JP2008235818A - 太陽電池モジュール - Google Patents

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Takaaki Nakajima
崇暁 中島
Atsushi Nakauchi
淳 仲内
Haruo Yonezu
晴夫 米津
Masakatsu Muraki
政勝 村木
Shinichi Miyahara
真一 宮原
Teruhiko Ienaga
照彦 家永
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Abstract

【課題】セル割れを抑制し、生産性を向上させた太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】太陽電池モジュールは、第1の方向を長手方向とするバスバー電極21a、21bが主面上に配置された第1の太陽電池セルC11と、第1の太陽電池セルC11の主面上においてバスバー電極21a、21bと交差する、第1の太陽電池セルC11と第1の方向に対して略直交する第2の方向に隣接する第2の太陽電池セルC21との間を電気的に接続する接続部材12と、接続部材12と第1の太陽電池セルC11の主面との間の少なくとも一部分に挿入された緩衝材13a〜13eとを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、赤外線、可視光、短波長の電磁波に感応する半導体装置に関し、特に、これらの輻射線エネルギーを電気的エネルギーに変換する太陽電池モジュールに関する。
太陽電池は、クリーンで無尽蔵なエネルギー源である太陽からの光を直接電気に変換できることから、環境に優しい新しいエネルギー源として注目されている。
このような太陽電池を電力源(エネルギー源)として用いる場合、太陽電池セル1個あたりの出力は高々数W程度であることから、太陽電池セルごとに用いるのではなく、次に示すようにして、複数の太陽電池セルを行列状に配列し、これらを電気的に直列に接続することで出力を100W以上に高めた太陽電池モジュールとして用いられるのが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
先ず、所定数の太陽電池セルを一直線に沿って並べ、これらを前記一直線の方向に伸びるタブ配線で電気的に直列に接続してなるストリングを複数形成する。そして、複数のストリングを前記一直線に略垂直な短手方向に並べ、隣接するストリングの端部に位置する太陽電池セル上のタブ配線間を前記短手方向に伸びる接続部材で電気的に接続する。以上により、行列状に配列した複数の太陽電池セルを直列に接続することができる。
また、本出願人により、隣接するストリングの端部に位置する太陽電池セルの異なる極性の電極を同じ方向に向かせて配置し、接続部材が太陽電池セルの主面上において、隣接するストリングの端部に位置する太陽電池セルの裏面側のタブ配線に接着されている太陽電池モジュールが提案されている(特願2006−99978)。一直線の方向に伸びるタブ配線と短手方向に伸びる接続部材は、第1の太陽電池セルの主面上において交差し、この交差部分において互いに電気的に接続している。
特開2006−278904号公報
しかし、接続部材とタブ配線との交差部分は、第1の太陽電池セルの主面の他の部分に比べて厚みが増加するため、タブ配線、接続部材、及び太陽電池セルを充填材で埋設するラミネート工程の際に、当該交差部分に応力が集中して、セル割れが発生する場合がある。また、接続部材と太陽電池セルの主面とが直接接触することによってセル割れが発生する場合もある。
本発明の目的は、セル割れを抑制し、生産性を向上させた太陽電池モジュールを提供することである。
本発明の特徴は、第1の方向を長手方向とするバスバー電極が主面上に配置された第1の太陽電池セルと、前記第1の太陽電池セルの主面上において前記バスバー電極と交差する、前記第1の太陽電池セルと前記第1の方向に対して略直交する第2の方向に隣接する第2の太陽電池セルとの間を電気的に接続する接続部材と、前記接続部材と前記第1の太陽電池セルの主面との間の少なくとも一部分に挿入された緩衝材とを備える太陽電池モジュールであることを要旨とする。
