JP2008265828A - 燃料タンク - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンの排熱等の影響で燃料タンク内の燃料の温度が上昇して燃料タンク内の液面が上昇することを抑えることが可能である。
【解決手段】燃料を貯留するタンク本体の上面に上方へ向かって突出する燃料補給口部27aを設け、燃料補給口部に燃料キャップ28を装着する燃料タンク27であり、燃料キャップを燃料補給口部に装着する際、燃料補給口部内に没入する中空の突出部28bを設け、突出部の中空部28b6は下端部が開口し、上部に細孔連通路60を有し、燃料キャップを燃料補給口部に装着したとき、突出部の中空部の上部が細孔連通路を介して突出部外のタンク本体内と連通可能である。
【選択図】図10

Description

この発明は、例えばエンジン発電機や汎用エンジンなどのエンジン搭載機器に搭載される燃料タンクに関する。
汎用エンジンに搭載される燃料タンクとして、例えば特許文献1に示すようなものがあり、このような燃料タンクは、燃料を貯留するタンク本体の上面に上方へ向かって突出する燃料補給口部を設け、この燃料補給口部に燃料キャップを装着するようになっているが、燃料補給口部の上端まで燃料を入れると、燃料タンク内に殆ど空気がない状態で燃料キャブが閉められることになる。
特開2005−163688号公報
このような汎用エンジンでは、小型化のために燃料タンクがエンジンの近傍に配置されたり、また例えば遮音型エンジン発電機ではエンジンの近傍に燃料タンクを配置し、さらに枠体にパネルを組み付けて外殻部が構成されるためエンジンの排熱等の影響で燃料タンク内の燃料の温度が上昇して燃料タンク内の液面が上昇する恐れがある。
この発明は、前述した問題に対処するためになされたもので、その目的は、エンジンの排熱等の影響で燃料タンク内の燃料の温度が上昇して撚料タンク内の液面が上昇することを抑えることが可能な燃料タンクを提供することである。
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
請求項1に記載の発明は、燃料を貯留するタンク本体の上面に上方へ向かって突出する燃料補給口部を設け、前記燃料補給口部に燃料キャップを装着する燃料タンクであり、
前記燃料キャップを前記燃料補給口部に装着する際、燃料補給口部内に没入する中空の突出部を設け、
前記突出部の中空部は下端部が開口し、上部に細孔連通路を有し、
前記燃料キャップを前記燃料補給口部に装着したとき、前記突出部の中空部の上部が前記細孔連通路を介して突出部外の前記タンク本体内と連通可能であることを特徴とする燃料タンクである。
請求項2に記載の発明は、前記燃料キャップは、前記燃料補給口部に装着されるキャップ本体と、上端面を前記キャップ本体の下面に接合させた状態で前記キャップ本体に固定される前記突出部とを備え、
前記キャップ本体と前記突出部との接合された各面の間に前記細孔連通路を形成したことを特徴とする請求項1に記載の燃料タンクである。
請求項3に記載の発明は、前記タンク本体内の蒸発燃料を吸着するキャニスタに連通する排出通路の一端を、前記燃料補給口部内の上部に孔形状に開口させたことを特徴とする請求項1に記載の燃料タンクである。
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
請求項1に記載の発明では、燃料キャップを燃料補給口部に装着したとき、突出部の中空部の上部が細孔連通路を介して突出部外のタンク本体内と連通可能であることで、燃料キャップを燃料補給口部に装着するだけで、燃料補給口部内に突出部が没入して燃料補給口部内の燃料が外部に溢れだすことがあっても、その後、中空部の下端部の開口から中空部内に浸入する燃料によって、中空部内に溜まった空気が細孔連通路を介してタンク本体内に押し出され、中空部の内外における燃料の液面高さが一致した状態となり、燃料補給口部内に空気室が形成され、エンジンの排熱等の影響でタンク本体内の燃料の温度が上昇してタンク本体内の液面が上昇することを抑えることが可能である。
請求項2に記載の発明では、キャップ本体または突出部のうち少なくとも何れか一方の接合面に、例えば断面が略U字状の溝部を形成するだけで細孔連通路を形成することができるので、製造上、所望の細孔連通路を容易に形成することができる。
