JP2008237883A - 磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴イメージング方法 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴イメージング方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 2次元撮影により得られた画像や他のMPR画像と同じ断面の画像をMPRによって容易に得ることを可能とする。
【解決手段】 主制御部10gは、2次元撮影の撮影断面を設定する。主制御部10gは、撮影断面についての磁気共鳴信号を収集するように各部を制御し、この収集された磁気共鳴信号に基づいて撮影断面についての2次元画像を再構成するように再構成部10cを制御する。主制御部10gは、3次元領域を設定する。主制御部10gは、撮影断面に基づいて切り出し断面を設定する。主制御部10gは、主制御部10gは、3次元領域についての磁気共鳴信号を収集するように各部を制御し、この収集された磁気共鳴信号に基づく断面変換処理により切り出し断面についての断面画像を生成するように再構成部10cを制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、断面変換処理(multi planar reformat:以下、MPRと称する)の機能を備えた磁気共鳴イメージング装置およびMPRを利用した磁気共鳴イメージング方法に関する。
MRI撮影法には、大別して2次元(2D)撮影法と3次元(3D)撮影法とがある。これらのいずれの撮影法においても、スキャン前に計画された断面の画像を生成し、表示する。2D撮影では、基本的にマルチアングル収集が可能であり、1枚1枚の断面の方向、オフセット、スライス厚などを任意に設定できる。一方3D撮影では、1スラブに対して2Dと同じ位置情報を設定できるが、1スラブ内のスライスの位置はスラブに対する位置情報によって一意に決まる。
また、3D撮影により収集された3DデータからMPRによって任意断面を切り出す方法がある。すなわち、ユーザがGUI(graphical user interface)上で指定した切り出し断面の画像をMPRによって生成し、表示する。
特開2002−272700
ユーザは同じ撮影部位に関しては、互いに異なるプロトコルで得られた画像を同じ断面で見たいと考えていることが多い。例えば、多くのユーザは、2D撮影では面内分解能を変化させても、スライス厚やギャップは固定したいと考えている。一方、頚椎または腰椎についてのアキシャル撮影には、SSFP(steady state free precession)を利用した3D撮影が最近しばしば用いられる。しかしこのような3D撮影により得られた画像は、他のマルチアングル撮影された2DのT1画像などと同じ断面を見ることや、フィルムに焼き付けることが困難である。読影者は同じ断面の画像が焼き付けられたフィルムを所望することも多く、このような要求に対応するためには、3D撮影により得られた画像のうちで2Dの画像にできるだけ近い断面の画像を技師が目視で選択し、この画像をフィルムに焼き付けているのが現状である。
3DデータからMPRによって任意断面を切り出す機能では、断面の方向、オフセット、スライス厚などを任意に異ならせながら撮影された複数枚の2D画像のそれぞれと同じ断面を切り出すためには、複数の切り出し断面をユーザが逐一指定しなければならず、ユーザの負担が極めて大きい。
なお、以上のような不具合は、上記とは別のケースにおいても生じ得る。別のケースの一例は、互いに異なるシーケンスを使用してそれぞれ得られた複数の2Dデータまたは3Dデータに基づいてそれぞれMPRにより生成される画像どうし比較しようとするケースである。また別のケースの別の一例は、過去に行われた検査に関してMPRにより生成された画像と新たに行われた検査に関してMPRにより生成された画像とを比較しようとするケースである。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、2次元撮影により得られた画像や他のMPR画像と同じ断面の画像をMPRによって容易に得ることを可能とすることにある。