本発明の特徴において、緩衝材は接続部材及び第1の太陽電池セルの主面に接着していることが望ましい。
本発明の特徴において、緩衝材は接続部材及び第1の太陽電池セルの主面の間に隙間無く埋め込まれていることが望ましい。
本発明の特徴において、緩衝材は熱可塑性樹脂からなることが望ましい。
接続部材と第1の太陽電池セルの主面との間に緩衝材を挿入することにより、接続部材とバスバー電極との交差部分への圧力集中が抑えられる。また、緩衝材を挿入することにより接続部材と太陽電池セルの主面とが直接接触することが抑制される。よって、交差部分への応力集中又は接続部材と太陽電池セルの直接接触によるセル割れを抑制することができる。したがって、本発明によれば、セル割れを抑制し、生産性を向上させた太陽電池モジュールを提供することができる。
接続部材と第1の太陽電池セルとの界面が未接着状態である場合、これに起因して界面にガスが滞留してしまう。ガスの滞留により太陽電池モジュールの外観不良が発生する。そこで、緩衝材を接続部材及び第1の太陽電池セルの主面に接着させることにより、接続部材と第1の太陽電池セルとの界面を接着状態にすることができるので、界面にアウトガスが滞留することを抑制することができる。よって、ガスの滞留による太陽電池モジュールの外観不良を抑制することができる。
緩衝材を接続部材及び第1の太陽電池セルの主面の間に隙間無く埋め込むことにより、接続部材とバスバー電極との交差部分への応力集中及び接続部材と太陽電池セルの直接接触をより一層抑制することができる。また、緩衝材が接続部材及び第1の太陽電池セルの主面の間の全体に接着されていることにより、界面に部材アウトガスが発生すること、及び界面にアウトガスが滞留することをより一層抑制することができる。
熱可塑性樹脂は加熱すると軟化して成形しやすくなるので、緩衝材が熱可塑性樹脂からなることにより、簡易な方法で緩衝材を接続部材と第1の太陽電池セルの主面との間に挿入させることができる。
以下図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付している。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係わる太陽電池モジュールの構成を説明する。太陽電池モジュールは、第1の方向(X方向)に沿って並べられた所定数の太陽電池セルを電気的に直列に接続してなる複数の太陽電池群G〜Gと、複数の太陽電池群G〜Gを電気的に直列に接続する接続部材12とを備える。図1では太陽電池モジュールがn個の太陽電池群を備える場合について説明する。n個の太陽電池群を第1乃至第nの太陽電池群G〜Gと呼ぶ。これらの太陽電池群G〜Gの受光面側及び裏面側には、封止用の樹脂を介してそれぞれ透光性表面部材と裏面カバー材とが接着されている(図示せず)。
第1乃至第nの太陽電池群G〜Gは、それぞれ、所定数の太陽電池セルと、X方向に沿って並べられた所定数の太陽電池セルを電気的に直列に接続する2のタブ配線11a、11bとを備える。図1では第1乃至第nの太陽電池群G〜Gがそれぞれk個の太陽電池セルC〜Cを備える場合について説明する。第1の太陽電池群Gは太陽電池セルC11〜C1kを備え、第2の太陽電池群Gは太陽電池セルC21〜C2kを備える。同様にして、第3〜第nの太陽電池群G〜Gは太陽電池セルC31〜C3k、・・・、Cn1〜Cnkを備える。
第1の太陽電池群Gが備えるk個の太陽電池セルC11〜C1kは、第1の方向(X方向)に沿って順番に並べられている。太陽電池セルC11〜C1kは、それぞれ、第1の主面と当該第1の主面に対向する第2の主面にそれぞれ異なる極性の電極が設けられている。そして、k個の太陽電池セルC11〜C1kは、隣接する太陽電池セルの異なる極性の電極が同じ方向を向くように交互に入れ替えて配列されている。太陽電池セルC11〜C1kは、第1及び第2の主面の両面からの光入射により光生成キャリアを発生する光電変換部と、光電変換部で発生した光生成キャリアを取り出すための正負1対の電極とを備えている。正負1対の電極は、第1の主面及び第2の主面にそれぞれ設けられている。ここでは、正極が第1の主面側に形成され、負極が第2の主面側に形成されている場合について説明する。太陽電池セルC11の正極(第1の主面)、太陽電池セルC12の負極(第2の主面)、太陽電池セルC13の正極(第1の主面)、・・・太陽電池セルC1kの正極(第1の主面)が同じ方向を向くように配列されている。
