JP2008259613A - 背もたれ付家具 - Google Patents
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Abstract
【課題】強度及び耐久性に優れ、軽量かつコンパクトな角度調整具を備えた角度の微調整可能な背もたれ付家具を提供する。
【解決手段】角度調整具14によって、前後傾動可能な背もたれ部を有する家具に於て、該角度調整具14が、背もたれ部の支持フレームに連設されるアーム部材1と、アーム部材1に一体状に形成されるギヤ部4と、ギヤ部4に係脱自在に係止して背もたれ部の後方傾動を阻止する爪部材6と、を備え、爪部材6がギヤ部4に係脱自在に係止する複数の歯部6aを先端に有している。
【選択図】図4
【解決手段】角度調整具14によって、前後傾動可能な背もたれ部を有する家具に於て、該角度調整具14が、背もたれ部の支持フレームに連設されるアーム部材1と、アーム部材1に一体状に形成されるギヤ部4と、ギヤ部4に係脱自在に係止して背もたれ部の後方傾動を阻止する爪部材6と、を備え、爪部材6がギヤ部4に係脱自在に係止する複数の歯部6aを先端に有している。
【選択図】図4
Description
本発明は、背もたれの角度が調整可能な背もたれ付家具に関する。
例えば、背もたれ部と座部を有する座いすのような従来の背もたれ付家具は、背もたれ部の傾斜角度を調整できるように背もたれ部と座部の間に角度調整機能を有する金具を備えている。この角度調整具は、ラチェットギヤ部材のギヤ歯に爪片を係止させて、座部に対して背もたれ部が後方向に傾動するのを規制している(特許文献1参照)。
しかし、ギヤ歯と爪片にかかる力は人間の体重を支えるものであり、非常に大きい力が作用する。そこで、ギヤ歯と爪片の接触面積を増やして面圧を軽減させるために、爪片を大きくし、また、ラチェットギヤ部のギヤ歯を大きくしていた。
実公昭59−20118号公報
解決しようとする課題は、爪片やギヤ歯にかかる力を受ける為に、爪片やギヤ歯が大型化し、ギヤ歯のピッチを大きくする必要となり、結果、背もたれ部の角度調整段数が減少して、背もたれ角度の微調整ができなかった点である。(通常の座いすでは、後傾への角度調節段数は4〜6段程度である。)また、爪片やギヤ歯の大型化に伴って、角度調整金具が大型で重いものとなっていた点である。
そこで、本発明は、強度及び耐久性に優れ、軽量かつコンパクトな角度調整具を備えた角度の微調整可能な背もたれ付家具の提供を目的とする。
そこで、本発明に係る背もたれ付家具は、角度調整具によって、前後傾動可能な背もたれ部を有する家具に於て、該角度調整具が、上記背もたれ部の支持フレームに連設されるアーム部材と、該アーム部材に一体状に形成されるギヤ部と、上記ギヤ部に係脱自在に係止して上記背もたれ部の後方傾動を阻止する爪部材と、を備え、上記爪部材が上記ギヤ部に係脱自在に係止する複数の歯部を先端に有するものである。
また、上記爪部材の複数の上記歯部を有する前面とは反対の背面に当接して上記ギヤ部に爪部材を押し付ける回転小ローラを有する操作レバーを備えたものである。
また、座部フレームに連設され、上記爪部材とギヤ部とを収納可能な収納空間部を有する板金製保持部材と、上記アーム部材を常時前方へ揺動する方向に弾発付勢する渦巻きばねと、を有し、上記アーム部材と上記保持部材とを枢着して、上記渦巻きばねの外端係止部を上記アーム部材に係止すると共に、上記保持部材の一部を折曲げて突出させた係止片に上記渦巻きばねの内端係止部を係止可能に構成し、上記渦巻きばねは中心部近傍をくり抜いたようにして内端係止部を形成したものである。
また、上記操作レバーに一方端を係止可能なねじりばねを有し、上記アーム部材と上記操作レバーとを枢着して、上記保持部材の一部を折曲げて突出させた起立片に上記ねじりばねの他方端を係止して、上記操作レバーの上記回転小ローラを上記爪部材に押し付けるように弾発付勢すると共に、上記操作レバーの揺動を上記起立片にて規制するように構成したものである。
