JP2008271324A - 画像記憶装置及び撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転送済み画像ファイルを削除する一方、使用指定済み画像ファイルが削除されないように制御する画像記憶装置を提供する。
【解決手段】画像ファイルを記憶する記憶媒体と、画像ファイルを使用するアプリケーションを実行させる処理手段と、画像ファイルをアプリケーションで使用指定するアプリケーション使用指定手段と、画像ファイルを外部装置に送信する送信手段と、送信済み画像ファイルに送信履歴情報を付与する送信履歴付与手段と、記憶媒体の残容量を確認する媒体残量確認手段と、記憶媒体の残容量が所定量以下の場合に送信済み情報を有する画像ファイルを削除対象に削除手段と、送信済み情報を有する画像ファイルであっても使用指定情報が付与されている場合は削除手段を制御して該画像ファイルの削除を禁止する削除制御手段とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、画像記憶装置及び撮影装置、詳しくは記憶媒体に記憶された画像ファイルを外部装置に伝送する機能とその画像ファイルを処理する機能とを有する画像記憶装置及び撮影装置に関するものである。
従来、撮影光学系により結像される光学像を撮像素子等の光電変換素子等により光電変換処理して被写体像を電気的な画像信号として取得して、この画像信号をデジタルデータ化した形態の画像データ及び当該画像信号に関連する各種の情報データ等(以下、関連情報という)からなるデジタル画像データファイル(以下、単に画像ファイルという)を生成するいわゆるデジタルカメラ等の撮影装置が広く一般に普及している。
また、このような撮影装置においては、生成された画像ファイルに基づく画像を表示する表示装置や、同画像ファイルを記憶媒体等に記憶する画像記憶装置等を含んで構成されているものが普通である。
従来の画像記憶装置を有してなる撮影装置においては、画像記憶媒体の記憶容量や、画像ファイルを処理する処理能力に限界があるために、記憶容量及び処理能力等に余裕のある外部装置、例えば小型コンピュータ等の画像ファイル処理装置や他の画像記憶装置等の外部装置に向けて画像記憶媒体に記憶済みの画像ファイルを伝送して、当該外部装置において、伝送された画像ファイルに基づく画像の表示や印刷等に利用するための各種の処理を専用のアプリケーションソフトウエアを介して行ったり、当該外部装置の具備する大容量の記憶媒体に伝送された画像ファイルを記憶保存させるようなシステムが構成されている。
この場合において、外部装置は、各種の処理を施した画像ファイルを表示装置や印刷装置等へさらに伝送することで、表示装置において画像再生表示を行ったり、印刷装置において画像印刷を行ったりといった各種の機能を実現している。
このように構成されるシステムにおいては、撮影装置側から外部装置側の記憶媒体(画像記憶装置)へと画像ファイルを伝送した後は、撮影装置側の画像ファイルを削除することによって、当該撮影装置側の記憶媒体における空き記憶容量を確保することになる。
そこで、例えば特開2006−115146号公報によって開示されているシステムにおいては、撮影装置から外部装置であるサーバ装置へと画像ファイルの伝送を行った後は、自動的に撮影装置側の記憶媒体から画像ファイルを削除すると共に、サーバ装置側では受信した画像ファイルを当該サーバ装置側の記憶媒体に登録保存するように構成している。
これによれば、撮影装置の使用者は、撮影装置側の記憶媒体の空き記憶容量を気にすることなく当該撮影装置を撮影に使用することができるというものである。
一方、近年の撮影装置においては、表示装置である液晶表示装置(LCD)の大型化や各種電子回路における処理能力の向上に加え、安価で大容量の記憶媒体等を具備したものが普及している。
したがって、このような撮影装置では、撮影動作によって取得して記憶媒体に記憶済みの画像ファイルを外部装置へと伝送することなく、当該撮影装置自体の処理回路を用いて画像の表示や印刷等のための画像ファイルについての各種の処理を行なうことができるようになっていると同時に、大量の画像ファイルを削除することなくその記憶媒体に保有しておきながら、撮影動作を行って新たな画像ファイルを取得し記憶させ得る大容量の記憶媒体を備え、さらに、画像の鑑賞や各種の処理操作を画面上で視覚的に行うのに充分な大きさの表示領域を有する表示装置である液晶表示装置(LCD)を具備するようになってきている。
上述のような事情により、近年の撮影装置においては、記憶済みの画像ファイルを記憶媒体から削除する機会は少なくなっているものの、例えば重要な画像ファイルであったり、他人と共有する等の目的によって撮影装置側の記憶媒体に記憶済みの画像ファイルを外部装置へ伝送する機会は、少なからず存在する。また、撮影装置が持ち得る記憶媒体の記憶容量が大容量化しているとはいえ、その上限は必ず存在する。このことから、記憶媒体の空き記憶容量がなくなってしまうという事態を避けることはできないことである。
そこで、例えば特開2000−209536号公報によって開示されている撮影装置では、外部装置へと送信済みの画像ファイルについては送信済み状態を表わす状態マークを付すことで、送信状態や送信先等の情報を管理し、記憶媒体に空き記憶容量がない場合には、記憶媒体に記憶済みの画像ファイルのうち送信済み状態マークの付された画像ファイルを削除対象にするというものである。
これによれば、記憶媒体に記憶済みの画像ファイルについて、送信状態や送信先等を管理することができるので、画像ファイルを重複して送信する等の無駄な動作を防ぐことができると共に、記憶媒体の空き記憶容量が少なくなったときには、外部装置に送信済みの画像ファイルを削除対象として自動的に提示されるので、削除してよいか否かを気にすることなく削除を行うことができ、撮影に際しては、空き記憶容量を気にする必要がないというものである。
一方、近年の撮影装置にあっては、上述したように撮影装置自体の処理回路を用いて画像表示や印刷等のための画像ファイルに対する各種の処理を行なうことができるようになっている。
この場合において、画像表示処理を行うのに際しては、所望の表示形態を指定する表示情報(回転表示やネガポジ変換表示,カレンダー表示形態の指定情報等)等を関連情報として画像ファイルに付するようにしている。
また、印刷処理を行うのに際しては、画像の合成加工等を行う際の他の画像ファイル(テンプレート画像等を含む)とのリンク情報や、印刷する旨の情報,印刷枚数や印刷に関する各種の指示情報等を含む印刷条件の関連情報を画像ファイルに付するようにしている。
これら画像ファイルに附する関連情報の規格としては、例えばディーポフ規格(DPOF;Digital Print Order Format),ピクトブリッジ規格(PictBridge),プリントイメージマッチング規格(PRINT Image Matching),イグジフプリント規格(Exif Print)を含むイグジフ(Exif)規格等がある。
以上のように、近年の撮影装置においては、撮影動作によって取得し記憶媒体に記憶される画像ファイルについての多くの関連情報が多々存在し、これらを管理し運用するための手段が種々存在する。
特開2006−115146号公報 特開2000−209536号公報
ところが、上記特開2006−115146号公報や上記特開2006−115146号公報等によって開示されているシステムにおいては、削除対象とする画像ファイルを伝送済みの画像ファイルとしているのみである。
しかしながら、外部装置へ伝送済みの画像ファイルであっても、撮影装置において表示形態の指示情報が付されていたり、各種の印刷情報が付されている等、他の用途で使用指定がなされている場合の考慮がなされておらず、このような場合にも、伝送済み情報に基づいて画像ファイルが削除されてしまうという問題点がある。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、記憶媒体に記憶済みの画像ファイルのうち外部装置へ転送済みの画像ファイルを記憶媒体から削除して新規に得られる画像ファイルの記憶領域を確保し得ると共に、記憶媒体に記憶済みの画像ファイルのうち使用者が各種機能で使用することを登録し予定している画像ファイルが自動的に削除されないように制御することで、各種機能に対応させて快適な操作性を確保することのできる画像記憶装置及び撮影装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明による画像記憶装置は、画像ファイルを記憶する画像情報記憶手段と、上記画像情報記憶手段に記憶された画像ファイルを使用するアプリケーションを実行させる処理手段と、上記画像情報記憶手段に記憶された画像ファイルを上記アプリケーションで使用することを指定するアプリケーション使用指定手段と、上記画像情報記憶手段に記憶された画像ファイルを外部装置に送信する送信手段と、上記送信手段が上記外部装置に送信した画像ファイルに対し送信履歴情報を付与する送信履歴付与手段と、上記画像情報記憶手段の記憶容量の残量を確認する媒体残量確認手段と、上記画像情報記憶手段の記憶容量の残量が所定量以下になった場合には、上記送信履歴付与手段によって付与された送信済み情報を有する画像ファイルを対象として削除する削除手段と、上記送信履歴付与手段によって付与された送信済み情報を有する画像ファイルであっても、その画像ファイルが上記アプリケーションで使用することを指定する使用指定情報が付与されている場合には、上記削除手段を制御して当該画像ファイルの削除を禁止する削除制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、記憶媒体に記憶済みの画像ファイルのうち外部装置へ転送済みの画像ファイルを記憶媒体から削除して新規に得られる画像ファイルの記憶領域を確保し得ると共に、記憶媒体に記憶済みの画像ファイルのうち使用者が各種機能で使用することを登録し予定している画像ファイルが自動的に削除されないように制御することで、各種機能に対応させて快適な操作性を確保することのできる画像記憶装置及び撮影装置を提供することができる。
以下、図示の実施の形態によって本発明を説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態の画像記憶装置を含む撮影装置の内部構成の概略を示すブロック構成図である。
本実施形態の画像記憶装置は、被写体を撮影して画像信号を取得し画像ファイルを生成する撮影手段を有する撮影装置に含まれるものであって、この撮影装置によって取得された画像信号及びその関連情報をデータ化して画像ファイルとして記憶媒体に記憶する画像情報記憶手段を有して構成されている。
