JP2008224665A - 接線方向の衝突を受ける脱進機 - Google Patents

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Abstract


【課題】 接線方向の衝撃を受ける脱進機を提供すること。
【解決手段】 本発明の脱進機はレバー装置1を有する。前記レバー装置1は、ローラー6を駆動するレバー3と、ガンギ車セット8を包囲するリング7とを有する。前記リング7は、前記ガンギ車セット8の歯13,14,15,16と共働するアンクル石9,10,11,12を搭載し、前記リング7をロックしその後ローラー6に衝突することを交互に繰り返す。前記ガンギ車セット8は、同軸配置された第1ガンギ車17と第2ガンギ車18とを有する。前記第1ガンギ車17の歯13,15,16は、前記リング7のアンクル石9,11,12と共働する。前記歯10のみは、前記第2ガンギ車18の歯と共働するよう配置される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、接線方向の衝突を受ける脱進機に関し、特に、回転軸にヒンジ止めされたレバー装置を有する脱進機に関する。前記レバー装置は、第1アームとしてのレバーと、前記第1アームに対向する第2アームとしてのリングとを有する。前記レバーは、ローラーの振り石と共働するフォークで終端する。前記リングは、ガンギ車セットを包囲する。前記リングは、前記ガンギ車セットの歯と共働するアンクル石を搭載し、前記リングをロックしその後衝突することを交互に繰り返す。
この種の脱進機は、非特許文献1に開示されている。その79ページにBrothers Mellyシステムにより接線方向の衝撃を受ける脱進機を記載している。図1にこの従来技術を示す。
図1の脱進機は、回転軸にヒンジ止めされたレバーBを有する。このレバーBの上部アームは、フォーク形状で終端し、ローラーAの振り石Lと共働する。下部アームはガンギ車を包囲するリングを有する。このリングは4個のアンクル石を有する。即ち、衝撃をローラーAに加える2個の衝突用アンクル石R、R’とガンギ車をロックする2個の係止用アンクル石D、D’である。このガンギ車は、リングのアンクル石と共働する歯E、F、G、Hを有する。
Paul M. Chamberlain entitled "It's About Time", published in London in 1978 by The Holland Press G. Daniels entitled: "La montre: Principles et Methodes de Fabrication" at pages 249 to 252, Scriptar Editions S.A., La Conversion/Lausanne, 1993
図1は、従来技術に関わる脱進機の動作状態を示す。この状態に先立って、歯車の歯Fは、係止用アンクル石Dに当たってロックされている。ローラーAが、矢印Cの方向に回転すると、ガンギ車を解放し、このガンギ車が矢印Pの方向に回転する。歯車の歯Eがリングの衝突用アンクル石Rと接触し、これによりレバーBは、矢印Qの方向に回転し、衝撃をローラーAに矢印Cの方向から振り石Lで加える。この衝突が終了すると、歯車、(具体的には歯H)は、係止用アンクル石D’によりロックされる。この瞬間から、ローラーAは、さらに円弧を描いて移動しその移動方向を反転させる。その後、振り石Lがフォークを反対方向に駆動し、レバーは矢印Qとは反対方向に回転する。係止用アンクル石D’上での歯Hのロックが中断されると、これにより歯Gは別の衝撃をリングに衝突用アンクル石R’を介して加え、ローラーAを再びバックさせる。
上記の説明は、この脱進機が接線方向の衝撃を受ける脱進機であることを示す。実際に、衝撃は、ガンギ車の歯の上部により、衝突の全期間に渡って同一位置にあるアンクル石の一点にかかる。これは歯車の歯と同様である。かくしてアンクル石上で歯がほとんどスライドすることはない。しかしこれはレバー脱進機には当てはまらない。かくして接線方向の衝撃を受ける脱進機は、潤滑システムを有さない。接線方向の衝撃を受ける脱進機は非常に脆く劣化しやすいが、現在のレバー脱進機で使用されている。これは、1箇所で潤滑を行って、互いに接触する部材の摩耗現象を阻止することができるからである。
本明細書において、「衝突」「衝撃」とは、ほぼ同意で使用している。しかし厳密には「衝突」により「衝撃」が発生する。
接線方向の衝撃を受ける脱進機は、非特許文献2に開示されている。ここに開示された脱進機は、同軸脱進機と称し、衝突吸収アンクル石を2個有する。その内1つはレバーに他はローラーに直接配置される。本発明は、2個の衝突用アンクル石を1本のレバーに取付けることにより、構造を簡単にする。
