JP2008250061A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】連続画像形成中に画像形成装置の消費電流が増加した場合においても、商用電源の定格電流を超えないように制御するとともに、1枚の記録紙の中での定着温度の変化を抑えることのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】トナー画像を記録材に生成するトナー画像生成手段と、トナー画像生成手段により記録材に生成されたトナー画像を圧力と熱によって記録材に定着させる定着手段と、定着手段の温度を目標温度に制御する制御手段とを備えた画像形成装置において、商用電源から画像形成装置に流れる電流を検知する電流検知手段を備え、制御手段は、電流検知手段により検知された電流が所定値以上の場合(S106)に、検知された電流と所定値の差に応じて定着手段の目標温度を低下させる(S107)画像形成装置により前記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特にその商用電源からの入力電流の制限に関するものである。
電子写真方式を採用する画像形成装置であるレーザプリンタは、潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体に現像剤(以降トナーという)を付与することにより前記潜像をトナー像として可視化する現像装置と、所定方向に搬送される記録紙に該現像装置による該トナー像を転写する転写装置と、該転写装置によって前記トナー像の転写を受けた記録紙を所定の定着処理条件にて加熱および加圧することにより前記トナー像を記録紙に定着させる定着装置を備えている。
近年、画像形成装置の高速化に伴い、画像形成装置に使用するモータが高速化/大型化し、画像形成装置の消費電流が増加している。
また、オフィス文書のカラー化が進み、カラーレーザプリンタが多く生産されている。カラーレーザプリンタは、複数の画像形成を同時に行うためモータの使用個数が多く、更に、複数のトナー像を記録紙に定着させる必要があるため定着装置が消費する電流も大きい。その結果、画像形成装置の消費電流は益々増加してきている。
これら機器の消費する電流の上限の一つの目安は、商用電源で供給可能な最大電流;定格電流(例えば15A=1500W/100V)であり、画像形成装置の消費電流が商用電源の定格電流を超えないように設計する必要がある。
そこで、従来の画像形成装置においては、例えば、画像形成装置への流入電流を検知する電流検知装置を設け、商用電源の定格電流を超えないように定着装置に流す電流を制限することがなされている(特許文献1参照)。
定着装置に流す電流を制限すると、消費電流が足りなくなるため定着温度が保てなくなり、温度は自然に低下する。
特公平3−73870号公報
しかしながら、定着電流を制限して定着温度が自然に低下するのに任せた場合、1枚の記録紙内で用いられた定着温度に差が生じる。このような場合、1枚の記録紙内で定着性にムラが生じ、これが画像不良として認識できる場合があった。この現象は特にカラー画像で目立ちやすく、近年のオフィスのカラー化の進展にともなって問題化してくる可能性がある。
画像不良がカラー画像で目立ちやすい理由の一つにカラー画像は一般に高グロスであることがあげられる。グロスが高い画像では、複数ページ中のページごとでは目立たない程度のグロスの変化も、1枚の記録紙内ではよく目立つ。したがって1枚の記録紙内での定着温度の微小な変化は視覚的なグロスの差に大きく影響する。
これに対して、定着温度を一定に保つため消費電流が足りるようになるまで画像形成速度を遅くする等の手法もあるが、ユーザーにとって、ムラのある画像をとるか生産性を落とすかの2択しかないのは好ましいことではない。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、連続画像形成中に画像形成装置の消費電流が増加した場合においても、商用電源の定格電流を超えないように制御するとともに、1枚の記録紙の中での定着温度の変化を抑えることのできる画像形成装置を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明では、画像形成装置を次の(1)のとおりに構成する。
(1)トナー画像を記録材に生成するトナー画像生成手段と、
前記トナー画像生成手段により前記記録材に生成されたトナー画像を圧力と熱によって記録材に定着させる定着手段と、
前記定着手段の温度を目標温度に制御する制御手段とを備えた画像形成装置において、
商用電源から前記画像形成装置に流れる電流を検知する電流検知手段を備え、
前記制御手段は、前記電流検知手段により検知された電流が所定値以上の場合に、前記検知された電流と前記所定値の差に応じて前記定着手段の目標温度を低下させる画像形成装置。
本発明によれば、連続画像形成中に画像形成装置の消費電流が増加した場合においても、商用電源の所定値(たとえば定格電流)を超えないように制御するとともに、1枚の記録紙の中での定着温度の変化を抑えることができる。
請求項1に係る発明によれば、画像形成装置の消費電流が大きい場合に定着手段の目標温度を低下させることで商用電源の定格電流を超えないように画像形成装置の消費電流を制御することができる。そして、画像形成装置の安全性を確保することができるとともに、記録紙1枚内での定着温度の低下による画像ムラをなくすことができる。
また、請求項2に係る発明によれば、目標温度を低下させた場合には、記録材の単位時間あたりの画像形成速度を遅くすることで、定着性能を維持することができる。
また、請求項3に係る発明によれば、目標温度を低下させる場合に、定着手段に2回通すことにより定着性能を維持することができる。
また、請求項4に係る発明によれば、記録材の表面性と厚さを検知し、消費電流と記録材の表面性と厚さに応じて目標温度の低下量を決定することで、より最適な目標温度を選択し、商用電源の定格電流を超えないように制御できる。そして、定着性能の維持を図ることができる。
また、請求項5に係る発明によれば、画像形成装置の環境温度を検知し、消費電流と環境温度に応じて目標温度の低下量を決定することで、商用電源の定格電流に対してより安全性を高めることができる。
また、請求項6に係る発明によれば、連続画像形成中の電流変化を検知し、前記電流変化に応じて前記目標温度を修正することにより、画像形成装置の消費電流を商用電源の定格電流以下に抑えながら、定着器での定着性能を可能な限り良好な状態に設定することができる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