即ち、本実施形態の画像記憶装置を含んで構成される撮影装置は、光学レンズ等からなる撮影光学系によって結像される被写体の光学像を撮像素子等の光電変換素子等により受光して、これを光電変換処理することで電気的な画像信号を取得し、この画像信号をデジタルデータ化した形態の画像データ及び同画像信号に関連する各種の情報データ等(以下、関連情報という)からなるデジタル画像データファイル(以下、単に画像ファイルという)を生成する撮影手段と、この撮影手段によって生成された画像ファイルに基づく画像を表示する表示手段と、同画像ファイルを記憶媒体等に記憶する画像情報記憶手段(画像記憶装置)と、本撮影装置と外部装置との間でデータ通信を行って画像ファイルを送受信する有線通信機能及び無線通信機能を具備する通信手段等を含んで構成されるいわゆるデジタルカメラ等の撮影装置(以下、単に撮影装置という)である。
なお、上記通信手段(有線又は無線)を用いて本撮影装置との間で画像ファイル等のデータ通信を行う外部装置としては、具体的には、例えば小型コンピュータ等の画像再生装置又は画像処理装置や、外部ストレージ装置や、他の画像記憶装置を有する撮影装置や、プリンター等の画像印刷装置等がある。
即ち、具体的には図1に示すように、本実施形態の画像記憶装置を含む撮影装置100は、レンズ1と、撮像素子2と、撮像回路3と、A/D変換器(図1では単に「A/D」と表記している)4と、信号処理回路5と、フレームメモリ6と、FIFOメモリ7と、TFT液晶駆動回路9と、TFTパネル10と、バックライトユニット11と、ビデオ出力回路12と、ビデオ出力端子13と、記憶バッファ14と、記憶媒体インターフェース(以下、記憶媒体I/Fという)15と、記憶媒体16と、アクチュエータ17と、アクチュエータ駆動回路18と、外部有線データインターフェース(以下、外部有線データI/Fという)22と、キーマトリクス23と、LCD表示回路24と、LCDパネル25と、電池26と、電源回路27と、バックアップ電源28と、電池状態検出回路29と、第1CPU31と、第2CPU32と、EEPROM(FlashROM)19と、外部無線データインターフェース(以下、外部無線データI/Fという)20と、無線アンテナ21等によって主に構成されている。
レンズ1は、光学的な被写体像を形成し、これを撮像素子2の受光面上に結像させるために設けられるものである。
撮像素子2は、レンズ1によって形成される光学的な被写体像を受けて光電変換処理を行って、電気的な画像信号を出力する素子である。この撮像素子2としては、高速読み出しを行うことができるタイプの固体撮像素子であって、例えばCCD(電荷結合素子),CMOS(相補型金属酸化膜半導体)あるいはその他の各種のタイプの撮像素子が適用され得る。
撮像回路3は、撮像素子2からの出力信号を受けて、その画像信号に対して各種のアナログ信号処理を行う電子回路である。
A/D変換器4は、撮像回路3から出力されるアナログ形式の画像信号を受けて、デジタル形式の画像信号に変換するための回路である。
信号処理回路5は、A/D変換器4から出力されたデジタル形式の画像信号を受けて、各種のデジタル的な信号処理を行う回路である。
フレームメモリ6は、信号処理回路5によって処理された画像信号を受けて、処理済の画像信号や、この画像信号に関する各種データ等を一時的に記憶する一時記憶手段である。このフレームメモリ6としては、例えばSDRAM等の半導体記憶素子等が適用される。
なお、本撮影装置100においては、上述のレンズ1,撮像素子2,撮像回路3,A/D変換器4,信号処理回路5,フレームメモリ6等によって、被写体を撮影して画像信号を取得し画像ファイルを生成する撮影手段の主要部が構成される。
FIFOメモリ7は、画像信号を各種の表示装置へ向けて出力する際に、当該画像信号の一時的な記憶を行うために設けられるメモリである。
TFT液晶駆動回路9は、FIFOメモリ7から出力される画像信号を受けてTFTパネル10を制御する回路である。
TFTパネル10は、TFT液晶駆動回路9の制御によって画像信号に基づく画像や当該撮影装置100における各種の情報等を表示するための表示部であり、カラー表示可能なものが用いられる。
バックライトユニット11は、TFTパネル10の背面側に設けられ、当該TFTパネル10を背面側から照明するためのものである。
ビデオ出力回路12は、FIFOメモリ7からの画像信号を受けて、例えばNTSC形式のビデオ信号に変換し、ビデオ出力端子13を介して、当該ビデオ出力端子13に接続される外部表示装置等へ出力するための回路である。
ビデオ出力端子13は、本撮影装置100と外部表示装置等との間を電気的に接続するビデオケーブル等の信号線を接続するための接続端子である。
なお、本撮影装置100においては、上述のFIFOメモリ7,TFT液晶駆動回路9,TFTパネル10,バックライトユニット11等によって、上記撮影手段により生成された画像ファイルに基づく画像を表示する表示手段の主要部が構成される。
記憶バッファ14は、フレームメモリ6に一時的に記憶されている画像信号等を記憶媒体16に画像データとして記憶するとき、若しくは記憶媒体16から画像データを読み出してフレームメモリ6に一時的に記憶するとき等に用いられるバッファ(一時保存領域)である。
記憶媒体I/F15は、記憶媒体16への画像データ等の記憶処理や、記憶媒体16からの画像データ等の読み出し処理等を制御するための回路である。
記憶媒体16は、画像データやその他の各種データを記憶するための不揮発性の記憶媒体、例えば薄板形状,カード形状からなるメモリカード等である。この記憶媒体16としては、撮影装置100等の機器に対して着脱自在とする形態のものや、撮影装置100等の機器内部の電気回路に固設されている形態のもの等、様々な形態のものがあり、いずれの形態のものでも本撮影装置100に適用し得る。
なお、上述の記憶バッファ14,記憶媒体I/F15,記憶媒体16等によって、上記撮影手段により生成された画像ファイル(画像データ及びその関連情報のデータ)等を所定の形態のデータとして記憶媒体16に記憶する画像情報記憶手段であり画像記憶装置の主要部が構成される。
アクチュエータ17は、レンズ1を駆動して、オートフォーカス動作を行ったりあるいはズーミング動作を行ったりするための駆動源である。
アクチュエータ駆動回路18は、第1CPU31の制御に基づいてアクチュエータ17を制御し駆動する回路である。
アクチュエータ17及びアクチュエータ駆動回路18によって、レンズ1を、その光軸方向に移動させることで被写体像の自動焦点調節(オートフォーカス(AF))動作や変倍動作を行うレンズ駆動手段の主要部を構成している。
外部有線データI/F22は、本撮影装置100と外部装置(図示せず)との間において画像データ等の伝送(送受信)を接続ケーブル等を介して行うための接続部分(インターフェース)であって、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格やIEEE1394規格等に準拠した有線通信機能を有するものが適用される。本撮影装置100においては、USB規格に準拠した有線通信機能を有するシステムとして例示している。
この外部有線データI/F22及びこれに接続される接続ケーブル(図示せず)と、第1CPU31のシステムコントロール部31a内に設けられる有線通信制御手段(後述する有線通信制御機能部31c等)を用いて本撮影装置100と外部装置(図示せず)との間での有線接続によるデータ通信を確立し、両者間で画像ファイルの伝送を行う有線通信手段の主要部が構成される。
キーマトリクス23は、本撮影装置100に設けられる各種の操作スイッチや操作ボタン等を含む操作入力手段の総称として用いている。
即ち、キーマトリクス23に含まれる具体的な操作部材としては、例えば撮影装置100の電源状態をオン又はオフ状態に切り換える電源ボタン,撮影動作を開始させるレリーズボタン,撮影動作時には撮影倍率を変更するズームボタンとして機能し再生動作時には再生画像の拡大表示や縮小表示等の表示切換ボタンとして機能するズームボタン(TWボタン),メニュー画面を呼び出す等の各種の機能に割り当てられる複数の各種操作ボタン,メニュー画面等における選択設定を行う四方向選択キー(十字キーともいう),各種の操作ボタンを用いて選択した項目を決定指示するOKボタン等等の入力操作系の部材である。
そして、このキーマトリクス23には、上述の各種複数の操作部材と、これら操作部材のそれぞれに連動して所定の指示信号を発生させるスイッチ部材や各スイッチ部材からの指示信号を伝達する電気回路等を含んで構成される。
このキーマトリクス23の各操作部材が使用者により操作されることによって発生した指示信号は、第1CPU31に向けて出力されるようになっている。
LCD表示回路24は、第1CPU31の制御に基づいてLCDパネル25を制御し、これに各種の情報表示を行わせる回路である。
LCDパネル25は、例えば小型の液晶表示装置(LCD)等によって構成され、当該撮影装置100において設定済みの撮影条件や各種の設定情報、例えば撮影モード等の動作モード情報や、記憶媒体16に記憶可能な画像の枚数情報,撮影時のシャッタ速度や絞り値等の露出に関する情報等を表示する情報表示部材である。
電池26は、当該撮影装置100における主(メイン)電源である。
バックアップ電源28は、当該撮影装置100の内部メモリや内部時計等に対して常に電力を供給するために設けられ、例えば本撮影装置100における各種の設定値等の情報や日時情報等を保持したり、日付表示を上記LCDパネル25等を用いて常時行い得るようにするための副(サブ)電源である。
電源回路27は、第1CPU31の指令に基づいて上記電池26及び上記バックアップ電源28からの電源を受けて、本撮影装置100の内部の各電気回路へと適宜供給する制御を行う回路である。
電池状態検出回路29は、電池26における電圧等、当該電池26の状態を検出して、同電池26の電池残量等を算出し、その結果を第1CPU31へと出力する回路である。
第1CPU31は、主(メイン)CPUとして配設されているものである。この第1CPU31は、本撮影装置100における各回路を統括的に制御すると共に、各種の諸機能を実現するために各構成部を制御するメイン制御手段である。
そのために、本撮影装置100の第1CPU31は、同撮影装置100における各構成部を適宜制御(コントロール)することでシステム全体を制御するためのシステムコントロール部31aを備えている。
このシステムコントロール部31aの内部には、各種の電気回路等が形成されていて、例えば無線通信制御機能部31b,有線通信制御機能部31c,アルバム表示機能部31d,印刷機能部31e,削除不可フラグ設定機能部31f,転送済みフラグ設定機能部31g等のほか、図示していないが、撮影手段にて撮影動作を実行する際の各種の撮影条件を設定する撮影条件設定手段としての回路部や、撮影動作により取得した画像信号の画像データとこの画像データに関連する各種の情報(関連情報データ)とを合わせて画像ファイルを生成する画像ファイル生成手段としての回路部や、この画像ファイル生成手段で生成された画像ファイルを適切な形態で記憶媒体16に記憶する記憶動作制御を行う回路部や、当該画像ファイルに基づく画像や関連情報を表示手段を用いて視覚的に表示可能な形態で提示する表示動作を実行する回路部等、本撮影装置100における各種動作及び各種機能を制御するためのさまざまな制御回路を内部に有して構成されている。
