JP6134918B2 - 太陽電池モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、発電領域と発電領域から電力を取出す取出し配線とを備える太陽電池モジュールに関する。
太陽電池は、クリーンで無尽蔵に供給される太陽光を直接電気に変換するため、新しいエネルギー源として期待されている。
このような太陽電池1枚当りの出力は数W程度であるため、家屋やビル等の電力源(エネルギー源)として太陽電池を用いる場合には、複数の太陽電池を配列した太陽電池モジュールを用いる。
一般的に、太陽電池モジュールは、複数の太陽電池を配列することにより形成された発電領域と、発電領域に接続され、発電領域から電力を外部に取出すための正負一対の取出し配線とを備える。
ここで、従来の太陽電池モジュールとして、取出し配線を発電領域の外周に沿って配置した太陽電池モジュールが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような太陽電池モジュールでは、太陽電池モジュールの背面に一個の端子ボックスが配置されている。正負一対の取出し配線のそれぞれは、発電領域に接続された位置から端子ボックスに引き出しやすい位置まで、発電領域の外周に沿って引き回される。
特開2006−278904号公報
しかしながら、取出し配線が発電領域の外周に沿って引き回される領域は、発電に寄与しない非発電領域を形成してしまう。その結果、太陽電池モジュールの総面積に占める発電領域の面積の割合が減少し、太陽電池モジュールの単位面積当たりの発電量が低下する。
このように、従来の太陽電池モジュールでは、単位面積当たりの発電量の向上に改善の余地があった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、単位面積当たりの発電量を向上させた太陽電池モジュール及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の特徴は、光を受光する受光面と前記受光面の反対側の裏面とを有し、受光により電力を発生する発電領域と、前記発電領域の外側に形成された非発電領域と、を備え、バイパスダイオードを有する端子ボックスが前記裏面側に設けられた太陽電池モジュールであって、前記発電領域に設けられ、第1方向に従って配列された複数の太陽電池を有する第1の太陽電池群と、前記発電領域に設けられ、前記第1方向に略直交する第2方向において前記第1の太陽電池群と並んで配列された第2の太陽電池群と、前記第1の太陽電池群に電気的に接続され前記第1方向に沿って前記非発電領域に延びる第1導電部と、前記第2方向において前記第1導電部と並んで配置されるとともに前記第1の太陽電池群に電気的に接続され前記第1方向に沿って前記非発電領域に延びる第2導電部と、前記非発電領域において前記第1導電部と前記第2導電部とを電気的に接続し前記第2方向に沿って設けられる第3導電部と、を備えた導電材と、前記第3導電材に前記非発電領域内で接続され前記第1方向に沿って設けられて前記発電領域に延びる第1取出し配線部と、前記発電領域内で前記第1取出し配線部に連なり前記第2方向に沿って設けられた第2取出し配線部と、を有し、前記発電領域によって発生される電力を前記端子ボックスに導いて前記太陽電池モジュールの外部に取出す取出し配線と、前記第2の太陽電池群に電気的に接続され前記第1方向に沿って前記非発電領域に延びる配線材と、前記第2の太陽電池群に前記第2方向において隣接する第3の太陽電池群に電気的に接続され前記第1方向に沿って前記非発電領域に延びる第2の配線材と、前記非発電領域において前記配線材と前記第2の配線材とを接続し前記第2方向に沿って設けられる太陽電池群接続部材と、前記非発電領域において前記太陽電池群接続部材に接続されるとともに前記第1方向に沿って設けられた第1バイパスダイオード接続用配線部を備えたバイパスダイオード接続用配線部と、備え、太陽電池モジュールの裏面に平行な投影面上において、前記取出し配線と前記バイパスダイオード接続用配線部が交わらず、前記第3導電部は、前記第1導電部に対して前記第2導電部と反対の方向に延在部を有し、前記第1取出し配線部は前記延在部に接続され、前記発電領域と前記非発電領域の境界で、前記第1導電部及び前記第2導電部と前記第1取出し配線部とは離間して配置され、前記発電領域と前記非発電領域の境界で、前記配線材及び前記第2の配線材と前記バイパスダイオード接続用配線部とは離間して配置される、ことを特徴とする太陽電池モジュール。を要旨とする。
このように、取出し配線部は、非発電領域内で導電材に接続された位置から発電領域の裏面に延びている。即ち、取出し配線部は、発電領域の外側で引き回されていない。従って、太陽電池モジュールの面積に対する発電領域の面積の割合を大きくすることができる。その結果、太陽電池モジュールの単位面積当たりの発電量を向上させることができる。
本発明の特徴において、前記第1取出し配線部は前記発電領域に設けられた前記第1の太陽電池群の領域に延びており、第2取出し配線部は前記第1の太陽電池群の領域内で前記第1取出し配線部に連なることが好ましい。
また、前記バイパスダイオード接続用配線部は、前記発電領域内で前記第1バイパスダイオード接続用配線に連なる第2バイパスダイオード接続用配線部を備えることが好ましい。
また、前記バイパスダイオード接続用配線部と前記発電領域との間に緩衝材が設けられたことを特徴とすることが好ましい。
