JP2008270069A - 車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】透光部材からなるリフレクタを備えた車両用灯具において、配光ムラの少ない横長の配光パターンを形成可能とする。
【解決手段】リフレクタ14の内側表面14aを、光源12aからの光を、上下方向に関しては光軸Axと略平行な方向へ向けて反射させるとともに、水平方向に関しては光軸Axへ近づく方向へ向けて反射させるように形成された曲面で構成し、これにより横長の配光パターンを形成する。一方、リフレクタ14の外側表面14bは、光軸Axに関して略放射状に延びる複数の突条部20で構成し、これらを全反射プリズムで構成する。その際、各突条部20は、光軸Axから径方向に延びる直線Lに対して、径方向外方へ向けて光軸Axを含む水平面から離れる方向へ湾曲して延びるように形成する。これにより、外側表面14bからの反射光により形成される配光パターンについても横長の配光パターンとし、これを配光ムラの少ないものとする。
【選択図】図1

Description

本願発明は、透光部材からなるリフレクタを備えた車両用灯具に関するものである。
多くの車両用灯具は、灯具前後方向に延びる光軸上に配置された光源からの光を、リフレクタにより灯具前方へ向けて反射させるように構成されている。その際、例えば「特許文献1」に記載された車両用灯具のように、リフレクタが透光部材で構成されたものも知られている。
この「特許文献1」に記載された車両用灯具は、透光部材からなるリフレクタの外側表面が、光軸に関して放射状に延びる複数の突条部で構成されており、これら各突条部は、その光軸と直交する平面に沿った断面形状が略V字形状に設定された全反射プリズムで構成されている。そして、この車両用灯具は、その各突条部を構成する全反射プリズムにおける全反射を利用することにより、光源からの光を、リフレクタの内側表面だけでなく外側表面においても灯具前方へ向けて反射させるようになっている。
また「特許文献2」には、このような車両用灯具において、そのリフレクタを、所定本数の突条部毎に複数の扇形反射領域に区分けするとともに、その各突条部の構成を、扇形反射領域の位置によって異なったものとすることが記載されている。
特開2005−228646号公報 特開2006−338985号公報
上記「特許文献1」および「特許文献2」に記載されているように、リフレクタを透光部材で構成するとともに、その外側表面を複数の全反射プリズムで構成すれば、リフレクタに鏡面処理を施す必要をなくすことができ、これにより灯具製造コスト低減を図ることができる。
その際、「特許文献2」に記載されているのようなリフレクタを採用すれば、その各扇形反射領域毎に、光軸に関して径方向の偏向拡散制御を行うことができるので、スポット状の配光パターンだけでなく、多くの車両用灯具において形成することが望まれる横長の配光パターンを形成することも容易に可能となる。
しかしながら、この「特許文献2」に記載されたリフレクタは、その各扇形反射領域に対して、光源からの光を光軸に関して径方向に偏向拡散させる制御しか行うことができないので、配光ムラの少ない横長の配光パターンを形成することは容易でない、という問題がある。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、透光部材からなるリフレクタを備えた車両用灯具において、配光ムラの少ない横長の配光パターンを形成することができる車両用灯具を提供することを目的とするものである。
本願発明は、透光部材からなるリフレクタの内側表面の形状に工夫を施すとともに、その外側表面を光軸に関して略放射状に延びる複数の突条部で構成した上で、これら各突条部の構成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願第1の発明に係る車両用灯具は、
灯具前後方向に延びる光軸上に配置された光源と、この光源からの光を灯具前方へ向けて反射させる透光部材からなるリフレクタと、を備えてなる車両用灯具において、
上記リフレクタの内側表面が、上記光源からの光を、上下方向に関しては上記光軸と略平行な方向へ向けて反射させるとともに、水平方向に関しては上記光軸へ近づく方向へ向けて反射させるように形成された曲面で構成されており、
上記リフレクタの外側表面が、上記光軸に関して略放射状に延びる複数の突条部で構成されており、
これら各突条部が、上記光軸と直交する平面に沿った断面形状が略V字形状に設定された全反射プリズムで構成されており、かつ、これら各突条部が、灯具正面視において、上記光軸から径方向に延びる直線に対して、径方向外方へ向けて上記光軸を含む水平面から離れる方向へ湾曲して延びるように形成されている、ことを特徴とするものであり、
また、本願第2の発明に係る車両用灯具は、
灯具前後方向に延びる光軸上に配置された光源と、この光源からの光を灯具前方へ向けて反射させる透光部材からなるリフレクタと、を備えてなる車両用灯具において、
上記リフレクタの内側表面が、上記光源からの光を、上下方向に関しては上記光軸と略平行な方向へ向けて反射させるとともに、水平方向に関しては上記光軸から離れる方向へ向けて反射させるように形成された曲面で構成されており、
上記リフレクタの外側表面が、上記光軸に関して略放射状に延びる複数の突条部で構成されており、
これら各突条部が、上記光軸と直交する平面に沿った断面形状が略V字形状に設定された全反射プリズムで構成されており、かつ、これら各突条部が、灯具正面視において、上記光軸から径方向に延びる直線に対して、径方向外方へ向けて上記光軸を含む鉛直面から離れる方向へ湾曲して延びるように形成されている、ことを特徴とするものである。
上記「車両用灯具」の種類は特に限定されるものではなく、例えば、ヘッドランプ、フォグランプ、コーナリングランプ、テールランプ、ストップランプ、バックアップランプ、ターンシグナルランプ、デイタイムランニングランプ等が採用可能である。
上記「灯具前後方向」は、車両前後方向と同じ方向であってもよいし、車両前後方向とは異なる方向であってもよい。
上記「光源」の種類は特に限定されるものではなく、例えば、放電バルブやハロゲンバルブの発光部あるいは発光ダイオード等の発光素子の発光チップ等が採用可能である。
上記「リフレクタ」は、必ずしも光軸を全周にわたって囲むように形成されていなくてもよい。また、この「リフレクタ」を構成する「透光部材」は、透光性を有する部材であれば、その材質は特に限定されるものではなく、例えば合成樹脂やガラス等が採用可能である。
上記「突条部」とは、線状に延びる突起部を意味するものである。
