JP2008251825A - 半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】フローティングゲートを有するスプリットゲート型不揮発性半導体記憶装置において、コントロールゲートの側壁に、シリサイド・ショートを防止できるのに十分な高さの側壁絶縁膜を形成することができる製造方法を提供する。
【解決手段】半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板1に形成したPウエル4上にゲート絶縁膜2を介してフローティングゲート用の導電体層16を形成する工程と、導電体層16上にTEOS−NSG等の第1のシリコン酸化膜から構成される第1のスペーサ10と、第1のスペーサ10と隣接し第1のシリコン酸化膜10よりもエッチングレートが遅い第2の高温シリコン酸化膜から構成される第2のスペーサ11と、を形成する工程と、第1及び第2のスペーサ10,11をマスクにして導電体層16を選択的に除去する工程と、第1のスペーサ10を除去して導電体層16の一部を露出させる工程と、を含む。
【選択図】図7

Description

本発明は半導体記憶装置の製造方法に関し、特にフローティングゲートを有する不揮発性半導体記憶装置の製造方法に関する。
電源を切ったとしても記憶データの保持が可能である不揮発性半導体記憶装置として、フローティングゲートを備えた不揮発性半導体記憶装置が知られている。このような不揮発性半導体記憶装置は、フローティングゲートに対する電荷の蓄積・放出を行うことで、記憶データの書き込み・消去を行うことができる。
また、フローティングゲートを備えた不揮発性半導体記憶装置の一種として、スプリットゲート型不揮発性半導体記憶装置が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。図10は、特許文献1に記載のスプリットゲート型不揮発性半導体記憶装置を示す。
図10に示されるように、シリコン基板31の表層に、ソース拡散領域32及びドレイン拡散領域33が形成されている。また、シリコン基板31上には、ゲート酸化膜34を介してフローティングゲート35が形成されている。コントロールゲート36は、トンネル酸化膜37によって、フローティングゲート35と電気的に絶縁されている。フローティングゲート35のコントロールゲート36に対向する箇所は、先端が尖った形状(Tip部35a)となっている。
図10に示されるスプリットゲート型不揮発性半導体記憶装置では、書き込みは、ソース拡散領域32とドレイン拡散領域33の間に印加された高電圧によって発生したホットエレクトロンが、シリコン基板31の表面から酸化膜へのエネルギー障壁を越えてフローティングゲート35に注入されることで行われる。また、消去は、フローティングゲート35に注入されている電子が、コントロールゲート36へ引き抜かれることで行われる。特に、Tip部35a周辺には、その形状により強い電界が発生し、電子は主にそのTip部35aからコントロールゲート36へ移動する。このように、Tip部35aは、消去の際の電子の引き抜きの効率を向上させるものである。
次に、図10に示されるスプリットゲート型不揮発性半導体記憶装置の製造方法について、図11を参照して説明する。図11(a)に示されるように、フローティングゲート用のポリシリコン膜38上には、第1のNSGスペーサ39と第2のNSGスペーサ40が形成される。第1のNSGスペーサ39は、TEOS(テトラエトキシシラン)−NSG(Nondoped Silicate Glass)膜をエッチバックして形成され、その後アニール処理により焼き締められて緻密な膜となっている。一方、第2のNSGスペーサ40も、同様にTEOS−NSG膜をエッチバックして形成されるが、その後のアニール処理は行われていない。すなわち、第2のNSGスペーサ40は、第1のNSGスペーサ39に比べて粗膜で形成されている。
また、ポリシリコン膜38の一部に開口部が設けられ、開口部に対応してソース拡散領域32が形成される。ソース拡散領域32上のポリシリコンプラグ41の側面と上部には、絶縁膜が形成されている。側面の絶縁膜は、TEOS−NSG膜をエッチバックして形成され、上部の絶縁膜は、熱酸化処理によって形成される。
次に、図11(b)に示されるように、第1のNSGスペーサ39、第2のNSGスペーサ40及びポリシリコンプラグ41上部の絶縁膜をマスクとして、ポリシリコン膜38が選択的に除去される。このエッチングよって第1のNSGスペーサ39及び第2のNSGスペーサ40の直下に残されたポリシリコン膜38が、フローティングゲート35となる。