本発明によれば、単位面積当たりの発電量を向上させた太陽電池モジュール及びその製造方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る太陽電池モジュール100の平面図である。 本発明の実施形態に係る太陽電池モジュール100の裏面図である。 本発明の実施形態に係る太陽電池モジュール100の側面図である。 図2の太陽電池C11〜C41付近の拡大図である。 図4のC−C切断面における断面図である。 図6(a)は、太陽電池C21に接続された配線材2の形状を説明するための断面図である。図6(b)は、太陽電池C31に接続された配線材2の形状を説明するための断面図である。 配線材2に接続された太陽電池群接続部材1を説明するための断面図である。 本発明の実施形態の変形例に係る太陽電池モジュール100の裏面図である。 導電材4と取出し配線10との他の配線構成を示す図である。
次に、図面を用いて、本発明の実施形態について説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(太陽電池モジュールの構成)
以下において、本発明の実施形態に係る太陽電池モジュール100の一例を示す構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、太陽電池モジュール100の構成を示す平面図である。図2は、太陽電池モジュール100の構成を示す裏面図である。
本実施形態に係る太陽電池モジュール100は、発電領域Xと、非発電領域Yと、発電領域Xによって発生される電力を太陽電池モジュール100の外部に取出す取出し配線10、11と、バイパスダイオードに接続されるバイパスダイオード接続用配線20、21とを備える。
発電領域Xは、5個の太陽電池Cを第1方向に従って配列することによりそれぞれ形成された8本の太陽電池群G1〜G8を有している。即ち、発電領域Xは、太陽電池Cを8×5の行列状に配置することにより形成されている。太陽電池Cは、光を受光する受光面と、受光面の反対側に設けられた裏面とを有し、受光により電力を発生する。従って、太陽電池Cを8×5の行列状に配置することにより形成された発電領域Xは、受光面と裏面とを同様に有し、受光により電力を発生する。
太陽電池群G1〜G8は、太陽電池Cが配列される第1方向に略直交する第2方向に従って並んで配列されている。第2方向に互いに隣接する太陽電池群Gどうしは、太陽電池群接続部材1によって電気的に直列に接続されている。太陽電池群接続部材1の数は7個である。7個の太陽電池群接続部材1は、それぞれ、非発電領域Y内に設けられており、配線材2を介して互いに隣接する2つの太陽電池群に電気的に接続されている。太陽電池群接続部材1には、バイパスダイオード接続用配線20が電気的に接続されている。太陽電池群接続部材1、配線材2及びバイパスダイオード接続用配線20の配線構成については後述する。
太陽電池群G1〜G8は、それぞれ、5個の太陽電池Cと、第1方向に従って配列された5個の太陽電池Cを電気的に直列に接続する太陽電池接続部材3とを備える。
ここで、図1及び図2に示すように、発電領域X内において、第2方向の両端に位置する太陽電池群G1及びG8には、導電材4を介して、正負一対の取出し配線10、11が電気的に接続されている。従って、本実施形態では、太陽電池群G1及びG2を、取出し太陽電池群G1、G8という。
取出し太陽電池群G1は太陽電池C11〜C15を備え、取出し太陽電池群G8は太陽電池C81〜C85を備える。同様に、その他の太陽電池群G2〜G7は、それぞれ、太陽電池C21〜C25、太陽電池C31〜C35、・・・、太陽電池C71〜C75を備える。
まず、取出し太陽電池群G1について説明する。取出し太陽電池群G1が備える5個の太陽電池C11〜C15は、第1方向に沿って順番に並べられている。太陽電池C11〜C15は、それぞれ、受光面における受光により光生成キャリアを発生する光電変換部と、光電変換部で発生した光生成キャリアを取り出すための正負一対の電極とを備える。太陽電池C11〜C15は、受光面と裏面とにそれぞれ異なる極性の電極が設けられている。また、互いに隣接する太陽電池Cどうしは、同じ極性の電極が同じ方向を向くように配置されている。
太陽電池接続部材3は、一の太陽電池Cの受光面に設けられた電極と、一の太陽電池に隣接する他の太陽電池Cの裏面に設けられた電極とを電気的に接続する。上述のように、一の太陽電池Cの受光面に設けられた電極と、一の太陽電池Cに隣接する他の太陽電池Cの裏面に設けられた電極との極性は異なっているため、互いに隣接する2つの太陽電池Cどうしは太陽電池接続部材3によって電気的に直列に接続される。太陽電池接続部材3の数は4個である。
取出し太陽電池群G1には、導電材4を介して、取出し配線10が電気的に接続されている。導電材4は、取出し太陽電池群G1に接続され、非発電領域Yに延びている。具体的に、導電材4は、取出し太陽電池群G1の第1方向の一端に位置する太陽電池C11に接続され、第1方向に沿って非発電領域Y内に延びている。導電材4と取出し配線10との配線構成については後述する。なお、取出し太陽電池群G1の第1方向の他端に位置する太陽電池C15には、配線材2を介して太陽電池群接続部材1が電気的に接続されている。
次に、取出し太陽電池群G8は、5個の太陽電池C81〜C85と、4個の太陽電池接続部材3とを備えており、上記取出し太陽電池群G1と同様の構成を有する。従って、取出し太陽電池G8には、導電材4を介して、取出し配線11が電気的に接続されている。なお、取出し配線11は、取出し配線10と異なる極性を有する。
