JP2008277949A - ファクシミリ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電話機の接続可能なファクシミリ装置において、電話機が非接続の場合に確実な省エネ効果が得られるようにする。
【解決手段】 呼出信号検出部3は回線1からの呼出信号を検出する。ファクシミリ通信制御部5は呼出信号に基づき動作開始して回線1との間でファクシミリ送受信を制御する。電話機入出力部9は切換部11および電話機検出部13を介して電話機15を接続する。切換部11はファクシミリ制御部の制御によって電話機15を電話回線1と電話機入出力部9との間で選択的に切換える。電話機検出部13は電話機15の接続有無無を検出する。ファクシミリ通信制御部5は電話機15の非接続が検出されたとき、電話機入出力部9における電話機15との動作を停止制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】 呼出信号検出部3は回線1からの呼出信号を検出する。ファクシミリ通信制御部5は呼出信号に基づき動作開始して回線1との間でファクシミリ送受信を制御する。電話機入出力部9は切換部11および電話機検出部13を介して電話機15を接続する。切換部11はファクシミリ制御部の制御によって電話機15を電話回線1と電話機入出力部9との間で選択的に切換える。電話機検出部13は電話機15の接続有無無を検出する。ファクシミリ通信制御部5は電話機15の非接続が検出されたとき、電話機入出力部9における電話機15との動作を停止制御する。
【選択図】 図1
Description
本発明はファクシミリ装置に係り、特に電話機の接続が可能で省エネルギーモード(省エネモード)を有するファクシミリ装置の改良に関する。
近年、ファクシミリ装置では、例えば待機時に必要最小限の回路に電力を供給するとともにそれ以外の回路には電力の供給を止める省エネモードに移行し、呼出信号の検出、原稿台への原稿のセット、特定キーの押下により省エネモードを解除する構成を有するものが提案されている。
例えば、特開2003−32398号公報(特許文献1)に示すファクシミリ装置もこの種のものである。
すなわち、この特許文献1は、呼出信号を検出して省エネモードから解除する手段と、電話機の接続有無を検出する手段とを有し、電話機の接続有無に基づいて、呼出信号の検出に基づき省エネモードからの解除条件を変更可能に構成し、電話機接続有無に基づいて省エネモードからの解除を迅速に行えるようにしたものである。
特開2003−32398号公報
しかしながら、上述した特許文献1では、電話機の接続有無にかかわらず1〜2回の呼出信号の検出後すぐに省エネモードを解除するから、電話機が接続されていない場合でも電話機を動作させる回路が働いて省エネモードの効果が生かされず、省エネモードの効果を確保するには改善の余地がある。
すなわち、電話機が接続されたファクシミリ装置では、ファクシミリ装置本体側から電話機側に電源を供給したり、呼出信号の着信を知らせる信号を出力したり、電話機のオフフックを検出する回路が動作して電力を消費していた。
本発明はそのような課題を解決するためになされたもので、電話機の接続可能なファクシミリ装置において、電話機が非接続の場合でも確実な省エネ効果の得られるファクシミリ装置の提供を目的とする。
そのような課題を解決するために本発明に係るファクシミリ装置は、回線からの呼出信号を検出する呼出信号検出部と、検出されたその呼出信号に基づき動作を開始して回線との間でファクシミリ受信を制御するファクシミリ通信制御部と、電話機が接続される電話機入出力部と、この電話機入出力部と電話機との間に挿入されファクシミリ制御部の制御によって電話機をそれら回線と電話機入出力部との間で選択的に切換え接続する切換部と、その電話機入出力部に対する電話機の接続有無を検出する電話機検出部とを具備し、その電話機検出部が電話機の非接続を検出したとき、上記ファクシミリ通信制御部が電話機入出力部における電話機との動作を停止制御する構成を有している。
本発明のファクシミリ装置では、呼出信号検出部による呼出信号検出時に電話機検出部が電話機の非接続を検出するとき、上記ファクシミリ通信制御部が電話機入出力部における電話機との動作を停止制御する構成も可能である。
本発明のファクシミリ装置では、上記電話機検出部が、それら電話機入出力部と電話機間を流れる信号の有無を検出して電話機の接続有無を検出する構成も可能である。
本発明のファクシミリ装置では、上記電話機検出部が電話機入出力部に対する電話機の接続開始を検出する構成も可能である。
本発明のファクシミリ装置では、上記電話機の接続、非接続を登録する操作部を有し、その非接続が登録されたとき上記ファクシミリ通信制御部が電話機入出力部における電話機との動作を停止制御する構成も可能である。
