JP2008279551A - ワークの位置決め装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ティーチングの作業が容易なワークの位置決め装置及びワークの位置決め方法を提供すること。
【解決手段】位置決め装置の制御装置は、予めティーチングされた主基準穴及び副基準穴の位置をティーチングデータとして記憶しておく。さらに制御装置は、センシングロボットにより、車体の主基準穴及び副基準穴をセンシングし、このセンシングした結果をティーチングデータに照合して、主基準穴を基準とする副基準穴の方向の変位量(Δφ,Δθ,Δψ)を算出し、ハンドリングロボットを制御して、主基準ピン55を主基準穴に位置合わせするとともに、算出された変位量(Δφ,Δθ,Δψ)に基づいて、副基準ピン56を副基準穴に位置合わせする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ワークの位置決め装置及び方法に関する。詳しくは、複数の取付部が設けられたワークを、ワーク取付対象の所定の位置に位置決めする位置決め装置及び方法に関する。
従来より、自動車の生産工程において、フロントドア及びリヤドアを車体に組み付ける場合、フロントドア用ヒンジ及びリヤドア用ヒンジを、それぞれフロントピラー及びセンターピラーに取り付けた後、これらヒンジにフロントドア及びリヤドアを取り付ける。
ヒンジを取り付ける工程では、フロントドア用ヒンジ及びリヤドア用ヒンジは、これらヒンジが予め取り付けられたヒンジ用治具を用いて、車体の所定の位置に対して同時に位置合わせした後に、ボルトで締結される。
ここで、このヒンジ用治具には、車体の形状に合わせて複数のヒンジが取り付けられるとともに、車体のフロントピラー及びセンターピラーに形成された基準穴と嵌合する基準ピンが形成されている。ヒンジ用治具の基準ピンを車体の基準穴に嵌合させることにより、この治具に取り付けられた複数のヒンジを車体の所定の位置に同時に位置合わせできるようになっている。
以上のようなドアを車体に組み付ける作業は、実際には、搬送ラインに乗って順次搬送される車体に対して行われる。ここで、搬送ライン上の車体は、様々な工程を経て搬送されて各々の姿勢に個体差があるため、ドアの組み付け作業は、車体毎の個体差を解消するために作業者により手作業で行われる場合が多い。特に、ヒンジの位置はその後に取り付けられるドアの立てつけに大きな影響を及ぼすため、ヒンジの位置合わせは、このような個体差によらず精度よく行う必要がある。
一方、このような手作業により、生産コストや生産にかかるサイクルタイムが上昇するのを防止するため、上述のような位置合わせの作業をロボットにより自動化する方法が提案されている。ロボットは、基本的に作業者により予めティーチングされた動作をプレイバックするのみであるため、上述のように車体毎の姿勢に個体差がある場合には、このティーチングした動作を随時補正する必要がある。
例えば特許文献1には、ティーチングした動作を、個体差に応じて補正する方法が示されている。この特許文献1に示された方法では、ロボットによりワークを把持させつつ、このロボットに搭載されたカメラで車体に形成された基準位置を検出することにより、ティーチングした動作を適宜補正している。具体的には、ロボットでワークを車体の所定の位置に組み付ける際には、カメラにより検出された車体の基準位置と、ティーチングされたワークの重心位置との相対位置関係を認識することにより、ティーチングされた動作を車体の姿勢に応じて補正する。これにより、各々の姿勢が異なる車体に対して、ワークを適切な基準位置に組み付けることができる。
特開昭62−106502号公報
ところで、異なる車種に対応するヒンジ治具を位置合わせする場合や、あるいはこのヒンジ治具が変形してしまった場合等、実際の生産現場においては、ロボットのティーチング動作を微調整する必要がある。この場合、作業者は、変更後の治具の形状に応じて、ティーチングプログラムを適宜変更する必要がある。