また、その他の太陽電池群G2〜G7は、それぞれ、5個の太陽電池Cと4個の太陽電池接続部材3とを備えており、上記取出し太陽電池群G1、G8と同様の構成を有する。相違点は、太陽電池群G2〜G7の第1方向の両端に位置する太陽電池Cには、配線材2を介して太陽電池群接続部材1が電気的に接続されている点である。
ここで、本実施形態では、全ての太陽電池Cの受光面と裏面とに、それぞれ異なる極性の電極が設けられており、同じ極性の電極が同じ方向を向くように配置されている。
以上のような構成を有する太陽電池モジュール100の側面図を図3に示す。同図に示すように、太陽電池モジュール100は、8×5の行列状に配置された複数の太陽電池C(太陽電池C11〜C15のみ図示)と、封止材101と、受光面側保護材102と、裏面側保護材103と、端子ボックス104とを備える。
封止材101は、8×5の行列状に配置された複数の太陽電池C、即ち、発電領域Xを形成する8本の太陽電池群G1〜G8を封止している。封止材101としては、EVA、EEA、PVB、シリコン、ウレタン、アクリル、エポキシ等の透光性の樹脂を用いることができる。
受光面側保護材102は、封止材101の受光面側に配置される。受光面側保護材102には、透光性及び遮水性を有するガラス、透光性プラスチック等を用いることができる。
裏面側保護材103は、封止材101の裏面側に配置される。裏面側保護材103には、PET(Polyethylene Terephthalate)等の樹脂フィルムやAl箔を樹脂フィルムでサンドイッチし積層フィルムなどを用いることができる。
端子ボックス104は、太陽電池モジュール100の背面に配置されている。正負一対の取出し配線10、11と、バイパスダイオード接続用配線20、21とは、端子ボックス104に格納されているバイパスダイオード(不図示)に導かれている。本実施形態において、端子ボックス104は、太陽電池モジュール100の主面に平行な投影面上において、太陽電池C41、C51とオーバーラップする位置に配置されている。端子ボックス104の位置は、太陽電池モジュール100や発電領域Xの形態などに応じて、適宜変更することができる。
以上のような構成を有する太陽電池モジュール100の周囲には、Alフレーム枠を取付けることができる。
(導電材4と取出し配線10との配線構成)
次に、導電材4と取出し配線10との配線構成について、図4を参照しながら説明する。同図は、図2に示す太陽電池C11〜C41付近を拡大した図である。
図4に示すように、導電材4は、取出し太陽電池群G1に接続され、第1方向に沿って非発電領域Y内に延びている。具体的に、導電材4は、取出し太陽電池群G1の第1方向の一端に位置する太陽電池C11の受光面に設けられた電極に接続されている。導電材4は、太陽電池C11の受光面に電気的に接続されて非発電領域Yに延びる第1導電部4aと、第2方向において第1導電部4aと並んで配置され、太陽電池C11の受光面に電気的に接続されて非発電領域Yに延びる第2導電部4bと、非発電領域Yにおいて第1導電部4aと第2導電部4bとを電気的に接続する第3導電部4cとを含む。
取出し配線10は、第3導電部4cに半田等の導電性接着剤によって接続されている。このように、取出し配線10は、第1導電部4a、第2導電部4b及び第3導電部4cを介して太陽電池C11(即ち、取出し太陽電池群G1)に電気的に接続されている。
取出し配線10は、非発電領域Yにおいて第3導電部4cに半田接続された位置から、太陽電池C11の裏面、即ち、発電領域Xの裏面に延びている。従って、図4に示すように、取出し配線10は、太陽電池モジュール100の主面に平行な投影面上において、非発電領域Y内で導電材4に沿って設けられた第1取出し配線部10aと、発電領域X内で第1取出し配線部10aに連なって設けられた第2取出し配線部10bとを有する。第2取出し配線部10bと発電領域Xとの間には、モジュール化工程における応力を緩和するための緩衝材(不図示)が配置されている。緩衝材としては、EVA等を用いることができる。また、第2取出し配線部10bの外周には絶縁処理が施されている。
ここで、取出し配線10は、太陽電池モジュール100の主面に平行な投影面上において、発電領域Xと非発電領域Yとの境界で、第1導電部4a及び第2導電部4bと交わっていない。従って、取出し配線10は、発電領域Xと非発電領域Yとの境界を形成する太陽電池C11の第1方向における外側の辺上において、第1導電部4a及び第2導電部4bから離間し、太陽電池C11,C21,C31,C41の中央付近に位置している。
また、第2取出し配線部10bは、太陽電池モジュール100の主面に平行な投影面上において、発電領域Xと非発電領域Yとの境界に交わっていない。従って、第2取出し配線部10bは、発電領域Xと非発電領域Yとの境界を形成する太陽電池C11、C21、C31、C41の第1方向の外側に形成された辺から離間している。
(太陽電池群接続部材1、配線材2及びバイパスダイオード接続用配線20の配線構成)
次に、太陽電池群接続部材1、配線材2及びバイパスダイオード接続用配線20の配線構成について、図4を参照しながら説明する。