図2は、実施例1である“画像形成装置(オプション装置付きのカラーレーザプリンタ)”の構成図である。
本実施例の画像形成装置は、180mm/secのプロセススピードでA4サイズ紙を30ppmで出力する能力をもつ。また、本実施例の画像形成装置は定格電圧100V〜127Vで使用されるものである。
なお、本実施例ではオプション装置付きの構成図で説明を行うが、本発明はオプション装置付きに限定されるものではない。これは以降の実施例でも同様である。
図2において、401は画像形成装置、402は記録紙(記録材)32を収納する給紙カセット、404は給紙カセット402から記録紙32を繰り出すピックアップローラである。405は前記ピックアップローラ404によって繰り出された記録紙32を搬送する給紙ローラ、406は前記給紙ローラ405と対をなし記録紙32の重送を防止するためのリタードローラ、407はレジストローラ対である。
409は静電吸着搬送転写ベルト(以下ETBと記す)であり、記録紙32を静電吸着させて搬送する。410はプロセスカートリッジであり、感光ドラム305、感光ドラム305上のトナーを除去するクリーニング装置306、帯電ローラ303と現像ローラ302、トナー格納容器411を備えており、画像形成装置401に対し着脱可能となっている。
420はスキャナユニットであり、後述するビデオコントローラ440から送出される各画像信号に基づいて変調されたレーザ光を発光するレーザユニット421、各レーザユニット421からのレーザ光を各感光ドラム305上に走査するためのポリゴンミラー422とスキャナモータ423、結像レンズ群424により構成されている。なお、前記プロセスカートリッジ410とスキャナユニット420は、4色(イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックB)分存在する。
431は定着器であり、本実施例では省電力性、クイックスタート性に優れるフィルム加熱方式を用いている。432は加熱体としてのヒーターで、ヒーターホルダ436によって支持され、定着フィルム433を介して加圧ローラ434に図示しない加圧装置によって圧接されている。定着フィルム433は加圧ローラ434の回転駆動によって従動回転し、定着ニップに導入された用紙を搬送するとともにヒーター432の熱を定着フィルム433を介して用紙に付与する。ヒーター432には、サーミスタ530が当接もしくは近接して支持されており、ヒーター温度を検知して所定温度に制御するのに用いられる。定着ニップから搬送されてきた記録紙32は定着排紙ローラ対435によって機外に排出される。
451、452、453はDCブラシレスモータであり、451はプロセスカートリッジ410を駆動するメインモータ、452はETBを駆動するETBモータ、453は定着器を駆動する定着モータである。
201はレーザプリンタ401の制御装置であるDCコントローラであり、マイクロコンピュータ207、および各種入出力制御回路(不図示)等で構成されている。
202は低圧電源回路であり、1次AC電流を平滑後に降圧し、各DCブラシレスモータ451,452,453や、DCコントローラ201などに電力を供給する。
440はビデオコントローラであり、パーソナルコンピュータ等の外部装置441から送出される画像データを受け取るとこの画像データをビットマップデータに展開し、画像形成用の画像信号を生成する。
601は異なる記録紙に対応するためのオプション給紙ユニットであり、記録紙32を収納する給紙カセット602、給紙カセット602から記録紙32を繰り出すピックアップローラ604とを有する。
801は画像形成装置401から排出された記録紙を所定枚数毎に排紙トレイにソートするオプション排紙ユニットであり、搬送ローラ対804、805を駆動するモータ802と、排紙トレイ806を昇降動作させるモータ803とを有する。
701は画像形成装置401から排出された記録紙をオプション排紙ユニット801に搬送するオプション搬送ユニットであり、搬送ローラ対703、704を駆動するモータ702を有する。
901は原稿搬送部930と原稿読み込み部931とからなるオプションイメージスキャナである。902は原稿932を搬送するモータ、904は露光ユニット、905は露光装置、906はミラー、903は露光ユニット904を水平移動させる駆動モータ、907は反射装置、908、909はミラー、910は受光装置である。940はオプションイメージスキャナ901の動作を制御するとともに、受光装置910で受光した信号を画像データ化するイメージスキャナコントローラユニットである。
次に画像形成動作を説明する。
まず、外部装置441からビデオコントローラ440に画像データが送信される。ビデオコントローラ440は、DCコントローラ201に画像形成の開始を指示するPRINT信号を送信するとともに、受信した画像データをビットマップデータに変換する。PRINT信号を受信したDCコントローラ201は、所定のタイミングでスキャナモータ423、およびメインモータ451,ETBモータ452,定着モータ453の駆動を開始するとともに、ピックアップローラ404、給紙ローラ405、リタードローラ406を駆動して給紙カセット402から記録紙32を繰り出す。記録紙は、レジストローラ対407まで搬送して一旦停止する。次に、ビットマップデータに依存した画像信号に応じてレーザユニット421をON/OFF制御し、ポリゴンミラー422、結像レンズ群424を介して帯電ローラ303により所定電位に帯電した感光ドラム305上に静電画像を形成する。その後、現像ローラ302でトナー像に現像する。前述のトナー像形成動作は所定のタイミングでイエローY、マゼンタM、シアンC,ブラックKに対し行う。一方、レジストローラ対407で一旦停止していた記録紙32を、前記トナー像形成動作に応じた所定のタイミングでETB409に再給紙し、転写ローラ430で感光ドラム305上のトナー像を順次記録紙32上に転写してカラー像を形成する(トナー画像生成手段)。記録紙32上に形成されたカラートナー像は定着器431に搬送され、所定温度に加熱されたヒーター432と、定着フィルム433を介して加圧ローラ434とによって形成された定着ニップ部において加熱、加圧(圧力)される。この工程でカラートナー像が記録紙32に定着されたのち、定着排紙ローラ対435により画像形成装置401外に排出される。
排出された記録紙32は、オプション搬送ユニット701を経由してオプション排紙ユニット801に搬送される。オプション排紙ユニット801では、所定枚数毎に記録紙32が排紙トレイ806に排出される。
