JP2008226548A - バックライト装置、バックライト制御方法、および液晶表示装置 - Google Patents

バックライト装置、バックライト制御方法、および液晶表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】バックライト輝度の最大輝度比を向上することができるようにする。
【解決手段】バックライトの発光領域は、所定数のブロックBLに分割されている。ブロックBL内には、赤色の光を発するLEDチップが複数配置された赤LEDチップ群40R、緑色の光を発するLEDチップが複数配置された緑LEDチップ群40G、および、青色の光を発するLEDチップが複数配置された青LEDチップ群40Bが形成されている。演算部60は、ブロックBLのバックライト輝度に基づいて、ブロックBLの各LEDチップ41のなかで発光に使用する使用チップ41とパルス信号のデューティ比を決定し、使用チップ41に対応する駆動回路61に対して制御信号を供給する。駆動回路61は、所定のデューティ比のパルス信号および駆動電流をLEDチップ41に供給する。本発明は、例えば、液晶表示装置のバックライト装置に適用できる。
【選択図】図5

Description

本発明は、バックライト装置、バックライト制御方法、および液晶表示装置に関し、特に、バックライト輝度の最大輝度比を向上することができるようにするバックライト装置、バックライト制御方法、および液晶表示装置に関する。
液晶表示装置(LCD: Liquid crystal display)は、赤、緑、および青の着色がされているカラーフィルタ基板、並びに液晶層などを有する液晶パネルと、その背面側に配置されるバックライトなどにより構成される。
バックライトの光源には、従来、冷陰極蛍光放電管(CCFL)や白色LED (Light Emitting Diode)が使用されていたが、色の再現範囲をより広くするため、赤色、緑色、および青色を発光するLEDを採用し、赤色、緑色、および青色の混色により、白色光を発光させるものがある。
液晶表示装置では、電圧を変化させることにより液晶層の液晶分子のねじれが制御され、液晶分子のねじれに応じて液晶層を透過してきたバックライトの光(白色光)が赤、緑、または青の着色がされているカラーフィルタ基板を通過することにより赤色、緑色、または青色の光となって、画像が表示される。
なお、以下では、電圧を変化させることにより液晶分子のねじれを制御して光の透過率を変更することを、液晶開口率の制御という。また、光源であるバックライトから出射された光の輝度を「発光輝度」と称し、表示される画像を視認する視聴者が感じる光の強度である、液晶パネルの前面から出射された光の輝度を「表示輝度」と称する。
従来、液晶表示装置においては、バックライトが液晶パネルの画面全体を均一かつ最大(ほぼ最大)の明るさで照明し、液晶パネルの各画素の開口率のみを制御することによって、画面の各画素において必要な表示輝度を得るような制御が行われていた。従って、例えば、暗い画像を表示する場合においても、バックライトは最大のバックライト輝度で発光するので、消費電力が大きいという問題があった。
この問題に対して、例えば、画面を複数のブロックに分割し、その分割されたブロック単位でバックライト輝度を入力画像信号に応じて変化させることにより、低消費電力および、表示輝度のダイナミックレンジ拡大を実現する技術が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
光源として赤色、緑色、および青色のLEDを採用したバックライトにおいて、入力画像信号に応じて、分割されたブロック単位でバックライト輝度を変化させる場合の制御方式には、例えば、LEDに供給する電流値を変更するPAM(Pulse Amplitude Modulation)駆動制御、LEDに供給する電流値は一定で、パルス信号のパルス幅(デューティ比)を変更することにより、電流を供給する供給時間を変更するPWM(Pulse Width Modulation)駆動制御などが考えられる。
LEDは、供給される電流値に対してバックライト輝度が線形比例しないという特性を有しているので、PAM駆動制御はあまり望ましくない。またPAM駆動制御は、調整速度も遅い。
一方、PWM駆動制御には、バックライト輝度がパルス信号のパルス幅(デューティ比)に線形比例するという利点があるため扱いやすい。
図1A乃至図1Cは、PWM駆動制御におけるパルス信号を示している。
図1Aは、デューティ比が50%に設定された場合のパルス信号を示しており、図1Bは、デューティ比が5%に設定された場合のパルス信号を示している。
