JP2008237658A - 穴かがりミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】 送り台の位置に関係なく、第2ハンマーを第1ハンマーの下側の作用位置に迅速に移動でき、縫製サイクルの短縮化を実現できるようにすること。
【解決手段】 ハンマー駆動機構10は、第1ハンマー24を取付けるカッタ軸部材22を上下動可能に支持する直動型の支持機構18と、第1ハンマー24をメス13に押圧させる打抜き機構19と、この打抜き機構19を作動させる打抜きエアシリンダ20等を有している。打抜き機構19において、打抜きエアシリンダ20の退入駆動により第1リンク部材30とこれに連結された第2リンク部材32とを介してカッタ軸部材22が下降する。第2ハンマー45aは第1ハンマー24の後側の待機位置に退避しているが、下降移動用エアシリンダ53の進出駆動と前進移動用エアシリンダ49の退入駆動により第2ハンマー45aは第1ハンマー24の下側の作動位置に移動する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、メスを交換することなく、第1ハンマーで鳩目ボタン穴を形成するのに加えて、第2ハンマーで小型のボタン穴を形成できるようにした穴かがりミシンに関する。
従来、穴かがりミシンにおいては、加工布に穴かがり縫目を形成した後(又は穴かがり縫目の形成前)に、穴かがり縫目(又は穴かがり縫目形成予定位置)の内側にボタン穴を開けるためのハンマー駆動装置が装備されている。このハンマー駆動装置には、ミシン機枠に固定された下側のメスと、このメスの上側で上下動可能なハンマーと、このハンマーを上下に駆動させるハンマー機構と、このハンマー機構を駆動するアクチュエータ等が設けられている。
例えば、特許文献1に記載の穴かがり縫いミシンは、湾曲状の腕部材の先端部に装着された第1ハンマーをエアシリンダにより下側のメスに押圧可能にし、更に、腕部材の空間部分にロータリエアシリンダが設けられている。このロータリエアシリンダの回転軸に回転体が固着され、この回転体に固定された第2ハンマ支持板の先端部に第2ハンマーが固定されている。
この第2ハンマーは、常には、第1ハンマーに対して側部の高い退避位置に待機させている。そして、鳩目穴かがり縫目の形成後に、エアシリンダが進出駆動して第1ハンマーとメスにより鳩目ボタン穴を形成する。その後、ねむり穴かがり縫目の形成後に、ロータリエアシリンダにより第2ハンマーが回動して第1ハンマーの下側に進入し、エアシリンダが進出駆動して第2ハンマーとメスにより小型のボタン穴を形成するようにしてある。
特開2001−120865号公報 (第3〜5頁、図1,図2)
穴かがりミシンにおいては、通常、送り台の上面に左右1対の布押えレバーが設けられ、これら布押えレバーの先端部に取付けた布押えで、加工布の縫製位置近傍部を両側から保持するようになっている。前述した特許文献1に記載の穴かがり縫いミシンでは、眠り穴かがり縫目の形成後に、ロータリエアシリンダを駆動させて第2ハンマーを第1ハンマーの下側に移動させる際に、第2ハンマーが直ぐ両側に位置する布押えレバーに干渉するようになる。
そこで、先ず、送り台を予め前方へ移動させておき、この状態で第2ハンマーを第1ハンマーの下側に回動させることで、第2ハンマーと布押えレバーとの干渉を回避させるようにしている。その後、送り台を後方の穴あけ位置に移動復帰させてから、第2ハンマーで小型のボタン穴を形成するようにしている。このように、第2ハンマーによる小型のボタン穴を形成するその都度、送り台を前後方向に往復移動させなければなないので、穴かがり縫いの縫製のサイクル時間が長くなり、作業能率が低下するという問題がある。
本発明の目的は、送り台の位置に関係なく、第2ハンマーを第1ハンマーの下側の作用位置に迅速に移動でき、縫製サイクルの短縮化を実現できるようにすること。
請求項1の穴かがりミシンは、左右1対の布押えで押えた状態の加工布にボタン穴を形成するためのメスと、このメスの上側に対向配置された第1ハンマーと、前記第1ハンマーを駆動させるハンマー駆動機構を有する穴かがりミシンにおいて、第1ハンマーと異なる形状の第2ハンマーと、第2ハンマーを第1ハンマーの後側の待機位置と、第1ハンマーの下側の作動位置とに亙って移動駆動させるハンマー移動機構とを備えたものである。