上記「上記光軸から径方向に延びる直線に対して、径方向外方へ向けて上記光軸を含む水平面から離れる方向へ湾曲して延びるように形成されている」とは、光軸よりも上方側に位置する突条部に関しては、径方向外方へ向けて徐々に上向き度合が増大するように形成されていることを意味し、光軸よりも下方側に位置する突条部に関しては、径方向外方へ向けて徐々に下向き度合が増大するように形成されていることを意味するものである。
上記「上記光軸から径方向に延びる直線に対して、径方向外方へ向けて上記光軸を含む鉛直面から離れる方向へ湾曲して延びるように形成されている」とは、径方向外方へ向けて徐々に横向き度合が増大するように形成されていることを意味するものである。
上記構成に示すように、本願第1発明に係る車両用灯具は、灯具前後方向に延びる光軸上に配置された光源からの光を、透光部材からなるリフレクタにより灯具前方へ向けて反射させるように構成されているが、そのリフレクタの内側表面は、光源からの光を、上下方向に関しては光軸と略平行な方向へ向けて反射させるとともに、水平方向に関しては光軸へ近づく方向へ向けて反射させるように形成された曲面で構成されているので、この内側表面からの反射光は、上下方向にはほとんど拡散することなく、水平方向には一旦収束した後に拡散することとなり、これにより横長の配光パターンを形成することができる。
また、このリフレクタの外側表面は、光軸に関して略放射状に延びる複数の突条部で構成されており、これら各突条部は、その光軸と直交する平面に沿った断面形状が、略V字形状に設定された全反射プリズムで構成されているので、リフレクタの内側表面から該リフレクタに入射した光源からの光を、各突条部において全反射させることができる。このため、リフレクタに鏡面処理を施すことを必要とせずに、光源からの光を、リフレクタの内側表面および外側表面において灯具前方へ向けて反射させることができ、これにより車両用灯具の製造コスト低減を図ることができる。
その際、各突条部は、灯具正面視において、光軸から径方向に延びる直線に対して、径方向外方へ向けて光軸を含む水平面から離れる方向へ湾曲して延びるように形成されているので、各突条部における径方向各部位からの反射光により、灯具前方に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される光源像の位置を、各突条部を湾曲させなかった場合の光源像形成位置に対して、光軸から離れた部位からの反射光により形成される光源像ほど、光軸を含む水平面寄りに大きく変位させることができる。しかも、この変位量は、各突条部の湾曲度合により適宜調整することができる。したがって、リフレクタの外側表面からの反射光により形成される配光パターンについても、その内側表面からの反射光により形成される配光パターンと同様、横長の配光パターンとすることができ、かつ、これを配光ムラの少ないものとすることができる。
一方、本願第2発明に係る車両用灯具は、灯具前後方向に延びる光軸上に配置された光源からの光を、透光部材からなるリフレクタにより灯具前方へ向けて反射させるように構成されているが、そのリフレクタの内側表面は、光源からの光を、上下方向に関しては光軸と略平行な方向へ向けて反射させるとともに、水平方向に関しては光軸から離れる方向へ向けて反射させるように形成された曲面で構成されているので、この内側表面からの反射光は、上下方向にはほとんど拡散することなく、水平方向には拡散することとなり、これにより横長の配光パターンを形成することができる。
また、このリフレクタの外側表面は、光軸に関して略放射状に延びる複数の突条部で構成されており、これら各突条部は、その光軸と直交する平面に沿った断面形状が、略V字形状に設定された全反射プリズムで構成されているので、リフレクタの内側表面から該リフレクタに入射した光源からの光を、各突条部において全反射させることができる。このため、リフレクタに鏡面処理を施すことを必要とせずに、光源からの光を、リフレクタの内側表面および外側表面において灯具前方へ向けて反射させることができ、これにより車両用灯具の製造コスト低減を図ることができる。
その際、各突条部は、灯具正面視において、光軸から径方向に延びる直線に対して、径方向外方へ向けて光軸を含む鉛直面から離れる方向へ湾曲して延びるように形成されているので、各突条部における径方向各部位からの反射光により、灯具前方に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される光源像の位置を、各突条部を湾曲させなかった場合の光源像形成位置に対して、光軸から離れた部位からの反射光により形成される光源像ほど、光軸を含む水平面寄りに大きく変位させることができる。しかも、この変位量は、各突条部の湾曲度合により適宜調整することができる。したがって、リフレクタの外側表面からの反射光により形成される配光パターンについても、その内側表面からの反射光により形成される配光パターンと同様、横長の配光パターンとすることができ、かつ、これを配光ムラの少ないものとすることができる。
このように本願発明によれば、透光部材からなるリフレクタを備えた車両用灯具において、配光ムラの少ない横長の配光パターンを形成することができる。
上記構成において、各突条部の湾曲度合を、リフレクタの内側表面における各点で反射した光源からの光と、これら各点に入射してリフレクタの外側表面で反射した光源からの光とが、灯具前方へ向けて略同一の方向へ出射するような値に設定しておけば、リフレクタの外側表面からの反射光により形成される配光パターンを、その内側表面からの反射光により形成される配光パターンと略同一の形状とすることができ、これにより狙いとする横長の配光パターンを効率良く形成することができる。
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
まず、本願発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る車両用灯具を示す正面図である。また、図2は、図1のII-II 線断面図であり、図3は、図1のIII-III 線断面図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係る車両用灯具10は、ハイビーム用配光パターンを形成するための光照射を行うヘッドランプユニットとして構成されており、図示しないランプボディ等に組み込まれた状態で用いられるようになっている。
この車両用灯具10は、灯具前後方向に延びる光軸Ax上に配置された光源バルブ12と、この光源バルブ12からの光を灯具前方へ向けて反射させるリフレクタ14とを備えてなり、その光軸Axが車両前後方向に延びるように配置された状態で用いられるようになっている。