このような本発明に係るファクシミリ装置、回線からの呼出信号を呼出信号検出部が検出し、検出されたその呼出信号に基づきファクシミリ通信制御部が回線との間でファクシミリ受信の制御を開始し、電話機が接続される電話機入出力部と電話機の間に挿入された切換部をファクシミリ制御部の制御によって電話機をそれら回線と電話機入出力部との間で選択的に切換え、その電話機入出力部に対する電話機の接続有無を電話機検出部で検出するとともに、その電話機検出部が電話機の非接続を検出したとき、上記ファクシミリ通信制御部が電話機入出力部における電話機との動作を停止制御するから、電話機が非接続であれば電話機入出力部の動作が停止され、電話機が非接続の場合に確実な省エネ効果が得られる。
本発明のファクシミリ装置において、呼出信号検出部による呼出信号検出時に電話機検出部が電話機の非接続を検出したとき、上記ファクシミリ通信制御部が電話機入出力部における電話機との動作を停止制御する構成では、特に、呼出信号の着信後における確実な省エネ効果が得られる。
本発明のファクシミリ装置において、上記電話機検出部が、それら電話機入出力部と電話機間を流れる信号の有無を検出して電話機の接続有無を検出する構成では、上記電話機検出部をそれら電話機入出力部と電話機間に挿入するだけで検出可能であるから、構成が簡単である。
本発明のファクシミリ装置において、上記電話機検出部が電話機入出力部に対する電話機の接続開始を検出する構成では、動作途中で物理的に電話機が接続された場合でもその検出が可能である。
本発明のファクシミリ装置において、上記電話機の接続、非接続を登録する操作部を有し、その非接続が登録されたとき上記ファクシミリ通信制御部が電話機入出力部における電話機との動作を停止制御する構成では、ユーザの操作によっても省エネ効果を制御可能である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るファクシミリ装置の実施の一形態を示す概略ブロック図である。
図1において、電話回線1は、公衆回線又は専用回線等の従来公知の通信回線であり、本発明に係るファクシミリ装置の主要部をなす呼出信号検出部3およびファクシミリ通信制御部5に接続されている。なお、ファクシミリ通信制御部5は図においてFAX通信制御部と略称する。
呼出信号検出部3は、図示しない発呼側から電話回線1を介して伝送された呼出信号を検出してファクシミリ通信制御部5に出力する公知の回路である。
ファクシミリ通信制御部5は、CPU、このCPUの動作プログラムを格納したROM、入出力インターフェース部を有して形成されており、呼出信号検出部3による呼出信号に基づいて動作開始し、その後のファクシミリ通信の送受信を制御するものであり、操作部7、電話機入出力部9に接続されている。
ファクシミリ通信制御部5は、ファクシミリ送受信を行うためのファクシミリ信号復号化部、ファクシミリ信号符号化部、ファクシミリ送信原稿読取部、ファクシミリ受信画像印刷部等にも接続されてそれらを制御するが、本発明の要部ではないから説明および図示を省略する。ファクシミリ通信制御部5のその他の機能は後述する。
操作部7は、ファクシミリ送受信を行うための送受信指示、種々の動作設定、例えば通信相手先電話番号等の設定入力を受付けるキーボードスイッチ等である。
操作部7は、後述する電話機15の電話機入出力部9に対する接続、非接続の設定登録を受け付ける機能も有している。
電話機入出力部9は、これに接続された電話機15に対して直流駆動電源を供給したり、ファクシミリ通信制御部5からの起動制御信号によって着信信号を電話機15に出力したり、電話機15のオフフックを検出し、このオフフック検出信号等をファクシミリ通信制御部5に出力する機能を有している。
電話機入出力部9と電話機15の間には、切換部11および電話機検出部13が挿入接続されている。
切換部11は、可動接点側が電話回線1と電話機入出力部9に接続され、固定接点側が電話機検出部13を介して電話機15に接続された2回路2接点構成のリレー等の機械的スイッチ又は半導体スイッチ等の無接点スイッチであり、電話回線1と電話機入出力部9とを選択的に切換える機能を有し、待機時は可動接点が電話機入出力部9を選択している。
切換部11は、電話機入出力部9からのオフフック検出信号に基づきファクシミリ通信制御部5により、可動接点が電話機入出力部9から電話回線1に切換え制御されるようになっており、その検出信号の遮断によって可動接点が電話機入出力部9に戻るようになっている。
