JP2008281856A - 転写装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コロナ帯電方式と接触又は近接帯電方式を併用している場合に起こる転写効率不足や転写中抜け、ボソツキ画像といった問題を解消できる転写装置を提供する。
【解決手段】コロナ帯電方式と接触又は近接帯電方式の帯電部材20(YMCK)の何れかによって帯電され、異なる色のトナー画像がそれぞれ形成される複数の像担持体40(YMCK)に対して対向配置された被転写体10と、この被転写体を介して各像担持体に圧接するとともに、各像担持体と前記被転写体との間に転写部を形成する複数の転写手段18(YMCK)とを備え、各像担持体上に形成されたトナー像を各転写部で前記被転写体にそれぞれ転写する転写装置17において、接触又は近接帯電方式の帯電部材20(YMC)によって帯電を受ける像担持体40(YMC)に対する転写手段の転写条件と、コロナ帯電方式の帯電部材20Kによって帯電を受ける像担持体40Kに対する転写手段の転写条件とを異なるように設定した。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置とこれに適用される転写装置に関する。
従来、カラー画像形成装置として多くの形態が知られており、複数の像担持体に形成されたトナー像を、搬送される記録媒体に直接多重転写して定着する直接転写方式や、中間転写体に一旦多重転写し、しかる後に記録媒体に転写して定着する中間転写方式(間接転写方式)がある。何れの場合でも、電子写真方式の画像形成装置では、画像形成部において帯電手段によって像担持体を帯電させ、LD(レーザーダイオード)やLED(発光ダイオード)を用いて露光して静電潜像を像担持体の表面に書き込み、現像手段によってトナー像を形成している。
中間転写方式のカラー画像形成装置は複数の画像形成部を有し、各々の像担持体が異なる位置で被転写体となる中間転写体と接触している。中間転写体は、例えば複数本のローラに掛け渡された無端状の中間転写ベルトとして構成されている。各像担持体に形成されたトナー像を中間転写体に転写する一次転写手段では、像担持体と中間転写ベルトの間に転写部を形成し、この転写部で転写電界を用いてトナー画像を中間転写体に転写している。中間転写体を用いる場合、中間転写体に転写されたトナー画像を記録媒体に転写させる二次転写手段が配置されて2次転写部においても、中間転写ベルトと記録媒体(例えば紙)との間に形成される転写電界を用いて、トナー画像を記録媒体に転写している。
各像担持体上に形成された静電潜像は、互いに異なる色の帯電トナーを用いて現像され、各像担持体と中間転写ベルトとが接触対向する転写部において、通常中間転写体に転写バイアスが印加され、転写バイアスで発生した転写電界によって各像担持体上のトナー像が中間転写体に順次転写されてカラー画像となる。各転写手段には、転写前後においてトナー像を忠実且つ安定して中間転写体や記録媒体に転写することが求められる。つまり、一次転写手段及び二次転写手段に求められる性能を実現するには、安定した転写を高い転写効率で行う必要がある。
このような画像形成装置において前記帯電手段として主にコロナ帯電方式か接触帯電方式が使われている。コロナ帯電方式を利用した帯電部材は例えば帯電チャージャがあり、接触帯電方式を利用した帯電部材は例えば帯電ローラがある。
コロナ帯電方式とは、ワイヤ電極などの放電電極とそれを囲むシールド電極を備え、放電電極とシールド電極に高電圧を印加することにより生じるコロナシャワーによって被帯電体表面を所定電位に帯電させるものである。コロナ帯電方式では、多くのオゾンが発生し、また高電圧を必要とする。
これに対して近年、コロナ帯電方式に比べて低オゾン・低電力の利点より、接触帯電方式が実用化されている。接触帯電方式とは、被帯電体に帯電部材を接触させ、この帯電部材に所定の帯電バイアスを印加することで被帯電対面を所定の電位に帯電させる電位方式であり、ローラ型、ファーブラシ型、磁気ブラシ型、ブレード型等多くの方式が提案されている。特にローラ型では、所定電位に均一な帯電をするために帯電ローラに直流バイアスと交流バイアスを重畳して印加するのが一般的である。交流バイアスが印加されているために、コロナ帯電方式よりも多く放電するので、感光体表面がめくれてしまったり、放電生成物により感光体表面が荒れたりといった感光体へのハザードが起こりやすい。これを回避するために、感光体表面に潤滑剤を塗布して、感光体表面のめくれに対する不具合は回避できるが、今度は帯電ローラに潤滑剤が固着してしまい感光体に対して均一な帯電を出来なくなってしまう。したがって、感光体表面のめくれと潤滑剤の帯電ローラへの固着の両方に対して成立するような潤滑剤の塗布量の最適化が行われている。しかしながら、完全に両立するような潤滑剤の塗布量はなく、帯電ローラの寿命はある程度割り切って使用されている。
上述のコロナ帯電方式では、非接触帯電であるので潤滑剤やトナーによる帯電チャージャへの劣化が少なく、さらに感光体へのハザードも小さい。よって、感光体へのハザードを防止するために潤滑剤を必要十分に塗布でき、帯電手段に対する潤滑剤やトナーの汚染を考慮しなくてよい。したがって、オゾン発生量や消費電力では帯電ローラよりも劣るものの、寿命に関していえば帯電ローラよりも優秀である。
また、帯電ローラを感光体に近接(非接触)として、感光体に付着した異物の汚れによる帯電性能低下を防止するとともに、接触帯電方式と同様の帯電特性によってオゾンの発生をも防止する近接帯電方式が、例えば特許文献1−3で提案されている。
これらの帯電方式の特徴を踏まえ、帯電チャージャと帯電ローラをトナー像形成部ごとに使い分ける方法がある。つまり、使用頻度の高いトナー像形成部(例えばブラック)には寿命の長い帯電チャージャを用いて、使用頻度の低いトナー形成部(例えばカラー)には低オゾン・低電力である帯電ローラを用いる方法である。これによって、画像形成装置としてのメンテナンス頻度を減らしつつ、環境性などから要請のある低オゾンや低消費電力を実現できる。