次に、図11(c)に示されるように、5%のフッ酸を用いて、第1のNSGスペーサ39が除去される。このようにして、フローティングゲート35のTip部35aが露出される。
次に、露出されたTip部35aを覆うようにトンネル酸化膜37が形成された後、全面にコントロールゲート用のポリシリコン膜が形成される。その後、エッチバックにより、トンネル酸化膜37を介して第2のNSGスペーサ40及びフローティングゲート35の側壁にコントロールゲート36が形成される。続いて、全面に酸化膜が形成され、エッチバックにより、コントロールゲート36の側壁に側壁絶縁膜が形成される。その後、イオン注入により、ドレイン拡散領域33が形成された後、コントロールゲート36の上部とドレイン拡散領域33の表面がシリサイド化される。このようにして、図10に示されるスプリットゲート型不揮発性半導体記憶装置が形成される。
また、特許文献2には、特許文献1とは異なるスプリットゲート型不揮発性半導体記憶装置の製造方法が記載されている。フローティングゲート上に形成される2個のスペーサは、特許文献1では、酸化膜(NSG膜)のみで形成されていたのに対し、特許文献2では、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とで形成される。また、特許文献1の製造方法では、図11(a)の工程の前に、第1のNSGスペーサの片側にシリコン窒化膜から形成される犠牲層が使用されているが、特許文献2では、ポリシリコン膜から形成される犠牲層が使用されている。そのため、特許文献2のスプリットゲート型不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、特許文献1に比べていくつかの追加の製造工程が必要となり、製造コストが増加してしまうという問題があった。
特開2004−200181 特開2004−214411
図10に示されるように、コントロールゲート36の上部とドレイン拡散領域33の表層は、低抵抗化を目的としてシリサイド化されている。このとき、シリサイド同士がショート(シリサイド・ショート)しないようにするためにコントロールゲート36の側壁には、側壁絶縁膜が形成されている。すなわち、側壁絶縁膜が十分な高さに形成されないと、シリサイド・ショートが生じてしまう恐れがある。前述したように、側壁絶縁膜は、エッチバックにより、コントロールゲート36の側壁として形成されるため、側壁絶縁膜の高さは、コントロールゲート36の高さに依存する。また、コントロールゲート36は、エッチバックにより、第2のNSGスペーサ40の側壁として形成されるため、コントロールゲート36の高さは、第2のNSGスペーサ40の高さに依存する。
しかしながら、図11(c)に示されるように、第1のNSGスペーサ39は、5%のフッ酸を用いたウェットエッチングにより除去される。このとき、第2のNSGスペーサ40の上部も露出されているため、第2のNSGスペーサ40に対するエッチングも同時に行われてしまう。特に、特許文献1では、第1のNSGスペーサ39は、緻密な膜で形成され、第2のNSGスペーサ40は、粗膜で形成されている。すなわち、第2のNSGスペーサ40は、第1のNSGスペーサ39に対してエッチングレートが速い。そのため、第1のNSGスペーサ39が除去される間に、第2のNSGスペーサ40の上部に対するエッチングが進行することになり、その結果、側壁絶縁膜が形成されるために必要な第2のNSGスペーサ40の高さが確保できなくなってしまうという問題が生じてしまう。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体層上にゲート絶縁膜を介してフローティングゲート用の導電体層を形成する工程と、前記導電体層上に第1のシリコン酸化膜から構成される第1のスペーサと、該第1のスペーサと隣接し前記第1のシリコン酸化膜よりもエッチングレートが遅い第2のシリコン酸化膜から構成される第2のスペーサと、を形成する工程と、前記第1及び前記第2のスペーサをマスクにして前記導電体層を選択的に除去する工程と、前記第1のスペーサを除去して前記導電体層の一部を露出させる工程と、を含む、ことを特徴とする。
このように、第2のスペーサのエッチングレートは、第1のスペーサのエッチングレートに比べて遅いため、第1のスペーサの除去時に生じる第2のスペーサのエッチング量を抑制することができる。すなわち、第2のスペーサの高さが十分確保されることにより、第2のスペーサの側壁に形成されるコントロールゲートの高さも十分確保される。その結果、コントロールゲートの側壁に形成される側壁絶縁膜は、シリサイド・ショートを防止できるのに十分な高さで形成可能となる。
