハの接合部が凹状7に形成され、一方の半導体ウェハの凸状の接合部6と、他方の半導体ウェハの凹状7の接合部とが直接接合されて積層されて成る。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の半導体チップを積層一体化した3次元積層デバイスとその製造方法、及び3次元積層デバイスの接合方法に関する。
従来、半導体デバイスの集積化は、2次元においてリソグラフィ技術の進歩により劇的に進められてきた。2次元方向の集積化には、リソグラフィの物理的な限界がある。また、必要とされる半導体デバイスの最小サイズや、パッケ−ジ内部での各半導体デバイス間の相互接続の要求仕様も高くなってきている。
また、異なるタイプの技術によるデバイス、例えば使用する材料の違いや、製造プロセスの違うデバイスを1つの回路またはウェハに集積使用とするとき、特別な製造プロセス技術が必要となるが、技術の組み合わせは容易ではない。
そのため、例えば半導体素子、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)素子、センサ、高周波回路、モノリシックマイクロ波集積回路(MMIC)などの異なる機能を有する多数のデバイスを互いに集積化するのに、チップレベルもしくはウェハレベルで接合、積層することで3次元方向にデバイスを集積する方法がとられる。
チップレベルもしくはウェハレベルでの接合には、例えばBCB(ベンゾシクロブデン)、ポリイミド、フォトレジストなど中間材料層を介して接着する方法や、特許文献1に開示されているようにウェハ表面の薄膜、もしくは材料層を所要の表面粗さまで研磨してから直接接合する方法がとられる。これらの方法により、異なる材料や異なる製造プロセス技術で得られた多数のデバイスが3次元方向に集積化されることになる。
特表2003−524886号公報
ところで、例えばBCB、ポリイミド、フォトレジストなどの中間材料層を用いて接着する方法においては、中間材料層と半導体ウェハとの熱膨張係数差により、接合した半導体ウェハ間に熱応力が発生して、デバイスの特性変化や信頼性の低下をもたらす。また、中間材料層の耐熱温度により接合後の実装などにおける、サーマルバッジェット(熱履歴)が決まってしまうといった問題がある。
特許文献1に開示したようなウェハ表面の薄膜、もしくは材料を所要の表面粗さまで研磨して直接接合する方法においては、接合したウェハの裏面をCMP(化学機械研磨)により5Å〜10Åといった表面粗さまで研磨して、さらに別のウェハを接合していく場合に、次のような問題がある。すなわち、1度目の接合において接合したウェハ裏面には、接合装置のステージや、それ以前のプロセス装置のステージなどで、傷やマイクロスクラッチなどが入り、欠陥が導入されたりする。このため、接合したウェハ裏面に充分な表面粗さが得られず、信頼性にたる接合、つまり別のウェハの接合ができないといった問題がある。
本発明は、上述の点に鑑み、信頼性の高い3次元積層デバイスとその製造方法、及びその3次元積層デバイスの接合方法を提供するものである。
本発明に係る3次元積層デバイスは、複数の半導体ウェハが積層一体化された後、各デバイスを形成する3次元積層デバイスであって、隣り合って積層される半導体ウェハにおいて、一方の半導体ウェハの接合部が凸状に形成され、他方の半導体ウェハの接合部が凹状に形成され、一方の半導体ウェハの凸状の接合部と、他方の半導体ウェハの凹状の接合部とが直接接合されて積層されて成ることを特徴とする。
本発明の3次元積層デバイスでは、隣り合って積層される半導体ウェハにおいて、一方の半導体ウェハに凸状の接合が形成され、他方の半導体ウェハに凹状の接合部が形成され、両凸状及び凹状の接合部が直接接合されるので、接合した半導体ウェハ間での熱応力の発生がない。また、半導体ウェハの一方の面に凹状の接合部が形成されるので、半導体ウェハを製造装置のステージに載置させた時にも、凹状の接合部を有するウェハ面をステージ面に接するようになせば、接合面に傷やマイクロスクラッチなどの欠陥が導入されず、清浄な接合面は保たれる。
本発明に係る3次元積層デバイスの製造方法は、隣り合って積層すべき一方の半導体ウェハに凸状の接合部を形成し、他方の半導体ウェハに凹状の接合部を形成する工程と、凸状の接合部と凹状の接合部とを直接接合して、一方の半導体ウェハと他方の半導体ウェハを積層する工程と、前記工程を経て複数の半導体ウェハを積層一体化した後、各デバイスを形成する工程を有することを特徴とする。
本発明の3次元積層デバイスの製造方法では、隣り合って積層すべき一方の半導体ウェハに凸状の接合部を形成し、他方の半導体ウェハに凹状の接合部を形成し、凸状の接合部と凹状の接合部とを直接接合するようにしている。この直接接合で、接合された半導体ウェハ間には熱応力の発生が抑制され、デバイスとしたときに、特性変化や信頼性の低下が回避される。また、半導体ウェハの一方の面に、凸状の接合部と接合される凹状の接合部を形成するので、半導体ウェハを製造装置のステージに載置させた時にも、凹状の接合部を有するウェハ面をステージ面に接するようになせば、接合面に傷やマイクロスクラッチなどの欠陥が導入されず、清浄な接合面は保たれる。接合面が清浄な状態に保たれるので、隣り合って積層する半導体ウェハの接合が良好に行われる。
