JP2008265638A - 車両用ドア駆動制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フラグ設定手段22は、ドア開閉動作スイッチ6の操作に基づいて各ドア1についての半自動開ラッチフラグ21を設定し、半自動状態判別手段23は、半自動指令P3に基づいてドア1が半自動状態かどうかを判別し、ドア開手段24は、半自動状態判別手段23にて半自動状態と判別された場合、半自動開ラッチフラグ22が設定され、次の停車駅で開く側のドア1を開かせる。
【選択図】 図1
Description
ドアの開閉動作が半自動化されると、乗降客がドアを手動で開放するか、あるいはドアの付近に設置された開動作スイッチを操作することで、個別のドアのみを開放することができる。
また、ドアの開閉動作スイッチが点灯することで、ドアが半自動状態になったことを乗降客が認識することができる。
また、近年では、ドアの上部などに表示器を設けて、次の停車駅を案内したり、停車駅で開くドアを案内したりすることが行われている。
また、例えば、特許文献3には、運行スケジュールに従って開閉ドアの方向を駅ごとに判別し、降車ドアの方向を前もって乗客に知らせる方法が開示されている。
また、表示器が車内に設置されていない場合や、乗客が表示器に気が付かない場合などで次の停車駅で開くドアが予め認識できないと、停車駅に到着して初めてどのドアが開いたかが判るため、慌ててそのドアの方向に向かう必要があることから、降車に手間取るという問題があった。
そこで、本発明の目的は、列車が停車駅に到着した後に開動作スイッチを操作することなく、半自動ドアを自動的に開かせることが可能な車両用ドア駆動制御装置を提供することである。
これにより、列車が停車駅に到着する前に乗客が開動作スイッチを操作することで、その開動作スイッチが設置されているドアが開くかどうかを認識することができる。このため、列車が停車駅に到着する前に次の停車駅で開くドアの前で待機することができ、降車を円滑に行うことができる。
これにより、列車が停車駅に到着する前に乗客が開動作スイッチを操作することで、その開動作スイッチが設置されているドアが開かないことを認識することができる。このため、列車が停車駅に到着した後に開いたドアの方向に慌てて向かう必要がなくなることから、降車に手間取るのを防止することが可能となるとともに、車両運行面から見ても乗降に時間がかかるのを防止することができ、運行ダイヤの乱れを防止することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用ドア駆動制御装置の概略構成を示すブロック図である。
図1において、鉄道車両には、乗降客が乗降する際に開閉するドア1、ドア1を駆動するリニアモータ2、ドア1とリニアモータ2とを連結する連結部3、ドア1の位置を検出する位置検出部5、乗務員が車両の運転操作を行う運転台20、ドア1の駆動制御を行うドア駆動制御装置10が設けられている。そして、乗降客がドア1の開閉操作を行う開閉動作スイッチ6が設置されている。
そして、運転指令演算器11は、運転台20から出力される開指令P1、閉指令P2または半自動指令P3、ドア開閉動作スイッチ6による操作に基づいて出力される半自動開指令P10または半自動閉指令P11、位置検出部5から出力される位置検出値P9などに基づいて、速度指令値P5を算出することができる。
電力変換器15は、速度制御器13から出力される電圧指令値P6に基づいて、リニアモータ2を駆動制御することができる。
また、運転指令演算器11には、ドア開閉動作スイッチ6が操作されたかどうかを示す半自動開ラッチフラグ21が保持されるとともに、フラグ設定手段22、半自動状態判別手段23およびドア開手段24が設けられている。
また、乗客が半自動でドア1を開くことができるようにする場合、乗務員が運転台20を操作することにより、半自動指令P3が出力されると、運転指令演算器11は、車両のドア1は開かないが、ドア1のロックが解除された状態(半自動状態)にすることができる。
図2において、ドア開手段24は、半自動開ラッチフラグ22がセットされているかどうかを判断し(ステップS1)、半自動開ラッチフラグ22がセットされていない場合、フラグ設定手段22は、ドア開閉動作スイッチ6が押下されているかどうかを判断する(ステップS2)。そして、フラグ設定手段22は、ドア開閉動作スイッチ6が押下されている場合、そのドア開閉動作スイッチ6が押下されたドア1が次の停車駅(停車中のならば現在の停車駅)で開く側かどうかを判断する(ステップS3)。そして、ドア開閉動作スイッチ6が押下されたドア1が次の停車駅で開く側である場合、フラグ設定手段22は半自動開ラッチフラグ22をセットする(ステップS4)。
一方、ドア開手段24は、半自動状態判別手段23にて半自動状態と判別された場合、ドア開閉動作スイッチ6が押下されたドア1が全開位置にあるかどうかを判断し(ステップS6)、ドア開閉動作スイッチ6が押下されたドア1が全開位置にある場合、そのドア1についての自動開ラッチフラグ22をリセットする。なお、開指令P1または閉指令P2が運転指令演算器11に出力された場合や、ドア開側信号P4にてドア1が開く側が変わったと判断された場合にも、自動開ラッチフラグ22をリセットすることができる(ステップS7)。
なお、図2の処理において、乗務員が運転台20を操作することにより開指令P1または閉指令P2が出力された場合、この操作による指令を優先させることができる。