図1Aおよび図1Bにおいて、パルス信号がON(High)となっている時間、LEDには、一定の電流(ピーク電流値)が供給される。
特開2005−17324号公報 特開平11−109317号公報
しかしながら、厳密には、パルス波形は、図1Cに示されるように、ONになるまで緩やかに上昇する上昇時間と、OFF(LOW)になるまで緩やかに下降する下降時間があるため、極端に小さいデューティ比のときにはパルス波形がつぶれてしまい、バックライト輝度の線形性を維持することができない。換言すれば、精度の高いピーク電流値を得るためには、パルス波形のON時間を所定時間以上確保する必要がある。なお、電源の安定性、可聴帯域の問題から、パルス信号の周波数を低くすることは難しい。
上述した理由により、バックライト輝度の線形性を維持することができる最小のデューティ比が4%であるとして、最大のデューティ比を100%とすると、パルス幅を変更することによって実現されるバックライト輝度の最大輝度比は、4:100=1:25となり、これ以上の輝度比向上は望めない。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、バックライト輝度の最大輝度比を向上することができるようにするものである。
本発明の第1の側面のバックライト装置は、所定の領域の発光輝度を可変制御するバックライト装置において、発光面積の異なる複数の発光手段と、前記複数の発光手段を1対1にPWM駆動制御する複数の駆動手段とを備える。
前記バックライト装置の発光領域は、複数の前記所定の領域からなり、複数の前記所定の領域ごとに、前記複数の発光手段と前記複数の駆動手段を有するようにさせることができる。
前記発光手段は、赤色、緑色、または青色の光を発するLEDとさせることができる。
本発明の第1の側面のバックライト制御方法は、所定の領域の発光輝度を可変制御するバックライト装置のバックライト制御方法において、発光面積の異なる複数の発光手段を1対1にPWM駆動制御するステップを含む。
本発明の第2の側面の液晶表示装置は、所定の領域の発光輝度を可変制御するバックライトを有する液晶表示装置において、発光面積の異なる複数の発光手段と、前記複数の発光手段を1対1にPWM駆動制御する複数の駆動手段とを備える。
本発明の第1および第2の側面においては、発光面積の異なる複数の発光手段が1対1にPWM駆動制御される。
本発明の第1および第2の側面によれば、バックライト輝度の最大輝度比を向上することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書又は図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書又は図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書又は図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の第1の側面のバックライト装置は、所定の領域(例えば、図1のブロックBL)の発光輝度を可変制御するバックライト装置(例えば、図1の液晶表示装置1)において、発光面積の異なる複数の発光手段(例えば、図5の赤LEDチップ41R1、赤LEDチップ41R1’、赤LEDチップ41R2、赤LEDチップ41R4、および赤LEDチップ41R8)と、前記複数の発光手段を1対1にPWM駆動制御する複数の駆動手段(例えば、図5の駆動回路61R1、駆動回路61R1’、駆動回路61R2、駆動回路61R4、および駆動回路61R8)とを備える。
本発明の第1の側面のバックライト制御方法は、所定の領域の発光輝度を可変制御するバックライト装置のバックライト制御方法において、発光面積の異なる複数の発光手段を1対1にPWM駆動制御するステップ(例えば、図6のステップS12乃至S14)を含む。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図2は、本発明を適用した液晶表示装置の一実施の形態の構成例を示している。
図2の液晶表示装置1は、赤、緑、および青の着色がされているカラーフィルタ基板、液晶層などを有する液晶パネル11、その背面側に配置されるバックライト12、液晶パネル11およびバックライト12を制御する制御部13、並びに、電源供給部14により構成される。
液晶表示装置1は、画像信号に対応する原画像を所定の表示領域(液晶パネル11の表示部21に対応する領域)に表示する。なお、液晶表示装置1に入力される入力画像信号は、例えば、60Hzのフレームレートの画像(以下、フレーム画像という)に対応する。