本発明に係る3次元積層デバイスの接合方法は、 複数の半導体ウェハを積層一体化した後、各デバイスに形成して3次元積層デバイスを製造する際の、積層デバイスの接合方法であって、隣り合って積層すべき一方の半導体ウェハに形成した凸状の接合部と、他方の半導体ウェハに形成した凹状の接合部とを、プラズマ活性化による低温接合、もしくはArイオンビーム活性化による常温接合で直接接合することを特徴とする。
本発明の3次元積層デバイスの接合方法では、隣り合って積層すべき一方の半導体ウェハに凸状の接合部を形成し、他方の半導体ウェハに凹状の接合部を形成し、凸状の接合部と凹状の接合部とを直接接合するようにしている。この直接接合で、接合された半導体ウェハ間には熱応力の発生が抑制される。直接接合は、プラズマ活性化による低温接合、もしくはArイオンビーム活性化による常温接合で行うので、半導体ウェハに形成されている素子、配線等への熱的影響を与えることがない。また、一方の半導体ウェハの接合部を凸状にし、他方の半導体ウェハの接合部を凹状にして接合するので、ウェハ接合装置のステージや、その他の製造装置のステージに半導体ウェハを配置する際、凹状の接合部を有するウェハ面をステージ面に接するようになせば、接合面に傷やマイクロスクラッチなどの欠陥が導入されず、清浄な接合面は保たれる。また、ステージ面に接しないため、ステージ表面の異物の転写も削減できる。これによって、接合面が清浄な状態に保たれ、良好な接合ができる。
本発明に係る3次元積層デバイスによれば、熱応力の発生が抑制され、接合部の接合面に傷やマイクロスクラッチなどの欠陥が入らないので、信頼性の高い3次元積層デバイスを提供することができる。
本発明に係る3次元積層デバイスの製造方法によれば、熱応力の発生を抑制し、清浄な接合面を保って接合するので、信頼性に高い3次元積層デバイスを製造することができる。
本発明に係る3次元積層デバイスの接合方法によれば、接合の信頼性を高めることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1及び図2に、本発明に係る3次元積層デバイスの一実施の形態を示す。本実施の形態に係る3次元積層デバイス1は、図1に示すように、複数の半導体ウェハ、本例では4層構造となるように4つの半導体ウェハ2〜5を積層一体化した後、各デバイスを形成するようにして、すなわち各デバイスに固片化して構成される。各固片化した3次元積層デバイス1は、完成された状態では、4つの半導体チップ2A〜5Aが積層されて構成される。図2は、複数の半導体ウェハ2〜5を接合し、各デバイスに固片化する前の、半導体ウェハ2〜5の分解図である。
上記複数の半導体ウェハ2〜5は、隣り合って積層される半導体ウェハにおいて、一方の半導体ウェハに凸状の接合部6を形成し、他方の半導体ウェハに凹状の接合部7を形成し、凸状及び凹状の両接合部6及び7を互いに挿入し、中間材料層を介在することなく、接合部6及び7の接合面同士を対接させて直接接合される。
本実施の形態においては、図2に示すように、第1の半導体ウェハ2にMEMS構造体11が形成される。MEMS構造体11は、本例では1つの半導体チップ2Aに対応して2つ形成される。MEMS構造体11は、例えば、周囲の固定部12に対して半導体ウェハ2をエッチング加工で形成した支持バネ(図示せず)を介して中空に支持される。MEMS構造体11と上下の第2及び第4の半導体ウェハ3及び5との間には、空間13及び14が形成される(図1参照)。このMEMS構造体11は、本例ではウェハ面内のXY方向に静電駆動し、ウェハ積層方向のZ方向に変位するように構成される。
この第1の半導体ウェハ2内の各半導体チップ2Aに対応する領域の周端部には、第1の表面、すなわち表面側に凸状の接合部6が形成され、第2の表面、すなわち裏面側に凹状の接合部7が形成される。凸状の接合部6の接合面(頂部)はシリコンウェハによる平坦面で形成され、凹状の接合部7の接合面(底部)はシリコンウェハによる平坦面で形成される。
第1の半導体ウェハ2は、シリコン基板15にBOX層と呼ばれる埋め込み絶縁膜(例えばシリコン酸化膜)16が形成され、埋め込み絶縁膜16上にシリコン層17が形成された、いわゆるSOI(semiconductor on insulator)ウェハで構成される。図示しないが、MEMS構造体11の側面と固定部12側の側面にそれぞれ静電駆動用の電極が形成される。また、表面側は、空間13を形成するために、周端部の凸状の接合部6を除いて凹状19に形成され、固定部12に電極パッド18が形成される。
MEMS構造体11としては、例えば加速度センサ、角速度センサ、圧力センサ等の、いわゆる物理量センサとして構成することができる。
第2の半導体ウェハ3は、半導体ウェハ3を貫通する貫通電極21が形成されたウェハであり、MEMS構造体11を形成した第1の半導体ウェハ2から、後述するロジックIC(集積回路)が表面に形成された第3の半導体ウェハ4へ電気的な信号を中継する、いわゆるインターポーザーウェハとして機能する。この半導体ウェハ3では、シリコンウェハの上記MEMS構造体11に対向する位置にスルーホール22が形成され、スルーホール22の内面を含んでウェハ表裏全面に絶縁膜23、例えばシリコン酸化膜が形成され、スルーホール22内に貫通電極21が形成されて成る。
