JP5026782B2 - 椅子 - Google Patents

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Description

本願発明は、脚支柱としてガスシリンダ(ガススプリング)を使用しているロッキング椅子に関するものである。
脚支柱としてガスシリンダを使用することは広く行われており、この場合、当然のことながら、ガスシリンダのロックを解除するための操作手段を備えている。操作手段には様々の構成が提案されかつ具体化されているが、いずれにしても、ガスシリンダの上端から突出したプッシュバルブをテコ式等の押圧部材で押し下げるようになっており、押圧部材は、ガスシリンダが固定されている部材に取付けているのが一般的である。
また、座の昇降操作は着座した人が座用操作具を回動させたり引き上げたりして行われるが、座用操作具の動きを押圧部材の動きに伝える方法としては、線材や棒材を折り曲げて形成した連動部材を使用したものと、チューブに挿通されたワイヤー(索道管)を使用したものとがある。後者の例が例えば特許文献1に記載されている。
他方、背もたれが後傾動するロッキング椅子では、背もたれをロッキング可能状態とロッキング不能状態とに切り替えたり、背もたれがロッキングできる範囲を切り替えたりするためのロッキングロック装置を備えていることが多い。なお、背もたれをロッキング不能にロックする場合、例えば全く後傾していないニュートラル状態にロックする場合と、後傾し切った状態にロックする場合と、ある程度後傾した中間位置にロックする場合とが有り得る。
ロッキングロック装置は、背もたれと一緒に動く部材の動きをロック体によって止めるか抑制するタイプと、背もたれの傾動に連動して伸縮するガスシリンダを設けてこのガスシリンダのロック・ロック解除を行うものとに大別される。後者の場合、ガスシリンダをロック・ロック解除する装置が実質的な意味でのロッキングロック装置であると言える。なお、座が背もたれの後傾動に連動して後退しつつ後傾するシンクロタイプの椅子では、座はスライド軸によって支持ベースに連結されていることが多いが、この場合、ロック体でスライド軸の動きを停止又は抑制していることも多い。
特開2004−49718号公報
脚支柱をガスシリンダで構成した椅子においてはガスシリンダの昇降操作装置は必要不可欠であり、また、ロッキング椅子においては背もたれのロッキングロック装置を設けるのが好ましい。しかし、従来は、昇降操作装置とロッキングロック装置とは別々に製造されて別々に組み付けられており、このため、部材管理や椅子の組み立てに手間がかかっていた。
本願発明は、かかる現状を改善することを課題とするものである。
本願発明に係る椅子は、脚支柱としてのガスシリンダと、前記ガスシリンダの上端部に固定された支持ベースと、前記支持ベースの上方に配置された座部と、前記ベース又は座に後傾動可能に連結された背もたれと、前記背もたれの後傾動を弾性的に支持するばね手段と、着座した人が座用操作具を操作すると作動して前記ガスシリンダのプッシュバルブを押し下げる押圧部材と、着座した人が背用操作具を操作すると作動して前記背もたれの傾動を停止又は抑制するロックとが備えられており、前記押圧部材とロック体とを、前記支持ベースに取付けられた一体の操作部ベース材に設けている。
更に、前記ロック体は前記操作部ベース材にスライド自在に装着されており、前記ロック体がスライドしてその位置が変わることで前記背もたれの傾動が制御されるようになっており、前記ロック体のスライド操作は、前記背用操作具で引き操作されるロッキング用ワイヤによって行われており、前記操作部ベース材に、前記ロッキング用ワイヤが嵌まっているチューブの端部を保持するホールド部を設けている一方、前記押圧部材は、前記座用操作具の操作で引き操作される座用ワイヤで作動されるもので、記操作部ベース材に、前記座用ワイヤが嵌まっているチューブの端部を保持するホールド部を設けている。
本願発明は、椅子の構造の違い等に応じて様々に展開することができる。その一例を請求項2で挙げている。すなわち、請求項2の発明では、前記支持ベースにはその後方に延びる揺動フレームが後傾動可能に連結されており、この揺動フレームに前記背もたれが取付けられていると共に、前記揺動フレームには、前記支持ベースの上方に配置された中間部材を設けており、前記中間部材が前記ロック体に当たることで前記揺動フレームの後傾動が阻止される一方、前記押圧部材は回動式でレバー状に形成されており、この押圧部材が前記操作部ベース材に回動可能に取付けられている。
本願発明における「操作具」とは着座した人が手で動かすことのできる物を言い、回動式や回転式、スライド式など動きの態様は問わない。また、操作具は包括名称であり、具体的には、レバー、摘まみ、ハンドルなどと呼ばれることが多いであろう。操作具の取付け位置には限定はなく、着座した人が操作できれば足りる。本願発明のようにチューブ入のワイヤー(索道管)を用いる場合は、例えば肘掛け装置に設けることも可能である。
