JP2008256180A - 固定式等速自在継手及びその組立方法 - Google Patents

固定式等速自在継手及びその組立方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 軸方向および径方向にコンパクトで高強度および高角化を容易にする。
【解決手段】 円筒状外輪30を共通にしてその一端側に固定式継手部10を配設すると共に他端側に摺動式継手部20を配設し、固定式継手部10の内輪12の端部に凹球面部15を設けると共に、摺動式継手部20の内輪22から延びるシャフト21の端部に凸球面部25を設け、凹球面部15と凸球面部25からなる球対偶40を介して固定式継手部10と摺動式継手部20を連結する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、固定式等速自在継手及びその組立方法に関し、詳しくは、自動車や各種産業機械の動力伝達系において使用されるもので、駆動側と従動側の二軸間で作動角度変位のみを許容する固定式等速自在継手及びその組立方法に関する。
例えば、自動車のエンジンから車輪に回転力を等速で伝達する手段として使用される等速自在継手には、固定式等速自在継手と摺動式等速自在継手の二種がある。これら両者の等速自在継手は、駆動側と従動側の二軸を連結してその二軸が作動角をとっても等速で回転トルクを伝達し得る構造を備えている。
自動車のエンジンから駆動車輪に動力を伝達するドライブシャフトは、エンジンと車輪との相対的位置関係の変化による角度変位と軸方向変位に対応する必要があるため、エンジン側(インボード側)に摺動式等速自在継手を、駆動車輪側(アウトボード側)に固定式等速自在継手をそれぞれ装備し、両者の等速自在継手をシャフトで連結した構造を具備する。
一般的に、前述した固定式等速自在継手としては、バーフィールド型(以下、BJと称す)や作動角の大きなアンダーカットフリー型(以下、UJと称す)が広く知られている。また、摺動式等速自在継手としては、ダブルオフセット型(以下、DOJと称す)やレブロ型(以下、LJと称す)が広く知られている。
近年、自動車の乗車空間拡大の観点からホイールベースを長くすることがあるが、それに伴って車両回転半径が大きくならないようにするため、自動車のドライブシャフトの連結用継手として使用されている固定式等速自在継手の高角化による前輪の操舵角の増大が求められている。
この要望に対して、二個のBJを組み合わせたものがある(例えば、特許文献1,2参照)。なお、二つの等速自在継手を組み合わせた構造例では、摺動式等速自在継手として、BJとDOJを組み合わせたものもある(例えば、特許文献3参照)。
特開平4−191523号公報 特開平1−210619号公報 特開平7−269585号公報
ところで、前述した特許文献に開示された等速自在継手では、二個のBJを組み合わせたり、あるいはBJとDOJを組み合わせたりすることにより、通常のUJ単体よりも大きな作動角をとることができるという利点がある。
しかしながら、特許文献1,2に開示された固定式等速自在継手のように二個のBJを組み合わせた構造では、二つのBJが作動角をとった時に、入出力軸であるBJのそれぞれの軸間での軸方向変位を吸収するための機構を二つのBJ間に配設しなければならない。このように二つのBJの作動角を制御する機構を外輪であるハウジングに支持した構造を有することから、全体の重量が大きくなると共に大型化し、また、構造も複雑となって部品点数の増加により製品のコストアップを招来する。
一方、特許文献3に開示された摺動式等速自在継手のようにBJとDOJを組み合わせた構造では、前述したように二つのBJを組み合わせた固定式等速自在継手のように二軸間の角度変位のみを許容する機能はなく、また、入出力軸の軸周りの回転自由度以外(例えば、軸方向、角度位置など)を固定しないと、入力軸に対する出力軸の位置が定まらない。
本出願人は、前述の問題点を改善するため、二つの等速自在継手、例えばUJとDOJを組み合わせて、構造が簡単で高角化を実現容易にした軽量コンパクトな固定式等速自在継手を先に提案している(特願2005−263941参照)。
