JP2008273269A - 自動車用プロペラシャフト - Google Patents

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Abstract

【課題】 自動車用プロペラシャフトにおいて、車体側の支持ベースに、軸状インナを支持するための環状支持部材を設けるに際し、組立等の生産性を向上すること。
【解決手段】 自動車用プロペラシャフト10において、環状支持部材50を構成するゴム状弾性部材53を支持ベース60の取付部61に直接的にモールド成形してなるもの。
【選択図】 図2

Description

本発明は自動車用プロペラシャフトに関する。
自動車用プロペラシャフトとして、特許文献1に記載の如く、複数の分割シャフトを継手により連結し、一方の分割シャフトに設けた継手の筒状アウタに他方の分割シャフトに設けた継手の軸状インナを嵌合し、該インナの軸上に装填したベアリングを環状支持部材の内周に支持し、車体側に固定される支持ベースの取付部に環状支持部材を設けてなるものがある。図3はこの従来構造を示すものであり、1は筒状アウタ、2は軸状インナ、3は環状支持部材、4は支持ベース、4Aは支持ベース4の取付部(アウタリング)を示す。
自動車用プロペラシャフトでは、インナ2に装填したベアリングを環状支持部材3のゴム状弾性部材3Aを介して車体側の支持ベース4に支持することにより、アウタ1及びインナ2を有してエンジン等に接続されているプロペラシャフトと、車体との間での振動の伝わりを遮断するものである。
特開2006-151056
従来技術では、環状支持部材3のゴム状弾性部材3Aの外周に外環(アウタカラー)3Bを設け、環状支持部材3の外環3Bを支持ベース4の取付部4Aに圧入して組立てているため、以下の不都合がある。
(1)ゴム状弾性部材3A及び外環3Bを有する環状支持部材3と、取付部4Aを有する支持ベース4を別部品として用意し、それらを圧入して組立てるため、部品点数、組立工数が多い。
(2)支持ベース4の支持センタに対し、環状支持部材3の中心であるベアリングセンタを偏心配置する等の必要があるときには、環状支持部材3の外環3Bを支持ベース4の取付部4Aに圧入するに際し、それらの位相管理が要求される。
本発明の課題は、自動車用プロペラシャフトにおいて、車体側の支持ベースに、軸状インナを支持するための環状支持部材を設けるに際し、組立等の生産性を向上することにある。
請求項1の発明は、複数の分割シャフトを継手により連結し、一方の分割シャフトに設けた継手の筒状アウタに他方の分割シャフトに設けた継手の軸状インナを嵌合し、該インナの軸上に装填したベアリングを環状支持部材の内周に支持し、車体側に固定される支持ベースの取付部に環状支持部材を設けてなる自動車用プロペラシャフトにおいて、環状支持部材を構成するゴム状弾性部材を支持ベースの取付部に直接的にモールド成形してなるようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記ゴム状弾性部材を、支持ベースの取付部の内周と、前記ベアリングを嵌合して支持する内環の外周の間に直接的にモールド成形してなるようにしたものである。
(請求項1)
(a)環状支持部材を構成するゴム状弾性部材を支持ベースの取付部に直接的にモールド成形してなることにより、環状支持部材のゴム状弾性部材をモールド成形すると同時に、環状支持部材と支持ベースを一部品として生産できる。環状支持部材のベアリングセンタと支持ベースの支持センタを偏心配置する等、環状支持部材と支持ベースの間に位相の指定があるときにも、それらの位相管理が必要なくなる。従って、自動車用プロペラシャフトにおいて、組立等の生産性を向上できる。
(請求項2)
(b)ゴム状弾性部材を、支持ベースの取付部の内周と、前記ベアリングを嵌合して支持する内環の外周の間に直接的にモールド成形してなることにより、環状支持部材のゴム状弾性部材をモールド成形すると同時に、内環及びゴム状弾性部材を有する環状支持部材と、支持ベースを一部品として生産できる。