液晶パネル11は、バックライト12からの白色光を透過させる開口部が複数配列されている表示部21、並びに、表示部21の開口部それぞれに設けられている不図示のトランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)に駆動信号を送出するソースドライバ22およびゲートドライバ23により構成される。
表示部21の開口部を通過した白色光は、図示せぬカラーフィルタ基板上に形成されているカラーフィルタによって赤色、緑色、または青色の光に変換される。この赤色、緑色、および青色の光を発する3つの開口部からなる組が表示部21の1画素に対応する。
バックライト12は、表示部21に対応する発光領域において白色光を発する。バックライト12の発光領域は、複数のブロック(領域)BLに分割されており、分割された複数のブロックBLそれぞれについて個別に点灯が制御される。
各ブロックBLには、赤色、緑色、または青色の光を発する発光素子としてのLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)がそれぞれ1以上配置されている。
なお、ブロックBLは、バックライト12の発光領域を、仕切り板等を用いて物理的に分割したものではなく、仮想的に分割したものである。従って、ブロックBL内に配置された発光素子から出射された光は、不図示の拡散板によって拡散されて、ブロックBLの前方だけでなく、その周辺ブロックの前方に対しても照射される。
制御部13は、表示輝度算出部31、光源制御部32、および液晶パネル制御部33により構成される。
表示輝度算出部31には、各フレーム画像に対応する画像信号が他の装置から供給される。表示輝度算出部31は、供給された画像信号からフレーム画像の輝度分布を求め、さらにフレーム画像の輝度分布から、ブロックBLごとに、必要な表示輝度を算出する。算出された表示輝度は、光源制御部32および液晶パネル制御部33に供給される。
光源制御部32は、表示輝度算出部31から供給された各ブロックBLの表示輝度に基づいて、各ブロックBLのバックライト輝度を演算する。そして、光源制御部32はPWM駆動制御により、演算されたバックライト輝度となるように、バックライト12の各ブロックBLを可変制御する。
光源制御部32で演算された各ブロックBLのバックライト輝度は、液晶パネル制御部33に供給される。
液晶パネル制御部33は、表示輝度算出部31から供給されるブロックBLごとの表示輝度と、光源制御部32から供給されるブロックBLごとのバックライト輝度に基づいて、表示部21の各画素の液晶開口率を算出する。そして、液晶パネル制御部33は、算出された液晶開口率となるように、液晶パネル11のソースドライバ22およびゲートドライバ23に駆動信号を供給し、表示部21の各画素のTFTを駆動制御する。
電源供給部14は、液晶表示装置1の各部に所定の電源を供給する。
図3は、バックライト12のブロックBLの詳細構成例を示している(ブロックBLの第1実施の形態)。
ブロックBL内には、赤色の光を発するLEDチップが複数配置された赤LEDチップ群40R、緑色の光を発するLEDチップが複数配置された緑LEDチップ群40G、および、青色の光を発するLEDチップが複数配置された青LEDチップ群40Bが形成されている。
赤LEDチップ群40Rには、発光面積の異なるLEDチップが存在する。即ち、赤LEDチップ群40Rには、発光面積が最も小さい赤LEDチップ41R1および赤LEDチップ41R1’、赤LEDチップ41R1または41R1’の2倍の発光面積を有する赤LEDチップ41R2、赤LEDチップ41R2の2倍の発光面積を有する赤LEDチップ41R4、並びに、赤LEDチップ41R4の2倍の発光面積を有する赤LEDチップ41R8により構成される。
発光面積の最も小さい赤LEDチップ41R1を基準(x1)とすると、赤LEDチップ41R2の発光面積は2倍(x2)、赤LEDチップ41R4の発光面積は4倍(x4)、赤LEDチップ41R8の発光面積は8倍(x8)である。発光面積は、チップサイズに比例する。従って、赤LEDチップ41R1、赤LEDチップ41R1’、赤LEDチップ41R2、赤LEDチップ41R4、および赤LEDチップ41R8のチップサイズの比は、1:1:2:4:8である。
なお、以下において、赤LEDチップ群40Rの赤LEDチップ41R1、赤LEDチップ41R1’、赤LEDチップ41R2、赤LEDチップ41R4、および赤LEDチップ41R8それぞれを特に区別しない場合には、単に赤LEDチップ41と称する。