請求項3に記載の発明では、タンク本体内の蒸発燃料を吸着するキャニスタに連通する排出通路の一端を、燃料補給口部内の上部に孔形状に開口させたことで、たとえ燃料を過充填したとしても、排出通路の開口から一時的に少量の燃料が流入するだけなので、キャニスタの機能を損なうことがない。また、燃料キャップを燃料補給口部に装着するだけで燃料補給口部内の燃料の液面高さを下降させてキャニスタへの燃料流出を防止できるので、そのための特別な作業が不要である。
以下、この発明の燃料タンクの実施の形態について説明する。この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明はこれに限定されない。
図1及び図2は、この発明の燃料タンク27を搭載した遮音型エンジン発電機10を示している。図1は燃料タンク部を破断した遮音型エンジン発電機10の上面側から見た平面図、図2はエンジン部を破断した遮音型エンジン発電機10の正面図である。なお、この実施の形態では、説明の都合上、遮音型エンジン発電機10を背面から見た場合を基準にして平面図、正面図とし、左右、前後を示している。
この遮音型エンジン発電機10の遮音ケースKは、丸みをおびた略箱状に形成されており、金属で枠状に形成された前側フレーム21と後側フレーム22とを前後に間隔を保って配置されている。この前側フレーム21と後側フレーム22にはそれぞれ樹脂材で成形されたパネル13、パネル17が配置され、パネル17に操作盤が設けられる。前側フレーム21の上部には、左右の両側にハンドル取付部21a,21bが上方へ突出して形成され、後側フレーム22の上部には、左右の両側にハンドル取付部22a,22bが上方へ突出して形成され、このハンドル取付部21a,22aの間にハンドル19aの両端部が取り付けられ、ハンドル取付部21b,22bの間にハンドル19bの両端部が取り付けられている。
前側フレーム21の下部には、左右の両側に脚部21c,21dが設けられ、後側フレーム22の下部には、左右の両側に脚部22c,22dが設けられている。脚部21c,21d及び脚部22c,22dは、前側フレーム21の下部及び後側フレーム22の下部に一体に形成して設けても良いし、別体に形成して取り付けても良い。
前側フレーム21と後側フレーム22の間には、上面カバー14、右側面カバー15、左側面カバー16及び底面カバー18が配置されている。正面パネル13、背面パネル17、上面カバー14、右側面カバー15、左側面カバー16及び底面カバー18は、それぞれ樹脂材で形成されている。この遮音型エンジン発電機10は、ハンドル取付部21a,22aに取り付けたハンドル19a、ハンドル取付部21b,22bに取り付けたハンドル19bを持つことにより持ち運びが可能になっている。
上面カバー14は、前側フレーム21と後側フレーム22の上端縁部間に取り付けられて遮音型エンジン発電機10の上面部を構成しており、中央部が上方に向かって湾曲した状態で左右方向に延びた曲面状に形成されている。そして、上面カバー14の略中央部にはシール部材90が取り付けられ、このシール部材90に形成された燃料補給口部挿通部90dから燃料補給口部27aが上方に突出し、この燃料補給口部27aに燃料キャップ28が装着されている。
シール部材90の外周縁には上方へ突出するリブ90bが形成され、このリブ90bは右側に向かって低く形成され、燃料補給口部27aから燃料を補給する際に誤って燃料が漏れることがあると、この漏れた燃料を右側に導いて排出できるようになっている。また、シール部材90にはのぞき窓91が設けられ、こののぞき窓91から燃料レベルセンサ92を確認することができる。
また、右側面カバー15及び左側面カバー16は、前側フレーム21と後側フレーム22との両側縁部間に取り付けられてそれぞれ遮音型エンジン発電機10の側面部を構成している。そして、右側面カバー15の略中央から下部側部分には、左右に延びるスリット状の吸気孔で構成される外気導入口15aが上下に並んで複数形成されている。また、左側面カバー16の側面部分には、左右に延びるスリット状の孔で構成される換気口16aと、丸孔状の開口を有する開口部16bが形成されている。
この遮音型エンジン発電機10の内部には、エンジン31及び発電機32が並んで配置されている。エンジン31の吸気ファン部31dが右側面カバー15の外気導入口15aから遮音ケースK内に外気を吸引し、この外気を導入してエンジン31を冷却して左側面カバー16の換気口16aを介して外部に放出される。