無線通信制御機能部31bは、無線通信手段の一部である外部無線データI/F20等のオンオフ制御等を行って無線接続によるデータ通信機能を制御する無線通信制御手段として構成される回路である。
本撮影装置100における無線通信手段は、無線通信機能を備えた外部装置(特に図示せず)との間で無線接続を確立することにより情報(データ信号等)を送受信する無線データ通信を行なうものである。
本撮影装置100において、無線通信機能を実現するための方式としては、例えばワイヤレスUSB(Wireless Universal Serial Bus;WUSB)規格に準拠した無線通信機能によるWUSB接続や、超広帯域(UWB;Ultra Wide Band) 無線接続や、IrDA(アイアールディーエイ;Infrared Data Association)規格に準拠した赤外線通信機能による光無線接続等を適用し得る。
そのために、本撮影装置100は、無線アンテナ21と、外部無線データI/F20と、第1CPU31のシステムコントロール部31a内に設けられる無線通信制御手段としての無線通信制御機能部31b等からなる無線通信手段を有している。
無線アンテナ21は、本撮影装置100と外部装置(図示せず)との間で無線によるデータ通信を行うのに際して、外部装置から発信される所定の形態の電磁波等の無線信号であってデータ通信に係る無線信号を受信すると共に、本撮影装置100から発信される所定の形態の電磁波等の無線信号であってデータ通信用の無線信号を送信する無線信号入出力部である。
この無線アンテナ21は、外部無線データI/F20と接続されていて、送受信した無線信号について、外部無線データI/F20を介して第1CPU31との間で入出力するようになっている。
外部無線データI/F20は、無線アンテナ21と第1CPU31との間に介在し無線アンテナ21に入力される無線信号を所定の形態の電気信号に変換して第1CPU31へ出力したり、第1CPU31の無線通信制御機能部31bからの信号を無線信号に変換して無線アンテナ21へと出力する無線通信手段の一部であって無線通信接続部(インターフェース)として機能している。
この外部無線データI/F20は、第1CPU31のシステムコントロール部31aの無線通信制御機能部31b(無線通信制御手段)によって制御される。
一方、有線通信制御機能部31cは、有線通信手段の一部である外部有線データI/F22等のオンオフ制御等を行って有線接続によるデータ通信機能を制御する有線通信制御手段として構成される回路である。この有線通信制御機能部31cは、外部有線データI/F22との間で電気的に接続されている。
こうして本撮影装置100においては、有線通信制御機能部31c(有線通信手段)又は無線通信制御機能部31b(無線通信手段)の制御によって本撮影装置100と外部装置との間の有線接続又は無線接続を確保して、本撮影装置100の画像情報記憶手段(記憶媒体16)に記憶された画像ファイルを外部装置に向けて伝送することができるようになっている。
この場合において、有線通信制御機能部31c(有線通信手段)又は無線通信制御機能部31bは、外部装置とのデータ通信によって送信がなされた画像ファイルに対しては、その旨を表わすフラグであって、送信履歴情報であり第1の符号であり送信済み情報である転送済みフラグを、該当の画像ファイルのヘッダ部における所定領域に付与するようになっている。
したがって、有線通信制御機能部31cと無線通信制御機能部31bとは、画像情報記憶手段(記憶媒体16)に記憶された画像ファイルを外部装置に送信する送信手段としての役目をしていると共に、外部装置に送信した画像ファイルに送信履歴情報(第1の符号)を付与する送信履歴付与手段としての役目をしている。
他方、アルバム表示機能部31dは、記憶媒体16に記憶されている画像ファイルに基づく画像や関連情報を表示手段を用いて視覚的に表示可能な形態で表示するための表示動作処理を実行する回路部の一部であって、特にアルバム表示形態での表示動作を実行する際の処理制御を行う。
ここで、アルバム表示機能とは、記憶媒体16に記憶されている画像ファイルのうちから使用者が選択指定した画像ファイルを一纏めとして表示装置の表示部に表示させる機能等をいう。
具体的には、アルバム表示機能には、使用者が所定の操作を行うことで記憶媒体16に記憶されている複数の画像ファイルのうちから選択指定した一連の画像ファイルを対象として、アルバム表示機能用のアプリケーションで使用する画像ファイルである旨を示す使用指定情報であり第2の符号であるアルバム登録フラグを、該当する画像ファイルに付与する機能や、記憶媒体16に記憶されている複数の画像ファイルの中からアルバム登録フラグを有する画像ファイルを読み込んで当該画像ファイルに基づく画像を表示装置を用いて連続的に又は一覧形式等、各種の表示形態で表示する機能等をいう。
印刷機能部31eは、記憶媒体16に記憶されている画像ファイルに基づく画像の印刷を行う際の処理制御を実行する回路部である。
ここで、印刷機能とは、使用者が記憶媒体16に記憶されている画像ファイルのうちから印刷を所望する画像ファイルの選択指定を行ったり、印刷条件の設定を行ったりする機能や、印刷指定した画像ファイルを一纏めとして画像印刷装置へと伝送し印刷させる機能である。
具体的には、印刷機能としては、使用者が所定の操作を行うことで記憶媒体16に記憶されている複数の画像ファイルのうちから選択指定した一連の画像ファイル(一つ又は複数)を対象として、行われる処理であって、その画像ファイルが印刷機能用のアプリケーションで使用する画像ファイルである旨を示す使用指定情報(第2の符号,印刷予約フラグ)を当該画像ファイルに付与する機能や、該当する画像ファイルに対して予め所望の印刷条件(例えば印刷枚数やトリミング指示や合成画像の指定等の各種の印刷条件)を設定する印刷条件設定機能や、使用者による印刷開始操作を受けて記憶媒体16に記憶されている複数の画像ファイルの中から使用指定情報(印刷予約フラグ等)を有する画像ファイルを順次読み込んで当該画像ファイルを外部装置である画像印刷装置へと伝送する機能や、当該画像印刷装置の制御部と連繋して画像の印刷を行わしめる機能等をいう。
上述のように、アルバム表示機能部31dや印刷機能部31eは、画像情報記憶手段(記憶媒体16)に記憶された画像ファイルをアプリケーションで使用することを指定するアプリケーション使用指定手段としての役目をしている。
また、さらに、使用者によってアルバム登録や印刷予約を解除する所定の操作がなされると、アルバム表示機能部31dや印刷機能部31eは、該当する画像ファイルにおける使用指定情報である各フラグを削除する作用をするようになっている。
このとき、アルバム表示機能部31dや印刷機能部31eは、画像ファイルの使用指定情報による指定状態、即ち画像ファイルに付与されている使用指定情報(第2の符号,アルバム登録フラグ,印刷予約フラグ等)を解除するアプリケーション使用指定解除手段として機能する。
削除不可フラグ設定機能部31fは、アルバム表示機能部31dや印刷機能部31e(アプリケーション使用指定手段)によって各機能での使用を指定された画像ファイルのヘッダ部等に、当該画像ファイルの削除を禁止する削除不可フラグを自動的に付与する処理制御を行う回路部である。
転送済みフラグ設定機能部31gは、無線通信手段や有線通信手段を利用して外部装置に対して転送処理を実行し、その外部装置の画像記憶手段に画像ファイルを記憶させる処理を行った場合において、本撮影装置100側の記憶媒体16の該当する画像ファイルに対して転送済みフラグを付与する処理制御を行う回路部である。
ここで、本撮影装置100によって生成される画像ファイルのファイル構造の概略を、以下に簡単に説明する。
図2は、本撮影装置によって生成される画像ファイルのファイル構造を概念的に示す図である。図3は、図2に示す画像ファイルのヘッダ部におけるディレクトリテーブルの内容を概念的に示す図である。
図2に示すように、本撮影装置100によって生成される画像ファイルAは、画像データの実体が格納される実画像データ領域A2と、ブートエリア,FAT(File Allocation Table),ディレクトリテーブル等の関連情報等が格納されるヘッダ領域A1とによって構成される。
ヘッダ領域A1のうちディレクトリテーブルには、図2の符号B欄で示すように、画像ファイルのディレクトリ名,属性,時間等、当該画像ファイルに関連する各種の情報データが格納される。
このうちのディレクトリテーブルに格納される属性情報としては、図3に示すように、転送済フラグ(C1欄),圧縮フラグ(C2欄;Archive),ディレクトリフラグ(C3欄;Dir),ボリュームIDフラグ(C4欄;VolumeID),システムフラグ(C5欄;System),隠し属性(C6欄;Hidden),削除不可フラグ(C7欄)等がある。
上述したように、本撮影装置100においては、記憶媒体16に記憶された画像ファイルを対象として各種の処理を行うさまざまな機能を有している。これらの機能は、第1CPU31や第2CPU32等によって、EEPROM19から読み込まれて適宜実行される処理プログラムであるアプリケーションソフトウエア(以下、アプリケーションと略記する)によって実現される。
なお、EEPROM19には、上記アプリケーションのほかに、例えば外部装置(図示せず)と通信するための通信設定情報等のデータや本撮影装置100における各種の設定データ,固有データ等が記憶されている。
つまり、EEPROM19は、これらのアプリケーションや各種データ等を予め記憶し保持しておくための不揮発性記憶媒体であって、例えばフラッシュロム(FlashROM)等が適用される。
本撮影装置100において、EEPROM19に格納されているアプリケーションの具体的な例としては、画像情報記憶手段(記憶媒体16)に記憶されている画像ファイルを使用して所定の機能を実現するアプリケーションであって、上述のアルバム表示機能と印刷機能等がある。
この場合において、第1CPU31と第2CPU32とは、画像情報記憶手段(記憶媒体16)に記憶された画像ファイルを使用するアプリケーションを実行させる処理手段として機能することになる。
なお、本実施形態においては、本撮影装置100によって行い得る機能として、特に上述の二つの機能(アルバム表示機能と印刷機能)を取り上げて詳述する。本撮影装置100における他の機能については、特に説明を省略するが、上述の二つの機能と略同様に、各機能に対応する処理制御回路部が設けられ、各処理制御回路部においてそれぞれ対応する処理制御がなされる。
このように第1CPU31は、主に各種の動作制御を行うための集積回路となっている。
一方、第2CPU32は、主に画像データを扱う各種の処理制御を実行する集積回路である。