図4に示すように、太陽電池群G2には、2本の配線材2が接続され、第1方向に沿って非発電領域Y内に延びている。具体的に、2本の配線材2は、太陽電池群G2の第1方向の一端に位置する太陽電池C21の裏面に設けられた電極に接続されている。同様に、太陽電池群G3には、2本の配線材2が接続され、第1方向に沿って非発電領域Y内に延びている。具体的に、2本の配線材2は、太陽電池群G3の第1方向の一端に位置する太陽電池C31の受光面に設けられた電極に接続されている。太陽電池群接続部材1は、非発電領域Y内において、これら4本の配線材2に半田等の導電性接着剤を用いて電気的に接続されている。
また、太陽電池C31に接続された2本の配線材2は、それぞれ、第2方向に並んで配置されている。非発電領域Y内において、バイパスダイオード接続用配線20は、これら2本の配線材2の間に配置され、太陽電池群接続部材1に半田等の導電性接着剤を用いて電気的に接続されている。
バイパスダイオード接続用配線20は、非発電領域Yにおいて太陽電池群接続部材1に半田接続された位置から、太陽電池C31の裏面、即ち、発電領域Xの裏面に延びている。従って、図4に示すように、バイパスダイオード接続用配線20は、太陽電池モジュール100の主面に平行な投影面上において、非発電領域Y内で配線材2に沿って設けられた第1バイパスダイオード接続用配線部20aと、発電領域X内で第1バイパスダイオード接続用配線部20aに連なって設けられた第2バイパスダイオード接続用配線部20bとを有する。第2バイパスダイオード接続用配線部20bと発電領域Xとの間には、モジュール化工程における応力を緩和するための緩衝材(不図示)が配置されている。緩衝材としては、EVAなどを用いることができる。また、第2バイパスダイオード接続用配線部20bの外周には絶縁処理が施されている。
ここで、バイパスダイオード接続用配線20は、太陽電池モジュール100の主面に平行な投影面上において、発電領域Xと非発電領域Yとの境界で、配線材2と交わっていない。従って、バイパスダイオード接続用配線20は、発電領域Xと非発電領域Yとの境界を形成する太陽電池C31の第1方向における外側の辺上において、配線材2から離間している。
また、第2バイパスダイオード接続用配線部20bは、太陽電池モジュール100の主面に平行な投影面上において、発電領域Xと非発電領域Yとの境界に交わっていない。従って、第2バイパスダイオード接続用配線部20bは、発電領域Xと非発電領域Yとの境界を形成する太陽電池C31、C41の第1方向における外側の辺から離間しており、太陽電池C31,C41の裏面上にのみ位置している。
また、太陽電池モジュール100の主面に平行な投影面上において、第2取出し配線部10bと第2バイパスダイオード接続用配線部20bとは交わっておらず、両者は第2方向に沿って並んで配置されている。
図5、図4のC−C切断面における断面図を示す。図4及び図5に示すように、取出し配線10の幅α1は太陽電池群接続部材1の幅β1よりも大きく、取出し配線10の厚みα2は太陽電池群接続部材1の厚みβ2よりも小さい。また、バイパスダイオード接続用配線20の幅γ1は太陽電池群接続部材1の幅β1よりも大きく、バイパスダイオード接続用配線20の厚みγ2は太陽電池群接続部材1の厚みβ2よりも小さい。
以上、取出し配線10及びバイパスダイオード接続用配線20の配線構成について説明したが、太陽電池C81に電気的に接続された取出し配線11は上記取出し配線10と同様の配線構成を有する。また、太陽電池C61に電気的に接続されたバイパスダイオード接続用配線21は、上記バイパスダイオード接続用配線20と同様の配線構成を有する。
(太陽電池モジュールの製造方法)
まず、複数の太陽電池Cを準備する。太陽電池Cとしては、半導体pn接合或いは半導体pin接合等の半導体接合を基本構造として有する一般的な太陽電池を用いることができる。なお、太陽電池Cの受光面と裏面には、それぞれ異なる極性の電極が設けられている。
次に、5個の太陽電池C11〜C15を、同じ極性の電極が同一方向を向くように配置し、配列方向に従って順番に配列する。互いに隣接する太陽電池Cどうしに太陽電池接続部材3を半田等の導電性接着剤を用いて電気的に接続する。この際、太陽電池C11に導電材4を接続するとともに、太陽電池C15に配線材2を接続する。このようにして取出し太陽電池群G1が形成される。同様に、取出し太陽電池群G8を形成する。
また、5個の太陽電池C21〜C25を、同じ極性の電極が同一方向を向くように配置し、配列方向に従って配列する。互いに隣接する太陽電池Cどうしに太陽電池接続部材3を半田等の導電性接着剤を用いて電気的に接続する。この際、太陽電池C21と太陽電池C25とに配線材2を接続する。ここで、太陽電池C21に接続される配線材2は、図6(a)に示すように、直線状に形成されている。このようにして太陽電池群G2を形成する。同様に、太陽電池群G4と太陽電池群G6とを形成する。
また、5個の太陽電池C31〜C35を、同じ極性の電極が同一方向を向くように配置し、配列方向に従って配列する。互いに隣接する太陽電池Cどうしに太陽電池接続部材3を半田等の導電性接着剤を用いて電気的に接続する。この際、太陽電池C31と太陽電池C35とに配線材2を接続する。ここで、太陽電池C31に接続される配線材2の一部は、図6(b)に示すように、太陽電池C31の側面に沿って厚み方向に折り曲げられている。即ち、太陽電池C31に接続された配線材2の厚み方向における位置は、太陽電池C21に接続された配線材2の厚み方向における位置と同等である。このようにして太陽電池群G3を形成する。同様に、太陽電池群G5と太陽電池群G7とを形成する。
