JP2008250788A - 連携シミュレーションシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】情報を保持及び中継するデータベースメモリサーバ13にデータの読み書きを行う連携モジュール17,19を備えた複数のシミュレーションツール16,18と、データベースメモリサーバ13とシミュレーションツール16,18の設定及び実行管理を行う管理部9とを有し、複数のシミュレーションツール16,18が連携してシミュレーションを行うことをで、データベースメモリサーバ13を経由してデータの読み書きを行い、複数のシミュレータや開発ツールの連携を実現している。この場合、メモリへのアクセススピードでその連携を図ることができる。
【選択図】図2
Description
ここで、図1にメカ部1と制御部5の開発工程の概略図を示す。メカ部1は、例えば、抽象モデル(又は数式/数値モデル)設計2、仮想試作設計3、実機4の順に段階的に開発される。また、制御部5も、例えば、モデル設計6、コード設計7、実機(MPU:Micro Processing Unit )8の順に段階的に開発される。
また、本発明の連携シミュレーションシステムは、前記データベースメモリサーバが、シミュレーションの変数を保持するIO(Input Output)空間部と、前記シミュレーションツールの同期のための情報を保持するタイマ部と、から構成されることを特徴とする。このような構成をとることで、同期を取りながらデータの読み書きを容易に行うことができる。
さらに、本発明の連携シミュレーションシステムは、前記管理部が、各シミュレーションツールから前記データベースメモリサーバへの接続を管理する接続管理部と、前記シミュレーションツールの同期に係る時間設定を管理する時間管理部と、から構成されることを特徴とする。このような構成をとることで、効率的な処理をすることができる。
さらに、本発明の連携シミュレーションシステムは、前記実効制御ツール又は前記管理部が、連携シミュレーションに使用するシミュレーションツールを一度の操作で起動、初期設定及び終了する機能を有することを特徴とする。かかる構成を取ることで、シミュレーション操作の負担が軽減される。
さらに、本発明の連携シミュレーションシステムは、前記データベースサーバの時間履歴を保存する保存部を有することを特徴とする。時間履歴を保存することでデバッグが容易となり、さらなる早期開発が可能となる。
(第1の実施形態)
図2に本発明の第1の実施形態に係る連携シミュレーションシステムの概略構成図を示す。この連携シミュレーションシステムは管理部9と、データベースメモリサーバ(図中“DBメモリサーバ”と表記)13と、シミュレーションツールA16、シミュレーションツールB18を備え構成されている。
本発明において、IO空間部14は、伝達する信号ごとのレコードとなっており、信号種別と値から構成される。このIO空間上のレコードには、複数の連携モジュールからのアクセスが可能であり、m:nの複数の入力から複数の出力への信号の伝達が可能となっている。したがって、このシステムでは通信が発生しないため、従来の連携システムよりも早く動作することができる。
ツール管理ウィンドウ20は、連携シミュレーションに使用するシミュレーションツールのリストを表示するものである。オペレータは、例えば管理部9に接続されたキーボード(図示せず)やマウス(図示せず)の入力インターフェースを介して、ツール管理ウィンドウ20に表示されたシミュレーションツールを追加、削除等することによって、連携シミュレーションに使用するシミュレーションツールの追加、削除、設定を、管理部9に実行させることができる。
信号接続設定ウィンドウ22は、シミュレーションツールごとの信号接続設定を表示するものであり、オペレータは、入力インターフェースを介して信号接続設定ウィンドウ22の内容を変更することにより接続設定を行うことができる。例えば、“データベース信号名”,“INシミュレーションツール”,“ツール信号名”,“OUTシミュレーションツール”,“ツール信号名”が信号接続設定ウィンドウ22に表示され、オペレータは、各項目に入力することにより、シミュレーションツールごとの信号の接続設定を管理部9に実行させることができる。
ここで、信号管理ウィンドウ21は、信号接続設定ウィンドウ22を兼ねていても良い。信号接続設定ウィンドウ22では、設定ファイルまたは、連携モジュール17、19より取得したシミュレーションツールごとの変数リストより、接続する変数を選択できる。
図5に本発明の第2の実施形態に係る連携シミュレーションシステムの概略構成図を示す。基本的な構造は第1の実施形態と同様であるため、ここでは第1の実施形態と異なる構造についてのみ説明する。なお、図5における符号109〜119は、図1における符号9〜19にそれぞれ対応するものである。
通常は、時間またはサイクルベースのシミュレータは外部インターフェースを備えていることが多いが、そのインターフェースが、ダイナミックライブラリなどでプログラムを読み込む方式でなく、SocketやCOMなどのプロセス通信である場合には、連携モジュールがシミュレーションツールと同じプロセスで動作することはできない。しかし、管理部109に連携モジュール124を内包している場合には、管理部109のプロセスで動作し、シミュレーションツールC125とプロセス間通信を行うことで連携を行うことができる。この仕組みにより、外部インターフェースをもつシミュレーションツールC125を含む場合であっても連携シミュレーションを行うことが可能である。
シミュレーションツールA116では、受取ったエンジンに関する情報を用いて、エンジンの点火タイミングや燃料供給量を計算し、その計算結果を連携モジュール117を介してデータメモリサーバ113のIO空間部114に記憶する。
ここで、マイコン制御部及びエンジンは操作部に比べて高速の動作をシミュレーションしているため、シミュレーションツールA116、B118は数nsec間隔の変化をシミュレーションする必要があり、その同期間隔は、数nsecに設定される。一方、操作部はマイコン制御部及びエンジンに比べて低速の動作をシミュレーションしているため、シミュレーションツールC125は数sec間隔の変化をシミュレーションすれば十分であり、その同期間隔は、数secに設定される。このように、同期速度の異なるシミュレーションツールが混在している場合でも、上記図3を参照しながら説明したようにタイマ部115で同期をとることで、それぞれのシミュレーションツールに最適の同期間隔で効率よくシミュレーションを行うことができる。また、このタイマ部115における各シミュレーションツール116,118,125の同期間隔や最小同期間隔などの設定や、タイマ部115の初期化、タイマ部115のカウントアップを時間管理部110で行っている。