図1は自動車用プロペラシャフトの一部を破断して示す半平面図、図2は図1の要部断面図、図3は従来例を示す半平面図である。
自動車(FR車又は4WD車)用プロペラシャフト10は、図1に示す如く、前側分割シャフト11と後側分割シャフト12に分割された2本のシャフト部材からなり、両分割シャフト11、12を等速継手(スライダブルジョイント)13により連結して構成される。前側分割シャフト11の前端部は、自在継手を介して、エンジン側のトランスミッションの出力軸に接続される連結ヨークと連結され、後側分割シャフト12の後端部は、自在継手を介して、デファレンシャルギアに接続される連結ヨークと連結される。
プロペラシャフト10は、一方の分割シャフト11を構成する中空パイプの一端に等速継手13の筒状アウタ20を摩擦溶接により接続する。また、他方の分割シャフト12の一端に等速継手13の軸状インナ30を接続する。インナ30をアウタ20に嵌合する。等速継手13の内部構造については詳述しない。
プロペラシャフト10は、インナ30を構成するインナシャフト31の軸上に装填したベアリング40を環状支持部材50の内周に回転自在に支持し、車体側に固定される支持ベース60の取付部(アウタリング)61に環状支持部材50を設けている。
環状支持部材50は、図2に示す如く、ベアリング40を嵌合して支持する内環51と、内環51の外周を被覆するように成形されるゴム状弾性部材53とを有する。内環51は、環状支持部材50の後述する前後の外方端50A、50Bの間で、小径部51A、中径部51B、大径部51Cの如くに径を変えた段付円筒状をなし、中径部51Bの内周にベアリング40の外輪を嵌合し、小径部51Aは後述する前側ストッパ手段70の外郭まで延在し、大径部51Cは後述する後側ストッパ手段80の外郭まで延在している。
プロペラシャフト10は、環状支持部材50の内環51の中径部51Bに嵌合されたベアリング40をインナ30のインナシャフト31に装填し、この状態において、インナシャフト31の軸上でベアリング40を挟む軸方向の両側に設けられる前後のストッパ手段70、80によりベアリング40を位置決めする。本実施例では、前ストッパ手段70はインナシャフト31に圧入される円環状ストッパピースにより構成され、後ストッパ手段80はインナシャフト31に一体に成形されて構成される。これにより、ベアリング40の内輪が前ストッパ手段70の端面と後ストッパ手段80の段差面に挟持されて位置決めされる。
プロペラシャフト10は、環状支持部材50の内周であって、ベアリング40を支持する中径部51Bの両側傍の小径部51A、大径部51Cの内周のそれぞれにシール部材41、42を装填する。シール部材41は前ストッパ手段70の外周に摺接し、シール部材42は後ストッパ手段80の外周に摺接し、シール部材41とシール部材42でベアリング40を両側からシールする。
プロペラシャフト10は、前ストッパ手段70の外周であって、シール部材41が摺接する外周よりも軸方向の外方側にある内外2位置に内側フランジ部71と外側フランジ部72を設け、内側フランジ部71と外側フランジ部72の間に環状溝73を設ける。また、後ストッパ手段80の外周であって、シール部材42が摺接する外周よりも軸方向の外方側にある内外2位置に内側フランジ部81と外側フランジ部82を設け、内側フランジ部81と外側フランジ部82の間に環状溝83を設ける。
プロペラシャフト10は、環状支持部材50の軸方向の前方の外方に延びる前外方端50Aが前側ストッパ手段70の内側フランジ部71、外側フランジ部72を含む外郭に近接し、該外郭との間の隙間をラビリンスLaとする。また、環状支持部材50の軸方向の後方の外方に延びる後外方端50Bが後ストッパ手段80の内側フランジ部81、外側フランジ部82を含む外郭に近接し、該外郭との間の隙間をラビリンスLbとする。ラビリンスLa、Lbは環状支持部材50の外部空間とベアリング40の側の内部空間の間で、上述の隙間により狭く折れ曲がった経路を形成し、車両走行時に外方から飛散してくる泥水等が環状支持部材50の内部へ侵入することの抵抗になる。ラビリンスLa、Lbを通過して環状支持部材50の内部侵入した泥水は、インナシャフト31の回転に伴う遠心力を受けて環状支持部材50の内周、本実施例では内環51の小径部51A、大径部51Cの内周を内方へ伝わり、内側フランジ部71と外側フランジ部の72の間の環状溝73、又は内側フランジ部81と外側フランジ部82の間の環状溝83に捕捉されガイドされて下方へ落下し、シール部材41、42の側への侵入を阻止される。