第2ハンマーは、常には第1ハンマーの後側の待機位置に退避しているが、第2ハンマーを使用して、第1ハンマーにより形成するボタン穴と異なるボタン穴を形成する場合には、ハンマー移動機構により第2ハンマーが第1ハンマーの下側の作動位置に移動される。即ち、第2ハンマーは、待機位置から作用位置に回動(旋回)させるのではなく、第1ハンマーの後側から下側に移動する。それ故、第2ハンマーの作用位置への移動に際して、送り台の位置が何れの位置であっても、第2ハンマーがこの両側に位置する布押えレバーに干渉することはない。
請求項2の穴かがりミシンは、請求項1において、前記ハンマー移動機構は、第2ハンマーを待機位置から第1ハンマーの下面に対応する位置まで下降移動させる下降移動用エアシリンダと、その後第2ハンマーを作動位置に前進移動させる前進移動用エアシリンダを有するものである。
請求項3の穴かがりミシンは、請求項2において、前記下降移動用エアシリンダは、前進移動用エアシリンダのピストンロッドの先端部に固定されたものである。
請求項4の穴かがりミシンは、請求項3において、前記第2ハンマーは、下降移動用エアシリンダのピストンロッドの先端部に固定されたものである。
請求項1の発明によれば、メスとこのメスの上側に対向配置された第1ハンマーと第1ハンマーを駆動させるハンマー駆動機構を有する穴かがりミシンにおいて、第2ハンマーと、第2ハンマーを待機位置と作動位置とに亙って移動駆動させるハンマー移動機構とを備え、第2ハンマーを使用する場合、第2ハンマーを、第1ハンマーの後側の待機位置から第1ハンマーの下側の作動位置に移動させるので、送り台の位置が何れの位置であっても、第2ハンマーの布押えレバーとの干渉を確実に回避でき、送り台の移動を伴わないため、穴かがり縫いのサイクル時間を短縮でき、作業能率の向上を図ることができる。
請求項2の発明によれば、前記ハンマー移動機構は、第2ハンマーを待機位置から第1ハンマーの下面に対応する位置まで下降移動させる下降移動用エアシリンダと、その後第2ハンマーを作動位置に前進移動させる前進移動用エアシリンダを有するので、第2ハンマーはこれら2つのエアシリンダにより下降移動と前進移動の2段階移動により、第1ハンマーとの干渉も確実に回避しながら作用位置に迅速に移動することができる。
請求項3の発明によれば、前記下降移動用エアシリンダは、前進移動用エアシリンダのピストンロッドの先端部に固定されたので、下降移動用エアシリンダの前進移動用エアシリンダに対する取付けが格段に簡単化する。
請求項4の発明によれば、前記第2ハンマーは、下降移動用エアシリンダのピストンロッドの先端部に固定されたので、第2ハンマーの下降移動用エアシリンダに対する取付けが格段に簡単化する。
本実施例の穴かがりミシンは、第2ハンマーを常には第1ハンマーの後側の待機位置に退避させておき、第2ハンマーを使用するに際して、下降移動用エアシリンダを進出駆動してから前進移動用エアシリンダを退入駆動し、第2ハンマーを待機位置から第1ハンマーの下側の作動位置に2段階で移動させるようにしてある。
図1に示すように、穴かがりミシン1は、上方を開放した略矩形箱状をなすベッド台2と、そのベッド台2に嵌め込むように配置されたベッド部3と、そのベッド部3の後方部から立設される脚柱部4と、その脚柱部4の上部から前方に延びるアーム部5等を有し、作業テーブル(図示略)上に固定されている。
アーム部5の前方下部には、縫針6を備えた針棒7が上下動可能に設けられ、詳しく図示はしないが、ミシンモータの駆動により回転する主軸の回転力がカム機構に伝達され、所定幅分だけ左右に揺動しながら上下駆動されるようになっている。この場合、主軸が2回転する毎に、針棒7は左側揺動位置と右側揺動位置とに揺動する。このアーム部5には、加工布に鳩目穴を形成するハンマー駆動機構10が設けられている。
ベッド部3には、針棒7に対向するように2個のルーパー(図示略)を備えたルーパー土台(図示略)が設けられている。これら2個のルーパーは図示しないカム機構を介して主軸の回転により、針棒7の上下動と調時して駆動されるようになっている。また、針棒7及びルーパー土台はベッド部3内に設けられたθ方向駆動モータ及びギヤ機構からなる回動機構(図示略)により、夫々水平面において、鉛直軸周りに一体的に回動するようになっている。
