JP2008276338A - 建物の部材発注システム - Google Patents

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貢 上堀内
Kyoko Sato
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Abstract

【課題】 発注情報の精度を高め、合理的な発注システムにより最適なタイミングで発注書を発行する。
【解決手段】マスタ−システム12と設計システム14と複数の発注元システム16とをネットワーク18を通じて接続する。マスタ−システム12には、注文書48を作成するための注文書情報20と、建物の各部材の価格算出用情報28を含む部材情報24と、発注先に注文書48を送信するために必要な発注先情報30を記憶し、設計システム14には、建物の仕様書情報34とCAD積算データ36を記憶して、注文書基礎データ42を生成する注文書基礎データ生成手段41を備え、発注元システム16には、建物の建設工事の工事日程を記憶して、発注先に対する注文書48を自動生成する注文書生成手段50を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物を受注した時に、その建物を構成する各部材を誤り無くメーカーに発注することができる建物の部材発注システムに関する。
建物を受注すると、その設計をし、建設工事日程に間に合うように必要な建設資材を漏れなく発注する処理が必要になる。こうした煩雑な発注業務を、コンピュータにより自動化するシステムが各種開発されている(特許文献1)(特許文献2)。
特開2002−276031号公報 特開2006−114059号公報
既知の従来の技術には、次のような解決すべき課題があった。
営業部門が建物を受注し、設計部門が設計をし、工事部門が工事日程を管理するというように、建物の建設にあたって大きく役割分担がなされることがある。建物の建設に必要な部材は多種多様であり、品番、数量、色柄等の情報の一部でも不足することが無いように、高精度の発注情報管理が必要になる。また、建物に必要な部材を建設工事の進捗に合わせて遅滞なく発注するために、工事の進捗管理のための情報収集も必要になる。従来のように、全ての部門から必要な情報を収集して発注処理を一元管理するようなシステムでは、情報収集ネットワークを完全に機能させ、さらに、建設工事の専門家によるチェックがなければ、発注ミスを皆無にするのは難しい。発注ミスが発生すると工事の進行が遅れたり、工事のやり直しが生じて様々な弊害をもたらす。また、発注のタイミングが早過ぎると、部材の持ち帰りや現場保管により、部材の破損や損失も生じる。
上記の課題を解決するために、本発明は、発注情報の精度を高め、合理的な発注システムにより注文書の誤りを無くし、最適なタイミングで注文書を発行するシステムを提供することを目的とする。
以下の構成はそれぞれ上記の課題を解決するための手段である。
〈構成1〉
マスタ−システムと設計システムと複数の発注元システムとをネットワークを通じて接続してなり、上記マスターシステムは、建物を構成するいずれかの部材が指定されたときに、当該部材を製造する発注先宛に注文書を作成するための所定の形式の注文書情報を記憶した記憶装置と、上記注文書に含める情報であって、上記建物を構成する各部材を特定する部材コードと部材の価格算出用情報を含む部材情報を記憶した記憶装置と、上記発注先に上記注文書を送信するために必要なアドレスデータを含む発注先情報を記憶した記憶装置とを備え、上記設計システムは、建物主要部の構造と当該建物に使用されるユニットとそのユニットを構成する部材の色柄とを含む仕様書情報を記憶した記憶装置と、建物各部の設計図面を描画するためのCADデータから抽出された発注処理用のCAD積算データを記憶した記憶装置と、上記仕様書情報と上記CAD積算データとを参照して、建物に使用される全ての部材を識別する識別コードと数量と色柄とを含む注文書基礎データを生成する注文書基礎データ生成手段と、上記複数の発注元システムのうちから、特定の建物の建設工事を担当する発注元システムを選択して、該当する発注元システムへ、該当する建物の注文書基礎データを送信するデータ配信手段を備え、上記発注元システムは、上記建物の建設工事の工事日程を含む工程情報を記憶した記憶装置と、上記データ配信手段から受信した建物の注文書基礎データと、上記マスターシステムの記憶装置に記憶された注文書情報と部材情報と発注先情報とを参照して、該当する発注先に対する注文書を生成する注文書生成手段と、上記注文書を記憶する記憶手段と、上記工程日程に整合させ、上記発注先情報を参照して、上記注文書を上記発注先に送信する送信手段とを備えることを特徴とする建物の部材発注システム。
マスターシステムは、建物を構成する任意の部材について、当該部材を製造する発注先に注文書を発送するために必要な情報を管理する。このシステムを利用すると、任意の部品を個別に適切な発注先を指定して発注できる。設計システムでは、仕様書情報とCAD積算データの両方のデータを参照して注文書基礎データを生成する。発注元システムは、工事を直接管理するために工程日程を生成する。この工程日程に従って部材を順次発注する。注文書は、マスターシステムのデータと設計システムのデータとを利用して生成される。それぞれのシステムは部門の特性に応じてデータを生成して蓄積し、これを発注元システムが利用するようにして、合理的に的確に注文書を発行できる。
〈構成2〉
構成1に記載の建物の部材発注システムにおいて、上記発注元システムにおいて、上記注文書を記憶した記憶手段は、未発送の上記注文書であって、発注予定日と希望納品日とを特定する情報を含むものを、上記発注先の端末装置により閲覧可能な状態に保持することを特徴とする建物の部材発注システム。
未発送の注文書であって、発注予定日と希望納品日を特定する情報を含むものを、該当する発注先の端末装置により閲覧可能な状態にしておく。これにより、発注は確定していなくても、発注される予定の部材について、発注先が予め製造工程を組むことができる。