このような画像形成装置において、各一次転写位置において中間転写体を像担持体表面に押圧する押圧手段を設けている。一次転写時に像担持体と中間転写体の間に圧力をかけるのは、転写効率を高め且つ白抜け等の転写不良の発生を防止するためである。このような押圧手段を用いると、各転写位置で中間転写体の波打ちを抑制して像担持体表面に中間転写体を均一に接触させて、転写ムラを抑制することもできる。
しかしながら、像担持体と中間転写体間に圧力をかけた場合、中間転写体上のトナー像の一部に応力が集中することによって、トナー像(特に線部や文字部中央)が抜けてしまう転写中抜け現象が発生することがある。この転写中抜け現象は、単色画像の形成時よりも多色重ね画像のように中間転写体上にトナー付着量が多い場合に顕著に発生する。この対策として、特許文献1では押圧手段による当接圧力を所定の範囲に設定したり、特許文献2では下流側転写部の当接圧力を上流側のそれよりも弱くしたり、特許文献3ではブラックトナーの転写部及び最上流の転写部での当接圧を他と異ならせる方法を提案し、特許文献4で像担持体を帯電するのにコロナ帯電方式の帯電部材と接触帯電方式の帯電部材を用いるタンデム型のカラー画像形成装置が開示されている。
特開平5−307279号公報 特開平7−301973号公報 特開2004−264792号公報 特開平6−202430 特開2002−14515 特開2005−24936 特開2003−107853
しかし、上述のようなコロナ帯電方式の帯電部材と接触帯電方式の帯電部材が混在するような画像形成装置において、転写効率不足や転写中抜けが発生する場合があった。これは、本発明者らが解析を行ったところ、コロナ帯電方式の帯電部材を持つ画像形成部の像担持体と、接触帯電方式の帯電部材を持つ画像形成部の像担持体では、像担持体表面の摩擦係数が異なるために起きることが判明した。
コロナ帯電方式の帯電部材と接触帯電方式の帯電部材では、像担持体に対する汚染の度合いが異なるため、同じ潤滑剤の塗布量でも像担持体表面の摩擦係数が異なる。したがってトナー像を形成した場合に、トナーと像担持体表面の力学的付着力に違いが生じる。像担持体表面の摩擦係数が大きい場合には、トナーと像担持体表面間の力学的付着力が大きくなる。そのため転写時に、転写電界が力学的付着力に打ち勝つことが出来ず、転写効率が不足しがちになったり中抜けが生じたりする。
一方で、中間転写体を用いる画像形成装置においては、平滑性の低い紙などの記録媒体にトナー画像を二次転写する場合、紙の凹凸によって転写性が異なるため、画像がざらついたりボソついたりして画像品質が低下する問題がある。このような画像をボソツキ画像と呼ぶが、これは紙の凹凸によって転写電界にムラが生じ、トナーと中間転写体との物理的付着力に打ち勝つことが出来ず、中間転写体にトナーが残ってしまうことが原因で生じると考えられる。
本発明は、コロナ帯電方式と接触帯電方式を併用している場合に起こる転写効率不足や転写中抜け、ボソツキ画像といった問題を解消できる転写装置と画像形成装置を提供することを、その目的とする。
上記目的を設定するため、本願発明者は、転写装置と画像形成装置という2つの側面から本願の課題に取り組んだ。すなわち、請求項1の発明では、像担持体の表面摩擦係数の違いによって発生する転写効率の悪化や転写中抜けといった異常画像を防止することを目的としている。そのために、コロナ帯電方式又は接触帯電方式の帯電部材の何れかによって帯電され、異なる色のトナー画像がそれぞれ形成される複数の像担持体に対して対向配置された被転写体と、この被転写体を介して各像担持体に圧接するとともに、各像担持体と前記被転写体との間に転写部を形成する複数の転写手段とを備え、各像担持体上に形成されたトナー像を各転写部で前記被転写体にそれぞれ転写する転写装置において、接触帯電方式の帯電部材によって帯電を受ける像担持体に対する転写手段の転写条件と、コロナ帯電方式の帯電部材によって帯電を受ける像担持体に対する転写手段の転写条件を異なるように設定している。
請求項2の発明は、コロナ帯電方式又は近接帯電方式の帯電部材の何れかによって帯電され、異なる色のトナー画像がそれぞれ形成される複数の像担持体に対して対向配置された被転写体と、この被転写体を介して各像担持体に圧接するとともに、各像担持体と被転写体との間に転写部を形成する複数の転写手段とを備え、各像担持体上に形成されたトナー像を各転写部で被転写体にそれぞれ転写する転写装置において、近接帯電方式の帯電部材によって帯電を受ける像担持体に対する転写手段の転写条件と、コロナ帯電方式の帯電部材によって帯電を受ける像担持体に対する転写手段の転写条件を異なるように設定している。
請求項3の発明は、中間転写体を用いた画像形成装置では、像担持体の表面摩擦係数と中間転写体の表面摩擦係数の差は一般的な転写媒体との差よりも小さく、転写効率不足や転写中抜けといった異常画像が発生し易いので、この問題を防止することを目的としている。そのために、請求項1または2記載の転写装置において、像担持体のトナー像を被転写体に転写する一次転写手段を有し、被転写体を中間転写体とし、複数の転写手段を一次転写手段とした。
請求項4の発明は、請求項3記載の転写装置において、中間転写体に転写して保持されたトナー像を、記録媒体に一括転写する二次転写手段を有することを特徴としている。
請求項5の発明は、像担持体に押圧する押圧力を帯電手段によって変化させることで、異常画像を防止することを目的としている。そのために請求項1乃至4の何れかに記載の転写装置において、転写手段の転写条件を転写手段の押圧力とした。
請求項6の発明は、像担持体が被転写体に転写する転写位置において、像担持体が移動する線速度と被転写体が移動する線速度の差を変化させることで、異常画像を防止することを目的としている。そのために、請求項1乃至4の何れかに記載の転写装置において、転写手段の転写条件を、各転写部において、像担持体が移動する線速度と被転写体が移動する線速度の差としている。