本発明によれば、コントロールゲートの側壁に、シリサイド・ショートを防止できるのに十分な高さの側壁絶縁膜を形成することができるため、半導体記憶装置の生産性及び信頼性の向上を図ることができる。
添付図面を参照して、本発明の実施の形態に係るスプリットゲート型不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法を説明する。
1.構造
図1(a)は、本発明の実施の形態に係るスプリットゲート型不揮発性半導体記憶装置の構造を示す断面図を、図1(b)は、上方向から見たときの平面図(平面レイアウト)をそれぞれ示したものである。図1(a)の断面は、図1(b)のA−A’における断面に相当する。また、図1(a)及び図1(b)は、2個のメモリセルを示したものであり、共通のプラグ14に対してメモリセルトランジスタが、対称に配置されている。点線で囲われた部分が、1個のメモリセル(1Cell)に相当し、1ビットデータの記憶が可能である。
図1(a)に示されるように、P型のウエルであるPウエル4と、N型の不純物領域でありソースあるいはドレインとなる第1のソース/ドレイン拡散領域13及び第2のソース/ドレイン拡散領域22が、半導体基板であるシリコン基板1にそれぞれ形成されている。第1のソース/ドレイン拡散領域13上には、プラグ14が形成され、プラグ14の両側には、第1のプラグ絶縁膜12が形成されている。
また、プラグ14の両側には、第1のプラグ絶縁膜12を挟んで、フローティングゲート(FG)16が形成されている。すなわち、第1のプラグ絶縁膜12は、プラグ14とFG16との間の電気的分離を行うための役割を果たしている。FG16とシリコン基板1との間には、ゲート絶縁膜2が形成されている。FG16は、第1のソース/ドレイン拡散領域13の一部とオーバーラップしており、ゲート絶縁膜2を通して、FG16と第1のソース/ドレイン拡散領域13は、容量結合している。また、FG16上には、高温酸化膜からなる第2のスペーサ11が形成されている。更に、第1のプラグ絶縁膜12と接しないFG16の端部には、トンネル絶縁膜17が接触している。このようにFG16は、第1のプラグ絶縁膜12、ゲート絶縁膜2、第2のスペーサ11及びトンネル絶縁膜17で囲まれており、外部から電気的に隔離されている。このFG16中に保持される電荷量に依存して、メモリセルの閾値電圧が変化する。
更に、コントロールゲート(CG)19は、FG16に対して、プラグ14と反対側の位置に形成されている。また、CG19の一部分は、FG16からCG19方向に延びるFG16の尖り形状のTip部16aを覆うように形成され、残りの大半の部分は、シリコン基板31上の領域に形成されている。トンネル絶縁膜17は、CG19とFG16との間だけでなく、CG19とシリコン基板1との間にも介在している。このように、本実施の形態に係るメモリセルは、過剰消去に起因するエラー発生を防止することができるメモリ構造を有している。なお、低抵抗化を目的として、CG19の上部、第2のソース/ドレイン領域22の表面及びプラグ14の上部は、シリサイド化され、それぞれ第1のシリサイド層23、第2のシリサイド層24及び第3のシリサイド層25が形成されている。シリサイド層23とシリサイド層24は、側壁絶縁膜21によって、ショートしないように分離されている。
また、図1(a)に示されるスプリットゲート型不揮発性半導体記憶装置のメモリセルは、FG16、CG19、プラグ14、第1のプラグ絶縁膜12及び第2のスペーサ11が、自己整合的に形成されていることがわかる。これらの構造的特徴は、後述する特有な製造方法により現われる。
図1(b)に示されるように、図1(a)の断面(A−A’)方向に対して垂直な方向に、プラグ14、FG16及びCG19が形成され、プラグ14に対して対称に、FG16及びCG19が配置されている。一方、図1(a)の断面(A−A’)方向に対して平行な方向に、素子分離領域であるShallow Trench Isolation(STI)が形成され、素子の電気的な分離を図っている。図1(b)の平面レイアウトでは、FG16がSTIによって分離されているのが理解できる。
2.動作