次に、配線材2に太陽電池群接続部材1を半田等の導電性接着剤を用いて電気的に接続する。図7(a)は、太陽電池C21に接続された配線材2に太陽電池群接続部材1が接続された状態を示している。図7(b)は、太陽電池C31に接続された配線材2に太陽電池群接続部材1が接続された状態を示している。以上により、8本の太陽電池群G1〜G8が電気的に直列に接続され、発電領域Xが形成される。
次に、導電材4に取出し配線10、11を半田接続するともに、太陽電池群接続部材1にバイパスダイオード接続用配線20、21を半田等の導電性接着剤を用いて電気的に接続する。取出し配線10、11は、導電材4に接続された位置から発電領域Xの裏面に延 びている。バイパスダイオード接続用配線20、21は、太陽電池群接続部材1に接続された位置から発電領域Xの裏面に延びている。
次に、ガラス基板(受光面側保護材102)上に、EVAシート(封止材101)、8本の太陽電池群G1〜G8、EVAシート(封止材101)及びPET/アルミニウム/PET積層シート(裏面側保護材103)を順次積層して積層体とする。この際、取出し配線10、11とバイパスダイオード接続用配線20、21とを、封止材101及び裏面側保護材103に形成した切り欠きを通して、積層体の外側に出しておく。
次に、積層体を、真空雰囲気において加熱しながら圧着する。これにより、8本の太陽電池群G1〜G8は、ガラス基板とPET/アルミニウム/PETシートとの間に封止される。
取出し配線10、11とバイパスダイオード接続用配線20、21とを、端子ボックス104に格納する。
以上により、太陽電池モジュール100が作製される。なお、太陽電池モジュール100には、Alフレームを取付けることができる。
(作用及び効果)
本実施形態に係る太陽電池モジュール100では、太陽電池モジュール100の主面に平行な投影面上において、取出し配線10は、非発電領域Y内で導電材4に沿って設けられた第1取出し配線部10aと、発電領域X内で第1取出し配線部10aに連なって設けられた第2取出し配線部10bとを有する。また、バイパスダイオード接続用配線20は、非発電領域Y内で配線材2に沿って設けられた第1バイパスダイオード接続用配線部20aと、発電領域X内で第1バイパスダイオード接続用配線部20aに連なって設けられた第2バイパスダイオード接続用配線部20bとを有する。
このように、取出し配線10及びバイパスダイオード接続用配線20は、発電領域Xの外側で引き回されていない。従って、太陽電池モジュール100の面積に対する発電領域Xの面積の割合を大きくすることができる。その結果、太陽電池モジュール100の単位面積当たりの発電量を向上させることができる。
また、本実施形態に係る太陽電池モジュール100では、取出し配線10の幅は、太陽電池群接続部材1の幅よりも大きく、取出し配線10の厚みは、太陽電池群接続部材1の厚みよりも小さい。また、バイパスダイオード接続用配線20の幅は、太陽電池群接続部材1の幅よりも大きく、バイパスダイオード接続用配線20の厚みは、太陽電池群接続部材1の厚みよりも小さい。
このように、取出し配線10及びバイパスダイオード接続用配線20の厚みは、太陽電池群接続部材1の厚みよりも小さい。従って、太陽電池モジュール100の各構成部材を積層体として圧着する際、取出し配線10とオーバーラップして配置された太陽電池Cの一部に対して応力が集中することを抑制することができる。その結果、モジュール化工程における太陽電池Cの割れや欠けの発生を抑制することができる。また、取出し配線10及びバイパスダイオード接続用配線20の幅を大きくすることにより、それぞれの部材の抵抗値が高くなることを回避している。さらに、非発電領域Yに配置される太陽電池群接続部材1の厚みを高く、かつ、幅を狭く形成することにより、太陽電池群接続部材1の抵抗値が高くなることを回避しつつ、非発電領域Yの面積を小さくすることができる。その結果、単位面積当たりの発電量をさらに向上させることができる。
また、本実施形態に係る太陽電池モジュール100では、第2取出し配線部10bと第2バイパスダイオード接続用配線部20bとが交わっていない。従って、太陽電池Cの一部分に応力が集中することを回避することができる。その結果、モジュール化工程における太陽電池Cの割れや欠けの発生を抑制することができる。
ここで、太陽電池Cの一部に応力が集中することにより発生する割れや欠けは、特に、太陽電池Cの端部において発生しやすい。従って、太陽電池Cの端部に構成部材をオーバーラップさせないことが望ましい。
本実施形態に係る太陽電池モジュール100では、発電領域Xと非発電領域Yとの境界、即ち、太陽電池C11の端部において、取出し配線10と第1導電部4a及び第2導電部4bとが交わっていないため、太陽電池C11の端部における割れや欠けの発生を抑制することができる。
また、本実施形態に係る太陽電池モジュール100では、第2取出し配線部10b及び第2バイパスダイオード接続用配線部20bは、発電領域Xと非発電領域Yとの境界、即ち、太陽電池C11、C21、C31、C41の端部と交わっていない。従って、これらの太陽電池Cの端部における割れや欠けを抑制することができる。
また、本実施形態に係る太陽電池モジュール100では、第2取出し配線部10bと発電領域Xとの間、及び第2バイパスダイオード接続用配線部20bと発電領域Xとの間に、緩衝材(EVAなど)が配置されている。従って、モジュール化工程において加えられる応力を和らげることができる。