〈構成3〉
構成1または2に記載の建物の部材発注システムにおいて、上記設計システムは、上記建物の注文書基礎データと、上記マスターシステムの記憶装置に記憶された注文書情報と部材情報と発注先情報とを参照して、該当する建物の価格の見積もりデータを生成する、見積書生成手段を備えることを特徴とする建物の部材発注システム。
最終的な発注処理を待たずに、設計システムが管理する情報を利用して、該当する建物の価格の見積もりデータを生成することができる。
〈構成4〉
構成1乃至3のいずれかに記載の建物の部材発注システムにおいて、上記データ配信手段は、上記CADデータに含まれた建物各部の設計図面を描画するためのデータであって、上記注文書基礎データと関連するものを、上記注文書基礎データに含めて送信することを特徴とする建物の部材発注システム。
注文書には、建物各部の構成に必要な部材名等がリストアップされる。その内容の確認等に図面があると便利である。そこで、CADデータを管理する設計システムから、注文書基礎データと関連する図面描画用データを送信することにした。
〈構成5〉
構成1乃至4のいずれかに記載の建物の部材発注システムにおいて、上記発注元システムは、上記マスターシステムの記憶装置に記憶された注文書情報と部材情報と発注先情報とを参照して、任意のタイミングで任意の部材について、該当する発注先に対する注文書を生成する注文書生成手段を備えることを特徴とする建物の部材発注システム。
マスタ−システムには、任意の部材について該当する発注先に注文書を発行する情報が管理されている。発注元システムは、工程の進捗に合わせて必要な部材が発生したときに、これらの情報を参照して、随時その部材の発注書を発行できる。
〈構成6〉
構成1乃至5のいずれかに記載の建物の部材発注システムにおいて、上記発注元システムは、上記記憶装置に記憶された未発送の注文書に対して、発注内容確定表示と納品日確定表示とを追記して発送処理をする確定情報追記手段を備えることを特徴とする建物の部材発注システム。
発注内容確定表示と納品日確定表示とを追記することにより、発注先の端末装置により閲覧されて、自動的に発注書の発送処理が完了する。
〈構成7〉
構成1乃至6のいずれかに記載の建物の部材発注システムにおいて、上記発注元システムは、上記記憶装置に記憶された未発送の注文書に対して、それぞれアラームを設定して、発注タイミングを制御する警告手段を備えることを特徴とする建物の部材発注システム。
発送予定の発注書について、それぞれアラームを設定すれば、発注書の発送忘れを防止できる。
〈構成8〉
構成1乃至6のいずれかに記載の建物の部材発注システムにおいて、上記発注元システムは、発送済みの注文書について、上記発注先から発注元に対して当該注文書に応じて発行される請求書用のデータを生成し、上記注文書と同様に、上記記憶装置に閲覧可能な状態で記憶する請求書生成手段を備えることを特徴とする建物の部材発注システム。
マスターシステムで正確な部材情報を一元管理するので、これを利用して、正確な発注書ができる。その内容に誤りがなければ、そのまま発注先で請求書用のデータを生成するために利用できる。
〈構成9〉
建物を構成するいずれかの部材が指定されたときに、当該部材を製造する発注先宛に注文書を作成するための所定の形式の注文書情報を記憶した記憶装置と、上記注文書に含める情報であって、上記建物を構成する各部材を特定する部材コードと部材の価格算出用情報を含む部材情報を記憶した記憶装置と、上記発注先に上記注文書を送信するために必要なアドレスデータを含む発注先情報を記憶した記憶装置とを備えたマスターシステムと、少なくとも、建物主要部の構造と当該建物に使用されるユニットとそのユニットを構成する部材の色柄とを含む仕様書情報を記憶した記憶装置と、建物各部の設計図面を描画するためのCADデータから抽出された発注処理用のCAD積算データを記憶した記憶装置と、上記仕様書情報と上記CAD積算データとを参照して、建物に使用される全ての部材を識別する識別コードと数量と色柄とを含む注文書基礎データを生成する注文書基礎データ生成手段と、上記複数の発注元システムのうちから、特定の建物の建設工事を担当する発注元システムを選択して、該当する発注元システムへ、該当する建物の注文書基礎データを送信するデータ配信手段を備えた設計システム、に対して、ネットワークを通じて接続された発注元システムにおいて、当該発注元システムのコンピュータを、上記建物の建設工事の工事日程を含む工程情報を記憶した記憶装置と、上記データ配信手段から受信した建物の注文書基礎データと、上記マスターシステムの記憶装置に記憶された注文書情報と部材情報と発注先情報とを参照して、該当する発注先に対する注文書を生成する注文書生成手段と、上記注文書を記憶する記憶手段と、上記工程日程に整合させ、上記発注先情報を参照して、上記注文書を上記発注先に送信する送信手段、として機能させる建物の部材発注プログラム。
〈構成10〉
建物を構成するいずれかの部材が指定されたときに、当該部材を製造する発注先宛に注文書を作成するための所定の形式の注文書情報を記憶した記憶装置と、上記注文書に含める情報であって、上記建物を構成する各部材を特定する部材コードと部材の価格算出用情報を含む部材情報を記憶した記憶装置と、上記発注先に上記注文書を送信するために必要なアドレスデータを含む発注先情報を記憶した記憶装置とを備えたマスターシステムと、少なくとも、建物主要部の構造と当該建物に使用されるユニットとそのユニットを構成する部材の色柄とを含む仕様書情報を記憶した記憶装置と、建物各部の設計図面を描画するためのCADデータから抽出された発注処理用のCAD積算データを記憶した記憶装置と、上記仕様書情報と上記CAD積算データとを参照して、建物に使用される全ての部材を識別する識別コードと数量と色柄とを含む注文書基礎データを生成する注文書基礎データ生成手段と、上記複数の発注元システムのうちから、特定の建物の建設工事を担当する発注元システムを選択して、該当する発注元システムへ、該当する建物の注文書基礎データを送信するデータ配信手段を備えた設計システム、に対して、ネットワークを通じて接続された発注元システムにおいて、当該発注元システムのコンピュータを、上記建物の建設工事の工事日程を含む工程情報を記憶した記憶装置と、上記データ配信手段から受信した建物の注文書基礎データと、上記マスターシステムの記憶装置に記憶された注文書情報と部材情報と発注先情報とを参照して、該当する発注先に対する注文書を生成する注文書生成手段と、上記注文書を記憶する記憶手段と、上記工程日程に整合させ、上記発注先情報を参照して、上記注文書を上記発注先に送信する送信手段、として機能させる建物の部材発注プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
本発明では、マスタ−システムと設計システムと発注元システムとが、部門の特性に応じてデータを分担して生成して蓄積する。各システムがそれぞれ精度の高いデータを一元管理し、発注書生成に必要なデータを発注元システムに提供する。発注元システムは、直接建物の建設工事を管理する。その工程日程にタイミングを合わせて発注書を発注先に閲覧させたり発送したりする。以下、本発明の実施の形態を実施例毎に詳細に説明する。
図1は実施例1の建物の部材発注システムを示すブロック図である。
建物の部材発注システム10は、マスタ−システム12と設計システム14と発注元システム16として機能する複数のコンピュータを、ネットワーク18により接続して構成される。マスターシステムは、建物を構成する任意の部材について、当該部材を製造する発注先に注文書48を発送するために必要な情報を管理する。このシステムを利用すると、発注元システムは、マスタ−システム12にアクセスするだけで、任意の部品を個別に適切な発注先を指定して発注できる。
マスターシステム12のコンピュータは、注文書情報20と部材情報24と発注先情報30とを記憶した記憶装置を備える。注文書情報20は、建物を構成するいずれかの部材が指定されたときに、当該部材を製造する発注先に所定の形式の注文書48を作成するためのデータである。注文書情報20は、例えば、注文書のテンプレート群である。発注先毎に発注書の形式が異なるので、ここでその形式を管理する。
部材情報24は、建物を構成する各部材を特定する部材コード26と部材の価格算出用情報28を含む。建物を構成する全ての部材の価格をこの部材情報24により正確に算出できるから、見積書も発注書も精度の高いものが作成できる。発注先情報30は、発注先に注文書48を送信するために必要なアドレスデータ32を含む。発注書を正確に発注先に送信するために必要なデータをここで管理する。例えば、発注元システムがウェブサーバを用いて注文書の配信をするときは、発注先情報30に、発注先毎の識別情報やパスワードを含む認証情報を含めておくとよい。
設計システム14のコンピュータは、仕様書情報34とCAD積算データ36とを記憶装置に記憶させて管理し、注文書基礎データ42を生成する。注文書基礎データ42は、建物に使用される全ての部材を識別する識別コードと数量と色柄とを含む。仕様書情報34は、少なくとも、建物主要部の構造と当該建物に使用されるユニットとそのユニットを構成する部材の色柄とを含む。この仕様書情報34は、営業技術担当等が、顧客の注文をうけたときに収集される情報である。建物の外観構造等に対する要求をまとめた情報である。例えば、キッチンユニットはどの型番のどの色柄の物を使用する、といった情報を含む。この情報は建物毎に記憶される。
一方、CAD積算データ36は、建物を構成する部材の数量を部材毎に積算したデータである。例えば、所定の規格の柱を何本とか金物を何個といったデータである。例えば、屋根工事、壁工事といった工事単位で積算されている。CAD積算データ36は、CADデータ38と積算数量データを使用して生成される。CADデータ38は、受注した建物を建設するために必要な構造上の設計データである。積算数量データは、建物各部の部材数量積算に使用するデータである。例えば、CADデータ38には、床や壁紙の色柄とか外付けユニットの型番といった情報は含まれなくてよい。建物に使用される全て部材を対応する発注先に発注するには、仕様書情報34とCAD積算データ36の両方のデータを参照する必要がある。なお、ユニットは、部材の一部かあるいは複数の部材の集合として扱う。
次に、設計システム14に含まれる各手段の機能を説明する。なお、設計システム14や発注元システム16に含まれる以下に説明する各手段はいずれも、コンピュータに所定の機能を付与するコンピュータプログラムからなる。注文書基礎データ生成手段41は、仕様書情報34とCAD積算データ36とを参照して、注文書基礎データ42を生成する機能を持つ。注文書基礎データ42があれば、マスターシステムに記憶された情報を利用して、建物に使用される全ての部材の注文書48が自動的に作成できる。
発注元システム16は、例えば、各地で直接建設工事を担当する工務店に設置されている。従って、マスタ−システム12と設計システム14とは一箇所に集中していて、情報の集中管理に適しているのに対して、発注元システム16は集中管理された情報を利用する端末的な役割を持つ。各発注元システム16は、それぞれ、特定の建物の建設工事を担当し管理する。設計システム14のデータ配信手段37は、いずれかの発注元システム16を選択して、該当する発注元システム16へ該当する建物の注文書基礎データ42を送信する機能を持つ。発注元システム16で管理される工程日程に従って注文書48を送信できれば、最適なタイミングで部材の納入を要求できる。