請求項7の発明は、像担持体の表面摩擦係数の違いによって発生する転写効率の悪化や転写中抜けといった異常画像を防止することを目的としている。そのために、像担持体と帯電手段をそれぞれ有し、異なる色のトナー画像をそれぞれ形成する複数の画像形成部と、各画像形成部の像担持体にそれぞれ対向して配置され各像担持体との間に転写部を形成するとともに、この転写部を通過する被転写体を各像担持体にそれぞれ押圧する複数の転写手段とを備え、各転写部で各像担持体上に形成されたトナー像が該被転写体にそれぞれ転写される画像形成装置において、複数の帯電手段は、少なくともコロナ帯電方式又は接触帯電方式の帯電部材を少なくとも一つ以上含み、かつ接触帯電方式の帯電部材によって帯電を受ける像担持体に対する転写手段の転写条件と、コロナ帯電方式の帯電部材によって帯電を受ける像担持体に対する転写手段の転写条件とを異なるように設定したことを特徴としている。
請求項8の発明は、像担持体と帯電手段をそれぞれ有し、異なる色のトナー画像をそれぞれ形成する複数の画像形成部と、各画像形成部の像担持体にそれぞれ対向して配置され各像担持体との間に転写部を形成するとともに、この転写部を通過する被転写体を各像担持体にそれぞれ押圧する複数の転写手段とを備え、各転写部で各像担持体上に形成されたトナー像が該被転写体にそれぞれ転写される画像形成装置において、複数の帯電手段は、少なくともコロナ帯電方式又は近接帯電方式の帯電部材を少なくとも一つ以上含み、かつ近接帯電方式の帯電部材によって帯電を受ける像担持体に対する転写手段の転写条件と、コロナ帯電方式の帯電部材によって帯電を受ける像担持体に対する転写手段の転写条件を異なるように設定したことを特徴としている。
請求項9の発明は、中間転写体を用いた画像形成装置では、像担持体の表面摩擦係数と中間転写体の表面摩擦係数の差は一般的な転写媒体との差よりも小さく、転写効率不足や転写中抜けといった異常画像が発生し易いので、この問題を防止することを目的としている。そのために、請求項7又は8記載の画像形成装置において、像担持体のトナー像を被転写体に転写する一次転写手段を有し、被転写体を中間転写体とし、複数の転写手段を一次転写手段としたことを特徴としている。
請求項10の発明は、請求項9記載の画像形成装置において、中間転写体に転写して保持されたトナー像を、記録媒体に一括転写する二次転写手段を有することを特徴としている。
請求項11の発明は、像担持体に押圧する押圧手段の押圧力を帯電手段によって変化させることで、異常画像を防止することを目的としている。そのために請求項7乃至10の何れかに記載の画像形成装置において、転写手段の転写条件を転写手段の押圧力とした。
請求項12の発明は、像担持体が被転写体に転写する転写位置において、像担持体が移動する線速度と被転写体が移動する線速度の差を変化させることで、異常画像を防止することを目的としている。そのために、請求項7乃至10の何れかに記載の画像形成装置において、転写手段の転写条件を各転写部において像担持体が移動する線速度と被転写体が移動する線速度の差としたことを特徴としている。
請求項13の発明は、低オゾン、低消費電力を達成しながら、像担持体の表面摩擦係数が他と異なることで発生する異常画像を防止することを目的としている。そのために、請求項7乃至12何れかに記載の画像形成装置において、帯電手段のうち、カラートナー像を形成する画像形成部における接触帯電方式の帯電部材を帯電ローラとした。
請求項14の発明は、ブラックの画像形成部の耐久性の向上を図りつつも、像担持体の表面摩擦係数が他と異なることで発生する異常画像を防止することを目的としている。そのために、請求項7乃至13の何れかに記載の画像形成装置において、帯電手段のうち、ブラックトナー像を形成する画像形成部におけるコロナ帯電方式の帯電部材を帯電チャージャとしたことを特徴としている。
請求項15の発明は、ブラックのトナー像の転写中抜けを防止しながら、像担持体の表面摩擦係数が他と異なることで発生する異常画像を防止することを目的としている。そのために、請求項7乃至14の何れかに記載の画像形成装置において、画像形成部で形成されるトナー画像の中で、被転写体に最後に一次転写されるのがブラックのトナー画像となるように画像形成部を配置したことを特徴としている。
本発明によれば、接触帯電方式の帯電部材によって帯電を受ける像担持体に対する転写手段の転写条件と、コロナ帯電方式の帯電部材によって帯電を受ける像担持体に対する転写手段の転写条件とを異なるように設定したので、コロナ帯電方式の帯電部材と接触帯電方式の帯電部材による像担持体の表面摩擦係数の違いで転写条件が変化するので、表面摩擦係数の違いによって生じる転写効率の悪化や転写中抜けといった異常画像を防止することができる。
本発明によれば、近接帯電方式の帯電部材によって帯電を受ける像担持体に対する転写手段の転写条件と、コロナ帯電方式の帯電部材によって帯電を受ける像担持体に対する転写手段の転写条件とを異なるように設定したので、コロナ帯電方式の帯電部材と近接帯電方式の帯電部材による像担持体の表面摩擦係数の違いで転写条件が変化するので、表面摩擦係数の違いによって生じる転写効率の悪化や転写中抜けといった異常画像を防止することができる。
本発明によれば、中間転写体を用いる場合、像担持体の表面摩擦係数と中間転写体の表面摩擦係数の差は一般的な転写紙との差よりも小さく、転写効率不足や転写中抜けといった異常画像が発生し易いが、このような場合でも、コロナ帯電方式の帯電部材と接触帯電方式の帯電部材による像担持体の表面摩擦係数の違いで転写条件を変化させるので、表面摩擦係数の違いによって生じる転写効率の悪化や転写中抜けといった異常画像を防止することができる。
本発明によれば、像担持体へ被転写体を押圧する押圧力を、コロナ帯電方式の帯電部材で帯電される像担持体側と接触帯電方式の帯電部材で帯電される像担持体側とで変化させるので、像担持体とトナーの力学的付着力よりも電界による力を大きくすることができ、異常画像を防止することができる。