次に、本実施の形態に係るスプリットゲート型不揮発性半導体記憶装置の動作(書き込み、消去、読み出し)について説明する。書き込みは、ソースサイドチャネルホットエレクトロン(CHE:Channel Hot Electron)注入よって行われる。この場合、第1のソース/ドレイン拡散領域13はドレインとして、第2のソース/ドレイン拡散領域22はソースとして、それぞれ機能する。例えば、CG19には、+1.6Vの電圧が印加され、第1のソース/ドレイン拡散領域13には、+7.6Vの電圧が印加され、第2のソース/ドレイン拡散領域22には、+0.3Vの電圧が印加される。第2のソース/ドレイン拡散領域22から放出された電子は、チャネル領域の強電界により加速され、CHEとなる。特に、第1のソース/ドレイン拡散領域13とFG16との容量カップリングによってFG16の電位も高くなっており、CG19とFG16との間の狭いギャップには、強電界が発生する。その強電界により生成された高エネルギーのCHEが、ゲート絶縁膜2を通じてFG16に注入される。このような注入は、ソースサイドインジェクション(SSI:Source Side Injection)と呼ばれ、SSIによれば、電子注入効率が向上し、印加電圧を低く設定することが可能となる。FG16に電子が注入されることにより、メモリセルの閾値電圧が上昇する。
消去は、FN(Fowler Nordheim)トンネル方式で行われる。例えば、CG19には、+12.0Vの電圧が印加され、第1のソース/ドレイン拡散領域13、第2のソース/ドレイン拡散領域22及びシリコン基板1の電圧は、0Vに設定される。その結果、CG19とFG16との間のトンネル絶縁膜17に高電界が印加され、FNトンネル電流が流れる。これによりFG16内の電子が、トンネル絶縁膜17を通じて、CG19に引き抜かれる。特に、FG16のTip部16a周辺には、その尖り形状により強い電界が発生し、FG16内の電子は、主としてそのTip部16aからCG19に放出される。強電界が発生するTip部16aは、電子の引き抜き効率を向上させていると言える。FG16から電子が引き抜かれることにより、メモリセルの閾値電圧が減少する。
なお、過消去によりFG16に関する閾値電圧が負になった場合、FG16の下部にはチャネルが常時発生し得る。しかしながら、チャネル領域上にはCG19も設けられているため、メモリセルが常にオン状態となってしまうことを防止できる。このように、本実施の形態のメモリセルは、過剰消去エラーが防止されるという利点を有する。
読み出しの際には、第1のソース/ドレイン拡散領域13はソースとして、第2のソース/ドレイン拡散領域22はドレインとして、それぞれ機能する。例えば、CG19には、+2.7Vの電圧が印加され、第2のソース/ドレイン拡散領域22には、+0.5Vの電圧が印加され、第1のソース/ドレイン拡散領域13及びシリコン基板1の電圧は、0Vに設定される。消去セルの場合、閾値電圧は低く、読み出し電流Icellが流れる。一方、書き込み(プログラム)セルの場合、閾値電圧は高く、読み出し電流Icellがほとんど流れない。この読み出し電流Icellを検出することによって、プログラムセルか消去セルかを判定することができる。
3.製造方法
図2乃至図9は、本実施の形態に係るスプリットゲート型不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示す断面図である。これらの図面は、図1(b)におけるA−A’に沿った断面を示すものである。
まず、図2(a)に示されるように、シリコン基板1上に絶縁膜であるゲート酸化膜2が、例えば100Åの膜厚で形成される。続いて、ゲート酸化膜2上に導電体膜であるFG薄膜3(例えば、ポリシリコン薄膜)が形成される。その後、通常のSTIプロセス技術を用いて、図1(b)におけるA−A’に対して平行に、図2(a)には図示されない断面において、素子分離領域であるSTIが形成される。
次に、図2(b)に示されるように、全面に対してP型不純物(例えば、硼素(B))のイオン注入が行なわれ、シリコン基板1内にPウエル4が形成される。
次に、図2(c)に示されるように、FG薄膜3上に、例えばLPCVDにより、犠牲層であるシリコン窒化膜5が、例えば3500〜4000Åの膜厚で形成される。このシリコン窒化膜5の膜厚は、側壁絶縁膜21の高さを決める基となるパラメータである。後の工程の説明で詳述されるが、側壁絶縁膜21は、エッチバックにより、CG16の側壁に形成される。また、CG16はエッチバックにより、第2のスペーサ11の側壁に形成される。そして、第2のスペーサ11は、エッチバックにより、シリコン窒化膜5の側壁に形成される。すなわち、最初に形成されるシリコン窒化膜5の膜厚が薄すぎると、必要な高さの側壁絶縁膜21を得ることができなくなってしまう。シリサイド・ショートを防止するためには、側壁絶縁膜21は、例えば1600Åの高さが必要となり、そのためには、シリコン窒化膜5の膜厚が、例えば3500〜4000Å必要になる。