例えば、データ配信手段37は、該当する発注元システム16に対して電子メールやファクシミリを使用して注文書基礎データ42を送信することができる。またあるいは、注文書基礎データ42をデータサーバに登録して、発注元システム16に閲覧させることができる。注文書基礎データ42は、建物毎に、工事毎に生成される。複数の発注元システム16は、それぞれいずれかの建物の工事用の注文書基礎データ42を取得する。また、設計システム14の見積書生成手段44は、注文書基礎データ42と部材情報24を使用して見積書45を生成する機能を持つ。見積書45の内容は注文書の内容と多くの部分が共通する。さらにマスターシステム12の部材情報24により部材の正確な価格情報を取得するので、精度の高い見積書を設計部門で自動的に作成できる。
発注元システム16は、工程情報46や注文書基礎データ42や図面データ47等を記憶装置に記憶させて注文書48を生成する。工程情報46は、建物の建設工事の工事日程を含むデータである。例えば、屋根工事を開始する日程に従って、屋根工事に必要な部材を発注する。その後床工事をするときは、その日程に合わせて床工事に使用する部材の発注をする。こうした処理を実行するために、発注元システム16は、注文書生成手段50と送信手段52を備える。
注文書生成手段50は、設計システム14のデータ配信手段から受信した建物の注文書基礎データ42と、マスターシステムの記憶装置22に記憶された注文書情報20と部材情報24と発注先情報30とを参照して、該当する発注先に対する注文書48を生成する機能を持つ。送信手段52は、工程日程に整合させて、マスタ−システム12の発注先情報30を参照して、注文書48を発注先60に送信する機能を持つ。この他に、発注元システム16は、確定情報追記手段54と警告手段56と追加発注手段57と請求書情報生成手段58とを備えている。これらの手段はオプション的な機能を提供する。その具体的な機能は実施例2以下で説明する。
図2はシステム全体のネットワーク接続構造を示す説明図である。
図のように、マスタ−システム12と設計システム14と複数の発注元システム16とがネットワーク18を通じて接続されている。各発注元システム16はそれぞれ先に説明をした要領で注文書48(図1)を作成して発注先60に対して発送する。発注先60も部材毎に複数存在するが、ここではある一種の部材のみに着目した図を示した。発注先60で生産された部材は、いずれかの発注元システム16の管理する中継センター78に納入される。
中継センター78は発注先60が建設現場79に直接部材を納入する煩雑さを回避するために、生産された部材を一時的に集結させて保管する場所である。従って、発注元システム16は、工程情報46(図1)を参照して、最適のタイミングで建設現場79に各部材が搬入されるように管理する。発注先60は、正式な発注前に各発注元システム16の注文書48(図1)をネットワーク18を通じて閲覧できるので、生産計画が立てやすい。また、発注元システム16では、マスタ−システム12や設計システム14の管理する正確な情報を利用して注文書48を部材毎に生成できるので、木目の細かい発注管理ができる。
図3は、図1に示した各システムのハードウエアブロック図である。
各システムはいずれも、1台あるいは複数台のコンピュータにより構成することができる。各コンピュータはいずれもこの図に示すように、バスライン110にCPU111、ROM112、RAM113、HDD114、入出力インタフェース115、ネットワークインタフェース116などを備えた既知の構成のものである。CPU111は、ROM112やRAM113に記憶されたコンピュータプログラムに従って各種機能を発揮する。また、RAM113には、演算処理中に一時的に各種のデータが記憶される。HDD114には、既に説明した注文書情報20、部材情報24、発注先情報30、CAD積算データ36、注文書基礎データ42、工程情報46といった様々なデータが記憶される。また、HDD114は、注文書48を記憶してウェブサーバの一部として機能することもできる。各システムのコンピュータは、ネットワークインタフェース116とネットワーク18を介して相互に接続される。各種の制御用データは、入出力インタフェース115に接続されたディスプレイ、キーボード、マウス、プリンタなどのマンマシンインタフェースにより入出力される。
図4はマスターシステムの記憶するデータの内容説明図である。
以下、さらに具体的な実施例を順に説明する。まず、マスタ−システム12の注文書情報20は、既に説明したように、注文書のテンプレート84である。部材情報24は、部材コード26と価格算出用情報28とを含む。発注先情報30は、アドレスデータ32のほかに、発注先名称87と発注先住所88と取扱部材コード89と認証データ90とを備える。発注先名称87と発注先住所88とは、注文書の表題部分等に記載される。取扱部材コード89は、この発注先で取り扱う部材を明示するもので、部材毎の発注先確認に使用する。認証データ90は、発注先が注文書48をアップロードしたウェブサイトを閲覧するために使用される。
図5は、発注元システムにおける注文書生成処理動作の説明図である。
設計システム14では、仕様書情報34とCAD積算データ36が生成され管理される。仕様書情報34には、品番62、数量63、色柄64などの情報が含まれている。CAD積算データ36には、部材リスト70、数量72、単価73などの情報が含まれている。一方、発注元システム16は、工程情報46を生成し管理する。工程情報46には、納期68や納入場所69などの情報が含まれている。従って、仕様書情報34とCAD積算データ36及び工程情報46に含まれた情報に基いて注文書48を生成することができる。部材の価格はマスターシステム12の部材情報24を参照し、注文書の形式は注文書情報20を参照する。
注文書48には部材の品番62、数量63、色柄64、価格75、納期68、納入場所69などの情報が列挙される。これによって発注先60(図2)は、該当する部材の生産をし、指定された日に指定された場所にその部材を納入することができる。仕様書情報34はマスターシステム12で一元管理され、CAD積算データ36は設計システム14で一元管理されているため、精度の高い注文書48を生産することができる。発注先60では、注文書48を受け取ることにより、該当する部材の生産指示、製造、及び、出荷や納品処理のための管理データ71を生成できる。