この固定式等速自在継手は、図11に示すように、単一の円筒状外輪130を共通にしてその一端側に固定式継手部110(UJ)を配設すると共に他端側に摺動式継手部120(DOJ)を配設し、その固定式継手部110の内輪112にスプライン嵌合されたシャフト111の端部に凸球面部115を設けると共に摺動式継手部120の内輪122の端部に凹球面部125を設け、その凸球面部115と凹球面部125からなる球対偶140を介して固定式継手部110のシャフト111と摺動式継手部120の内輪122を連結した構造を具備する。
このように固定式継手部110と摺動式継手部120を共通の外輪130に組み込み、両者の固定式継手部110と摺動式継手部120を球対偶140で連結した構造としたことにより、固定式継手部110と摺動式継手部120のそれぞれの作動角を加えた大きな作動角を実現することができ、固定式継手部110と摺動式継手部120間に凸球面部115と凹球面部125からなる球対偶140が介在するのみであるため、構造が簡単で軽量コンパクトな固定式等速自在継手を実現している。
ところで、球対偶140の球面中心Oを作動角の中心とする前述の固定式等速自在継手では、固定式継手部110のシャフト111と摺動式継手部120のシャフト121が作動角をとった状態で、その作動角と共に回転トルクが大きくなると、その球対偶140を構成する固定式継手部110の凸球面部115のシャフト111との連結部分、つまり、凸球面部115の付け根部115cに大きな曲げモーメントが加わることになる。そのため、この凸球面部115の付け根部115cでの強度を確保し、等速自在継手の捩り強度を向上させる必要がある。
しかしながら、凸球面部115の付け根部115cでの強度を確保するため、その凸球面部115を大径化すると、シャフト111との連結部分である付け根部115cの外径を大きくすることはできるが、球対偶140の球面中心Oから固定式継手部110の継手中心O10までの距離L1が大きくなり、等速自在継手全体の軸方向寸法が長くなると共に径方向寸法も大きくなる。
そこで、本発明は前述の点を改善して提案されたもので、その目的とするところは、軸方向および径方向にコンパクトで高強度および高角化を容易に実現し得る固定式等速自在継手及びその製造方法を提供することにある。
前述の目的を達成するための技術的手段として、本発明に係る固定式等速自在継手は、円筒状外方部材を共通にしてその一端側に固定式継手部を配設すると共に他端側に摺動式継手部を配設し、固定式継手部の内方部材の端部に凹球面部を設けると共に摺動式継手部の内方部材から延びる軸部材の端部に凸球面部を設け、凹球面部と凸球面部からなる球対偶を介して固定式継手部と摺動式継手部を連結したことを特徴とする。
本発明は、円筒状外方部材を共通にしてその一端側に固定式継手部を配設すると共に他端側に摺動式継手部を配設し、固定式継手部の内方部材の端部に凹球面部を設けると共に摺動式継手部の内方部材から延びる軸部材の端部に凸球面部を設け、凹球面部と凸球面部からなる球対偶を介して固定式継手部と摺動式継手部を連結し、固定式継手部は、円筒状外方部材の内周面と内方部材の外周面との間に介在してボールを保持するケージを備え、ケージの外周面中心と内周面中心とを継手中心に対して等距離だけ軸方向にオフセットさせた固定式等速自在継手の組立方法であって、外方部材の一端側に固定式継手部のケージを挿入して配置し、そのケージの内部に内方部材を両者の軸線を一致させた状態で位相合わせして挿入することを特徴とする。
本発明では、固定式継手部と摺動式継手部とで円筒状外方部材を共通にしたことにより、その外方部材内に固定式と摺動式の二つの継手部を組み合わせた構造を具備する。つまり、外方部材の一端側に配設された固定式継手部の内方部材の端部に凹球面部を設けると共に、外方部材の他端側に配設された摺動式継手部の内方部材から延びる軸部材の端部に凸球面部を設け、凹球面部と凸球面部からなる球対偶を介して固定式継手部と摺動式継手部を連結したことにより、凸球面部と凹球面部からなる球対偶は、固定式継手部と摺動式継手部とを連結し、固定式継手部と摺動式継手部で共通の一点を中心とした球面案内機構となることで、この球面中心を作動角の中心とする固定式等速自在継手となる。