赤LEDチップ群40Rの赤LEDチップ41それぞれは、PWM駆動制御により独立に制御される。また、赤LEDチップ群40Rの赤LEDチップ41それぞれには、電流密度が等しくなるように電流が供給されるので、赤LEDチップ41R1、赤LEDチップ41R1’、赤LEDチップ41R2、赤LEDチップ41R4、および赤LEDチップ41R8の発光輝度(バックライト輝度)の比も、1:1:2:4:8となる。
緑LEDチップ群40Gおよび青LEDチップ群40Bも、赤LEDチップ群40Rと同様に構成されている。
即ち、ブロックBL内には、緑LEDチップ群40Gとして、チップサイズと発光輝度の比が1:1:2:4:8である、緑LEDチップ41G1、緑LEDチップ41G1’、緑LEDチップ41G2、緑LEDチップ41G4、および緑LEDチップ41G8が配置されている。
緑LEDチップ群40Gの緑LEDチップ41G1、緑LEDチップ41G1’、緑LEDチップ41G2、緑LEDチップ41G4、および緑LEDチップ41G8それぞれを特に区別しない場合には、単に緑LEDチップ41と称する。
緑LEDチップ群40Gの緑LEDチップ41それぞれは、PWM駆動制御により独立に制御される。
また、ブロックBL内には、青LEDチップ群40Bとして、チップサイズと発光輝度の比が1:1:2:4:8である、青LEDチップ41B1、青LEDチップ41B1’、青LEDチップ41B2、青LEDチップ41B4、および青LEDチップ41B8が配置されている。
青LEDチップ群40Bの青LEDチップ41B1、青LEDチップ41B1’、青LEDチップ41B2、青LEDチップ41B4、および青LEDチップ41B8それぞれを特に区別しない場合には、単に青LEDチップ41と称する。
青LEDチップ群40Bの青LEDチップ41それぞれは、PWM駆動制御により独立に制御される。
以下において、赤LEDチップ41、緑LEDチップ41、および青LEDチップ41も特に区別しない場合には、単にLEDチップ41と称する。また、赤LEDチップ群40R、緑LEDチップ群40G、および青LEDチップ群40Bを特に区別しない場合には、単にLEDチップ群40と称する。
従来のバックライトにおいては、図4に示されるように、1つのブロックBL内に赤LEDチップ51R、緑LEDチップ51G、および青LEDチップ51Bが1つずつ配置されていた。
即ち、図4は、1ブロックBLの最大バックライト輝度を、図2のバックライト12と同一にした従来のバックライトの1ブロックBL内の構成を示している。
従って、図4に示す赤LEDチップ51R、緑LEDチップ51G、および青LEDチップ51Bのチップサイズは、図3の赤LEDチップ41R1、緑LEDチップ41G1、または青LEDチップ41B1の16倍(x16)となっている。ここで、赤LEDチップ51R、緑LEDチップ51G、および青LEDチップ51Bについても同様に、それらを区別する必要がない場合には、以下では、単にLEDチップ51と称する。
図3と図4に示した各LEDチップにおいては、PWM駆動制御を行ってパルス幅を変化させたときに発光輝度の線形性を維持することができるデューティ比が4%乃至100%であるとする。
この場合、図4に示した従来のバックライトでは、バックライト輝度の最大輝度比は、4:100=1:25である。
一方、液晶表示装置1のバックライト12において、バックライト輝度最大で点灯させる場合には、ブロックBL内の全てのLEDチップ41をデューティ比100%で点灯させれば、発光面積が図4における場合と同一となるので、図4に示した従来のバックライトでデューティ比を100%としたときと同一のバックライト輝度とすることができる。
反対に、液晶表示装置1のバックライト12において、バックライト輝度最小で点灯させる場合には、チップサイズの最も小さい赤LEDチップ41R1、緑LEDチップ41G1、および青LEDチップ41B1のみ(または、赤LEDチップ41R1’、緑LEDチップ41G1’、および青LEDチップ41B1’のみ)をデューティ比4%で点灯させれば、発光面積が図4における場合の1/16となるので、図4に示した従来のバックライトにおいてデューティ比を4%×1/16=0.25%としたときのバックライト輝度とすることができる。
即ち、図2の液晶表示装置1のバックライト12では、バックライト輝度の最大輝度比を0.25:100=1:400に改善する。換言すれば、図2の液晶表示装置1のバックライト12では、図4に示した従来のバックライトよりも最大輝度比が16倍に向上する。