光源バルブ12は、フィラメントを光源12aとするハロゲンバルブであって、その光源12aはバルブ中心軸に沿って延びる線分光源として構成されている。そして、この光源バルブ12は、リフレクタ14の後頂開口部14cに挿着されることにより、その光源12aが光軸Axに沿って配置されるようになっている。
リフレクタ14は、透明樹脂製の透光部材で構成されており、灯具正面視において略縦長楕円形の外形形状を有している。その際、この透光部材を構成する透明樹脂としては、例えば無色透明のアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等が採用可能である。
このリフレクタ14は、光源12aからの光を、その内側表面14aおよび外側表面14bの双方で反射させるように構成されている。その際、このリフレクタ14の内側表面14aは、単一曲面で構成されているが、その外側表面14bは、光軸Axに関して略放射状に延びる複数の突条部20(具体的には40本の突条部20)で構成されている。
リフレクタ14の内側表面14aは、光源12aからの光を、上下方向に関しては光軸Axと略平行な方向へ向けて反射させるとともに、水平方向に関しては光軸Axへ近づく方向へ向けて反射させるように形成された曲面で構成されている。
具体的には、この内側表面14aは、その鉛直断面形状が、光軸Axを軸とし光源12aの中心位置を焦点とする放物線形状に設定されるとともに、その水平断面形状が、光軸Axを長軸とし光源12aの中心位置を第1焦点とする楕円形状に設定された楕円放物面を、僅かに変形させた表面形状を有している。
すなわち、図3に示すように、この内側表面14aは、その左半部および右半部が光軸Axに関して左右対称に形成されており、これにより、光源12aからの光を、光軸Axへ近づく方向へ向けて左右対称に反射させるようになっている。
一方、図2に示すように、この内側表面14aの上半部(すなわち光軸Axよりも上方側に位置する部分)は、その上端縁寄りの領域において、光源12aからの光を、光軸Axと平行な方向へ向けて反射させる一方、光軸Ax寄りの領域において、光源12aからの光を、光軸Axと平行な方向に対して僅かに上向きに反射させるようになっている。また、この内側表面14aの下半部(すなわち光軸Axよりも下方側に位置する部分)は、その下端縁寄りの領域において、光源12aからの光を、光軸Axと平行な方向へ向けて反射させる一方、光軸Ax寄りの領域において、光源12aからの光を、光軸Axと平行な方向に対して僅かに上向きに反射させるようになっている。
リフレクタ14の外側表面14bを構成する各突条部20は、光軸Axと直交する平面に沿った断面形状(以下、単に「光軸直交断面形状」ともいう)が略V字形状に設定された全反射プリズムで構成されている。
その際、これら各突条部20は、その内周端縁において、光軸Axに関して周方向に等間隔となるように配置されている。そして、これら各突条部20は、灯具正面視において、光軸Axから径方向に延びる直線Lに対して、径方向外方へ向けて光軸Axを含む水平面から離れる方向へ湾曲して延びるように形成されている。なお、このように、各突条部20が湾曲して延びるように形成されている点については、後に詳述する。
図4は、図2のIV-IV 線断面詳細図である。また、図5は、光軸Axの略真上に位置する突条部20の一部を取り出して、光源12aと共に示す斜視図である。
これらの図にも示すように、リフレクタ14の外側表面14bを構成する各突条部20は、その1対の斜面がいずれも凸曲面で構成されている。その際、これら各突条部20を構成する1対の斜面の光軸直交断面形状は、略円弧状の凸曲線形状に設定されており、そのプリズム頂角は、内側表面14aに対して面直な断面内において約90°に設定されている。そしてこれにより、光源12aからリフレクタ14の内側表面14aに到達してその内部に進入した光を、各突条部20で全反射させて、これを、灯具正面視において、光源12aから内側表面14aへの光入射方向と同じ方向へ出射させるようになっている。
この各突条部20における全反射の作用について詳述すると、以下のとおりである。
すなわち、上述したように、リフレクタ14の内側表面14aは、楕円放物面を僅かに変形させた表面形状を有しているが、この内側表面14aは、光軸Axの略真上の位置においては、図4に示すように、その光軸直交断面形状が、光軸Axを中心とする略円弧形状になっている。したがって、光源12aからの光は、光軸Axと直交する平面内において、内側表面14aに対して略直角に入射し、各突条部20を構成する1対の斜面で2回全反射した後、内側表面14aから出射することとなる。
その際、同図において2点鎖線で示すように、仮に、各突条部20が直角プリズムで構成されているとした場合には、光源12aからリフレクタ14に入射した光は、各突条部20を構成する1対の斜面で2回全反射した後、反射前と同じ方向へ戻る光となる。この光は、内側表面14aに到達したとき、その到達位置が入射位置から離れているため、内側表面14aに対して直角にはならず、この内側表面14aから出射する際に屈折する。したがって、リフレクタ14からの出射光の方向は、リフレクタ14への光入射方向とは異なる方向になってしまう。
これに対し、本実施形態においては、各突条部20を構成する1対の斜面の光軸直交断面形状が凸曲面形状に設定されているので、光源12aからリフレクタ14に入射した光は、各突条部20を構成する1対の斜面で2回全反射した後、反射前と同じ方向ではなく、やや入射位置寄りの方向へ戻る光となる。この光も、内側表面14aに到達したとき、内側表面14aに対して直角にはならず、この内側表面14aから出射する際に屈折するが、この屈折により、その出射方向がリフレクタ14への入射方向と同じ方向になるようにすることができる。
図2、3および5に示すように、各突条部20は、その肉厚がリフレクタ14の内周縁から外周縁へ向けて徐々に増大するとともに、その1対の斜面の曲率が徐々に変化するように形成されている。
この点について詳述すると、以下のとおりである。
すなわち、各突条部20における全反射の作用について説明するため、図4においては、光軸Axと直交する平面内において入射から出射までが行われるものとして説明したが、図2、3および5に示すように、実際には、光源12aからの光は、光軸Axを含む平面内において、リフレクタ14の各位置に対して直角に入射するわけではなく、また、リフレクタ14への入射位置よりも光軸Axから離れた位置においてリフレクタ14から出射する。
そこで、各突条部20の肉厚をリフレクタ14の内周縁から外周縁へ向けて徐々に増大させるとともに、その1対の斜面の曲率を徐々に変化させることにより、リフレクタ14からの出射光を、光軸Axと平行な平面内において、内側表面14aでの反射光と同じ方向へ向かう光とするようになっている。