このように固定式継手部と摺動式継手部を共通の外方部材に組み込み、両者の固定式継手部と摺動式継手部を球対偶で連結した構造としたことにより、固定式継手部と摺動式継手部のそれぞれの作動角を加えた大きな作動角を実現することができ、固定式継手部と摺動式継手部間に凸球面部と凹球面部からなる球対偶が介在するのみであるため、構造が簡単で軽量コンパクトな固定式等速自在継手を提供できる。特に、固定式継手部の内方部材の端部に凹球面部を設けたことにより、固定式継手部の継手中心と球対偶の球面中心との離間距離を小さくすることができ、固定式等速自在継手の軸方向寸法のコンパクト化が容易となる。
また、この固定式等速自在継手では、固定式継手部におけるケージの外周面中心と内周面中心とを継手中心に対して等距離だけ軸方向に逆向きにオフセットさせることにより、内方部材を軸線を一致させた状態で位相合わせして組み込めるケージの形状が可能となる。その結果、固定式継手部の内方部材の端部に凹球面部を一体的に成形することが可能となる。
従来では、ケージに内方部材を組み付ける場合、ケージの軸線に対して内方部材の軸線を直交させた状態で、そのケージに内方部材を挿入するようにしていたことから、内方部材の軸方向寸法を長くすることができなかった。これに対して、本発明では、ケージの軸線に対して内方部材の軸線を一致させた状態で、そのケージに内方部材を位相合わせして挿入することができる。
これにより、内方部材の軸方向寸法を長くすることができ、内方部材の端部に球面径の大きな凹球面部を一体成形することができる。その結果、固定式継手部と摺動式継手部が作動角をとった時、凸球面部の付け根部に加わる大きな曲げモーメントに対してその付け根部の強度を確保するために凸球面部を大径化しようとする場合でも、球対偶の球面中心と固定式継手部の継手中心との離間距離を大きくすることなく、また、等速自在継手全体の軸方向寸法および径方向寸法も大きくなることなく、凸球面部およびその付け根部の大径化が可能となる。
なお、前述の球対偶は、切り欠き等による嵌め合い構造の凸球面部と凹球面部からなり、凸球面部と凹球面部の相対回転による位相合わせでもって両者の係合離脱を可能とした構造が望ましい。このようにすれば、凸球面部と凹球面部の係合離脱が容易に行える。
また、固定式継手部の内方部材に軸部材を嵌挿した構造の場合、軸部材は車輪軸受装置の内方部材の一部を構成し、その外周面に車輪軸受装置の軸受部のインナーレースが形成されている構造とすることが可能である。つまり、本発明は、ドライブシャフトの一端に設けられた固定式等速自在継手として採用することが可能であり、車輪が取り付けられる車輪軸受装置に軸部材を介して連結される。
本発明に係る固定式等速自在継手では、固定式継手部の内方部材の端部に凹球面部を設けたことにより、固定式継手部の継手中心と球対偶の球面中心との離間距離を小さくすることができ、固定式等速自在継手の軸方向寸法のコンパクト化が容易となる。また、固定式継手部におけるケージの外周面中心と内周面中心とを継手中心に対して等距離だけ軸方向にオフセットさせることにより、内方部材を軸線を一致させた状態で位相合わせして組み込めるケージの形状が可能となる。その結果、内方部材の軸方向寸法を長くすることができ、内方部材の端部に球面径の大きな凹球面部を一体成形することができ、凸球面部の大径化が容易となって強度の向上が図れる。その結果、例えば、近年における自動車のドライブシャフトに使用される固定式等速自在継手の高角化による前輪の操舵角の増大への要望に迅速に対応することができる。
本発明に係る固定式等速自在継手の実施形態を以下に詳述する。図1に示す実施形態の固定式等速自在継手は、固定式継手部10としてUJ、摺動式継手部20としてDOJをそれぞれ適用して組み合わせた構造を例示する。なお、固定式継手部10としてはBJ、摺動式継手部20としてはLJを適用して組み合わせることも可能である。