しかしながら、特許文献1に示された方法では、上述のように、車体の基準位置とワークの重心位置との相対位置関係を認識することにより、ティーチングされた動作を補正している。換言すれば、特許文献1に示された方法では、ワークの重心といった実体の無い点を基準としている。
このため、上述のような事情によりティーチングプログラムを変更する場合、作業者は、変更後のヒンジ治具の重心を再度計算し、その上でティーチングプログラムを変更する必要がある。このため、不慣れな作業者等は、プログラムを変更することが困難になったり、または時間がかかったりする場合があった。
本発明は、ティーチングの作業が容易なワークの位置決め装置及びワークの位置決め方法を提供することを目的とする。
本発明の位置決め装置は、ワーク(例えば、後述のヒンジ治具50)に設けられた第1取付部(例えば、後述の主基準ピン55)及び第2取付部(例えば、後述の副基準ピン56)を、それぞれ、ワーク取付対象(例えば、後述の車体90)に設けられた第1被取付部(例えば、後述の主基準穴93)及び第2被取付部(例えば、後述の副基準穴94)に位置合わせすることで、前記ワークを前記ワーク取付対象に位置決めする位置決め装置(例えば、後述の位置決め装置10)であって、前記第1被取付部及び第2被取付部の各々の位置を検出する一対のセンシングロボット(例えば、後述の主センシングロボット30R及び副センシングロボット30L)と、前記ワークを支持するハンドリングロボット(例えば、後述のハンドリングロボット20)と、前記ハンドリングロボット及び前記センシングロボットを制御して、当該ワークの第1取付部及び第2取付部の各々を、前記ワーク取付対象の第1被取付部及び第2被取付部に取り付ける制御手段(例えば、後述の制御装置40)と、を備え、前記制御手段は、予めティーチングされた前記第1被取付部及び前記第2被取付部の位置(例えば、後述の主基準位置座標(T,B,H)及び副基準位置座標(T,B,H))をティーチングデータとして記憶しておき、前記センシングロボットにより、前記ワーク取付対象の第1被取付部及び第2被取付部をセンシングし、このセンシングした結果を前記ティーチングデータに照合して、前記第1被取付部を基準とする当該第2被取付部の方向の変位(例えば、後述の方向の変位量(Δφ,Δθ,Δψ))を位置情報として算出し、前記ハンドリングロボットを制御して、前記第1取付部を前記第1被取付部に位置合わせするとともに、前記位置情報に基づいて、前記第2取付部を前記第2被取付部に位置合わせすることを特徴とする。
この発明によれば、センシングロボットにより検出された第1被取付部及び第2被取付部の位置をティーチングデータに照合して、第1被取付部を基準とする第2被取付部の方向の変位が位置情報として算出される。さらに、ハンドリングロボットは、ワークの第1取付部を第1被取付部に位置合わせするとともに、算出された位置情報に基づいて第2取付部を第2被取付部に位置合わせするように制御される。これにより、ワークは、ハンドリングロボットにより、そのティーチングされた動作が補正されながらワーク取付対象に位置決めされる。
ここで、ハンドリングロボットは、第1被取付部及び第2被取付部の位置をティーチングデータとし、このティーチングデータと、センシングロボットにより検出された第1被取付部及び第2被取付部の位置とを照合することにより、そのティーチング動作が補正される。したがって、異なるワークを位置決めする場合や、ワークが変形してしまった場合等、異なる形状のワークを位置決めする場合には、ティーチングデータとして、第1被取付部及び第2被取付部の位置のみを計測すればよい。これにより、ティーチングの作業を容易に行うことができる。
また、ワークを支持するハンドリングロボットと、ワーク取付対象の第1被取付部及び第2被取付部をセンシングするセンシングロボットと、を別体で設けた。これにより、例えば、ハンドリングロボットによる作業と、センシングロボットによる作業と、を同時に行うことができる。したがって、位置決めに要するサイクルタイムを短縮させることができる。