また、複数の上記歯部の内の中央位置の歯部と、上記ギヤ部との接触点を通る該ギヤ部のピッチ円の接線よりも該ギヤ部に寄って、上記爪部材の枢着点を配設したものである。
本発明の背もたれ付家具によれば、爪部材がギヤ部に係脱自在に係止する複数の歯部を先端に有するので、爪部材にかかる(傾動を阻止する)力を複数の歯部にて分散して受けることができ、各々の歯部にかかる力を小さくできる。つまり、ギヤ部と爪部材を小型・軽量化できる。さらに、ギヤ部のギヤ歯が小さくでき、ギヤ歯数を増やせるので、背もたれ部の角度を微調整できる。また、爪部材を押し付ける回転小ローラを有する操作レバーを備えているので、爪部材を確実にギヤ部に係止できる。また、保持部材の一部を折曲げて突出させた係止片に渦巻きばねの内端係止部を係止可能に構成しているので、渦巻きばねの内端用係止部品を別途必要とせず、部品数が削減できる。また、渦巻きばねの中心部近傍をくり抜いたようにして形成しているので、軽量化できる。また、保持部材の一部を折曲げて突出させた起立片にねじりばねの他方端を係止するので、ねじりばねの他方端係止用部品を必要とせず、部品数を削減できる。さらに、操作レバーの揺動を起立片にて規制するように構成しているので、規制部材を必要とせず部品数を削減できる。また、複数の歯部の内の中央位置の歯部と、ギヤ部との接触点を通るギヤ部のピッチ円の接線よりもギヤ部に寄って、爪部材の枢着点を配設しているので、背もたれ部に大きな倒れるような外力が作用しても、爪部材の歯部が(外れずに)確実に係止状態を保つ。
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
図1は本発明の背もたれ付家具の実施の一形態を示す斜視図である。
図1に於て17は背もたれ部であって、金属製のパイプ部材をU字状に曲げて成型して補強部材を溶接した支持フレーム19からなっている。また、18は背もたれ部17に対応する座部であって、支持フレーム19と同様の金属製のパイプ部材をU字状に曲げて成形して補強部材を溶接した座部フレーム20からなっている。そして、支持フレーム19の一方端を角度調節機能を有する間接金具である角度調整具14を介して座部フレーム20の一方端に連結すると共に、支持フレーム19の他方端を間接金具である継ぎ金具24を介して、座部フレーム20の他方端に接続している。即ち、角度調整具14によって、背もたれ部17の傾斜角度を変更可能に構成している。
図1は本発明の背もたれ付家具の実施の一形態を示す斜視図である。
図1に於て17は背もたれ部であって、金属製のパイプ部材をU字状に曲げて成型して補強部材を溶接した支持フレーム19からなっている。また、18は背もたれ部17に対応する座部であって、支持フレーム19と同様の金属製のパイプ部材をU字状に曲げて成形して補強部材を溶接した座部フレーム20からなっている。そして、支持フレーム19の一方端を角度調節機能を有する間接金具である角度調整具14を介して座部フレーム20の一方端に連結すると共に、支持フレーム19の他方端を間接金具である継ぎ金具24を介して、座部フレーム20の他方端に接続している。即ち、角度調整具14によって、背もたれ部17の傾斜角度を変更可能に構成している。
ここで、継ぎ金具24を図を用いて説明する。図2は、継ぎ金具の一例を示す分解斜視図である。図2において、25は板金成形した継ぎアーム部材である。継ぎアーム部材25は、パイプ挿入円筒部25aと、枢着用の貫孔25cを形成する枢着ボス面25bと、を有している。つまり、2つの継ぎアーム部材25,25の各々の貫孔25c,25cを同心状にして各々の枢着ボス面25b,25bを当接し、枢着リベット部材26で揺動自在に枢着したものが、継ぎ金具24である。そして、上述したように、継ぎ金具24は、各々のパイプ挿入円筒部25a,25aを、支持フレーム19と座部フレーム20とに各々挿入して、支持フレーム19と座部フレーム20を揺動可能に連結している。