また、本願発明において「座」は「座部」と同義であり、従って、実施形態のように座インナーシェルと座アウターシェルとを備えている場合、座アウターシェルも座の一部に含まれる。また、「支持ベース」は単一物と複合物とを含む概念である。また、例えば「操作部ベース材を取付け」というように使用する「取付け」には、支持ベース等に直接に取り付ける場合と他の部材を介して間接的に取り付ける場合とを含んでいる。
本願発明では、脚支柱としてのガスシリンダのロックを解除するための押圧部材と、背もたれの動きを停止又は抑制するロック手段とが共通した一体の操作部ベース材に組み込まれているため(全体を一つにユニット化し得るため)、部材管理の手間を軽減することができると共に、椅子の組み立て作業の手間を軽減して組み立て能率を向上させることができる。
また、押圧部材とロック体とチューブに入れられたワイヤーで作動するため、レバー等の操作具の配置位置を任意に設定できる利点を有するが、例えば、予めワイヤー入りチューブを操作部ベース材に取り付けておくことにより、操作部ベース材を支持ベースに固定するだけで支持ベースに対する昇降操作装置とロッキングロック装置との取付け完了できるため、椅子の組み立て作業をより一層能率良く行える。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は事務用等の回転椅子に適用している。
(1).椅子の概略
まず、主として図1〜図7(A)に基づいて椅子の概略を説明する。図1は椅子の全体的な斜視図、図2のうち(A)は椅子の正面図、(B)は椅子の側面図、図3は座の支持手段を示す一部破断分離側面図、図4は図3のIV−IV視分離平面図、図5は揺動フレームの斜視図、図6のうち(A)は連動部材の斜視図、(B)は連動部材と揺動フレームとの連結状態を示す部分側断面図、図7(A)は支持ベースの斜視図、図7(B)は操作部ベース材の斜視図である。
椅子は、脚1と座2と背もたれ3とを備えている。脚1は、水平状に延びる枝足1aの群とガスシリンダより成る脚支柱4とを備えており、脚支柱4の上端には上向きに開口した金属板製の支持ベース5が取り付けられている。図3に部分的に示すように、座2は、上面にクッションが張られた樹脂製の座インナーシェル2aを下方から樹脂製の座アウターシェル6で支持した構造になっている。座インナーシェル2aと座アウターシェル6とはビスで締結されている。
図2に明瞭に示すように、座2を構成する座アウターシェル6の前寄り部分は、左右のフロント支持リンク7と左右横長の第1支軸8とを介して支持ベース5に連結されている。第1支軸8はスライド軸と言い換えても良い。座アウターシェル6の前部には、フロント支持リンク7を左右両側から挟む左右一対ずつのフロント軸受け部9が一体に形成されており、フロント軸受け部9とフロント支持リンク7とはフロントピン10によって相対回動可能に連結されている。
支持ベース5の左右両側には、側面視後傾姿勢でかつ支持ベース5の後方に延びる左右一対の揺動フレーム11が配置されており、左右揺動フレーム11の後端に背面視略四角形のバックフレーム12が固定されている。本実施形態では、揺動フレーム11とバックフレーム12とで背支持フレームが構成されている。なお、揺動フレーム11とバックフレーム12とは一体構造とすることも可能である。
例えば図3に示すように、揺動フレーム11は、その前端部を中心にして後傾動するように支持ベース5の後部に第2支軸13で連結されている。そして、座2を構成する座アウターシェル6の後部と揺動フレーム11とは、左右一対のリア支持リンク14を介して相対回動可能に連結されている。座アウターシェル6には、リア支持リンク14を連結するためのリア軸受け部15が突設されており、リア軸受け部15とリア支持リンク14とはリアピン16(図2参照)で相対回動可能に連結されている。
また、図3に示すように、左右の揺動フレーム11には連動機構が配置される上向きに開口した箱状の受け部材17が一体に固定されており、この受け部材17とリア支持リンク14の下端部とが駆動軸18によって相対回動可能に連結されている。従って、リア支持リンク14と揺動フレーム11とは、受け部材17を介して相対回動可能に連結されている。
人が着座していないニュートラル状態(基本姿勢)では、フロント支持リンク7及びリア支持リンク14は側面視で鉛直線に対してやや後傾しており、このため、人が着座すると支持リンク7,14が後傾し、これに伴って座2は側面視での姿勢は殆ど変えることなく下降しつつ後退する(或いは斜め後方にスライドする)。図2(B)に示すように、背もたれ3の下部には側面視で前向き凸状に湾曲したランバーサポート部3aが形成されており、座2が下降動すると背もたれ3のランバーサポート部3aが連動機構によって大きく前進動する。受け部材17には連動機構を構成する部材が内蔵されているが、本願発明とは特段の関係はないので説明は省略する。
なお、人が椅子から立つと座2は戻し用ばね19(図4参照)によって元の位置に上昇するようになっており、戻し用ばね19はフロント支持リンク7の下部に内蔵している。なお、本実施形態の背もたれ3はエラストマーのような柔軟性の高い素材からなっていてクッションは備えていないが、当然ながら、樹脂板の前面にクッションを張ったものも使用できる。
