JP2008236865A - 電気接続箱のハーネス付設構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気接続箱に装着するブラケット構造体にワイヤハーネスを作業性良く簡単に且つ確実に組み付ける。
【解決手段】電気接続箱1をブラケット構造体2に固定し、ブラケット構造体を取付側に固定する構造において、長手方向に沿う長形の開口28を有するハーネスプロテクタ3にワイヤハーネス31を挿通し、ハーネスプロテクタの係合部29をブラケット構造体の係止部24に係合させ、長形の開口をブラケット構造体の壁面15aで塞ぐ。ブラケット構造体2に、ハーネスプロテクタ3を位置決め案内する突出壁21を設けた。係合部29を係止部24に係合させた状態で、ハーネスプロテクタ3を突出壁21と同一平面に配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気接続箱にブラケット構造体を介して外部のワイヤハーネスを組み付ける電気接続箱のハーネス付設構造に関するものである。
図5は、従来の電気接続箱の一形態を示すものである(特許文献1参照)。
この電気接続箱(ジャンクションボックスないしジャンクションブロック)41は、合成樹脂製のケース42と、ケース42内に装着される回路基板(図示せず)と、ケース42の開口43側で回路基板から立設した端子(図示せず)を収容する部品接続部44,45及びコネクタ46と、ケース42の外側に一体に設けられた一対のブラケット47とを備えるものである。
部品接続部はリレー接続部44やヒューズ接続部45であり、ケース42と一体の接続部本体(符号44,45で代用)と前記回路基板側の端子(図示せず)とで構成される。回路基板はプリント回路やバスバー回路は電線等の回路を適宜備える。
コネクタ46は入力用と出力用の二つがあり、電源側のワイヤハーネス(図示せず)のコネクタが入力用のコネクタ46に接続され、回路基板から部品接続部44,45のリレーやヒューズを経て出力用のコネクタ46から負荷側のワイヤハーネス(図示せず)に接続される。すなわち、電源電流が電気接続箱41のリレーやヒューズ等の部品を経て負荷側に分配される。
ケース42の開口43はカバー(図示せず)で閉止され、入力用のワイヤハーネス(図示せず)はカバーの孔部から外部に挿通される。ケース42をロアカバーと称することもある。入出力用のコネクタ46の位置はケース42の開口43側に限らず、ケース42の裏面側や背面側に配置されることもある。また、電子制御ユニット(図示せず)がケース42の裏面等に付設されて、ケース42内の回路基板に接続されることもある。
各ブラケット47はボルト挿通用の孔部47aを有し、車両ボディやパネル等にボルト(図示せず)で締付固定される。車両ボディ等への電気接続箱41の取付方向は横置きに限らず縦置きや斜め等に取り付けられることもある。
例えば上記電気接続箱41において、電気接続箱41に関係のない外部のワイヤハーネス(複数本の電線)をケース42の外面に沿って付設(配索固定)する場合は、ケース42にハーネス固定用のフック部等を一体に設けることがある。
図6は、従来の電気接続箱のハーネス付設構造の一形態を示すものである。
この構造は、電気接続箱1のケース4に別体の大きなブラケット構造体48を付設し、ブラケット構造体48に、電気接続箱1とは関係のない外部のワイヤハーネス31を沿わせて合成樹脂製のバンド49で固定したものである。
電気接続箱1にブラケット構造体48を組み付けた後、ブラケット構造体48にワイヤハーネス31を組み付けるか、あるいはブラケット構造体48にワイヤハーネス31をバンド49で固定した後、電気接続箱1にブラケット構造体48を組み付けるかは適宜選択的に実施可能である。
ブラケット構造体48は電気接続箱1のブラケット6では届かない車両ボディ等の奥側までブラケット17を延長したものであり、ブラケット構造体48のサブブラケット9,10に電気接続箱1のブラケット5,6をボルトとナットで締付固定し、ブラケット構造体48の延長されたメインブラケット17や基板部15の孔部23を車両ボディやパネルにボルトで固定する。