k個の太陽電池セルC11〜C1kを電気的に直列に接続する2のタブ配線11a、11bは、X方向に隣接する第1の太陽電池セル及び第3の太陽電池セルの同じ側の面に表出した電極どうしを接続することにより、X方向に隣接する第1の太陽電池セル及び第3の太陽電池セルを電気的に直列に接続する。2のタブ配線11a、11bは、それぞれ、太陽電池セルC11の表面側に表出した正極と太陽電池セルC12の表面側に表出した負極の間を接続し、太陽電池セルC12の裏面側に表出した正極と太陽電池セルC13の裏面側に表出した負極の間を接続し、・・・、太陽電池セルC1k−1の裏面側に表出した正極と太陽電池セルC1kの裏面側に表出した負極の間を接続する。
その他の第2〜第nの太陽電池群G〜Gがそれぞれ備えるk個の太陽電池セルC〜C、及びタブ配線11a、11bについても、次に示す相違点を除き、第1の太陽電池群Gが備えるk個の太陽電池セルC11〜C1k及びタブ配線11a、11bと同様な構成を有する。相違点は、第2、第4、第6、・・・、第nの太陽電池群G、G、G、・・・、Gにおいて、太陽電池セルCの負極(第2の主面)、太陽電池セルCの正極(第1の主面)、太陽電池セルCの負極(第2の主面)、・・・太陽電池セルCの負極(第2の主面)が同じ方向を向くように配列されている。即ち、偶数番目の太陽電池群G、G、G、・・・、Gにおける負極及び正極の入れ替えの順番を、奇数番目の太陽電池群G、G、G、・・・、Gn−1に対して逆にする。
第1乃至第nの太陽電池群G〜Gは、第1の方向(X方向)に対して実質的に垂直な太陽電池群の短手方向(第2の方向:Y方向)に順番に並べられている。よって、第1の太陽電池群Gの一端に位置する太陽電池セルC11(第1の太陽電池セル)と第2の太陽電池群Gの一端に位置する太陽電池セルC21(第2の太陽電池セル)は、互いに異なる極性の電極が同一方向を向くように配置される。即ち、太陽電池モジュールの表面側に太陽電池セルC11の正極(第1の主面)及び太陽電池セルC21の負極(第2の主面)が配置される。同様に、第2の太陽電池群Gの一端に位置する太陽電池セルC2k(第1の太陽電池セル)と第3の太陽電池群Gの一端に位置する太陽電池セルC3k(第2の太陽電池セル)は、互いに異なる極性の電極が同一方向を向くように配置され、・・・、第n−1の太陽電池群Gn−1の一端に位置する太陽電池セルCn−11(第1の太陽電池セル)と第nの太陽電池群Gの一端に位置する太陽電池セルCn1(第2の太陽電池セル)は、互いに異なる極性の電極が同一方向を向くように配置される。
接続部材12は、Y方向に隣接する2の太陽電池群G〜Gの間を電気的に直列に接続する。接続部材12は、それぞれ、Y方向に隣接する2の太陽電池群G〜Gの一端に位置する第1の太陽電池セル及び第2の太陽電池セルを電気的に直列に接続する。Y方向に隣接する2の太陽電池群G〜Gの一端に位置する第1の太陽電池セル及び第2の太陽電池セルは、互いに異なる極性の電極が同一方向を向くように配置されるので、接続部材12は、太陽電池モジュールの裏面側或いは表面側に表出した電極どうしを接続することになる。図1の例では、太陽電池モジュールの裏面側即ち、反受光面側に表出した電極どうしを接続した場合について示している。接続部材12は、それぞれ、太陽電池セルC11と太陽電池セルC21の間、太陽電池セルC2kと太陽電池セルC3kの間、太陽電池セルC31と太陽電池セルC41の間、・・・、太陽電池セルCn−11と太陽電池セルCn1の間を直列に接続している。このようにして、接続部材12は、第1乃至第nの太陽電池群G〜Gを電気的に直列に接続する。
太陽電池モジュールは、k×nの行列状に太陽電池セルが配置されたセル構造を有する。このk×n個の太陽電池セルが配置されている領域を「セル領域」という。接続部材12は、このセル領域内において、Y方向に隣接する第1の太陽電池セルと第2の太陽電池セルの間を接続している。
接続部材12により電気的に直列に接続された一連の第1乃至第nの太陽電池群G〜Gの両端に位置する太陽電池セルC1kと太陽電池セルCnkには、太陽電池モジュールが発電した電力を外部へ取り出すための出力端子T1及び出力端子T2がそれぞれ接続されている。