また、受注確定前に注文書48を閲覧することができるので、あらかじめ部材の生産計画を立てることができる。また、注文書48をネットワーク18を通じて取得し、このデータを利用して納品書76をそのまま生成することができる。さらに、部材の費用精算のための請求書77を生成することもできる。従って、発注先60の事務負担が軽減される他、転記間違いなどによるトラブルも防止できる。即ち、発注元システム16の請求書情報生成手段58(図1)は、発送済みの注文書48について、発注先から発注元に対して当該注文書48に応じて発行される請求書用のデータを生成する。この情報は、注文書48と同様に、記憶装置22に閲覧可能な状態で記憶するとよい。
次に、発注先による注文書閲覧の方法について説明する。図1の注文書生成手段50が生成した注文書48は、記憶装置に記憶される。この記憶装置はウェブサーバの一部として機能する。従って、発注先60がネットワーク18を通じて注文書48を閲覧することができる。注文書48は、多数の発注先があるとき、発注先毎に作成される。それぞれ他の発注先に対する注文書48にはアクセスできないようにする。認証処理手段51(図1)は、その認証処理を制御する。
未発送の注文書48であって、発注予定日と希望納品日とを特定する情報を含むものも発注先の端末装置により閲覧可能な状態に保持する。未発送の注文書48であって、発注予定日と希望納品日を特定する情報を含むものを、該当する発注先の端末装置により閲覧可能な状態にしておく。これにより、発注は確定していなくても、発注される予定の部材について、発注先が予め製造工程を組むことができる。
認証処理手段51は、マスタ−システム12(図1)の発注先情報30を参照して、認証処理を実行し、送信手段52が該当する発注先60に対してのみ該当する注文書48の閲覧をさせる。また、注文書48にはそれぞれ発注期限を示す日付データが含まれている。注文書48は、発注先60の受注準備のために、発注が確定する前に発注先60に対して公開される。発注を確定させるためには、確定情報を注文書48に追加する。確定情報追記手段54(図1)は、例えば、未発送の注文書48に対して、発注内容確定表示と納品日確定表示とを追記して、注文書の発送処理をする。これによって発注日と納入費が確定し、発注も確定する。
注文書48は発注先60の端末装置によっていつでも閲覧できる状態にある。しかしながら、発注確定を通知するために、例えば、確定情報追記手段54は、発注先情報30を参照して該当する発注先に対して発注確定を知らせるメールやファックスを送信するとよい。なお、確定情報追記手段54の操作は担当者が行う。しかし、発注忘れがあると工程管理に支障をきたす。そこで、警告手段56(図1)は、各注文書48に含まれる発注期限を参照して、カレンダーの日付と発注期限とが近接した場合に、発注元システム16のディスプレイの画面などに警告を表示する機能を持つ。
また、発注元システム16の担当者は、注文書基礎データ42から注文書生成手段50が注文書48を生成する際に、不足した部材を発見することがある。この場合には該当する部材単独で追加発注を行う。追加発注手段57(図1)は、該当する部材の部材コードをキーにしてマスタ−システム12に記憶された部材情報24を参照し、新たな注文書作成に必要な情報を取得する。さらに、注文書情報20を参照して、該当する発注先に対する追加注文書を作成する。
以上のような処理によって、注文書基礎データ42を発注元システム16の技術者側で検討した結果に基き、適切な補充をすることができる。この時、このシステムでは、改めて設計システム14側に注文書基礎データ42の追加を要求するのでなく、マスタ−システム12を利用して独自に追加注文書が生成できるという効果がある。なお、設計システム14のデータ配信手段37(図1)は、CADデータ38に含まれた建物各部の設計図面を描画するためのデータであって、注文書基礎データ42と関連するものを、注文書基礎データ42に含めて送信することが好ましい。
その図面データ47は、発注元システム16の記憶装置に記憶される。注文書48には、建物各部の構成に必要な部材名等がリストアップされる。その内容を確認するときに、図面があると便利である。例えば、発注処理の際に部材の外観図面を確認し発注もれがないかどうかを確かめるために利用できる。また、納入先では全ての部材が間違いなく納入されたかどうかの確認に利用できる。
図6は注文書データの具体例を示す説明図である。
図に示すように、注文書データ80には、発注先、部材、品番、数量、発注日、納入日などが含められる。発注先は、発注先の会社名などを示すデータである。部材は、部材コードなどを示すデータである。品番は、部材毎に定められた識別番号である。数量は、その部材の必要数である。発注日と納入日は、最初に注文書48(図1)を生成した時には記入しない。発注を確定させる時、確定情報追記手段54(図1)によって記入される。
注文書データ80は、例えば、屋根工事、壁工事、床工事といった工事毎に生成される。各工事の日程に応じて発注期限が定められる。図6の注文書と記載した部分をマウスでクリックすると、始めに認証画面82が表示される。発注先の端末装置では、識別番号とパスワードを入力する。こうして認証が完了すると、注文書48を閲覧することができる。注文書は、発注先毎に決められたフォームに注文書データ80の内容を編集したもので、注文書データ80と同等のものである。このような注文書データ80を公開しておくことによって、各発注先60は近い将来の受注項目を自由に知ることができる。受注が確定した場合には例えば、メールなどで通知を受け正式な注文書をダウンロードできる。
図7は、部材の注文から納入までのタイムチャートである。