即ち、第2CPU32は、撮影手段又は画像情報記憶手段から取り込まれてフレームメモリ6に一時的に記憶されている画像データに基づいて、各種の信号処理を施す各種の回路、例えば画像圧縮伸張部32a,記憶媒体アクセス部32b等に加えて、記憶媒体アクセス部32bを介して記憶媒体16の内部状態や当該記憶媒体16に記憶されている各種ファイルについての確認処理等を行う各種の回路、例えば記憶媒体データ削除機能部32c,記憶媒体空き容量確認機能部32d,削除対象データ確認機能部32e等を内部に有して構成されている。
画像圧縮伸張部32aは、フレームメモリ6に記憶されている画像データ等を読み出して、例えばJPEG圧縮処理等を行ったり、記憶媒体16から読み出された圧縮画像データの伸張処理等を行う回路部である。
記憶媒体アクセス部32bは、記憶媒体インターフェース15による記憶媒体16へのアクセスを制御するための回路部である。
記憶媒体空き容量確認機能部32dは、記憶媒体アクセス部32bを介して記憶媒体16の所定の領域にアクセスし、当該記憶媒体16(画像情報記憶手段)の全記憶容量と使用済みの記憶容量を確認して、当該記憶媒体16の空き記憶容量の確認及び検出を行う媒体残量確認手段としての役目をする回路部である。
削除対象データ確認機能部32eは、記憶媒体アクセス部32bを介して記憶媒体16の所定の領域にアクセスし、当該記憶媒体16(画像情報記憶手段)に記憶されている各画像ファイルのヘッダ部を検索して削除対象となっている画像ファイル、即ち送信履歴付与手段(無線通信制御機能部31b又は有線通信制御機能部31c)によって付与された送信済み情報(転送済みフラグ)を有する画像ファイルの確認及び抽出を行うと共に、その画像ファイルにアルバム登録フラグや印刷予約フラグ等の使用指定情報(第2の符号)が付与されているか否かを確認する回路部である。
記憶媒体データ削除機能部32cは、上述の記憶媒体空き容量確認機能部32dによって記憶媒体16の空き記憶容量が所定量以下、具体的には例えば空き記憶容量が全記憶容量の20%以下(この数値は単なる例示である)等であることが確認された場合に、上述の削除対象データ確認機能部32eによって抽出された画像ファイル、即ち送信履歴付与手段によって付与された送信済み情報(第1の符号,送信履歴情報)を有する画像ファイルを対象として削除する削除手段としての役目をすると共に、上述の削除対象データ確認機能部32eによって使用指定情報(第2の符号,アルバム登録フラグや印刷予約フラグ)が付与されている場合には、当該画像ファイルの削除を禁止する削除制御手段としての役目もする回路部である。
さらに、削除手段としての記憶媒体データ削除機能部32cは、アプリケーション使用指定解除手段としてのアルバム表示機能部31dや印刷機能部31eによって使用指定情報(アルバム登録フラグや印刷予約フラグ等)が解除された場合であって、転送済みフラグが存在している場合にのみ該当する画像ファイルを削除するようになっている。つまり、使用指定情報が解除された場合であっても、画像ファイルに対応する転送済みフラグがあれば、その画像ファイルは削除対象として扱わないように削除の禁止をする処理制御が行われることになる。
その他、本発明に関連しない部分の構成については、通常一般のデジタルカメラと同様の構成であるものとして、その詳細な図示及び説明は省略する。
次に、上述のように構成される本撮影装置100の作用を、以下に説明する。
まず、本撮影装置100における撮影動作処理及び画像記憶処理は、次の通りである。
即ち、使用者がキーマトリクス23のうちの電源ボタンを操作すると本撮影装置100は起動する(パワーオン)。通常の場合、本撮影装置100が起動するときの動作モードは、撮影モードで起動される。
こうして撮影装置100が撮影モードで起動しているときに、使用者がレリーズ操作等の所定の一連の操作を行うことで、本撮影装置100は、撮影動作処理を実行する。
具体的には、撮影装置100が撮影モードで起動している状態において、使用者は、まず、ズームボタンを操作することでレンズ駆動手段(アクチュエータ17,アクチュエータ駆動回路18)を駆動制御して、所望の構図を設定する変倍動作(ズーム動作)を行う。
詳しくは、ズームボタンの操作によって、キーマトリクス23からは、変倍動作処理の実行を開始する指示信号が生じ、同指示信号は、第1CPU31へと伝達される。これを受けて第1CPU31は、アクチュエータ駆動回路18を介してアクチュエータ17を駆動制御する。これによりレンズ1が駆動されることにより、変倍動作が実行される。
また、使用者は、レリーズボタンの第1段目の操作を行うことで、レンズ駆動手段や撮像回路3及び撮像素子2等を駆動制御して自動焦点調節動作(AF動作)や自動露出動作(AE動作)等を実行する。
詳しくは、レリーズボタンの第1段目の操作によって、キーマトリクス23からは、自動焦点調節動作処理,自動露出動作処理の実行を開始する指示信号が生じ、同指示信号は、第1CPU31へと伝達される。これを受けて第1CPU31は、撮像素子2及び撮像回路3を駆動制御すると共に、アクチュエータ駆動回路18を介してアクチュエータ17を駆動制御して、レンズ1を駆動する。これにより、自動焦点調節動作,自動露出動作が実行される。
続けて、使用者によるレリーズボタンの第2段目の操作を受けて、第1CPU31は、撮影手段を駆動制御して撮影動作処理を実行する。
詳しくは、レリーズボタンの第2段目の操作によって、キーマトリクス23から撮影動作処理の実行を開始する指示信号が生じ、同指示信号は、第1CPU31へと伝達される。これを受けて第1CPU31は、撮像素子2及び撮像回路3等の撮影手段を制御して撮影動作処理を実行する。これにより、所望の画像を表わす画像データと、この画像データに関連する関連情報とが取得され、両者を合わせた画像ファイルが生成される。
このようにして生成された画像ファイルは、第1CPU31による第2CPU32,画像情報記憶手段等を制御して、記憶媒体16の所定の記憶領域に所定の形態で記憶される。
本撮影装置100における上述のような一連の撮影動作処理及び画像記憶処理は、従来の一般的なデジタルカメラにおける動作処理と略同様の処理である。
そして、本撮影装置100は、上述のようにして取得された後、記憶媒体16に記憶された画像ファイルに基づいて、各種の機能、例えば表示手段を利用して画像及びその関連情報等を各種の形態で表示させる表示処理機能や、通信手段を利用して外部装置に対して画像ファイルの転送処理を行う通信機能や、印刷のための画像加工処理及び印刷条件設定機能や、外部装置としての印刷装置に対して画像ファイルを転送して印刷を実行する印刷処理機能等の各種の機能を行い得る。
この場合において、これら各種の機能を実行するためには、使用者は、所望の機能で所望の画像ファイルを取り扱い得るように、対象とする画像ファイルを選択指定して各機能に応じたアプリケーションが選択指定された画像ファイルを使用できるようにする操作を行う。この選択指定操作を行うことによって、所望の画像ファイルのヘッダ部に第2の符号が付与される。
具体的には、例えば表示処理機能のうちアルバム表示機能を実行する場合には、アルバム表示機能用のアプリケーションで使用する画像ファイルを選択指定するアルバム登録操作を行うことで、対象とする画像ファイルに第2の符号としてのアルバム登録フラグが付与される。
また、例えば印刷機能を実行する場合には、印刷機能用のアプリケーションで使用する画像ファイルを選択指定する印刷予約操作を行うことで、対処の画像ファイルに第2の符号としての印刷予約フラグが付与される。
なお、印刷予約操作は、印刷対象の画像ファイルの選択指定操作のほかに、選択指定した画像ファイルに基づく画像の印刷枚数やトリミング位置等の各種の印刷条件を設定する操作等を含めてもよい。
本撮影装置100において行い得る各種機能を実行する操作うち、上述のアルバム登録操作と印刷予約操作とは、次のようにして行われる。
まず、撮影装置100を再生モードで起動すると、第1CPU31は、第2CPU32,画像情報記憶手段を制御して、記憶媒体16に記憶されている画像ファイルをフレームメモリ6に読み込むと共に、表示手段(TFTパネル10等)を制御して、その表示画面上に選択指定した画像ファイルに基づく画像を表示させる画像表示処理を実行する。このとき、表示画面上に表示されている画像に、当該画像の関連情報を表わす文字やアイコン等を重畳させて表示させるようにしてもよい。
この画像表示処理は、例えば一つの画像ファイルに基づく画像を表示手段であるTFTパネル10の表示画面全体を使って表示させる一コマ表示形態での表示処理や、この一コマ表示形態での表示中に使用者が任意にズームボタン等を操作することでTFTパネル10の表示画面全体を等分割(例えば4分割,9分割,16分割等)した各分割領域のそれぞれに画像ファイルに基づく縮小画像(サムネイル画像)を並べて表示させる一覧表示形態での表示処理等がある。
使用者は、撮影装置100が再生モードで動作している状態において、キーマトリクス23のうち十字キー及びOKボタン等を操作して、表示中の画像を参照しながら所望の画像を選択し指示する操作を行う。
つまり、記憶媒体16に記憶されている画像ファイルのうちの特定の画像ファイルに対して所望の機能(アプリケーション)で使用することを選択し指定する操作を行う。
このような操作を行うことにより、第1CPU31は、キーマトリクス23からの選択指示信号を受けてアルバム表示機能部31d,印刷機能部31eを制御することによって、該当する画像ファイルのヘッダ部に各対応するフラグ、即ちアルバム登録フラグや印刷予約フラグを該当する画像ファイルの関連情報の一部として付与する制御処理を実行する。
この場合において、アルバム登録フラグや印刷予約フラグ等は、例えば図3に示すディレクトリテーブル属性の所定の領域等に格納される。
これと同時に、第1CPU31は、削除不可フラグ設定機能部31fを制御して、該当する同画像ファイルのヘッダ部に削除不可フラグを関連情報の一部として付与する制御処理である削除禁止登録処理を実行する。
また、上述のアルバム登録操作や印刷予約操作と略同様の操作を行うことによって、アルバム登録の解除や印刷予約の解除を行うこともできる。
この解除操作が行なわれると、第1CPU31は、削除不可フラグ設定機能部31fを制御して、該当する同画像ファイルのヘッダ部から削除不可フラグを削除する(クリアする)制御処理である削除禁止解除処理を実行する。
なお、上述の削除不可フラグが画像ファイルに付与される条件としては、当該画像ファイルの関連情報としてアルバム登録フラグや印刷予約フラグ等、各機能に応じたフラグの少なくとも一つが付与されていることである。
また、上述の削除不可フラグが画像ファイルから削除される条件としては、当該画像ファイルの関連情報としてアルバム登録フラグ,印刷予約フラグ等、各機能に応じたフラグが一つも付与されておらず解除されている状態にあることである。
ここで、本撮影装置100における削除禁止登録処理のシーケンスを以下に説明する。
図4は、本実施形態の画像記憶装置を含む撮影装置における削除禁止登録処理の流れを示すフローチャートである。
