JP2008274804A - 2サイクルエンジン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シリンダ6内壁に、掃気ポートの開口部18・18が設けられた2サイクルエンジン1であって、前記開口部18・18は、シリンダ6の中心軸と排気口16の中心軸とを含む平面に対して略対称に設けられており、前記開口部18・18上部に、前記排気口側寄りが高い段差部23の形状を設けた。
【選択図】図3
Description
つまり、前記第一掃気流は、ピストンの下降により掃気口が開口した瞬間のものであり、クランク室の内圧が、全行程中で最も高くなった状態で発生したものなので、強いものである。そして、前記排気行程において排気口へ向かう燃焼ガスの流れが生じるが、前述の如く強い第一掃気流を発生させるので、前記燃焼ガスの流れの影響を受けにくくなるからである。
また、第一掃気流は、第二掃気流に近接して、排気口寄りに発生するので、第二掃気流の掃気口への吹き抜けを防止するカベとして作用する。よって、第二掃気流の吹き抜けを低減できるので、前記第一掃気流による燃焼ガスの掃気残しを大幅に減少させ、新気の充填効率を向上、すなわち出力向上をさせることができる。
また、従来機の機関構成の変更、追加をすることなく、一般的な2サイクルエンジンの掃気口上部を削ったり掃気通路を加工するなど、シリンダの形状変更だけで前記効果を得ることができるので、コスト低減化が図れる。
図1は本発明の一実施例に係る2サイクルエンジンの全体的な構成を示した縦断正面図、図2は第一掃気口が開口したときにおける、2サイクルエンジンの拡大縦断正面図、図3は第二掃気口が開口したときにおける、2サイクルエンジンの拡大縦断正面図、図4は請求項2に係る発明の2サイクルエンジンの全体的な構成を示した縦断正面図、図5は第二掃気口が開口したときにおける、請求項2に係る発明の2サイクルエンジンの拡大横断平面図、図6は挿入部材が固定されたクランク軸の側面図である。
なお、以下において、図1における左方向を前とし、右方向を後とし、前後方向を決定する。また、かかる前後方向と水平方向に直交する方向を、左右方向と規定する。
2サイクルエンジン1のクランク軸2の一側(後側)にフライホイール3を配置し、他側(前側)にリコイルスタータを配置し、前記フライホイール3に遠心クラッチ4などの動力切断手段を介して動力伝達軸と連結し、前記動力伝達軸の他端に、本実施例では回転刃が取り付けられて、刈払機を構成している。この刈払機は2サイクルエンジン1後方の動力伝達軸を覆う支持パイプ、又は、支持パイプより延設したハンドルを作業者が握って作業するようにしている。
つまり、前記左右の掃気口18・18は略対称に構成されるので、一側について説明すると、掃気口18の上部は段差部23が形成され、前記掃気口18は図3に示すように、排気口16側寄りの高位置側近傍を第一開口部18a、吸気口17側寄りの低位置側近傍を第二開口部18bとし、掃気通路19に連通され、該掃気通路19から掃気口18を介して吐出される混合気は、図3に示すように、正面視で燃焼室14の吸気口16側の斜め上方壁面に吹きつけるように形成し、かつ、図5に示すように、平面視で吸気口16側のシリンダ(燃焼室14の)前後中央方向に吹きつけるように構成している。
但し、前記掃気通路19は、図4に示すように、壁面を前記シリンダ6の方向に略円弧状に湾曲させてシリンダ中心方向に吐出するように掃気通路19aを形成することも可能である。
前記段差部23や図4に示す掃気通路19aは、一般的な2サイクルエンジンの掃気口16上部を削ったり、シリンダ製造時に掃気通路19を一体的に成形加工などして設けたりすることも可能である。
前記ピストン7の上昇過程では、ピストン7によって掃気口18・18、排気口16が閉じられ、燃焼室14内の混合気の圧縮が始まる。そして、前記ピストン7の上昇により、前記クランク室15内の圧力が低下していく。そして、シリンダ6の内壁に設けられた吸気口17が開口し、気化器24で生成された混合気がクランク室15内に供給される(吸気行程)。そして、点火プラグ25により前記燃焼室14内の圧縮された混合気が点火されて、燃焼が行われる。前記燃焼により発生する燃焼ガスの圧力でピストン7が押し下げられて、下降過程に移行する。
前述の如く、前記掃気口18・18上部は排気口側寄りが高い段差部23・23の形状とされており、図3に示すように、前記掃気口18における前記段差部23の高位置側近傍を第一開口部18a、吸気口17側寄りの低位置側近傍を第二開口部18bとする。
前記第一開口部18aの幅、面積などを、一般的な2サイクルエンジンの掃気口より小さく設定することも可能である。
前述の如く、前記第一開口部18aの幅、面積などを一般的な2サイクルエンジンの掃気口より小さく設定して、第一掃気流をさらに強いものとすることが可能である。
図6に示すように、クランクシャフト26を構成するクランクアーム27とカウンターウェイト28を軸線方向から見たときに略T字型に形成し、前記クランクアーム27両側に形成される切り欠き部にカウンターウェイトより比重が小さい材質からなる挿入部材29を、環状部材30を外嵌することにより固定してクランク室15の容積を小さくすることにより、クランク室圧縮比が高くなるので、第一掃気流をさらに強いものとすることも可能である。