また、遮音型エンジン発電機10の内部には、前部右側部分における上下方向の略中央に、エアクリーナ35が設置されて空気を吸気する。エアクリーナ35よりもエンジン31寄りの部分には、エアクリーナ35と隣接してキャブレタ36が設置されている。エアクリーナ35はエンジン31の吸気側に位置しており、吸気ファン部31dが遮音ケースK内に吸引した外気を導入して清浄した後にキャブレタ36に送る。
燃料タンク27からキャブレタ36に供給される燃料は、エアクリーナ35からキャブレタ36に供給される空気と混合されて、混合気となって吸気管37を介してエンジン31に供給される。エンジン31には、点火プラグ44が設けられ、点火プラグ44は、キャブレタ36から供給される混合気を点火してエンジン31で爆発させることにより、エンジン31を作動させる。シリンダヘッド53のヘッドキャップ53e内に充満するブローバイガスは、ブローバイガスパイプ53fを介してエアクリーナ35へ戻され、空気に混入して再燃焼され、ブローバイガスが大気に放出されないようになっている。
エンジン31の排気側部分には排気管38を介してマフラ39が設けられ、エンジン31から排出される排気ガスは、マフラ39で消音されたのち、左側面カバー16の開口部16bの開口から外部に臨む排気口を介して外部に放出される。
遮音型エンジン発電機10内の左側面カバー16の近傍部分には、発電機32が配置されている。エンジン31の上部側には燃料タンク27が配置され、この燃料タンク27は取付部27bを、前側フレーム21と後側フレーム22に取り付けた燃料タンク取付プレート33にボルト34によって締め付け固定している。
遮音型エンジン発電機10内の下方位置には、底面カバー18の上方へ突出するボス部18a,18bに取付プレート40のボス部40a,40bを嵌合して取付プレート40が取り付けられている。キャニスタ取付ブラケット41は、一方の脚部41aがボス部18a,40aにボルト42とナット43で締め付け固定され、他方の脚部41bがボス部18b,40bに位置調整部材44を介してボルト45とナット46で締め付け固定されている。キャニスタ取付ブラケット41にはキャニスタ50がバンド51によって取り付けられている。
このキャニスタ50にはブリーザパイプ52の下流側52aが接続され、ブリーザパイプ52の上流側52bは燃料タンク27の燃料補給口部27aに接続され、燃料タンク27において発生するブローバイガスをキャニスタ50に導くようになっている。キャニスタ50には大気開放パイプ55の上流側55aが接続され、大気開放パイプ55の下流側55bは底面カバー18の開口部18cに接続され、キャニスタ50を大気に開放している。なお、大気開放パイプ55及び底面カバー18の開口部18cは設けないで、キャニスタ50の開口を遮音型エンジン発電機10内に開放するようにしてもよい。
また、キャニスタ50にはパージパイプ56の一端側56aが接続され、パージパイプ56の他端側56bはブローバイガスパイプ53fに接続され、キャニスタ50がパージパイプ56、ブローバイガスパイプ53fを介して吸気側と連通されることで、エンジン31の運転の吸気によってキャニスタ50での蒸発燃料を吸気側に吸入し、キャニスタ50に吸着された燃料を吸気側に戻している。
ブリーザパイプ52の上流側52bは燃料タンク27の取付部27cに取付金具57を介してボルト58によって締め付け固定され、下流側52aはパージパイプ56の一端側56aと連結金具59によって一体化されている。
次に、図3乃至図8に基づいて燃料タンク27について説明する。図3は燃料補給口部27aに燃料キャップ28を装着する状態を示す断面図、図4は燃料補給口部27aの平面図、図5は燃料キャップ28の断面図、図6は燃料キャップ28の突出部28bの平面図、図7は図6のVII−VII線に沿う断面図、図8は突出部28bの溝部28b12の拡大側面である。
この燃料タンク27は、燃料を貯留するタンク本体27Aの上面に上方へ向かって突出する燃料補給口部27aを設けており、このタンク本体27A及び燃料補給口部27aは例えば樹脂で形成され、接着剤などで固定されている。燃料補給口部27aは円筒状であり、上部外周に雄ねじ部27a1が形成され、下部にフランジ部27a2が形成され、フランジ部27a2をタンク本体27Aの凹み部27A1に固定している。