ベッド部3の上面部には、加工布がセットされる送り台8が設けられている。ベッド部3内には、図示を省略するが、この送り台8を、X方向駆動モータの駆動によりX方向(左右方向)に送り移動させるX方向移動機構と、Y方向駆動モータの駆動によりY方向(前後方向)に送り移動させるY方向移動機構とが設けられている。
ベッド部3には、メス土台12(図5参照)がルーパー土台の後方側に位置して固定配置され、後述する第1ハンマー24と協働して鳩目穴を形成するメス13がメス土台12に着脱可能に取付けられている。但し、メス13はその上端が送り台8の上面とほぼ同じ高さ位置となるように、メス土台12に固定されている。
送り台8の上面には加工布を保持する左右1対の布押えレバー15,16が設けられ、これら布押えレバー15,16の先端部に布押え15a,16aが夫々取付けられている。これら布押えレバー15,16が図示外のエアシリンダにより駆動され、上側の退避位置と下側の押圧位置とに切換えられる。
次に、ハンマー駆動機構10について説明する。このハンマー駆動機構10は、第1ハンマー24を取付けるカッタ軸部材22を上下動可能に支持する直動型の支持機構18と、第1ハンマー24をメス13に押圧させる打抜き機構19と、この打抜き機構19を作動させる打抜きエアシリンダ20等を有している。
先ず、支持機構18について説明する。
図3に示すように、アーム部5下側の水平状のフレーム5aに円筒状のハンマー支持体21が下側から内嵌され、フレーム5aに固定されている。ハンマー支持体21の内部に略円柱状のカッタ軸部材22が嵌入され、そのカッタ軸部材22の下端部に第1ハンマー支持体23が固定されている。その第1ハンマー支持体23の下端に第1ハンマー24が着脱可能に取付けられている。この場合、第1ハンマー24は側部の固定螺子25により第1ハンマー支持体23に着脱可能に固定されている。
次に、前述した第1ハンマー24を駆動する為の打抜きエアシリンダ20は、図3に示すように、穴かがりミシン1の脚柱部4において上向きに配設され、例えば、複動型に構成されている。その打抜きエアシリンダ20の下端部がベッド台2のフレーム2aに支持ピン27を介して回動可能に支持されている。
次に、打抜き機構19について説明する。
図3に示すように、平面視略クランク状且つ正面視略逆L字状の第1リンク部材30の支持部30aが、フレーム5aに固定された左右方向向きの第1支持軸31に回動可能に支持されている。第1リンク部材30の駆動側端部30bが二股状に形成され、打抜きエアシリンダ20から上方に延びるピストンロッド20aの先端部の連結部20bに回動可能に連結されている。
アーム部5には、前後方向に延びる第2リンク部材32が配設され、その前後方向の略中央部において、フレーム5aに固定された左右方向向きの第2支持軸33に回動可能に支持されている。第2リンク部材32の前端の押圧側端部32a及び後端の連結側端部32bは夫々二股状に形成されている。
これら第1及び第2リンク部材30,32の間に、中間リンク部材34が配設されている。第1リンク部材30の連結側端部30cも二股状に形成され、これら連結側端部30cに架着された左右方向向きの第1連結ピン35の中央部が、中間リンク部材34に連結されている。
第2リンク部材32の二股状の連結側端部32bと中間リンク部材34の上端部とが、左右方向向きの第2連結ピン36により連結されている。更に、第2リンク部材32の二股状の押圧側端部32aの内部に押圧コロ(図示略)が配設され、支持軸38により回動可能に支持され、押圧コロがカッタ軸部材22の上端に上側から当接している。
ここで、押圧コロの外周の一部が平坦状に面取りされ、その平坦面がカッタ軸部材22の上端に面接触している。図3に示すように、第2リンク部材32の前端面に固着した係合ピン41と、その上側のフレーム5aに固着した係合ピン42間に、引っ張りコイルバネ43が掛装され、第2リンク部材32の前端及びカッタ軸部材22が上方に付勢されている。
次に、第1ハンマー24と異なる形状の第2ハンマー45aと、この第2ハンマー45aを上下方向と前後方向に夫々移動させるハンマー移動機構47について説明する。
図3,図5に示すように、第1ハンマー支持体23の左側面に、後方且つ上方に延びるL字形状の第1連結支持板48の前端部が固着され、この第1連結支持板48の上端部に前進移動用エアシリンダ49のシリンダ本体49aが固着されている。