さらに、本実施形態においては、リフレクタ14の内側表面14aが、光軸Axを中心軸とする回転放物面ではなく、光軸Axを中心軸とする楕円放物面を僅かに変形させた曲面で構成されているので、光源12aからの光は、光軸Axと直交する平面内においても、リフレクタ14の各位置に対して直角に入射するわけではない。
このため、仮に、各突条部20を、灯具正面視において、光軸Axから径方向に延びる直線Lに沿って形成したとすると、各突条部20で全反射して内側表面14aから出射する光((以下「全反射光」という)の出射方向は、その内側表面14aで直接反射する光(以下「直接反射光」という)の出射方向に対して、光軸Axと直交する平面内においても、内側表面14aでの反射光とは異なる方向へ向かう光となってしまう。その際、リフレクタ14の内側表面14aの表面形状は、その鉛直断面形状が略放物線形状で、その水平断面形状が略楕円形状に設定されているので、全反射光の出射方向は、直接反射光の出射方向に対して、リフレクタ14の上半部においては下方側へ変位し、リフレクタ14の下半部においては上方側へ変位することとなる。
そこで、本実施形態においては、各突条部20を、灯具正面視において、光軸Axから径方向に延びる直線Lに対して、径方向外方へ向けて光軸Axを含む水平面から離れる方向へ湾曲して延びるように形成することにより、光軸Axと直交する平面内においても、全反射光を直接反射光と同じ方向へ向かう光とするようになっている。
その際、各突条部20は、その稜線20aが、該突条部20の両側の1対の谷線の中央位置よりも、光軸Axを含む水平面から離れる側へ僅かに変位するように形成されている。そしてこれにより、各突条部20が湾曲して延びているにもかかわらず、その全反射プリズムとしての機能を維持するようになっている。
図6(a)は、本実施形態に係る車両用灯具10から前方へ照射される光により灯具前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成されるハイビーム用配光パターンを透視的に示す図である。
このハイビーム用配光パターンPHは、灯具正面方向の消点であるH−Vを中心にして左右方向に拡がる横長の配光パターンとして形成されており、その中心部に高光度領域であるホットゾーンHZが形成されている。
その際、このハイビーム用配光パターンPHは、遠方視認性を重視するため、その下端縁が水平に近い形状を有しており、この下端縁からホットゾーンHZへ向けて等光度曲線(多重の閉曲線)が密に配置されるように形成されている。
図6(b)は、このハイビーム用配光パターンPHを構成する無数の光源像Iの一部を示す図であって、リフレクタ14の主要点からの反射光により形成される光源像Iを図示したものである。
図7は、図6(b)に示す光源像Iの各々と、これら各光源像Iを形成する光源12aからの光が反射するリフレクタ14の主要点との関係を、リフレクタ14の後方側から見て示す図である。ただし、図7においては、リフレクタ14の右半分からの反射光により形成される光源像のみを示している。
図7(a)に示す4つの光源像Ia1、Ia2、Ia3、Ia4は、リフレクタ14の領域Zaおよびその近傍に位置する4つの点P1、P2、P3、P4からの反射光により形成される光源像である。
その際、領域Zaは、光軸Axの真上からやや右側へずれた位置に形成された突条部20が位置する領域である。
また、点P1は、リフレクタ14の後頂開口部14c近傍に位置する点であり、領域Zaから光軸Ax側へ僅かに外れた位置にある。そして、点P2は、領域Zaにおいて内周寄りに位置する点であり、点P3は、領域Zaにおいて径方向略中央に位置する点であり、点P4は、領域Zaにおいて外周寄りに位置する点である。
上述したように、リフレクタ14は、直接反射光と全反射光とを同じ方向へ出射するように構成されているので、光源像Ia1は、点P1からの直接反射光により形成され、残り3つの光源像Ia2、Ia3、Ia4は、それぞれ点P2、P3、P4からの直接反射光および全反射光により形成されることとなる。
光源像Ia1は、比較的光軸Axに近い点P1からの反射光により形成されるので、大きい像となっており、光源像Ia2、Ia3、Ia4は、点P2、P3、P4がこの順で点P1よりも光軸Axから離れるので、光源像Ia2、Ia3、Ia4の順で徐々に小さい像になっている。
その際、光源像Ia1は、点P1が光軸Axの真上から右方向にやや変位しているので、鉛直方向に対してやや右側へ傾斜して延びる像となっている。また、光源像Ia2、Ia3、Ia4は、領域Zaが上向きに湾曲して延びているので、光源像Ia2、Ia3、Ia4の順で、光源像Ia1よりも鉛直方向に近い方向へ延びる像となっている。
さらに、リフレクタ14の内側表面14aは、その水平断面形状が楕円形状に設定されているので、光源像Ia1、Ia2、Ia3、Ia4はこの順で、H−Vを通る鉛直線であるV−V線から左方向へ徐々に変位して形成されることとなる。また、リフレクタ14の内側表面14aは、その鉛直断面形状が、略放物線形状に設定されており、この内側表面14aの上半部は、その上端縁寄りの領域において、光源12aからの光を、光軸Axと平行な方向へ向けて反射させる一方、光軸Ax寄りの領域において、光源12aからの光を、光軸Axと平行な方向に対して僅かに上向きに反射させるようになっているので、各光源像Ia1、Ia2、Ia3、Ia4の中心位置は、これとは逆順で徐々に上方に変位している。そしてこれにより、これら各光源像Ia1、Ia2、Ia3、Ia4は、その下端縁の位置が略揃った状態で形成されるようになっている。
なお、図7(a)において、破線で示す3つの光源像Ia2´、Ia3´、Ia4´は、仮に、突条部20が上向きに湾曲して延びておらず、光軸Axに関して放射状に延びており、そして、3つの点P2、P3、P4が、これら各点P2、P3、P4を通るようにして放射状に延びる各突条部上にあるとした場合に、その全反射光により形成される像である。実際には、突条部20は上向きに湾曲して延びているので、その全反射光により形成される光源像は、光源像Ia2´、Ia3´、Ia4´の位置から、直接反射光により形成される光源像Ia2、Ia3、Ia4の位置へ変位して形成されることとなる。
図7(b)に示す4つの光源像Ib1、Ib2、Ib3、Ib4は、リフレクタ14の領域Zbおよびその近傍に位置する4つの点(図7(a)の領域Zaにおける4つの点P1、P2、P3、P4と同様の点)からの反射光により形成される光源像である。
領域Zbは、図7(a)の領域Zaよりも右側の、光軸Axから45°程度斜め上方に位置している。このため、4つの光源像Ib1、Ib2、Ib3、Ib4は、図7(a)の光源像Ia1、Ia2、Ia3、Ia4に対して右側へ傾斜しており、かつ、V−V線から左方向への変位量が大きくなっている。また、これら4つの光源像Ib1、Ib2、Ib3、Ib4は、この順で徐々に小さい像になっており、かつ、その下端縁の位置が略揃っているが、この点については図7(a)の場合と同様である。