また、本実施形態に係る太陽電池モジュール100では、第2取出し配線部10b及び第2バイパスダイオード接続用配線部20bに絶縁処理が施されている。従って、第2取出し配線部10b及び第2バイパスダイオード接続用配線部20bと発電領域Xに含まれる各太陽電池Cとの絶縁性を十分に確保することができる。
また、本実施形態に係る太陽電池モジュール100の製造方法では、太陽電池C31に接続される配線材2の一部は、太陽電池C31の側面に沿って厚み方向に折り曲げられている。即ち、非発電領域Yにおいて、太陽電池C31に接続された配線材2の厚み方向の位置は、太陽電池C21に接続された配線材2の厚み方向の位置と同等である。
従って、太陽電池群接続部材1を配線材2に接続する際、太陽電池群接続部材1を配線材2に押し付けることにより配線材2を折り曲げる必要がない。その結果、太陽電池C31の端部に応力が集中することを回避し、太陽電池Cの割れや欠けの発生を抑制することができる。
(実施形態の変形例)
上記した本発明の実施形態では、太陽電池モジュール100を構成する8本の太陽電池群G1〜G8を電気的に直列に接続した場合について説明したが、本発明はこれには限定されない。一部の太陽電池群を並列に接続する場合についても本発明を適用することができる。
図8を参照して、本変形例に係る太陽電池モジュール100の構成を説明する。図8は、本変形例に係る太陽電池モジュール100の構成を示す裏面図である。
本変形例に係る太陽電池モジュール100は、発電領域Xと、非発電領域Yと、太陽電池群接続部材5と、導電材6と、発電領域Xによって発生される電力を太陽電池モジュー ル100の外部に取出す取出し配線10、11と、バイパスダイオード接続用配線20とを備える。
発電領域Xは、n個の太陽電池Cを第1方向に従って配列することによりそれぞれ形成された12本の第1乃至第12太陽電池群G01〜G12を有している。即ち、発電領域Xは、太陽電池Cを12×nの行列状に配置することにより形成されている。
第1乃至第12太陽電池群G01〜G12は、第2方向に沿って順番に並べられている。第1乃至第3太陽電池群G01〜G03それぞれの第1方向における一端に位置する太陽電池C011〜G031は、互いに同じ極性の電極が同一方向を向くように配置されている。また、第1乃至第3太陽電池群G01〜G03のそれぞれの第1方向における他端に位置する太陽電池C01n〜G03nは、互いに同じ極性の電極が同一方向を向くように配置されている。また、第4乃至第6太陽電池群G04〜G06、第7乃至第9太陽電池群G07〜G09、第10乃至第12太陽電池群G10〜G12についても同様である。ただし、太陽電池C011〜G031は、太陽電池C071〜G091と同じ極性の電極が同一方向を向くように配置されているが、太陽電池C041〜G061及び太陽電池C101〜G121とは異なる極性の電極が同一方向を向くように配置されている。
太陽電池群接続部材5は、太陽電池C01n〜G03nの同じ極性の電極どうしを電気的に並列に接続するとともに、太陽電池C04n〜G06nの同じ極性の電極どうしを電気的に並列に接続している。さらに、太陽電池群接続部材5は、太陽電池C01n〜G03nと、太陽電池C04n〜G06nとを電気的に直列に接続している。このように、太陽電池群接続部材5は、互いに隣接する3本の太陽電池群Gを電気的に並列に接続するとともに、3本の太陽電池群Gどうしを電気的に直列に接続している。太陽電池群接続部材5の数は3個である。3個の太陽電池群接続部材5は、それぞれ、非発電領域Y内に設けられている。第4乃至第9太陽電池群G04〜G09を接続する太陽電池群接続部材5には、バイパスダイオード接続用配線20が電気的に接続されている。
第3太陽電池群G03及び第10太陽電池群G10には、導電材6を介して、正負一対の取出し配線10、11が電気的に接続されている。従って、本変形例では、太陽電池群G03及びG10を取出し太陽電池群という。
取出し太陽電池群G03には、導電材6を介して、取出し配線10が電気的に接続されている。導電材6は、取出し太陽電池群G03に接続され、非発電領域Yに延びている。具体的に、導電材6は、取出し太陽電池群G03の第1方向の一端に位置する太陽電池C031に接続され、第1方向に沿って非発電領域Y内に延びている。
次に、取出し太陽電池群G10は、n個の太陽電池C101〜C10nを備えており、上記取出し太陽電池群G03と同様の構成を有する。従って、取出し太陽電池G10には、導電材6を介して取出し配線11が電気的に接続されている。なお、取出し配線11は、取出し配線10と異なる極性を有する。
(導電材6と取出し配線10との配線構成)
次に、導電材6と取出し配線10との配線構成について説明する。導電材6と取出し配線10との配線構成は、上記実施形態に係る導電材4と取出し配線10との配線構成と同様である。従って、以下の説明においては、適宜図4を参照されたい。
導電材6は、取出し太陽電池群G・BR>O3に接続され、第1方向に沿って非発電領域Y内に延びている。取出し配線10は、非発電領域Y内において、第3導電部6cに半田接続されている。このように、取出し配線10は、導電材6を介して太陽電池C031(即 ち、取出し太陽電池群G03)に電気的に接続されている。