本撮影装置100において、削除禁止登録処理が実行される時期(タイミング)としては、上述の如く記憶媒体16に記憶されている画像ファイルのうちの特定の画像ファイルに対して所望の機能(アプリケーション)で使用することを選択指定する操作がなされた時点としている。
即ち、本撮影装置100が再生モードで起動している状態にあるときに、使用者は、アルバム表示機能や印刷機能を実行する。これら各種の機能のアプリケーション実行中において、上述のように所望の画像ファイルの選択指定操作を行う処理がなされる。そして、この選択指定操作が実行された際には、図4に示すような処理シーケンスに分岐する。
そして、図4のステップS1において、第1CPU31は、アプリケーションで使用することが選択指定されたか否か、即ち具体的にはアルバム登録又は印刷予約がされたか否かの確認を行う。ここで、アルバム登録又は印刷予約の指示信号が確認されない場合には、何もせずに一連の処理シーケンスを終了し、元の処理シーケンスに戻る(リターン)。
また、ここで、アルバム登録又は印刷予約の指示信号が確認された場合には、次のステップS2の処理に進む。
ステップS2において、第1CPU31は、該当する画像ファイルのヘッダ部に削除不可フラグをセットする処理を実行する。その後、一連の処理シーケンスを終了し、元の処理シーケンスに戻る(リターン)。
このようにして、適宜、画像ファイルのヘッダ部に付与された削除不可フラグは、同様に各種の機能のアプリケーション実行中において、使用者による所定の操作がなされると、当該削除不可フラグをクリアする削除禁止解除処理が行われる。
ここで、本撮影装置100における削除禁止解除処理のシーケンスを以下に説明する。
図5は、本実施形態の画像記憶装置を含む撮影装置における削除禁止解除処理の流れを示すフローチャートである。
本撮影装置において、削除禁止解除処理が実行される時期(タイミング)は、記憶媒体16に記憶されている画像ファイルのうちの、所望のアプリケーションでの使用指定がなされている画像ファイルについて、その使用指定を解除する所定の操作である指定解除操作がなされた時点である。
即ち、本撮影装置100が再生モードで起動している状態にあるときに、アルバム表示機能や印刷機能等のアプリケーション実行中において、所望の画像ファイルの選択指定を解除する操作を行う処理がなされる。そして、この選択指定解除操作が実行された際には、図5に示すような処理シーケンスに分岐する。
そして、図5のステップS11において、第1CPU31は、アプリケーションでの使用指定のうちアルバム登録を解除する操作がなされたか否かの確認を行う。ここで、アルバム登録の解除指示信号が確認された場合には、次のステップS13の処理に進む。
ステップS13において、第1CPU31は、上記ステップS11の処理におけるアルバム登録解除指示信号の対象とする画像ファイルのヘッダ部を確認し、当該画像ファイルが印刷予約されていないかどうか、即ち当該画像ファイルに印刷予約フラグが付与されていないかどうかの確認を行う。ここで、印刷予約フラグが付与されていないことが確認された場合には、次のステップS15の処理に進む。
ステップS15において、第1CPU31は、当該画像ファイルのヘッダ部の削除不可フラグをクリアする(削除する)処理を実行する。その後、一連の処理シーケンスを終了し、元の処理シーケンスに戻る(リターン)。
一方、上述のステップS11において、アルバム登録の解除指示信号が確認されなかった場合には、ステップS12の処理に進む。
ステップS12において、第1CPU31は、アプリケーションでの使用指定のうち印刷予約を解除する操作がなされたか否かの確認を行う。ここで、印刷予約の解除指示信号が確認された場合には、次のステップS14の処理に進む。
ステップS14において、第1CPU31は、上記ステップS12の処理における印刷予約解除指示信号の対象とする画像ファイルがアルバム登録されていないかどうか、即ち当該画像ファイルにアルバム登録フラグが付与されていないかどうかの確認を行う。ここで、アルバム登録フラグが付与されていないことが確認された場合には、ステップS15の処理に進み、このステップS15において、第1CPU31は、同様に当該画像ファイルのヘッダ部の削除不可フラグをクリアする(削除する)処理を実行した後、一連の処理シーケンスを終了し、元の処理シーケンスに戻る(リターン)。
なお、上述のステップS13において印刷予約フラグが付与されていることが確認された場合と、上述のステップS12において印刷予約の解除指示信号が確認されない場合と、上述のステップS14においてアルバム登録フラグが付与されていることが確認された場合との、いずれかの場合は、何もせずに一連の処理シーケンスを終了し、元の処理シーケンスに戻る(リターン)。
上述のようにして、使用者は、撮影装置100を撮影モードで動作させることによって取得し、その記憶媒体16に記憶させた画像ファイルを対象に、所望の機能(アプリケーション)で使用する画像ファイルの選択指定操作や設定操作を行ったり、選択指定の解除操作等を、当該撮影装置100を再生モード時で動作させた状態で実行する。これにより、所定の画像ファイルのヘッダ部には、各種の機能に対応するフラグが付与された状態になる。
一方、本撮影装置100においては、記憶媒体16に記憶された画像ファイルを他の画像記憶装置等の外部装置に向けて転送処理を行って、当該外部装置の画像記憶手段(記憶媒体)に所望の画像ファイルを転送することができるようになっている。
ここで、本撮影装置100における画像ファイル転送処理のシーケンスを以下に説明する。
図6は、本実施形態の画像記憶装置を含む撮影装置における画像ファイル転送処理の流れを示すフローチャートである。
本撮影装置100が再生モードで起動しているとき、使用者が所定の操作を行って画像ファイル転送モードに切り換えられると、第1CPU31は、無線通信手段又は有線通信手段を用いて外部装置に対して画像ファイルの転送処理を実行する転送処理が実行される。
この場合において、使用者は、まず、無線通信手段と有線通信手段とのいずれを用いて転送処理を実行するかの選択設定を行う。これを受けて第1CPU31は、選択設定された通信手段を有効に機能し得るように初期化処理を行う。
そして、図6のステップS21において、第1CPU31は、記憶媒体空き容量確認機能部32dを制御して記憶媒体16の記憶領域に空き領域がないかどうかの確認を行う。ここで、所定の空き領域が無いことが確認された場合には、次のステップS22の処理に進む。なお、この場合において、所定の空き領域が無いかどうかの判断は、例えば空き領域の容量が記憶媒体16の全記憶容量に対して20%以下(この数値は単なる例示である)となっているような場合に、第1CPU31は空き領域が無いと判断する。
ステップS22において、第1CPU31は、空き無し状態フラグをセットする処理を実行する。その後、ステップS23の処理に進む。
一方、上述のステップS21の処理において、充分な空き領域があることが確認された場合には、すぐにステップS23の処理に進む。
ステップS23において、第1CPU31は、画像ファイルの転送指示信号の監視を行う待機状態となる。この転送指示信号は、使用者によってなされるキーマトリクス23の所定の操作によって生じる。その転送指示信号が確認された場合には、次のステップS24の処理に進む。
ステップS24において、第1CPU31は、記憶媒体16に記憶されている画像ファイルのヘッダ部を検索し、外部装置に向けて転送すべき画像ファイル、即ち転送対象画像ファイルが存在するか否かの確認を行う。
ここで、転送対象画像ファイルとは、例えば使用者の所定の操作によって選択指示した画像ファイルであって、転送処理の対象となる画像ファイルである。
例えば、上述のステップS23の処理中、本撮影装置100が待機状態にあるときに、使用者は、表示手段の表示画面上に表示される画像ファイルに基づく縮小画像の中から転送処理の対象とするべき画像ファイルの選択指示を所定の操作によって行う。こうして、選択指示された画像ファイルは転送対象画像ファイルとされると同時に、上述の選択指示操作に応じて転送指示信号が生じる。上述のステップS23の処理において、第1CPU31は、この転送指示信号を受けて、実際の転送動作を開始する。
また、転送対象画像ファイルは、使用者が予め所定の操作を行って選択しておくようにしてもよい。この場合には、転送対象画像ファイルの選択指示操作を行うと、選択された画像ファイルのヘッダ部等に転送予約フラグが付与されるようにしておけばよい。そして、上述のステップS24の処理においては、この転送予約フラグが付与されている画像ファイルが転送対象画像ファイルに該当する。
このステップS24の処理において、転送対象画像ファイルが存在することが確認された場合には、ステップS25の処理に進む。また、ここで転送対象画像ファイルが存在しないことが確認された場合には、一連の転送処理の処理シーケンスを終了し、元の処理シーケンスに戻る(リターン)。
次に、ステップS25において、第1CPU31は、上述のステップS23の処理における転送指示信号に対応する画像ファイルを通信手段を用いて実際に転送する処理を実行する。この処理についての詳細な説明は省略するが、通常一般の撮影装置等にて行われるのと同様の処理がなされるものとする。この処理が完了すると、第1CPU31は、当該処理ステップにて転送済みの画像ファイルに対して転送済みフラグ設定機能部31gを制御してヘッダ部の所定領域に転送済みフラグを付与(セット)する処理を実行する。その後、ステップS26の処理に進む。
ステップS26において、第1CPU31は、空き無し状態フラグがセットされているか否かの確認を行う。ここで、空き無し状態フラグがセットされていることが確認されると、ステップS27の処理に進む。また、ここで、空き無し状態フラグがセットされていないことが確認されると、上述のステップS24の処理に戻り、以降の処理を繰り返す。
ステップS27において、第1CPU31は、現在の記憶媒体16における記憶領域の空き容量が、所定の容量(例えば記憶媒体16の全記憶領域容量に対して20%の容量)よりも大きいか否かの確認を行う。ここで、空き容量が所定の容量よりも大きいことが確認された場合には、ステップS30の処理に進む。
ステップS30において、第1CPU31は、空き無し状態フラグをクリアする処理を実行する。その後、上述のステップS24の処理に戻り、以降の処理を繰り返す。
一方、ステップS27の処理において、現在の記憶領域の空き容量が所定の容量よりも小さいことが確認された場合には、次のステップS28の処理に進む。
ステップS28において、第1CPU31は、転送済みの画像ファイルが削除可能か否かの確認を行う。ここで行われる削除可能か否かの確認は、第1CPU31により制御される第2CPU32の削除対象データ確認機能部32eが、転送済みの画像ファイルのヘッダ部における削除不可フラグの有無を確認することである。