次に、角度調整具14を図を用いて説明する。図3は、角度調整具の実施の一例を示す斜視図であり、図4は、その分解斜視図であり、図5は、その右側面図であり、図6は、その左側面図である。そして、図7は要部断面側面図である。
図3乃至図7において、上述した、支持フレーム19及び座部フレーム20は省略している。また、1は、板金成形されたアーム部材であって、アーム部材1は、第1枢着孔1cを中心部に形成するギヤ部4と、支持フレーム19を外嵌可能な第1円筒部1aと、を一体状に有している。この第1円筒部1aは、ギヤ部4から延伸して形成している。また、第1円筒部1aから突出させた凸部29に貫通した係止孔1bを設けている。ギヤ部4は略145 °(±10°)の円弧範囲に19個のギヤ歯4aを有している。つまり、ギヤ溝を20個形成している。そして、図1を用いて説明したように、この第1円筒部1aは支持フレーム19の一方端を外嵌して連結している。
図3乃至図7において、上述した、支持フレーム19及び座部フレーム20は省略している。また、1は、板金成形されたアーム部材であって、アーム部材1は、第1枢着孔1cを中心部に形成するギヤ部4と、支持フレーム19を外嵌可能な第1円筒部1aと、を一体状に有している。この第1円筒部1aは、ギヤ部4から延伸して形成している。また、第1円筒部1aから突出させた凸部29に貫通した係止孔1bを設けている。ギヤ部4は略145 °(±10°)の円弧範囲に19個のギヤ歯4aを有している。つまり、ギヤ溝を20個形成している。そして、図1を用いて説明したように、この第1円筒部1aは支持フレーム19の一方端を外嵌して連結している。
また、2は、板金成形された保持部材であって、保持部材2は、対面状に配置された側面壁27,28によって収納空間部3を形成すると共に、座部フレーム20を外嵌可能な第2円筒部2aを一体状に有している。この第2円筒部2aは空間部3から延伸して形成している。そして、一方の側面壁27の一部を空間部3とは逆の外側方向に折り曲げて突出させ、切欠部16aを有する起立片16を形成している。また、他方の側面壁28の一部を空間部3とは逆の外側方向に折曲げて突出させた係止片15を形成している。さらに、各々の側面壁27,28を貫通する第2枢着孔2cと第1支持孔2dを形成している。また、アーム部材1と保持部材2の組立状態では、空間部3にアーム部材1のギヤ部4を収納して、アーム部材1の第1枢着孔1cと保持部材2の第2枢着孔2cとを枢着している。そして、図1を用いて説明したように、この第2円筒部2aは、座部フレーム20の一方端を外嵌して連結している。
また、ギヤ部4に係止可能な複数の歯部6aを前面7に有すると共に、カム面を形成した背面9を有するブロック状の爪部材6を備えている。さらに、爪部材6を、保持部材2の空間部3に収納している。さらに、ギヤ部4に爪部材6の複数の歯部6aが噛合可能となるように、保持部材2に貫通して設けられた第1支持孔2dと、爪部材6の側面に貫通して設けられた第2支持孔と、をリベット軸23にて枢着している。
また、爪部材6の背面9に当接して、歯部6aをギヤ部4に噛合させる円筒状の回転小ローラ13と、回転小ローラ13を回転可能に保持する軸部21を一体状に有する操作レバー12とを、備え、操作レバー12は貫通して設けた第3枢着孔12cを有し、保持部材2の一方の側面壁27の外側面に第2枢着孔2cと第3枢着孔12cを同心状にして枢着している。つまり、軸部21に挿入した回転小ローラ13を、操作レバー12の揺動によって、背面9へ接触・離間を操作可能に構成している。
また、アーム部材1の係止孔30に係止ピン8を挿通して固着している。そして、アーム部材1と保持部材2が枢着した状態で、アーム部材1の第1円筒部1aを保持部材2の第2円筒部2aに接近させるように常時弾発付勢させる渦巻きばね10を取着している。渦巻きばね10は、外端を曲げて形成した外端係止部10bを係止ピン8に係止させると共に、保持部材2の係止片15に渦巻きばね10の内端を曲げて形成した内端係止部10aを係止させている。また、この渦巻きばね10は、従来の渦巻きばねのように中心部までばね材が渦巻き状に形成されているものではなく、中心部近傍をくり抜いて軽量化し、内端を曲げて内端係止部10aを成形したものである。