また、タンク本体27Aには燃料補給口部27aの近傍位置に凹み部27A2が形成され、この凹み部27A2に取付リング92aを固定して燃料レベルセンサ92が取り付けられている。燃料レベルセンサ92は、検出表示部92b、ロッド部92c、センサ部92dなどを有している。検出表示部92bはシール部材90ののぞき窓91に対応する位置に設けられ、センサ部92dで燃料の残量の検出を行い、この燃料の残量が検出表示部92bに表示され、のぞき窓91から確認することができる。
シール部材90の下部の外周囲には係合溝90aが形成され、この係合溝90aを上面カバー14の開口部14kに嵌め込んでシール部材90が上面カバー14に取り付けられている。このシール部材90及び上面カバー14と、タンク本体27Aとの間には空間93が形成されている。
燃料補給口部27aの軸方向中央から下方には、内向へ突出してストレーナ取付部27a3が形成されている。このストレーナ取付部27a3にストレーナ80を上方から挿入し、ストレーナ80の上端外周に形成したつば部80aをストレーナ取付部27a3の上端内周に形成した段部27a31に係合して着脱可能に取り付けられている。
燃料補給口部27aのストレーナ取付部27a3から上方には、一部を内向へ突出した通路形成部27a4が軸方向に延びるように形成され、通路形成部27a4の上端部27a41は燃料補給口部27aの上端部27a5より距離D1だけ下方位置にある。
燃料補給口部27aの下部にはパイプ取付ボス部27a6が形成され、このパイプ取付ボス部27a6にブリーザパイプ52の上流側52bを挿着して取り付けられている。通路形成部27a4からパイプ取付ボス部27a6にわたって排出通路27a7が形成され、排出通路27a7の上端の入り口部には邪魔部材81が挿入され、邪魔部材81の両側に小さな入り口通路27a71が形成されている。邪魔部材81は、ゴム部材で形成され、排出通路27a7の上端の入り口部に容易に挿入して取り付けられる。
このように、排出通路27a7に邪魔部材81を挿入して、入り口通路27a71の断面積を邪魔部材81が挿入されていない、排出通路27a7の部分の断面積より小さくすることで、タンク本体27A内の蒸発燃料がブリーザパイプ52を介してキャニスタ50に送られるが、燃料補給口部27aから溢れる燃料が排出通路27a7、ブリーザパイプ52を介してキャニスタ50に流れ込むことを軽減している。
ストレーナ80のつば部80aの一部には、鎖取付部80bが形成され、この鎖取付部80bの孔80b1に鎖83の一端部83aを挿入して係合し、さらにストレーナ取付部27a3に形成した鎖取付孔27a8に挿入して取り付けられ、鎖83の他端部83bは燃料キャップ28に取り付けられている。
燃料キャップ28は、キャップ本体28aと、上端面をキャップ本体28aの下面に接合させた状態でキャップ本体28aに固定される突出部28bとを備えている。キャップ本体28aは、皿状の操作蓋28a1と、雌ねじ部28a21を有する椀状の支持部材28a2と、突出部28bを取り付ける取付部材28a3などから構成され、操作蓋28a1、支持部材28a2、取付部材28a3はそれぞれ樹脂で成形されている。
操作蓋28a1の内側に支持部材28a2を押し込むことで、操作蓋28a1の開口内側に形成された係止爪28a11に、支持部材28a2の開口外側に形成された係止爪28a21を係合して取り付けられる。取付部材28a3の軸心には突起部28a31が形成されており、この突起部28a31を支持部材28a2の取付孔28a22に貫通して操作蓋28a1のボス部28a12に挿入し、ボルト70を突出部28bのつば部28b1の取付孔28b11から取付部材28a3の取付部28a38の取付孔28a39を通して支持部材28a2に螺着し、取付部材28a3の取付部28a38と共に突出部28bのつば部28b1がボルト70によって支持部材28a2に締め付けて固定される。支持部材28a2の開口側内周部には雌ねじ部28a21が形成され、取付部材28a3の外周先端部28a32と支持部材28a2の内周面部28a23との間には環状のシール部材61が介在されている。また、支持部材28a2の雌ねじ部28a21と取付部材28a3の外周部28a33との間に、燃料補給口部27aの先端を挿入する取付空間Kが形成されている。