その後、シリコン窒化膜5上にフォトレジスト膜6が塗布される。続いて、リソグラフィー技術により、フォトレジスト膜6がパターニングされ、開口部を有するマスクパターンが形成される。
次に、図3(a)に示されるように、パターニングされたフォトレジスト膜6をマスクとして、シリコン窒化膜5に対する異方性のドライエッチングが行なわれる。その結果、シリコン窒化膜5に開口部が形成される。その後、シリコン窒化膜5上のフォトレジスト膜6は、アッシングにより、除去される。
次に、図3(b)に示されるように、全面に対するイオン注入により、P型不純物(例えば、硼素)の選択注入が行なれ、閾値電圧コントロール用のP型不純物拡散領域7が形成される。
次に、図3(c)に示されるように、シリコン窒化膜5をマスクとして、FG薄膜3の一部がドライエッチングにより除去される。一部が除去されたFG薄膜3の端部は、スロープ状となっており、FG16のTip部16aになる。なお、このドライエッチングにおいては、シリコン窒化膜5の下へスロープ形状を延ばすように、アンダーエッチを行ってもよい。その場合には、FG薄膜3が横方向に、例えば200〜300Å程度、エッチングされる。また、この工程の後、FG薄膜3のスロープ形状の表面上を熱酸化してもよい。
次に、図4(a)に示されるように、LPCVDにより、例えば100〜200Åの膜厚で、全面にシリコン酸化膜の一種のNSG(Nondoped Silicate Glass)膜であるTEOS−NSG膜8が形成される。また、この工程の後、熱処理により、TEOS−NSG膜8の焼き締めを行ってもよい。但し、この場合、焼き締められたTEOS−NSG膜8が、次の工程で形成される高温酸化膜9よりも、硬くならないようにする。すなわち、焼き締めを行ったとしても、TEOS−NSG膜8のエッチングレートが、高温酸化膜9のエッチングレートよりも速くなっている必要がある。
次に、図4(b)に示されるように、800℃のCVDにより、例えば1900〜2000Åの膜厚で、TEOS−NSG膜8上にシリコン酸化膜が高温酸化膜(High Temperature Oxide)9として形成される。
次に、図4(c)に示されるように、高温酸化膜9及びTEOS−NSG膜8がエッチバックされ、開口部におけるシリコン窒化膜5の側壁に、第1のスペーサ10及び第2のスペーサ11から構成される2層のスペーサが形成される。TEOS−NSG膜8と高温酸化膜9の形成後、2層の膜は連続してエッチバックされるため、第2のスペーサ11は、第1のスペーサ10の上に形成されるとともに、第2のスペーサ11は、第1のスペーサ10の側壁に形成される。換言すれば、第1のスペーサ10は、第2のスペーサ11の下側と片側側面を覆うように形成される。
なお、第1のスペーサ10及び第2のスペーサ11は、別々に形成されてもよい。すなわち、TEOS−NSG膜8が形成され、エッチバックにより、第1のスペーサ10が形成される。その後、高温酸化膜9が形成され、エッチバックにより、第2のスペーサ11が形成されるようにしてもよい。
また、高温酸化膜9から構成された第2のスペーサ11は、TEOS−NSG膜8から構成された第1のスペーサ10に比べて硬く、緻密な膜となっている。すなわち、第2のスペーサ11のエッチングレートは、第1のスペーサ10のエッチングレートよりも遅くなる。
次に、図5(a)に示されるように、ドライエッチングにより、シリコン窒化膜5、第1のスペーサ10及び第2のスペーサ11をマスクとして、FG薄膜3が選択的に除去される。これにより、FG16の片側側面が形成される。
次に、CVDにより、全面に絶縁膜(例えば、高温シリコン酸化膜)形成される。その後、エッチバックが行われ、図5(b)に示されるように、開口部内におけるFG薄膜3、第1のスペーサ10及び第2のスペーサ11の側壁に、第1のプラグ絶縁膜12が形成される。
次に、図5(c)に示されるように、全面に対し、例えば注入エネルギー40keV、ドーズ量5×1015cm−2の条件で、N型不純物である砒素と燐(P)のイオン注入が、シリコン窒化膜5、第1のスペーサ10、第2のスペーサ11及び第1のプラグ絶縁膜12をマスクとして行われる。これにより、開口部の位置に対応する半導体基板内に、第1のソース/ドレイン拡散領域13が形成される。
次に、シリコン窒化膜5、第1のスペーサ10、第2のスペーサ11及び第1のプラグ絶縁膜12をマスクとして、異方性のドライエッチングが行われ、開口部におけるゲート酸化膜2が選択除去される。続いて、全面に導電体膜(例えば、ポリシリコン膜)が形成され、CMP(Chemical Mechanical Polishing)が行われる。その後、エッチバックにより、図6(a)に示されるように、導電体膜が埋設して構成されたプラグ14が形成される。
次に、プラグ14上部の酸化の促進を目的として、全面に対し、例えば注入エネルギー40keV、ドーズ量5×1015cm−2の条件で、N型不純物である砒素のイオン注入が行なわれる。その後、図6(b)に示されるように、熱酸化処理により、プラグ14上部に、第2のプラグ絶縁膜15が形成される。
次に、図6(c)に示されるように、燐酸を用いたウェットエッチングにより、犠牲層であるシリコン窒化膜5が除去される。このウェットエッチングは、例えば、HPO(濃度86%)、160℃の液中に、所定の時間浸すことで行われる。
次に、図7(a)に示されるように、第1のスペーサ10、第2のスペーサ11及び第2のプラグ絶縁膜15をマスクとして、ドライエッチングにより、FG薄膜3が選択的に除去される。これにより、第1のスペーサ10直下に残されたFG薄膜3は、FG16となる。
次に、図7(b)に示されるように、ウェットエッチングにより、FG16のTip部16aの上部に形成されている第1のスペーサ10が除去される。これにより、FG16のTip部16aが露出される。ウェットエッチングは、例えば、5%のフッ酸を用いて、30秒間行われる。なお、第2のスペーサ11の下部に形成されている第1のスペーサ10は除去されずに残る。
このウェットエッチングでは、第2のスペーサ11の上部が露出されているので、これに対するエッチングも同時に進行することなる。しかしながら、高温酸化膜9から構成される第2のスペーサ11は、TEOS−NSG膜8から構成される第1のスペーサ10に対して硬く緻密な膜となっているため、第2のスペーサ11のエッチングレートは、第1のスペーサ10のエッチングレートに比べて遅い。すなわち、このウェットエッチングは、第1のスペーサ10を除去することが目的であるため、第1のスペーサ10が除去されるまでの短いエッチング時間では、第2のスペーサ11に対するエッチング量は少なく抑えられる。
換言すれば、第1のスペーサ10除去時の酸化膜エッチングでの第1のスペーサ10(TEOS−NSG膜8)/第2のスペーサ11(高温酸化膜9)選択比を向上させているため、第2のスペーサ11の上部が、ウェットエッチングにより、大きく目減りしてしまうことを防止することができる。そのため、必要な高さの側壁絶縁膜21を得ることができる第2のスペーサ11の高さを確保することができる。
なお、このウェットエッチングによる第2のスペーサ11のエッチング量を考慮して、シリコン窒化膜5を十分に厚く形成することも可能である。しかしながら、その場合には、シリコン窒化膜5に形成される開口部が高アスペクト比となり、スペーサの形成時等において、開口部内におけるエッチングやCVDによる成膜の制御が難しくなる問題が生じる。したがって、シリコン窒化膜5の膜厚は、必要以上に厚くすることができないため、第2のスペーサ11が製造工程の途中で目減りしてしまう量を抑えることが重要となる。
また、このウェットエッチングの際には、他の露出している酸化膜であるゲート絶縁膜2と第2のプラグ絶縁膜15についてもエッチングが行われる。このとき、ゲート酸化膜2は、露出部分が選択的に除去される。一方、プラグ14の上部は、第2のプラグ絶縁膜15で覆われており、このウェットエッチングでは、露出されることはない。なお、第1のスペーサ10は、ウェットエッチングにより除去されることを説明したが、ドライエッチングを用いて第1のスペーサ10が除去されても構わない。
次に、図7(c)に示されるように、全面にトンネル絶縁膜(例えば、シリコン酸化膜)17が形成される。図7(b)に示される工程において、Tip部16aの周辺の酸化膜は完全に除去されているので、露出されているTip部16a周辺に、均一にトンネル絶縁膜17が形成され得る。この領域に形成されるトンネル絶縁膜17は、フローティングゲート16と後の工程で形成されるコントロールゲート19とを電気的に分離する役割を担う。また、図7(b)に示される工程において、除去されたゲート絶縁膜2が形成されていた領域に形成されるトンネル絶縁膜17は、シリコン基板1とコントロールゲート19とを電気的に分離する役割を担う。
次に、図8(a)に示されるように、トンネル絶縁膜17上に導電体膜であるCG膜(例えば、ポリシリコン膜)18が形成される。