また、操作レバー12に一方端11aを係止可能なねじりばね11を備え、アーム部材1の起立片16の切欠部16aにねじりばね11の他方端11bを係止している。また、ねじりばね11は、操作レバー12に回転自在に保持される回転小ローラ13を、爪部材6の背面9に当接させて、爪部材6の歯部6aをギヤ部4に押し付けるようにしている。言い換えると、ねじりばね11は、操作レバー12を座部18の方向(在席者からみて下方向)へ常時弾発付勢している。また、操作レバー12を背もたれ部17の方向(在席者からみて上方向)へ揺動すると、図1で示した、操作レバー12の当り上面12aが起立片16の当り下面16bに当接して、上方への揺動を規制するように構成している。
また、鍔部5aを有する第1枢着軸5に、ねじりばね11を段差部5bに挿通させ、さらに、段差部5bから突出した枢着軸部5cを第1・2・3枢着孔1c,2c,12cに串差し状に挿通して、枢着している。つまり、アーム部材1と、保持部材2と、操作レバー12とを、同一軸心C1 廻りに揺動可能に枢着している。
また、上述した保持部材2の支持孔2dの配置の基準でもある爪部材6の枢着点Sの配設位置を、図を用いて説明する。図9は、アーム部材1が後傾方向の力を受けて、歯部6aとギヤ部4が噛合している状態を説明する要部拡大説明図であり、図10は爪部材6の枢着点の配置を示す説明図である。図9において、中央位置の歯部6a′(歯部6aが偶数個の場合は、中央から枢着点Sに寄っている歯を中央位置の歯部6a′とする)とギヤ部4のギヤ歯4aの接触点をPとしている。また、二点鎖線で示すQは、ギヤ部4のピッチ円である。そして、Lは、接触点Pを通るピッチ円Qの接線を示している。つまり、図10に示すように、爪部材6の枢着点Sは、接線Lよりもギヤ部4に水平方向にW寸法寄って、配設している。
なお、本発明は、設計変更可能であって、例えば、爪部材6の歯部6aとギヤ部4の噛合の離間を補助する弾発部材を付設しても良い。また、操作レバー12に座席者がレバー操作を容易におこなえるように、握り部を有するハンドルレバーを取着するのが望ましい。また、アーム部材1に爪部材6の先端部30が係止可能なストッパー溝31を形成して、ギヤ部4と歯部6aが離間してアーム部材1が前傾し過ぎないように、爪部材6の先端部30がストッパー溝31に係止して、アーム部材1 の前傾方向への揺動を規制するように構成するのが望ましい。また、ギヤ歯4aや歯部6aは実施の一例で示した数に限らず自由である。また、渦巻きばね10は、中心部近傍をくり抜き加工したものではなく、ばねの成形工程段階で、中心部近傍を形成しないように製作したものでもよい。
上述した本発明の背もたれ付家具の使用方法(作用)について図を用いて説明する。
図10は、座部18に対する背もたれ部17の後傾角度を示すαが90°でギヤ部4と歯部6aが噛合した状態を説明する要部断面側面図であり、図11は、ギヤ部4から歯部6aが離間した状態を説明する要部断面側面図であり、図12は、座部18に対する背もたれ部17の後傾角度を示すαが180 °でギヤ部4と歯部6aが噛合した状態を説明する要部断面側面図である。
図10において、操作レバー12がねじりバネ11によって、常時下方に弾発付勢されている。そして、操作レバー12に取着された回転小ローラ13が爪部材6の背面9に当接して、爪部材6の歯部6aをアーム部材1のギヤ部4に押し付けて噛合させている。この際、アーム部材1は、上述した、渦巻きばね10によって、常時前方傾動するように弾発付勢されている。そして、座席者(使用者)が図1に示した背もたれ部17に寄り掛かると、人の荷重が渦巻きばね10の弾性付勢する力よりも大きいので、アーム部材1は、後方へ傾動しようとする。しかし、爪部材6の複数の歯部6aがギヤ部4に噛合しているので、アーム部材1(背もたれ部17)の後方への傾動を阻止している。つまり、爪部材6の複数の歯部6aで荷重を受けている。