次に、支持ベース5の内部の構造の概略を説明する。既述のとおり、支持ベース5は上向きに開口した箱状に形成されており、図7(A)に示すように、支持ベース5のその内部でかつ後部には、支持ベース5の底板とある程度の間隔を空けた状態で補強ブラケット21が溶接等によって固着されており、支持ベース5の底板と補強ブラケット21とにブッシュ22を固着して、ブッシュ22に脚支柱4の上端部を嵌着している。
脚支柱4の上端面からは、ガスシリンダとしてのロックを解除するためのプッシュバルブ23が上向きに突出している。なお、ガスシリンダは外筒と内筒とを備えていて両者が軸方向にスライドすること全体として伸縮するが、外筒を可動側と成す場合内筒を可動側となす場合とがある。
図3や図7(A)に示すように、支持ベース5の左右側板5aの前部には、第1支軸8を略前後方向にスライド自在に嵌め入れるための側面視角形の長穴24が空いている。図3に示すように、長穴24には樹脂製のガイドブッシュ25が装着されている。図4に示すように、ガイドブッシュ25には軸受けスライダー26を介して第1支軸8がスライド自在に嵌まっており、かつ、スライダー26にはフロント支持リンク7が回転可能に連結されている。
ところで、一般に長穴24は外向きに開口したままであることが多く、このため怪我防止や美観向上のため支持ベース5の全体をカバーで覆っているが、これでは大型のカバーを必要としてコストが嵩む問題がある。これに対しては、図4に一点鎖線で示すように、スライダー26に、どのように動いても長穴24を常に外側から塞いでおくフランジ26aを形成しておくと、長穴24が外側に開口することはないため、支持ベース5を下方から覆うカバーを無くすことや、カバーを小型化できるといった利点がある。
図4に示すように、支持ベース5の内部には、ロッキング用ばね手段の一例として、左右2個のロッキング用ばね(圧縮コイルばね)26′が前後方向に伸縮する姿勢で並列配置されており、第1軸8には前ばね受け27が後方から嵌め込まれている。
ロッキング用ばね26′は後方から後部ばね受け28で支持されている。後部ばね受け28は固定部材と可動部材とから成っており、固定部材は、前記補強ブラケット21に形成した前壁21aで支持されている。後部ばね受け28の可動部材に図4に示す操作軸29が貫通しており、操作軸29の先端には図2(A)に示す摘まみ29aが取付けられている。摘まみ29aを回転すると後部ばね受け28の可動部材が前後動して、ロッキング用ばね26′の初期弾性力が変化する。
図3に示すように、支持ベース5における補強ブラケット21のうち前壁21aは、脚支柱4が固定されている水平状の部分よりも高くなっている。これは、後部ばね受け28の上下寸法が大きいからである。
既述のように、人が着座すると座2は後退しつつ下降し、これに連動して背もたれ3のランバーサポート部3aが前進動する。そして、着座した人が背もたれ3にもたれかかると、第1支軸8がロッキング用ばね26を縮み変形させながらスライドすることによって揺動フレーム11の後傾動(背もたれ3の後傾動)が許容される。
第1支軸8と揺動フレーム11とは、図6に示すように、連動部材30及び連動軸31を介して相対回動可能に連結されている。すなわち、連動部材30は図4にも示すように支持ベース5の内部のうち左右両側の部位に配置されており、その前端部は第1支軸8に貫通している一方、連動部材30の後端には連動軸31が貫通しており、図5に示すように、連動軸31の左右両端は、左右揺動フレーム11に形成した軸受け部32に嵌め入れられている。軸受け部32は駆動軸18よりもやや手前に配置されている。図6(A)のとおり、左右の連動部材30は補強ステー30aで連結されている(全体を金属板で一体構造にすることも可能である。)。
連動部材30及び連動軸31で第1支軸8と揺動フレーム11とが連結されていることにより、ロッキングに際して座2と背もたれ3とが一緒に傾動することを確実ならしめる。また、背もたれ3の後傾動に際して座2の後部が相対的に上昇する(押し上げられる)傾向を呈するため、ロッキングに際して背もたれ3と座2とが離反することに基因したいわゆるシャツめくれ(或いは背ズレ)の現象を著しく抑制できる。そして、前記連動軸31は支持ベース5の後部上方において上下動するように配置されており、連動軸31の動きを止めたり抑制することで背もたれ3のロック等が行われる。従って、本実施形態では連動軸31が請求項に記載した中間部材になっている。
図2(B)に示すように、座2を構成する座アウターシェル6のうち着座した人を基準にして座2の左側部でかつ前後中間寄り部位には、脚支柱4のロックを解除するための座用操作具の一例としての座用レバー33が、前後長手の回動軸心回りに引き起こし回動可能に取付けられている。
同様に、座2を構成する座アウターシェル6のうち着座した人を基準にして座2の左側部でかつ後端寄り部位には、着座により背もたれ3のランバーサポート部3aが前進する状態と前進しない状態とに切り替えるランバーロック用レバー34が配置され、座アウターシェル6のうちランバーロック用レバー34と反対側の部分には、背用操作具の一例として背用レバー35(図2(A)参照)が配置されている。ランバーロック用レバー34及び背用レバー35は、それぞれリア支持リンク14の回動支軸であるリアピン16の軸心回りに回動するように取付けられている(詳細は後述する。)。