この前進移動用エアシリンダ49のシリンダ本体49aには、ピストンロッド49b以外に、前後方向向きの上下1対のガイド軸49cが進退可能に設けられている。そこで、ピストンロッド49bの先端部(後端部)と1対のガイド軸49cの先端部(後端部)とに縦向きの第1連結部材50が固着されている。それ故、第1連結部材50はこれらガイド軸49cにガイドされながら安定且つスムーズに前後移動できる。
更に、この第1連結部材50には、側面視ほぼL字形状の第2連結支持板51の上端部が複数の固定ボルト52で固定されている。この第2連結支持板51の前端部に、下降移動用エアシリンダ53のシリンダ本体53aが固着されている。この下降移動用エアシリンダ53のシリンダ本体53aには、ピストンロッド53b以外に、上下方向向きの前後1対のガイド軸53cが進退可能に設けられている。ピストンロッド53bの先端部(下端部)と1対のガイド軸53cの先端部(下端部)とに前後向きの第2連結部材54が固着されている。
第2連結部材54はこれらガイド軸53cにガイドされながら安定且つスムーズに上下移動できる。更に、この第2連結部材54には、第2ハンマー支持体45の後端部が複数の固定ボルト55で固定され、この第2ハンマー支持体45の前端部に第2ハンマー45aが形成されている。ここで、第2ハンマー45aは、図4に示すように、メス13に形成された鳩目部13aと直線メス部13bのうちの直線メス部13bの一部にだけ対応する小型のハンマーであり、メス13を交換することなく、第1ハンマー24の下側に位置し、短い直線状のボタン穴を形成するためのものである。
次に、このように構成された穴かがりミシン1の作用について説明する。ここでは、鳩目穴かがり縫目が形成されてからボタン穴を形成する、所謂後メスについて説明する。
加工布Wに鳩目穴かがり縫いが形成されている縫製中においては、打抜きエアシリンダ20は進出駆動される。
その結果、図3において、ピストンロッド20aの進出により第1リンク部材30が反時計回りに回動し且つ第2リンク部材32が時計回りに回動するので、引っ張りコイルバネ43のバネ力により、カッタ軸部材22と第1ハンマー支持体23を介して第1ハンマー24は図5に実線で示す待機位置に位置している。このとき、前進移動用エアシリンダ49は進出駆動され且つ下降移動用エアシリンダ53は退入駆動されているので、第2ハンマー45aは第1ハンマー24の後側の待機位置に退避している。
鳩目穴かがり縫いが終了した場合、打抜きエアシリンダ20は退入駆動されるので、第1リンク部材30が時計回りに回動し且つ第2リンク部材32が反時計回りに回動するので、カッタ軸部材22と第1ハンマー支持体23を介して第1ハンマー24が下降して加工布がメス13上に押圧され(図5の2点鎖線参照)、鳩目部と直線部とからなる「鳩目穴」が加工布に形成される。その後、打抜きエアシリンダ20は進出駆動され、第1ハンマー24を元の待機位置まで上昇する。
加工布に眠り穴かがり縫いが終了した場合には、図6に示すように、先ず、下降移動用エアシリンダ53が進出駆動され、第2ハンマー45aが第1ハンマー24の下面に対応する位置まで下降される。次に、図7に示すように、前進移動用エアシリンダ49が退入駆動され、第2ハンマー45aが第1ハンマー24の下側の作用位置まで前進移動される。その後、前述したように、打抜きエアシリンダ20が退入駆動される。
このとき、カッタ軸部材22と第1ハンマー支持体23を介して第1,第2ハンマー24,45aが同時に下降して加工布Wがメス13上に押圧され(図7の2点鎖線参照)、直線メス部13bと協働して直線部だけの「眠り穴」が加工布に形成される。その後、打抜きエアシリンダ20は進出駆動されて第1ハンマー24が元の待機位置まで上昇するのと同時に、前進移動用エアシリンダ49が進出駆動されてから下降移動用エアシリンダ53が退入駆動され、第2ハンマー45aは元の待機位置に戻る。
このように、メス13とこのメス13の上側に対向配置された第1ハンマー24と第1ハンマー24を駆動させるハンマー駆動機構10を有する穴かがりミシン1において、第2ハンマー45aと、第2ハンマー45aを待機位置と作動位置とに亙って移動駆動させるハンマー移動機構47とを備え、第2ハンマー45aを使用する場合、第2ハンマー45aを、第1ハンマー24の後側の待機位置から第1ハンマー24の下側の作動位置に移動させるので、送り台8の位置が何れの位置であっても、第2ハンマー45aの布押えレバー15,16との干渉を確実に回避でき、送り台8の移動を伴わないため、穴かがり縫いのサイクル時間を短縮でき、作業能率の向上を図ることができる。