本発明の第1の態様による磁気共鳴イメージング装置は、断面位置を設定する手段と、前記設定された断面位置とは異なる複数の断面位置または3次元領域に関して第1の撮像シーケンスにより被検体から収集された磁気共鳴信号に基づいて、前記設定された断面位置に関する第1の画像を断面変換処理により生成する手段と、前記第1の画像の断面位置を判定する判定手段と、前記判定された断面位置とは異なる複数の断面位置または3次元領域に関して前記第1の撮像シーケンスとは異なる第2の撮像シーケンスにより前記被検体から収集された磁気共鳴信号に基づいて、前記判定された断面位置に関する第2の画像を断面変換処理により生成する生成手段とを備える。
本発明の第2の態様による磁気共鳴イメージング装置は、断面位置を設定する手段と、前記設定された断面位置に関して被検体から収集された磁気共鳴信号に基づいて、前記設定された断面位置に関する第1の画像を生成する手段と、前記第1の画像の断面位置を判定する判定手段と、前記判定された断面位置の少なくとも一部を含んだ3次元領域に関して前記被検体から収集された磁気共鳴信号に基づいて、前記判定された断面位置に関する第2の画像を断面変換処理により生成する生成手段とを備える。
本発明の第3の態様による磁気共鳴イメージング装置は、複数の断面位置または3次元領域に関して被検体から収集された磁気共鳴信号に基づいて断面変換処理により過去に生成された第1の画像の断面位置を判定する判定手段と、複数の断面位置または3次元領域に関して前記被検体から新たに収集された磁気共鳴信号に基づいて、前記判定された断面位置に関する第2の画像を断面変換処理により生成する生成手段とを備える。
本発明の第4の態様による磁気共鳴イメージング方法は、断面位置を設定し、前記設定された断面位置とは異なる複数の断面位置または3次元領域に関して第1の撮像シーケンスにより被検体から収集された磁気共鳴信号に基づいて、前記設定された断面位置に関する第1の画像を断面変換処理により生成し、前記第1の画像の断面位置を判定し、前記判定された断面位置とは異なる複数の断面位置または3次元領域に関して前記第1の撮像シーケンスとは異なる第2の撮像シーケンスにより前記被検体から収集された磁気共鳴信号に基づいて、前記判定された断面位置に関する第2の画像を断面変換処理により生成する。
本発明の第5の態様による磁気共鳴イメージング方法は、断面位置を設定し、前記設定された断面位置に関して被検体から収集された磁気共鳴信号に基づいて、前記設定された断面位置に関する第1の画像を生成する手段と、前記第1の画像の断面位置を判定し、前記判定された断面位置の少なくとも一部を含んだ3次元領域に関して前記被検体から収集された磁気共鳴信号に基づいて、前記判定された断面位置に関する第2の画像を断面変換処理により生成する。
本発明によれば、2次元撮影により得られた画像や他のMPR画像と同じ断面の画像をMPRによって容易に得ることを可能となる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置(MRI装置)100の構成を示す図である。このMRI装置100は、静磁場磁石ユニット1、傾斜磁場コイル2、傾斜磁場電源3、寝台4、寝台制御部5、送信用RFコイル6、送信部7、受信用RFコイル8、受信部9および計算機システム10を具備する。
静磁場磁石ユニット1は、中空の円筒形をなし、内部の空間に一様な静磁場を発生する。この静磁場磁石ユニット1は、静磁場磁石11と補正コイル12とを含む。静磁場磁石11は、例えば永久磁石または超伝導磁石等が使用される。補正コイル12は、複数のコイルが組み合わされている。補正コイル12は、静磁場磁石11が発生する静磁場の均一性を補正するための補正磁場を発生する。
傾斜磁場コイル2は、中空の円筒形をなし、静磁場磁石ユニット1の内側に配置される。傾斜磁場コイル2は、互いに直交するX,Y,Zの各軸に対応する3つのコイルが組み合わされている。傾斜磁場コイル2は、上記の3つのコイルが傾斜磁場電源3から個別に電流供給を受けて、磁場強度がX,Y,Zの各軸に沿って変化する傾斜磁場を発生する。なお、Z軸方向は、例えば静磁場と同方向とする。X,Y,Z各軸の傾斜磁場は、例えば、スライス選択用傾斜磁場Gs、位相エンコード用傾斜磁場Geおよびリードアウト用傾斜磁場Grのそれぞれとして任意に使用される。スライス選択用傾斜磁場Gsは、任意に撮影断面を決めるために利用される。位相エンコード用傾斜磁場Geは、空間的位置に応じて磁気共鳴信号の位相を変化させるために利用される。リードアウト用傾斜磁場Grは、空間的位置に応じて磁気共鳴信号の周波数を変化させるために利用される。