なお、太陽電池モジュールは、図1に示す構成部材の周囲を取り囲む熱可塑性の充填材と、充填材によって接着された表面保護材及び裏面保護材とを更に備える。図1では、充填材、表面保護材及び裏面保護材の表示を省略しているが、図3を参照してそれらの断面構成を説明する。
図2は、第1の太陽電池群G、Gの一端に位置する太陽電池セルC11、C21の裏面側の構成を拡大して示す平面図である。図2を参照して、太陽電池セルC11(第1の太陽電池セル)と太陽電池セルC21(第2の太陽電池セル)の間を電気的に接続する接続部材12の構成について説明する。
太陽電池セルC11と太陽電池セルC21は、図示は省略するが、第1及び第2の主面の両面から入射する光により光生成キャリアを生成する光電変換部と、光電変換部の第1及び第2の主面上にそれぞれ形成された複数の幅狭のフィンガー電極及び幅広のバスバー電極からなる集電極とをそれぞれ備える。
集電極は、光電変換部により生成された光生成キャリアを収集する電極であり、Y方向に伸びるフィンガー電極とX方向に伸びるバスバー電極とが組み合わされて例えば櫛型状の形状に形成されている。フィンガー電極は光電変換部で生成された光生成キャリアの収集用の電極であり、光電変換部の光入射面のほぼ全域にわたって配されている。また、バスバー電極は、複数のフィンガー電極で収集された光生成キャリアの集電用の電極であり、総てのフィンガー電極と交差するように、X方向に沿って所定の間隔をおいてライン状に形成される。フィンガー電極及びバスバー電極は、例えば銀ペースト等を焼成してなる導電性の金属材料からなる。また、1の太陽電池セルあたりのバスバー電極の数は、太陽電池セルの大きさや抵抗を考慮して適宜適当な数に設定される。本発明の実施形態では、1の太陽電池セルが2のバスバー電極を備える場合について説明するが、1の太陽電池セルが備えるバスバー電極の数は、3以上であっても構わない。
接続部材12は、Y方向を長手方向とする配線であって、太陽電池セルC11(第1の太陽電池セル)及び太陽電池セルC21(第2の太陽電池セル)のバスバー電極21a、21bの上に配置され、太陽電池セルC11及び太陽電池セルC21のバスバー電極21a、21bと交差している。接続部材12は、この4の交差部分La、Lbにおいてバスバー電極21a、21bに接着している。即ち、X方向に伸びる4のバスバー電極21a、21bとY方向に伸びる1の接続部材12とは、4の交差部分La、Lbにおいて交差し、互いに電気的に接続されている。バスバー電極21a、21b及び接続部材12は、それぞれ、例えば銅箔の表面を錫メッキした配線である。なお、図2では、フィンガー電極を省略して示している。
図3を参照して、充填材、表面保護材及び裏面保護材を含む太陽電池モジュールの断面構成を説明する。図3は、図2のA−A切断面に沿った断面図である。太陽電池セルC11及び太陽電池セルC21の上に、バスバー電極21a、21bがそれぞれ配置されている。接続部材12は、太陽電池セルC11及び太陽電池セルC21のバスバー電極21a、21bの上に配置され、バスバー電極21a、21bに接着されている。接続部材12と太陽電池セルC11及び太陽電池セルC21の主面との間に緩衝材13a〜13eが挿入されている。これにより、接続部材12とバスバー電極21a、21bとの交差部分La、Lbへの圧力集中が抑えられる。また、緩衝材13a〜13eを挿入することにより接続部材12と太陽電池セルC11及び太陽電池セルC21の主面とが直接接触することが抑制される。よって、ラミネート工程におけるセル割れを抑制し、太陽電池モジュールの生産性及び歩留まりを向上させることができる。なお、バスバー電極21a、21b上に金属箔が接着されていても良い。
緩衝材13a〜13eは接続部材12及び太陽電池セルC11、C21の主面に接着されている。接続部材と太陽電池セルとの界面が未接着状態である場合、これに起因して界面に部材からのガスが滞留してしまう。ガスの滞留により太陽電池モジュールの外観の美しさが損なわれる(外観不良)。そこで、緩衝材13a〜13eを接続部材12及び太陽電池セルC11、C21の主面に接着させることにより、接続部材12と太陽電池セルC11、C21との界面を接着状態にすることができるので、界面に部材からのアウトガスが滞留することを抑制することができる。よって、ガスの滞留による太陽電池モジュールの外観不良を抑制することができる。また、バスバー電極21a、21bと接続部材12との接続を長期間良好に保つことができる。
