JP2008223497A - エンジンの吸気装置 - Google Patents

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Fusatoshi Tanaka
房利 田中
Kenichi Kawaguchi
健一 川口
拓哉 ▲浜▼田
Takuya Hamada
Tsukasa Kurisu
司 栗栖
Hiroyuki Omura
裕幸 大村
Minoru Kawashimo
稔 河下
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】構成をコンパクトにすると共に、組付けの手間が掛からず、且つ、制振性が向上されたエンジンの吸気装置を提供する。
【解決手段】吸気マニホールド10は、サージタンク11の上方でシリンダヘッド4の側面の吸気ポート4aに連通される複数の分岐管14を備え、エアクリーナ20は、分岐管14をエンジン気筒列方向に繋ぐ底壁部22及び底壁部22と一体に形成された側壁部23を有するエアクリーナケース21と、エアクリーナケースの開口を塞ぐエアクリーナカバー31を備え、エアクリーナ20には、エンジン気筒列方向の一端側から外側に延びる延長ハウジング部20Bが設けられ、延長ハウジング部の下面には、下方に開口する下流開口部28が設けられ、サージタンク11には吸気上流部12が設けられ、下流開口部28と吸気上流部12とが、延長ハウジング部20Bの下方でダクト40を介して連通されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、エンジンの吸気装置に係り、特に吸気マニホールドの上部にエアクリーナが配置されるエンジンの吸気装置に関する。
車両用エンジンの吸気装置では、シリンダヘッドの側部に吸気マニホールドが配置され、この吸気マニホールドの上部にエアクリーナが配置された構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の吸気装置の吸気マニホールドは、シリンダヘッドの側面に開口する吸気ポートに連通される複数の並列した分岐管と、これら複数の分岐管が合流するサージタンクとを備えている。各分岐管は、吸気ポートからこれよりも下方に位置するサージタンクまで渦巻状に延びている。
特許文献1に記載の吸気装置のエアクリーナは、吸気マニホールドの上部に気密的に取り付けられた凹状のエアクリーナケースと、このエアクリーナケースの開口を塞ぐエアクリーナカバーを備えている。このエアクリーナケースとエアクリーナカバーによって、分岐管の上部にダスティ室と、さらにその上部にフィルタエレメントを介してダスティ室と連通されたクリーン室とが区画されている。
エアクリーナケースには、クリーン室内から気筒列方向外側に延び、側方に向けて開口する筒状の通路が一体に形成されており、この通路が、ほぼU字状のダクトによって下方のサージタンクと連結されている。エアクリーナカバーには、上述の通路及びダクトの上部を覆うように延長部が形成されている。
特表平11−511834号公報
しかしながら、上記エンジンの吸気装置は、吸気マニホールドの上部にエアクリーナが配置され、構成をコンパクトにすることができるが、エアクリーナケースと吸気マニホールドが別体であり、部品点数が多く、組付けに手間が掛かるという問題があった。
また、上記エンジンの吸気装置では、エアクリーナカバーに設けられた延長部が、クリーン室から外部に延びる通路及びこの通路に連結されるダクトの上部を覆う構成であるので見栄え感が向上されているが、この通路は延長部とは別の構造体であってエアクリーナケースと一体に形成された構成であるため、構造が複雑になってしまうと共に、エンジン振動により延長部や通路等で振動及び騒音が生じてしまうという問題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、構成をコンパクトにすると共に、組付けの手間が掛からず、且つ、制振性が向上されたエンジンの吸気装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、吸気マニホールドと、この吸気マニホールドの上部に配置されたエアクリーナとを備えたエンジンの吸気装置であって、吸気マニホールドは、サージタンクと、このサージタンクから分岐しサージタンクの上方でエンジン本体の側面の吸気ポートに連通される複数の分岐管とを備え、エアクリーナは、複数の分岐管の外周壁をエンジン気筒列方向に繋ぐ底壁部及びこの底壁部と一体に形成された側壁部によって上方に開口すると共にダスティ室を区画するエアクリーナケースと、このエアクリーナケースの開口を塞ぎ、フィルタエレメントを介してダスティ室と連通するクリーン室を区画するエアクリーナカバーとを備え、エアクリーナには、クリーン室のエンジン気筒列方向の一端側から外側に延びる延長空間部を区画する延長ハウジング部が設けられ、この延長ハウジング部の下面には、下方に開口する下流開口部が設けられ、サージタンクのエンジン気筒列方向の一端側には、サージタンク内に連通する吸気上流部が設けられ、延長ハウジング部の下流開口部とサージタンクの吸気上流部とが、延長ハウジング部の下方でダクトを介して連通されていることを特徴としている。