被検体200は、寝台4が有する天板41に載置された状態で傾斜磁場コイル2の空洞(撮影空間)内に挿入される。天板41は寝台制御部5により駆動され、その長手方向および上下方向に移動する。通常、この長手方向が静磁場磁石ユニット1の中心軸と平行になるように寝台4が設置される。
送信用RFコイル6は、傾斜磁場コイル2の内側に配置される。送信用RFコイル6は、送信部7から高周波パルスの供給を受けて、高周波磁場を発生する。
送信部7は、ラーモア周波数に対応する高周波パルスを送信用RFコイル6に送信する。
受信用RFコイル8は、傾斜磁場コイル2の内側に配置される。受信用RFコイル8は、上記の高周波磁場の影響により被検体から放射される磁気共鳴信号を受信する。受信用RFコイル8からの出力信号は、受信部9に入力される。
受信部9は、受信用RFコイル8からの出力信号に基づいて磁気共鳴データ磁気共鳴データを生成する。
計算機システム10は、インタフェース部10a、データ収集部10b、再構成部10c、記憶部10d、表示部10e、入力部10fおよび主制御部10gを有している。
インタフェース部10aには、傾斜磁場電源3、寝台制御部5、送信部7、受信用RFコイル8および受信部9等が接続される。インタフェース部10aは、これらの接続された各部と計算機システム10との間で授受される信号の入出力を行う。
データ収集部10bは、受信部9から出力されるデジタル信号をインタフェース部10aを介して収集する。データ収集部10bは、収集したデジタル信号、すなわち磁気共鳴データを、記憶部10dに格納する。データ収集部10bは、静磁場の補正量を算出するためのデータを収集するべきときには、主制御部10gの制御の下に、ROIの内側に関する磁気共鳴データを収集する。かくして、データ収集部10bは、主制御部10gとともに収集手段を構成する。
再構成部10cは、記憶部10dに記憶された磁気共鳴データに対して、後処理、すなわちフーリエ変換等の再構成を実行し、被検体200内の所望核スピンのスペクトラムデータあるいは画像データを求める。
記憶部10dは、磁気共鳴データと、スペクトラムデータあるいは画像データとを、患者毎に記憶する。また記憶部10dは、過去の断面変換処理により生成した断面画像に関する切り出し断面について表した切り出し断面情報を記憶する
表示部10eは、スペクトラムデータあるいは画像データ等の各種の情報を主制御部10gの制御の下に表示する。表示部10eとしては、液晶表示器などの表示デバイスを利用可能である。
入力部10fは、オペレータの操作に応じて各種指令や情報を入力する。入力部10fとしては、マウスやトラックボールなどのポインティングデバイス、モード切替スイッチ等の選択デバイス、あるいはキーボード等の入力デバイスを適宜に備える。
主制御部10gは、図示していないCPUやメモリ等を有しており、MRI装置100の上記の各部を総括的に制御する。また主制御部10gは、周知のMRI装置が備えている周知の動作をMRI装置100にて実現するように各部を制御する機能に加えて、この実施形態に特有の次のような機能を備える。上記の機能の1つは、入力部10fにて入力されたオペレータの指示に応じて2次元撮影の撮影断面を設定する。上記機能の1つは、上記撮影断面についての磁気共鳴データを収集するように、傾斜磁場電源3、寝台制御部5、送信部7、受信部9およびデータ収集部10bなどを制御する。上記機能の1つは、上記撮影断面について収集された磁気共鳴データに基づいて上記撮影断面についての2次元画像を再構成するように再構成部10cを制御する。上記機能の1つは、入力部10fにて入力されたオペレータの指示に応じて3次元領域を設定する。上記機能の1つは、上記3次元領域についての磁気共鳴信号を収集するように、傾斜磁場電源3、寝台制御部5、送信部7、受信部9およびデータ収集部10bなどを制御する。上記機能の1つは、上記3次元領域のうちで上記撮影断面が重複する領域として切り出し断面を設定する。上記機能の1つは、3次元領域のうちで記憶部10dに記憶された切り出し断面情報が表す切り出し断面が重複する領域として新たな切り出し断面を設定する。上記機能の1つは、上記3次元領域のうちで上記撮影断面が重複する領域として、あるいは上記3次元領域のうちで記憶部10dに記憶された切り出し断面情報が表す切り出し断面が重複する領域として切り出し断面の候補を決定する。上記機能の1つは、前記切り出し断面の候補を表す画像を表示部10eに表示させる。上記機能の1つは入力部10fにて入力されたオペレータの指示に応じて切り出し断面を設定する。上記機能の1つは、上記3次元領域について収集された磁気共鳴データに基づく断面変換処理により上記切り出し断面についての断面画像を生成するように再構成部10cを制御する。