次にオプションイメージスキャナの動作について説明する。原稿搬送部930に原稿932をセット後、コピーモードか、読み取りデータを電子ファイル化するだけのスキャナモードかを不図示のパネルより選択する。
コピーモードを選択した場合、駆動モータ902により所定のタイミングで原稿932を原稿読み込み部931に搬送する。そして、駆動モータ903により露光ユニット904を水平移動させ露光装置905の光を原稿932に照射する。原稿からの反射光はミラー906、および反射装置907内のミラー908、909を経由して受光装置910で受光され、受光信号はイメージスキャナコントローラユニット940に送信される。イメージスキャナコントローラユニット940は受信した信号を画像データ化し、ビデオコンローラ440に送信する。その後は、外部装置441から画像形成と同様の動作で画像形成を行う。
一方、スキャナモードを選択した場合、イメージスキャナコントローラユニット940は受信した信号を所定のファイル形式で電子ファイル化し、ビデオコンローラ440経由で外部装置441に送信する。
なお、通常、オプションイメージスキャナの動作は、画像形成装置401の画像形成動作とは独立に動作する。
図3は本実施例の回路図である。
202は低圧電源、501はインレット、502は商用電源からのノイズおよび低圧電源からのノイズを除去するACフィルタ、503はメインスイッチ、504はダイオードブリッジ、505は24Vを生成するコンバータ、506はコンバータ制御回路である。507はダイオード、508はコンデンサ、509は定電圧制御回路、510はフォトカプラ、511は24Vから3Vを生成するDC/DCコンバータ、512はカレントトランス、513は抵抗、514は電流検知回路、515はゼロクロス検知回路である。
521は画像形成装置のドアと連動して開閉するインタロックスイッチ、522はリレー、523はトライアック、524,525、527は抵抗、526はフォトトライアックカプラ、528はトランジスタである。また、431は定着器、433は定着フィルム、434は加圧ローラ、432はヒーター、529はサーモスイッチ、530はヒーター432の温度を検知するサーミスタ、531は抵抗である。
続いて、回路動作について説明する。
メインスイッチ503がONされると、インレット501およびACフィルタ502を介して商用電流が流れ、ダイオードブリッジ504で全波整流される。そして、コンバータ制御回路506によりコンバータ505がスイッチングされ、コンバータ505の2次側に脈流電流が励起される。前記脈流電流はダイオード507およびコンデンサ508により整流される。整流後の電圧を定電圧制御部509が検知し、一定電圧(本実施例では24V)になるようにフォトカプラ510を介してコンバータ制御回路506を制御する。整流された24V電圧は、DCブラシレスモータ451等に供給されるとともに、DC/DCコンバータ511に供給され3Vが生成される。生成された3VはDCコントローラ201に供給され、画像形成装置401の制御に使用される。
続いて、電流検知方法について説明する。
まず、カレントトランス512および抵抗513で画像形成装置401に流れる1次総電流を電流−電圧変換する。次に、電流−電圧変換した結果を電流検知回路514で実効値演算し、結果をDCコントローラ201のA/Dポート2に出力する。DCコントローラ201はA/Dポート2の電圧値に基づいて、1次総電流を検出する。
次に、定着器の温度制御動作について説明する。
図16は定着器に流れる定着電流波形を説明する図である。
DCコントローラ201はサーミスタ530と抵抗531の分圧電圧をA/D1ポートを介して検知する。サーミスタ530は温度の上昇とともに抵抗値が低下する特性をもっており、DCコントローラ201はA/Dポート1の分圧電圧よりヒーター432の温度を検出する。定着器431内のヒーター432には、リレー522、トライアック523およびサーモスイッチ529を介して商用電源が供給される。DCコントローラ201は、ゼロクロス検知回路515を介して、商用電源の正負が切り替わるタイミング、いわゆるゼロクロスを検知し、内部ゼロクロス信号を生成する。そして、ゼロクロスを検知してから所定時間後(以降TOFF)にON/OFF1ポートよりトライアックON信号を出力し、トランジスタ528をONする。トランジスタ528がONすると、抵抗527を介してフォトトライアックカプラ526に電流が流れフォトトライアックカプラ526がONする。フォトトライアックカプラ526がONすると抵抗524、525を介してトライアック523にゲート電流が流れ、トライアック523がONし、ヒーター432に電流が流れ発熱する。そして、トライアック523はゲート電流がゼロ、すなわち次のゼロクロスのタイミングでOFFする。DCコントローラ201はTOFFを制御することで、ヒーター432を所定温度に制御する。
図1は本実施例における画像形成動作を説明するフローチャートである。
以下に図1を用いて、画像形成中の動作について説明する。
まず、DCコントローラ201はPRINT信号を受信すると、S101で前述の方法によりヒーター432の加熱を開始し、S102でメインモータ451、ETBモータ452、定着モータ453等のモータの駆動を行う。この時、まずヒーターの目標温度は所定温度Taに設定される。
次にS103でヒーター432が所定温度Taに到達したことを検知したらS104で給紙カセット402から記録紙32を給紙し、画像形成を開始する。そしてS105で1次総電流(Ia)を検出する。次にS106で検出した1次総電流(Ia)と閾値電流(Itha、所定値)とを比較し、1次総電流(Ia)の閾値電流(Itha)に対するオーバー量ΔI=Ia−Ithaを検出する。閾値電流(Itha)は、式1の関係を満たす電流値である。

Itha≦商用電源の定格電流−(Ix−Iy) ・・・ 式1
Ix=記録紙を通常速度で画像形成した場合の定着電流
Iy=非通紙状態でヒーター温度がTaになったときの定着電流

1次総電流は記録紙が定着器に通紙されている時に最大になるのに対して、本実施例では1次総電流が定格電流を超えるかどうかの判断を記録紙が定着器に通紙される前のヒーター温度がTaの時点で行っている。このため、ヒーター温度Taの時点でこの後定着器に通紙された時の1次総電流の増加分を予測し、ここから閾値電流を決めている。この1次総電流の増加予測分が式1での(Ix−Iy)に該当する。すなわち式1の意味は、ヒーター温度Ta時点での1次総電流にこの後の電流増加予測分を加えても、1次総電流が商用電源の定格電流を超えない値にIthaを設定しているということである。