図においてまず、発注元システム16(図1)の注文書生成手段50が注文書48を生成し、記憶装置に記憶させると、その注文書48がネットワークを通じて公開される(A1)。発注先60はこの注文書48を参照して受注準備を開始する。その後確定情報追記手段54によって確定情報が追記される(A2)。これで発注先60における受注が確定する。この時、発注日と納入日との間に所定のリードタイムを設ける。これは発注先60において充分に該当する部材を製造し、納入準備をできる期間であって、部材毎に予め定められる。このリードタイムを経過すると、発注先60は該当する部材を例えば、一旦関連部材を集積するための中継センターに出荷する(A3)。中継センターには、工事に必要な部材が順次納入され蓄積される。その後、中継センターは、工程情報46(図1)に従って該当する日に必要な部材をまとめて現場へ搬入する(A4)。
図8は注文書基礎データ生成手段の動作フローチャートである。
以下、上記の手段の各動作をフローチャートを用いて説明する。いずれの説明も、図1とフローチャートとを参照しながら詳述する。まず、いずれのプログラムも、最初に対象の建物を選択する(ステップS11)。図示しない操作ウインドウにより、建物を選択する識別コードを入力するとよい。建物が選択されると、注文書基礎データ生成手段41は、ステップS12で該当する建物の仕様書情報34を参照する。さらに、ステップS13で該当する建物のCAD積載データ36を参照する。ステップS14では、前ステップS12、13で参照したデータから注文書基礎データ42の抽出をする。この具体的な処理内容は図5を用いて説明したとおりである。ステップS15では、生成した注文書基礎データ42を記憶装置に保存する。
図9はデータ配信手段の動作フローチャートである。
始めにステップS21で、図8の場合と同様にして対象の建物を選択する。ステップS22で、データ配信手段37は、発注元システム16の選択をする。対象の建物が指定されると、自動的にその建物を担当する発注元システム16が指定される。この対応関係はプログラムが判断しても良いし仕様書情報34に含まれていても良い。ステップS23では、選択された発注元システム16へ、注文書基礎データ42の送信をする。送信は、電子メールでも、ファクシミリでも構わない。ウェブサーバを用いて配信するようにしても構わない。
図10は見積書生成手段の動作フローチャートである。
始めにステップS31で、図8の場合と同様にして対象の建物を選択する。ステップS32で、見積書生成手段44が注文書基礎データ42を参照する。ステップS33では、見積書の作成に必要なデータを抽出する。ステップS34で見積書5を生成する。ステップS35では、生成した見積書45を記憶装置に保存する。見積書の内容は、図5で説明をした注文書とほぼ同様のため,その例示を省略する。
図11は注文書生成手段の動作フローチャートである。
今度は発注元システムの各手段の動作を説明する。始めにステップS41で、図8の場合と同様にして対象の建物を選択する。ステップS42では、注文書生成手段50が、工程情報46の参照をする。これにより、例えば、本日注文書を発行すべき工事を選択する。ステップS43では、注文書基礎データ42を参照する。これにより、該当する工事に必要な部材の部材コードを抽出する。ここで、参考図が必要であれば、ステップS44で図面データ47を参照する。ステップS45では、マスターシステム12の部材情報24を参照する。これにより、部材の発注先や部材の現在の価格等の情報を取得する。
次に、ステップS46で注文書情報20を参照して、該当する発注先用の注文書のテンプレートを取得する。その後ステップS48で、注文書48を生成し完成させる。ステップS49では、生成した注文書48をウェブサーバにアップロードする。この時点では、まだ、発注は確定していない。しかし、ほぼ予定どおり発注されるから、発注先では生産計画を立てて部材の生産を開始することができる。
図12は、確定情報追記手段の動作フローチャートである。
始めにステップS51で、図8の場合と同様にして対象の建物を選択する。次に、ステップS52で確定情報追記手段54は工程情報46の参照をする。そしてステップS53で、該当する注文書に対して、図5で説明した要領で確定情報の追記をする。納入日等が確定し、注文書が更新されると、ステップS54で、該当する発注先の発注先情報30を参照する。これにより、該当する発注先に対して、注文書をメール送信したりファクシミリ送信するアドレスを取得する。ステップS55で注文書をアップロードし、発注先の閲覧を許容する。また、これと同時に発注処理を確実にするために、ステップS56で注文書をメール送信するか、あるいはファクシミリ送信する。
図13は、警告手段の動作フローチャートである。
ステップS61では、警告手段56が、コンピュータに内蔵された時計を参照する。次に、ステップS62で未確定分の注文書48を参照する。そして、ステップS63で、例えば、本日と発注予定日とを比較して、発注すべき期限が到達したかどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときはステップS64の処理に移行し、ノーのときはステップS65の処理に移行する。ステップS64では、例えば、ポップアップメッセージ等で警報を表示する。ステップS65では、別の未確定の注文書があるかどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときはステップS61の処理に戻る。また、ノーのときは全ての処理を終了する。
図14は、追加発注手段の動作フローチャートである。
ステップS71では、図8の場合と同様にして対象の建物を選択する。ステップS72では、追加発注手段57が個別発注部材の指定をする。次に、ステップS73で、マスターシステム12の部材情報24を参照し、部材の価格等の情報を取得する。ステップS74で注文書情報20を参照し、ステップS75で注文書を生成する。この注文書は、メール送信あるいはファクシミリで送信するとよい。
図15は請求書情報生成手段の動作フローチャートである。