次に以上のように構成されたMRI装置100の動作について説明する。
3D撮影を行うとともにこの3D撮影の結果をMPR処理によって得た断面画像として表示するようにオペレータにより要求されたことに応じて、主制御部10gは図2に示すような処理を実行する。
ステップSa1において主制御部10gは、2D撮影を併せて行うように設定されているか否かを確認する。なおこの設定は、例えば上記の要求の際にオペレータによってなされる。
2D撮影を行うように設定されているならば、主制御部10gはステップSa1からステップSa2へ進む。ステップSa2において主制御部10gは、入力部10fにて入力されるオペレータの指示に応じて2Dシーケンスの位置決めを行い、撮影断面の位置(スライス中心位置、スライス方向およびスライス厚など)を設定する。図3は2Dシーケンスの撮影断面の設定状況の一例を示す図である。図3では、2Dマルチアングル撮影のための撮影断面の例を示している。
ステップSa3において主制御部10gは、ステップSa2で設定した撮影断面を対象として2Dシーケンスによる磁気共鳴データの収集を行うように各部を制御する。ステップSa4において主制御部10gは、2Dシーケンスの再構成処理を再構成部10cに行わせるとともに、これにより再構成された2D画像を表示部10eに表示させる。再構成部10cは、ステップSa2での制御の下にデータ収集部10bにより収集された磁気共鳴データに基づいて再構成処理を行う。
ステップSa5において主制御部10gは、3Dシーケンスの位置決めを行い、3D撮影の対象となる3D領域およびその3D領域内の磁気共鳴データを収集するための断面を設定する。図4は3Dシーケンスでの撮影の対象となる3D領域および収集断面の設定状況の一例を示す図である。ステップSa6において主制御部10gは、3Dシーケンスによる磁気共鳴データの収集を行うように各部を制御する。ステップSa7において主制御部10gは、3Dシーケンスの再構成処理を再構成部10cに行わせるとともに、これにより再構成された3D画像を表示部10eに表示させる。再構成部10cは、ステップSa6での制御の下にデータ収集部10bにより収集された磁気共鳴データに基づいて再構成処理を行う。
ステップSa8において主制御部10gは、ステップSa2で設定した2Dの撮像断面とステップSa5で設定した3D領域とに基づいて切り出し断面候補を決定する。具体的には主制御部10gは、3D領域のうちで2Dの撮像断面と重複する領域を切り出し断面候補として決定する。かくして、例えばステップSa2設定した2Dの撮像断面とステップSa5で設定した3D領域とがそれぞれ図3および図4に示すような状態であるとするならば、領域を切り出し断面候補は図5にハッチングで示す領域として設定される。
一方、2D撮影を行わないように設定されているならば、主制御部10gはステップSa1からステップSa9へ進む。そして主制御部10gはステップSa9乃至ステップSa11において、ステップSa5乃至ステップSa7と同様にして3D撮影を行う。こののちにステップSa12において主制御部10gは、過去比較および3D比較のいずれを行うように設定されているかを確認する。この設定は、例えば上記の要求の際にオペレータによってなされる。なお、過去比較とは、今回の3D撮影に基づくMPR画像と過去検査に関して生成されたMPR画像との比較を行うことである。また、3D比較とは、ステップSa9乃至ステップSa11における3D撮影に基づくMPR画像と後述する3D撮影に基づくMPR画像との比較を行うことである。
過去比較を行うように設定されていた場合、主制御部10gはステップSa12からステップSa13へ進む。ステップSa13において主制御部10gは、3D領域のうちで過去切り出し断面と重複する領域を切り出し断面候補として決定する。ここで過去切り出し断面とは、記憶部10dに記憶された切り出し断面情報が表す切り出し断面のことである。つまり過去切り出し断面とは、過去に実施したMPR処理にて適用した切り出し断面である。複数のMPR処理についての切り出し断面情報が記憶部10dに記憶されている場合には、例えばオペレータにより選択された切り出し断面情報が表す切り出し断面を過去切り出し断面とする。