この実施形態の固定式等速自在継手は、円筒状外方部材である単一の外輪30を共通にしてその一端側(図示左側)に固定式継手部10(UJ)を配設すると共に他端側(図示右側)に摺動式継手部20(DOJ)を配設し、その固定式継手部10の内方部材である内輪12の端部(摺動式継手部20との対向端部)に凹球面部15を一体的に成形すると共に、摺動式継手部20の内方部材である内輪22にスプライン嵌合された軸部材であるシャフト21の端部(固定式継手部10との対向端部)に凸球面部25を一体的に成形し、その凹球面部15と凸球面部25からなる球対偶40を介して固定式継手部10の内輪12と摺動式継手部20のシャフト21を連結した構造を具備する。
この固定式等速自在継手に組み込まれた固定式継手部10は、内周面に軸方向に延びる複数のトラック溝31が円周方向等間隔に形成された外輪30を摺動式継手部20と共通にし、球面状外周面に外輪30のトラック溝31と対をなして軸方向に延びる複数のトラック溝16が円周方向等間隔に形成された内方部材である内輪12と、外輪30のトラック溝31と内輪12のトラック溝16間に介在してトルクを伝達する複数のボール14と、外輪30の内周面と内輪12の球面状外周面との間に介在して各ボール14を保持するケージ13とを備えている。複数のボール14は、ケージ13に形成されたポケット17に収容されて円周方向等間隔に配置されている。なお、内輪12の軸孔18には、後述の車輪軸受装置の軸部材81(図9参照)がスプライン嵌合により結合される。
この固定式継手部10では、外輪30のトラック溝31の曲率中心O11と内輪12のトラック溝16の曲率中心O12とを、継手中心O10に対して等距離Fだけ軸方向逆向きにオフセットしており、内輪12と外輪30とが角度変位すると、ケージ13のポケット17に収容されたボール14は常にどの作動角においても、その作動角の二等分面内に維持され、継手の等速性が確保される。
また、外輪30のトラック溝31は、外輪開口側(図示左側)に位置して曲率中心O11を持つ円弧部分と、その曲率中心O11から径方向に延びる線分がトラック溝31の底部と交わる部位を境として外輪反開口側に位置する軸方向と平行なストレート部分とで構成されている。同様に、内輪12のトラック溝16は、外輪反開口側に位置して曲率中心O12を持つ円弧部分と、その曲率中心O12から径方向に延びる線分がトラック溝16の底部と交わる部位を境として外輪開口側に位置する軸方向と平行なストレート部分とで構成されている。
また、この固定式継手部10のケージ13は、図2(a)(b)に示すように球面状外周面13aの曲率中心O13と球面状内周面13bの曲率中心O14とを継手中心Oに対して等距離f1だけ軸方向にオフセットしている。このようなケージオフセットを設けたことにより、各ポケット17間に位置する柱部11の軸方向一端側(図中X部分)で内輪12の球面状外周面と摺接する球面状内周面13bを確保すると共に、各ポケット17の軸方向一端側(図中Y部分)で球面状内周面13bを切り欠くことになり、そのポケット17位置での内径D1が内輪12の球面状外周面での外径D2(図3参照)よりも大きくなるように設定することができる。
その結果、従来では、ケージ13に内輪12を組み付ける場合、ケージ13の軸線に対して内輪12の軸線を直交させた状態で、そのケージ13に内輪12を挿入するようにしていたことから、内輪12の軸方向寸法を長くすることができなかったが、この実施形態では、後述するように、ケージ13の軸線に対して内輪12の軸線を一致させた状態で、ケージ13のポケット17と内輪12の球面状外周面とを位相合わせすることで、そのケージ13に内輪12を挿入することが可能となる(図3参照)。
一方、この固定式等速自在継手に組み込まれた摺動式継手部20は、内周面に軸線に平行な複数の直線状トラック溝31が円周方向等間隔に軸方向に沿って形成された外輪30を前述の固定式継手部10と共通にし、球面状外周面に外輪30のトラック溝31と対をなす軸線に平行な複数の直線状トラック溝26が円周方向等間隔に軸線に沿って形成された内方部材である内輪22と、外輪30のトラック溝31と内輪22のトラック溝26間に介在してトルクを伝達する複数のボール24と、外輪30の内周面と内輪22の球面状外周面との間に介在して各ボール24を保持するケージ23とを備えている。複数のボール24は、ケージ23に形成されたポケット27に収容されて円周方向等間隔に配置されている。