第2の半導体ウェハ3の第3の半導体ウェハ4に対向する第1の表面、すなわち表面側には、貫通電極21に接続する電極パッド24が形成される。電極パッド24を被覆するようにウェハ表面には、例えば上記絶縁膜(例えばシリコン酸化膜)23とは異なる材料の絶縁膜25、例えばシリコン窒化膜が形成され、絶縁膜25上に臨むように電極パッド24に導通した電極(図示せず)が形成される。半導体ウェハ3の第4の半導体ウェハ5に対向する第2の表面、すなわち裏面側には、貫通電極21に接続し、上記MEMS構造体11のシリコン層17で構成される電極と対向するように電極26が形成される。また、第1の半導体ウェハ2の電極18と対向して電極27とその上の導電性バンプ28が形成される。
そして、この第2の半導体ウェハ3内の各半導体チップ3Aに対応する領域の周端部には、第1の表面、すなわち表面側に凹状の接合部7が形成され、第2の表面、すなわち裏面側に上記第1の半導体ウェハ2の凸状の接合部6を挿入してこれと接合する凹状の接合部7が形成される。表面側の凹状の接合部7は、絶縁膜25に形成され、その接合面(底面)が絶縁膜23による平坦面で形成される。裏面側の凹状の接合部7は、その接合面(底部)が絶縁膜23の平坦面で形成される。
第3の半導体ウェハ4は、表面(図では裏面)にロジックIC(半導体集積回路)31が形成され、このロジックIC31の領域に第2の半導体ウェハ3側の電極パッド24に導通する電極(図示せず)と接続される導電性バンプ32が形成される。そして、層間絶縁膜(例えばシリコン酸化膜)33が形成され、凸状の接合部となる部分を除いて層間絶縁膜33がエッチング除去されることにより、第3の半導体ウェハ4内の各半導体チップ4Aに対応する領域の周端部に層間絶縁膜33による凸状の接合部6が形成される。凸状の接合部6の接合面(頂部)は、層間絶縁膜33の平坦面で形成される。
第4の半導体ウェハ5は、MEMS構造体11の信頼性を確保するために、低温かつ低荷重でMEMS構造対内部を気密封止するための、いわゆるキャップウェハである。第4の半導体ウェハ5の第1の表面、すなわち表面側のMEMS構造体11に対向する領域は、MEMS構造体11との間で空間14(図1参照)を形成するように、凹状35に形成される。第4の半導体ウェハ5の表裏全面には絶縁膜(例えばシリコン酸化膜)36が形成される。
この第4の半導体ウェハ5内の各半導体チップ5Aに対応する領域の周端部には、第1の表面、すなわち表面側に第1の半導体ウェハ2の凹状の接合部7に挿入される凸状の接合部6が形成される。この接合部6の接合面(頂部)は、絶縁膜36による平坦面で形成される。
これら各半導体ウェハ2、3、4及び5が互いの凹状の接合部7に凸状の接合部6を挿入するようにして、互いに直接接合して積層一体化される。MEMS構造体11は、その上下の空間13及び14に挟まれるように気密封止される。この積層で第1の半導体ウェハ2の表面側の電極18と、第2の半導体ウェハ3の裏面側の導電性バンプ28とが電気的に接続される。また、この積層で第2の半導体ウェハ3の表面側の、電極パッド24に導通する電極(図示せず)と、第3の半導体ウェハ4の裏面側の導電性バンプ32とが電気的に接続される。
凸状の接合部6と凹状の接合部7との直接接合は、両接合部6、7の接合面を例えばArイオンビームにより活性化処理し、荷重をかけて常温で接合することができる。あるいは、両接合部6、7の接合面をプラズマにより活性化処理し、荷重をかけて400℃以下、例えば200℃〜400℃の低温で接合することができる。さらに、活性化処理せずに、700℃〜1100℃の高温で接合することもできる。
次に、図3〜図6を参照して本発明に係る3次元積層デバイスの製造方法の一実施の形態を説明する。本例は上述の3次元積層デバイス1の製造に適用した場合である。
第1、第2、第3及び第4の半導体ウェハ2、3、4及び5は、既に図2に示すように、それぞれ各構成要素を形成して構成される。
そして先ず、図3に示すように、ウェハ接合装置の下部ステージ41に第1の半導体ウェハ2を、その凹状の接合部7を有する裏面側が下部ステージ41の面に接するように、固定もしくは未固定の状態で配置する。また、上部ステージ42に第2の半導体ウェハ3が、その凹状の接合部7を有する表面側が上部ステージ42の面に接するように、固定した状態で配置する。
各ステージ41、42への半導体ウェハの固定方法は、静電チャック方式もしくは真空バキューム方式のいずれでも良い。半導体ウェハ2及び3の下部ステージ41及び上部ステージ42への接触するウェハ表面が凹状の接合部7が形成されている側とされる。すなわち、次工程以降においても、凹状の接合部7を有する側の面が上部ステージ42、下部ステージ41に接するようにプログラムされる。
凹状の接合部7側の面が接するように上部ステージ42、下部ステージ41に配置されることにより、凹状の接合部7の接合面に傷やマイクロスクラッチが入ることがなく、また、異物が付着することなく、正常な接合面が保たれる。
