JP2008260577A - 広告媒体を有する袋 - Google Patents

Abstract

【課題】顧客に広告情報や販売情報を与えることができる袋を提供すること。
【解決手段】本発明の袋は、特定事項が表された面の裏面の内側又は外側のいずれかの適宜の場所に広告の印刷、広告収納部又は電子記録媒体収納部から選ばれた少なくとも一つを有し、更に該面の空欄には広告を有することを特徴とする。前記袋には、ハンガーに吊るした洗濯物を覆うカバーを含む。前記袋の用途の一例がクリーニング店、スーパー、コンビニ又はデパートなどのいずれかで使用される。特定事項とは、自社の役務商標、特にマークや会社名など自社の情報に関する事項をいう。
【選択図】 図１

Description

本発明は、広告媒体を有する袋に関し、更に詳しくは顧客に広告情報や販売情報を与えて、宣伝・広告を効率的に行うことができる貸出し用袋に関するものである。

従来、スーパーやデパート等で買い物をすると、無料で紙製などの袋に品物を入れて客に渡すのが通常であるが、最近、環境問題がクローズアップされ、省エネが励行されるようになり、その一案として、買い物袋を有料にしたり、貸出したりする案が論議されるようになった。このような中で、一般に、買い物袋（クリーニング店などで洗濯物を入れる袋も含む）の形状は、種々知られているが、スーパー、コンビニエンスストア等で使用されている袋の形状が最も使用し易くまた安価に製造できるので、多用されている。またこのような買い物袋に仕切りを設けて冷凍食品などを仕分けて入れるようにしたもの（例えば、特許文献１参照）や何回でも使用できる持参用袋で上下に仕切りを設けたもの（例えば、特許文献２参照）が知られている。更に持参用の袋の容量を大きくするために、「まち」を最大限にと離、更に収納を容易にすると共にコンパクトにした袋も知られている（例えば、特許文献３参照）。
特開２００６−２２３７９７（段落０００１〜０００２、図１） 特開２００６−１９８３３３（段落０００４〜０００５、図１） 特開２０００−２２５０１５（特許請求の範囲、図面）

しかしながら、前述の如く特許文献１に開示されている買い物袋は、袋に仕切りをして種類別に分別しようとするものであり、また引用文献２に記載される袋は、持参する袋において、同様に仕分けをするものであり、更に引用文献３は、袋の容量を大きくするために「まち」を入れたものであるが、これらの特許文献に記載された袋は、袋の使用に対する利便性を改良したものであるのに対して、貸出用袋に広告やＣＤなどの電子記録媒体などを収納部を設け、顧客が収納部に収納されているＣＤなどの電子記録媒体の中身をパソコンで見て買い物情報を知ることができるようにした買い物用貸出袋については記載されていない。
そこで、本発明者は、顧客に対する買い物情報やスーパーやコンビニエンスストアなどの店の売り物情報、クリーニング店におけるクリーニング情報、更に他社の広告を乗せるなどして、単に袋を買い物袋として貸し出すばかりでなく、顧客に必要な情報を与えることができる買い物を立案したものである。

したがって、本発明が解決しようとする課題は、顧客に広告情報や販売情報を与えることができる袋を提供することである。

本発明の前記課題は、以下の各発明によって達成される。
（１）特定事項が表された面の裏面の内側又は外側のいずれかの適宜の場所に広告の印刷、折込広告の収納部又は電子記録媒体収納部から選ばれた少なくとも一つを有し、更に該面の空欄には広告を有することを特徴とする袋。
（２）前記電子記録媒体収納部を袋の内面に設けたことを特徴とする前記第１項に記載の
袋。
（３）前記袋の用途がスーパー、コンビニエンスストア又はデパートのいずれかであることを特徴とする前記第１項又は第２項に記載の袋。
（４）前記袋の用途がクリーニング店であることを特徴とする前記第１項又は第２項に記載の袋。