なお、外輪30における摺動式継手部20のトラック溝31は、固定式継手部10のトラック溝31と共通して形成されているが、固定式継手部10と摺動式継手部20とで個別に形成することも可能である。
内輪22の軸孔28には、軸部材であるシャフト21がスプライン嵌合により結合されており、それらシャフト21と外輪30との間で作動角度変位を許容しながらトルク伝達が可能な構造となっている。なお、シャフト21は、内輪22に対してスナップリング29により抜け止めされている。
また、外輪30とシャフト21との間には、内部からのグリース漏洩および外部からの異物侵入を防止するために樹脂あるいはゴム製の蛇腹状ブーツ60が装着されている。この蛇腹状ブーツ60の大径部は外輪30の外周面にブーツバンド61により固定され、その小径部はシャフト21の外周面にブーツバンド63により固定されている。
この摺動式継手部20では、ケージ23の球面状内周面の曲率中心O21と、外周面の球面状部分の曲率中心O22とは、継手中心O20に対して等距離f2だけ軸方向にオフセットされている。このケージオフセットにより、シャフト21と外輪30とが角度変位すると、ケージ23のポケット27に収容されたボール24は常にどの作動角においても、その作動角の二等分面内に維持され、継手の等速性が確保される。
これら固定式継手部10と摺動式継手部20を組み込んだ固定式等速自在継手では、固定式継手部10の内輪12の端部(摺動式継手部20との対向端部)に凹球面部15を一体的に成形すると共に、摺動式継手部20の内輪22から延びるシャフト21の端部(固定式継手部10との対向端部)に凸球面部25を一体的に成形し、それら凹球面部15と凸球面部25とを球面嵌合させている。なお、シャフト21の凸球面部25の付け根部には、継手が作動角をとった時に凹球面部15との干渉を回避するための逃げとして、シャフト径よりも小径の縊れ部25aを設けている。
この凹球面部15と凸球面部25からなる球対偶40を、固定式継手部10の内輪12と摺動式継手部20のシャフト21で共通の一点を中心Oとして球面案内機構とすることにより、この球面中心Oを作動角の中心とする固定式等速自在継手となる。
このように固定式継手部10と摺動式継手部20を共通の外輪30に組み込み、両者の固定式継手部10と摺動式継手部20を球対偶40で連結した構造としたことにより、固定式継手部10と摺動式継手部20のそれぞれの作動角を加えた大きな作動角を実現することができ、構造が簡単で軽量コンパクトな固定式等速自在継手を提供できる。特に、固定式継手部10の内輪12の端部に凹球面部15を設けたことにより、固定式継手部10の継手中心O10と球対偶40の球面中心Oとの距離L1を小さくすることができ、固定式等速自在継手の軸方向寸法のコンパクト化が容易となる。
通常、固定式継手部10(限界作動角50°)が摺動式継手部20(限界作動角30°)よりも構造上大きな作動角をとることができることから、前述したように球対偶40の球面中心Oから固定式継手部10の継手中心O10までの距離L1と、球対偶40の球面中心Oから摺動式継手部20の継手中心O20までの距離L2については、L1<L2の条件を満足するように設定すればよい。このように設定することにより、固定式継手部10に摺動式継手部20よりも大きな作動角を分担させることになり(固定式継手部10の作動角>摺動式継手部20の作動角)、例えば、固定式継手部10の作動角を35°、摺動式継手部20の作動角を25°とすることで、全体としての固定式等速自在継手において、より大きな作動角(最大作動角60°)が得られる。