3D比較を行うように設定されていた場合、主制御部10gはステップSa12からステップSa14へ進む。ステップSa14において主制御部10gは、オペレータの指示に基づいて第1の切り出し断面を設定する。この第1の切り出し断面は、ステップSa9乃至ステップSa11における3D撮影に基づくMPR処理のために設定されるものである。そしてステップSa15において主制御部10gは、Sa14にて設定した切り出し断面についてのMPR画像をMPR処理により生成する。
これに続いて主制御部10gは、ステップSa16乃至ステップSa18において、ステップSa5乃至ステップSa7と同様にして3D撮影を行う。この3D撮影は、一般的にはステップSa9乃至ステップSa11における3D撮影とは異なるシーケンスを使用して行われる。ただし各3D撮影でそれぞれ使用するシーケンスは、例えばオペレータによって任意に指定される。そしてステップSa19において主制御部10gは、3D領域のうちで第1の切り出し断面と重複する領域を切り出し断面候補として決定する。
ステップSa8、ステップSa13またはステップSa19にて切り出し断面候補を決定し終えたならば主制御部10gは、ステップSa20へ進む。ステップSa20において主制御部10gは、切り出し断面候補の設定についての自動モードがONに設定されているか否かを確認する。そして自動モードがONに設定されているならば、主制御部10gはステップSa20からステップSa21へ進む。ステップSa21において主制御部10gは、ステップSa8またはステップSa13にて切り出し断面候補をそのまま切り出し断面として設定する。これに対して自動モードがOFFに設定されているならば、主制御部10gはステップSa20からステップSa22へ進む。ステップSa22において主制御部10gは、切り出し断面候補を表す計画画面を表示部10eに表示させる。オペレータは、表示部10eに表示された切り出し断面候補を参照しながら、所望の切り出し断面を指定する。そこでステップSa23において主制御部10gは、上記のオペレータの指示に応じて切り出し断面を設定する。なおオペレータは、表示された切り出し断面候補を参照しながら全く新たに切り出し断面を指定しても良いし、切り出し断面候補を必要に応じて修正しても良い。
ステップSa21またはステップSa23にて切り出し断面を設定し終えたならば主制御部10gは、ステップSa24へ進む。ステップSa24において主制御部10gは、MPR処理によりSa21またはステップSa23にて設定した切り出し断面についてのMPR画像を生成し、このMPR画像を表示部10eに表示させる。なお、MRI装置100に外付けされたフィルミング装置(図示せず)を使用して、上記のMPR画像をフィルムに焼き付けることもできる。
このように本実施形態によれば、2D撮影を行う場合で、かつ自動モードがONに設定されている場合には、3D撮影の対象となる3D領域のうちで2D撮影のために設定された撮影断面が重複する領域が切り出し断面として自動的に設定される。このためオペレータが何ら判断および操作を行わなくとも、2D撮影により得られる2D画像と同一断面のMPR画像を得るための切り出し断面が設定される。
また本実施形態によれば、2D撮影を行わず、かつ過去比較を行う場合で、かつ自動モードがONに設定されている場合には、3D撮影の対象となる3D領域のうちで過去に実施したMPR処理にて適用した切り出し断面と重複する領域が新たな切り出し断面として自動的に設定される。このためオペレータが何ら判断および操作を行わなくとも、過去に生成されたMPR画像と同一断面のMPR画像を得るための切り出し断面が設定される。
また本実施形態によれば、2D撮影を行わず、かつ3D比較を行う場合で、かつ自動モードがONに設定されている場合には、後の3D撮影の対象となる3D領域のうちで先の3D撮影に関して設定された切り出し断面と重複する領域が後の3D撮影に関するMPR処理のための切り出し断面として自動的に設定される。このためオペレータが何らかの判断および操作を行わなくとも、互いに異なるシーケンスを使用した2回の3D撮影のそれぞれに関して同一断面のMPR画像を得るための切り出し断面が設定される。