さらに、図7(b)において、破線で示す3つの光源像Ib2´、Ib3´、Ib4´は、図7(a)の光源像Ia2´、Ia3´、Ia4´に対応する像であって、領域Zbを構成する突条部20からの全反射光により形成される光源像である。この領域Zbを構成する突条部20も上向きに湾曲して延びているので、その全反射光により形成される光源像は、図7(a)の場合と同様、光源像Ib2´、Ib3´、Ib4´の位置から、直接反射光により形成される光源像Ib2、Ib3、Ib4の位置へ変位して形成されている。
図7(c)に示す4つの光源像Ic1、Ic2、Ic3、Ic4は、リフレクタ14の領域Zcおよびその近傍に位置する4つの点(図7(a)の領域Zaにおける4つの点P1、P2、P3、P4と同様の点)からの反射光により形成される光源像である。
領域Zcは、図7(b)の領域Zbよりもさらに右側の、光軸Axを含む水平面に近い角度に位置している。このため、4つの光源像Ic1、Ic2、Ic3、Ic4は、図7(b)の光源像Ib1、Ib2、Ib3、Ib4に対してさらに右側へ傾斜しており、かつ、V−V線から左方向への変位量がさらに大きくなっている。また、これら4つの光源像Ib1、Ib2、Ib3、Ib4は、この順で徐々に小さい像になっており、かつ、その下端縁の位置が略揃っているが、この点については図7(a)、(b)の場合と同様である。
さらに、図7(c)において、破線で示す3つの光源像Ic2´、Ic3´、Ic4´は、図7(a)の光源像Ia2´、Ia3´、Ia4´に対応する像であって、領域Zcを構成する突条部20からの全反射光により形成される光源像である。この領域Zcを構成する突条部20も上向きに湾曲して延びているので、その全反射光により形成される光源像は、図7(a)の場合と同様、光源像Ic2´、Ic3´、Ic4´の位置から、直接反射光により形成される光源像Ic2、Ic3、Ic4の位置へ変位して形成されている。
図7(d)に示す4つの光源像Id1、Id2、Id3、Id4は、リフレクタ14の領域Zdおよびその近傍に位置する4つの点(図7(a)の領域Zaにおける4つの点P1、P2、P3、P4と同様の点)からの反射光により形成される光源像である。
領域Zdは、図7(a)の領域Zaを、光軸Axを含む水平面に関して上下に反転させた位置にある。このため、4つの光源像Id1、Id2、Id3、Id4は、図7(a)の光源像Ia1、Ia2、Ia3、Ia4を上下に反転させた形状を有している。また、3つの光源像Id2´、Id3´、Id4´も、図7(a)の光源像Ia2´、Ia3´、Ia4´を上下に反転させた形状を有している。
ただし、リフレクタ14の内側表面14aは、その鉛直断面形状が、略放物線形状に設定されており、この内側表面14aの下半部は、その下端縁寄りの領域において、光源12aからの光を、光軸Axと平行な方向へ向けて反射させる一方、光軸Ax寄りの領域において、光源12aからの光を、光軸Axと平行な方向に対して僅かに上向きに反射させるようになっているので、各光源像Id1、Id2、Id3、Id4の中心位置は、これとは逆順で徐々に上方に変位している。そしてこれにより、これら各光源像Id1、Id2、Id3、Id4は、その下端縁の位置が略揃った状態で形成されるようになっている。
図7(e)に示す4つの光源像Ie1、Ie2、Ie3、Ie4は、リフレクタ14の領域Zeおよびその近傍に位置する4つの点(図7(a)の領域Zaにおける4つの点P1、P2、P3、P4と同様の点)からの反射光により形成される光源像である。
領域Zeは、図7(b)の領域Zbを、光軸Axを含む水平面に関して上下に反転させた位置にある。このため、4つの光源像Ie1、Ie2、Ie3、Ie4は、図7(b)の光源像Ib1、Ib2、Ib3、Ib4を上下に反転させた形状を有している。また、3つの光源像Ie2´、Ie3´、Ie4´も、図7(b)の光源像Ib2´、Ib3´、Ib4´を上下に反転させた形状を有している。
ただし、これら各光源像Ie1、Ie2、Ie3、Ie4の中心位置が、これとは逆順で徐々に上方に変位しており、その下端縁の位置が略揃っている点については、図7(d)の場合と同様である。
図7(f)に示す4つの光源像If1、If2、If3、If4は、リフレクタ14の領域Zfおよびその近傍に位置する4つの点(図7(a)の領域Zaにおける4つの点P1、P2、P3、P4と同様の点)からの反射光により形成される光源像である。
領域Zfは、図7(c)の領域Zcを、光軸Axを含む水平面に関して上下に反転させた位置にある。このため、4つの光源像If1、If2、If3、If4は、図7(c)の光源像Ic1、Ic2、Ic3、Ic4を上下に反転させた形状を有している。また、3つの光源像If2´、If3´、If4´も、図7(b)の光源像Ic2´、Ic3´、Ic4´を上下に反転させた形状を有している。
ただし、これら各光源像If1、If2、If3、If4の中心位置が、これとは逆順で徐々に上方に変位しており、その下端縁の位置が略揃っている点については、図7(d)、(e)の場合と同様である。
なお、図7においては、リフレクタ14の右半分からの反射光により形成される光源像を示しているが、リフレクタ14は光軸Axに関して左右対称形状を有しているので、その左半分からの反射光により形成される光源像は、図7に示す光源像をV−V線に関して左右反転させた像となる。
以上詳述したように、本実施形態に係る車両用灯具10は、灯具前後方向に延びる光軸Ax上に配置された光源12aからの光を、透光部材からなるリフレクタ14により灯具前方へ向けて反射させるように構成されているが、そのリフレクタ14の内側表面14aは、光源12aからの光を、上下方向に関しては光軸Axと略平行な方向へ向けて反射させるとともに、水平方向に関しては光軸Axへ近づく方向へ向けて反射させるように形成された曲面で構成されているので、この内側表面14aからの反射光は、上下方向にはほとんど拡散することなく、水平方向には一旦収束した後に拡散することとなり、これにより横長のハイビーム用配光パターンPHを形成することができる。
また、このリフレクタ14の外側表面14bは、光軸Axに関して略放射状に延びる複数の突条部20で構成されており、これら各突条部20は、その光軸Axと直交する平面に沿った断面形状が、略V字形状に設定された全反射プリズムで構成されているので、リフレクタ14の内側表面14aから該リフレクタ14に入射した光源からの光を、各突条部20において全反射させることができる。このため、リフレクタ14に鏡面処理を施すことを必要とせずに、光源からの光を、リフレクタ14の内側表面14aおよび外側表面14bにおいて灯具前方へ向けて反射させることができ、これにより車両用灯具10の製造コスト低減を図ることができる。