前記（１）に記載の発明は、特定事項が表された面の裏面の内側又は外側のいずれかの適宜の場所に広告の印刷、折込広告の収納部又は電子記録媒体収納部から選ばれた少なくとも一つを有し、更に該面の空欄には広告を有することを特徴とするもので、これにより袋の表面側は、特定事項、即ち自社の名前等を記入した広告を設けているので、自社の宣伝となり、またその裏面側には、電子記録媒体収納部には他社の広告やその商品の宣伝広告を記録した電子記録媒体を収納し、広告収納部には、折込広告やチラシ広告を収納しているので、顧客は、帰宅後、電子記録媒体や収納されている折込広告やチラシ広告をみることができるという優れた効果を奏するものである。
前記（２）に記載の発明は、前記電子記録媒体収納部を袋の内面に設けたことにより、外側に設けた収納部と同様に電子記録媒体を収納することができるばかりでなく内側に設けられているために紛失することがないので、安心して使用することができる。
前記（３）に記載の発明は、前記袋の用途がスーパー、コンビニエンスストア（以下、コンビニという。）又はデパートのいずれかであることにより、大量の使い捨てのビニール製買い物を節約することができるばかりでなく、広告、情報媒体を収納しているので、顧客側からみれば、安売り情報や販売商品などを事前に知ることができ、また販売側からみれば、顧客情報や該情報を使用した販売計画が立て易いばかりでなく、広告収入を得ることができるという優れた効果を奏するものである。
前記（４）に記載の発明は、前記袋の用途がクリーニング店であることにより、広告や電子情報媒体から顧客は、クリーニング情報を知ることができるし、クリーニング店では、割安情報を事前に入力しておくことができ、更に電子記録媒体に自社又は他社の広告を記録して置くこともできるという優れた効果を奏するものである。

以下に、本発明について、発明の実施の形態を図面で説明するが、本発明は、これに限定されるものではない。
本発明において用いられる袋は、スーパー、コンビニ、デパートなどで用いられるすべての袋、クリーニング店などで使用される袋、ハンガーに吊るした洗濯物を覆うカバーを含む意味で使用している。
図１は、本発明の買い物袋の一例を示した斜視図である。図１の（ａ）は、買い物袋の裏面側を表す斜視図である。図１の（ｂ）は、同買い物袋の表面側を表す斜視図である。図１の（ａ）において、買い物袋は、一例として、「まち」（折込線）５を有する袋本体１は、両面の上部の対応した位置に楕円形の孔からなる持ち手４を有している。持ち手４の形状は、これらに限定されるものではなく、他の形状でもよい。裏面側３には、下部に広告収納部３２を有すると共に、ＣＤなどの電子記録媒体を収納する収納部３１が設けられている。これらの収納部はその周囲を熱接着（３４、３５）するのが好ましい。また特に収納部３１は蓋を設けるのが好ましい。更に、この裏面側３に設けられている電子記録媒体収納部３１は、袋１の内側に設けてもよい。

また広告収納部３２及び電子記録媒体収納部３１の上方空間部３３には、自社又は他社の広告等が印刷などにより設けることができる。一方、図１の（ｂ）において、買い物袋１の表面側２には、自社の会社名２１や自社のマークやロゴなど、自社に関する情報を印刷しておく場所２２、即ち特定領域２２を有している。即ち、この特定領域２２には、自社の役務商標、特にマークや会社名など自社の情報に関する事項などの特定事項が表示さ
れる。また電子情報媒体に入力される情報としては、特に限定されることなく、顧客に知ってもらいたい情報、例えば、販売している商品の広告、商品の価格、品質、製造に関する情報、原産地、賞味期限などの顧客が最も知りたい情報などが好ましい。販売者の場合には、顧客が求めている情報として、商品の種類、値段、原産地、賞味期限、販売商品の広告などを入力する。更に、商品の販売時期を３ヶ月、６ヶ月と時間の経過にしたがって商品の販売映像を入れたニュースなどを作成して入力しておく。これらの入力情報は、顧客と販売者の双方でパソコン等で見ることができる。本発明の実施例としては、袋の裏面側３に、広告の印刷物３３と広告収納部３２と電子媒体収納部３１とを同時に設けた例を示したが、この他、広告の印刷物３３と電子媒体収納部３１を設けた実施の形態、広告の印刷物３３と広告収納部３２との組み合わせで設けたもの、更には電子媒体収納部３１のみを設けたものなどいくかの実施の形態が挙げられる。