次に、CG膜18に対してエッチバックが行なわれ、図8(b)に示されるように、トンネル絶縁膜49を介して、第2のスペーサ11及びFG16の側壁に、CG19が形成される。その後、砒素のイオン注入により、LDD領域20が形成される。
次に、全面に絶縁膜(例えば、シリコン酸化膜)が形成された後、エッチバックにより、図8(c)に示されるように、CG19の側壁に、例えば1600Åの高さで側壁絶縁膜21が形成される。その際、同時に、露出されているトンネル絶縁膜17及び第2のプラグ絶縁膜15が除去される。
次に、図9に示されるように、全面に対してN型不純物である砒素及び燐のイオン注入が行われ、第2のソース/ドレイン拡散領域22が形成される。
次に、CG19の上部、第2のソース/ドレイン拡散領域22の表面及びプラグ14の上部がシリサイド化される。このとき、十分な高さの側壁絶縁膜21が形成されているため、形成された第1のシリサイド層23と第2のシリサイド層24との間のシリサイド・ショートを防止することができる。このようにして、図1に示されたスプリットゲート型不揮発性半導体記憶装置が形成される。
以上の通り説明された製造プロセスによれば、リソグラフィー技術の使用は極力抑えられ、ほとんどの部材がエッチバックにより自己整合的に形成される。すなわち、フォトリソグラフィ技術の使用回数が削減されるため、製造が容易になり、また、セルサイズの縮小が可能となる。
以上のように、本発明の実施の形態では、第2のスペーサ11のエッチングレートが第1のスペーサ10のエッチングレートよりも遅いため、第2のスペーサ11が第1のスペーサ10の除去時のウェットエッチングによって、目減りしてしまう量を抑制することができる。すなわち、第2のスペーサ11の高さが十分確保されることにより、第2のスペーサ11の側壁に形成されるCG19の高さも確保され、その結果、CG19の側壁に形成される側壁絶縁膜21も、シリサイド・ショートを防止できるのに十分な高さで形成可能となる。
なお、本発明の実施の形態について説明したが、上記の内容は、本発明の技術的思想を具体化する方法を例示するものであり、本発明を限定するものでなく、例えば、成膜条件、使用ガス、材料等を特定するものではない。特に、第1のスペーサ10と第2のスペーサ11の材質は、双方ともにシリコン酸化膜であり、かつ、第1のスペーサ10のエッチングレートと第2のスペーサのエッチングレートとを比較して第2のスペーサ11のエッチングレートの方が遅ければ、実施の形態に例示したもの以外、例えば、第1のスペーサ10がNSG膜の代わりに低温酸化膜(Low Temperature Oxide)で構成されていても構わない。すなわち、このような関係を有するものであれば、従来に比べて第2のスペーサ11の目減り量を抑えることができ、その結果、シリサイド・ショートの発生を防ぐことができる。つまり、半導体記憶装置の生産性及び信頼性を向上させることができる。
(a)は、実施の形態に係るスプリットゲート型不揮発性半導体記憶装置の構造を示す断面図であり、(b)は、平面図(平面レイアウト)である。 (a)乃至(c)は、実施の形態に係るスプリットゲート型不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図1(b)のA−A’における断面図である。 (a)乃至(c)は、実施の形態に係るスプリットゲート型不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図1(b)のA−A’における断面図である。 (a)乃至(c)は、実施の形態に係るスプリットゲート型不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図1(b)のA−A’における断面図である。 (a)乃至(c)は、実施の形態に係るスプリットゲート型不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図1(b)のA−A’における断面図である。 (a)乃至(c)は、実施の形態に係るスプリットゲート型不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図1(b)のA−A’における断面図である。 (a)乃至(c)は、実施の形態に係るスプリットゲート型不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図1(b)のA−A’における断面図である。 (a)乃至(c)は、実施の形態に係るスプリットゲート型不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図1(b)のA−A’における断面図である。 は、実施の形態に係るスプリットゲート型不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図1(b)のA−A’における断面図である。 は、従来のスプリットゲート型不揮発性半導体記憶装置の構造を示す断面図である。 (a)乃至(c)は、従来のスプリットゲート型不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。