次いで、上部ステージ42及び下部ステージ41を相対的に上下方向に可動し、それぞれの半導体ウェハ2及び3の接合すべき凸状の接合部6、凹状の接合部7の接合面を突き合わせて、直接接合する。接合方法は、上述した常温接合法、低温接合法、さらには高温接合を用いる。すなわち、半導体ウェハ2、3の耐熱温度が高ければ高温接合でもよい。また、金属や有機物などが形成されている場合には、400℃以下で接合が可能であるプラズマ活性化による低温接合や、Arイオンビーム活性化による常温接合とすることができる。高温接合の場合は、活性化処理を必要としない。
次に、図4に示すように、第1及び第2の半導体ウェハ2及び3を積層して接合した接合ウェハ45を、その第2の半導体ウェハ3の凹状の接合部7が形成されている表面側が上部ステージ42の面に接するように、上部ステージ42に固定した状態で配置する。また、下部ステージ41に第4の半導体ウェハ5を、その接合部が形成されない裏面側が下部ステージ41の面に接するように、固定しもしくは未固定の状態で配置する。
次いで、上部ステージ42及び下部ステージ41を相対的に上下方向に可動し、接合ウェハ45における第1の半導体ウェハ2の接合すべき凸状の接合部6の接合面と、第4の半導体ウェハ5の接合すべき凹状の接合部7の接合面とを突き合わせて、直接接合する。接合方法は、上述した常温接合法、低温接合法、あるいは高温接合を用いる。
ここでも、接合ウェハ45、第4の半導体ウェハ5のステージ42、41の面に接触する表面側、裏面側の接合部7が凹状であるので、接合面にダメージが入ることはなく、清浄な接合面に保たれる。清浄な接合面に保たれた状態で、次の工程の接合に移行できる。
次に、図5に示すように、第1、第2及び第4の半導体ウェハ2、3及び5を積層して接合した接合ウェハ45を、その第4の半導体ウェハ5の接合部6が形成されていない裏面側が上部ステージ42の面に接するように、上部ステージ42に固定した状態で配置する。また、下部ステージ41に第3の半導体ウェハ4を、その接合部6が形成されていない裏面側が下部ステージ41の面に接するように、固定もしくは未固定の状態で配置する。
次いで、上部ステージ42及び下部ステージ41を相対的に上下方向に可動し、接合ウェハ46における第2の半導体ウェハ3の接合すべき凹状の接合部7の接合面と、第3の半導体ウェハ4の接合すべき凸状の接合部6の接合面とを突合わせて、直接接合する。接合方法は、上述した常温接合法、低温接合法、あるいは高温接合法を用いる。
ここでは、接合ウェハ46、第3の半導体ウェハ3のステージ42、41の面に接する面には、それぞれ接合部6、7が形成されていないので、接合される接合面にダメージが入ることはなく、清浄な接合面に保たれる。
これにより、図6に示すように、第1、第2、第3及び第4の半導体ウェハ2、3、4及び5が積層した4層の3次元積層ウェハ47が形成される。次いで、この3次元積層ウェハ47を、ウェハ接合装置から、ダイシング装置に搬送される。このダイシング装置において、3次元積層ウェハ47は、スクライブラインに沿って各デバイス毎にダイシングされて、図1に示す目的の3次元積層デバイス1を得る。
本実施の形態の3次元積層デバイスでは、半導体チップ2AとしてMEMS構造体チップと、半導体チップ3Aとして貫通電極を含む配線チップと、半導体チップ4AとしてロジックICチップとが積層され、さらにMEMS構造体チップとなる半導体チップ2Aと空間14を保持して半導体チップ5Aとして封止するキャップ用チップが積層された集積化MEMSデバイスとして構成される。
上述の実施の形態に係る3次元積層デバイス1によれば、それぞれ隣り合って積層される半導体チップ2A〜5Aの接合部6、7が凸状、凹状に形成され、これら凸状の接合部6と凹状の接合部7が直接突き合わされて接合されるので、信頼性の高い3次元積層デバイスを提供することができる。すなわち、個片化前の積層半導体ウェハにおいて、隣り合って積層される一方の半導体ウェハ及び他方の半導体ウェハが、凸状の接合部6及び凹状の接合部7により直接接合されるので、接合した半導体ウェハ間にBCB、ポリイミド、フォトレジストなどの中間材料層を介在したときのような、熱膨張係数差による熱応力が発生しない。この熱応力の発生が抑制されることにより、デバイスの特性変化が生ぜず、信頼性が向上する。
また、半導体ウェハの一方の面に凹状の接合部7が形成されるので、半導体ウェハをウェハ接合装置のステージや、その他の製造装置のステージに載置させる時にも、凹状の接合部7を有するウェハ面をステージ面に接するようになせば、凹状の接合部7の接合面が直接ステージに接触することがない。そのため、凹状の接合面に傷やマイクロスクラッチなどの欠陥が入ることがなく、また、ステージ面からの異物の付着することがなく、清浄な接合面が保たれる。従って、接合においてボイド等の発生がなく、接合不良が生ぜず、3次元積層デバイスとしての信頼性を向上することができる。
上述の実施の形態に係る3次元積層デバイスの製造方法によれば、隣り合って積層すべき一方の半導体ウェハに凸状の接合部を形成し、他方の半導体ウェハに凹状の接合部を形成し、凸状の接合部と凹状の接合部とを直接接合するようにしている。この直接接合で、接合された半導体ウェハ間には前述した中間材料がなく、熱膨張係数差による熱応力の発生が抑制され、デバイス特性を変化させることなく、信頼性の高い3次元積層デバイスを製造することができる。