S107では、表1に示す1次総電流(Ia)の閾値電流Ithaに対するオーバー量(ΔI)と定着目標温度Tfの制御テーブルを参照し、これに基づいて定着目標温度Tfを設定する。
Figure 2008250061
そしてS108で画像形成を継続する。
画像形成中は定着温度をTfに一定となるように制御する。
そしてS109で画像形成が継続するか否かを判断し、最後の画像形成である場合はそのまま画像形成を終了する。一方、画像形成が継続する場合は、S108で画像形成を継続する。
本実施例では画像形成装置の消費電流を商用電源の定格電流内に抑えるため、前記のように1次総電流の閾値電流(Itha)に対するオーバー量(ΔI)の値に応じて定着温度Tfを変化させている。
この理論を以下に説明する。
図4は定着温度と定着器の消費電流の関係を示す図である。
図4から、定着温度を低く制御するほど定着器の消費電流は低下することがわかる。
定着温度を低く制御するほど、温度を維持するのに必要なエネルギーが少なくて済むのであるからこれは当然である。
画像形成装置全体としての消費電流(1次総電流)は、低圧電源の1次側の消費電流の電流波形に定着器の消費電流の電流波形を合成した電流波形から求められる。
図4からわかるように定着器での消費電流は定着温度によって決まるため、したがって画像形成装置全体としては定着温度を下げるほど1次総電流を減らすことができる。
定着温度を何℃に下げれば消費電流を何A下げられるかは定着温度と消費電流の関係から導き出せる。
このため、本実施例では1次総電流が増大し、商用電源の定格電流を超える恐れがある場合に、定着温度を下げて定着器の消費電流を低下させることで、画像形成装置として商用電源の定格電流を超えないように制御する。
なお、表1の値自体は定着器の仕様(例えばヒーター抵抗、定格電圧等)によって異なるものであることはいうまでもない。
ところでこの制御を用いた場合、商用電源の定格電流を超える恐れがある場合には、定着温度を低下させるため、定着性能自体は劣化する。
しかし、元々設定されている定着温度は、定着性に厳しい低温・高湿環境において用紙の坪量がある程度大きいものまで十分満足するように決められており、マージンをもっている。したがって少々温度を下げても実用上は問題はおこりづらい。また、たとえ定着性が劣化しても商用電源の定格電流を超える状態で装置が動作する方がはるかに危険であり、電流過多によってブレーカーが落ちる等の状況を防止することの方が確実に優先度が高い。
また、従来の装置のように定着器に投入する電流に電流制限をかけて1次総電流を制御した場合と比較して、使用可能な消費電流で定着温度を一定に保てるようにしているため、1枚の記録紙内で定着温度が低下することがなく、画像むら、特にグロスむらが生じづらい。定着性が若干劣化した場合、グロスの絶対値自体は低下するが、記録紙1枚内でグロスが安定している方が出力画像の印象としては良い。
ところで表1において、1次総電流のオーバー量(ΔI)が0.3A以上ある場合は極端に定着目標温度を下げているが、これはここまで1次総電流が多い状態は商用電源の定格電流をオーバーし、ブレーカーが落ちる危険が高い状態にあるためである。つまり、極端に定着温度を下げることで確実に1次総電流を商用電源の定格電流以下に下げることを目的としている。また、この状態では定着温度の必要低下量が多すぎて、定着性能の低下が許容レベルを大きく下回る可能性がある。ただし元々、このような事態は生じないように装置を設計しているため、逆に0.3A以上の領域にある場合は何らかの異常がある可能性が高く、したがって画像形成動作を中止し、不具合が生じていることをユーザーに報知する等の処置を講じることが好ましい。
以上説明したように、本実施例によれば、1次総電流が増大し、商用電源の定格電流を超える恐れがある場合に定着目標温度を低下させることで、画像形成装置の消費電流を商用電源の定格電流内にコントロールすることができ、電流過多によるブレーカー落ちをおこすことなく、安全に装置を使用できる構成とすることができる。
実施例2である“画像形成装置”について説明する。本実施例のハードウエア構成は実施例1と同様なので、その説明を援用し、ここでの再度の説明は省略する。
実施例1では、1次総電流(Ia)の閾値電流(Itha)に対するオーバー量(ΔI)に応じて定着温度を下げていたため定着性能が劣化していたが、本実施例では、定着目標温度を下げて消費電流を抑えるとともに、給紙間隔を広げて定着性能を維持する。
図5は本実施例における画像形成動作を説明するフローチャートである。
以下に図5を用いて、画像形成中の動作について説明する。
まず、DCコントローラ201はPRINT信号を受信すると、S201でヒーター432の加熱を開始し、S202でメインモータ451、ETBモータ452、定着モータ453等のモータの駆動を行う。この時、まずヒーターの目標温度は所定温度Taに設定される。
次にS203でヒーター432が所定温度Taに到達したことを検知したらS104で給紙カセット402から記録紙32を給紙し、画像形成を開始する。そしてS205で1次総電流(Ia)を検出する。次にS206で検出した1次総電流(Ia)と閾値電流(Itha)とを比較し、1次総電流(Ia)の閾値電流(Itha)に対するオーバー量ΔI=Ia−Ithaを検出する。ここまでは実施例1と同様である。
そしてS207で、表2に示す1次総電流(Ia)の閾値電流(Itha)に対するオーバー量(ΔI)と定着目標温度Tfおよび給紙間隔(スループット)の制御テーブルを参照し、これに基づいて定着目標温度Tfと給紙間隔を設定する。
Figure 2008250061
そしてS208で画像形成を継続する。
画像形成中は定着温度をTfに一定となるように制御する。
そしてS209で画像形成が継続するか否かを判断し、最後の画像形成である場合はそのまま画像形成を終了する。一方、画像形成が継続する場合は、S208で画像形成を継続し、次の記録紙を給紙する。先行する記録紙を給紙してから次の記録紙の給紙までの時間が給紙間隔であり、本実施例ではS207において決定された給紙間隔の値を用いている。
このように給紙間隔を広げることで紙間時に定着器への蓄熱を行うことができ、定着温度が低くても高い定着性能を得ることができるようになる。
本実施例では画像形成装置の消費電流を定格電流内に抑えるため、1次総電流検知結果によって決まった定着温度Tfに対して、その温度で十分定着可能となる給紙間隔が選択されるようになっている。したがって、1次総電流が大きいほど定着温度が下がるとともに、給紙間隔も広くなり紙間での蓄熱量が多くなる構成としている。