本発明によれば、像担持体が被転写体に転写する転写位置において、像担持体が移動する線速度と被転写体が移動する線速度の差を、コロナ帯電方式の帯電部材で帯電される像担持体側と接触帯電方式の帯電部材で帯電される像担持体側とで変化させるので、異常画像を防止することができる。
本発明によれば、帯電手段のうち、カラートナー像を形成する画像形成部における接触帯電方式の帯電部材として帯電ローラを用いるので、像担持体の表面摩擦係数の相違による異常画像は転写条件の変化で防止しながら、低オゾン、低消費電力を図ることができ、環境負荷の低減を図ることができる。
本発明によれば、帯電手段のうち、ブラックトナー像を形成する画像形成部におけるコロナ帯電方式の帯電部材として帯電チャージャを用いるので、像担持体の表面摩擦係数の相違による異常画像は転写条件の変化で防止しながら、使用頻度の高い画像形成部の帯電部材の寿命を長くすることができ、メンテナンス頻度を低減することができる。
本発明によれば、画像形成部で形成されるトナー画像の中で、被転写体に最後に一次転写されるのがブラックのトナー画像となるように、画像形成部を配置したので、ブラックの押圧力を弱めることにより、ブラック以外のカラーのトナー画像に対してボソツキ画像を改善することが出来るとともに、像担持体の表面摩擦係数が他と異なる場合であっても転写条件を変化させているので、異常画像も防止できる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明が適用された転写装置を備えた画像形成装置を示す全体構成図であり、ここではその一例としてカラー複写機を示している。このカラー複写機は、被転写体に中間転写ベルト10を用いたタンデム型の電子写真装置であり、装置最下部に給紙テーブル2を、その上方に複写装置本体1を、さらにその上部にスキャナ3及び原稿自動給送装置(ADF)4をそれぞれ設けてある。
複写装置本体1には、ほぼ中央に無端状の中間転写ベルト10を備えた転写装置17が設けられている。中間転写ベルト10は駆動ローラ14と従動ローラ15,16により張架され、図1で時計回り方向に回転移動するとともに、従動ローラ15の左方に設けられているクリーニング装置19により、画像転写後にその表面に残留する残留トナーが除去されて転写装置17による次の画像形成に備えられる。
駆動ローラ14と従動ローラ15との間に架け渡された直線状の中間転写ベルト10の上方には、その移動方向に沿って、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー画像を形成する画像形成部となる4つのプロセスカートリッジ8Y,8M,8C,8Kが配置されている。各プロセスカートリッジは、像担持体として感光体40Y,40M,40C,40K(以下、色を特定する必要がない場合には単に感光体40という)が、それぞれ図1で反時計方向に回転可能に設けられている。各感光体40の回りには、周知の露光手段7、帯電手段9Y,9M,9C,9K、現像手段61Y,61M,61C,61K、転写手段18Y,18M,18C,18K、クリーニング手段63Y,63M,63C,63Kおよび潤滑剤塗布装置64Y,64M,64C,64Kがそれぞれ設けられている。このうち、露光手段7および転写手段18Y,18M,18C,18Kを除く各手段と装置は、それぞれプロセスカートリッジ8Y,8M,8C,8Kに装着されている。
各帯電手段は、帯電部材に帯電バイアスを印加する電源を備え、イエロー、マゼンタ、シアン用の帯電手段9Y,9M,9Cには、近接帯電方式の帯電部材となる帯電ローラ20Y,20M,20Cを、ブラック用の帯電手段には、転写ジャージ方式の帯電部材として帯電チャージャ20Kを用いている。尚、各帯電ローラと帯電チャージャは、設計思想により任意に選ぶことができる。
帯電ローラ20Y,20M,20Cは、感光体40Y,40M,40Cの表面に対して僅かな隙間が形成されるように配置されている。この隙間は0.02〜0.06[mm]の範囲で設定するのが好ましい。その理由は、隙間が0.06mmを上回ると、放電閾値電界が大きくなり消費電力が多くなる傾向となり好ましくなく、0.02mmを下回ると、各感光体と各帯電ローラとが接触するおそれがあり、非接触帯電方式のメリットが生かされなくなることによる。帯電チャージャ20Kも感光体40Kの表面に対して僅かな隙間が形成されるように配置されていて、その隙間は1.5[mm]とされている。
本形態において、感光体40Y,40M,40Cに対する帯電手段としては、近接帯電方式の帯電部材を用いているが、直接感光体40Y,40M,40Cに接触する接触帯電方式の帯電部材を有する帯電手段を用いても無論かまわない。
転写手段18Y,18M,18C,18Kは、中間転写ベルト10の内側の各感光体と対向する位置に設けられ、中間転写ベルト10を介して各感光体を押圧する一次転写ローラ62Y,62M,62C,62Kと、転写バイアスを各一次転写ローラに印加する図示しないバイアス電源を備えている。各一次転写ローラは、中間転写ベルト10と圧接することで、中間転写ベルト10と各感光体との間に1次転写部を形成している。
各潤滑剤塗布装置64は同一構成であるので、その1つを代表してイエローの感光体40Yに用いられる潤滑剤塗布装置64Yの構成について図2を説明する。潤滑剤塗布装置64Yは、感光体40Yの表面に接触する表面潤滑剤塗布ブレード641Yと潤滑剤ブラシ643Y、潤滑剤642Yおよび潤滑剤642Yを潤滑剤ブラシ643Yに押圧するバネ644Yを備えている。潤滑剤塗布装置64Yでは、潤滑剤塗布ブラシ60Yが回転することで、潤滑剤62Yが潤滑剤塗布ブラシ60Yに適量付着し、潤滑剤塗布ブラシ60Yが感光体40Yに回転しながら接触することで感光体40Yの表面へ潤滑剤62Yの塗布が行われる。そして、潤滑剤塗布ブレード61Yにより感光体40Y上の潤滑剤62Yが均一にならされる。