本発明の位置決め方法は、ワークに設けられた第1取付部及び第2取付部を、それぞれ、ワーク取付対象に設けられた第1被取付部及び第2被取付部に位置合わせすることで、前記ワークを前記ワーク取付対象に位置決めする位置決め方法であって、一対のセンシングロボットにより、前記ワーク取付対象の第1被取付部及び第2被取付部の各々の位置をセンシングする第1ステップと、予めティーチングされた前記第1被取付部及び前記第2被取付部の位置をティーチングデータとして、前記第1ステップにおいてセンシングした結果を、前記ティーチングデータに照合して、前記第1被取付部を基準とする当該第2被取付部の方向の変位を位置情報として算出する第2ステップと、前記ワークを把持するハンドリングロボットを制御して、前記第1取付部を前記第1被取付部に位置合わせするとともに、前記位置情報に基づいて、前記第2取付部を前記第2被取付部に位置合わせする第3ステップと、を備えることを特徴とする。
この位置決め方法は、上述の位置決め装置を、ワークの位置決め方法として展開したものであり、上述の位置決め装置と同様の効果を奏する。
本発明の位置決め装置によれば、異なるワークを位置決めする場合や、ワークが変形してしまった場合等、異なる形状のワークを位置決めする場合には、ティーチングデータとして、第1被取付部及び第2被取付部の位置のみを計測すればよい。これにより、ティーチングの作業を容易に行うことができる。また、ハンドリングロボットによる作業と、センシングロボットによる作業と、を同時に行うことができる。したがって、位置決めに要するサイクルタイムを短縮させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る位置決め装置10が設けられた位置決めシステム1の概略構成を示す図である。
位置決めシステム1は、ワーク取付対象としての車体90を搬送する搬送ライン80と、この搬送ライン80上の車体90にワークとしてのヒンジ治具50を位置合わせする位置決め装置10と、を含んで構成される。
搬送ライン80は、載置された車体90を、この車体90を進行方向へ搬送する。また、車体90は、その前後方向と搬送ライン80の進行方向とを略平行にした状態で載置されている。ここで、図1は、搬送ライン80上に載置された車体90が、位置決め装置10の正面で停止した状態を示す図である。
以下では、搬送ライン80の進行方向に沿って延びる軸をT軸とし、このT軸と垂直かつ搬送ライン80の幅方向に沿って延びる軸をB軸とし、これらT軸及びB軸と垂直な方向に沿って延びる軸をH軸とする。
位置決め装置10は、ヒンジ治具50を支持するハンドリングロボット20と、ヒンジ治具50が取り付けられる車体90をセンシングする一対の主センシングロボット30R及び副センシングロボット30Lと、これらハンドリングロボット20及び各センシングロボット30R,30Lを制御する制御手段としての制御装置40とを備え、搬送ライン80上に載置された車体90の所定の位置にヒンジ治具50を位置決めする。
また、各センシングロボット30R,30Lには、後述の主ナットランナ34R及び副ナットランナ34Lが設けられており、位置決めされたヒンジ治具50に予め取り付けられた複数のヒンジを締結することが可能となっている。
より具体的には、位置決め装置10は、車体90のフロントピラー91及びセンターピラー92の所定の位置に、それぞれ、図示しないフロントドア及びリヤドアを開閉可能に取り付けるためのフロントドア用ヒンジ51,52及びリヤドア用ヒンジ53,54を位置決めしつつ、これらヒンジ51,52,53,54を車体90に締結する。
ヒンジ治具50は略矩形状であり、その両端部には、それぞれ、フロントドア用ヒンジ51,52及びリヤドア用ヒンジ53,54が着脱可能に設けられている。また、このヒンジ治具50の両端部には、それぞれ、第1取付部としての主基準ピン55及び第2取付部としての副基準ピン56が設けられている。
一方、車体90のフロントピラー91及びセンターピラー92には、これら主基準ピン55及び副基準ピン56と嵌合する第1被取付部としての主基準穴93及び第2被取付部としての副基準穴94が形成されている。すなわち、これら主基準ピン55及び副基準ピン56を、主基準穴93及び副基準穴94に嵌合させることにより、ヒンジ治具50を車体90に位置合わせすることができる。