また、半導体ウェハの一方の面に、凸状の接合部と接合される凹状の接合部を形成するので、半導体ウェハをウェハ接合装置のステージや、その他の製造装置のステージに載置させた時にも、凹状の接合部を有するウェハ面をステージ面に接するようになせば、接合面に傷やマイクロスクラッチなどの欠陥が入らず、また、ステージ面からの異物の付着することがなく、清浄な接合面を保つことができる。接合面が清浄な状態に保たれるので、隣り合って積層する半導体ウェハの接合を良好に行うことができ、信頼性の高い3次元積層デバイスを製造することができる。
凹状の接合部とすることで、清浄な接合面の維持をデバイス表面構造で対応することができ、装置上の特別な制約を受けることなく、複数の半導体ウェハを積層接合することができ、信頼性の高い3次元積層デバイスを製造することができる。
上述の接合方法によれば、凸状の接合部6と凹状の接合部7を直接接合するので、接合された半導体ウェハ間に熱膨張係数差による熱応力は発生せず、あるいは熱応力の発生が抑制される。直接接合では、プラズマ活性化による低温接合、もしくはArイオンビーム活性化による常温接合で行うときは、半導体ウェハへの熱的な影響、例えば半導体ウェハに形成される素子や配線等への熱的影響を与えずに良好な接合ができる。さらに上述したように、凹状の接合部を用い接合するので、製造装置のステージと接触した際にも、接合面に傷やマイクロスクラッチなどの欠陥が入ることがなく、清浄な接合面の状態で接合することができる。
次に、凹状の接合部7及び凸状の接合部6の形成方法の実施の形態について説明する。以下に挙げるように、凹状の接合部7の接合面(底面)の表面粗さ、凸状の接合部6の接合面(頂面)の表面粗さが、1nm以下、さらに0.5nm以下となるような表面粗さになる接合部形成方法であれば、どのような凹状または凸状の接合部の形成方法であっても良い。
図7に、凹状の接合部7の形成方法の一例を示す。本例は、半導体ウェハ51、例えばシリコンウェハに半導体回路52を形成した後、全面に層間絶縁膜53を成膜する。層間絶縁膜53をエッチバックして平坦化する。図示の例では、半導体ウェハ51が半導体回路52を形成する領域を残して選択的に所要の深さまでエッチング除去される。そして、接合部となる領域54の層間絶縁膜53を半導体ウェハ51の表面が露出するまでエッチングして、凹状の接合部7を形成する。
図8に、凹状の接合部7の形成方法の他の例を示す。本例は、図8Aに示すように、半導体ウェハ51、例えばシリコンウェハの表面の接合部となる領域54を除く全面にシリコン窒化膜55を形成した後、熱酸化処理、すなわち選択酸化(LOCOS)処理して、熱酸化膜(SiO2膜)56を形成する。次に、図8Bに示すように、熱酸化膜56を選択的にエッチング除去して凹状の接合部7を形成する。シリコン窒化膜55は除去される。
図9に、凹状の接合部7の形成方法の更に他の例を示す。本例は、半導体ウェハ51、例えばシリコンウェハの表面に接合部を形成すべき領域を除いてレジストマスク57を形成し、このレジストマスク57の開口に臨む部分の半導体ウェハ51をドライエッチングまたはウェットエッチングして、凹状の接合部7を形成する。
図10に、凹状の接合部7の形成方法の更に他の例を示す。本例は、半導体基板(例えばシリコン基板)58の表面に埋め込み絶縁膜(例えば酸化膜)59を介して半導体層(例えばシリコン層)60が形成された、いわゆるSOIウェハ61を用いる。このSOIウェハ61の埋め込み絶縁膜59をエッチングストッパ層とし、半導体層60の接合部を形成すべき領域を選択的にエッチング除去する。すなわち、埋め込み絶縁膜59の面が露出するまでエッチング除去し、凹状の接合部7を形成する。
図11に、凸状の接合部7の形成方法の一例を示す。本例は、半導体ウェハ51、例えばシリコンウェハの表面に絶縁膜62を形成した後、接合部を形成すべき領域55を残して他の絶縁膜62を、半導体ウェハ51の表面が露出するまでエッチング除去する。これにより、残った絶縁膜62にて凸状の接合部6を形成する。
図12に、凸状の接合部7の形成方法の他の例を示す。本例は、図12Aに示すように、半導体ウェハ51、例えばシリコンウェハの表面の接合部となる領域63にシリコン窒化膜55を形成した後、熱酸化処理、すなわち選択酸化(LOCOS)処理して、熱酸化膜(SiO2膜)56を形成する。次に、図12Bに示すように、熱酸化膜56を選択的にエッチング除去する。シリコン窒化膜55を除去する。これにより、エッチングされず残った部分を半導体による凸状の接合部6として形成する。
図13に、凸状の接合部7の形成方法の更に他の例を示す。本例は、半導体ウェハ51、例えばシリコンウェハの表面の接合部を形成すべき領域にレジストマスク57を形成し、このレジストマスク57を介して半導体ウェハ51をドライエッチングまたはウェットエッチングする。そして、エッチングされずに残った半導体部分を凸状の接合部6として形成する。