図1に示すように一次転写側62と反対側に位置する中間転写ベルト10の下側には、二次転写手段22が設けられている。二次転写手段22は中間転写ベルト10を介して従動ローラ16に圧接するように構成されたローラ部材であり、両者の接触部に2次転写部を形成している。二次転写手段22は、中間転写ベルト10との間に送り込まれる記録媒体としてシートPに、中間転写ベルト10上のトナー画像を一括転写する。本形態では、二次転写装置22としてローラ部材を用いたが、非接触のチャージャを用いた構成であっても差し支えない。二次転写装置22の下方には、シート表裏両面に画像を形成する際にシートPを反転させるシート反転装置28を設けられている。
二次転写手段22のシート搬送方向の下流側には、シートP上に形成されたトナー画像を定着する定着装置25が設けられている。定着装置25は、無端状の定着ベルト26に加圧ローラ27が圧接されており、画像転写後のシートPは、一対のローラ23a,23bに架け渡された無端状の搬送ベルト24によって定着装置25へ搬送される。
このような構成のカラー複写機で片面カラーコピーをとる場合は、通常、原稿自動給送装置4の原稿台30上に原稿をセットするが、手動で原稿をセットする場合には、原稿自動給送装置4を開いてスキャナ3のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動給送装置4を閉じることによりこの原稿をコンタクトガラス32へ押圧する。
次に、図示しないスタートスイッチを押すと、原稿自動給送装置4に原稿をセットしたときは原稿が自動でコンタクトガラス32上に給送され、手動でコンタクトガラス32上にセットしたときは直ちにスキャナ3が作動し、第一走行体33及び第二走行体34が走行を開始する。これにより、第一走行体33の光源からの光が原稿に向けて照射され、さらに第二走行体34の一対のミラーにより180度方向を変えて結象レンズ35を通り、読取りセンサ36に入射して原稿の内容が読取られる。
上述したスタートスイッチの押下により、中間転写ベルト10が回動を開始すると同時に感光体40Y,40C,40M,40Kも回転を開始してそれぞれの感光体上にイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの単色のトナー画像を形成する。このようにして各感光体上に形成された単色のトナー画像は、図1で時計回り方向に回動する中間転写ベルト10上に第1転写部で重ね合わせて順次転写されてフルカラーの合成カラー画像が形成される。
一方、給紙テーブル2内の選択された給紙段の給紙ローラ42が回転し、ペーパバンク43内の選択された給紙カセット44からシートPが繰り出され、分離ローラ45により一枚に分離されて給紙路46に搬送される。繰り出されたシートPは搬送ローラ47により複写機本体1の給紙路48に搬送され、レジストローラ49に当接して一旦停止状態になる。なお、手差し給紙の場合には、手差しトレイ51上にセットしたシートPが給紙ローラ50の回転により繰り出され、分離ローラ52により一枚に分離されて手差し給紙路53に搬送され、レジストローラ49に当接して一旦停止状態となる。
何れの場合でも、レジストローラ49は中間転写ベルト10上の合成カラー画像に合わせた正確なタイミングで回転を開始し、停止状態にあったシートPを中間転写ベルト10と二次転写手段22との間の2次転写部に送り込み、シートP上に二次転写手段22で合成カラー画像を転写する。この合成カラー画像が転写されたシートPは、搬送機能も有する二次転写手段22と搬送ベルト24により、定着装置25へ搬送され、過熱・加圧されて転写画像が定着した後、切換爪55により排出側に案内され、排出ローラ56により排紙トレイ57上に排出されてスタックされる。
なお、両面コピーモードが選択されている場合には、表面に画像が形成されたシートPが切換爪55によりシート反転装置28側に搬送され、反転して再び2次転写部へ導かれ、裏面に画像が形成された後、排出ローラ56により排紙トレイ57上に排出されてスタックされる。
本形態において、転写装置17は、中間転写ベルト10と転写手段18Y,18M,18C,18Kと2次転写手段22を備えている。また、転写装置17はブラック単色画像を中間転写ベルト10上に形成する場合には、駆動ローラ14以外の従動ローラ15,16を下方に移動させてイエロー、マゼンタ、シアンの感光体40Y、40M、40Cを中間転写ベルト10から離間させるように構成されている。
本形態では、画像形成装置として、図1に示したタンデム型のカラー複写機を例に説明したが、感光体が一つしかない所謂1ドラム型の画像形成装置にあっては、ファーストコピー速度を早くするために、最初にブラックを作像するのが一般的であり、その後原稿がカラーの場合のみ残りの色の作像を行うように構成されている。
このような構成において、レジストローラ49は通常接地されて用いられることが多く、シートPの紙粉除去のためにバイアスを印加することも出来る。例えば直径18mmで表面を厚さ1mmの導電性NBRゴムで被覆した導電性のゴムローラを用いてバイアスを印加する場合、ゴム材の体積抵抗は109Ωcm程度であり、トナーを転写する側(表面側)に−800V程度の電圧を印加し、シート裏面側には+200V程度の電圧を印加する。一般的に中間転写ベルト10を用いる中間転写方式では紙粉が感光体40まで移動しにくいため、紙粉転写を考慮する必要が少なく、アースになっていても差し支えない。また、印加電圧として一般にDCバイアスが印加されているが、シートPをより均一に帯電させるため、DCオフセット成分を持ったAC電圧を印加することも可能である。
このようにバイアスを印加したレジストローラ49を通過した後のシートPの表面は、若干マイナス側に帯電しているため、中間転写ベルト10からシートPへのトナー像の転写では、レジストローラ49に電圧を印加しなかった場合に比べて転写条件が変わり、転写条件を変更する場合もある。
(感光体への潤滑剤塗布状態と感光体摩擦係数の測定)