また、ハンマー移動機構47は、第2ハンマー45aを待機位置から第1ハンマー24の下面に対応する位置まで下降移動させる下降移動用エアシリンダ49と、その後第2ハンマー45aを作動位置に前進移動させる前進移動用エアシリンダ53を有するので、第2ハンマー45aはこれら2つのエアシリンダ49,53により下降移動と前進移動の2段階の移動により、第1ハンマー24との干渉も確実に回避しながら作用位置に迅速に移動することができる。
また下降移動用エアシリンダ53は、前進移動用エアシリンダ49のピストンロッド49aの先端部に固定されたので、下降移動用エアシリンダ53の前進移動用エアシリンダ49に対する取付けが格段に簡単化する。更に、第2ハンマー45aは、下降移動用エアシリンダ53のピストンロッド53aの先端部に固定されたので、第2ハンマー45aの下降移動用エアシリンダ53に対する取付けが格段に簡単化する。
次に、前記実施例を部分的に変更した変更形態について説明する。
1)下降移動用エアシリンダ53と前進移動用エアシリンダ49に代えて、下降移動用ソレノイドと前進移動用ソレノイドを用いるようにしてもよい。
2)ハンマー駆動装置10は、第1ハンマー24を揺動アームの先端部に取付け、この揺動アームをエアシリンダで揺動駆動するように構成されてあってもよい。
3)本実施例では、下降移動用エアシリンダ53を第2連結支持板51に固定している。従って、下降移動用エアシリンダ53を間接的に前進移動用エアシリンダ49のピストンロッド49aの先端部に固定しているが、第1連結部材50に下降移動用エアシリンダ53を固定してもよい。また、下降移動用エアシリンダ53を直接、ピストンロッド49aの先端部に固定してもよい。いずれの場合も、第2ハンマー45aの長さを長くする必要が生じる。
4)本実施例では、ハンマー移動機構47として、下降移動用エアシリンダ53と前進移動用エアシリンダ49とで構成しているが、前進移動用エアシリンダ49のみで構成してもよい。この場合、第2ハンマー45aを弾性変形可能な部材で構成しなければならない。
本発明の実施例に係る穴かがりミシンの側面図である。 穴かがりミシンの正面図である。 穴かがりミシンの内部構造を示す側面図である。 メスと第1,第2ハンマーの平面図である。 第2ハンマーが待機位置のときの要部拡大部分側面図である。 第2ハンマーが待機位置から下降移動したときの要部拡大部分側面図である。 第2ハンマーが作用位置のときの要部拡大部分側面図である。
符号の説明
1 穴かがりミシン
10 ハンマー駆動機構
13 メス
15 布押えレバー
15a 布押え
16 布押えレバー
16a 布押え
24 第1ハンマー
45a 第2ハンマー
47 ハンマー移動機構
49 前進移動用エアシリンダ
49b ピストンロッド
53 下降移動用エアシリンダ
53b ピストンロッド

Claims (4)

  1. 左右1対の布押えで押えた状態の加工布にボタン穴を形成するためのメスと、このメスの上側に対向配置された第1ハンマーと、前記第1ハンマーを駆動させるハンマー駆動機構を有する穴かがりミシンにおいて、
    前記第1ハンマーと異なる形状の第2ハンマーと、
    前記第2ハンマーを前記第1ハンマーの後側の待機位置と、前記第1ハンマーの下側の作動位置とに亙って移動駆動させるハンマー移動機構と、
    を備えたことを特徴とする穴かがりミシン。
  2. 前記ハンマー移動機構は、第2ハンマーを前記待機位置から前記第1ハンマーの下面に対応する位置まで下降移動させる下降移動用エアシリンダと、その後第2ハンマーを前記作動位置に前進移動させる前進移動用エアシリンダを有することを特徴とする請求項1に記載の穴かがりミシン。
  3. 前記下降移動用エアシリンダは、前記前進移動用エアシリンダのピストンロッドの先端部に固定されたことを特徴とする請求項2に記載の穴かがりミシン。
  4. 前記第2ハンマーは、前記下降移動用エアシリンダのピストンロッドの先端部に固定されたことを特徴とする請求項3に記載の穴かがりミシン。
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