ところで、給紙間隔を広げて定着性能を維持するかどうかはユーザーに選択可能とすることが好ましい。ユーザーによっては、若干定着性が落ちても実質の出力画像として問題を感じない場合も多く、それよりも高速印刷による生産性を優先したいと考える可能性がある。
なお、本実施例では補正をかけた定着目標温度に応じて給紙間隔を広げて蓄熱を行う構成としたが、プロセススピード(記録材の単位時間あたりの画像形成速度)を遅くしてスループットを遅くしても同様の効果を得ることができる。
実施例3である“画像形成装置”について説明する。
本実施例では、1次総電流(Ia)の閾値電流(Itha)に対するオーバー量(ΔI)に応じて定着温度を下げて消費電流を抑えるとともに、記録紙を定着器に2回通すことにより定着性能を維持する。
図6は本実施例の画像形成装置の構成を示す図である。
実施例1の図2に記載済のものは同じ符号を付すとともに説明を省略する。
651は両面搬送ユニットであり両面印刷時に使用される。両面搬送ユニット651は、搬送路切り替えガイド653、両面搬送ローラ654、両面再給紙ローラ655、両面搬送ガイド656により構成される。
両面印刷の時、まず1面目が実施例1で記載したように記録紙上への画像形成動作が行われ、最後に定着排紙ローラ対435を通って画像形成装置401外に排出される。そして記録紙32の後端が排紙ローラ対435を抜けると、オプション搬送ユニット701の搬送ローラ703、704が逆回転を行い、記録紙32をスイッチバックするとともに、搬送路切り替えガイド653が、定着器431への経路を塞ぐとともに記録紙32を両面搬送ガイド656の方に導くように動作する。
両面ユニットに導かれた記録紙32は両面搬送ローラ654によって両面搬送ガイド656上を搬送される。やがて記録紙32の先端が両面再給紙ローラ655に到達すると再給紙されて再びレジストローラ対407によって搬送される。この時、記録紙32は1面目プリント時の裏面、すなわち1面目の非印字面側が印字面になっており、したがってここで画像形成動作を行えば、両面印刷となる。
本実施例では1次総電流(Ia)が閾値電流(Itha)をオーバーして定着温度を下げた場合に、この両面搬送ユニットを用いて記録紙を2回定着器に通すことで定着性能を維持する。
図7は本実施例における画像形成動作を説明するフローチャートである。
以下に図7を用いて、画像形成中の動作について説明する。
まず、DCコントローラ201はPRINT信号を受信すると、S301でヒーター432の加熱を開始し、S302でメインモータ451、ETBモータ452、定着モータ453等のモータの駆動を行う。この時、まずヒーターの目標温度は所定温度Taに設定される。
次にS303でヒーター432が所定温度Taに到達したことを検知したらS304で給紙カセット402から記録紙32を給紙し、画像形成を開始する。そしてS305で1次総電流(Ia)を検出する。次にS306で検出した1次総電流(Ia)と閾値電流(Itha)とを比較し、1次総電流(Ia)の閾値電流(Itha)に対するオーバー量ΔI=Ia−Ithaを検出する。ここまでは実施例1と同様である。
そしてS307で、表3に示す1次総電流(Ia)の閾値電流(Itha)に対するオーバー量(ΔI)と定着目標温度Tfの制御テーブルを参照し、これに基づいて定着目標温度Tfを設定するとともに、強制両面通紙の有無を選択する。
Figure 2008250061
そしてS308で画像形成を継続する。
画像形成中は定着温度をTfに一定となるように制御する。
次にS309において強制両面通紙が選択されているかを判断する。強制両面通紙が選択されていない場合は、次にS310で画像形成が継続するか否かを判断し、最後の画像形成である場合はそのまま画像形成を終了する。一方、画像形成が継続する場合は、S308で画像形成を継続する。
強制両面通紙が設定された場合は、S311において一度定着器431から排出された記録紙32を前述した動作によって両面搬送ユニット651に送り込む。そして記録紙32は両面搬送ユニット651を経て両面再給紙ローラ655によって給紙されて、再びレジストローラ対407からETB409に送り込まれて定着器431へと搬送される。定着器431の定着温度は目標温度Tfに維持されている。
この時、画像形成動作は行わず、したがって記録紙には何も印刷されない。すなわち、両面ユニットを経由してきているが、プリントジョブ自体は片面プリントである。
そして次に、S310で画像形成が継続するか否かを判断し、最後の画像形成である場合はそのまま画像形成を終了する。一方、画像形成が継続する場合は、S308で画像形成を継続する。
この動作の目的は記録紙32を2回定着器に通すことによって定着性を向上させることである。
一度定着器によって加熱された記録紙は、温まるとともに水分が蒸発しているため、定着しやすい状態になる。また1面目ですでにある程度定着した状態であるため、両面ユニットを経由したことによって印字面が1面目と反対になっていても、1面目をそのまま排出して最終出力とするよりも確実に定着性は向上している。
以上説明したように本実施例によれば、1次総電流が所定の閾値電流を超え、定着温度を下げた場合でも十分な定着性能を得ることができる。
実施例4である“画像形成装置”について説明する。
本実施例では、1次総電流だけでなく記録紙の表面性と厚みを検知し、その結果に応じて定着温度の目標値を選択する。
図8は本実施例の画像形成装置の構成を示す図である。
前述の実施例1に記載済のものは同じ符号を付すとともに説明を省略する。
323は記録紙32に光を照射し、記録紙32の反射光量および透過光量から記録紙32の表面性と厚みを判別する記録紙種判別装置である。給紙、搬送されてきた記録紙32が、記録紙種判別装置323の位置に来たときに、記録紙32の表面性と厚み(坪量)を判別し、この判別結果に応じて記録紙32に応じた画像形成速度および画像形成条件を選択することが可能である。
図9は本実施例の画像形成装置の回路図である。
323は記録紙種判別装置であり、光照射素子561と反射光量検出素子562、透過光量検出素子563を有する。DCコントローラ201は記録紙32が記録紙種判別装置323に到達する所定のタイミングで光照射素子561をONさせる。反射光量検出素子562および透過光量検出素子563は、受光光量に応じた出力をそれぞれDCコントローラ201のA/Dポート3および4に出力する。DCコントローラ201はA/Dポート3および4の電圧値に基づいて記録紙の表面性および厚み(坪量)を検出する。
図10は本実施例における画像形成動作を説明するフローチャートである。