電話機検出部13は、電話機入出力部9に対する電話機15の接続の有無を検出するもので、図2に示すように、一方の回線に挿入された双方向性発光ダイオード17aと、所定の電源Vccに一端が接続された抵抗Rとアース間に挿入された受光トランジスタ17bからなるフォトカプラ17で形成されている。
電話機入出力部9と電話機15の間に信号が流れると、発光ダイオード17aが発光して受光トランジスタ17bで受光され、電源Vccから抵抗Rおよび受光トランジスタ17bを介して電流がアースに流れて抵抗Rの他端の電圧VoutがHレベルからLレベルに低下し、電話機15の接続状態の検出が可能である。
そのため、他端の電圧Voutのレベルがファクシミリ通信制御部5で検知され、電話機入出力部9と電話機15間に流れる電流の有無による電話機検出部13の動作を介して、電話機15の接続有無がファクシミリ通信制御部5にて検出される。
電話機検出部13は、電話機15が接続されない状態から物理的に接続されると、電話機入出力部9と電話機15の間に電流が流れるから、同様に、電話機15の接続有無の検出が可能である。
電話機検出部13に接続された電話機15は、従来公知の通話用のものであるから、詳細な説明は省略する。
ファクシミリ通信制御部5は、呼出信号検出部3が呼出信号を検出した状態において、電話機検出部13が電話機15の非接続を検出したとき、電話機入出力部9を制御し、電話機入出力部9における電話機15に対する動作、例えば電話機15に対する直流駆動電源の供給、着信信号の電話機15への出力、又は電話機15のオフフック検出動作を停止制御する機能を有している。
ファクシミリ通信制御部5は、電話機検出部13が電話機入出力部9に対する電話機15の接続開始を検出したとき、電話機入出力部9におけるそれら動作停止を解除制御する機能も有している。
電話機入出力部9におけるそれら動作停止の解除は、電話機15の接続開始の検出の他、例えば呼出信号の検出期間の経過によって自動的に解除する構成も可能である。
さらに、ファクシミリ通信制御部5は、上述した操作部7から電話機15の非接続が登録されたとき、電話機入出力部9におけるそれら動作を停止制御する機能も有している。
次に、本発明に係るファクシミリ装置の動作を図3のフローチャートを参照して説明する。
プログラムが開始されると、ステップS1で呼出信号の検出処理が行われて検出するまでステップS1を繰返し、呼出信号が受信されてステップS1がYESになると、ステップS2で電話機15の接続有無が判別される。
電話機15の接続が検出されてステップS2がYESであれば、ステップS3にて電話機入出力部9を動作処理が行われてステップS4に移る。
電話機15の接続が検出されないでステップS2がNOであれば、ステップS5にて電話機入出力部9の動作を停止状態にしてステップS4に移り、ステップS4にて呼出信号との動作、例えばファクシミリ通信処理が実行される。
また、本発明のファクシミリ装置において、途中で電話機15が電話機入出力部9を介して電話機入出力部9に物理的に接続される動作を、図4Aのフローチャートを参照して説明する。
この動作は、ステップS10にて電話機15の接続有無が判別され、非検出であれば検出するまでステップS10を繰返し、電話機15の接続が検出されてステップS10がYESであれば、ステップS11にて電話機入出力部9を動作させて電話機15のオフフック検出処理が行われる。
さらに、本発明のファクシミリ装置において、電話機15の接続および非接続を登録する動作を図4Bのフローチャートを参照して説明する。
この動作は、ステップS20にて操作部7への設定入力の有無が判別され、電話機15の接続が登録されたときには、ステップS21にて電話機入出力部9の動作処理が行われ、非接続が登録されればステップS22にて電話機入出力部9の動作を停止状態にする処理が行われる。
このように本発明のファクシミリ装置では、電話回線1からの呼出信号を検出する呼出信号検出部3と、検出された呼出信号に基づき動作開始して回線との間でファクシミリ送受信を制御するファクシミリ通信制御部5と、電話機15が接続される電話機入出力部9と、この電話機入出力部9と電話機15の間に挿入されファクシミリ制御部の制御によって電話機15を電話回線1と電話機入出力部9との間で選択的に切換え接続する切換部11と、その電話機入出力部9と電話機15間を流れる信号を検出して電話機15の接続有無を検出する電話機検出部13とを具備し、電話機検出部13が電話機15の非接続を検出したとき、ファクシミリ通信制御部5が電話機入出力部9における電話機15との動作を停止制御する構成を有している。
そのため、電話機15が電話機入出力部9に対して非接続であれば電話機入出力部9の動作が停止され、電話機15が非接続の場合に確実な省エネ効果が得られる利点があるし、それら電話機入出力部9と電話機15間の信号を検出するだけで電話機15の接続、非接続が検出され、構成も簡単である。