前記第一開口部18aを小さく設定したなどにより、第一掃気流によるものだけではシリンダ内への新気充填が不十分であったとしても、前記第二掃気流が流入してくるので、新気充填が不十分であるため出力不足になるといった問題は生じない。
第二掃気流は第一掃気流とシリンダボア面に挟まれた空間でスワール流となり流入していく。そして、第一掃気流は、第二掃気流に近接して、排気口16寄りに発生するので、第二掃気流の排気口16への吹き抜けを防止するカベとして作用する。よって、第二掃気流の吹き抜けを低減できるので、前記第一掃気流による燃焼ガスの掃気残しを大幅に減少させ、新気の充填効率を向上、すなわち出力向上をさせることができる。
また、従来機の機関構成の変更、追加をすることなく、一般的な2サイクルエンジンの掃気口上部を削ったり、掃気通路を一体的に加工するなど、シリンダの形状変更だけで、段差部23や掃気通路19aを設けることができ、前記効果を得ることができる。
つまり、前記第一掃気流は、ピストン7の下降により第一掃気口18a・18aが開口した瞬間のものであり、前記クランク室15の内圧が、全行程中で最も高くなった状態で発生したものなので、強いものである。そして、前記排気行程において排気口16へ向かう燃焼ガスの流れが生じるが、前述の如く強い第一掃気流を発生させるので、前記燃焼ガスの流れの影響を受けにくくなるからである。
また、第一掃気流は、第二掃気流に近接して、排気口16寄りに発生するので、第二掃気流の排気口16への吹き抜けを防止するカベとして作用する。よって、第二掃気流の吹き抜けを低減できるので、前記第一掃気流による燃焼ガスの掃気残しを大幅に減少させ、新気の充填効率を向上、すなわち出力向上をさせることができる。
また、従来機の機関構成の変更、追加をすることなく、一般的な2サイクルエンジンの掃気口上部を削ったり掃気通路を加工するなど、シリンダの形状変更だけで前記効果を得ることができるので、コスト低減化が図れる。
5 シリンダケース
6 シリンダ
7 ピストン
14 燃焼室
15 クランク室
16 排気口
18 掃気口
19 掃気通路
23 段差部
Claims (2)
- シリンダ内壁に、掃気ポートの開口部が設けられた2サイクルエンジンであって、
前記開口部は、シリンダの中心軸と排気口の中心軸とを含む平面に対して略対称に設けられており、
前記開口部上部は、前記排気口側寄りが高い段差部の形状とされている
ことを特徴とする2サイクルエンジン。 - 前記掃気ポートを形成する掃気通路の壁面を前記シリンダの方向に略円弧状に湾曲させた
ことを特徴とする請求項1記載の2サイクルエンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007117461A JP2008274804A (ja) | 2007-04-26 | 2007-04-26 | 2サイクルエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007117461A JP2008274804A (ja) | 2007-04-26 | 2007-04-26 | 2サイクルエンジン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008274804A true JP2008274804A (ja) | 2008-11-13 |
Family
ID=40053081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007117461A Pending JP2008274804A (ja) | 2007-04-26 | 2007-04-26 | 2サイクルエンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008274804A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2278136A2 (en) | 2009-07-24 | 2011-01-26 | Yamabiko Corporation | Two-stroke internal combustion engine |
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JP2014163244A (ja) * | 2013-02-22 | 2014-09-08 | Yamabiko Corp | 2ストローク内燃エンジン |
CN114321143A (zh) * | 2020-09-29 | 2022-04-12 | 威森机件有限公司 | 具有平衡装置的车辆曲轴机构 |
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2007
- 2007-04-26 JP JP2007117461A patent/JP2008274804A/ja active Pending
Cited By (7)
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