詳細は後述するが、本実施形態では、背用レバー35は3つの姿勢に切り替えられるようになっており、この背用レバー35の姿勢を切り替えると前記連動軸31の下降動が止められたり抑制されたりする。その結果、背もたれ3は、自在に傾動し得るオールフリー状態と、ニュートラル状態から最大後傾角度の半分程度の範囲で自在に傾動し得るセミフリー状態と、ニュートラル状態で後傾不能に保持されたロック状態との3つの態様に切り替えられる。他方、座用レバー33は引き起こしていると脚支柱4のロックが解除され、座用レバー33から指を離すと座用レバー33は元の状態に戻って脚支柱4はロックされる。
(2).昇降ロック装置・ロッキングロック装置の概略
図8に示すように、支持ベース5の内部には、座用レバー33の引き起こし回動によって脚支柱4のプッシュバルブを押し下げる昇降ロック装置37と、背用レバー35の回動操作によって連動軸31の動きを止めたり抑制したりするロッキングロック装置38とが配置されている。次に、図7(B)以下の図面も参照して、昇降ロック装置37とロッキングロック装置38とを説明する。先ず、図7(B)〜図10に基づいて概略を説明する。
図7(B)は昇降ロック装置37とロッキングロック装置38とに共用される操作部ベース材39を後ろから見た斜視図、図8は全体の構成部材の分離斜視図、図9は全体の部材の分離平面図、図10は大部分を組み込んだ状態での平面図である。
昇降ロック装置37とロッキングロック装置38とは、共通した部材として操作部ベース材39を有している。操作部ベース材39は合成樹脂製であり、図4及び図10に示すように、支持ベース5における補強ブラケット21のうち前壁21aを除いた部分の広い範囲に広がるように配置している。更に正確に述べると、操作部ベース材39は、補強ブラケット21に重なる基部40を備えており、基部40が3本のビス41で補強ブラケット21に固定されている。基部40の左右横幅寸法は補強ブラケット21のそれよりやや小さい寸法になっている。
例えば図8,9に示すように、昇降ロック装置37は、脚支柱4のプッシュバルブ23を押し下げるレバー状の押圧部材42を備えており、この押圧部材42は、操作部ベース材39の左右中間部に形成した第1保持部43に回動自在に取付けられている。操作部ベース材39の基部41のうち第1保持部43の手前側には、脚支柱4のプッシュバルブ23を露出させるための空所44が空いている。また、支持ベース5の基部41のうち空所44の手前側には、座用ワイヤー45が嵌まった座用チューブ45a端部を係合させる第1ホールド部46が形成されている。
ロッキングロック装置38は、平面視でコ字状で操作部ベース材39の基部40に上方から重なるロック体47と、正面視で中心線よりも左側に配置された上向き開口箱状の第1スライダー48と、第1スライダー48の内部に嵌め入れた第2スライダー49と、第1スライダー48を後ろ向きに押す第1ばね50と、第2スライダー49を後ろ向きに押す第2ばね51とを備えており、支持ベース5の基部41には、第1スライダー48が上方からスライド自在に嵌め込まれた上向き開口箱状の第2保持部52が形成されている。
図10のとおり、第2保持部52は補強ブラケット21の前壁21aを超えて手前に延びており、かつ、前壁21aと干渉しないように前端に向けて高くなるように傾斜している(図7(B)参照)。また、第2保持部52の前端部には、ロッキング用ワイヤー53が嵌まったロッキング用チューブ53aの端部を係合させる第2ホールド部54が形成されている。ロッキング用ワイヤー53を引くと両スライダー48,49を介してロック体47が前後に水平スライドし、これにより、連動軸31が下降不能になったり下降範囲が規制されたりする。
本実施形態では、ロック体47と両スライダー48,49と両ばね50,51と第2保持部52と第2ホールド部54とでロッキングロック装置38が構成されている。
(3).昇降ロック装置の詳細
次に、図11〜図14も参照して昇降ロック装置37の構造及び動きの詳細を説明する。図11は図10の XI-XI視分離断面図、図12のうち(A)は図11の XIIA-XIIA視断面図、(B)は組み込み後における(A)のB−B視拡大断面図、図13は図11の XIIA-XIIA視箇所における組み立て状態での断面図、図14は座用レバー33の取付け構造を示す正断面図である。
昇降ロック装置37を構成する押圧部材42(図8〜9参照)は例えば樹脂製であり、正面視では細巾で、側面視では起立部とその下端に連接した後ろ向き部とを有する略L字状の形状になっている。後ろ向き部の後端はやや下がっており、この後端に、左右に張り出した軸部55が突設されており、この軸部55が支持ベース5の第1保持部43に後ろ側から嵌め込まれている。