しかも、呼出信号検出部3による呼出信号検出時に電話機検出部13が電話機15の接続、非接続を検出するから、特に、呼出信号の着信後における確実な省エネ効果が得られる。
さらに、動作途中で物理的に電話機15が接続された場合でも、電話機検出部13がそれを検出可能であるから、この検出を利用して電話機入出力部9における電話機15との動作停止を解除可能となる。
さらにまた、操作部7にて電話機15の接続、非接続を登録可能であるから、ユーザの操作によっても省エネ効果を制御可能となる利点がある。
ところで、上述した電話機入出力部9は、電話機15に対する直流駆動電源を供給、着信信号の電話機15の出力、電話機15のオフフック検出等に限らず、電話機15との間で何らかの信号の入力又は出力動作を行う機能を有する回路であれば本発明の目的達成が可能である。
1 回線(電話回線)
3 呼出信号検出部
5 ファクシミリ通信制御部
7 操作部
9 電話機入出力部
11 切換部
13 電話機検出部
15 電話機
17 フォトカプラ
17a 発光ダイオード
17b 受光トランジスタ
3 呼出信号検出部
5 ファクシミリ通信制御部
7 操作部
9 電話機入出力部
11 切換部
13 電話機検出部
15 電話機
17 フォトカプラ
17a 発光ダイオード
17b 受光トランジスタ
Claims (5)
- 回線からの呼出信号を検出する呼出信号検出部と、
検出された前記呼出信号に基づき動作開始し前記回線との間でファクシミリ受信を制御するファクシミリ通信制御部と、
接続される電話機との間で入出力動作をする電話機入出力部と、
この電話機入出力部と前記電話機との間に挿入され前記ファクシミリ制御部の制御によって前記電話機を前記回線と電話機入出力部との間で選択的に切換え接続する切換部と、
前記電話機入出力部に対する前記電話機の接続有無を検出する電話機検出部と、
を具備するファクシミリ装置であって、
前記ファクシミリ通信制御部は、前記電話機検出部が前記電話機の非接続を検出したとき、前記電話機入出力部における前記電話機との動作を停止制御することを特徴とするファクシミリ装置。 - 前記ファクシミリ通信制御部は、前記呼出信号検出部による呼出信号検出時に、前記電話機検出部が前記電話機の非接続を検出したとき、前記電話機入出力部における前記電話機との動作を停止制御する請求項1記載のファクシミリ装置。
- 前記電話機検出部は、前記電話機入出力部と電話機間を流れる信号の有無を検出して前記電話機の接続有無を検出する請求項1又は2記載のファクシミリ装置。
- 前記電話機検出部は、前記電話機入出力部に対する前記電話機の接続開始を検出する請求項1〜3いずれか1記載のファクシミリ装置。
- 前記電話機の接続、非接続を登録する操作部を有し、前記ファクシミリ通信制御部は、前記非接続が登録されたとき前記電話機入出力部における前記電話機との動作を停止制御する請求項1又は2記載のファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007116480A JP2008277949A (ja) | 2007-04-26 | 2007-04-26 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007116480A JP2008277949A (ja) | 2007-04-26 | 2007-04-26 | ファクシミリ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007116480A Pending JP2008277949A (ja) | 2007-04-26 | 2007-04-26 | ファクシミリ装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013077950A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Brother Ind Ltd | 通信装置 |
-
2007
- 2007-04-26 JP JP2007116480A patent/JP2008277949A/ja active Pending
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JP2013077950A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Brother Ind Ltd | 通信装置 |
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