図1に示すBrothers Melly 脱進機を参照すると、少なくとも2つの欠点、即ち空間の要件(大型化)と動作の信頼性があるように確実ではないがみえる。
図1は、Brothers Mellyシステムの空間の要件(大きすぎる点)が、通常サイズの時計で使用するには難しいことを示す。このBrothers Mellyシステムは、その長さ故腕時計に組み込むことは困難である。
同図に2つの角度α、βを示す。第1角αは衝突の間衝突用アンクル石Rが移動する角度であり、第2角βは同じ衝突の間歯Eの先端が移動する角度で、α=2度、β=8度である。言い換えると、衝突用アンクル石Rが歯から受ける衝撃は、レバーが2度移動(回転)する間のみかかる。このような小さな角度で、ガンギ車による全てのエネルギーがローラに伝達されるか疑問である。さらに、この小さな角度は、それらの機械部品固有の製造上の許容誤差を考えると、安全上の余裕がない。しかし、このような状況は、衝突用アンクル石R’と歯Gについては、α=3.5度、β=14度(このような状態は図示していないが)であり、若干改善される。
上記の欠点を解決にする為に、本発明のガンギ車セットは、少なくとも第1ガンギ車と第2ガンギ車とからなる複数の固定された同軸歯車を有する。前記第1ガンギ車は、第2ガンギ車より大きな直径を有し、前記ガンギ車は、前記リングに搭載された衝突用アンクル石と共働する。前記係止用アンクル石は、前記ガンギ車セットのガンギ車のどちらとでも共働するよう配置される。
図2−15は、本発明の接線方向の衝撃を受ける脱進機のさまざまな動作状態を示す平面図である。この脱進機は、回転軸2にヒンジ止めされたレバー装置1を有する。このレバー装置1は、第1アーム としてフォーク4で終端するレバー3を有する。このフォーク4は、ローラー6に固定された振り石5と共働する。ローラー6は、調速用スプリング(図示せず)に取り付けられる。レバー装置1は、第1アームの反対側に第2アームとしてリング7を有する。このリング7はガンギ車セット8を包囲する。ガンギ車セット8は、時計の輪列により駆動される。この輪列は、香箱スプリング(駆動用スプリング)からエネルギを引き出す。ガンギ車セット8がロック(係止)されていないと、ガンギ車セット8は矢印20の方向(右回り)に回転する。リング7は、内側に固定配置された係止用アンクル石と衝突用アンクル石を具備する。これらのアンクル石は、ガンギ車セット8の歯と噛み合い、リング7をロックしローラー6を後方に戻す。
本発明の脱進機の独自性は、ガンギ車セット8が複数の固定された歯車群を有する点である。この歯車群は、少なくとも第1ガンギ車17と第2ガンギ車18とを有する。第1ガンギ車17は、第2ガンギ車18より大きな直径を有する。この第1ガンギ車17と第2ガンギ車18は、それぞれリング7に配置された衝突用アンクル石12、10と共働する(当たる)。第2係止用アンクル石9と第1係止用アンクル石11は、ガンギ車セット8のいずれかのホイールと共働する(当たる)よう配置される。
かくして最も一般的には、本発明は、互いに同軸に固定搭載された3個以上の歯車を有するガンギ車セット8を有する。本発明の本質的な点は、少なくとも2個の異なる直径の歯車を有し、各歯車は衝突用アンクル石を駆動する。これら2個の異なる直径の歯車によりBrothers Melly 脱進機をスペースの点および取り付けの点で改善する。本発明によれば、係止用アンクル石は、大歯車と小歯車あるいは同時にその両方と等しく共働し、あるいはさらにそこに全体が割り当てられた第3の歯車と共働する。
より具体的には、本発明の一実施例によれば、リング7は衝突用アンクル石12、10を有し、それらはそれぞれ第1ガンギ車17と第2ガンギ車18の歯と共働する(当たる)。この実施例において、第1係止用アンクル石11と第2係止用アンクル石9は、第1ガンギ車17の歯と共働する(当たる)。
この実施例および図に示すように、アンクル石はリング7の内側に配置される。反時計方向の配置順は、第1衝突用アンクル石12に第1係止用アンクル石11が続き、この第1係止用アンクル石11に第2衝突用アンクル石10が続き、この第2衝突用アンクル石10に第2係止用アンクル石9が続く。
第2衝突用アンクル石10は、レグ19の端部に固定される。レグ19はリング7に他の端部を介して固定される。レグ19は、第1アーム3の延長方向にレバー装置1の第1アームの一部を形成する。
本発明の脱進機は、Brothers Melly 脱進機よりもよりコンパクトである。図1(Brothers Melly 脱進機)と本発明の図2の脱進機と比較すると明らかであるが、本発明の脱進機の全長は大幅に短くなっている。
本発明の脱進機は、Brothers Melly 脱進機に比較るすと、安全性が改善されている。図2、3はこれを示す。