ワイヤハーネス31をブラケット構造体48に固定するバンド49は、表面に鋸歯状突起(図示せず)を有する帯状のバンド本体と、バンド本体の端部に設けられた挿通係止部(図示せず)とで成り、バンド本体を挿通係止部に挿通してワイヤハーネス31を締め付けて鋸歯状突起を係止させる。ブラケット構造体48にはバンド49を挿通させる孔部50が設けられている。
特開平11−266515号公報(図1)
しかしながら、上記図6の電気接続箱のハーネス付設構造にあっては、車両への取付位置によって電気接続箱1がブラケット構造体48を必要としない場合もあり、電気接続箱1へのブラケット構造体48の取付や、特にブラケット構造体48へのワイヤハーネス31の取付は、製造ラインから離れた倉庫等で行われることが多く、ブラケット構造体48へのワイヤハーネス31の取付作業を簡単に行わせるべく、バンド49によるワイヤハーネス31の固定よりも簡単で作業性の良いワイヤハーネスの取付構造が切望されていた。
本発明は、上記した点に鑑み、電気接続箱に装着するブラケット構造体にワイヤハーネスを作業性良く簡単に且つ確実に組み付けることのできる電気接続箱のハーネス付設構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る電気接続箱のハーネス付設構造は、電気接続箱をブラケット構造体に固定し、ブラケット構造体を取付側に固定する構造において、長手方向に沿う長形の開口を有するハーネスプロテクタにワイヤハーネスを挿通し、該ハーネスプロテクタの係合部を該ブラケット構造体の係止部に係合させ、該長形の開口を該ブラケット構造体の壁面で塞ぐことを特徴とする。
上記構成により、ハーネスプロテクタ内にワイヤハーネスを挿通し、ないし挿通固定し、ハーネスプロテクタをブラケット構造体に係止手段(係止部と係合部)で係止させる。ブラケット構造体は予め電気接続箱に組付固定しておくことが好ましい。ハーネスプロテクタをブラケット構造体に係止すると同時に、ハーネスプロテクタの開口がブラケット構造体で塞がれて、ハーネスプロテクタ内のワイヤハーネス(複数本の電線)の飛び出しが阻止される。ワイヤハーネスはハーネスプロテクタによって導出方向が規定される。
請求項2に係る電気接続箱のハーネス付設構造は、請求項1記載の電気接続箱のハーネス付設構造において、前記ブラケット構造体が、前記ハーネスプロテクタを位置決め案内する突出壁を有することを特徴とする。
上記構成により、ハーネスプロテクタがブラケット構造体の突出壁に沿って位置決めされつつ、ブラケット構造体に係止手段(係止部と係合部)でスムーズに係止される。
請求項3に係る電気接続箱のハーネス付設構造は、請求項2記載の電気接続箱のハーネス付設構造において、前記係合部を前記係止部に係合させた状態で、前記ハーネスプロテクタが前記突出壁と同一平面に位置することを特徴とする。
上記構成により、作業者が突出壁からのハーネスプロテクタの突出量を手指や目視で確認することで、係止部と係合部との係止(係合)不完全が検知される。万一、係止が不完全な場合は、ハーネスプロテクタをブラケット構造体に押し付けることで、係止が確実に行われる。
請求項1記載の発明によれば、ハーネスプロテクタの開口がブラケット構造体で塞がれてハーネスプロテクタのカバー部分が不要となるから、カバー部分の組付の手間や部品コストが削減されて、効率的に且つ低コスト・省スペースで軽量化を図りつつワイヤハーネスをブラケット構造体に組み付けることができる。また、ハーネスプロテクタを係止手段で簡単且つ確実にブラケット構造体に固定することができるから、組付作業性(効率化)及びハーネス固定の信頼性が向上する。また、ワイヤハーネスがプロテクタ内で外部との干渉なく安全に保護されるから、ワイヤハーネスの通電(給電)の信頼性が向上すると共に、車両等(取付側)への電気接続箱組立体(電気接続箱とブラケット構造体とワイヤハーネス等)の組付時におけるワイヤハーネスの引っ掛かりが防止され、取付側への電気接続箱組立体の組付性が向上する(この効果は、ハーネスプロテクタによってワイヤハーネスの外側への出っ張りのばらつきがなくなることによっても促進される)。
請求項2記載の発明によれば、ハーネスプロテクタを突出壁に沿ってブラケット構造体に簡単且つ確実に組み付けることができ、ワイヤハーネスの付設作業性が向上する。