図14に、凸状の接合部7の形成方法の更に他の例を示す。本例は、半導体基板(例えばシリコン基板)58の表面に埋め込み絶縁膜(例えば酸化膜)59を介して半導体層(例えばシリコン層)60が形成された、いわゆるSOIウェハ61を用いる。このSOIウェハ61の埋め込み絶縁膜59をエッチングストッパ層とし、半導体層60の接合部を形成すべき領域を除く他の領域を選択的にエッチング除去する。すなわち、埋め込み絶縁膜59の面が露出するまでエッチング除去する。そして、エッチングされずに残った半導体部分を凸状の接合部6として形成する。
上述の凹状の接合部7、及び凸状の接合部6の形成方法によれば、最初の半導体ウェハ51の平滑な面、あるいは半導体ウェハ51上に成膜された絶縁膜の平滑な面で、接合部7、6の接合面が形成される。
接合部6、7の接合面は、単結晶シリコン、ポリシリコン、アモルファスシリコン、シリコン酸化膜、またはシリコン窒化膜などによる平坦面で形成することができる。さらに、接合部6、7の接合面は、Au,Cu、Al,Al合金などの金属薄膜の平坦面で形成することができる。
凹状の接合部7は、図15Aに示すように、その深さh1が凸状の接合部6の高さh2以下、例えば2μm以下、好ましくは1μm〜2μmとし、その底面の幅w1が凸状の接合部6の頂面の幅w2以上、例えば20μm以上、好ましくは20μm〜500μmとする。凸状の接合部6は、図15Bに示すように、その高さh2が凹状の接合部7の深さh1以上、例えば1μm以上、好ましくは1μm〜2μmとし、その頂面の幅w2が凹状の接合部7の底面の幅w1以下、例えば20μm以下、好ましくは20μm〜500μmとする。
凹状の接合部7の深さh1が2μmより大きくなると、フォトレジスト塗布時の不都合が生じ、1μmより小さくなると、サブミクロンの異物の付着などの不都合が生じる。凹状の接合部7の底面の幅w1が20μmより小さいと、接合強度不足の不都合が生じ、 500μmより大きいと、接合面積が大きくなることによるチップ面積増大の不都合が生じる。
凸状の接合部6の高さh2が2μmより大きくなると、フォトレジスト塗布時の不都合が生じる。凸状の接合部7の頂面の幅w2が500μmより大きいと、接合面積が大きくなることによるチップ面積増大の不都合が生じ、20μmより小さいと、接合強度不足の不都合が生じる。
図16に、本発明に係る3次元積層デバイスの他の実施の形態を示す。本実施の形態に係る3次元積層デバイス65は、複数の半導体チップ、すなわち本例では、固体撮像素子チップとなる半導体チップ66Aと、メモリチップとなる半導体チップ67Aと、ロジックICチップとなる半導体チップ68Aと、MEMS物理量チップとなる半導体チップ69Aと、キャップ用チップとなる半導体チップ70Aとが積層接合化された、いわゆる複合センサデバイスとして構成される。この複合センサデバイスは、複数の半導体ウェハ、すなわち、固体撮像素子が形成された半導体ウェハ66と、メモリ素子が形成されたメモリウェハ67と、ロジックICが形成されたロジックICウェハ68と、MEMS物理量センサが形成されたMEMS物理量ウェハ69とが積層接合されて一体化され、さらにMEMS物理量ウェハ69を空間を介して封止するキャップ用ウェハ70とを積層一体化した後、各固片化して、構成される。なお、ウェハ70としては、キャップ用ウェハ以外に、例えばMEMS用ロジックICウェハを用いることもできる。
これら、各半導体ウェハ66〜70の積層接合化は、前述と同様に隣り合う半導体ウェハでは、一方の半導体ウェハに凸状の接合部6が形成され、他方の半導体ウェハに凹状の接合部7が形成され、両接合部6、7の接合面が突き合わされるようにして直接接合される。図16では模式的に示したが、対応する部分は前述と同様に構成することができ、詳細説明を省略する。
MEMS物理量センサとしては、例えば、加速度センサ、角速度センサ、圧力センサ等を適用できる。
図20に、MEMS物理量センサとして、加速度センサの一例を示す。本例の加速度センサ101は、シリコン基板102上に絶縁膜103、シリコン層104が形成されたSOI基板105に形成される。すなわち、SOI基板105からなる枠体による支持部106を有し、シリコン層103からなる4辺の弾性支持部107〔107A,107B,107C,107D〕を介して支持部106の中央部にSOI基板105からなる質量部108が支持される。各弾性支持部107〔107A〜107D〕には、質量部108の変位を検出するための変位検出手段109が備えられる。この変位検出手段109は、例えば応力電気変換素子(ピエゾ素子)からなる。このようにして加速度センサ101が構成される。
この加速度センサ101の動作原理を説明する。上記加速度センサ101に加速度が作用すると、枠体による支持部106の中央部に、弾性支持部107〔107A〜107D〕により浮動状態に支持された質量部108が加速度に比例した力を受けて変位する。この質量部108の変位で弾性支持部107にたわみを生じ、弾性支持部107に形成された変位検出手段109が、弾性支持部107上にある2つの直交する検出軸(X軸とY軸)及び弾性支持部107に垂直な1つの検出軸(Z軸)に対応して、各軸それぞれ4か所の変位検出手段109で構成されたホイートストンブリッジ回路を用いて3軸方向の加速度を検出する。