ここで、転送済みの画像ファイルに削除不可フラグが付与されており、削除不可であることが確認された場合には、上述のステップS24の処理に戻り、以降の処理を繰り返す。一方、ここで、転送済みの画像ファイルに削除不可フラグが付与されておらず、削除可能であることが確認された場合には、ステップS29の処理に進む。
ステップS29において、第1CPU31は、第2CPU32の記憶媒体データ削除機能部32cを介して記憶媒体I/F15,記憶媒体16等の画像記憶手段の構成部材を制御して、対象とする画像ファイルの削除を行う処理を実行する。その後、上述のステップS24の処理に戻り、以降の処理を繰り返す。
以上説明したように上記第1の実施形態によれば、画像記憶装置を含む撮影装置100において、記憶媒体16に記憶済みの画像ファイルを各種の機能用のアプリケーションで使用する際に、当該アプリケーションにて使用の登録や予約設定を行うと、該当の画像ファイルのヘッダ部には、アプリケーションの使用指定情報(第2の符号)、具体的には例えばアルバム登録フラグや印刷予約フラグ等を付与するようにしている。この使用指定情報は、適宜、使用者の操作に応じて対象となる画像ファイルのヘッダ部に付与されたり、付与の解除がなされる。そして、当該使用指定情報が画像ファイルに付与されると同時に、当該画像ファイルの削除を禁止する旨を表わす符号(削除不可フラグ)が付与される。
一方、当該撮影装置100において、記憶媒体16に記憶済みの画像ファイルを外部装置に転送し、その転送先の外部装置の記憶媒体等に記憶保存させると、その画像ファイル、即ち転送済み画像ファイルに対して送信履歴情報(第1の符号,送信済み情報)がヘッダ部等に付与されるようにしている。
そして、本撮影装置100は、画像ファイルの転送処理の実行中に、送信履歴情報が付与されている転送済み画像ファイルのうち削除不可フラグの有無を確認し、当該削除不可フラグの付与されていない画像ファイルのみを削除するようにしている。
つまり、撮影装置100側の記憶媒体16に記憶されている画像ファイルのうち外部装置へ転送済みの画像ファイルであっても、各種の機能用のアプリケーションで使用することが指定されている画像ファイル、即ち使用指定情報(第2の符号)であって例えばアルバム登録フラグや印刷予約フラグ等が付与されている場合には、削除不可フラグが付与されて、その画像ファイルの削除を禁止している。
したがって、これによれば、使用者が本撮影装置100における各種の機能で使用するつもりでいる画像ファイルが転送処理によって削除されてしまうことを防ぐことができるので、撮影装置100の各種の機能による画像ファイルの活用を支障無く実行することができる。
また、転送済みの画像ファイルのうち削除可能な画像ファイルを、撮影装置100の記憶媒体16から削除する際においては、当該撮影装置100の記憶媒体16の空き容量の確認を行って、その空き容量が所定容量よりも少なくなったときにのみ削除処理を実行するようにしているので、使用者は、撮影装置100における記憶媒体16の空き容量を気にすることなく、撮影動作を続けることができると同時に、記憶媒体16に記憶されている画像ファイルを効率的に各種機能で活用することができる。
上述の第1の実施形態においては、転送済み画像ファイルのうち削除可能な画像ファイルを削除する場合においては、画像ファイルの外部装置への転送処理中において、実際の転送動作を行い、その転送動作の都度、当該画像ファイルが削除可能かどうかの確認を行い、その確認の結果、削除可能である場合に画像ファイルの削除処理を実行するようにしている。
しかしながら、削除可能な画像ファイルを削除するタイミングとしては、上述の例に限ることはない。次に説明する本発明第2の実施形態では、削除タイミングの異なる例を示している。
即ち、本発明の第2の実施形態においては、削除可能画像ファイルを削除するタイミングとして、撮影動作の処理中における所定のタイミングで削除動作を実行するようにした例を示す。
本実施形態の画像記憶装置は、上述の第1の実施形態と同様に、被写体を撮影して画像信号を取得し画像ファイルを生成する撮影手段を有する撮影装置に含まれるものである。この撮影装置の基本的な構成は、上述の第1の実施形態と同様である。したがって、本実施形態の画像記憶装置を含む撮影装置の構成は、図1を参照し、以下の説明においては、同じ符号を用いるものとする。
本実施形態においては、撮影装置100の撮影動作処理中において、記憶媒体16の空き領域が少ない場合には、転送済みでかつ削除可能な画像ファイルがあるかどうかの確認を行って、削除可能な画像ファイルがある場合には、その画像ファイルの削除動作を実行して記憶媒体16の空き領域を確保することで、撮影動作によって新たに取得した画像ファイルの記憶動作を実行し得るようにするものである。
本撮影装置100において、各種機能に対応するフラグ付加処理、例えばアルバム登録フラグや印刷予約フラグ等を付加する処理は、上述の第1の実施形態と同様である。
また、本撮影装置100における削除禁止登録処理や削除禁止解除処理についても、上述の第1の実施形態と同様である(図4,図5参照)。
そして、本撮影装置100において生成される画像ファイルのファイル構造についても、上述の第1の実施形態と同様である(図2,図3参照)。
本撮影装置100における画像ファイル転送処理の処理シーケンスを、以下に説明する。
図7は、本実施形態の画像記憶装置を含む撮影装置における画像ファイル転送処理の流れを示すフローチャートである。
本撮影装置100が再生モードで起動しているときに、使用者の所定の操作によって画像ファイル転送モードに切り換えられることで、画像ファイル転送処理の実行が開始される。なお、この画像ファイル転送処理、即ち図7のステップS33〜S35の一連の処理は、上述の第1の実施形態における画像ファイル転送処理シーケンスにおけるステップS23〜S25(図6参照)の一連の処理と同様の処理である。
図7のステップS33において、第1CPU31は、画像ファイルの転送指示信号の監視を行う待機状態となる。ここで、転送指示信号が確認された場合には、次のステップS34の処理に進む。
ステップS34において、第1CPU31は、記憶媒体16に記憶されている画像ファイルのヘッダ部を検索し、転送対象画像ファイルが存在するか否かの確認を行う。ここで、転送対象画像ファイルが存在することが確認された場合には、ステップS35の処理に進む。また、ここで転送対象画像ファイルが存在しないことが確認された場合には、一連の転送処理の処理シーケンスを終了する(リターン)。
次に、ステップS35において、第1CPU31は、転送対象となる画像ファイルを通信手段を用いて実際に転送する処理を実行する。この処理が完了すると、第1CPU31は、当該処理ステップにて転送済みの画像ファイルに対して転送済みフラグ設定機能部31gを制御してヘッダ部の所定領域に転送済みフラグを付与(セット)する処理を実行する。その後、ステップS34の処理に戻り、以降の処理を繰り返す。
次に、本撮影装置100における撮影動作の処理シーケンスを、以下に説明する。
図8は、本実施形態の画像記憶装置を含む撮影装置における撮影動作処理の流れを示すフローチャートである。
本撮影装置100が撮影モードで起動している状態においては、第1CPU31は、図8のステップS41において、撮影指示信号の待機状態にある。この撮影指示信号は、使用者がレリーズ操作等の所定の一連の操作を行うことで生じる指示信号である。ここで、撮影指示信号が確認されると、次のステップS42の処理に進む。
ステップS42において、第1CPU31は、撮影手段を駆動制御して被写体を撮影する一連の処理動作を実行する。これにより、生成された画像データと、この画像データに関連する関連情報とは、フレームメモリ6に一時的に記憶される。こうして画像データ等の取得までの一連の動作が完了すると、その後ステップS43の処理に進む。
ステップS43において、第1CPU31は、記憶媒体空き容量確認機能部32dを制御して記憶媒体16の記憶領域に空き領域がないかどうかの確認を行う。ここで、充分な空き領域があることが確認された場合には、すぐにステップS46の処理に進む。
一方、上述のステップS43の処理において、所定の空き領域が無いことが確認された場合には、次のステップS44の処理に進む。
ステップS44において、第1CPU31は、記憶媒体16に記憶済みの画像ファイルのヘッダ部等を検索し、削除可能な画像ファイル、即ち転送済みフラグが付与されていて、かつ各種機能による登録フラグや予約フラグが付与されておらず、削除不可フラグが付与されていない画像ファイルがあるか否かの確認を行う。ここで、削除可能な画像ファイルが無いことが確認された場合には、ステップS47の処理に進む。
そして、ステップS47において、第1CPU31は、記憶不可エラー処理を実行する。この記憶不可エラー処理としては、例えば記憶媒体16の空き容量不足に起因して、今回新規に取得した画像ファイルの記憶処理を実行することができない旨の表示等を、表示手段を用いて警告表示する等の処理である。その後、一連の処理シーケンスを終了する。なお、この場合には、所定の操作によってエラーが解除されるか、または電源オフ状態とされるまで警告表示が維持される。
一方、上述のステップS44の処理において、削除可能な画像ファイルがあると確認された場合には、次のステップS45の処理に進む。
ステップS45において、第1CPU31は、削除可能画像ファイルの削除処理を実行し、削除可リストを更新する。その後、ステップS46の処理に進む。
ステップS46において、第1CPU31は、新規画像ファイルの記憶動作処理を実行する。即ち、フレームメモリ6に一時的に記憶されており、上述のステップS42の処理によって取得された画像データと、この画像データに関連する関連情報とに基づいて画像ファイルを生成し、この画像ファイルを記憶媒体16の記憶領域に記憶させる処理が行われる。その後、上述のステップS41の処理に戻り、以降の処理を繰り返す。
以上説明したように上記第2の実施形態によれば、撮影動作処理の実行中に、記憶媒体16の空き領域の確認を行うようにして、空き領域がないことが確認された場合には、削除可能画像ファイルの削除処理を行って記憶媒体16の空き領域を確保した上で新規画像ファイルの記憶保存を行うようにしている。このような構成によっても、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
上述の第1,第2の実施形態では、転送処理時又は撮影動作処理時に記憶媒体16の空き領域の確認を行って、空き領域がないことが確認された場合には、削除可能画像ファイルを自動的に削除する処理を行うことで記憶媒体の空き領域を確保するようにしている。
この場合において削除可能画像ファイルは、外部装置へ転送済みの画像ファイルであって、かつ各種の機能用のアプリケーションで使用することが指定されていない画像ファイルが該当する。
一方、撮影装置100の記憶媒体16に記憶済みの画像ファイルのうち上述の各実施形態において削除可能である条件を満たしている画像ファイルであっても、記憶媒体16の記憶領域から削除せずに保存しておきたいと、使用者が所望する画像ファイルが存在する場合もあり得る。