図6に本発明の第3の実施形態に係る連携シミュレーションシステムの概略構成図を示す。基本的な構造は第1の実施形態及び第2の実施形態と同様であるため、ここでは第1の実施形態及び第2の実施形態と異なる構造についてのみ説明する。なお、図6における符号209〜219は、図1における符号9〜19にそれぞれ対応するものである。
図7に本発明の第4の実施形態に係る連携シミュレーションシステムの概略構成図を示す。また、比較のために図8に従来のパーソナルコンピュータ間通信の構成を示す。図7には、第1の実施形態と同様に管理部、データベースメモリサーバ及びシミュレーションツールから構成されたパーソナルコンピュータ(PC1,PC2,PC3)301、302、303が複数配置され、それぞれのパーソナルコンピュータの各管理部が直接パーソナルコンピュータ間通信で繋がった構成をしている。
2 抽象モデル設計
3 仮想試作設計
4 実機
5 制御部
6 モデル設計
7 コード設計
8 実機(MPU)
9,109,209 管理部
10,110,210 時間管理部
11,111,211 接続管理部
12,112,212 GUI
13,113,213 データベースメモリサーバ
14,114,214 IO空間部
15,115,215 タイマ部
16,116,216 シミュレーションツールA
17,19,117,119,217,219 連携モジュール
18,118,218 シミュレーションツールB
20 ツール管理ウィンドウ
21 信号管理ウィンドウ
22 信号接続設定ウィンドウ
23 メッセージウィンドウ
125 シミュレーションツールC
224 連携モジュール
226 ハードウェアインターフェース
227 実装置
301〜303,401〜404 パーソナルコンピュータ
Claims (12)
- 情報を保持及び中継するデータベースメモリサーバと、
該データベースメモリサーバにデータの読み書きを行う連携モジュールを備えた複数のシミュレーションツールと、
該データベースメモリサーバと該シミュレーションツールの設定及び実行管理を行う管理部とを有し、
該複数のシミュレーションツールが連携してシミュレーションを行うことを特徴とする連携シミュレーションシステム。 - 前記データベースメモリサーバが、シミュレーションの変数を保持するIO(Input Output)空間部と、前記シミュレーションツールの同期のための情報を保持するタイマ部と、から構成されることを特徴とする請求項1に記載の連携シミュレーションシステム。
- 前記複数のシミュレーションツールのそれぞれに対応した複数のカウンタをタイマ部に有し、各シミュレーションツールの同期間隔の最大公約数を前記複数のカウンタの最小同期間隔とすることを特徴とする請求項2記載の連携シミュレーションシステム。
- 前記連携モジュールと前記データメモリサーバとが通信の履歴を伝達する必要のある信号で通信する場合に、
前記シミュレーションツールの複数の書込みデータ及びデータ出力時間を前記連携モジュール内に保持し、
前記シミュレーションツールの同期時に前記IO空間部へ前記データ及びデータ出力時間を書込むことを特徴とする請求項2または請求項3記載の連携シミュレーションシステム。 - 前記管理部は、前記IO空間部の信号レコードの状態を表示部に表示することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の連携シミュレーションシステム。
- 前記管理部が、各シミュレーションツールから前記データベースメモリサーバへの接続を管理する接続管理部と、前記シミュレーションツールの同期に係る時間設定を管理する時間管理部と、から構成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の連携シミュレーションシステム。
- 前記管理部に連携モジュールを有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の連携シミュレーションシステム。
- 前記連携モジュールが、データベース内の変数に対してリード又はライト要求があったときにイベントが前記連携モジュールに送付されリード又はライトを行うプル型と、前記シミュレーションツールの同期時に前記連携モジュールからリード又はライトを行うプッシュ型とに対応していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の連携シミュレーションシステム。
- 前記複数のシミュレーションツールのうちの少なくとも一つのシミュレーションツールが、シミュレーションの実行を制御する実行制御ツールであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の連携シミュレーションシステム。
- 前記実効制御ツール又は前記管理部が、連携シミュレーションに使用するシミュレーションツールを一度の操作で起動、初期設定及び終了する機能を有することを特徴とする請求項9に記載の連携シミュレーションシステム。
- 前記管理部にツール管理ウィンドウと、信号管理ウィンドウと、信号接続設定ウィンドウと、メッセージウィンドウとから構成されるGUI(Graphical User Interface)を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の連携シミュレーションシステム。
- 前記データベースメモリサーバの時間履歴を保存する保存部を有することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の連携シミュレーションシステム。
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A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
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A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
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