次に、図17〜図19に、複数の半導体ウェハを積層接合する場合の変形例を示す。
図17の例は、複数の半導体ウェハ81〜85を積層した多層ウェハを用いてなる3次元積層デバイスにおいて、最上層と最下層を除く中間層の半導体ウェハ82〜85が、それぞれ第1の表面、例えば表面側に凸状の接合部6を有し、第2の表面、例えば裏面側に凹状の接合部7を有し、これら隣り合って積層する半導体ウェハ同士の凸状の接合部6及び凹状の接合部7を直接接合して構成される。最上層の半導体ウェハ86は凹状の接合7が形成され、最下層の半導体ウェハ81は凸状の接合部6が形成される。
すなわち、図17の構成を一般化して説明すると、第1の半導体ウェハは、その第1の表面例えば表面側に凸状の接合部を有して構成される。第2の半導体ウェハは、その第1の表面例えば表面側に凸状の接合部6を有し、その第2の表面例えば裏面側に凹状の接合部7を有して構成される。第3の半導体ウェハは、同様にその第1の表面例えば表面側に凸状の接合部6を有し、その第2の表面例えば裏面側に凹状の接合部7を有して構成される。この第1の半導体ウェハの凸状の接合部6が第2の半導体ウェハの凹状の接合部7に接合され、第2の半導体ウェハの凸状の接合部に第3の半導体ウェハの凹状の接合部7が接合される。そして、第4から第N−1の半導体ウェハの夫々も、同様に第1の表面例えば表面側に凸状の接合部6を有し、第2の表面例えば裏面側に凹状の接合部7を有して構成される。第3の半導体ウェハから第N−1の半導体ウェハまで、同様に接合される。さらに、第Nの半導体ウェハは、その第2の表面例えば裏面側に凹状の接合部を有して構成され、第N−1の半導体ウェハと積層接合される。このようにしてN層に積層接合された3次元積層デバイスが構成される。
図18の例は、3層構造の半導体ウェハ91〜93を用いてなる3次元積層デバイスにおいて、最上層と最下層の半導体ウェハ91及び93を除く中間層の半導体ウェハ92が、両面に凹状の接合部7を有し、最上層及び最下層の半導体ウェハ93及び91に凸状の接合部6を有し、これら凹状の接合部7と凸状の接合部6が直接接合して構成される。
図19の例は、複数の半導体ウェハ94〜97を積層した多層ウェハを用いてなる3次元積層デバイスにおいて、最上層と最下層を除く一部の中間層の半導体ウェハ96が、両面に凹状の接合部7を有し、残りの中間層の半導体ウェハ95が、第1の表面、例えば表面側に凸状の接合部6を有し、第2の表面、例えば裏面側に凹状の接合部7を有し、これら隣り合って積層する半導体ウェハ同士の凸状の接合部及び凹状の接合部を直接接合して構成される。最上層の半導体ウェハ97及び最下層の半導体ウェハ94は、凸状の接合部6が形成されている。
本発明に係る3次元積層デバイスの一実施の形態を示す構成図である。 図1の実施の形態に係る3次元積層デバイスの分解図である。 本発明に係る3次元積層デバイスの製造方法の一実施の形態を示す製造工程図(その1)である。 本発明に係る3次元積層デバイスの製造方法の一実施の形態を示す製造工程図(その2)である。 本発明に係る3次元積層デバイスの製造方法の一実施の形態を示す製造工程図(その3)である。 本発明に係る3次元積層デバイスの製造方法の一実施の形態を示す製造工程図(その4)である。 本発明に係る3次元積層デバイスの凹状の接合部の作製法の一例を示す断面図である。 A,B 本発明に係る3次元積層デバイスの凹状の接合部の作製法の他の例を示す断面図である。 本発明に係る3次元積層デバイスの凹状の接合部の作製法の他の例を示す断面図である。 本発明に係る3次元積層デバイスの凹状の接合部の作製法の更に他の例を示す断面図である。 本発明に係る3次元積層デバイスの凸状の接合部の作製法の一例を示す断面図である。 A,B 本発明に係る3次元積層デバイスの凸状の接合部の作製法の他の例を示す断面図である。 本発明に係る3次元積層デバイスの凸状の接合部の作製法の他の例を示す断面図である。 本発明に係る3次元積層デバイスの凸状の接合部の作製法の更に他の例を示す断面図である。 A,B 本発明に係る凹状の接合部と凸状の接合部の大きさの説明に供する断面図である。 本発明に係る3次元積層デバイスの他の実施の形態を示す模式的な構成図である。 本発明に係る複数の半導体ウェハを積層接合する場合の変形例を示す分解図である。 本発明に係る複数の半導体ウェハを積層接合する場合の他の変形例を示す分解図である。 本発明に係る複数の半導体ウェハを積層接合する場合の更に他の変形例を示す分解図である。 A,B 本発明に係る3次元積層デバイスの構成要素に適用されるMEMS物理量センサの一つである加速度センサの例を示す斜視図及び断面図である。
符号の説明
1・・3次元積層デバイス、2〜5・・半導体ウェハ、2A,3A,4A,5A・・半導体チップ、6・・凸状の接合部、7・・凹状の接合部、11・・MEMS構造体、13,14・・空間、41・・下部ステージ、42・・上部ステージ、65・・3次元積層デバイス、66〜70・・半導体ウェハ、66A・・チップ、67A・・メモリチップ、68A・・ロジックICチップ、69A・・MEMS物理量チップ、70A・・キャップ用チップ、81〜86・・半導体ウェハ、91〜93・・半導体ウェハ、94〜97・・半導体ウェハ、101・・加速度センサ