この固定式等速自在継手の作動角は、前述したように固定式継手部10と摺動式継手部20に分配されるため、それぞれの作動角が限界作動角よりも小さくて済むため、ボールトラック端部に余裕ができ、また、荷重が各ボールトラックに均一に付与されることから強度の向上が図れる。また、固定式継手部10および摺動式継手部20の各作動角が固定式等速自在継手の作動角よりも小さくて済むことから、固定式継手部10および摺動式継手部20の構成部材間の相対変位が小さくなるため、耐久性の向上も図れる。これは、車両の常用角(直進状態での作動角)が大きい場合に特にその効果が顕著である。
なお、ボール14,24が8個の場合には、6個ボールタイプに比べて内輪12,22のシャフトスペースを広く確保することができるので、固定式継手部10の内輪12と摺動式継手部20のシャフト21間に位置する球対偶40(凹球面部15および凸球面部25)を形成し易くなる。
この固定式等速自在継手では、固定式継手部10におけるケージ13の球面状外周面13aの曲率中心O13と球面状内周面13bの曲率中心O14とを継手中心Oに対して等距離f1だけ軸方向にオフセットさせたことにより、図2(a)(b)に示すように各ポケット17間に位置する柱部11の軸方向一端側(図中X部分)で内輪12の球面状外周面と摺接する球面状内周面13bを確保すると共に、各ポケット17の軸方向一端側(図中Y部分)で球面状内周面13bを切り欠くことになり、そのポケット17位置での内径D1が内輪12の球面状外周面での外径D2(図3参照)よりも大きくなるように設定できる。その結果、内輪12を軸線を一致させた状態で位相合わせして組み込めるケージ13の形状が可能となる。これにより、内輪12の端部に凹球面部15を一体的に成形することが可能となる。
つまり、従来では、ケージ13に内輪12を組み付ける場合、ケージ13の軸線に対して内輪12の軸線を直交させた状態で、そのケージ13に内輪12を挿入するようにしていたことから、内輪12の軸方向寸法を長くすることができなかった。これに対して、この実施形態の場合、図3に示すように外輪30の一端側に挿入配置されたケージ13の軸線に対して内輪12の軸線を一致させた状態で、ケージ13のポケット17と内輪12の球面状外周面とを位相合わせすることで、そのケージ13に内輪12を挿入することができる。
これにより、内輪12の軸方向寸法を長くすることができ、内輪12の端部に球面径の大きな凹球面部15を一体成形することができる。その結果、固定式継手部10と摺動式継手部20が作動角をとった時、凸球面部25の縊れ部25aに加わる大きな曲げモーメントに対してその縊れ部25aの強度を確保するために凸球面部25を大径化しようとする場合でも、球対偶40の球面中心Oと固定式継手部10の継手中心O10との距離L1を大きくすることなく、また、等速自在継手全体の軸方向寸法および径方向寸法も大きくなることなく、凸球面部25およびその縊れ部25aの大径化が可能となる。
前述のようにして、ケージ13に内輪12を組み込んだ後、図4に示すようにケージ13および内輪12を作動角以上に大きく傾けた状態で外輪30の開口端側にケージ13のポケット17を覗かせてボール14を組み込む。
次に、図5に示すように端部に凸球面部25が形成されたシャフト21を外輪10の他端側から挿入して固定式継手部20の凹球面部15に凸球面部25を球面嵌合させて球対偶40を形成する。ここで、図7(a)(b)に示すように凹球面部15の内周面の円周方向等間隔に複数の切り欠き15cを設けると共に、図8(a)(b)に示すように凸球面部25の外周面の円周方向等間隔に前述の凹球面部15の切り欠き15cと対応させて複数の切り欠き25cを設ける。
この構造に基づいて、凹球面部15と凸球面部25の球面嵌合は、以下の要領でもって行う。つまり、凹球面部15の切り欠き15cと凸球面部25の切り欠き25cを対応させて位相合わせした状態で、凹球面部15に凸球面部25を嵌め込んだ上で両者を相互に回転させることにより球対偶40を形成することが可能である。