図2は図7の拡大図で、歯14により第2衝突用アンクル石10にかかる衝突の終了時と、ポイント21により実現される衝突の開始時(図6)を示す。第2衝突用アンクル石10の移動角度α=9度であり、歯14の移動角度β=13度である。これらの値はBrothers Melly 脱進機では、α=2度とβ=8度である。Brothers Melly 脱進機と比較すると、本発明の脱進機の第2衝突用アンクル石10の移動角度αは、少なくとも4倍(9/2倍)であり、本発明は安全性を改善する。
図3は図13の拡大図で、歯16により第1衝突用アンクル石12にかかる衝突の終了時と、ポイント21により実現される衝突の開始時(図12)を示す。第1衝突用アンクル石12の移動角度α=8.5度であり、歯16の移動角度β=21度である。これらの値はBrothers Melly 脱進機では、α=3.5度とβ=14度である。Brothers Melly 脱進機と比較すると、本発明の脱進機の第1衝突用アンクル石12の移動角度αは、8.5:3.5で2.5倍であり、本発明の安全性は改善される。
図4−15に、テンプ(図示せず)を駆動するローラー6の完全な振動を示す。様々な動作状態を次に検証する。
図4において、ローラー6の振り石(衝突ピン)5がフォーク4に嵌って矢印23の方向に回転する時、第1ガンギ車17の歯15は第1係止用アンクル石11上で動かなくなる。これは解放の開始である。レバー装置1の第1アーム3は停止ピン(ドテピン)24に当たって静止する。
図5において、振り石5は、矢印23の方向に回転し続けるローラー6により駆動され、レバー装置1を矢印25の方向に駆動する。第1係止用アンクル石11は、歯15をもはや保持できず、第1ガンギ車17が解放される。
図6に示すように、開放された第1ガンギ車17は、時計の輪列により駆動され矢印20の方向に回転する。第2ガンギ車18の歯14は、レグ19の端部に固定された第2衝突用アンクル石10と接触するようになる。これは第2ガンギ車18よる衝突の開始であり、この第2ガンギ車18は、レバー装置1を矢印25の方向に回転駆動する。
図7に衝突の終了時を示す。歯14は第2衝突用アンクル石10から離れる。レバー装置1の第1アーム3は矢印25の方向に回転し、停止ピン(ドテピン)26に当たる。リング7が矢印25の方向に振れると、第1ガンギ車17の歯13は、リング7が搭載する第2係止用アンクル石9により近づく。
図8に、歯13が第2係止用アンクル石9上でロックし、第1ガンギ車17が停止した状態を示す。
図9において、歯13により第2係止用アンクル石9にかかる力(ドロー("draw")の名で時計メーカーには公知であるが)により、歯13の先端が第2係止用アンクル石9により奥にスライドするようになる。この動きは、第1アーム3が停止ピン26に当たった時に停止する。この状態はレバー装置1の完全ロック状態を表わす。この時点から、振り石5はフォーク4からはずれ、ローラー6は、歯14から受けた衝撃により戻され、矢印23の方向にさらなる円弧運動を行う。その後振り石5が回転終了端に達すると、矢印27で示すようにその回転方向を反転させる。
図10に示すように、その後ローラー6の振り石5はフォーク4内に入り、歯13が第2係止用アンクル石9の保持から解放され始める。
図11において、振り石5はレバー装置1を矢印28の方向に駆動し、ローラー6は矢印27の方向に沿ってその回転を継続する。歯13はその後全部解放され、これにより第1ガンギ車17を解放する。
図12に示すように、輪列により駆動される第1ガンギ車17は、矢印20の方向に回転する。その後第1ガンギ車17の歯16は、第1衝突用アンクル石12と接触するようになり、これは新たな衝突の開始である。これにより、レバー装置1は矢印28の方向に回転し、ローラー6を矢印27の方向に回転させる。
図13に、第1ガンギ車17への衝突の終了時を示す。第1アーム3は停止ピン(どてピン)24に近づく。第1ガンギ車17はその後矢印20に沿って回転を継続する。
図14に示すように、第1ガンギ車17が矢印20の方向に沿って継続して回転することにより、歯30はリング7上に配置された第1係止用アンクル石11と当たる。これは、第1ガンギ車17をロックする係止状態である。
図15は、歯30の第1係止用アンクル石11上で完全に係止した状態を示す。第1ガンギ車17の回転力によりかかるドロー(draw)により、歯30は第1係止用アンクル石11に沿ってより深く入り込むが、この入り込む動きは、フォーク4が停止ピン24に当たることによりにより停止する。ここからローラー6は、歯16(図12)から受ける衝撃に戻されて、矢印27の方向にさらなる円弧に沿って自由に移動する。この理由は、ローラーがその回転の終了点に到達した時に、振り石5がフォーク4から離れ、その回転方向は矢印23とは逆となるからである。