図11及び図12に示すように、第1保持部43は上下に開口した中空状になっており、その内部には、押圧部材42の軸部55を上向き抜け不能に保持する左右一対の庇状部43aと、押圧部材42の軸部55が上方から当たる下面部43bとを有している。下面部43bには抜け止め用の突起43cを設けている。言うまでもないが、押圧部材42の軸部55は、第1保持部43に上方から嵌め込んだのち手前にずらすことでセットされる。
座用チューブ45aの端部には、係合溝57aを有するホルダー57が固定されている一方、支持ベース5の第1ホールド部46は正面視で略二股状に形成されており、第1ホールド部46に、座用チューブ45aにおけるホルダー57の係合溝57aに嵌まり込む薄肉片46a(図11参照)が形成されている。第1ホールド部46は正面視で開口部がやや幅狭となるようにくびれており、ホルダー57は、第1ホールド部46を弾性変形させることにより、当該第1ホールド部46に嵌め込まれる。
図11のとおり、座用ワイヤー45の端部にはボール58が一体に固定されている一方、押圧部材42の上端には、ボール58が嵌まり込む筒状部59を形成している。筒状部59には、座用ワイヤー45を通すためのスリット59aが横向きと縦向きとにL字状に形成されている。このため、ボール58が筒状部59から外れることはない。なお、脚支柱4のプッシュバルブ23は内蔵したばねで上向きに付勢されている。このため、昇降ロック装置37にはばねは必要ない。
本実施形態では、第1ホールド部46を構成する溝穴は上下に長い形状になっており、このため、ホルダー57は上下にスライドし得る。また、例えば図10に示すように、第1ホールド部46の上面にはホルダー57を抜け止めするためのビス60をねじ込んでいる。
図14に示すように、座用レバー33は座アウターシェル6に取付けられている。すなわち、座用レバー33の上端に前後一対の軸部33aを形成して、この軸部33aを座アウターシェル6の内部に形成した軸受け部61に上方から嵌め込んでいる。このため、座用レバー33はその上端を中心にして正面視で回動し得る。軸受け部61は座アウターシェル6に形成したリブに62に形成されており、リブ62は前後に2枚配置されている。
前後リブ62は底板63で一体に繋がっており、このため、リブ62と底板63とでポケット部64が構成されている。そして、底板63に突設した支持片65に、座用チューブ45aの他端部に固定したホルダー57を嵌め込んでいる。また、座用ワイヤー45の他端に固定したボール58は、座用レバー33に形成した筒状部66に嵌め込まれている。この筒状部66にも、ワイヤー45を通すためのL形のスリット66aが形成されている。支持片65は二股状になっており、ポケット部64には座用チューブ45aを引き出すための穴67が空いている。
敢えて説明は要しないが、着座した人が座用レバー33に指を掛けて上向きに引き回動させると、座用ワイヤー45の引っ張りによって押圧部材42が手前に倒れるように回動し、これによって脚支柱4プッシュバルブ23が押し下げられてロックが解除される。座2の高さ調節に際しては、手の平を座2に当てた状態で座用レバー33を操作することになるが、本願実施形態のように座用レバー33を座アウターシェル6に取付けると、座2の縁に手の平を当てた状態で操作することが至極容易である。
(4).ロッキングロック装置の詳細
次に、従前の図に加えて図15及び図16(A)も参照してロッキングロック装置38の詳細を説明する。図15は図10の XV-XV視分離断面図、図16(A)は図10の XV-XV視箇所における組み立て状態での断面図である。
図8に示すように、ロッキングロック装置38は平面視前向き開口コ字状のロック体47(図8参照)を備えており、左右長手の連結部の両端に、前後長手の受け部69が一体に形成されており、また、正面視で左側に偏った部位にはジョイント部70が一体に形成されている。操作部ベース材39の基部41には、ロック体47の左右受け部69がスライド自在に載る前後長手の支持部71が形成されている。
ロック体47の受け部69は、手前側に位置した高段部69aとその後ろに位置した低段部69bとを有して2段階の段違いに形成されており、図16(A)から理解できるように、ロック体47が手前に後退し切ると連動軸31が高段部69aに当たって背もたれ3は完全なロック状態になり、ロック体47が手前側に半分ほど後退した状態では、連動軸31がある程度下降して低段部69bに当たることにより、背もたれ3の回動範囲が小さくなるセミフリー状態になり、ロック体47が後ろ向きに前進切った状態では、背もたれ3はオールフリー状態になり、連動軸31が操作部ベース材39の支持部71に当たることで背もたれ3の回動が規制される。また、図8のとおり、ロック体47の受け部69には、操作部ベース材39における支持部71の内側面に重なるガイド片69cを形成している。
既述のように、第1スライダー48は操作部ベース材39の第2保持部52に前後スライド自在に嵌まっている(図8参照)。そして、図15及び図16に示すように、第2保持部52の後部は下向きに開口した空所72になっている一方、第1スライダー48の後端部には空所72から下方に延びる下向き片73が一体に形成されており、第2保持部52に下向き突設したばね受け部74と第1スライダー48の下向き片73と間に、第1ばね50を脱落不能に装架している。従って、第1スライダー48は第1ばね50で常に後方に押されている。