また本実施形態によれば、2D撮影を行う場合で、かつ自動モードがOFFに設定されている場合には、3D撮影の対象となる3D領域のうちで2D撮影のために設定された撮影断面が重複する領域が切り出し断面候補として決定されてオペレータに対して提示される。このため、オペレータは、2D撮影により得られる2D画像と同一断面のMPR画像を得るための切り出し断面を参照しながら、MPRについての計画を立てることができる。
また本実施形態によれば、2D撮影を行わず、かつ過去比較を行う場合で、かつ自動モードがOFFに設定されている場合には、3D撮影の対象となる3D領域のうちで過去に実施したMPR処理にて適用した切り出し断面と重複する領域が新たな切り出し断面候補として決定されてオペレータに対して提示される。このためオペレータは、過去に生成されたMPR画像と同一断面のMPR画像を得るための切り出し断面を参照しながら、MPRについての計画を立てることができる。
また本実施形態によれば、2D撮影を行わず、かつ3D比較を行う場合で、かつ自動モードがOFFに設定されている場合には、後の3D撮影の対象となる3D領域のうちで先の3D撮影に関して設定された切り出し断面と重複する領域が後の3D撮影に関するMPR処理のための切り出し断面候補として決定されてオペレータに対して提示される。このためオペレータは、先の3D撮影に関して生成されたMPR画像と同一断面のMPR画像を得るための切り出し断面を参照しながら、後の3D撮影に関するMPRについての計画を立てることができる。
そして本実施形態によれば、上記のように自動的に設定された切り出し断面や、上記のようにしてオペレータにより行われた計画にて設定された切り出し断面についてのMPR画像を生成するので、2次元撮影により得られた画像や他のMPR画像と同じ断面の画像をMPRによって容易に得ることができる。
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
2D撮影断面に基づく切り出し断面の自動設定、過去切り出し断面に基づく切り出し断面の自動設定、2D撮影断面に基づいて決定した切り出し断面候補の提示、ならびに過去切り出し断面に基づいて決定した切り出し断面候補の提示のうちのいずれか1つ乃至3つを実施するようにしても良い。
ステップSa8またはステップSa13では、2D撮影断面または過去切り出し断面をそのまま切り出し断面候補として決定するようにしても良い。
3D領域のうちで2Dの撮像断面と重複する領域を切り出し断面としているから、3D領域からはみ出している2Dの撮像断面と、この2D断面に応じて決定される切り出し断面とは、互いに一致しない。そこで、このような切り出し断面に関して生成したMPR画像の表示に当たっては、その切り出し断面が2D断面と一致していないことをオペレータに対して報知しても良い。この報知は、MPR画像中での不一致領域の表示、マークの表示、文字メッセージの表示、警告音または音声メッセージの出力など任意の形態で行える。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
本発明の一実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置(MRI装置)100の構成を示す図。 3D撮影を行うとともにこの3D撮影の画像をMPR処理によって得た断面画像として表示するための主制御部10gのフローチャート。 2Dシーケンスの撮影断面の設定状況の一例を示す図。 3Dシーケンスでの撮影の対象となる3D領域および収集断面の設定状況の一例を示す図。 領域を切り出し断面候補の一例を示す図。
符号の説明
1…静磁場磁石ユニット、2…傾斜磁場コイル、3…傾斜磁場電源、4…寝台、5…寝台制御部、6…送信RFコイル、7…送信部、8…受信RFコイル、9…受信部、10a…インタフェース部、10b…データ収集部、10d…記憶部、10…計算機システム、10c…再構成部、10g…主制御部、10f…入力部、10e…表示部。

Claims (9)

  1. 断面位置を設定する手段と、
    前記設定された断面位置とは異なる複数の断面位置または3次元領域に関して第1の撮像シーケンスにより被検体から収集された磁気共鳴信号に基づいて、前記設定された断面位置に関する第1の画像を断面変換処理により生成する手段と、