そこで、この場合に対応するために、削除可能画像ファイルの削除処理を行う際には、使用者が削除可否の指示操作を行う処理ステップを挿入する処理手段が考えられる。これを考慮した場合の例を、次に示す本発明の第3の実施形態によって、以下に説明する。
本実施形態の画像記憶装置は、上述の第1の実施形態と同様に、被写体を撮影して画像信号を取得し画像ファイルを生成する撮影手段を有する撮影装置に含まれるものである。この撮影装置の基本的な構成は、上述の第1の実施形態と同様である。したがって、本実施形態の画像記憶装置を含む撮影装置の構成は、図1を参照し、以下の説明においては、同じ符号を用いるものとする。
また、本撮影装置100において、各種機能に対応するフラグ付加処理、例えばアルバム登録フラグや印刷予約フラグ等を付加する処理は、上述の第1の実施形態と同様である。
本撮影装置100における削除禁止登録処理や削除禁止解除処理は、上述の第1の実施形態と同様である(図4,図5参照)。
本撮影装置100において生成される画像ファイルのファイル構造は、上述の第1の実施形態と同様である(図2,図3参照)。
本撮影装置100における画像ファイル転送処理の処理シーケンスを、以下に説明する。
図9は、本実施形態の画像記憶装置を含む撮影装置における画像ファイル転送処理の流れを示すフローチャートである。
本撮影装置100における画像ファイル転送処理は、基本的には上述の第1の実施形態と略同様である(図6参照)。したがって、同じ処理ステップについては、同じステップ番号を附して、その詳細説明は省略し、異なる処理ステップについてのみ、以下に説明する。
ステップS21〜ステップS27の処理は、上述の第1の実施形態と全く同様である。
ステップS27において、第1CPU31は、現在の記憶媒体16における記憶領域の空き容量が、所定の容量よりも大きいか否かの確認を行って、空き容量が所定の容量よりも大きいことが確認された場合には、上述の第1の実施形態(図6)と同様に、ステップS30の処理に進み、このステップS30において、第1CPU31は、空き無し状態フラグをクリアする処理を実行する。その後、上述のステップS24の処理に戻り、以降の処理を繰り返す。
一方、ステップS27の処理において、現在の記憶領域の空き容量が所定の容量よりも小さいことが確認された場合には、次のステップS51の処理に進む。
ステップS51において、第1CPU31は、表示手段を制御してTFTパネル10の表示画面上に、直前に転送処理した画像ファイルに基づく画像と、その関連情報のうち特に削除可能情報または削除不可情報を表示する。その後、ステップS52の処理に進む。
ここで行われる削除可能であるか、削除不可であるかの情報は、第1CPU31により制御される第2CPU32の削除対象データ確認機能部32eが、転送済みの画像ファイルのヘッダ部における削除不可フラグの有無を確認することにより得られる情報である。
ステップS52において、本撮影装置100は、削除指示信号の待機状態となる。ここで、第1CPU31は、キーマトリクス23からの指示信号を監視する。
そして、使用者により所定の操作がなされることで、TFTパネル10に表示中の画像に対応する画像ファイル(即ち転送済み画像ファイル)を削除する旨の削除指示信号が生じた場合には、次のステップS53の処理に進む。
ステップS53において、第1CPU31は、第2CPU32の記憶媒体データ削除機能部32c(削除手段)を制御して、指定された画像ファイル(表示中であり転送済みの画像ファイル)についての削除処理を実行する。つまり、記憶媒体データ削除機能部32c(削除手段)は、記憶媒体16(画像情報記憶手段)に記憶された転送済みフラグ(第1の特定情報)を含む属性リストファイルによって特定される画像ファイル(転送済み画像ファイル)を削除する。その後、上述のステップS24の処理に戻り、以降の処理を繰り返す。
一方、上述のステップS52の処理にて、使用者による所定の操作が所定の時間内になされずに削除指示信号が生じなかったり、使用者によって削除をキャンセルする指示信号が確認された場合には、削除処理を経ずに、上述のステップS24の処理に戻り、以降の処理を繰り返す。
以上説明したように上記第3の実施形態によれば、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができると共に、転送処理の実行中において、転送済み画像ファイルを削除するか否かを、その都度、使用者が指定するようにしたので、削除可能条件を満たした画像ファイルであっても、自動的に削除されてしまうようなことがなく、所望の画像ファイルを撮影装置100における画像記憶装置に記憶保存しておくことができる。
上述の各実施形態においては、転送済みの画像ファイルであることを示す送信履歴情報(第1の符号,転送済みフラグ)や、各種の機能用アプリケーションでの使用を指定する使用指定情報(第2の符号,アルバム登録フラグ,印刷予約フラグ等)や、これに伴って付与される削除不可フラグ等は、該当する画像ファイルのヘッダ部の所定領域に付与するようにしている。
このように、個々の画像ファイルのそれぞれに各対応する個別の情報を付与するようにすれば、各画像ファイルを移動したとしても、各画像ファイルに固有の関連情報が常に伴うことになるので、対応する関連情報を常に保持し失ってしまう心配がないという利点がある。その一方で、これらの関連情報を検索する際には、記憶媒体16に記憶済みの全画像ファイルについて、各ヘッダ部の検索を行う必要が生じる。
そこで、各画像ファイルの関連情報を検索することを考慮して、検索の目的とする関連情報と記憶媒体に記憶された画像ファイルの管理情報(属性情報)との対応を示す属性リストのデータファイル(以下、属性リストファイルという)を作成し、画像ファイルとは別ファイルで管理する手段が考えられる。これを考慮した場合の例を、次に示す本発明の第4の実施形態によって、以下に説明する。
本実施形態の画像記憶装置は、上述の各実施形態と同様の構成からなる撮影装置に含まれるものである。したがって、この撮影装置自体の構成は、図1を参照して同じ符号を用いるものとし、図示及び詳細説明は省略する。
本撮影装置100において、各種機能に対応するフラグ付加処理、例えばアルバム登録フラグや印刷予約フラグ等を付加する処理は、上述の第1の実施形態と同様である(図2,図3参照)。
本撮影装置100における削除禁止登録処理や削除禁止解除処理は、基本的には上述の第1の実施形態と同様である(図4,図5参照)が、本実施形態では、第1CPU31の削除不可フラグ設定機能部31fによって実行される削除禁止登録処理や削除禁止解除処理においてセット又はクリアされる削除不可フラグは、画像ファイルとは別に生成される属性リストファイルによって管理される。
また、本撮影装置100においては、通信手段(有線通信制御機能部31c,無線通信制御機能部31b)による転送処理が実行された結果、第1CPU31の転送済みフラグ設定機能部31gにより付与される送信履歴情報(転送済みフラグ)、即ちもまた、上記属性リストファイルによって管理される。なお、本実施形態において、送信履歴情報は、送信手段を用いて外部装置に送信された画像ファイルを特定する第1の特定情報であって、送信履歴付与手段である通信手段(31b,31c)を介して第1CPU31から記憶媒体16(画像情報記憶手段)に画像ファイルとは別ファイルとして記憶される。
この属性リストファイルは、例えば図10に示すような形態の一覧表形式のデータファイルである。具体的には、例えば記憶媒体16に記憶されている画像ファイルのファイル名の一覧情報と、各画像ファイルに対応する関連情報のうち削除不可フラグ及び転送済みフラグのセット又はクリア状態とを関連付けて一覧表形式で記載されるデータファイルである。
この属性リストファイルは、管理情報記憶手段としての第1CPU31によって、転送処理及び各種の機能処理が実行される際に、自動的に生成され、画像ファイルとは別ファイルとして記憶媒体16の記憶領域に記憶されるようになっている。
そして、第1CPU31は、この属性リストファイルのみを参照することで、記憶媒体16に記憶されている画像ファイルの属性状態を把握し管理することができるようになっている。
つまり、第1CPU31は、必要に応じて、第2CPU32の削除対象データ確認機能部32eを制御して記憶媒体アクセス部32bを介して記憶媒体16の所定の領域にアクセスし、当該記憶媒体16(画像情報記憶手段)に記憶されている属性リストファイルを参照し、転送済みフラグや削除不可フラグを有する画像ファイルの確認と、削除可能状態又は削除不可状態に各該当する画像ファイルの抽出を行うようになっている。
さらに、本実施形態では、上述の属性リストファイルに基づいて、削除可能な画像ファイルを一覧表形式で記述したデータファイルであって、例えば図11に示すような形態の削除可リストファイルが、第1CPU31によって適宜自動的に生成されるようになっている。
この削除可リストファイルに登録されるための条件としては、上述の属性リストファイルにおいて、転送済みフラグが付与されており、かつ削除不可フラグが付与されていない状態の画像ファイルが該当する。
なお、削除不可フラグは、上述の各実施形態と同様に、アルバム表示機能部31dや印刷機能部31e等のアプリケーション使用指定手段により、各アプリケーションで使用することを指定することで付与されるアルバム登録フラグ,印刷予約フラグ等の第2の特定情報に基づいて付与される。
この削除不可フラグ(第2の特定情報)が属性リストファイルに記述されることで、これにより特定される画像ファイルが削除されないように制御がなされる。
次に、本撮影装置100における画像ファイル転送処理の処理シーケンスを、以下に説明する。
図12は、本実施形態の画像記憶装置を含む撮影装置における画像ファイル転送処理の流れを示すフローチャートである。
本撮影装置100が再生モードで起動しているときに、使用者の所定の操作によって画像ファイル転送モードに切り換えられることで、画像ファイル転送処理の実行が開始される。
なお、本実施形態において、図12のステップS33〜S35の一連の処理は、上述の第2の実施形態における画像ファイル転送処理シーケンスにおけるステップS33〜S35の一連の処理と略同様の処理である。
即ち、図12のステップS33において、第1CPU31は、画像ファイルの転送指示信号の監視を行う待機状態となる。ここで、転送指示信号が確認された場合には、次のステップS34の処理に進む。
ステップS34において、第1CPU31は、記憶媒体16に記憶されている属性リストファイルを検索し、転送対象画像ファイルが存在するか否か(転送済みフラグがセットされていない画像ファイルが存在するか否か)の確認を行う。ここで、転送対象画像ファイルが存在することが確認された場合には、ステップS35の処理に進む。また、ここで転送対象画像ファイルが存在しないことが確認された場合には、一連の転送処理の処理シーケンスを終了する(リターン)。