ステップS81では、図8の場合と同様にして対象の建物を選択する。ステップS82では、請求書情報生成手段58が記憶装置に記憶された注文書48を参照する。ステップS83では、注文書48から請求書作成用のデータを抽出する。この請求書は、部材の対価を発注先から簡単に請求できるようにするためのもので、注文書48の内容と数字は一致している。従って、ステップS84では、比較的簡単な表示の変更により請求書を生成できる。ステップS85では、生成した請求書を保存する。
以上説明したシステムは下記のような効果を期待できる。
(1) 担当する部門でそれぞれ情報の収集と管理を分担できるように、複数のシステムをネットワーク18を通じて連携させる構成にして、部材の発注業務を最適化できる。
(2) 担当部門から精度の高い情報を発信し、その情報に基づいて、現場に直結した工事部門で注文書48を発行できる。
(3) 工事部門は、工事の進捗状況に合わせて最適のタイミングで注文書48を発行できる。
(4) 精度の高い発注情報をネットワーク18を通じて公開すれば、発注先で注文書48発行前にその発注情報を閲覧し、生産計画を立てることができる。
(5) 精度の高い発注情報に基づいて発注書が発行されるので、発注先においてそのまま部材対価の請求書作成のためのデータとして利用できる。
なお、上記の演算処理装置で実行されるコンピュータプログラムは、機能ブロックで図示した単位でモジュール化されてもよいし、複数の機能ブロックを組み合わせて一体化されてもよい。また、上記のコンピュータプログラムは、既存のアプリケーションプログラムに組み込んで使用してもよい。本発明を実現するためのコンピュータプログラムは、例えばCD−ROMのようなコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して、任意の情報処理装置にインストールして利用することができる。
実施例1の建物の部材発注システムを示すブロック図である。 システム全体のネットワーク接続構造を示す説明図である。 図1に示した各システムのハードウエアブロック図である。 マスターシステムの記憶するデータの内容説明図である。 発注元システムにおける注文書生成処理動作の説明図である。 注文書データの具体例を示す説明図である。 部材の注文から納入までのタイムチャートである。 注文書基礎データ生成手段の動作フローチャートである。 データ配信手段の動作フローチャートである。 見積書生成手段の動作フローチャートである。 注文書生成手段の動作フローチャートである。 確定情報追記手段の動作フローチャートである。 警告手段の動作フローチャートである。 追加発注手段の動作フローチャートである。 請求書情報生成手段の動作フローチャートである。
符号の説明
10 建物の部材発注システム
12 マスタ−システム
14 設計システム
16 発注元システム
18 ネットワーク
20 注文書情報
24 部材情報
26 部材コード
28 価格算出用情報
30 発注先情報
32 アドレスデータ
34 仕様書情報
36 CAD積算データ
37 データ配信手段
38 CADデータ
40 積算数量データ
41 注文書基礎データ生成手段
42 注文書基礎データ
44 見積書生成手段
45 見積書
46 工程情報
47 図面データ
48 注文書
50 注文書生成手段
51 認証処理手段
52 送信手段
54 確定情報追記手段
56 警告手段
57 追加発注手段
58 請求書情報生成手段
60 発注先

Claims (10)

  1. マスタ−システムと設計システムと複数の発注元システムとをネットワークを通じて接続してなり、
    前記マスターシステムは、
    建物を構成するいずれかの部材が指定されたときに、当該部材を製造する発注先宛に注文書を作成するための所定の形式の注文書情報を記憶した記憶装置と、前記注文書に含める情報であって、前記建物を構成する各部材を特定する部材コードと部材の価格算出用情報を含む部材情報を記憶した記憶装置と、前記発注先に前記注文書を送信するために必要なアドレスデータを含む発注先情報を記憶した記憶装置とを備え、
    前記設計システムは、
    建物主要部の構造と当該建物に使用されるユニットとそのユニットを構成する部材の色柄とを含む仕様書情報を記憶した記憶装置と、建物各部の設計図面を描画するためのCADデータから抽出された発注処理用のCAD積算データを記憶した記憶装置と、前記仕様書情報と前記CAD積算データとを参照して、建物に使用される全ての部材を識別する識別コードと数量と色柄とを含む注文書基礎データを生成する注文書基礎データ生成手段と、前記複数の発注元システムのうちから、特定の建物の建設工事を担当する発注元システムを選択して、該当する発注元システムへ、該当する建物の注文書基礎データを送信するデータ配信手段を備え、
    前記発注元システムは、
    前記建物の建設工事の工事日程を含む工程情報を記憶した記憶装置と、前記データ配信手段から受信した建物の注文書基礎データと、前記マスターシステムの記憶装置に記憶された注文書情報と部材情報と発注先情報とを参照して、該当する発注先に対する注文書を生成する注文書生成手段と、前記注文書を記憶する記憶手段と、前記工程日程に整合させ、前記発注先情報を参照して、前記注文書を前記発注先に送信する送信手段とを備えることを特徴とする建物の部材発注システム。
  2. 請求項1に記載の建物の部材発注システムにおいて、
    前記発注元システムにおいて、前記注文書を記憶した記憶手段は、未発送の前記注文書であって、発注予定日と希望納品日とを特定する情報を含むものを、前記発注先の端末装置により閲覧可能な状態に保持することを特徴とする建物の部材発注システム。
  3. 請求項1または2に記載の建物の部材発注システムにおいて、