図10は、座部18に対する背もたれ部17の後傾角度を示すαが90°でギヤ部4と歯部6aが噛合した状態を説明する要部断面側面図であり、図11は、ギヤ部4から歯部6aが離間した状態を説明する要部断面側面図であり、図12は、座部18に対する背もたれ部17の後傾角度を示すαが180 °でギヤ部4と歯部6aが噛合した状態を説明する要部断面側面図である。
図10において、操作レバー12がねじりバネ11によって、常時下方に弾発付勢されている。そして、操作レバー12に取着された回転小ローラ13が爪部材6の背面9に当接して、爪部材6の歯部6aをアーム部材1のギヤ部4に押し付けて噛合させている。この際、アーム部材1は、上述した、渦巻きばね10によって、常時前方傾動するように弾発付勢されている。そして、座席者(使用者)が図1に示した背もたれ部17に寄り掛かると、人の荷重が渦巻きばね10の弾性付勢する力よりも大きいので、アーム部材1は、後方へ傾動しようとする。しかし、爪部材6の複数の歯部6aがギヤ部4に噛合しているので、アーム部材1(背もたれ部17)の後方への傾動を阻止している。つまり、爪部材6の複数の歯部6aで荷重を受けている。
次に、背もたれ部17を後傾へ角度調整する際は、操作レバー12を上方へ揺動させる(座席者が操作レバー12を引く)。すると、図11に示すように回転小ローラ13が爪部材6の背面9に沿って回転しながら離間すると共に、爪部材6は後方へ傾動する。さらに、アーム部材1は渦巻きばね10によって前傾方向に弾発付勢されているので、前傾動しようとする。そこで、図1に示した背もたれ部17に荷重を掛けて、アーム部材1を後方へ傾動させる。そして、背もたれ部17(アーム部材1)を希望する所定の位置にしたところで、操作レバー12を下方へ揺動する(元に戻す)。すると、回転小ローラ13が爪部材6の背面9に沿って回転しながら当接して、爪部材6の複数の歯部6aをギヤ部4に押し付けて噛合される。つまり、アーム部材1の前後方向の傾動を阻止して、背もたれ部17の角度が決定される。その後、背もたれ部17にかかる後傾への荷重(体重)は、爪部材6の複数の歯部6aが受けている。また、操作レバー12の上方へ引いて揺動させた際に、操作レバー12の当り上面12aが上述した図1に示す起立片16の当り下面16bに当接して上方への揺動を規制している。
次に、背もたれ部17の角度を前傾方向に調整する際は、操作レバー12を上方へ揺動させる。すると、回転小ローラ13が爪部材6の背面9に沿って回転しながら離間すると共に、爪部材6が後傾して、アーム部材1を係止するものがない状態になる。そして、背もたれ部17に荷重を掛けないようにする。すると、渦巻きばね10がアーム部材1(背もたれ部17)を前傾方向へ弾発付勢させるので、自動で背もたれ部17は前傾方向へ揺動する。そこで、背もたれ部17を希望する所定の位置にしたところで、操作レバー12を下方へ揺動する。すると、回転小ローラ13が爪部材6の背面9に沿って回転させながら当接し、爪部材6の歯部6aがギヤ部4に押し付けて噛合される。つまり、背もたれ部17の角度が決定する。ここで、操作レバー12の上方へ引いて揺動させて、背もたれ部17に荷重を掛けないと、背もたれ部17は、渦巻きばね10の弾発付勢によって、折り畳むように前傾するが、上述した設計変更可能の内容のように、爪部材6の歯部6aとギヤ部4が噛合していなくても、アーム部材1に爪部材6の先端部30が係止可能なストッパー溝31を形成しておけば、爪部材6の先端部30がストッパー溝31に係止して、ギヤ部4と歯部6aが離間した状態(操作レバー12を上方へ引いた状態)でアーム部材1が前傾方向へ揺動し過ぎることはない。