次に、ステップS35において、第1CPU31は、転送対象画像ファイルを通信手段を用いて実際に転送する処理を実行する。この処理が完了すると、第1CPU31は、転送済みフラグ設定機能部31gを制御して属性リストファイルにおける当該画像ファイルの対応欄に転送済みフラグを付与(セット)する処理を実行する。その後、ステップS61の処理に進む。
ステップS61において、第1CPU31は、属性リストファイルを検索して、直前の転送動作にて転送済みの画像ファイルの削除不可フラグはセットされているか否かの確認を行う。ここで、削除不可フラグがセットされていることが確認された場合には、ステップS34の処理に戻り、以降の処理を繰り返す。
一方、削除不可フラグがセットされていないことが確認された場合には、ステップS62の処理に進む。
ステップS62において、第1CPU31は、属性リストファイル上から転送済み画像ファイルの情報を削除する処理を行って、属性リストファイルの書き換え更新を行う。その後、ステップS63の処理に進む。
ステップS63において、第1CPU31は、転送済み画像ファイルの情報を削除可リストファイルに登録する処理を行って、削除可リストファイルの書き換え更新を行う。その後、ステップS34の処理に戻り、以降の処理を繰り返す。
このようにして、属性リストファイル及び削除可リストファイルが生成される。
次に、本撮影装置100における撮影動作の処理シーケンスを、以下に説明する。
図13は、本実施形態の画像記憶装置を含む撮影装置における撮影動作処理の流れを示すフローチャートである。
本実施形態の撮影装置100における撮影動作処理は、上述の第2の実施形態における撮影動作処理と略同様の処理となっている。本撮影装置100においては、撮影動作の後に記憶媒体16の記憶領域に空き領域がない場合には、削除可リストを確認することで削除可能画像ファイルの有無を確認している点(図13のステップS74の処理)が異なるのみである。
その他の処理ステップは、上述の第2の実施形態(図8参照)と全く同様である。
以上説明したように上記第4の実施形態においても、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができると共に、記憶媒体16に記憶済みの画像ファイルにおける関連情報のうちの一部を属性リストファイルと、これに基づいて生成される削除可リストファイルとによって管理し、これらのリストファイルは、画像ファイルとは別ファイルとして記憶媒体16に記憶されるようにしたので、所定の関連情報(削除不可フラグ,転送済みフラグ)を検索する際には、リストファイルのみを検索すればよく、より高速に検索結果を得ることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用を実施し得ることが可能であることは勿論である。さらに、上記実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせによって、種々の発明が抽出され得る。例えば、上記一実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施形態の画像記憶装置を含む撮影装置の内部構成の概略を示すブロック構成図。 図1の撮影装置によって生成される画像ファイルのファイル構造を概念的に示す図。 図2に示す画像ファイルのヘッダ部におけるディレクトリテーブルの内容を概念的に示す図。 図1の撮影装置における削除禁止登録処理の流れを示すフローチャート。 図1の撮影装置における削除禁止解除処理の流れを示すフローチャート。 図1の撮影装置における画像ファイル転送処理の流れを示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態の画像記憶装置を含む撮影装置における画像ファイル転送処理の流れを示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態の画像記憶装置を含む撮影装置における撮影動作処理の流れを示すフローチャート。 本発明の第3の実施形態の画像記憶装置を含む撮影装置における画像ファイル転送処理の流れを示すフローチャート。 本発明の第4の実施形態の画像記憶装置を含む撮影装置によって生成される属性リストファイルを示す図。 本発明の第4の実施形態の画像記憶装置を含む撮影装置によって生成される削除可リストファイルを示す図。 本発明の第4の実施形態の画像記憶装置を含む撮影装置における画像ファイル転送処理の流れを示すフローチャート。 本発明の第4の実施形態の画像記憶装置を含む撮影装置における撮影動作処理の流れを示すフローチャート。
符号の説明
1……レンズ
2……撮像素子
3……撮像回路
6……フレームメモリ
10……TFTパネル
14……記憶バッファ
15……記憶媒体インターフェース
16……記憶媒体
20……外部無線データインターフェース
21……無線アンテナ
22……外部有線データインターフェース
23……キーマトリクス
31……第1CPU
31a……システムコントロール部
31b……無線通信制御機能部
31c……有線通信制御機能部
31d……アルバム表示機能部
31e……印刷機能部
31f……削除不可フラグ設定機能部
31g……転送済みフラグ設定機能部
32……第2CPU
32a……画像圧縮伸張部
32b……記憶媒体アクセス部
32c……記憶媒体データ削除機能部
32d……記憶媒体空き容量確認機能部
32e……削除対象データ確認機能部
100……撮影装置

Claims (11)

  1. 画像ファイルを記憶する画像情報記憶手段と、
    上記画像情報記憶手段に記憶された画像ファイルを使用するアプリケーションを実行させる処理手段と、
    上記画像情報記憶手段に記憶された画像ファイルを上記アプリケーションで使用することを指定するアプリケーション使用指定手段と、
    上記画像情報記憶手段に記憶された画像ファイルを外部装置に送信する送信手段と、
    上記送信手段が上記外部装置に送信した画像ファイルに対し送信履歴情報を付与する送信履歴付与手段と、
    上記画像情報記憶手段の記憶容量の残量を確認する媒体残量確認手段と、
    上記画像情報記憶手段の記憶容量の残量が所定量以下になった場合には、上記送信履歴付与手段によって付与された送信済み情報を有する画像ファイルを対象として削除する削除手段と、
    上記送信履歴付与手段によって付与された送信済み情報を有する画像ファイルであっても、その画像ファイルが上記アプリケーションで使用することを指定する使用指定情報が付与されている場合には、上記削除手段を制御して当該画像ファイルの削除を禁止する削除制御手段と、
    を有することを特徴とする画像記憶装置。
  2. 上記アプリケーション使用指定手段により付与された画像ファイルの使用指定情報による指定状態を解除するアプリケーション使用指定解除手段を、さらに有することを特徴とする請求項1に記載の画像記憶装置。
  3. 上記削除手段は、上記アプリケーション使用指定解除手段により指定状態が解除された画像ファイルを削除することを特徴とする請求項2に記載の画像記憶装置。
  4. 上記送信履歴付与手段は、上記送信手段で送信された画像ファイルに第1の符号を付与し、
    上記削除手段は、上記第1の符号が付与されている画像ファイルを削除することを特徴とする請求項1に記載の画像記憶装置。
  5. 上記アプリケーション使用指定手段は、上記アプリケーションで使用することを指定する画像ファイルに第2の符号を付与し、
    上記削除制御手段は、上記第2の符号が付与されている画像ファイルの削除を禁止する制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の画像記憶装置。
  6. 上記アプリケーション使用指定解除手段は、上記第2の符号を画像ファイルから削除することを特徴とする請求項5に記載の画像記憶装置。
  7. 上記画像情報記憶手段に記憶された画像ファイルの管理情報を記憶する管理情報記憶手段を、さらに有し、
    上記送信履歴付与手段は、上記送信手段で送信された画像ファイルを特定する第1の特定情報を上記画像情報記憶手段に記憶し、
    上記削除手段は、上記画像情報記憶手段に記憶された第1の特定情報で特定される画像ファイルを削除することを特徴とする請求項1に記載の画像記憶装置。
  8. 上記アプリケーション使用指定手段は、上記アプリケーションで使用することが指定された画像ファイルを特定する第2の特定情報を上記画像情報記憶手段に記憶し、
    上記削除制御手段は、上記画像情報記憶手段に記憶された第2の特定情報で特定される画像ファイルを削除しないように上記削除手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の画像記憶装置。
  9. 上記アプリケーション使用指定解除手段は、上記第2の特定情報を上記画像情報記憶手段から削除することを特徴とする請求項8に記載の画像記憶装置。
  10. 上記アプリケーションは、上記画像情報記憶手段に記憶された複数の画像ファイルから任意の画像ファイルを指定して指定された画像ファイルに基づく画像を画面上の所定の位置に表示させるアルバム表示機能又は上記画像情報記憶手段に記憶された複数の画像ファイルから任意の画像ファイルを指定して指定された画像ファイルに基づく画像の印刷を予約する印刷予約機能のうち少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の画像記憶装置。
  11. 被写体を撮影して画像信号を生成する撮影手段と、
    上記撮影手段により取得した画像信号及び関連情報からなる画像ファイルを記憶媒体に記憶する画像情報記憶手段と、
    上記画像情報記憶手段に記憶された画像ファイルを使用するアプリケーションを実行させる処理手段と、
    上記画像情報記憶手段に記憶された画像ファイルを上記アプリケーションで使用することを指定するアプリケーション使用指定手段と、
    上記画像情報記憶手段に記憶された画像ファイルを外部装置に送信する送信手段と、
    上記送信手段が上記外部装置に送信した画像ファイルに対し送信履歴情報を付与する送信履歴付与手段と、
    上記画像情報記憶手段の記憶容量の残量を確認する媒体残量確認手段と、
    上記画像情報記憶手段の記憶容量の残量が所定量以下になった場合には、上記送信履歴付与手段によって付与された送信済み情報を有する画像ファイルを対象として削除する削除手段と、
    上記送信履歴付与手段によって付与された送信済み情報を有する画像ファイルであっても、その画像ファイルが上記アプリケーションで使用することを指定する使用指定情報が付与されている場合には、上記削除手段を制御して当該画像ファイルの削除を禁止する削除制御手段と、
    を具備することを特徴とする撮影装置。
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