図5は、バックライト12のブロックBLと、それに対応する光源制御部32の機能ブロック図である。
光源制御部32は、表示輝度算出部31から供給されたブロックBLの表示輝度に基づいて、ブロックBLのバックライト輝度を演算する演算部60を有する。
また、光源制御部32は、演算されたバックライト輝度でLEDチップ41を発光させるためのパルス信号および駆動電流を供給する駆動回路を、バックライト12のブロックBL内のLEDチップ41に対して1対1に有する。
即ち、光源制御部32は、赤LEDチップ群40Rの赤LEDチップ41R1、赤LEDチップ41R1’、赤LEDチップ41R2、赤LEDチップ41R4、および赤LEDチップ41R8に対して、それぞれ、駆動回路61R1、駆動回路61R1’、駆動回路61R2、駆動回路61R4、および駆動回路61R8を有し、緑LEDチップ群40Gの緑LEDチップ41G1、緑LEDチップ41G1’、緑LEDチップ41G2、緑LEDチップ41G4、および緑LEDチップ41G8に対して、それぞれ、駆動回路61G1、駆動回路61G1’、駆動回路61G2、駆動回路61G4、および駆動回路61G8を有し、青LEDチップ群40Bの青LEDチップ41B1、青LEDチップ41B1’、青LEDチップ41B2、青LEDチップ41B4、および青LEDチップ41B8に対して、それぞれ、駆動回路61B1、駆動回路61B1’、駆動回路61B2、駆動回路61B4、および駆動回路61B8を有する。
以下において、光源制御部32の各駆動回路を特に区別しない場合には、単に駆動回路61と称する。
演算部60は、演算されたブロックBLのバックライト輝度に基づいて、ブロックBLの各LEDチップ41のなかで発光に使用するLEDチップ41(以下、適宜、使用チップ41と称する)と、そのデューティ比(パルス信号のパルス幅)を決定する。そして、演算部60は、使用チップ41に対応する駆動回路61に対して、デューティ比を表す制御信号を供給する。
駆動回路61は、制御信号に対応する所定のデューティ比のパルス信号および駆動電流をLEDチップ41に供給する。
次に、図6のフローチャートを参照して、液晶表示装置1の光源制御部32によるバックライト制御処理を説明する。
バックライト制御処理では、初めに、ステップS11において、演算部60は、表示輝度算出部31から供給されたブロックBLの表示輝度を取得し、ブロックBLのバックライト輝度を演算する。
ステップS12において、演算部60は、ブロックBLの各LEDチップ41のなかで発光に使用する使用チップ41とパルス信号のデューティ比を決定する。
ステップS13において、演算部60は、使用チップ41に対応する駆動回路61に対して、デューティ比を表す制御信号を供給する。
ステップS14において、制御信号が供給された駆動回路61は、その制御信号に対応する所定のデューティ比のパルス信号および駆動電流をLEDチップ41に供給する。
ステップS14の処理後、処理はステップS11に戻る。そして、次のフレーム画像のブロックBLの表示輝度に対応する上述したステップS11乃至S14の処理が繰り返し実行される。
以上のように、図2の液晶表示装置1によれば、バックライト12を構成する各ブロックBLにおいて、赤色、緑色、または青色の光を発するLEDチップ41であって、発光面積の異なるLEDチップ41を複数配置させ、演算されたブロックBLのバックライト輝度に基づいて、使用チップ41とデューティ比を決定することにより、バックライト輝度の最大輝度比を向上することができる。
なお、上述した例では、赤色、緑色、および青色の色ごとに配置する5個のLEDチップ41のチップサイズの比を1:1:2:4:8に設定した。これにより、デジタルビットとの親和性が良く、かつ、5個のLEDチップ41の組み合わせ次第で、図4に示した従来のLEDチップ51の最大輝度比1:25の1倍から16倍までのすべての倍率に対応することが可能となるが、LEDチップ群40を構成する複数のLEDチップ41のチップサイズの比は、これに限定されるものではない。また、LEDチップ群40を構成するLEDチップ41の個数も上述した5個以外に、2乃至4個としてもよいし、6個以上としてもよい。
LEDチップ群40を構成するLEDチップ41の個数とそのチップサイズの比を適宜設定することにより、バックライト12の最大輝度比を、図4に示した従来のバックライトの最大輝度比1:25の16倍以外の、2倍、3倍、・・・、32倍、64倍、・・等に自由に設定することが可能である。
さらに、1つのブロックBLには、赤LEDチップ群40R、緑LEDチップ群40G、および青LEDチップ群40Bのセットを複数配置させることも可能である。