請求項3記載の発明によれば、ブラケット構造体へのハーネスプロテクタの係止不完全を手感や目視で簡単に発見することができ、ワイヤハーネスの固定の信頼性が高まる。
図1〜図4は、本発明に係る電気接続箱のハーネス付設構造の一実施形態を示すものである。
図1の如く、この電気接続箱のハーネス付設構造は、電気接続箱1と、電気接続箱1に組み付けられる合成樹脂製のブラケット構造体2と、ブラケット構造体2に組み付けられる合成樹脂製の略樋状のハーネスプロテクタ3とを備えて構成されるものである。
図2の如く、電気接続箱1は、矩形ブロック状の合成樹脂製のケース(接続箱本体)4と、ケース4の対角線上に一体に設けられた一対のブラケット5,6と、ケース4の側面に設けられた入出力用の各コネクタ7と、ケース4内に配置された回路基板(図示せず)と、この回路基板に接続されたリレーやヒューズ等の電気部品等(図示せず)を備えるものである。
電気部品はカバー8で封止され、カバー8はケース4に係止手段13(図1)で係止されている。カバー8をケース4の一部と見てもよい。ケース4は、ブラケット構造体2に密着する正面側の垂直で幅広な壁面14と、上側のブラケット5を突出させた水平な上壁面18と、下側のブラケット6を突出させた下側の水平な壁面19と、コネクタ7を配置した垂直な側壁面20とを有している。
各コネクタ7は、コネクタ嵌合室(符号7で代用)内に複数のピン状の雄端子(図示せず)を有するものであり、レバー(図示せず)の回動操作で相手ワイヤハーネスのコネクタ(図示せず)との嵌合離脱がスムーズ且つ確実に行われるものであることが好ましい。
本例の電気接続箱1は、自動車のインストルメントパネルの内部(奥)に縦置き(垂直)に配置され、ブラケット構造体2(図1)でインストルメントパネル(取付側)に固定される。電気接続箱1の上下のブラケット5,6はブラケット構造体2の上下のサブブラケット9,10にボルト11とナット12(図3)で締付固定される。ナット12はブラケット構造体2に予め固定されている。
図3(a)(b)((a)は表面視、(b)は裏面視)の如く、ブラケット構造体2は、平坦で幅広な垂直な基板部15と、基板部15の一端(下端)側において基板部15の一側端(前端)から基板部幅方向に突出され、且つ基板部15の壁面(表面)15aから段差状に板厚方向に突出した水平な延長部16と、延長部16の先端(前端)側のメインブラケット17と、基板部15の幅方向中央で表面側に膨出され、延長部16の中央に交差した垂直な突出壁(ガイド壁)21と、基板部15の上部前端側と下部後端側とに対角線上に突出したサブブラケット9,10とを一体樹脂成形で形成して成るものである。
メインブラケット17やサブブラケット9,10は、孔部と、孔部に連通するナット12,22とをそれぞれ有している。基板部15の上部後端側と延長部16の後端寄りには長円形の孔部23がそれぞれ設けられている。突出壁21は垂直な長い両側面21aと、短い上端面21bとを有している。突出壁21の基板部板厚方向の突出高さはハーネスプロテクタ3の同方向の高さH(図1)にほぼ等しく設定されている。
メインブラケット17と各孔部23とでブラケット構造体2が車両ボディのパネル(図示せず)にボルト(図示せず)で締付固定される。基板部15の裏面や延長部16の内側には複数本の補強用のリブ(図示せず)が交差して設けられる。なお、本実施形態で上下前後左右の方向性は説明の便宜上のものであり、必ずしも電気接続箱1の取付方向と一致するとは限らない。
基板部15の表面には、ハーネスプロテクタ3を係止するための複数の係止爪(係止部)24が要所に突設されている。係止爪24は、基板部15の表面から突出した支柱部24aと、支柱部24aの先端から外向き(ハーネスプロテクタ3に対して外向き)に突出した爪部24bとで構成されている。ハーネスプロテクタ3の屈曲外側面に対して位置する係止爪24(24〜24)は、基板部15の後端と上部後端寄りと上部前端寄りに配置され、ハーネスプロテクタ3の屈曲外側面に対して位置する係止爪24(24〜24)は、突出壁21の近傍と基板部15の前端側とに配置されている。