取出し配線10は、非発電領域Yにおいて第3導電部6cに接続された位置から、第1導電部6a及び第2導電部6bの沿って太陽電池C031の裏面、即ち、発電領域Xの裏面に延びている。従って、取出し配線10は、太陽電池モジュール100の主面に平行な投影面上において、非発電領域Y内で第1導電部6a及び第2導電部6bに沿って設けられた第1取出し配線部10aと、発電領域X内で第1取出し配線部10aに連なって設けられた第2取出し配線部10bとを有する。第2取出し配線部10bと発電領域Xの一部との間には、モジュール化工程における応力を緩和するための緩衝材が配置されている。緩衝材としては、EVA等を用いることができる。また、第2取出し配線部10bの外周の一部には絶縁処理が施されている。
ここで、取出し配線10は、太陽電池モジュール100の主面に平行な投影面上において、発電領域Xと非発電領域Yとの境界で、第1導電部6a及び第2導電部6bと交わっていない。また、第2取出し配線部10bは、太陽電池モジュール100の主面に平行な投影面上において、発電領域Xと非発電領域Yとの境界と交わっていない。
(太陽電池群接続部材5及びバイパスダイオード接続用配線20の配線構成)
太陽電池群接続部材5とバイパスダイオード接続用配線20導電材6との配線構成は、上記実施形態に係る太陽電池群接続部材1とバイパスダイオード接続用配線20との配線構成と同様である。従って、以下の説明においては、適宜図4を参照されたい。
太陽電池群G07には、2本の配線材2が接続され、第1方向に沿って非発電領域Y内に延びている。具体的には、太陽電池群G07の第1方向の一端に位置する太陽電池C071の裏面に設けられた電極に、2本の配線材2が接続されている。太陽電池群接続部材5は、非発電領域Y内において、これら2本の配線材2に半田を用いて接続されている。
また、太陽電池C071に接続された2本の配線材2は、それぞれ、第2方向に並んで配置されている。バイパスダイオード接続用配線20は、これら2本の配線材2に並んで配置され、非発電領域Y内において、太陽電池群接続部材5に接続されている。
バイパスダイオード接続用配線20は、非発電領域Yにおいて太陽電池群接続部材5に半田接続された位置から、太陽電池C071の裏面、即ち、発電領域Xの裏面に延びている。従って、バイパスダイオード接続用配線20は、太陽電池モジュール100の主面に平行な投影面上において、非発電領域Y内で配線材2に沿って設けられた第1バイパスダイオード接続用配線部20aと、発電領域X内で第1バイパスダイオード接続用配線部20aに連なって設けられた第2バイパスダイオード接続用配線部20bとを有する。第2バイパスダイオード接続用配線部20bと発電領域Xとの間には、モジュール化工程における応力を緩和するための緩衝材が配置されている。緩衝材としては、EVA等を用いることができる。また、第2バイパスダイオード接続用配線部20bの外周には絶縁処理が施されている。
ここで、バイパスダイオード接続用配線20は、太陽電池モジュール100の主面に平行な投影面上において、発電領域Xと非発電領域Yとの境界で、2本の配線材2と交わっていない。また、第2バイパスダイオード接続用配線部20bは、太陽電池モジュール100の主面に平行な投影面上において、発電領域Xと非発電領域Yとの境界と交わっていない。
また、太陽電池モジュール100の主面に平行な投影面上において、第2取出し配線部10bと第2バイパスダイオード接続用配線部20bとは交わっていない。なお、第2取出し配線部10bと第2バイパスダイオード接続用配線部20bとを配置する位置は、適宜変更することができる。
ここで、取出し配線10の幅は太陽電池群接続部材5の幅よりも大きく、取出し配線10の厚みは太陽電池群接続部材5の厚みよりも小さい。また、バイパスダイオード接続用配線20の幅は太陽電池群接続部材5の幅よりも大きく、バイパスダイオード接続用配線20の厚みは太陽電池群接続部材5の厚みよりも小さい。
(太陽電池モジュールの製造方法)
本変形例に係る太陽電池モジュール100の製造方法は、上記第1実施形態と同様であるため、相違点について説明する。
上記実施形態では、全ての太陽電池Cが、同じ極性の電極が同一方向を向くように配置されていた。従って、太陽電池群接続部材1を、受光面に接続された配線材2と裏面に接続された配線材2とに接続することにより、太陽電池Cどうしは電気的に直列に接続された。そのため、一方の配線材2の一部を予め折り曲げ加工しておくことにより、太陽電池群接続部材1を接続する際の応力の集中を回避した。
一方、本変形例では、同じ極性の電極が同一方向に向けて配置された太陽電池Cどうしは、電気的に並列に接続されている。また、異なる極性の電極が同一方向に向けて配置された太陽電池Cどうしは、電気的に直列に接続されている。本変形例において、全ての配線材2は各太陽電池Cの裏面側に接続されており、太陽電池群接続部材5は、非発電領域Yにおいて、全ての配線材2に受光面側から接続されている。従って、全ての配線材2は、直線状に形成されたものを用いることができる。
(作用及び効果)
本変形例に係る太陽電池モジュール100によっても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。即ち、 このように、取出し配線10、11及びバイパスダイオード接続用配線20が発電領域Xの外側で引き回されないため、太陽電池モジュール100の単位面積当たりの発電量を向上させることができる。
また、同じ極性の電極が同一方向に向けて配置された太陽電池Cどうしは電気的に並列に接続し、異なる極性の電極が同一方向に向けて配置された太陽電池Cどうしは電気的に直列に接続するため、全ての配線材2を直線状に加工したものを用いることができる。
(その他の実施形態)