その際、各突条部20は、灯具正面視において、光軸Axから径方向に延びる直線Lに対して、径方向外方へ向けて光軸Axを含む水平面から離れる方向へ湾曲して延びるように形成されているので、各突条部20における径方向各部位からの反射光により、灯具前方に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される光源像Ia2、Ia3、Ia4、Ib2、Ib3、Ib4、Ic2、Ic3、Ic4、Id2、Id3、Id4、Ie2、Ie3、Ie4、If2、If3、If4の位置を、各突条部20を湾曲させなかった場合の光源像Ia2´、Ia3´、Ia4´、Ib2´、Ib3´、Ib4´、Ic2´、Ic3´、Ic4´、Id2´、Id3´、Id4´、Ie2´、Ie3´、Ie4´、If2´、If3´、If4´の形成位置に対して、光軸Axから離れた部位からの反射光により形成される光源像ほど、光軸Axを含む水平面寄りに大きく変位させることができる。しかも、この変位量は、各突条部20の湾曲度合により適宜調整することができる。したがって、リフレクタ14の外側表面14bからの反射光により形成される配光パターンについても、その内側表面14aからの反射光により形成される配光パターンと同様、横長の配光パターンとすることができ、かつ、これを配光ムラの少ないものとすることができる。
このように本実施形態によれば、透光部材からなるリフレクタ14を備えた車両用灯具10において、配光ムラの少ない横長のハイビーム用配光パターンPHを形成することができる。
しかも本実施形態においては、各突条部20の湾曲度合が、リフレクタ14の内側表面14aにおける各点で反射した光源12aからの光と、これら各点に入射してリフレクタ14の外側表面14bで反射した光源12aからの光とが、灯具前方へ向けて略同一の方向へ出射するような値に設定されているので、リフレクタ14の外側表面14bからの反射光により形成される配光パターンを、その内側表面14aからの反射光により形成される配光パターンと略同一の形状とすることができ、これにより狙いとする横長のハイビーム用配光パターンPHを効率良く形成することができる。
次に、本願発明の第2実施形態について説明する。
図8は、本実施形態に係る車両用灯具を示す正面図である。また、図9は、図8のIX-IX 線断面図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係る車両用灯具110は、その基本的な構成は、上記第1実施形態に係る車両用灯具10と同様であるが、そのリフレクタ114の構成が上記第1実施形態の場合と異なっている。
すなわち、本実施形態のリフレクタ114は、上記第1実施形態のリフレクタ14と同様、透明樹脂製の透光部材で構成されているが、灯具正面視において略横長楕円形の外形形状を有している。
このリフレクタ114は、上記第1実施形態のリフレクタ14と同様、光源12aからの光を、その内側表面114aおよび外側表面114bの双方で反射させるように構成されている。その際、このリフレクタ114の内側表面114aは、単一曲面で構成されているが、その外側表面114bは、光軸Axに関して略放射状に延びる複数の突条部120(具体的には40本の突条部120)で構成されている。
リフレクタ114の内側表面114aは、光源12aからの光を、上下方向に関しては光軸Axと略平行な方向へ向けて反射させるとともに、水平方向に関しては光軸Axから離れる方向へ向けて反射させるように形成された曲面で構成されている。
具体的には、この内側表面114aは、その鉛直断面形状が、光軸Axを軸とし光源12aの中心位置を焦点とする放物線形状に設定されるとともに、その水平断面形状が、光軸Axを軸とし光源12aの中心位置を焦点とする双曲線形状に設定された曲面を、僅かに変形させた表面形状を有している。
すなわち、図9に示すように、この内側表面114aは、その左半部および右半部が光軸Axに関して左右対称に形成されており、これにより、光源12aからの光を、光軸Axから離れる方向へ向けて左右対称に反射させるようになっている。一方、内側表面114aの鉛直断面形状は、上記第1実施形態のリフレクタ14の場合と同様である。
リフレクタ114の外側表面114bを構成する各突条部120は、上記第1実施形態の各突条部20と同様の全反射プリズムで構成されている。
その際、これら各突条部120は、その内周端縁において、光軸Axに関して周方向に等間隔となるように配置されている。そして、これら各突条部20は、灯具正面視において、光軸Axから径方向に延びる直線Lに対して、径方向外方へ向けて光軸Axを含む鉛直面から離れる方向へ湾曲して延びるように形成されている。そしてこれにより、光軸Axと直交する平面内においても、全反射光を直接反射光と同じ方向へ向かう光とするようになっている。
すなわち、本実施形態のリフレクタ114における内側表面114aの表面形状は、その鉛直断面形状が略放物線形状で、その水平断面形状が略双曲線形状に設定されているので、仮に、各突条部120を、灯具正面視において、光軸Axから径方向に延びる直線に沿って形成したとすると、各突条部120で全反射して内側表面114aから出射する光(すなわち全反射光)の出射方向は、その内側表面114aで直接反射する光(すなわち直接反射光)の出射方向に対して、リフレクタ14の上半部においては上方側へ変位し、リフレクタ114の下半部においては下方側へ変位することとなる。しかしながら、本実施形態においては、各突条部120が上記のように湾曲しているので、全反射光を直接反射光と同じ方向へ向かう光とすることができる。
また、これら各突条部120は、その稜線120aが、該突条部120の両側の1対の谷線の中央位置よりも、光軸Axを含む水平面に近づく側へ僅かに変位するように形成されている。そしてこれにより、各突条部120が湾曲して延びているにもかかわらず、その全反射プリズムとしての機能を維持するようになっている。
本実施形態に係る車両用灯具110から前方へ照射される光によっても、図6(a)に示すハイビーム用配光パターンPHと同様のハイビーム用配光パターンが形成されるようになっている。
図10は、このハイビーム用配光パターンを構成する光源像の各々と、これら各光源像を形成する光源12aからの光が反射するリフレクタ114の主要点との関係を、リフレクタ114の後方側から見て示す図である。ただし、図10においては、リフレクタ114の右半分からの反射光により形成される光源像のみを示している。
図10(g)に示す領域Zgは、図7(a)に示す領域Zaに略対応する位置の領域であり、図10(g)に示す4つの光源像Ig1、Ig2、Ig3、Ig4は、図7(a)に示す4つの光源像Ia1、Ia2、Ia3、Ia4に対応する光源像である。