    前記設計システムは、前記建物の注文書基礎データと、前記マスターシステムの記憶装置に記憶された注文書情報と部材情報と発注先情報とを参照して、該当する建物の価格の見積もりデータを生成する、見積書生成手段を備えることを特徴とする建物の部材発注システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の建物の部材発注システムにおいて、
    前記データ配信手段は、前記CADデータに含まれた建物各部の設計図面を描画するためのデータであって、前記注文書基礎データと関連するものを、前記注文書基礎データに含めて送信することを特徴とする建物の部材発注システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の建物の部材発注システムにおいて、
    前記発注元システムは、前記マスターシステムの記憶装置に記憶された注文書情報と部材情報と発注先情報とを参照して、任意のタイミングで任意の部材について、該当する発注先に対する注文書を生成する注文書生成手段を備えることを特徴とする建物の部材発注システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の建物の部材発注システムにおいて、
    前記発注元システムは、前記記憶装置に記憶された未発送の注文書に対して、発注内容確定表示と納品日確定表示とを追記して発送処理をする確定情報追記手段を備えることを特徴とする建物の部材発注システム。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の建物の部材発注システムにおいて、
    前記発注元システムは、前記記憶装置に記憶された未発送の注文書に対して、それぞれアラームを設定して、発注タイミングを制御する警告手段を備えることを特徴とする建物の部材発注システム。
  8. 請求項1乃至6のいずれかに記載の建物の部材発注システムにおいて、
    前記発注元システムは、発送済みの注文書について、前記発注先から発注元に対して当該注文書に応じて発行される請求書用のデータを生成し、前記注文書と同様に、前記記憶装置に閲覧可能な状態で記憶する請求書生成手段を備えることを特徴とする建物の部材発注システム。
  9. 建物を構成するいずれかの部材が指定されたときに、当該部材を製造する発注先宛に注文書を作成するための所定の形式の注文書情報を記憶した記憶装置と、前記注文書に含める情報であって、前記建物を構成する各部材を特定する部材コードと部材の価格算出用情報を含む部材情報を記憶した記憶装置と、前記発注先に前記注文書を送信するために必要なアドレスデータを含む発注先情報を記憶した記憶装置とを備えたマスターシステムと、
    少なくとも、建物主要部の構造と当該建物に使用されるユニットとそのユニットを構成する部材の色柄とを含む仕様書情報を記憶した記憶装置と、建物各部の設計図面を描画するためのCADデータから抽出された発注処理用のCAD積算データを記憶した記憶装置と、前記仕様書情報と前記CAD積算データとを参照して、建物に使用される全ての部材を識別する識別コードと数量と色柄とを含む注文書基礎データを生成する注文書基礎データ生成手段と、前記複数の発注元システムのうちから、特定の建物の建設工事を担当する発注元システムを選択して、該当する発注元システムへ、該当する建物の注文書基礎データを送信するデータ配信手段を備えた設計システムに対して、ネットワークを通じて接続された発注元システムにおいて、
    当該発注元システムのコンピュータを、
    前記建物の建設工事の工事日程を含む工程情報を記憶した記憶装置と、
    前記データ配信手段から受信した建物の注文書基礎データと、前記マスターシステムの記憶装置に記憶された注文書情報と部材情報と発注先情報とを参照して、該当する発注先に対する注文書を生成する注文書生成手段と、
    前記注文書を記憶する記憶手段と、前記工程日程に整合させ、前記発注先情報を参照して、前記注文書を前記発注先に送信する送信手段、
    として機能させる建物の部材発注プログラム。
  10. 建物を構成するいずれかの部材が指定されたときに、当該部材を製造する発注先宛に注文書を作成するための所定の形式の注文書情報を記憶した記憶装置と、前記注文書に含める情報であって、前記建物を構成する各部材を特定する部材コードと部材の価格算出用情報を含む部材情報を記憶した記憶装置と、前記発注先に前記注文書を送信するために必要なアドレスデータを含む発注先情報を記憶した記憶装置とを備えたマスターシステムと、
    少なくとも、建物主要部の構造と当該建物に使用されるユニットとそのユニットを構成する部材の色柄とを含む仕様書情報を記憶した記憶装置と、建物各部の設計図面を描画するためのCADデータから抽出された発注処理用のCAD積算データを記憶した記憶装置と、前記仕様書情報と前記CAD積算データとを参照して、建物に使用される全ての部材を識別する識別コードと数量と色柄とを含む注文書基礎データを生成する注文書基礎データ生成手段と、前記複数の発注元システムのうちから、特定の建物の建設工事を担当する発注元システムを選択して、該当する発注元システムへ、該当する建物の注文書基礎データを送信するデータ配信手段を備えた設計システムに対して、ネットワークを通じて接続された発注元システムにおいて、
    当該発注元システムのコンピュータを、
    前記建物の建設工事の工事日程を含む工程情報を記憶した記憶装置と、
    前記データ配信手段から受信した建物の注文書基礎データと、前記マスターシステムの記憶装置に記憶された注文書情報と部材情報と発注先情報とを参照して、該当する発注先に対する注文書を生成する注文書生成手段と、
    前記注文書を記憶する記憶手段と、前記工程日程に整合させ、前記発注先情報を参照して、前記注文書を前記発注先に送信する送信手段、
    として機能させる建物の部材発注プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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