突出部28bは中空の筒状であり、下部28b2の断面積より上部28b3の断面積が大きくなっている。下部28b2には鎖取付部28b4が一体に形成され、この鎖取付部28b4の連結部28b41が下部28b2と一体に形成され、この連結部28b41の中央には取付ボス部28b42が一体に形成されている。取付ボス部28b42に鎖83の他端部83bを装着して鎖83が取り付けられ、連結部28b41に複数(この実施の形態では4個)の開口28b5が形成され、開口28b5によって中空部28b6が下部開口28b7と連通している。この下部開口28b7は突出部28bの軸上に配置されているが、下部28b2の側壁などに複数個の孔を開口してもよい。
突出部28bのつば部28b1には取付孔28b11が3箇所に形成され、一部に小さな断面積の溝部28b12がつば部28b1の内側と外側とを連通して形成されている。突出部28bは、つば部28b1を取付部材28a3の平面部28a34に接合してキャップ本体28aに取り付けられる。
突出部28bのつば部28b1を取付部材28a3の平面部28a34に接合して取り付けることによって、平面部28a34と溝部28b12とによって細孔連通路60が形成される。この溝部28b12は、図8に示すように、突出部28bのつば部28b1の上面28b13に接する直径Rの真円形状の半円の円弧に沿って形成された溝部28b12の底部28b13と、この底部28b13から半円の円弧に接するように延びる加工面28b14とによって形成されているが、このような略U字状に限定されることなく、V字状などの溝形状であっても良い。
このようにして、燃料キャップ28は、キャップ本体28aと、上端面をキャップ本体28aの下面に接合させた状態でキャップ本体28aに固定される突出部28bとを備え、キャップ本体28aと突出部28bとの接合された各面の間に細孔連通路60が形成される。細孔連通路60は、キャップ本体28aの取付部材28a3に溝部を形成し、取付部材28a3の溝部と突出部28bとの接合された各面の間に形成してもよく、キャップ本体28aまたは突出部28bのうち少なくとも何れか一方の接合面を、例えば断面が略U字状の溝部に形成するだけで細孔連通路60を形成することができるので、製造上、所望の細孔連通路60を容易に形成することができる。
次に、図9乃至図11に基づいて燃料タンク27に燃料を補給する作業について説明する。図9は燃料キャップ28を開けて燃料補給口部27aの上端部27a5から溢れるまで燃料を補給した状態の断面図、図10は燃料キャップ28を閉じる状態の断面図、図11は燃料キャップ28を閉じた状態の断面図である。
図9に示すように、燃料キャップ28を開けて燃料補給口部27aからタンク本体27Aに燃料を補給するが、この燃料を補給するときに燃料が作業者の不注意などで燃料補給口部27aの上端部27a5から溢れるまで補給されることがある。
このように燃料が補給された状態で、図10に示すように、燃料キャップ28を燃料補給口部27aに装着して閉じようとすると、燃料キャップ28の突出部28bが燃料の中に入り込むため、この入り込む分、燃料補給口部27aの上端部27a5から燃料が僅かにオーバーフローして溢れることがある。この溢れた燃料は燃料補給口部27aの周囲に配置されたシール部材90上に流れ落ち右側に向かって流れる。このようにして、燃料を補給する際に燃料補給口部27aから燃料が溢れると、この溢れる燃料は右側の吸気ファン部31dが配置されている側に排出され、発熱体である発電機32が配置されていない側に排出するようになっている。
そして、図11に示すように、燃料キャップ28を燃料補給口部27aに螺着して装着すると、キャップ本体28aの環状のシール部材61が燃料補給口部27aの上面をシールして燃料がオーバーフローしないようにする。突出部28bの内部の燃料の液面L1は、突出部28bの外部の燃料の液面L2より低い位置にあるが、突出部28bの内部の空気は細孔連通路60を通って突出部28bの外部の燃料内に抜け、燃料中を浮き上がって燃料補給口部27a内の上部空間99に抜ける。このため、突出部28bの内部の燃料の液面L1は徐々に上昇し、突出部28bの外部の燃料の液面L2は徐々に下降し同じ液面レベルになる。この結果、燃料キャップ28を燃料補給口部27aに装着するだけで燃料補給口部27a内の燃料の液面高さを下降させて入り口通路27a71から排出通路27a7を通ってキャニスタ50へ燃料が流出することを防止できるので、そのための特別な作業は不要となる。