これら各光源像Ig1、Ig2、Ig3、Ig4は、図7(a)に示す各光源像Ia1、Ia2、Ia3、Ia4と同様、鉛直方向に対してやや右側へ傾斜して延びる像となっており、その上下方向の形成位置は、図7(a)に示す各光源像Ia1、Ia2、Ia3、Ia4と略同じ位置であるが、その左右方向の形成位置は、V−V線に関して図7(a)に示す各光源像Ia1、Ia2、Ia3、Ia4とは反対側に形成されている。これは、本実施形態においては、リフレクタ114における内側表面114aの水平断面形状が略双曲線形状に設定されていることによるものである。
また、図10(g)において、破線で示す3つの光源像Ig2´、Ig3´、Ig4´は、図7(a)の光源像Ia2´、Ia3´、Ia4´に対応する像であって、領域Zgを構成する突条部120からの全反射光により形成される光源像である。この領域Zgを構成する突条部120は横向きに湾曲して延びているので、その全反射光により形成される光源像は、図7(a)の場合と同様、光源像Ig2´、Ig3´、Ig4´の位置から、直接反射光により形成される光源像Ig2、Ig3、Ig4の位置へ変位して形成されている。ただし、その際の変位する方向は、図7(a)の場合と逆方向になっている。これも、本実施形態においては、リフレクタ114における内側表面114aの水平断面形状が略双曲線形状に設定されていることによるものである。
図10(h)に示す領域Zhは、図7(b)に示す領域Zbに略対応する位置の領域であり、図10(h)に示す4つの光源像Ih1、Ih2、Ih3、Ih4は、図7(b)に示す4つの光源像Ib1、Ib2、Ib3、Ib4に対応する光源像である。
これら各光源像Ih1、Ih2、Ih3、Ih4と、図7(b)に示す各光源像Ib1、Ib2、Ib3、Ib4との関係は、図10(g)に示す各光源像Ig1、Ig2、Ig3、Ig4と、図7(a)に示す各光源像Ia1、Ia2、Ia3、Ia4との関係と同様である。
また、図10(h)において、破線で示す3つの光源像Ih2´、Ih3´、Ih4´は、図7(b)の光源像Ib2´、Ib3´、Ib4´に対応する像であって、図10(g)の場合と同様、光源像Ih2´、Ih3´、Ih4´の位置から、直接反射光により形成される光源像Ih2、Ih3、Ih4の位置へ変位して形成されており、その変位の方向は、図7(b)の場合と逆方向になっている。
図10(i)に示す領域Ziは、図7(c)に示す領域Zcに略対応する位置の領域であり、図10(i)に示す4つの光源像Ii1、Ii2、Ii3、Ii4は、図7(c)に示す4つの光源像Ic1、Ic2、Ic3、Ic4に対応する光源像である。
これら各光源像Ii1、Ii2、Ii3、Ii4と、図7(c)に示す各光源像Ic1、Ic2、Ic3、Ic4との関係は、図10(g)に示す各光源像Ig1、Ig2、Ig3、Ig4と、図7(a)に示す各光源像Ia1、Ia2、Ia3、Ia4との関係と同様である。
また、図10(i)において、破線で示す3つの光源像Ii2´、Ii3´、Ii4´は、図7(c)の光源像Ic2´、Ic3´、Ic4´に対応する像であって、図10(g)の場合と同様、光源像Ii2´、Ii3´、Ii4´の位置から、直接反射光により形成される光源像Ii2、Ii3、Ii4の位置へ変位して形成されており、その変位の方向は、図7(c)の場合と逆方向になっている。
図10(j)に示す領域Zjは、図7(d)に示す領域Zdに略対応する位置の領域であり、図10(j)に示す4つの光源像Ij1、Ij2、Ij3、Ij4は、図7(d)に示す4つの光源像Id1、Id2、Id3、Id4に対応する光源像である。
これら各光源像Ij1、Ij2、Ij3、Ij4と、図7(d)に示す各光源像Id1、Id2、Id3、Id4との関係は、図10(g)に示す各光源像Ig1、Ig2、Ig3、Ig4と、図7(a)に示す各光源像Ia1、Ia2、Ia3、Ia4との関係と同様である。
また、図10(j)において、破線で示す3つの光源像Ij2´、Ij3´、Ij4´は、図7(d)の光源像Id2´、Id3´、Id4´に対応する像であって、図10(g)の場合と同様、光源像Ij2´、Ij3´、Ij4´の位置から、直接反射光により形成される光源像Ij2、Ij3、Ij4の位置へ変位して形成されており、その変位の方向は、図7(d)の場合と逆方向になっている。
図10(k)に示す領域Zkは、図7(e)に示す領域Zeに略対応する位置の領域であり、図10(k)に示す4つの光源像Ik1、Ik2、Ik3、Ik4は、図7(e)に示す4つの光源像Ie1、Ie2、Ie3、Ie4に対応する光源像である。
これら各光源像Ik1、Ik2、Ik3、Ik4と、図7(e)に示す各光源像Ie1、Ie2、Ie3、Ie4との関係は、図10(g)に示す各光源像Ig1、Ig2、Ig3、Ig4と、図7(a)に示す各光源像Ia1、Ia2、Ia3、Ia4との関係と同様である。
また、図10(k)において、破線で示す3つの光源像Ik2´、Ik3´、Ik4´は、図7(e)の光源像Ie2´、Ie3´、Ie4´に対応する像であって、図10(g)の場合と同様、光源像Ik2´、Ik3´、Ik4´の位置から、直接反射光により形成される光源像Ik2、Ik3、Ik4の位置へ変位して形成されており、その変位の方向は、図7(e)の場合と逆方向になっている。
図10(m)に示す領域Zmは、図7(f)に示す領域Zfに略対応する位置の領域であり、図10(m)に示す4つの光源像Im1、Im2、Im3、Im4は、図7(f)に示す4つの光源像If1、If2、If3、If4に対応する光源像である。
これら各光源像Im1、Im2、Im3、Im4と、図7(f)に示す各光源像If1、If2、If3、If4との関係は、図10(g)に示す各光源像Ig1、Ig2、Ig3、Ig4と、図7(a)に示す各光源像Ia1、Ia2、Ia3、Ia4との関係と同様である。
また、図10(m)において、破線で示す3つの光源像Im2´、Im3´、Im4´は、図7(f)の光源像If2´、If3´、If4´に対応する像であって、図10(g)の場合と同様、光源像Im2´、Im3´、Im4´の位置から、直接反射光により形成される光源像Im2、Im3、Im4の位置へ変位して形成されており、その変位の方向は、図7(f)の場合と逆方向になっている。
なお、図10においては、リフレクタ114の右半分からの反射光により形成される光源像を示しているが、リフレクタ114は光軸Axに関して左右対称形状を有しているので、その左半分からの反射光により形成される光源像は、図10に示す光源像をV−V線に関して左右反転させた像となる。