一方、摺動式継手部20については、図6に示すように摺動式継手部20の内輪22、ケージ23およびボール24を組んだ継手アッセンブリ体70を用意し、外輪30に配設された固定式継手部20の凹球面部15と球面嵌合した凸球面部25を有するシャフト21に、前述の継手アッセンブリ体70の内輪22を外輪30の他端側(図示右側)から挿入してスプライン嵌合させ、スナップリング29で抜け止めする。このように継手アッセンブリ体70を外輪30に組み込むことで摺動式継手部20を外輪30の他端側に配設する。なお、この継手アッセンブリ体70を外輪30に組み込むに際しては、外輪30のトラック溝31に継手アッセンブリ体70の内輪22のトラック溝26を位相合わせした上で継手アッセンブリ体70を外輪30に挿入する。その後、摺動式継手部20にブーツ60を装着することにより固定式等速自在継手の組立を完了する(図1参照)。
この固定式等速自在継手は図9に示す車輪軸受装置に組み付けられる。同図に示す車輪軸受装置は、内方部材を構成するハブ輪80および軸部材81、複列の転動体82,83、外輪84を主要な構成要素としている。
ハブ輪80は、その外周面にアウトボード側のインナーレース85が形成されると共に、車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ86を備えている。この車輪取付フランジ86の円周方向等間隔に、ホイールディスクを固定するためのハブボルト87が植設されている。なお、このハブ輪80の軸孔内周面には、軸部材81のアウトボード側の軸部81aとトルク伝達可能に結合させるための雌スプラインが形成されている。
軸部材81は、中央部分の大径部81bとその大径部81bの両側に一体に設けられた軸部81a,81cとで構成され、大径部81bの外周面にインボード側のインナーレース88が形成されている。ハブ輪80のアウトボード側のインナーレース85と軸部材81のインボード側のインナーレース88とで複列のインナーレース85,88を構成している。
この軸部材81のインボード側の軸部81cを、図10に示すように前述の固定式等速自在継手の固定式継手部10の内輪12の軸孔18に圧入してスプライン嵌合によりトルク伝達可能に連結する。この軸部81cは、固定式継手部10の内輪12に対してスナップリング89により抜け止めされている。また、軸部材81のアウトボード側の軸部81aを、ハブ輪80の軸孔90に圧入してスプライン嵌合によりトルク伝達可能に連結し、その軸部81aの端部にナット91を螺合させて締め付けることにより、ハブ輪80に軸部81aを固定する。これにより、ハブ輪80のインボード側端面と軸部材81の大径部81bの端面とが突き合わされて軸受部92に予圧が付与される。
外輪84は、内周面にハブ輪80および軸部材81のインナーレース85,88と対向する複列のアウターレース93,94が形成され、車体(図示せず)に取り付けるための車体取付フランジ95を備えている。この車体取付フランジ95は、車体の懸架装置(図示せず)から延びるナックル96に嵌合されてボルト97により固定される。
軸受部92は、複列のアンギュラ玉軸受構造で、ハブ輪80および軸部材81の外周面に形成されたインナーレース85,88と外輪84の内周面に形成されたアウターレース93,94との間に転動体82,83を介在させ、各列の転動体82,83を保持器(図示せず)により円周方向等間隔に支持した構造を有する。なお、この軸受部92では、その内部に所定の軸受すきまが設定されている。
軸受部92の両端開口部には、ハブ輪80と軸部材81の外周面に摺接するように、外輪84とハブ輪80および軸部材81との環状空間を密封する一対のシール98,99が外輪84の両端部内径に嵌合され、内部に充填されたグリースの漏洩ならびに外部からの水や異物の侵入を防止するようになっている。
この車輪軸受装置の軸部材81と固定式等速自在継手の外輪30との間には、内部からのグリース漏洩および外部からの異物侵入を防止するために樹脂あるいはゴム製の蛇腹状ブーツ50が装着されている。この蛇腹状ブーツ50の小径部は軸部材81の大径部81bの外周面にブーツバンド51により固定され、その大径部は外輪30の外周面にブーツバンド53により固定されている。