図7は、バックライト12のブロックBLのその他の詳細構成例を示している(ブロックBLの第2実施の形態)。
図7のブロックBL内には、図4に示した従来のLEDチップ51と同サイズの、赤LEDチップ101R、緑LEDチップ101G、および青LEDチップ101Bが1つずつ配置されている。
赤LEDチップ101R、緑LEDチップ101G、および青LEDチップ101Bのそれぞれは、発する光の色が異なる以外は同様に構成されているので、以下では、赤LEDチップ101Rについてのみ説明し、緑LEDチップ101Gおよび青LEDチップ101Bの説明は省略する。
図8および図9は、赤LEDチップ101Rの詳細な構成例を示す図である。
赤LEDチップ101Rでは、その領域が、図8に示されるように、領域101R−1乃至101R−16に16等分されている。領域101R−1乃至101R−16のそれぞれには、1個の駆動回路(不図示)を接続して、独立にPWM駆動制御を行わせることが可能である。また、領域101R−1乃至101R−16それぞれは、2以上の領域どうしを接続し、その接続された2以上の領域に対して1個の駆動回路を接続して、PWM駆動制御を行わせることも可能である。
そこで、図7の赤LEDチップ101Rでは、その領域(発光面積)の比が1:1:2:4:8となるように、16個の領域101R−1乃至101R−16のうちのいくつかが相互に接続されている。
より具体的には、図9に示すように、赤LEDチップ101Rは、領域102R1、領域102R1’、領域102R2、領域102R4、および領域102R8となるように、領域101R−1乃至101R−16の一部が接続される。
領域102R1は、図中、白地で示される領域101R−6単独の領域、領域102R1’は、図中、白地で示される領域101R−11単独の領域、領域102R2は、図中、斜線部で示される領域101R−7と101R−10を接続してなる領域、領域102R4は、図中、淡ドット模様で示される領域101R−2、101R−8、101R−9、および101R−15を接続してなる領域、領域102R8は、濃ドット模様で示される領域101R−1、101R−3乃至101R−5、101R−12乃至101R−14、および101R−16を接続してなる領域により構成される。
従って、領域102R1、領域102R1’、領域102R2、領域102R4、および領域102R8の領域の比は、1:1:2:4:8である。この領域102R1、領域102R1’、領域102R2、領域102R4、および領域102R8のそれぞれに対して、図5に示した光源制御部32の駆動回路61R1、駆動回路61R1’、駆動回路61R2、駆動回路61R4、および駆動回路61R8が、1対1に接続される。
第2実施の形態におけるバックライト制御処理は、ステップS12において使用チップ41に代えて使用する領域102R1乃至102R8を決定する以外は、図6を参照して説明したバックライト制御処理と同様であるので、その説明は省略する。
領域102R1、領域102R1’、領域102R2、領域102R4、および領域102R8のそれぞれにおいて、発光輝度の線形性を維持することができるデューティ比は、第1実施の形態と同様に4%乃至100%であるとする。
図10Aに示すように、領域102R1だけを使用してPWM駆動制御を行った場合、バックライト輝度は、図4に示した従来のバックライトよりも1/16となり、図10Bに示すように、領域102R1と領域102R1’を使用してPWM駆動制御を行った場合、バックライト輝度は、図4に示した従来のバックライトよりも1/8となる。
同様に、図10Cに示すように、領域102R1、領域102R1’、および領域102R2を使用してPWM駆動制御を行った場合、バックライト輝度は、図4に示した従来のバックライトよりも1/4となり、図10Dに示すように、領域102R1、領域102R1’、領域102R2、および領域102R4を使用してPWM駆動制御を行った場合、バックライト輝度は、図4に示した従来のバックライトよりも1/2となり、図10Eに示すように、領域102R1、領域102R1’、領域102R2、領域102R4、および領域102R8のすべてを使用してPWM駆動制御を行った場合、バックライト輝度は、図4に示した従来のバックライトと同一となる。
赤LEDチップ101Rでは、最小の発光面積が図4における場合の1/16となるので、最小のバックライト輝度を、図4に示した従来のバックライトでデューティ比を0.25%としたときに相当するバックライト輝度とすることができる。