符号の説明
1、31 シリコン基板
2、34 ゲート酸化膜
3 FG薄膜
4 Pウエル
5 シリコン窒化膜
6 フォトレジスト膜
7 P型不純物拡散領域
8 TEOS−NSG膜
9 高温酸化膜
10 第1のスペーサ
11 第2のスペーサ
12 第1のプラグ絶縁膜
13 第1のソース/ドレイン拡散領域
14 プラグ
15 第2のプラグ絶縁膜
16、35 フローティングゲート(FG)
16a、35a Tip部
17 トンネル絶縁膜
18 CG膜
19、36 コントロールゲート(CG)
20 LDD領域
21 側壁絶縁膜
22 第2のソース/ドレイン拡散領域
23 第1のシリサイド層
24 第2のシリサイド層
25 第3のシリサイド層
32 ソース拡散領域
33 ドレイン拡散領域
37 トンネル酸化膜
38 ポリシリコン膜
39 第1のNSGスペーサ
40 第2のNSGスペーサ
41 ポリシリコンプラグ

Claims (8)

  1. 半導体層上にゲート絶縁膜を介してフローティングゲート用の導電体層を形成する工程と、
    前記導電体層上に第1のシリコン酸化膜から構成される第1のスペーサと、該第1のスペーサと隣接し前記第1のシリコン酸化膜よりもエッチングレートが遅い第2のシリコン酸化膜から構成される第2のスペーサと、を形成する工程と、
    前記第1及び前記第2のスペーサをマスクにして前記導電体層を選択的に除去する工程と、
    前記第1のスペーサを除去して前記導電体層の一部を露出させる工程と、を含む、
    ことを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  2. 前記第2のスペーサは、前記第1のスペーサよりも緻密な膜で構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  3. 前記第1のスペーサは、NSG膜から構成され、
    前記第2のスペーサは、高温酸化膜から構成される、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  4. 前記第1及び前記第2のスペーサを形成する工程は、
    開口を有するシリコン窒化膜で前記導電体層を覆う工程と、
    前記第1のシリコン酸化膜で全面を覆う工程と、
    前記第2のシリコン酸化膜で前記第1のシリコン酸化膜を覆う工程と、
    前記第1及び前記第2のシリコン酸化膜をエッチングして、前記開口の前記シリコン窒化膜の側壁に前記第1及び前記第2のスペーサを形成する工程と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  5. トンネル絶縁膜を介して前記露出した導電体層の一部に対向するようにコントロールゲートを形成する工程をさらに含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  6. 前記コントロールゲートの側壁に側壁絶縁膜を形成する工程と、
    前記コントロールゲート及び前記側壁絶縁膜をマスクとした不純物の注入により、前記半導体層に第1の拡散層を形成する工程をさらに含む、
    ことを特徴とする請求項5に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  7. 前記コントロールゲートの上部及び前記第1の拡散層の表面をシリサイド化する工程をさらに含む、
    ことを特徴とする請求項6に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  8. 前記開口に対応する位置の前記半導体層に第2の拡散層を形成する工程と、
    前記第2の拡散層上にプラグを形成する工程と、
    前記プラグの上部をシリサイド化する工程と、をさらに含む、
    ことを特徴とする請求項4に記載の半導体記憶装置の製造方法。
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