第1スライダー48の下向き片73には後ろ向きに延びる足体75が一体に形成されており、足体75の後端には、円柱状の軸部75aが左右に突設されている(図8も参照)。他方、ロック体47のジョイント部70は、足体75の後部が上方から入り込むように前向き及び上下に開口した平面視T形の空所になっている。正確に述べると、ジョイント部70は、足体75の軸部75aが嵌まる左右の縦溝70aを有している。第1スライダー48が前後動するとロック体47も前後スライドする。但し、第1スライダー48は傾斜しているため、軸部75aは上下動しながら前後動する。そこで、軸部75aの係合を確実ならしめるため、ジョイント部70には左右の前壁70b(図15参照)を設けている。
図8,15,16から明らかなとおり、第1スライダー48には、第2スライダー49が嵌まっている(第2スライダーは補助スライダーと呼んでも良い)。第2スライダー49は上向きに開口した中空状に形成されており、その左右側面には突起49a(図8参照)が形成されており、この突起49aが第1スライダー48に形成したスリット76に嵌まっている(嵌め込みは、第1スライダー48を弾性変形させて行う)。このため、第2スライダー49は第1スライダー48に脱落不能に保持されている。
また、図8,15,16のとおり、第2スライダー49の前部にはフランジ49bが形成されており、このフランジ49bと第1スライダー48の前壁48aとの間に第2ばね51を装架している。更に、第1スライダー48の前壁48aと第2スライダー49とには、ロッキング用ワイヤー53の一端部が嵌まるスリット77,78が形成されており、ロッキング用ワイヤー53の一端に固定したボール58は第2スライダー49の内部に嵌まり込んでいる。また、操作部ベース材39の第2ホールド部54は、ロッキング用チューブ53aの端部に固定したホルダー57を上方から弾性に抗して嵌め込みできるように上向き開口の溝状になっている(構造は第1ホールド部46と同様である。)。
両スライダー48,49は、前進し切った状態に保持され得る。この状態では、ロック体47は前進しており、既述のとおり連動軸31は下限まで下降し得る。従って、この状態では、背もたれ3は最大ストロークまで傾動し得るオールフリー状態になっている。また、中間部材である連動軸31が操作部ベース材39の支持部71に当たることで背もたれ3の最大後傾角度が規制される。換言すると、操作部ベース材39が連動軸31に対するストッパーを兼用している。
そして、第1スライダー48が第1ばね50で引かれて手前に後退すると、ロック体47も手前に後退する。この場合、第1スライダー48は途中まで後退した状態と、後退し切った状態との2つの状態に選択的に保持される。途中まで後退した状態では、ロック体47における受け部69の低段部69bが連動軸31の下方に位置しており、このため、背もたれ3はニュートル状態からストロークの半分程度の範囲で後傾可能なセミフリー状態になっている。
他方、第1スライダー48が手前側に後退し切った状態では、ロック体47における受け部69の高段部69bが連動軸31の下方に位置しており、このため、背もたれ3はニュートル状態で後傾不能な完全ロック状態になっている。
さて、例えば完全ロック状態で背用レバー35を操作することがあり、この場合、第1スライダー48と第1ばね50のみしかないと、例えば、連動軸31が下降していてロック体47が移動不能な状態には第1スライダー48は動かないため、背用レバー35を操作しようとしても背用レバー35は動かず、このため使用者に故障と勘違いされたり、或いは不快な思いをさせたりする虞がある。
これに対して本実施形態のように第2スライダー49と第2ばね51とを設けると、例えば、第1スライダー48が完全に又は途中まで後退した状態で背用レバー35を操作しても、第2スライダー49が第2ばね51に抗して前進することで背用レバー35の動きは許容され、かつ、連動軸31がロック体47から離脱すると第2スライダー49は第2ばね51で元の位置に復帰すると共に、第1スライダー48は第1ばね50に抗して前進動し、セットされた位置に移行する。このため、人に違和感を与えたり、或いは、強引に背用レバー35を強引に回動させて破損してしまう事故を防止できる。なお、第2ばね51はその機能からして、第1ばね50よりもばね力が強くなっている。
(5).背用レバーの取付け構造
背用レバー35は3つの姿勢に保持される必要がある。この点を中心にして、背用レバー35の取付け構造を図16(B)〜図19に基づいて説明する。図16(B)は背用レバー35の座アウターシェル6の後部の側面図、図17のうち(A)は要部の縦断側面図、(B)は背用レバー35とアーム体79との分離斜視図、図18のうち(A)は座アウターシェル6の部分的な平面図、(B)は(A)のB−B視断面図、図19のうち(A)は一部部材を省略した状態での図17(A)のXIX-XIX 視断面図、(B)は全部材を表示した状態での図17(A)のXIX-XIX 視部分断面図である。