即ち、図2の液晶表示装置1のバックライト12では、バックライト輝度の最大輝度比を0.25:100=1:400に改善する。換言すれば、図2の液晶表示装置1のバックライト12では、図4に示した従来のバックライトよりも最大輝度比が16倍に向上する。
なお、第2実施の形態においても、ブロックBL内の16個の領域101R−1乃至101R−16を、領域の比が1:1:2:4:8となるように相互に接続したが、これ以外の比となるように接続してもよい。例えば、16個の領域101R−1乃至101R−16を、領域の比が4:4:4:4となるように接続してもよい。
また、接続せずに、16個の領域101R−1乃至101R−16を別個独立にPWM駆動制御するが、領域101R−1乃至101R−16が、上述した領域102R1、領域102R1’、領域102R2、領域102R4、および領域102R8の単位と実質的になるように連動してPWM駆動制御するのでもよい。
また、ブロックBLは、16以外の個数の領域に分割してもよい。
以上のように、バックライト12の各ブロックBL内のLEDチップを、上述した第1または第2実施の形態に示したように構成することにより、線形性を確保したままで、バックライト輝度の調整幅を拡大し、バックライト輝度の明るいときと暗いときの比、即ち最大輝度比を向上させることができる。これにより、液晶表示装置1のコントラスト比を大きく改善させることが可能となる。
必要となるバックライト輝度によって、第1実施の形態においては、使用するLEDチップ41、第2実施の形態においては、使用する領域102を決定するが、どのLEDチップ41または領域102を使用するかによってブロックBL内の点灯位置および点灯範囲が異なるため、どのLEDチップ41または領域102を使用するかによってLED光源の放射角度分布を変えることができる。
また、ブロックBL内のLEDチップ41または領域102ごとに、LED光源の前方に配置されているレンズなどの光学系を工夫するようにすれば、LED光源の放射角度分布をさらに変化させることも可能である。
本明細書において、フローチャートに記述されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
PWM駆動制御について説明する図である。 本発明を適用した液晶表示装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 図2のバックライトのブロックBLの詳細構成例を示す図である。 従来のバックライトのブロックBLの詳細構成例を示す図である。 ブロックBLと光源制御部の機能ブロック図である。 光源制御部によるバックライト制御処理を説明するフローチャートである。 図2のバックライトのブロックBLのその他の詳細構成例を示す図である。 赤LEDチップの詳細構成例を示す図である。 赤LEDチップの詳細構成例を示す図である。 図7のブロックBLにおける点灯例を説明する図である。
符号の説明
1 液晶表示装置, 12 バックライト, BL ブロック, 13 制御部, 32 光源制御部, 40R 赤LEDチップ群, 40G 緑LEDチップ群, 40B 青LEDチップ群, 41R1乃至41R8 赤LEDチップ, 41G1乃至41G8 緑LEDチップ, 41B1乃至41B8 青LEDチップ, 61R1乃至61R8,61G1乃至61G8, 61B1乃至61B8 駆動回路

Claims (5)

  1. 所定の領域の発光輝度を可変制御するバックライト装置において、
    発光面積の異なる複数の発光手段と、
    前記複数の発光手段を1対1にPWM駆動制御する複数の駆動手段と
    を備えるバックライト装置。
  2. 前記バックライト装置の発光領域は、複数の前記所定の領域からなり、
    複数の前記所定の領域ごとに、前記複数の発光手段と前記複数の駆動手段を有する
    請求項1に記載のバックライト装置。
  3. 前記発光手段は、赤色、緑色、または青色の光を発するLEDである
    請求項1に記載のバックライト装置。
  4. 所定の領域の発光輝度を可変制御するバックライト装置のバックライト制御方法において、
    発光面積の異なる複数の発光手段を1対1にPWM駆動制御する
    ステップを含むバックライト制御方法。
  5. 所定の領域の発光輝度を可変制御するバックライトを有する液晶表示装置において、
    発光面積の異なる複数の発光手段と、
    前記複数の発光手段を1対1にPWM駆動制御する複数の駆動手段と
    を備える液晶表示装置。
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