    前記第1の画像の断面位置を判定する判定手段と、
    前記判定された断面位置とは異なる複数の断面位置または3次元領域に関して前記第1の撮像シーケンスとは異なる第2の撮像シーケンスにより前記被検体から収集された磁気共鳴信号に基づいて、前記判定された断面位置に関する第2の画像を断面変換処理により生成する生成手段とを具備したことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 断面位置を設定する手段と、
    前記設定された断面位置に関して被検体から収集された磁気共鳴信号に基づいて、前記設定された断面位置に関する第1の画像を生成する手段と、
    前記第1の画像の断面位置を判定する判定手段と、
    前記判定された断面位置の少なくとも一部を含んだ3次元領域に関して前記被検体から収集された磁気共鳴信号に基づいて、前記判定された断面位置に関する第2の画像を断面変換処理により生成する生成手段とを具備したことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  3. 複数の断面位置または3次元領域に関して被検体から収集された磁気共鳴信号に基づいて断面変換処理により過去に生成された第1の画像の断面位置を判定する判定手段と、
    複数の断面位置または3次元領域に関して前記被検体から新たに収集された磁気共鳴信号に基づいて、前記判定された断面位置に関する第2の画像を断面変換処理により生成する生成手段とを具備したことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  4. 過去に生成された第1の画像の断面位置に関する情報を記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記判定手段は、前記記憶手段に記憶された情報に基づいて前記第1の画像の断面位置を判定することを特徴とする請求項3に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記生成手段は、前記3次元領域のうちで前記判定された断面位置が重複する領域のみについて前記第2の画像を生成することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記判定手段により判定された断面位置を操作者に提示する手段と、
    前記操作者の指示に応じて断面変換処理のための断面位置を設定する設定手段とをさらに具備し、
    前記生成手段は、前記設定手段により設定された断面位置に関する第2の画像を断面変換処理により生成することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記生成手段は、前記3次元領域のうちで前記設定手段により設定された断面位置が重複する領域のみについて前記第2の画像を生成することを特徴とする請求項6に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 断面位置を設定し、
    前記設定された断面位置とは異なる複数の断面位置または3次元領域に関して第1の撮像シーケンスにより被検体から収集された磁気共鳴信号に基づいて、前記設定された断面位置に関する第1の画像を断面変換処理により生成し、
    前記第1の画像の断面位置を判定し、
    前記判定された断面位置とは異なる複数の断面位置または3次元領域に関して前記第1の撮像シーケンスとは異なる第2の撮像シーケンスにより前記被検体から収集された磁気共鳴信号に基づいて、前記判定された断面位置に関する第2の画像を断面変換処理により生成することを特徴とする磁気共鳴イメージング方法。
  9. 断面位置を設定し、
    前記設定された断面位置に関して被検体から収集された磁気共鳴信号に基づいて、前記設定された断面位置に関する第1の画像を生成する手段と、
    前記第1の画像の断面位置を判定し、
    前記判定された断面位置の少なくとも一部を含んだ3次元領域に関して前記被検体から収集された磁気共鳴信号に基づいて、前記判定された断面位置に関する第2の画像を断面変換処理により生成することを特徴とする磁気共鳴イメージング方法。
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