また、フロントドア用ヒンジ51,52及びリヤドア用ヒンジ53,54は、それぞれ、上述のようにしてヒンジ治具50が車体90に位置合わせされると、フロントピラー91及びセンターピラー92の所定の締結位置に位置決めされる。
ハンドリングロボット20は、いわゆる多関節ロボットであり、ヒンジ治具50を支持するハンド21と、このハンド21の姿勢や3次元空間内での位置を変化させる多関節アーム22と、この多関節アーム22を支持するハンドリングロボット本体23と、を備える。このハンドリングロボット20は、制御装置40から送信された制御信号に応じて動作する。
主センシングロボット30Rは、いわゆる多関節ロボットであり、車体90を検出する主センサ33Rと、主ナットランナ34Rと、これら主センサ33R及び主ナットランナ34Rの姿勢や3次元空間内での位置を変化させる多関節アーム31Rと、この多関節アーム31Rを支持する主センシングロボット本体32Rと、を備える。
また、副センシングロボット30Lも、主センシングロボット30Rと同様に、副センサ33Lと、副ナットランナ34Lと、多関節アーム31Lと、副センシングロボット本体32Lと、を備える。
主ナットランナ34Rは、フロントピラー91の所定の締結位置に位置決めされたフロントドア用ヒンジ51,52に当接して、これらヒンジ51,52を締結する主締結ツール341Rを備える。
また、副ナットランナ34Lは、センターピラー92の所定の締結位置に位置決めされたリヤドア用ヒンジ53,54に当接して、これらヒンジ53,54を締結する副締結ツール341Lを備える。
主センサ33R及び副センサ33Lは、それぞれ、カメラとレーザ距離センサとを備える。このカメラは、車体90内における各基準穴93,94の位置を検出する。また、レーザ距離センサは、レーザ光を車体90へ射出しその反射光を検出することにより、光源から車体90の主基準穴93及び副基準穴94までの距離を計測する。これにより、各センサ33R,33Lは、車体90の主基準穴93及び副基準穴94の3次元空間内における位置を検出する。これら主センサ33R及び副センサ33Lは、各々が検出した主基準穴93及び副基準穴94の位置に関する情報を制御装置40に送信する。
主センサ33Rは、主ナットランナ34R上に設けられている。また、副センサ33Lは、副ナットランナ34L上に設けられている。ここで、これら主センサ33R及び副センサ33Lのセンシング方向は、それぞれ、主ナットランナ34Rの主締結ツール341R及び副ナットランナ34Lの副締結ツール341Lが延びる方向に対し略垂直にして設けられている。
つまり、主センサ33R及び副センサ33Lを車体90に対向させた状態では、主締結ツール341R及び副締結ツール341Lは、それぞれ、待機状態となる。一方、主締結ツール341R及び副締結ツール341Lを車体90に対向させた状態では、主センサ33R及び副センサ33Lは、それぞれ、待機状態となる。
以上のような主センシングロボット30R及び副センシングロボット30Lは、制御装置40から送信された制御信号に応じて動作する。
制御装置40は、ハンドリングロボット20、並びに、主センシングロボット30R及び副センシングロボット30Lのプレイバック動作が規定されたティーチングデータに基づいて、これらロボット20,30R,30Lに制御信号を送信する。
具体的には、制御装置40は、ティーチングデータを記憶する記憶部41と、ティーチングデータ及び各センサ33R,33Lから送信された位置情報に基づいて各ロボット20,30R,30Lの動作を決定する動作決定部42と、決定された動作に応じた制御信号を各ロボット20,30R,30Lに送信する駆動回路43と、を含んで構成される。
記憶部41は、ハンドリングロボット20、主センシングロボット30R、及び副センシングロボット30Lのプレイバック動作を規定するティーチングデータを記憶する記憶手段である。記憶部41には、このティーチングデータとして、例えば、搬送ライン80上の車体90の基準状態における主基準穴93及び副基準穴94の位置に関する情報が記憶されている。