以下に図10を用いて、画像形成中の動作について説明する。
まず、DCコントローラ201はPRINT信号を受信すると、S401でヒーター432の加熱を開始し、S402でメインモータ451、ETBモータ452、定着モータ453等のモータの駆動を行う。この時、まずヒーターの目標温度は所定温度Taに設定される。
次にS403でヒーター432が所定温度Taに到達したことを検知したらS404で給紙カセット402から記録紙32を給紙し、画像形成を開始する。そしてS405で1次総電流(Ia)を検出する。次にS406で検出した1次総電流(Ia)と閾値電流(Itha)とを比較し、1次総電流(Ia)の閾値電流(Itha)に対するオーバー量ΔI=Ia−Ithaを検出する。DCコントローラ201はこのオーバー量(ΔI)を検出するとこれをDCコントローラ201内のメモリに記憶する。
そしてS407で画像形成を継続する。
その後、S408において記録紙種判別装置323で記録紙の表面性および厚みを判別し、S409で記憶しておいたオーバー量(ΔI)と照合して、表4に示す制御テーブルに基づいて定着目標温度Tfが設定される(目標温度を修正する)。
Figure 2008250061
画像形成中の定着温度は、S409において決定した定着目標温度Tfに一定となるように制御する。次にS410で画像形成が継続するか否かを判断し、最後の画像形成である場合はそのまま画像形成を終了する。一方、画像形成が継続する場合は、S407で画像形成を継続し、次の記録紙を給紙する。次の記録紙に対してもS408で1枚目と同様に記録紙の表面性と厚みを判別し、S409でその都度定着目標温度を設定する。
表5の制御テーブルでは記録紙の表面性が平滑であるほど、また記録紙が厚いほど定着目標温度を下げる設定としている。
表面性に関しては記録紙がより平滑であるほど、定着器での定着温度維持により多くの消費電流が必要になる。表面が平滑な記録紙と粗い記録紙を比較した場合、粗いものは表面の凹凸により記録紙表面全てが定着フィルムおよび加圧ローラに接しないため定着器から記録紙への熱の伝達が少なく、定着器側に保持される熱量が多い。したがって定着器を定着温度に維持するのに必要な消費電流は少なくなる。これに対して平滑紙は凹凸が少ないため定着フィルムおよび加圧ローラに接する表面積が大きく、定着ニップにおける定着器から記録紙への熱の伝達も多くなる。このため、定着器を目標温度に維持する消費電流は大きくなる。
また一方、記録紙が厚いほど定着器での定着温度維持により多くの消費電流必要になる。これは厚い記録紙ほど熱容量が大きく、より多くの熱を定着器から奪っていくことから自明である。
このことから、記録紙の表面性が平滑であるほど、また記録紙が厚いほど、画像形成装置の消費電流が商用電源の定格電流を超える危険が高くなる。
実施例1との比較では、表1の制御テーブルと表4の制御テーブルにおいて、表4の方が定着目標温度を表面性、厚みによって高めに設定している。実施例1では記録紙の種類がわからないために、想定される記録紙で表面性が平滑でかつ厚みが最大のものが通紙されても消費電流が定格電流を超えないように定着目標温度を設定していた。これに対して本実施例は、記録紙種に合わせて定着目標温度を変更できるため、消費電流の小さい表面性の粗いものや、薄紙ではより定着目標温度を高く設定することができる。
なお、本実施例では画像形成を開始し、記録紙を給紙カセットから給紙した後に記録紙種の判定を行ったが、記録紙種が給紙前に検知できるならば、S406の時点で1次総電流のオーバー量(ΔI)と記録紙種のパラメータを盛り込んだ制御テーブルで定着目標温度を設定してもよい。
本実施例では、前述ように記録紙の表面性および厚みを検知することにより実施例1と比べより高い定着目標温度を選択できる。特にユーザーの使用頻度が高い薄紙において良好な定着性を保つことが可能となる。また、表面性の粗い記録紙は消費電流は少ないが定着性は悪い。これに対して実施例1と比べてより高い定着温度を設定でき、定着性を向上させることができる。
なお、本実施例では記録紙種検知装置により表面性と厚みの両方を検知したが、表面性のみ、あるいは厚みのみの検知で制御しても構わない。表面性のみの場合は表5のように1次総電流のオーバー量(ΔI)に応じて表面性が平滑であるほど定着目標温度を低くするような制御テーブルとする。また厚みのみの場合は表6のような1次総電流のオーバー量(ΔI)に応じて厚みが厚いほど定着目標温度を低く設定するような制御テーブルを用いればよい。
Figure 2008250061
Figure 2008250061
また、本実施例と実施例2または3を組み合わせ、記録紙が平滑あるいは厚い時に定着目標温度を低くするとともに、給紙間隔を広げる、もしくは両面ユニットを用いて定着器に2回通すことで、装置の消費電流を商用電源の定格電流内に抑えつつ定着性能を良好に保つという手法をとってもよい。
実施例5である“画像形成装置”について説明する。
本実施例では、1次総電流だけでなく画像形成装置の周囲温度(環境温度)を検知し、その結果に応じて定着温度の目標値を選択する。
図11は本実施例の画像形成装置の構成を示す図である。
前述の実施例1、4に記載のものは同じ符号を付すとともに説明を省略する。
324は画像形成装置の周囲温度を検知する温度検知センサである。この温度検知センサ324で画像形成装置の周囲温度を検知し、検知結果に応じて選択した画像形成条件の補正を行うことが可能である。
図12は本実施例の画像形成装置の回路図である。
画像形成装置の周囲温度を検知する温度検知センサ324は、検知温度に応じた出力をDCコントローラ201のA/Dポート5に出力する。DCコントローラ201はA/Dポート5の電圧値に基づいて画像形成装置の周囲温度を検出する。
図13は本実施例における画像形成動作を説明するフローチャートである。
以下に図13を用いて、画像形成中の動作について説明する。
まず、DCコントローラ201はPRINT信号を受信すると、S501で画像形成装置の周囲温度を検出する。次いで、S502でヒーター432の加熱を開始し、S503でメインモータ451、ETBモータ452、定着モータ453等のモータの駆動を行う。この時、まずヒーターの目標温度は所定温度Taに設定される。
次にS504でヒーター432が所定温度Taに到達したことを検知したらS505で給紙カセット402から記録紙32を給紙し、画像形成を開始する。そしてS506で1次総電流(Ia)を検出する。そしてS507で検出した1次総電流(Ia)と閾値電流(Itha)とを比較し、1次総電流(Ia)の閾値電流(Itha)に対するオーバー量ΔI=Ia−Ithaを検出する。