また、爪部材6とギヤ部4の噛み合わせについて、アーム部材1が図10に示した最初の状態の(後傾角度αが90°)と、図12の後傾角度αが180 °に傾動している状態を用いて説明すると、図12の実施の一例では、ギヤ部4のギヤ歯は19個(ギヤ溝は20箇所)であり、爪部材6の歯部6aは5個である。さらに、溝部が1つ残った状態で180 °となっているので、アーム部材1は、90°から180 °の90°の区間を14段階で調整可能となる。言いかえると、実施の一例の角度調整具14は、略6°24′間隔で、背もたれ部17の角度を微調整可能としている。つまり、歯部6aやギヤ歯4aの歯数の増減や噛み合わせ歯数の増減で角度切換段数を10〜25段にすることを可能としている。
以上のように、本発明は、角度調整具14によって、前後傾動可能な背もたれ部17を有する家具に於て、角度調整具14が、背もたれ部17の支持フレーム19に連設されるアーム部材1と、アーム部材1に一体状に形成されるギヤ部4と、ギヤ部4に係脱自在に係止して背もたれ部17の後方傾動を阻止する爪部材6と、を備え、爪部材6がギヤ部4に係脱自在に係止する複数の歯部6aを先端に有するので、爪部材6にかかる傾動を阻止する力を複数の歯部6aにて分散して受けることができ、各々の歯部6aにかかる力を小さくできる。つまり、ギヤ部4のギヤ歯4aが小さくでき、ギヤ数を増やせるので、背もたれ部17の位置決め段数を多段にできる。即ち、背もたれ部17の角度を微調整できる。さらに、ギヤ部4と爪部材6を小型化でき、軽量化できる。
また、爪部材6の複数の歯部6aを有する前面7とは反対の背面9に当接してギヤ部4に爪部材6を押し付ける回転小ローラ13を有する操作レバー12を備えているので、爪部材6を確実にギヤ部4に押し付けて背もたれ部17を支持できる。さらに、回転小ローラ13が爪部材6の背面9に沿って回転して押し付けるので、操作レバー12の下方への揺動を僅かな力ででき、操作が容易にできる。また、操作レバー12を上方へ揺動した際も、回転小ローラ13が回転して離間するので、容易に操作レバー12を操作できる。
また、座部フレーム20に連設され、爪部材6とギヤ部4とを収納可能な収納空間部3を有する板金製保持部材2と、アーム部材1を常時前方へ揺動する方向に弾発付勢する渦巻きばね10と、を有し、アーム部材1と保持部材2とを枢着して、渦巻きばね10の外端係止部10bをアーム部材1に係止すると共に、保持部材2の一部を折曲げて突出させた係止片15に渦巻きばね10の内端係止部10aを係止可能に構成し、渦巻きばね10は中心部近傍をくり抜いたようにして内端係止部10aを形成しているので、渦巻きばね10が軽量化できる。、また、保持部材2の一部を折曲げて突出させた係止片15に渦巻きばね10の内端係止部10aを係止可能に構成しているので、渦巻きばね10の内端係止用部品を別途必要とせず、部品数が削減でき、コストダウンできる。また、保持部材2は、座部フレーム20に連設可能な第2円筒部2aと、爪部材6やギヤ部4が収納される空間部3と、渦巻きばね10の内端係止部10aとを、板金による一体成形が可能なので、組立工程の削減ができると共に、安価に生産できる。
また、操作レバー12に一方端11aを係止可能なねじりばね11を有し、アーム部材1と上記操作レバー12とを枢着して、保持部材2の一部を折曲げて突出させた起立片16にねじりばね11の他方端11bを係止して、操作レバー12の回転小ローラ13を爪部材6に押し付けるように弾発付勢すると共に、操作レバー12の揺動を起立片16にて規制するように構成しているので、別途に規制部材を必要とせず部品数を削減できる。また、保持部材2は、座部フレーム20に連設可能な第2円筒部2aと、爪部材6やギヤ部4が収納される空間部3と、渦巻きばね10の内端係止部10aと、操作レバー12の揺動を規制する起立片16とを、板金による一体成形が可能なので、組立工程の削減ができると共に、安価に生産できる。また、起立片16にて、操作レバー12の揺動が規制されるので、操作レバー12の誤操作を防止できる。また、ねじりばね11を使用するので、引っ張りばね等を使用した際の誤動作の原因であった、ゴミによる噛み込みや、ばねの座部への引っ掛かり等による不具合や誤動作を防止できる。また、操作レバー12に直接係止可能な一方端11aをねじりばね11が有しているので、別途係止部材を必要とせず、部品数が削減でき、軽量で安価に生産できる。