ここで、車体90の基準状態とは、搬送ライン80に列状に載置された複数の車体において、基準となる位置及び姿勢で載置された車体の状態を示す。本実施形態では、この基準状態を、車体90の幅方向に沿った中心が搬送ライン80の幅方向に沿った中心に位置し、かつ、主基準穴93及び副基準穴94を結ぶ線が上記T軸と平行にある状態を、車両の基準状態とするが、これに限るものではない。また、本実施形態では、この基準状態から変位した状態を量産状態とする。これら基準状態及び量産状態については、後に図2を参照して詳述する。
動作決定部42は、各センサ33R,33Lから入力された主基準穴93及び副基準穴94の位置を、記憶部41に記憶されたティーチングデータに照合して、各ロボット20,30R,30Lの動作を決定する。
より具体的には、動作決定部42は、先ず、各センサ33R,33Lから入力された主基準穴93及び副基準穴94の位置に基づいて、量産状態にある主基準穴93の基準状態からの誤差と、主基準穴93を基準とする副基準穴94の方向の変位量とを、後に図2を参照して詳述する手順により算出する。
次に、動作決定部42は、これら算出された誤差及び変位量に応じて、ヒンジ治具50の主基準ピン55及び副基準ピン56の各々を、主基準穴93及び副基準穴94に取り付けるように、ハンドリングロボット20の動作を決定する。
図2を参照して、車体90が基準状態にある場合において、上記主基準穴93の基準状態からの変位量を算出する手順について説明する。
図2は、量産状態における車体90に対し、ヒンジ治具50を位置合わせする状態を示す図である。より具体的には、図2(a)は、量産状態における車体90及びヒンジ治具50をH軸に沿って視た上面図であり、図2(b)は、量産状態における車体90及びヒンジ治具50をB軸に沿って視た側面図である。また、aは、ヒンジ治具50における主基準ピン55と副基準ピン56との間隔を示す定数である。
図2において、基準位置71,72は、それぞれ、基準状態における主基準穴93及び副基準穴94の位置を示す。より具体的には、基準位置71は、上述のT軸、B軸、H軸で規定された座標系における主基準位置座標(T,B,H)で示される。また、基準位置72は、同じ座標系における副基準位置座標(T,B,H)で示される。
また、上述のように、記憶部41には、ティーチングデータとして、これら主基準位置座標(T,B,H)及び副基準位置座標(T,B,H)が記憶されている。これら座標の値に加えて、記憶部41には、副基準位置座標(T,B,H)を、主基準穴93の向きを示す主基準角度座標(φ,θ,ψ)に変換したものが記憶されている。
ここで、主基準角度座標(φ,θ,ψ)の第1、第2、第3成分は、それぞれ、主基準穴93を基準とする副基準穴94の方向の変位を示す。つまり、主基準角度座標(φ,θ,ψ)は、主基準穴93で直交する3つの軸を回転軸とした回転に対する角度を示す。
より具体的には、主基準角度座標(φ,θ,ψ)の第1成分は、主基準穴93及び副基準穴94を結ぶ線を回転軸とした回転に対する角度を示す。また、第2成分は、主基準穴93が延びる方向に沿った軸を回転軸とした回転に対する角度を示す。また、第3成分は、上記第1成分及び第2成分を特徴付ける回転軸と直交する軸を回転軸とした回転に対する角度を示す。
図2において、量産位置73,74は、それぞれ、量産状態における主基準穴93及び副基準穴94の位置を示す。より具体的には、量産位置73は、上述のT軸、B軸、H軸で規定された座標系における基準位置71との誤差として(ΔT,ΔB,ΔH)で示される。また、量産位置74は、同じ座標系における基準位置72との誤差として(Δt,Δb,Δh)で示される。また、図2に示すように、主基準穴93を基準とする副基準穴94の方向の変位量は、上述の主基準角度座標により、(Δφ,Δθ,Δψ)で示される。
量産状態にある主基準穴93の基準状態からの変位量を算出する場合、動作決定部42は、主センサ33Rからの入力を、上記ティーチングデータに照合し、これにより、量産位置73と基準位置71との誤差(ΔT,ΔB,ΔH)を算出する。
次に、動作決定部42は、副センサ33Lからの入力を、上記ティーチングデータに照合し、これにより量産位置74と基準位置72との誤差(Δt,Δb,Δh)を算出する。