図3の例では、接続部材12と太陽電池セルC11、C21の主面との間に緩衝材13a〜13eが隙間無く埋め込まれている。これにより、接続部材12とバスバー電極21a、21bとの交差部分La、Lbへの応力集中及び接続部材12と太陽電池セルC11、C21の直接接触をより一層抑制することができる。また、隙間無く埋め込まれた緩衝材13a〜13eが接続部材12及び太陽電池セルC11、C21の主面の間全体に接着されていることにより、界面に部材からのアウトガスが滞留することをより一層抑制することができる。
また、図3の例では、各太陽電池セルC11、C21上に2のバスバー電極が形成されているので、太陽電池セルC11、C21と接続部材12との隙間は5の領域に分割され、5の領域にそれぞれ緩衝材13a〜13eが挿入されている。5の緩衝材13a〜13eの平面形状は、図2における接続部材12のうちの交差部分La、Lbを除いた5の領域の形状にそれぞれほぼ等しい。このように、太陽電池セルC11、C21と接続部材12との間にのみ、緩衝材13a〜13eを配置することにより、緩衝材13a〜13eの材料費が軽減される。なお、緩衝材の平面形状は、ここで示す場合に限らず、図4及び図5に示すように、その他の形状であっても構わない。
太陽電池セルC11、太陽電池セルC21、バスバー電極21a、21b、接続部材12及び緩衝材13a〜13eは、充填材22の中に埋設され、充填材22によって表面保護材24と裏面保護材23とが接着されている。
緩衝材13a〜13e及び充填材22の材料として、例えば、エチレンビニルアセテート共重合体(EVA)、シリコーン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリビニルブチラール(PVB)、ポリウレタン等の熱可塑性樹脂を用いることができる。熱可塑性樹脂は加熱すると軟化して成形しやすくなるので、緩衝材13a〜13eとして熱可塑性樹脂を用いることにより、簡易な方法で緩衝材13a〜13eを接続部材12と太陽電池セルC11、C21の主面との間に挿入させることができる。また、EVAは、ガラスや樹脂フィルムとの接着性に優れているため、充填材22として用いることにより、表面保護材24や裏面保護材23との接着性が向上する。
表面保護材24は、例えば、ガラス基板又は透光性プラスチック等の透光性材料からなる。裏面保護材23は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のフィルムからなるか、或いはPET/アルミニウム箔/PETの3層構造を有するものを使用しても構わない。
(イ)太陽電池モジュールの製造方法を説明する。先ず、周知の方法により太陽電池セルを作製し、所定数の太陽電池セルをタブ配線11a、11bにより電気的に直列に接続してストリングを作製する。接続部材12を用いて複数のストリングを電気的に直列に接続する。
(ロ)次に、ガラス基板又は透光性プラスチック等の透光性材料からなる表面保護材24の上に、シート状のEVAからなる表面側の充填材22、タブ配線11a、11b及び接続部材12により電気的に直列に接続した複数の太陽電池セル、シート状のEVAからなる裏面側の充填材22、及びPET等のフィルムからなる裏面保護材23を順番に積層する。
(ハ)そして、ラミネート工程を実施する。具体的には、減圧容器内に積層物を配置し、減圧容器を真空にした後、150℃で10分間加熱圧着することで仮圧着する。その後、150℃で1時間加熱することで、充填材22及び緩衝材13a〜13eを完全に架橋させる。以上の工程により、太陽電池モジュールが完成する。その後、必要に応じて、端子ボックス、金属フレームを取り付けても構わない。
上記のように、本発明は、1の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
(第1の変形例)