図4(a)(b)((a)は表面視、(b)は裏面視)の如く、ハーネスプロテクタ3は、正面(表面)側の幅広の壁部25と、両側の幅狭の壁部26,27とで全長に渡って略樋状に(断面略コの字状に)形成されたもので、裏面側にワイヤハーネス(複数本の絶縁被覆電線)31を挿通させる長形の開口28を有し、長手方向中間部でほぼ直角に略L字状に屈曲して構成されている。
正面側の壁部25はほぼ平坦に形成され、両側の壁部26,27の外面側の要所に、ブラケット構造体2の各係止爪24に係合する係合枠片(係合部)29を有している。係合枠片29は両側の壁部26,27の外面から突出した一対の対向する支持片29aと、一対の支持片29aを連結する連結片29bとで構成され、両支持片29aと連結片29bと壁部26,27の外面とで囲まれた矩形状の孔部29cを内側に有している。
ブラケット構造体2の各係止爪24を各孔部29cに挿入する際に、例えば係止爪24が連結片29bの内面に摺接しつつ内向きに撓んで孔部29cにスムーズに挿入され、係止爪24の爪部24bが連結片29bを通過した時点で弾性的に復元して連結片にしっかりと係合する。薄肉の連結片29bを外向きに撓ませつつ爪部24bを進入させるようにすることも可能である。
これら係止爪24や係合枠片29で成る係止手段は既存のものであり、係止手段として、例えばハーネスプロテクタ3に係止爪24を設け、ブラケット構造体2に係合孔(図示せず)を設けることも可能である(但し係合孔は裏面側の電気接続箱1と干渉しない位置に設ける)。
ハーネスプロテクタ3の一端(上端)側の開口28aには細幅のハーネス固定壁30がプロテクタ長手方向に突出され、ハーネスプロテクタ3の他端(下端)側の開口28bには、電気接続箱1側に向けて略90゜に屈曲したハーネス案内壁32が突出されている。ハーネス案内壁32はワイヤハーネス31をバンド締めするハーネス固定壁としても機能することが好ましい。
少なくとも上端側のハーネス固定壁30にワイヤハーネス31がテープ巻きやバンド締めで固定される。ワイヤハーネス31は複数本の電線31aをばらした状態で、あるいはテープ巻き(部分巻きないし粗巻きないし全体巻き)で結束した状態でハーネスプロテクタ3内に収容(挿通)させる。ハーネスプロテクタ3の下端側のハーネス案内壁32に沿ってワイヤハーネス31が電気接続箱1の方向に屈曲して配索される。
ワイヤハーネス31にはハーネスプロテクタ3を製造ラインで予めテープ巻き等で固定しておく。ワイヤハーネス31に固定されたハーネスプロテクタ3を例えば倉庫等の別工程で作業者がブラケット構造体2に組み付ける。この組付作業は、ブラケット構造体2の各係止爪24にハーネスプロテクタ3の各係合枠片29をワンタッチで係合させるという簡単な作業である。ブラケット構造体2は予め電気接続箱1にボルト締めで固定しておく(ブラケット構造体2にワイヤハーネス31をハーネスプロテクタ3で固定した後、電気接続箱1を組み付けることも可能ではあるが面倒である)。
図4(b)の如くハーネスプロテクタ3内にワイヤハーネス31を挿通した状態で、図1の如くハーネスプロテクタ3をブラケット構造体2に組み付ける(装着する)ことで、ハーネスプロテクタ3の裏面側の長形の開口28(図3)がブラケット構造体2の基板部15の表面15aで塞がれて、ハーネスプロテクタ3からのワイヤハーネス31の脱出が阻止される。
係止爪24が係合枠片29に係合した状態で、ハーネスプロテクタ3の両側の壁部26,27の端面26a,27aはブラケット構造体2の壁面15aにガタ付きなく密接する。ハーネスプロテクタ3の上端側の開口28aはブラケット構造体2の前端に位置し、ハーネスプロテクタ3の下端側の開口28bはブラケット構造体2の下端に位置する。
このように、ハーネスプロテクタ3の開口28を塞ぐカバーの役目をブラケット構造体2が担うことで、従来のハーネスプロテクタで必要なカバー(部品)が削減され、ハーネスプロテクタ3の低コスト化と、カバー組付に要する手間(工数)の削減が図られる。
また、ブラケット構造体2に突出壁(ガイド壁)21が垂直に形成され、ハーネスプロテクタ3の下半の垂直な一側壁27bの外面が突出壁21の一側面21aに沿って案内位置決めされ、且つハーネスプロテクタ3の上半の水平な一側壁27cの外面が突出壁21の上端面21bに沿って案内位置決めされることで、ブラケット構造体2へのハーネスプロテクタ3の組付作業性が向上する。