本形態において、潤滑剤642塗布量は、感光体1km走行当たり、帯電ローラ側となる感光体40Y,40M,40Cには150mg程度、帯電チャージャ側となる感光体40Kには50mg程度がそれぞれ供給される。これは、各感光体へのハザードと各帯電部材への固着などから要請された好ましい塗布量である。本形態において、帯電チャージャ20Kで帯電されるブラックの感光体40Kの表面摩擦係数は0.08と小さく、帯電ローラ20Y,20M,20Cで帯電されるイエロー、マゼンタ、シアンのカラー用の感光体40Y,40M,40Cの表面摩擦係数は0.11と大きいことが判明した。
本形態における感光体摩擦係数μは、オイラーベルト方式による測定で求めた。オイラーベルト方式による摩擦係数の測定は、像担持体表面の一部に測定用紙(リコー製PPC用紙TYPE6200A4サイズT目)を297mm×30mmのサイズに裁断し、この測定用紙の中央を像担持体の周方向で90度の角度範囲に巻き回す。測定用紙の巻き回し方向端部の一方には100g(0.98N)の分銅を取り付け、他方にはデジタルプルプッシュゲージを取り付け、この分銅が揺れない状態で測定用紙を一定速度の条件で牽引し、測定用紙が動き始めた瞬間におけるデジタルプルプッシュゲージの値を測定する。このときの測定値をF[N]とすると、摩擦係数μはμ=ln(F/0.98/(π/2))で求められる。
次に、感光体と中間転写ベルトの線速差振りの転写中抜けについて
本形態では、転写条件として、各感光体と中間転写ベルト10の線速度Vs1,Vs2を用いる。各感光体が回転したときの線速度Vs1と中間転写ベルト10が回転移動したときの線速度Vs2との線速差(以下、単に線速差という)を変化させた場合の転写中抜けランクの関係を図3に示す。図3において、縦軸は中間転写中抜けランクを示し、横軸は線速差を示す。また、実線はブラックの感光体40K側の転写中抜けランク特性を示し、破線はシアンの感光体40C側の転写中抜けランク特性をそれぞれ示す。図3において評価結果は5段階評価であり、ランク1が最も悪く、ランク5が最も良い。ランク4以上が許容範囲としている。図3では、中間転写ベルト10が回転移動する速度を基準として、感光体40が回転する速度が速い場合には線速差を正として、遅い場合には線速差を負として表記している。
図3から、感光体摩擦係数が0.08と小さいブラックの感光体40Kでは、線速差が小さい場合に転写中抜けランクが高い。これに対して感光体摩擦係数が0.11と大きいシアンの感光体40Cでは、線速差がない場合で一番ランクがよく、線速差が大きくても小さくても転写中抜けが悪化する。このように、感光体の表面摩擦係数が異なることで転写中抜けランクに対する最適な線速差が異なる。したがって、感光体表面摩擦係数が小さいときには線速差を小さくすることで、大きいときには線速差を0とすることで転写中抜けのない画像を得ることが出来る。本形態では、このような結果に基づき、感光体表面摩擦係数が小さいブラックの感光体40Kと、感光体表面摩擦係数が大きいイエロー,マゼンタ,シアン用の感光体40Y,40M、40Cの転写条件となる線速差を設定している。
(押圧力振りの転写中抜け)
本形態では転写条件として、全色の一次転写ローラ62Y,62M,62C,62Kの押圧力を用いる。この押圧力を変化させた場合の転写中抜けの関係を図4に示す。図4において、縦軸は中間転写中抜けランクを示し、横軸は押圧力を示す。また、実線はブラックの感光体40K側の転写中抜けランク特性を示し、破線はシアンの感光体40C側の転写中抜けランク特性をそれぞれ示す。図4においても図3に示すランクと同様、ランク4以上が許容範囲としている。
図4から一次転写ローラの押圧力を小さくすると、転写中抜けのランクが下がる傾向があることがわかる。これは、感光体40と中間転写ベルト10に対して圧力が低くなり、十分な転写圧をかけることが出来ず、転写中抜けが発生する。ブラックの感光体40Kにおいては、感光体の表面摩擦係数が小さく感光体40Kからトナーが離れ易くなっているため、一次転写ローラ62Kの押圧力がある程度小さくなっても電界よってブラックトナーが移動することで良好に転写できるので、ランク4以上を保つことが出来る。しかし、シアンの感光体40Cでは、感光体の表面摩擦係数が大きいため、感光体40Cとシアントナーの力学的付着力が大きいため、電界が力学的付着力に打ち勝つことが出来ないトナーが発生するので、転写抜けを引き起こすと考えられる。
また、押圧力が高くなると、色に関係なく転写中抜けランクは下がっていく。これは、感光体40と中間転写ベルト10の間において、一部のトナーに応力が集中して転写中抜けが生じてしまう。これらの結果は、帯電ローラを使用しているシアン以外の色の感光体40Y、40Mの結果でも同様である。したがって、帯電チャージャと帯電ローラの違いによって、すなわち、感光体40の摩擦係数の違いによって、転写中抜けが良好な押圧力の成立範囲は異なる。
(押圧力振りのボソツキ画像)
本形態における感光体に対する押圧力の違いによるボソツキの発生に関する特性を図5に示す。図5において、縦軸はボソツキランクを示し、横軸は押圧力を示す。実線はブラックの感光体40Kへの押圧力を変化させた時のボソツキランクの変化特性を、破線はシアンの感光体40Cへの押圧力を変化させた時のボソツキランクの変化特性を、一点鎖線はブラックの押圧力を変化させた場合のシアンの感光体40Cのボソツキランクの変化特性をそれぞれ示すものである。ボソツキランクの意味は、転写中抜けランクと同様でランク5が最もよい。許容できるランクは4以上である。また、シアンの場合、ブラックの一次転写ローラ62Kは最適押圧に固定している。