電子媒体としては、特に限定されるものではなく、ＦＤ，ＣＤ、ＭＯなどがよく、またこれらはできるだけ小型のものが好ましい。更にＵＢＳでもよい。広告としては、通常、新聞の配達時に新聞と一緒に新聞に折り込まれて配達される広告と同じものであっても、これと同様の折込広告又はチラシ広告であってもよい。更に袋としては、特に制限されるものではなく、通常、デパート、スーパー、コンビニ、クリーニング店、ホームセンター、その他商店等で使用されている袋又はそのような袋形状を有するものでよく、また貸出用に用いられる場合には、その材質に耐久性を持たせる等するのがよい。特にクリーング店などでは、通常、使用される袋ばかりでなくハンガーに吊るした洗濯物４１を覆うカバーを用いることもできる。袋（選択物のカバーを服務。）の材質としては特に制限されるものではなく、紙、合成樹脂シート、布又はこれらとのラミネート材料などが好ましい。また袋は、デパート、スーパー、コンビニ、クリーニング店、ホームセンター、その他商店等で使用することができるが、好ましくはスーパーやクリーニング店など日常の生活の中で、何度も通うような店がよい。

本発明の袋のもう一つの実施の形態は、クリーニング店などで使用されるハンガーに吊るした洗濯物を覆うカバーであり、図２に示されている。図２は、クリーニング店で用いられるカバーを示す斜視図である。図２において、図１の符号の部分と同じ機能を有する部分は、同じ符号で示されている。図２のａは、クリーニング店などで使用されるハンガーに吊るした洗濯物４１を覆うカバーの裏面側であり、図２のｂは、同表面側である。図２のａにおいて、ハンガー５１に吊るした洗濯物４１を覆うカバー１０の裏面側１１には、下部に広告収納部３２を有すると共に、ＣＤなどの電子記録媒体収納部３１が設けられている。これらの収納部はその周囲を熱接着（３４、３５）するのが好ましい。また特に収納部３１は蓋を設けるのが好ましい。更に、この裏面側に設けられる電子記録媒体収納部３１は、袋の内側に設けてもよい。また広告収納部３２及び電子記録媒体収納部３１の上方空間部３３は、自社又は他社の広告が印刷などにより設けられる。前記の洗濯物としては、通常、ワイシャツ、ズボン（又はパンツ）、背広一式、コート、オーバー、スカート、セーターなどの女性用衣服など適宜の衣服がある。

一方、図２の（ｂ）において、カバー１０の表面側１２には、自社の会社名２１や自社のマークやロゴなど、自社に関する情報を印刷しておくことができる。ここで、特定事項は、デパート、スーパー、コンビニ、ホームセンター、その他商店等と同様の自社の情報に関する事項をいう。電子情報媒体に入力される情報としては、特に限定されることなく、顧客に知ってもらいたい情報、例えば、クリーニングサービスの広告、サービスの価格、品質に関する情報などの顧客が最も知りたい情報などが好ましい。更に、クリーニングサービス時期を３ヶ月、６ヶ月と時間の経過にしたがってサ−ビスの種類の映像を入れたニュースを作成して入力しておく。これらの入力情報は、顧客とクリーニング店の双方でパソコン等で見ることができる。本発明の実施例としては、カバーの裏面側に、広告の印刷物と広告収納部と電子媒体収納部とを同時に設けた例を示したが、この他、広告の印刷物
と電子媒体収納部を設けた実施の形態、広告の印刷物と広告収納部との組み合わせで設けたもの、更には電子媒体収納部のみを設けたものなどいくかの実施の形態が挙げられる。

本発明の袋は、スーパー等で貸出して使用され、従来のように使い捨てではないので、資源の節約になり、環境上極めて好ましく、産業上の利用可能性は極めて大きい。

本発明の貸出用袋を示す斜視図である。（ａ）は裏面側を示し、（ｂ）は表面側を示す。 本発明の別の実施の形態である洗濯物のカバーを示す斜視図である。（ａ）は裏面側を示し、（ｂ）は表面側を示す。

符号の説明

１ 袋本体
２、１２ 表面側
３、１１ 裏面側
４ 持ち手
５ まち
１０ カバー
２１ 会社名など
２２ 自社用広告
３１ 電子記録媒体収納部
３２ 折込広告又はチラシ広告
３３ 広告欄
３４、３５ 熱接着部
４１ 洗濯物
５１ ハンガー

Claims (4)

1. 特定事項が表された面の裏面の内側又は外側のいずれかの適宜の場所に広告の印刷、広告の収納部又は電子記録媒体収納部から選ばれた少なくとも一つを有し、更に該面の空欄には広告を有することを特徴とする袋。
2. 前記電子記録媒体収納部を袋の内面に設けたことを特徴とする請求項１に記載の袋。
3. 前記袋の用途がスーパー、コンビニエンスストア又はデパートのいずれかであることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の袋。
4. 前記袋の用途がクリーニング店であることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の袋。