以上詳述したように、本実施形態に係る車両用灯具110においても、上記第1実施形態に係る車両用灯具10と同様、配光ムラの少ない横長のハイビーム用配光パターンを形成することができる。
ところで、上記各実施形態においては、そのリフレクタ14、114の外側表面14b、114bが同一形状の40本の突条部20、120で構成されているものとして説明したが、これ以外の本数の突条部で構成することも可能であり、あるいはこれら複数の突条部を互いに異なる形状で構成することも可能である。
また、上記各実施形態においては、各突条部20、120が、リフレクタ14、114の内側表面14a、114aにおける全反射光の入射位置を直接反射光の反射位置と一致させた上で、全反射光の出射方向を直接反射光の反射方向と一致させるように構成されているものとして説明したが、このようにする代わりに、リフレクタ14、114の内側表面14a、114aにおける全反射光の出射位置を直接反射光の反射位置と一致させた上で、全反射光の出射方向を直接反射光の反射方向と一致させるように構成されたものとすることも可能である。
このようにした場合においても、リフレクタ14、114の外側表面14b、114bからの反射光により形成される配光パターンを、その内側表面14a、114aからの反射光により形成される配光パターンと略同一の形状とすることができ、これにより狙いとする横長のハイビーム用配光パターンPHを効率良く形成することができる。
さらに、上記各実施形態に係る車両用灯具10、110においては、その光照射により、下端縁が水平に近い形状を有するハイビーム用配光パターンPHを形成するようになっているが、リフレクタ14、114の内側表面14a、114aの表面形状を適宜変更し、これに応じてリフレクタ14、114の外側表面14b、114bを構成する各突条部20、120の湾曲度合を適宜変更することにより、これ以外の形状を有する横長の配光パターンを形成することが可能である。
なお、上記各実施形態において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
本願発明の第1実施形態に係る車両用灯具を示す正面図 図1のII-II 線断面図 図1のIII-III 線断面図 図2のIV-IV 線断面詳細図 上記車両用灯具において、光軸の略真上に位置する突条部の一部を取り出して、その光源と共に示す斜視図 (a)は、上記車両用灯具から前方へ照射される光により灯具前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成されるハイビーム用配光パターンを透視的に示す図、(b)は、このハイビーム用配光パターンを構成する無数の光源像の一部を示す図 図6(b)に示す光源像の各々と、これら各光源像を形成する光源からの光が反射するリフレクタの主要点との関係を、リフレクタの後方側から見て示す図 本願発明の第2実施形態に係る車両用灯具を示す正面図 図8のIX-IX 線断面図 上記第2実施形態の作用を示す、図7と同様の図
符号の説明
10、110 車両用灯具
12 光源バルブ
12a 光源
14、114 リフレクタ
14a、114a 内側表面
14b、114b 外側表面
14c 後頂開口部
20、120 突条部
20a、120a 稜線
Ax 光軸
HZ ホットゾーン
L 直線
I、Ia1、Ia2、Ia3、Ia4、Ib1、Ib2、Ib3、Ib4、Ic1、Ic2、Ic3、Ic4、Id1、Id2、Id3、Id4、Ie1、Ie2、Ie3、Ie4、If1、If2、If3、If4、Ig1、Ig2、Ig3、Ig4、Ih1、Ih2、Ih3、Ih4、Ii1、Ii2、Ii3、Ii4、Ij1、Ij2、Ij3、Ij4、Ik1、Ik2、Ik3、Ik4、Im1、Im2、Im3、Im4 光源像
Ia2´、Ia3´、Ia4´、Ib2´、Ib3´、Ib4´、Ic2´、Ic3´、Ic4´、Id2´、Id3´、Id4´、Ie2´、Ie3´、Ie4´、If2´、If3´、If4´、Ig2´、Ig3´、Ig4´、Ih2´、Ih3´、Ih4´、Ii2´、Ii3´、Ii4´、Ij2´、Ij3´、Ij4´、Ik2´、Ik3´、Ik4´、Im2´、Im3´、Im4´ 仮想の光源像
PH ハイビーム用配光パターン
P1、P2、P3、P4 点
Za、Zb、Zc、Zd、Ze、Zf、Zg、Zh、Zi、Zj、Zk、Zm 領域

Claims (3)

  1. 灯具前後方向に延びる光軸上に配置された光源と、この光源からの光を灯具前方へ向けて反射させる透光部材からなるリフレクタと、を備えてなる車両用灯具において、
    上記リフレクタの内側表面が、上記光源からの光を、上下方向に関しては上記光軸と略平行な方向へ向けて反射させるとともに、水平方向に関しては上記光軸へ近づく方向へ向けて反射させるように形成された曲面で構成されており、
    上記リフレクタの外側表面が、上記光軸に関して略放射状に延びる複数の突条部で構成されており、
    これら各突条部が、上記光軸と直交する平面に沿った断面形状が略V字形状に設定された全反射プリズムで構成されており、かつ、これら各突条部が、灯具正面視において、上記光軸から径方向に延びる直線に対して、径方向外方へ向けて上記光軸を含む水平面から離れる方向へ湾曲して延びるように形成されている、ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 灯具前後方向に延びる光軸上に配置された光源と、この光源からの光を灯具前方へ向けて反射させる透光部材からなるリフレクタと、を備えてなる車両用灯具において、
    上記リフレクタの内側表面が、上記光源からの光を、上下方向に関しては上記光軸と略平行な方向へ向けて反射させるとともに、水平方向に関しては上記光軸から離れる方向へ向けて反射させるように形成された曲面で構成されており、
    上記リフレクタの外側表面が、上記光軸に関して略放射状に延びる複数の突条部で構成されており、
    これら各突条部が、上記光軸と直交する平面に沿った断面形状が略V字形状に設定された全反射プリズムで構成されており、かつ、これら各突条部が、灯具正面視において、上記光軸から径方向に延びる直線に対して、径方向外方へ向けて上記光軸を含む鉛直面から離れる方向へ湾曲して延びるように形成されている、ことを特徴とする車両用灯具。
  3. 上記各突条部の湾曲度合が、上記リフレクタの内側表面における各点で反射した上記光源からの光と、これら各点に入射して上記リフレクタの外側表面で反射した上記光源からの光とを、灯具前方へ向けて略同一の方向へ出射させるような値に設定されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用灯具。
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