本実施形態では、端的には、図17(A)に示すように、背用レバー35にアーム体79を組み込んで、アーム体79に装着した樹脂製ストッパー80を座アウターシェル6に形成した凹凸部81に嵌め込み、ストッパー80と凹凸部81との嵌め合い位置を変えることにより、背用レバー35が3つの姿勢に選択的に保持されるようになっている。以下、詳述する。
既述のとおり、リア支持リンク14の上部はリアピン16によって座アウターシェル6のリア軸受け部15に連結されている。図19(A)に示すように、リア軸受け部15は左右一対になっており、リア支持リンク14の上部は左右軸受け部15の間に配置されている。本実施形態では、リアピン16はソケットボルトで代替しており、リアピン16には樹脂製のブッシュ82が回転不能に嵌まっている。また、奥側のリア軸受け部15は上向きに開口した袋状になっており、その内部に嵌め入れたナット83にリアピン16をねじ込んでいる。
背用レバー35は外側のリア軸受け部15の外側に配置されており、ブッシュ82に回動自在に嵌まっている。また、背用レバー35には、リアピン16の頭16aが入り込む凹所84が形成されている。
背用レバー35は合成樹脂製であって、ブッシュ82に嵌まる筒部35aと、筒部35aから突出した指掛け部32bとを有している。背用レバー35の筒部35aのうち奥側部には上下に開口した切欠き部85が形成されており、この切欠き部85に上下長手のアーム体79を嵌め込んでいる。アーム体79もブッシュ82に被嵌しており、かつ、アーム体79は背用レバー35の切欠き部82によって背用レバー35との相対姿勢は一体に保持されている。従って、背用レバー35とアーム体79とはリアピン16の軸心回りに一体に回動し得る。なお、アーム体79を背用レバー35に一体成形することも可能である。
図16や図17に示すよう座アウターシェル6のうち平面視でアーム体79と重なる部分には、上向きに開口して下向きには突出した逆山形の凹部86が形成されており、凹部86には、アーム体79が嵌まる貫通穴87が空いている。そして、アーム体79の上端部には、ロッキング用ワイヤー53の他端に固定したボール58が嵌まる保持部88が形成されている。保持部88にはワイヤー53を通すための溝88aが形成されている。
また、図17,18のとおり、座アウターシェル6の上面には、ロッキング用チューブ53aの端部に固定したホルダー57を係合させる支持片89が形成されている。支持片89は二股状になっている。また、図示していないが、座アウターシェル6には、ロッキング用チューブ53aを下方に引き出すための穴が空けられている。
図17のとおり、アーム体79のうち座アウターシェル6の凹所86に入り込んだ部位には左右に開口した中空部90が形成されており、この中空部90に前記したストッパー80がずれ不能に装着されている。そして、ストッパー80の下面には山形の係合突起80aが形成されている一方、座アウターシェル6における凹所86の底面には、ストッパー80の係合突起80aが選択的に嵌まる3つの係合溝81aが形成されており、これにより、前記凹凸部81が形成されている。凹凸部81は貫通穴87を挟んだ左右両側に形成されている。
なお、アーム体79における中空部90の底面にもストッパー80の係合突起80aが嵌まるようになっており、このため、ストッパー80はアーム体79と一体に回動する。
以上の説明から理解できるように、背用レバー35を回動させると、ストッパー80の係合突起80aが凹凸部81におけるいずれかの係合溝81に選択的に嵌まることにより、背用レバー35は3つのうちのいずれかの姿勢に選択的に保持され、その結果、第1スライダー48及びロック体47も、3つの位置のうちのいずれかに選択的に保持される。また、ストッパー80の係合突起80aは弾性に抗しての変形によっていずれかの係合溝81aに誘われるように嵌まる。すなわち、背用レバー35はクリック感を持って回動しうる。このため、背用レバー35の姿勢がどの位置であるかを使用者は指先で把握することができる。
背用レバー35の姿勢を選択的に保持する方法は様々の構成を採用可能であり、例えば、背用レバー35が嵌まっている固定軸の外周面に、円周方向に沿った複数個の凹みを形成する一方、背用レバー35の内部に板ばね製のストッパーを相対回動不能に嵌め込んで、板ばねに形成した突起を固定軸の凹所に嵌脱させるといったことも可能であるが、この場合は部材点数が増えて構成が複雑化し、また、組み立ても面倒である。
これに対して本実施形態の構成にすると、本実施形態のように座アウターシェル6に凹凸部81を形成すると、他の部材を必要としないため構造を簡単できると共に、アーム体79は凹所86に上方から嵌め込むだけで足りるため組み立ても楽である。ランバー用ロックレバー34の取付け構造も上記と同じである。但し、ランバー用ロックレバー34はON・OFFの2段階操作であるため、凹凸部81の係合溝81aは2箇所しか形成していない)。