また、上述した実施形態では、ドア1が開く側を判断するために、ドア開側信号P4を用いる方法について説明したが、ドア開側信号P4を用いることなく、ドア開閉動作スイッチ6による開操作を記憶し、停車駅でドア1が半自動状態になった時にその開操作が記憶されているならば、そのドア1が開くようにしてもよい。
ここで、ドア開閉動作スイッチ6による開操作をドア駆動制御装置10に記憶させるか、ドア開閉動作スイッチ6による開操作を記憶する機能をドア開閉動作スイッチ6に持たせるかは、現在運用されている車両の付加機能として本発明を使用する場合には、現在備え付けられているドア開閉装置の改良の容易性などに基づいて適宜選択することができる。
図3において、車両には、図1の構成に加え、次の停車駅でドア1が開くかどうかを表示する表示器16が各ドア1の付近に設けられるとともに、運転指令演算器11には、図1の構成に加え、次の停車駅でドア1が開くかどうかを通知する通知手段25が設けられている。
そして、ドア開閉動作スイッチ6が押下されたドア1が次の停車駅で開く場合、通知手段25はそのドア1が開くことを表示するように表示器16に表示データP12を送出することができる。そして、表示器16は、ドア1が開くことを表示するための表示データP12を受け取ると、例えば、「次の停車駅でこのドア1が開きます。」というメッセージを表示することができる。
図4において、この第2実施形態では図2の処理に加え、ステップS9の処理が追加されている。そして、半自動開ラッチフラグ22がセットされると(ステップS4)、通知手段25はそのドア1が開くことを表示するように表示器16に指示し、表示器16はそのドア1が開くことを表示することができる(ステップS9)。
また、表示器16を設置することで、他の乗客にとっても、列車が停車駅に到着する前にドア開閉動作スイッチ6を操作することでドア1を開けられるということを認識することができ、次回以降の降車時に有効活用することが可能となる。
また、上述した実施形態では、次の停車駅でどのドア1が開くかを乗客に知らせるために、次の停車駅で開くドア1が判るように表示器16に表示する方法について説明したが、次の停車駅でどのドア1が開くかを音声などで乗客に知らせるようにしてもよい。
図5において、この第3実施形態では図4の処理に加え、ステップS10の処理が追加されている。そして、ドア開閉動作スイッチ6が押下されたドア1が次の停車駅で開く側でない場合(ステップS3)、通知手段25はそのドア1が開かないことを表示するように表示器16に指示し、表示器16はそのドア1が開かないことを表示することができる(ステップS10)。
なお、上述した実施形態では、ドア開閉動作スイッチ6が押下されたドア1が次の停車駅で開かないことを表示器16に表示する方法について説明したが、次の停車駅で車両のどのドア1が開くか(ドア開閉動作スイッチ6を押下したドア1と反対側のドア、X号車のドアなど)の情報があれば、その情報を表示器16に表示させるようにしてもよい。
2 リニアモータ
3 連結部
4 出力電流検出部
5 位置検出部
6 開閉動作スイッチ
10 ドア駆動制御装置
11 運転指令演算器
13 速度制御器
15 電力変換器
16 表示器
20 運転台
21 半自動開ラッチフラグ
22 フラグ設定手段
23 半自動状態判別手段
24 ドア開手段
25 通知手段
Claims (3)
- ドアの付近に設置されている開動作スイッチの操作に基づいて前記ドアについての半自動開ラッチフラグを設定するフラグ設定手段と、
前記ドアが半自動状態かどうかを判別する半自動状態判別手段と、
前記半自動状態判別手段にて半自動状態と判別された場合、前記半自動開ラッチフラグが設定され、次の停車駅で開く側のドアを開かせるドア開手段とを備えることを特徴とする車両用ドア駆動制御装置。 - 前記半自動開ラッチフラグが設定されているドアが次の停車駅で開く場合、そのドアが開くことを通知させる通知手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の車両用ドア駆動制御装置。
- 前記半自動開ラッチフラグが設定されているドアが次の停車駅で開かない場合、そのドアとは異なるドアが開くことを通知させる通知手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2記載の車両用ドア駆動制御装置。
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CN111225845A (zh) * | 2017-08-16 | 2020-06-02 | Lg电子株式会社 | 驾驶辅助***以及包括驾驶辅助***的车辆 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS568716A (en) * | 1979-06-30 | 1981-01-29 | Aruna Koki Kk | Door operating device for vehicle |
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- 2007-04-24 JP JP2007113789A patent/JP2008265638A/ja active Pending
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CN111225845B (zh) * | 2017-08-16 | 2023-06-30 | Lg电子株式会社 | 驾驶辅助***以及包括驾驶辅助***的车辆 |
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