そしてS508で、表7に示す1次総電流(Ia)の閾値電流(Itha)に対するオーバー量(ΔI)と周囲温度と定着目標温度Tfの制御テーブルを参照し、これに基づいて定着目標温度Tfを設定する。
Figure 2008250061
そしてS509で画像形成を継続する。
画像形成中は定着温度をTfに一定となるように制御する。
次にS510で画像形成が継続するか否かを判断し、最後の画像形成である場合はそのまま画像形成を終了する。一方、画像形成が継続する場合は、S509で画像形成を継続する。
本実施例のように周囲温度検知装置を設ける理由を以下に述べる。定着器の消費電流は周囲温度によって変わり、周囲温度が低いほど定着器の温度を維持するのにより多くの消費電流が必要になる。これは周囲温度が低いほど周囲環境にそれだけ多くの熱を奪われることに加え、記録紙の温度も周囲環境と同じように低くなっているため、記録紙が奪う熱も大きくなるからである。したがって、画像形成装置の消費電流が商用電源の定格電流を超えないように定着温度を制御する場合、周囲温度が低い時はより定着温度を低く制御する必要があり、逆に周囲温度が高い時には、必要以上に定着温度を下げることはない。
前述の各実施例では、周囲温度がわからないため、定着温度の設定が適切にはできなかった。これに対して本実施例では画像形成装置の周囲温度を検知することにより、定着温度をより最適な値に設定することが可能となる。
周囲温度が低いほど定着温度を低くすることは、定着性の観点では好ましいことではないが、装置の消費電流が商用電源の定格電流を超えることを防止することの方が製品安全上は重要である。
定着性を維持するために、実施例2、3で説明した給紙間隔を広げる、あるいは両面ユニットから再給紙して定着器に2回通す等の手法を組み合わせて用いてもよい。すなわち、入力電圧が低くかつ周囲温度が低い時には生産性を落として、消費電流を定格電流以下に抑えるとともに、良好な定着性能を得ることも可能である。
また、実施例4のような記録紙の表面性や厚みに合わせた制御と組み合わせることもできる。
例えばその場合の制御としての画像形成動作を説明するフローチャートを図14に示す。
以下に図14を用いて、画像形成中の動作について説明する。
まず、DCコントローラ201はPRINT信号を受信すると、S601で画像形成装置の周囲温度を検出する。この周囲温度を検出値はDCコントローラ201内のメモリに記憶される。
次いでS602でヒーター432の加熱を開始し、S603でメインモータ451、ETBモータ452、定着モータ453等のモータの駆動を行う。この時、まずヒーターの目標温度は所定温度Taに設定される。
次にS604でヒーター432が所定温度Taに到達したことを検知したらS605で給紙カセット402から記録紙32を給紙し、画像形成を開始する。そしてS606で1次総電流(Ia)を検出する。次にS607で検出した1次総電流(Ia)と閾値電流(Itha)とを比較し、1次総電流(Ia)の閾値電流(Itha)に対するオーバー量ΔI=Ia−Ithaを検出する。DCコントローラ201はこのオーバー量(ΔI)を検出するとこれをDCコントローラ内のメモリに記憶する。
そしてS608で画像形成を継続する。
その後、S609において記録紙種判別手段323で記録紙の表面性および厚みを判別し、S610で記憶しておいたオーバー量(ΔI)と照合して、実施例4の表4の制御テーブルに基づいて定着目標温度Tfが設定される。
次にS611で表8に示す制御テーブルを参照し、オーバー量(ΔI)と周囲温度に基づいて定着目標温度Tfに対する温度補正量を設定する。
Figure 2008250061
すると、実際の定着温度はこの表4と表8のテーブルが掛け合わされたものになる。例えば、ΔIが0.1A以上0.2A未満、表面性が平滑、坪量が120g/m以上で、周囲温度が5℃未満の時には、190℃の目標温度に−5degの補正処理が加わり、定着目標温度Tfは185℃に設定される。
画像形成中の定着温度は、S611において決定した定着目標温度Tfに一定となるように制御する。
次にS612で画像形成が継続するか否かを判断し、最後の画像形成である場合はそのまま画像形成を終了する。一方、画像形成が継続する場合は、S608で画像形成を継続し、次の記録紙を給紙する。次の記録紙に対してもS609で1枚目と同様に記録紙の表面性と厚みを判別し、S610でその都度定着温度を設定する。無論、S611で補正処理は継続して行う。
このように記録紙種判別装置も同時に用いた構成とすることで制御をより最適化することができる。
実施例6である“画像形成装置”について説明する。本実施例のハードウエア構成は、実施例1と同様なので、その説明を援用し、ここでの再説明を省略する。
本実施例では、定着器の温まり具合によって定着目標温度を切り替える。
連続通紙時に定着器で最も消費電流が大きくなるのは、通紙開始直後であり、まだ定着器が冷えている時である場合が多い。これは、定着器が冷えている時、記録紙以外の例えば加圧ローラ等の部品を支持する支持フレーム等にも熱が奪われるため、定着器の温度を目標温度に維持するには余計に消費電流を必要とするからである。
これに対して連続通紙を続けると、定着器全体が温まってくるため、だんだん消費電流は低下していく。
これは逆に、同じ消費電流で維持可能な定着温度は連続通紙中に徐々に高くなっていくということである。
すなわち、画像形成装置の消費電流を商用電源の定格電流以下に抑えるために設定した定着温度は、連続通紙によって定着器が温まった状態では、より高い温度に切り替えてもよいということである。
この傾向は特に定着部の熱容量が少ないフィルム加熱方式において顕著であるが、他方式においても多々見受けられる現象である。
本実施例ではこの現象を利用し、安全性、定着性の面でより最適な定着温度を設定する。
図15は本実施例における画像形成動作を説明するフローチャートである。
以下に図15を用いて、画像形成中の動作について説明する。
まず、DCコントローラ201はPRINT信号を受信すると、S701でヒーター432の加熱を開始し、S702でメインモータ451、ETBモータ452、定着モータ453等のモータの駆動を行う。この時、まずヒーターの目標温度は所定温度Taに設定される。
次にS703でヒーター432が所定温度Taに到達したことを検知したらS704で給紙カセット402から記録紙32を給紙し、画像形成を開始するとともに通紙枚数のカウントを行う。そしてS705で1次総電流(Ia)を検出する。次にS706で検出した1次総電流(Ia)と閾値電流(Itha)とを比較し、1次総電流(Ia)の閾値電流(Itha)に対するオーバー量ΔI=Ia−Ithaを検出する。