図5から、実線と破線において、一次転写ローラ62K,62Cの押圧力を弱めるにしたがって、ボソツキランクが改善する。これは、一次転写部においてトナーを中間転写ベルト10へ押付ける力が弱まり、トナーと中間転写ベルト10の力学的付着力が減少し、二次転写部においてトナーと中間転写ベルト10の力学的付着力よりも二次転写電界の効果が大きくなるために改善するものと考えられる。また図5の一点鎖線から、ブラックの一次転写ローラ62Kによる押圧力のみを変化させた場合、ブラックのボソツキランクだけでなくカラー(シアン)のボソツキランクも改善することがわかる。これは、カラートナー像を一次転写した後のシートPが、ブラックの感光体40Kと対向配置された一次転写部を通過する際に、中間転写ベルト10にトナーを押付ける力が弱まるので、ボソツキランクが改善する。したがって、ブラックの感光体40Kの一次転写ローラ62Kの押圧力を弱めると、カラー像全色に対して有効である。よって、帯電ローラ20Y,20M,20Cと帯電チャージャ20Kでは、押圧力の成立範囲が異なり、最適押圧力に設定することで転写中抜けとボソツキ画像の双方を良好に改善することができる。
ここで、転写中抜け(図4)とボソツキ画像(図5)の結果を踏まえ両立する押圧力を模索する。これは、転写中抜けとボソツキ画像が共にランク4以上の範囲で押圧力を決定する必要があるので、帯電ローラ20Y,20M,20Cを用いた場合よりも帯電チャージャ20Kを用いると成立範囲は広くなる。帯電ローラ20Y,20M,20Cを用いた場合は、成立範囲は狭く、その範囲内の押圧力は23N/mに決定する。帯電チャージャ20Kを用いるブラックの感光体40Kについては、カラー像のボソツキ画像のランクに影響するので、成立範囲内で小さい押圧力17N/mに決定する。これによって、転写中抜けを防止しつつ、全色のボソツキ画像を改善することに効果がある。図4,図5において○印はブラックとシアンの最適押圧力をそれぞれ示している。
本形態では、被転写体をベルト状の中間転写体(中間転写ベルト10)とした場合について説明したが、転写効率不足や白抜けは被転写体が転写搬送ベルトに担持搬送されているシートPである場合についても、帯電部材の方式の違いで像担持体表面の摩擦係数は異なるので発生する場合がある。したがって、このような被転写体が転写搬送ベルトに担持搬送されているシートPであるような画像形成装置についても、本発明を適用でき、同様の効果が得ることができる。
また、本形態では一次転写手段としてローラ部材を使用したが、ブラシやブレード部材を一次転写手段として用いても差支えない。ブラシを一次転写手段とした場合には、ブラシの厚み、長さ、硬度、中間転写ベルト10への侵入量などを変化させることにより、押圧力を設定することができる。また、ブレード部材を一次転写手段とした場合でも同様に、厚み、長さ、硬度、中間転写ベルト10(被転写媒体)への侵入量などを変化させることにより押圧力を設定することができる。
上記ブラックの感光体40Kの一次転写手段による押圧力は、15〜30[N/m]の範囲が好ましい。多色のボソツキを考慮する場合、押圧力は小さい方がよいので15〜20[N/m]がより好ましいと言える。また、ブラックの感光体40K以外のカラーとなるイエロー、マゼンタ、シアンの感光体40Y,40M,40Cの一次転写手段による押圧力は、21〜28[N/m]が好ましい。ボソツキを考慮すると、押圧力は小さい方がよいので23[N/m]程度がより好ましいといえる。
次に感光体と一次転写手段の実施例について図6を用いて説明する。図6において、一次転写手段となる一次転写ローラ62Y,62M,62C,62Kは、同一構成であるので、一次転写ローラ62として説明する。一次転写ローラ62は芯金62aと、その外周面に筒状のスポンジ部材62bが装着されて構成されている。
感光体40の直径R :60[mm]
一次転写ローラ62の直径R1:16[mm]
芯金62a直径R2 :10[mm]
スポンジ62bの厚みt : 3[mm]
スポンジ62bの硬度 :アスカーC45°(好ましくは40〜60°)
次に押圧力の測定方法について説明する。
一次転写ローラ62の押圧力は、図7に示すようにローラ両端に設けられた軸受け621,621と圧縮コイルバネ622によって行われる。ここでいう押圧力は、((圧縮コイルバネ622によって押圧される力)+(一次転写ローラ62の重量))/(一次転写ローラの全長)として計算される。
なお、押圧する向きと重力の向きの関係によって一次転写ローラ62の重量で和を取るか差を取るかは異なる。本形態では押圧する向きと重力の向きが逆方向であるので、一次転写ローラ62の重量で差を取る。つまり、一次転写ローラ62の重みは感光体60に対して押圧力を減少させる方向となる。
図8に一次転写部材による押圧力を変化させることで、感光体40と中間転写ベルト10との圧接部におけるベルト移動方向への長さとなるニップ幅N1は変動するが、中間転写ベルト10が感光体40に巻きついている(接触面積が大きい)場合は、中間転写ベルト10が感光体60に巻きついていない(接触面積が小さい)場合に比べて、ニップ幅の変動が小さい。よって、押圧力の変動による転写電界分布や感光体40にかかる摩擦抵抗の変動は微小である。また、一次転写手段をローラ部材で構成した場合、ローラを硬い金属ローラで構成すれば、押圧力を変えてもニップ幅N1は変化しにくくなるので、ニップ幅の安定化を図ることができる。
本発明は、上述の形態に限定されるものではなく、感光体表面の摩擦係数の違いで転写条件を変化させるものであり、被転写体の摩擦係数は同一であればベルトでも紙でも成立するため、例えば周知の直接転写タンデムの画像形成装置に適用してもよい。
本発明が適用された転写装置と画像形成装置の一形態を示す概略構成図である。 潤滑剤塗布装置の一形態を示す拡大図である。 像担持体と被転写体の線速度の差と転写中抜けランクの関係を示す特性図である。 一次転写部材による押圧力と転写中抜けランクの関係を示す特性図である。 一次転写部材による押圧力の違いによるボソツキの発生に関する特性を示す線図である。 像担持体と第1転写手段の構成を示す拡大断面図である。 押圧手段の構成を示す拡大図である。 押圧力とニップ幅の関係を示す拡大図である。
符号の説明
8Y,8M,8C,8K 画像形成部
9Y,9M,9C,9K 帯電手段
10 被転写体(中間転写体)
17 転写装置。