万一、ブラケット構造体2の係止爪24がハーネスプロテクタ3の係止枠片29に完全に係合していない場合は、ハーネスプロテクタ3の正面側の壁部25がブラケット構造体2の突出壁21の表面21cよりも高く突出するから、ハーネスプロテクタ3の係止不完全が簡単且つ確実に検知される。この場合は、ハーネスプロテクタ3を再度、ブラケット構造体2に向けて押すことにより、係止爪24が係合枠片29に確実に進入係合する。電気接続箱1とブラケット構造体2とハーネスプロテクタ3とワイヤハーネス31とで電気接続箱組立体33が構成される。
電気接続箱組立体33は例えば車両のインストルメントパネルの内側の壁部(取付側)にブラケット構造体2の延長部16のメインブラケット17で固定される。
なお、上記実施形態においては、外部のワイヤハーネス31をハーネスプロテクタ3でブラケット構造体2に固定したが、外部のワイヤハーネス31に代えて電気接続箱1から導出されたワイヤハーネス(図示せず)を同様にハーネスプロテクタ3でブラケット構造体2に固定することも可能である。
また、上記実施形態においては、杆状の長形な延長部16を有するブラケット構造体2を用いたが、ブラケット構造体として、電気接続箱1よりも一廻り大きなもの、あるいは電気接続箱1の一部において外側に突出した部分を有するものを用い、これら電気接続箱1から突出した部分を延長部として用い、その延長部に孔部等を設けて、孔部等を取付側にボルトで固定することも可能である。
また、上記実施形態においては、ワイヤハーネス31をハーネスプロテクタ3のハーネス固定部30に固定したが、ハーネス固定部30のないハーネスプロテクタを用いてワイヤハーネス31を長手方向にある程度移動自在に挿通させることも可能である。
また、上記実施形態においては、略L字状(90゜)に屈曲したハーネスプロテクタ3を用いたが、略への字状(鈍角的)に屈曲したハーネスプロテクタや、略V字状(鋭角的)に屈曲したハーネスプロテクタを用いることも可能である。ハーネスプロテクタ3によってワイヤハーネス31の導出方向が規定される(図1の例では上側のハーネス部分31bが水平に導出され、下側のハーネス部分31cが電気接続箱1の厚み方向に導出される)。ワイヤハーネス31の導出方向が180゜方向であれば、屈曲のない真直なハーネスプロテクタを用いることも可能である。
また、上記実施形態においては、電気接続箱のハーネス付設構造として説明したが、本発明の構成は、電気接続箱へのハーネス付設方法やハーネス配索方法としても有効なものである。
本発明に係る電気接続箱のハーネス付設構造の一実施形態を示す斜視図である。 電気接続箱の一形態を示す斜視図である。 ブラケット構造体の一形態を示す、(a)は正面視斜視図、(b)は背面視斜視図である。 はプロテクタの一形態を示す、(a)は正面視斜視図、(b)はワイヤハーネスを沿わせた背面視斜視図である。 従来の電気接続箱の一形態を示す斜視図である。 従来の電気接続箱のハーネス付設構造の一形態を示す斜視図である。
符号の説明
1 電気接続箱
2 ブラケット構造体
3 ハーネスプロテクタ
15a 壁面
21 突出壁
24 係止爪(係止部)
28 開口
29 係合枠片(係合部)
31 ワイヤハーネス

Claims (3)

  1. 電気接続箱をブラケット構造体に固定し、ブラケット構造体を取付側に固定する構造において、長手方向に沿う長形の開口を有するハーネスプロテクタにワイヤハーネスを挿通し、該ハーネスプロテクタの係合部を該ブラケット構造体の係止部に係合させ、該長形の開口を該ブラケット構造体の壁面で塞ぐことを特徴とする電気接続箱のハーネス付設構造。
  2. 前記ブラケット構造体が、前記ハーネスプロテクタを位置決め案内する突出壁を有することを特徴とする請求項1記載の電気接続箱のハーネス付設構造。
  3. 前記係合部を前記係止部に係合させた状態で、前記ハーネスプロテクタが前記突出壁と同一平面に位置することを特徴とする請求項2記載の電気接続箱のハーネス付設構造。
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