本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係る固定式等速自在継手の実施形態を示す縦断面図である。 (a)は図1の固定式継手部のケージを示し、(b)のA−O−B線に沿う縦断面図、(b)は(a)の右側面図である。 図1の固定式継手部の組み立て要領を説明するためのもので、外輪に組み付けられたケージに内輪を組み付ける状態を示す縦断面図である。 図1の固定式継手部の組み立て要領を説明するためのもので、外輪に組み付けられたケージおよび内輪にボールを組みつける状態を示す縦断面図である。 図1の摺動式継手部の組み立て要領を説明するためのもので、内輪の凹球面部にシャフトの凸球面部を球面嵌合させる状態を示す縦断面図である。 図1の摺動式継手部の組み立て要領を説明するためのもので、外輪に継手アッセンブリ体を組み付ける状態を示す縦断面図である。 (a)は固定式継手部において、切り欠きを設けた凹球面部を示す縦断面図、(b)は(a)の右側面図である。 (a)は摺動式継手部において、切り欠きを設けた凸球面部を示す縦断面図、(b)は(a)の右側面図である。 図1の固定式等速自在継手に連結される車輪軸受装置を示す縦断面図である。 図1の固定式等速自在継手と図9の車輪軸受装置を連結させた状態を示す縦断面図である。 本発明の前提となる固定式等速自在継手の一例を示す縦断面図である。
符号の説明
10 固定式継手部(UJ)
12 固定式継手部の内方部材(内輪)
13 ケージ
14 ボール
15 凹球面部
20 摺動式継手部(DOJ)
21 摺動式継手部の軸部材(シャフト)
22 摺動式継手部の内方部材(内輪)
25 凸球面部
30 外方部材(外輪)
40 球対偶
70 継手アッセンブリ体
81 軸部材
88 インナーレース
92 軸受部
O 継手中心
13 ケージの外周面中心
14 ケージの内周面中心

Claims (6)

  1. 円筒状外方部材を共通にしてその一端側に固定式継手部を配設すると共に他端側に摺動式継手部を配設し、前記固定式継手部の内方部材の端部に凹球面部を設けると共に前記摺動式継手部の内方部材から延びる軸部材の端部に凸球面部を設け、前記凹球面部と凸球面部からなる球対偶を介して前記固定式継手部と摺動式継手部を連結したことを特徴とする固定式等速自在継手。
  2. 前記固定式継手部は、円筒状外方部材の内周面と内方部材の外周面との間に介在してボールを保持するケージを備え、ケージの外周面中心と内周面中心とを継手中心に対して等距離だけ軸方向にオフセットさせた請求項1に記載の固定式等速自在継手。
  3. 前記球対偶は、嵌め合い構造の凸球面部と凹球面部からなり、前記凸球面部と凹球面部の相対回転による位相合わせでもって両者の係合離脱を可能とした請求項1又は2に記載の固定式等速自在継手。
  4. 前記固定式継手部の内方部材に軸部材を嵌挿し、前記軸部材は、車輪軸受装置の内方部材の一部を構成し、その外周面に前記車輪軸受装置の軸受部のインナーレースが形成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の固定式等速自在継手。
  5. 円筒状外方部材を共通にしてその一端側に固定式継手部を配設すると共に他端側に摺動式継手部を配設し、前記固定式継手部の内方部材の端部に凹球面部を設けると共に前記摺動式継手部の内方部材から延びる軸部材の端部に凸球面部を設け、前記凹球面部と凸球面部からなる球対偶を介して前記固定式継手部と摺動式継手部を連結し、前記固定式継手部は、円筒状外方部材の内周面と内方部材の外周面との間に介在してボールを保持するケージを備え、ケージの外周面中心と内周面中心とを継手中心に対して等距離だけ軸方向にオフセットさせた固定式等速自在継手の組立方法であって、
    前記外方部材の一端側に固定式継手部のケージを挿入して配置し、そのケージの内部に内方部材を両者の軸線を一致させた状態で位相合わせして挿入することを特徴とする固定式等速自在継手の組立方法。
  6. 前記球対偶は、嵌め合い構造の凸球面部と凹球面部からなり、前記凸球面部と凹球面部の相対回転により位相合わせしながら両者を係合離脱させる請求項5に記載の固定式等速自在継手の組立方法。
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