Claims (19)

  1. 複数の半導体ウェハが積層一体化された後、各デバイスを形成する3次元積層デバイスであって、
    隣り合って積層される半導体ウェハにおいて、一方の半導体ウェハの接合部が凸状に形成され、他方の半導体ウェハの接合部が凹状に形成され、
    前記一方の半導体ウェハの凸状の接合部と、前記他方の半導体ウェハの凹状の接合部とが直接接合されて積層されて成る
    ことを特徴とする3次元積層デバイス。
  2. 最上層及び最下層の半導体ウェハを除く、中間層の半導体ウェハは、表面に凸状の接合部を有し、裏面に凹状の接合部を有して成る
    ことを特徴とする請求項1記載の3次元積層デバイス。
  3. 最上層及び最下層の半導体ウェハを除く、中間層又は一部の中間層の半導体ウェハは、表面及び裏面とも凹状の接合部を有して成る
    ことを特徴とする請求項1記載の3次元積層デバイス。
  4. 前記接合部の表面が、単結晶シリコン、ポリシリコン、アモルファスシリコン、シリコン酸化膜、又はシリコン窒化膜の平坦面で形成されて成る
    ことを特徴とする請求項1記載の3次元積層デバイス。
  5. 前記接合部の表面が金属薄膜の平坦面で形成されて成る
    ことを特徴とする請求項1記載の3次元デバイス。
  6. 前記デバイスが、MEMS構造体チップと、貫通電極を含む配線チップと、ロジックICチップとが積層された集積化MEMSデバイスである
    ことを特徴とする請求項1記載の3次元積層デバイス。
  7. 前記デバイスが、MEMS物理量センサチップと、固体撮像素子チップと、ロジックICチップと、メモリチップとが積層された複合センサデバイスである
    ことを特徴とする請求項1記載の3次元積層デバイス。
  8. 隣り合って積層すべき一方の半導体ウェハに凸状の接合部を形成し、他方の半導体ウェハに凹状の接合部を形成する工程と、
    前記凸状の接合部と前記凹状の接合部とを直接接合して、前記一方の半導体ウェハと前記他方の半導体ウェハを積層する工程と、
    前記工程を経て複数の半導体ウェハを積層一体化した後、各デバイスを形成する工程を有する
    ことを特徴とする3次元積層デバイスの製造方法。
  9. 表面が平坦面の前記凸状及び凹状の接合部を形成し、
    前記直接接合を、プラズマ活性化による低温接合、もしくはArイオンビーム活性化による常温接合で行う
    ことを特徴とする請求項8記載の3次元積層デバイスの製造方法。
  10. 前記接合部の表面を、単結晶シリコン、ポリシリコン、アモルファスシリコン、シリコン酸化膜、又はシリコン窒化膜の平坦面で形成する
    ことを特徴とする請求項8記載の3次元積層デバイスの製造方法。
  11. 前記接合部の表面を、金属薄膜の平坦面で形成する
    ことを特徴とする請求項8記載の3次元積層デバイスの製造方法。
  12. 前記凸状の接合部を、半導体ウェハの凸状の接合部以外の領域をドライエッチングまたはウェットエッチングして凹状領域を形成し、前記凹状領域のエッチングされない凸状領域により形成する
    ことを特徴とする請求項8記載の3次元積層デバイスの製造方法。
  13. 前記凸状の接合部を、半導体ウェハの凸状の接合部以外の領域を選択酸化した後、該選択酸化層をエッチング除去して凹状領域を形成し、前記凹状領域が形成されない凸状領域により形成する
    ことを特徴とする請求項8記載の3次元積層デバイスの製造方法。
  14. 凹状の接合部を、ドライエッチングまたはウェットエッチングにより形成する
    ことを特徴とする請求項8記載の3次元積層デバイスの製造方法。
  15. 凹状の接合部を、半導体ウェハを選択酸化した後、該選択酸化層をエッチング除去して形成する
    ことを特徴とする請求項8記載の3次元積層デバイスの製造方法。
  16. 複数の半導体ウェハを積層一体化した後、各デバイスに形成して3次元積層デバイスを製造する際の、積層デバイスの接合方法であって、
    隣り合って積層すべき一方の半導体ウェハに形成した凸状の接合部と、他方の半導体ウェハに形成した凹状の接合部とを、プラズマ活性化による低温接合で直接接合する
    ことを特徴とする3次元積層デバイスの接合方法。
  17. 複数の半導体ウェハを積層一体化した後、各デバイスに形成して3次元積層デバイスを製造する際の、積層デバイスの接合方法であって、
    隣り合って積層すべき一方の半導体ウェハに形成した凸状の接合部と、他方の半導体ウェハに形成した凹状の接合部とを、Arイオンビーム活性化による常温接合で直接接合する
    ことを特徴とする3次元積層デバイスの接合方法。
  18. 前記接合部の表面を、単結晶シリコン、ポリシリコン、アモルファスシリコン、シリコン酸化膜、又はシリコン窒化膜の平坦面で形成する
    ことを特徴とする請求項16又は17記載の3次元積層デバイスの接合方法。
  19. 前記接合部の表面を、金属薄膜の平坦面で形成する
    ことを特徴とする請求項16又は17記載の3次元積層デバイスの接合方法。
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