本実施形態のレバー装着構造は、各種のレバーの取付けに適用できる(取付け箇所はピンの箇所に限らず、座アウターシェル6の任意の場所に設けることができ、また、凹凸部は座アウターシェル6の上面箇所にも形成できる。)。また、係合突起80aはアーム体79に一体成形することも可能である。また、座アウターシェル6に設けた係合部とアーム体79に設けた係合部との組み合わせより成る係合手段は、他の構造であっても良い。
(6).その他
本願実施形態は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、脚支柱のプッシュバルブを押し下げる押圧部材はレバー式に限らず、スライド式やテコ式なども採用できる。また、背もたれの動きを規制するためのロック手段も実施形態に限定されるものではない
作部ベース材は全体として一体の形態を備えておれ足りるのであり、従って、複数の部材をビス等で固定した構造であっても良い
椅子の全体的な斜視図である。 (A)は椅子の正面図、(B)は椅子の側面図である。 座の支持手段を示す一部破断分離側面図である。 図3のIV−IV視分離平面図である。 揺動フレームの斜視図である。 (A)は連動部材の斜視図、(B)は連動部材と揺動フレームとの連結状態を示す部分側断面図である。 (A)は支持ベースの斜視図、(B)は操作部ベース材の斜視図である。 昇降ロック装置とロッキンロック装置との全体の構成部材の分離斜視図である。 昇降ロック装置とロッキンロック装置との全体の構成部材の全体の分離平面図である。 昇降ロック装置とロッキンロック装置との全体を組み込んだ状態での平面図である。 図11は図10の XI-XI視分離断面図である。 (A)は図11の XIIA-XIIA視断面図、(B)は組み込み後における(A)のB−B視拡大断面図である。 図11の XIIA-XIIA視箇所における組み立て状態での断面図である。 座用レバーの取付け構造を示す正断面図である。 図10の XV-XV視分離断面図である。 (A)は図10の XV-XV視箇所における組み立て状態での断面図、(B)は背用レバーの座アウターシェルの後部の側面図である。 (A)は要部の縦断側面図、(B)は背用レバーとアーム体との分離斜視図である。 (A)は座アウターシェル6の部分的な平面図、(B)は(A)のB−B視断面図である。 (A)は一部部材を省略した状態での図17(A)のXIX-XIX 視断面図、(B)は全部材を表示した状態での図17(A)のXIX-XIX 視部分断面図である。
2 座
3 背もたれ
4 脚支柱(ガスシリンダ)
5 支持ベース
6 座アウターシェル
21 支持ベースの補強ブラケット
26 ロッキング用ばね
30 座用レバー
31 中間部材としての連動軸
33 座用操作具の一例としての座用レバー
35 背用操作具の一例としての背用レバー
37 昇降ロック装置(機構部
38 ロッキングロック装置(機構部)
39 操作部ベース材
42 昇降ロック装置を構成する押圧部材
45 座用ワイヤー
45a 座用チューブ
46,54 ホールド部
47 ロッキングロック装置を構成するロック体
48 ロッキングロック装置を構成する第1スライダー
49 ロッキングロック装置を構成する第2スライダー
50,51 ばね
53 ロッキング用ワイヤー
53a ロッキング用チューブ

Claims (2)

  1. 脚支柱としてのガスシリンダと、前記ガスシリンダの上端部に固定された支持ベースと、前記支持ベースの上方に配置された座部と、前記ベース又は座に後傾動可能に連結された背もたれと、前記背もたれの後傾動を弾性的に支持するばね手段と、着座した人が座用操作具を操作すると作動して前記ガスシリンダのプッシュバルブを押し下げる押圧部材と、着座した人が背用操作具を操作すると作動して前記背もたれの傾動を停止又は抑制するロックとが備えられており、
    前記押圧部材とロック体とを、前記支持ベースに取付けられた一体の操作部ベース材に設けている構成であって、
    前記ロック体は前記操作部ベース材にスライド自在に装着されており、前記ロック体がスライドしてその位置が変わることで前記背もたれの傾動が制御されるようになっており、前記ロック体のスライド操作は、前記背用操作具で引き操作されるロッキング用ワイヤによって行われており、前記操作部ベース材に、前記ロッキング用ワイヤが嵌まっているチューブの端部を保持するホールド部を設けている一方、
    前記押圧部材は、前記座用操作具の操作で引き操作される座用ワイヤで作動されるもので、記操作部ベース材に、前記座用ワイヤが嵌まっているチューブの端部を保持するホールド部を設けている、
    椅子。
  2. 前記支持ベースにはその後方に延びる揺動フレームが後傾動可能に連結されており、この揺動フレームに前記背もたれが取付けられていると共に、前記揺動フレームには、前記支持ベースの上方に配置された中間部材を設けており、前記中間部材が前記ロック体に当たることで前記揺動フレームの後傾動が阻止される一方、
    前記押圧部材は回動式でレバー状に形成されており、この押圧部材が前記操作部ベース材に回動可能に取付けられている、
    請求項1に記載した椅子。
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