そしてS707で、実施例1の表1の1次総電流(Ia)の閾値電流(Itha)に対するオーバー量(ΔI)と定着目標温度Tfの制御テーブルを参照し、これに基づいて定着目標温度Tfを設定する。
そしてS708で画像形成を継続する。
画像形成中は定着温度をTfに一定となるように制御する。
S709では1枚目の記録紙32の通紙中の1次総電流(If1)を検出し、DCコントローラ201内のメモリに記憶する。
そしてS710で画像形成が継続するか否かを判断し、最後の画像形成である場合はそのまま画像形成を終了する。一方、画像形成が継続する場合はS711で再び記録紙32のn枚目の通紙中の1次総電流(Ifn)を検出し、S712で1枚目の1次総電流(If1)との差分ΔIf=If1−Ifnを検出する(連続画像形成中の電流変化を検知)。S713では表9に示す差分(ΔIf)と定着目標温度Tfの補正量のテーブルを参照し、定着目標温度の補正を行う。
Figure 2008250061
そして、補正された定着目標温度Tfにて画像形成を継続する。
次に、S714で補正によって定着目標温度Tfが変更されたかを判定し、変更されていない場合はそのままS710で画像形成が継続するか否かを判断する。変更されていた場合S715で通紙枚数のカウントをリセットする。これにより次に通紙されてくる記録紙があらためて1枚目とカウントされる。そしてS716で画像形成が継続するか否かを判断する。最後の画像形成である場合はそのまま画像形成を終了し、画像形成が継続する場合はS708で画像形成を継続し、変更された定着目標温度に対して再びS709〜S714で補正を行う。
本実施例では、連続画像形成中の1次総電流の変化を検知し、1次総電流が下がった場合に定着温度を上げるように補正をかけている。
連続プリントよって定着器が温まることにより定着温度を維持するのに必要な消費電流は徐々に下がっていく。したがって、ある程度消費電流が下がったところで定着温度を上げても、1次総電流は商用電源の定格電流を超えることはない。
このような手法を用いることで、定着温度による定着器での消費電流のコントロールを、よりきめ細かくすることが可能になる。すなわち、画像形成装置の消費電流を商用電源の定格電流以下に抑えながら、定着器での定着性能を可能な限り良好な状態に設定することができる。
なお、本実施例を実施例2〜5と組み合わせて用いることも可能である。例えば実施例2との組み合わせでは、表10のように定着目標温度に応じて給紙間隔を設定し、表9によって定着目標温度に補正が加わった場合には表10にしたがって給紙間隔を変更する等の処置をとれば定着性能を完全に維持しつつ、消費電流を定格電流以下に抑えることができる。
Figure 2008250061
以上、前記各実施例の制御を行うことで、1次総電流の検出値に応じて定着温度を低下させることで画像形成中の画像形成装置の消費電流が商用電源の定格電流を超えないように制御することが可能となる。
そして、記録紙1枚中での定着温度の変化による画像むらをなくすことができる。
また、必要に応じて所望の定着性を確保し、画像形成能力の低下を最小限に止めることが可能となる。
なお、実施例1〜6では、カラーレーザプリンタの例で説明を行ったが、画像形成装置はカラーレーザプリンタに限定されるものではなく、モノクロレーザプリンタであっても構わない。また定着器もフィルム加熱方式に限定されるものではなく、例えば熱ローラ方式等、通電によって加熱するあらゆる構成の定着器に適用することが可能である。
実施例1における画像形成動作を説明するフローチャート 実施例1の画像形成装置(レーザプリンタ)の構成図 実施例1の画像形成装置の回路図 定着温度と定着器での消費電流の関係を説明する図 実施例2における画像形成動作を説明するフローチャート 実施例3の画像形成装置の構成図 実施例3における画像形成動作を説明するフローチャート 実施例4の画像形成装置の構成図 実施例4の画像形成装置の回路図 実施例4における画像形成動作を説明するフローチャート 実施例5の画像形成装置の構成図 実施例5の画像形成装置の回路図 実施例5における画像形成動作を説明するフローチャート 実施例5の変形における画像形成動作を説明するフローチャート 実施例6における画像形成動作を説明するフローチャート 定着器に流れる定着電流波形を説明する図
符号の説明
201 DCコントローラ
512 カレントトランス
401 カラーレーザプリンタ

Claims (6)

  1. トナー画像を記録材に生成するトナー画像生成手段と、
    前記トナー画像生成手段により前記記録材に生成されたトナー画像を圧力と熱によって記録材に定着させる定着手段と、
    前記定着手段の温度を目標温度に制御する制御手段とを備えた画像形成装置において、
    商用電源から前記画像形成装置に流れる電流を検知する電流検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記電流検知手段により検知された電流が所定値以上の場合に、前記検知された電流と前記所定値の差に応じて前記定着手段の目標温度を低下させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記目標温度を低下させるとともに、前記記録材の単位時間あたりの画像形成速度を遅くすることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記目標温度に応じて、トナー画像が生成された記録紙を前記定着手段に2回通すことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記記録紙の表面性および/または厚さを検知する検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記検知手段の検知結果によって前記目標温度を修正することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記画像形成装置の環境温度を検知する温度検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記温度検知手段の検知結果により前記目標温度を修正することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記電流検知手段により連続画像形成中の電流変化を検知し、前記電流変化に応じて前記目標温度を修正することを特徴とする画像形成装置。
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