本発明は上記の実施形態とその変形例によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、上記実施形態では、行列状に太陽電池Cを配置したが、1本の太陽電池群Gに含まれる太陽電池Cの個数、及び太陽電池群Gの本数は適宜変更することができる。
また、上記実施形態では、第2取出し配線部10bと第2バイパスダイオード接続用配線部20bとを略平行に配置したが、それぞれが交わらない限り、配置を変更することができる。
また、上記実施形態では、太陽電池群G3、G6にバイパスダイオード接続用配線20、21が接続された構成としたが、さらに、太陽電池群G2、G7にバイパスダイオード接続用配線が接続されていてもよい。また、太陽電池モジュール100は、バイパスダイオード接続用配線20、21を備えなくてもよい。
また、上記実施形態では、第1取出し配線部10aを、第1導電部4aと第2導電部4bとの間で第3導電部4cに接続したが、図9に示すように、第1取出し配線部10aを第3導電部4cの延在部に接続してもよい。
A…発電領域、B…非発電領域、C…太陽電池、G…太陽電池群、1…太陽電池群接続部材、2…配線材、3…太陽電池接続部材、4…導電材、4a…第1導電部、4b…第2導電部、4c…第3導電部、5…太陽電池群接続部材、6…導電材、6a…第1導電部、6b…第2導電部、6c…第3導電部、10、11…取出し配線、10a…第1取出し配線部、10b…第2取出し配線部、20、21…バイパスダイオード接続用配線、20a…第1バイパスダイオード接続用配線部、20b…第2バイパスダイオード接続用配線部、100…太陽電池モジュール、101…封止材、102…受光面側保護材、103…裏面側保護材、104…端子ボックス

Claims (4)

  1. 光を受光する受光面と前記受光面の反対側の裏面とを有し、受光により電力を発生する発電領域と、前記発電領域の外側に形成された非発電領域と、を備え、
    バイパスダイオードを有する端子ボックスが前記裏面側に設けられた太陽電池モジュールであって、
    前記発電領域に設けられ、第1方向に従って配列された複数の太陽電池を有する第1の太陽電池群と、
    前記発電領域に設けられ、前記第1方向に略直交する第2方向において前記第1の太陽電池群と並んで配列された第2の太陽電池群と、
    前記第1の太陽電池群に電気的に接続され前記第1方向に沿って前記非発電領域に延びる第1導電部と、前記第2方向において前記第1導電部と並んで配置されるとともに前記第1の太陽電池群に電気的に接続され前記第1方向に沿って前記非発電領域に延びる第2導電部と、前記非発電領域において前記第1導電部と前記第2導電部とを電気的に接続し前記第2方向に沿って設けられる第3導電部と、を備えた導電材と、
    前記導電材における第3導電部に前記非発電領域内で接続され前記第1方向に沿って設けられて前記発電領域に延びる第1取出し配線部と、前記発電領域内で前記第1取出し配線部に連なり前記第2方向に沿って設けられた第2取出し配線部と、を有し、前記発電領域によって発生される電力を前記端子ボックスに導いて前記太陽電池モジュールの外部に取出す取出し配線と、
    前記第2の太陽電池群に電気的に接続され前記第1方向に沿って前記非発電領域に延びる配線材と、
    前記第2の太陽電池群に前記第2方向において隣接する第3の太陽電池群に電気的に接続され前記第1方向に沿って前記非発電領域に延びる第2の配線材と、
    前記非発電領域において前記配線材と前記第2の配線材とを接続し前記第2方向に沿って設けられる太陽電池群接続部材と、
    前記非発電領域において前記太陽電池群接続部材に接続されるとともに前記第1方向に沿って設けられた第1バイパスダイオード接続用配線部を備えたバイパスダイオード接続用配線部と、
    を備え、
    太陽電池モジュールの裏面に平行な投影面上において、
    前記取出し配線と前記バイパスダイオード接続用配線部が交わらず、
    前記第3導電部は、前記第1導電部に対して前記第2導電部と反対の方向に延在部を有し、前記第1取出し配線部は前記延在部に接続され、
    前記発電領域と前記非発電領域の境界で、前記第1導電部及び前記第2導電部と前記第1取出し配線部とは離間して配置され、
    前記発電領域と前記非発電領域の境界で、前記配線材及び前記第2の配線材と前記バイパスダイオード接続用配線部とは離間して配置される、
    ことを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 前記第1取出し配線部は前記発電領域に設けられた前記第1の太陽電池群の領域に延びており、第2取出し配線部は前記第1の太陽電池群の領域内で前記第1取出し配線部に連なる、
    請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記バイパスダイオード接続用配線部は、前記発電領域内で前記第1バイパスダイオード接続用配線に連なる第2バイパスダイオード接続用配線部を備える、
    請求項1または2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記バイパスダイオード接続用配線部と前記発電領域との間に緩衝材が設けられたことを特徴とする、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の太陽電池モジュール。
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