次に算出された誤差(ΔT,ΔB,ΔH)及び(Δt,Δb,Δh)に基づいて、主基準角度座標における変位量(Δφ,Δθ,Δψ)を算出する。具体的には、各成分は、図2に示す例では次式に基づいて算出される。
Δφ=0
Δθ=sin−1((Δh−ΔH)/a)
Δψ=sin−1((Δb−ΔB)/a)
また図2では、図示を簡単にするため、主基準穴93及び副基準穴94を通る線を回転軸とした回転が無い場合、すなわちΔφ=0である場合について示したが、これに限るものではない。
次に、動作決定部42は、以上のように算出された誤差(ΔT,ΔB,ΔH)及び方向の変位量(Δφ,Δθ,Δψ)に基づいて、ティーチングデータによるハンドリングロボット20の動作を補正する。
具体的には、動作決定部42は、主基準ピン55を上述の主基準位置座標(T+ΔT,B+ΔB,H+ΔH)に位置合わせするとともに、上述の主基準角度座標(φ+Δφ,θ+Δθ,ψ+Δψ)に基づいて、副基準ピン56を副基準穴94に位置合わせするように、ハンドリングロボット20の動作を決定する。
図1に戻って、以上のように構成された位置決め装置10により、搬送ライン80上の車体90にフロントドア用ヒンジ51,52及びリヤドア用ヒンジ53,54を位置決めしつつ、これらヒンジを締結する手順について説明する。
先ず、車体90が位置決め装置10の正面に位置するように、搬送ライン80を停止させる。
次に、制御装置40は、主センシングロボット30R及び副センシングロボット30Lを制御して、車体90の主基準穴93及び副基準穴94のセンシングを開始する。ここで、主センシングロボット30R及び副センシングロボット30Lは、検出された主基準穴93及び副基準穴94の位置の情報を、制御装置40を介してフィードバックし、主基準穴93及び副基準穴94の位置を正確かつ迅速にセンシングする。
次に、制御装置40は、ハンドリングロボット20を制御して、ヒンジ治具50を車体90に位置決めする。具体的には、上記各センシングロボット30R,30Lから入力された主基準穴93及び副基準穴94の位置に基づいて、上述のように、主基準ピン55及び副基準ピン56を、主基準穴93及び副基準穴94に嵌合させ、ヒンジ治具50を車体90に位置合わせする。
次に、制御装置40は、主センシングロボット30R及び副センシングロボット30Lを制御して、位置決めされたフロントドア用ヒンジ51,52及びリヤドア用ヒンジ53,54を締結する。この締結が完了すると、位置決め装置10の正面には、次の車体が搬送される。
またここで、各ヒンジ51,52,53,54を締結した後、制御装置40は、ハンドリングロボット20を制御し、次の車体にヒンジ治具を位置決めするための準備を行う。具体的には、ハンドリングロボット20のハンド21を、複数のヒンジ治具が収められたスタッカまで移動させるとともに、次の工程で位置決めするためのヒンジ治具をハンド21により支持させる。
このとき、制御装置40は、各センシングロボット30R,30Lにより、次の車体の主基準穴及び副基準穴の位置をセンシングし、このセンシングした結果に基づいて、次の車体に対するハンドリングロボット20の動作を決定する。
本実施の形態によれば、以下のような効果がある。
主センシングロボット30R及び副センシングロボット30Lにより検出された主基準穴93及び副基準穴94の位置をティーチングデータに照合して、主基準穴93を基準とする副基準穴94の方向の変位が位置情報として算出される。さらに、ハンドリングロボット20は、ヒンジ治具50の主基準ピン55を主基準穴93に位置合わせするとともに、算出された位置情報に基づいて副基準ピン56を副基準穴94に位置合わせするように制御される。これにより、ヒンジ治具50は、ハンドリングロボット20により、そのティーチングされた動作が補正されながら車体90に位置決めされる。