また、複数の歯部6aの内の中央位置の歯部6a′と、ギヤ部4との接触点Pを通る該ギヤ部4のピッチ円Qの接線Lよりもギヤ部4に寄って、爪部材6の枢着点Sを配設しているので、爪部材6の背面9から回転小ローラ13が離間したとき、爪部材6がギヤ部4から自ら離れるように歯部6aがギヤ部4からスムーズに離脱できる。また、回転小ローラ13が当接した状態では、複数の歯部6aが確実かつスムーズにギヤ部4に係止でき、背もたれ部17(アーム部材1)にかかる荷重を歯部6aが確実に受けることができる。
1 アーム部材
2 保持部材
3 空間部
4 ギヤ部
6 爪部材
6a 歯部
6a′中央位置の歯部
7 前面
9 背面
10 渦巻きばね
10a 内端係止部
10b 外端係止部
11 ねじりばね
11a 一方端
11b 他方端
12 操作レバー
13 回転小ローラ
14 角度調整具
15 係止片
16 起立片
17 背もたれ部
19 支持フレーム
20 座部フレーム
L 接線
P 接触点
Q ピッチ円
S 枢着点
2 保持部材
3 空間部
4 ギヤ部
6 爪部材
6a 歯部
6a′中央位置の歯部
7 前面
9 背面
10 渦巻きばね
10a 内端係止部
10b 外端係止部
11 ねじりばね
11a 一方端
11b 他方端
12 操作レバー
13 回転小ローラ
14 角度調整具
15 係止片
16 起立片
17 背もたれ部
19 支持フレーム
20 座部フレーム
L 接線
P 接触点
Q ピッチ円
S 枢着点
Claims (5)
- 角度調整具(14)によって、前後傾動可能な背もたれ部(17)を有する家具に於て、該角度調整具(14)が、上記背もたれ部(17)の支持フレーム(19)に連設されるアーム部材(1)と、該アーム部材(1)に一体状に形成されるギヤ部(4)と、上記ギヤ部(4)に係脱自在に係止して上記背もたれ部(17)の後方傾動を阻止する爪部材(6)と、を備え、上記爪部材(6)が上記ギヤ部(4)に係脱自在に係止する複数の歯部(6a)を先端に有することを特徴とする背もたれ付家具。
- 上記爪部材(6)の複数の上記歯部(6a)を有する前面(7)とは反対の背面(9)に当接して上記ギヤ部(4)に爪部材(6)を押し付ける回転小ローラ(13)を有する操作レバー(12)を備えた請求項1記載の背もたれ付家具。
- 座部フレーム(20)に連設され、上記爪部材(6)とギヤ部(4)とを収納可能な収納空間部(3)を有する板金製保持部材(2)と、上記アーム部材(1)を常時前方へ揺動する方向に弾発付勢する渦巻きばね(10)と、を有し、上記アーム部材(1)と上記保持部材(2)とを枢着して、上記渦巻きばね(10)の外端係止部(10b)を上記アーム部材(1)に係止すると共に、上記保持部材(2)の一部を折曲げて突出させた係止片(15)に上記渦巻きばね(10)の内端係止部(10a)を係止可能に構成し、上記渦巻きばね(10)は中心部近傍をくり抜いたようにして内端係止部(10a)を形成した請求項1及び2記載の背もたれ付家具。
- 上記操作レバー(12)に一方端(11a)を係止可能なねじりばね(11)を有し、上記アーム部材(1)と上記操作レバー(12)とを枢着して、上記保持部材(2)の一部を折曲げて突出させた起立片(16)に上記ねじりばね(11)の他方端(11b)を係止して、上記操作レバー(12)の上記回転小ローラ(13)を上記爪部材(6)に押し付けるように弾発付勢すると共に、上記操作レバー(12)の揺動を上記起立片(16)にて規制するように構成した請求項1と2又は3記載の背もたれ付家具。
- 複数の上記歯部(6a)の内の中央位置の歯部(6a′)と、上記ギヤ部(4)との接触点(P)を通る該ギヤ部(4)のピッチ円(Q)の接線(L)よりも該ギヤ部(4)に寄って、上記爪部材(6)の枢着点(S)を配設した請求項1乃至4記載の背もたれ付家具。
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