しかるに、プロペラシャフト10は、車体側の支持ベース60の取付部61に、インナ30のインナシャフト31を支持するための環状支持部材50を設けるに際し、組立等の生産性を向上するため、以下の構成を具備する。
プロペラシャフト10は、図2に示す如く、環状支持部材50を構成するゴム状弾性部材53を、支持ベース60の取付部61に直接的にモールド成形した。ゴム状弾性部材53は、支持ベース60の取付部61の内周と、ベアリング40を嵌合して支持するための内環51の外周の間に直接的にモールド成形されるものになる。
従って、環状支持部材50と支持ベース60は以下の如くに製作される。
(1)支持ベース60に取付部61を溶接等により固定的に設け、支持ベース60及び取付部61と、内環51とが、金型内に所定の位相関係をなすように配置される。
(2)支持ベース60の取付部61と内環51との間に、加硫ゴム等のゴム状弾性部材53を一体的にモールド成形する。これにより、環状支持部材50と支持ベース60の一体成形品が製作される。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)環状支持部材50を構成するゴム状弾性部材53を支持ベース60の取付部61に直接的にモールド成形してなることにより、環状支持部材50のゴム状弾性部材53をモールド成形すると同時に、環状支持部材50と支持ベース60を一部品として生産できる。環状支持部材50のベアリングセンタと支持ベース60の支持センタを偏心配置する等、環状支持部材50と支持ベース60の間に位相の指定があるときにも、後からそれらの位相管理(周方向位置に位置合わせ)してから組付ける必要がなくなる。従って、自動車用プロペラシャフト10において、組立等の生産性を向上できる。
(b)ゴム状弾性部材53を、支持ベース60の取付部61の内周と、前記ベアリングを嵌合して支持する内環51の外周の間に直接的にモールド成形してなることにより、環状支持部材50のゴム状弾性部材53をモールド成形すると同時に、内環51及びゴム状弾性部材53を有する環状支持部材50と、支持ベース60を一部品として簡易に生産できる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
図1は自動車用プロペラシャフトの一部を破断して示す半平面図である。 図2は図1の要部断面図である。 図3は従来例を示す半平面図である。
符号の説明
10 プロペラシャフト
11、12 分割シャフト
13 継手
20 筒状アウタ
30 軸状インナ
40 ベアリング
50 環状支持部材
51 内環
53 ゴム状弾性部材
60 支持ベース
61 取付部

Claims (2)

  1. 複数の分割シャフトを継手により連結し、一方の分割シャフトに設けた継手の筒状アウタに他方の分割シャフトに設けた継手の軸状インナを嵌合し、該インナの軸上に装填したベアリングを環状支持部材の内周に支持し、車体側に固定される支持ベースの取付部に環状支持部材を設けてなる自動車用プロペラシャフトにおいて、
    環状支持部材を構成するゴム状弾性部材を支持ベースの取付部に直接的にモールド成形してなることを特徴とする自動車用プロペラシャフト。
  2. 前記ゴム状弾性部材を、支持ベースの取付部の内周と、前記ベアリングを嵌合して支持する内環の外周の間に直接的にモールド成形してなる請求項1に記載の自動車用プロペラシャフト。
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