ここで、ハンドリングロボット20は、主基準穴93及び副基準穴94の位置をティーチングデータとし、このティーチングデータと、主センシングロボット30R及び副センシングロボット30Lにより検出された主基準穴93及び副基準穴94の位置とを照合することにより、そのティーチング動作が補正される。したがって、異なるヒンジ治具を位置決めする場合や、ヒンジ治具が変形してしまった場合等、異なる形状のヒンジ治具を位置決めする場合には、ティーチングデータとして、主基準穴93及び副基準穴94の位置のみを計測すればよい。これにより、ティーチングの作業を容易に行うことができる。
また、ヒンジ治具50を支持するハンドリングロボット20と、車体90の主基準穴93及び副基準穴94をセンシングする主センシングロボット30R及び副センシングロボット30Lと、を別体で設けた。これにより、例えば、ハンドリングロボット20による作業と、各センシングロボット30R,30Lによる作業と、を同時に行うことができる。したがって、位置決めに要するサイクルタイムを短縮させることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
本実施の形態に係る位置決め装置の概略構成を示す図である。 量産状態における車体に対しヒンジ治具を位置合わせする状態を示す図である。
符号の説明
1…位置決めシステム
10…位置決め装置
20…ハンドリングロボット(ハンドリングロボット)
30R…主センシングロボット(センシングロボット)
30L…副センシングロボット(センシングロボット)
40…制御装置(制御手段)
50…ヒンジ治具(ワーク)
55…主基準ピン(第1取付部)
56…副基準ピン(第2取付部)
80…搬送ライン
90…車体(ワーク取付対象)
93…主基準穴(第1被取付部)
94…副基準穴(第2被取付部)

Claims (2)

  1. ワークに設けられた第1取付部及び第2取付部を、それぞれ、ワーク取付対象に設けられた第1被取付部及び第2被取付部に位置合わせすることで、前記ワークを前記ワーク取付対象に位置決めする位置決め装置であって、
    前記第1被取付部及び第2被取付部の各々の位置を検出する一対のセンシングロボットと、
    前記ワークを支持するハンドリングロボットと、
    前記ハンドリングロボット及び前記センシングロボットを制御して、当該ワークの第1取付部及び第2取付部の各々を、前記ワーク取付対象の第1被取付部及び第2被取付部に取り付ける制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    予めティーチングされた前記第1被取付部及び前記第2被取付部の位置をティーチングデータとして記憶しておき、
    前記センシングロボットにより、前記ワーク取付対象の第1被取付部及び第2被取付部をセンシングし、このセンシングした結果を前記ティーチングデータに照合して、前記第1被取付部を基準とする当該第2被取付部の方向の変位を位置情報として算出し、
    前記ハンドリングロボットを制御して、前記第1取付部を前記第1被取付部に位置合わせするとともに、前記位置情報に基づいて、前記第2取付部を前記第2被取付部に位置合わせすることを特徴とする位置決め装置。
  2. ワークに設けられた第1取付部及び第2取付部を、それぞれ、ワーク取付対象に設けられた第1被取付部及び第2被取付部に位置合わせすることで、前記ワークを前記ワーク取付対象に位置決めする位置決め方法であって、
    一対のセンシングロボットにより、前記ワーク取付対象の第1被取付部及び第2被取付部の各々の位置をセンシングする第1ステップと、
    予めティーチングされた前記第1被取付部及び前記第2被取付部の位置をティーチングデータとして、前記第1ステップにおいてセンシングした結果を、前記ティーチングデータに照合して、前記第1被取付部を基準とする当該第2被取付部の方向の変位を位置情報として算出する第2ステップと、
    前記ワークを把持するハンドリングロボットを制御して、前記第1取付部を前記第1被取付部に位置合わせするとともに、前記位置情報に基づいて、前記第2取付部を前記第2被取付部に位置合わせする第3ステップと、を備えることを特徴とする位置決め方法。
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