18Y,18M,18C,18K 転写手段(一次転写手段)
20Y,20M,20C コロナ帯電方式の帯電部材
20K 接触帯電方式の帯電部材
22 二次転写手段
40Y,40M,40C,40K 像担持体
Vs1 像担持体の線速度
Vs2 被転写体の線速度

Claims (15)

  1. コロナ帯電方式又は接触帯電方式の帯電部材の何れかによって帯電され、異なる色のトナー画像がそれぞれ形成される複数の像担持体に対して対向配置された被転写体と、この被転写体を介して各像担持体に圧接するとともに、各像担持体と前記被転写体との間に転写部を形成する複数の転写手段とを備え、各像担持体上に形成されたトナー像を各転写部で前記被転写体にそれぞれ転写する転写装置において、
    前記接触帯電方式の帯電部材によって帯電を受ける像担持体に対する転写手段の転写条件と、前記コロナ帯電方式の帯電部材によって帯電を受ける像担持体に対する転写手段の転写条件とが異なるように設定されていることを特徴とする転写装置。
  2. コロナ帯電方式又は近接帯電方式の帯電部材の何れかによって帯電され、異なる色のトナー画像がそれぞれ形成される複数の像担持体に対して対向配置された被転写体と、この被転写体を介して各像担持体に圧接するとともに、各像担持体と前記被転写体との間に転写部を形成する複数の転写手段とを備え、各像担持体上に形成されたトナー像を各転写部で前記被転写体にそれぞれ転写する転写装置において、
    前記近接帯電方式の帯電部材によって帯電を受ける像担持体に対する転写手段の転写条件と、前記コロナ帯電方式の帯電部材によって帯電を受ける像担持体に対する転写手段の転写条件とが異なるように設定されていることを特徴とする転写装置。
  3. 前記像担持体のトナー像を前記被転写体に転写する一次転写手段を有し、
    前記被転写体が中間転写体であり、
    前記複数の転写手段が前記一次転写手段であることを特徴とする請求項1又は2記載の転写装置。
  4. 前記中間転写体に転写して保持されたトナー像を、記録媒体に一括転写する二次転写手段を有することを特徴とする請求項3記載の転写装置。
  5. 前記転写手段の転写条件とは、前記転写手段の押圧力であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の転写装置。
  6. 前記転写手段の転写条件は、前記各転写部において、前記像担持体が移動する線速度と前記被転写体が移動する線速度の差であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の転写装置。
  7. 像担持体と帯電手段をそれぞれ有し、異なる色のトナー画像をそれぞれ形成する複数の画像形成部と、各画像形成部の像担持体にそれぞれ対向して配置され各像担持体との間に転写部を形成するとともに、この転写部を通過する被転写体を各像担持体にそれぞれ押圧する複数の転写手段とを備え、各転写部で各像担持体上に形成されたトナー像が該被転写体にそれぞれ転写される画像形成装置において、
    前記複数の帯電手段は、少なくともコロナ帯電方式又は接触帯電方式の帯電部材を少なくとも一つ以上含み、かつ接触帯電方式の帯電部材によって帯電を受ける像担持体に対する転写手段の転写条件と、コロナ帯電方式の帯電部材によって帯電を受ける像担持体に対する転写手段の転写条件とが異なるように設定されていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 像担持体と帯電手段をそれぞれ有し、異なる色のトナー画像をそれぞれ形成する複数の画像形成部と、各画像形成部の像担持体にそれぞれ対向して配置され各像担持体との間に転写部を形成するとともに、この転写部を通過する被転写体を各像担持体にそれぞれ押圧する複数の転写手段とを備え、各転写部で各像担持体上に形成されたトナー像が該被転写体にそれぞれ転写される画像形成装置において、
    前記複数の帯電手段は、少なくともコロナ帯電方式又は近接帯電方式の帯電部材を少なくとも一つ以上含み、かつ近接帯電方式の帯電部材によって帯電を受ける像担持体に対する転写手段の転写条件と、コロナ帯電方式の帯電部材によって帯電を受ける像担持体に対する転写手段の転写条件とが異なるように設定されていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記像担持体のトナー像を前記被転写体に転写する一次転写手段を有し
    前記被転写体が中間転写体であり、
    前記複数の転写手段が前記一次転写手段であることを特徴とする請求項7又は8記載の画像形成装置。
  10. 前記中間転写体に転写して保持されたトナー像を、記録媒体に一括転写する二次転写手段を有することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 前記転写手段の転写条件とは、前記転写手段の押圧力であることを特徴とする請求項7乃至10の何れかに記載の画像形成装置。
  12. 前記転写手段の転写条件は、前記各転写部において、前記像担持体が移動する線速度と被転写体が移動する線速度の差であることを特徴とする請求項7乃至10の何れかに記載の画像形成装置。
  13. 前記帯電手段のうち、カラートナー像を形成する画像形成部における接触帯電方式の帯電部材が帯電ローラであることを特徴とする請求項7乃至12の何れかに記載の画像形成装置。
  14. 前記帯電手段のうち、ブラックトナー像を形成する画像形成部におけるコロナ帯電方式の帯電部材が帯電チャージャであることを特徴とする請求項7乃至13の何れかに記載の画像形成装置。
  15. 前記画像形成部で形成されるトナー画像の中で、前記被転写体に最後に一次転写されるのがブラックのトナー画像となるように、前記画像形成部が配置されていることを特徴とする請求項7乃至14の何れかに記載の画像形成装置。
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