このように、燃料キャップ28を燃料補給口部27aに装着する際、燃料補給口部27a内に没入する中空の突出部28bを燃料キャップ28に設けている。この突出部27bの中空部28b6は下端部が開口し、上部に細孔連通路60を有しており、燃料キャップ28を燃料補給口部27aに装着したとき、突出部28bの中空部28b6の上部が細孔連通路60を介して突出部28b外の燃料タンク27内と連通可能である。
したがって、燃料キャップ28を燃料補給口部27aに装着したとき、図11に示すように、突出部28bの中空部28b6の上部が細孔連通路60を介して突出部28b外の燃料タンク27のタンク本体27A内と連通するから、燃料キャップ28を燃料補給口部27aに装着するだけで、燃料補給口部27a内に突出部28bが没入して燃料補給口部27a内の燃料が外部に溢れ出し、その後、中空部28b6の下端部の開口から中空部28b6内に浸入する燃料によって、中空部28b6内に溜まった空気が細孔連通路60を介してタンク本体27A内に押し出され、突出部28bの中空部28b6の内外における燃料の液面高さが一致した状態となり、燃料補給口部27a内に空気室が形成される。この燃料補給口部27a内の空気室によって、エンジン31の排熱等の影響で燃料タンク27内の燃料の温度が上昇して燃料タンク27内の液面が上昇することを抑えることが可能である。また、突出部28bの中空部28b6は下端が下方に向かって開口しているので、中空部28b6内に浸入した燃料が、燃料の使用によって中空部28b6から下方に排出されやすい。
また、燃料タンク27内の蒸発燃料を吸着するキャニスタ50に連通する排出通路27a7の一端を、燃料補給口部27a内の上部に小さな入り口通路27a71によって孔形状に開口させたから、燃料を過充填したとしても、排出通路27a7の開口から一時的に少量の燃料が流入するだけなので、キャニスタ50の機能を損なうことがない。また、蒸発燃料を吸着するキャニスタ50に連通する排出通路27a7の一部を燃料補給口部27aの肉厚内に型成型により形成しているので、その部分の排出通路27a7の形成が単純化される。
この発明は、例えばエンジン発電機や汎用エンジンなどのエンジン搭載機器に搭載される燃料タンクに適用でき、エンジンの排熱等の影響で燃料タンク内の燃料の温度が上昇して撚料タンク内の液面が上昇することを抑えることが可能である。
燃料タンク部を破断した遮音型エンジン発電機の上面側から見た平面図である。 エンジン部を破断した遮音型エンジン発電機の正面図である。 燃料補給口部に燃料キャップを装着する状態を示す断面図である。 燃料補給口部の平面図である。 燃料キャップの断面図である。 燃料キャップの突出部の平面図である。 図6のVII−VII線に沿う断面図である。 突出部の溝部の拡大側面である。 燃料キャップを開けて燃料補給口部の上端部から溢れるまで燃料を補給した状態の断面図である。 燃料キャップを閉じる状態の断面図である。 燃料キャップを閉じた状態の断面図である。
符号の説明
27 燃料タンク
27A タンク本体
27a 燃料補給口部
27a7 排出通路
28 燃料キャップ
28a キャップ本体
28b 突出部
28b6 中空部
50 キャニスタ
60 細孔連通路



Claims (3)

  1. 燃料を貯留するタンク本体の上面に上方へ向かって突出する燃料補給口部を設け、前記燃料補給口部に燃料キャップを装着する燃料タンクであり、
    前記燃料キャップを前記燃料補給口部に装着する際、前記燃料補給口部内に没入する中空の突出部を設け、
    前記突出部の中空部は下端部が開口し、上部に細孔連通路を有し、
    前記燃料キャップを前記燃料補給口部に装着したとき、前記突出部の中空部の上部が前記細孔連通路を介して突出部外の前記タンク本体内と連通可能であることを特徴とする燃料タンク。
  2. 前記燃料キャップは、前記燃料補給口部に装着されるキャップ本体と、上端面を前記キャップ本体の下面に接合させた状態で前記キャップ本体に固定される前記突出部とを備え、
    前記キャップ本体と前記突出部との接合された各面の間に前記細孔連通路を形成したことを特徴とする請求項1に記載の燃料タンク。
  3. 前記タンク本体内の蒸発燃料を吸着するキャニスタに連通する排出通路の一端を、前記燃料補給口部内の上部に孔形状に開口させたことを特徴とする請求項1に記載の燃料タンク。
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