図3の例では、緩衝材13a〜13eが図2における接続部材12のうちの交差部分La、Lbを除いた5の領域に分割されている場合を説明した。緩衝材13a〜13eを、図4に示すように合体させても構わない。図4は、第1及び第2の太陽電池群G、Gの一端に位置する太陽電池セルC11、C21の裏面側の構成のうち接続部材12を除いた状態を示す平面図である。点線で示す領域に接続部材12が配置される。緩衝材15は、接続部材12とバスバー電極21a、21bとの交差部分La、Lbを除く、接続部材12と太陽電池セルC11及び太陽電池セルC21の主面との間に挿入され、接続部材12が配置されない領域において互いに繋ぎ合わされて一体を成している。これにより、緩衝材15の取り扱いが容易となり、生産効率及びスループットが向上する。
図4の例では、接続部材12と太陽電池セルC11、C21の主面との間の一部分にのみ緩衝材15が挿入され、残り部分には緩衝材15が挿入されていない。バスバー電極21a、21bと緩衝材15はY方向に所定の隙間をおいて配置されている。これにより、太陽電池セルC11、C21と緩衝材15の間の位置合わせ精度が軽減され、太陽電池モジュールの生産性及び歩留まりが向上する。
(第2の変形例)
図5の例では、図4に比べて、接続部材12と太陽電池セルC11、C21の主面との間に隙間無く緩衝材14が埋め込まれている点が異なる。よって、バスバー電極21a、21bと緩衝材15はY方向に隣接して配置されている。その他の構成は図4と同じである。これにより、実施の形態と同様に、接続部材12とバスバー電極21a、21bとの交差部分La、Lbへの応力集中及び接続部材12と太陽電池セルC11、C21の直接接触をより一層抑制することができる。
なお、図4及び図5の例において、緩衝材14、15は接続部材12及び太陽電池セルC11、C21の主面に接着されていることが望ましい。ガスの滞留による太陽電池モジュールの外観不良を抑制できる。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ限定されるものである。
図1は、本発明の実施の形態に係わる太陽電池モジュールの受光面側の構成を示す平面図である。 図2は、第1及び第2の太陽電池群G、Gの一端に位置する太陽電池セルC11、C21の裏面側の構成を拡大して示す平面図である。 図3は、図2のA−A切断面に沿った断面図であって、充填材、表面保護材及び裏面保護材を含む太陽電池モジュールの断面構成を説明するための図である。 図4は、第1の変形例における、第1及び第2の太陽電池群G、Gの一端に位置する太陽電池セルC11、C21の裏面側の構成のうち接続部材12を除いた平面図である。 図5は、第2の変形例における、第1及び第2の太陽電池群G、Gの一端に位置する太陽電池セルC11、C21の裏面側の構成のうち接続部材12を除いた平面図である。
符号の説明
11a、11b…タブ配線
12…接続部材
13a〜13e、14、15…緩衝材
21a、21b…バスバー電極
22…充填材
23…裏面保護材
24…表面保護材
C…太陽電池セル
G…太陽電池群
La、Lb…交差部分
T1、T2…出力端子

Claims (4)

  1. 第1の方向を長手方向とするバスバー電極が主面上に配置された第1の太陽電池セルと、
    前記第1の太陽電池セルの主面上において前記バスバー電極と交差する、前記第1の太陽電池セルと前記第1の方向に対して略直交する第2の方向に隣接する第2の太陽電池セルとの間を電気的に接続する接続部材と、
    前記接続部材と前記第1の太陽電池セルの主面との間の少なくとも一部分に挿入された緩衝材と
    を備えることを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 前記緩衝材は前記接続部材及び前記第1の太陽電池セルの主面に接着されていることを特徴とする請求項1記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記緩衝材は前記接続部材及び前記第1の太陽電池セルの主面の間に隙間無く埋め込まれていることを特徴とする請求項1又は2記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記緩衝材は熱可塑性樹脂からなることを特徴とする請求項1乃至3いずれか一項記載の太陽電池モジュール。
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