かくしてレバー装置1の1サイクル即ち1回動が終了し、直ちに再び次のサイクルを開始する。実際に矢印23の方向に沿って戻る振り石5は、フォーク4に入り、そして図4の状態に戻る。
以上の説明は、本発明の一実施例に関するもので、この技術分野の当業者であれば、本発明の種々の変形例を考え得るが、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。特許請求の範囲の構成要素の後に記載した括弧内の番号は、図面の部品番号に対応し、発明の容易なる理解の為に付したものであり、発明を限定的に解釈するために用いてはならない。また、同一番号でも明細書と特許請求の範囲の部品名は必ずしも同一ではない。これは上記した理由による。
従来技術に係る接線方向の衝突を受ける脱進機の平面図。 小さな歯車による衝突の終了時の本発明の脱進機の平面図。 大きな歯車による衝突の終了時の本発明の脱進機の平面図。 本発明の脱進機の動作の第1状態を表わす平面図。 本発明の脱進機の動作の第2状態を表わす平面図。 本発明の脱進機の動作の第3状態を表わす平面図。 本発明の脱進機の動作の第4状態を表わす平面図。 本発明の脱進機の動作の第5状態を表わす平面図。 本発明の脱進機の動作の第6状態を表わす平面図。 本発明の脱進機の動作の第7状態を表わす平面図。 本発明の脱進機の動作の第8状態を表わす平面図。 本発明の脱進機の動作の第9状態を表わす平面図。 本発明の脱進機の動作の第10状態を表わす平面図。 本発明の脱進機の動作の第11状態を表わす平面図。 本発明の脱進機の動作の第12状態を表わす平面図。
符号の説明
1 レバー装置
2 回転軸
3 レバー(第1アーム)
4 フォーク
5 振り石
6 ローラー
7 リング(第2アーム)
8 ガンギ車セット
9 第2係止用アンクル石
11 第1係止用アンクル石
12 第1衝突用アンクル石
10,12 衝突用アンクル石
14 歯
15 歯
17 第1ガンギ車
18 第2ガンギ車
19 レグ
21 ポイント
22 ポイント
24 停止ピン
26 停止ピン
30 歯

Claims (5)

  1. 回転軸(2)にヒンジ止めされたレバー装置(1)を有する接線方向の衝撃を受ける脱進機において、
    前記レバー装置(1)は、第1アームとしてのレバー(3)と、前記第1アームに対向する第2アームとしてのリング(7)とを有し、
    前記第1アームであるレバー(3)は、ローラー(6)の振り石(5)と共働するフォーク(4)で終端し、
    前記第2アームであるリング(7)は、ガンギ車セット(8)を包囲し、
    前記リング(7)は、前記ガンギ車セット(8)の歯と共働する係止用アンクル石(9、11)と衝突用アンクル石(10、12)とを搭載し、前記アンクル石は、前記リング(7)をロックしその後ローラー(6)に衝突することを交互に繰り返し、
    前記ガンギ車セット(8)は、少なくとも第1ガンギ車(17)と第2ガンギ車(18)とからなる複数の固定された同軸歯車を有し、
    前記第1ガンギ車(17)は、第2ガンギ車(18)より大きな直径を有し、
    前記ガンギ車(17,18)は、それぞれ前記リング(7)に搭載された衝突用アンクル石(12、10)と共働し、
    前記係止用アンクル石(9、11)は、前記ガンギ車セット(8)のガンギ車(17、18)のどちらとでも共働するよう配置される
    ことを特徴とする接線方向の衝撃を受ける脱進機。
  2. 前記リング(7)は、第1衝突用アンクル石(12)と第2衝突用アンクル石(10)を有し、
    前記第1衝突用アンクル石(12)と第2衝突用アンクル石(10)は、それぞれ前記第1ガンギ車(17)と第2ガンギ車(18)の歯と共働し、
    前記第1係止用アンクル石(11)と第2係止用アンクル石(9)は、前記第1ガンギ車(17)の歯と共働する
    ことを特徴とする請求項1記載の脱進機。
  3. 前記アンクル石は、前記リング(7)の内側に配置され、反時計方向に、
    前記第1衝突用アンクル石(12)の後ろに前記第1係止用アンクル石(11)が配置され、
    前記第1係止用アンクル石(11)の後ろに前記第2衝突用アンクル石(10)が配置され、
    前記第2衝突用アンクル石(10)の後ろに前記第2係止用アンクル石(9)が配置される
    ことを特徴とする請求項2記載の脱進機。
  4. 前記第2衝突用アンクル石(10)は、レグ(19)の一端に固定され、
    前記レグ(19)は、その他端でリング(7)に固定される
    ことを特徴とする請求項2記載の脱進機。
  5. 前記レグ(19)は、前記レバー装置(1)の第1アームの一部を構成するレバー(3)の延長方向を向いている
    ことを特徴とする請求項4記載の脱進機。
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