このように構成された本発明によれば、エンジンの吸気装置のエアクリーナケースは、吸気マニホールドの複数の分岐管をエンジン気筒列方向に繋ぐことによって形成された底壁部を有している。これにより、エアクリーナケースと吸気マニホールドとが一体に形成され、部品点数の少ないモジュール化を図り、組み付け作業の手間を省いて製造コストを低減することができる。また、この構成により、吸気マニホールドとエアクリーナとの上下高さを低く抑えることができ、省スペース化を図って吸気装置をエンジンルーム内にコンパクトに配置することが可能である。
さらに、本発明では、エアクリーナカバーとエアクリーナケースがエンジン気筒列方向に延長されることにより延長ハウジング部が形成され、この延長ハウジング部の下部に形成された下流開口部がダクトを介して吸気マニホールドの吸気上流部と連結されている。これにより、エアクリーナカバーによって、ダクトやダクトに付属する部材(例えば、スロットルボディ)等を含めた吸気マニホールドを上面視で覆うことができるので、エンジン上方からの見栄え感を良好にすることが可能となる。
また、本発明において好ましくは、延長ハウジング部は、エアクリーナカバーとエアクリーナケースがエンジン気筒列方向に延長されて形成されている。このように構成された本発明によれば、延長ハウジング自体が延長空間部を区画する構造体であるので、エンジン振動により振動及び騒音が生じてしまうことを抑制し、制振性を向上させることができる。
また、本発明において好ましくは、エアクリーナカバーには、エンジン本体の上面を覆うように化粧カバー部が延長形成されている。このように構成された本発明によれば、エアクリーナカバーは、吸気マニホールドだけでなくエンジン本体上面をも覆うので、見栄え感を一層向上させることができる。
また、本発明において好ましくは、化粧カバー部の下部には、クリーン室に連通するレゾネータ室が形成されている。このように構成された本発明によれば、吸気音抑制部であるレゾネータ室が化粧カバーによって覆われているので、レゾネータ室も見栄え感を維持しつつコンパクトに配置することができる。
また、本発明において好ましくは、延長ハウジング部の下部には、下流開口部の側方にソレノイド弁が配置される。このように構成された本発明によれば、エンジンの制御に用いるソレノイド弁(例えば、負圧の制御に用いる吸気流動制御弁等)を延長ハウジング下部の下流開口部の側方に配置することで、見栄え感を維持しつつコンパクトに配置することができる。
また、本発明において好ましくは、エンジン本体は、その気筒列方向が車幅方向に沿うと共に、吸気ポートが車両前側に配置される。このように構成された本発明によれば、エンジンルーム内での見栄え感を向上させることができる。
本発明のエンジンの吸気装置によれば、構成をコンパクトにすると共に、組付けの手間が掛からず、且つ、制振性を向上することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の吸気装置の正面図、図2は図1の吸気装置の右側面図、図3は図1の吸気装置の左側面図、図4は図1の吸気装置の平面図、図5は図1のV−V線断面図、図6は図1のVI−VI線断面図、図7は図2のVII−VII線断面図である。
図2に示すように、吸気装置1は、シリンダブロック3及びその上部に固定されたシリンダヘッド4からなるエンジン本体を有する直列4気筒エンジン2に取り付けられるものである。
図1〜図4に示すように、吸気装置1は、吸気マニホールド10と、吸気マニホールド10の上部に設けられたエアクリーナ20とを備えている。
エンジン2は、気筒列方向が車幅方向を向く横置きでエンジンルーム内に配置されるように構成されており、エンジンルーム内に配置されると、吸気マニホールド10がエンジン2の車両前方に位置するようになっている(図2参照)。
吸気マニホールド10は、エンジン本体の車両前方に位置するサージタンク11と、サージタンク11から分岐して、シリンダヘッド4の吸気ポート4aにそれぞれ連通する分岐管14とを備えている。吸気マニホールド10は、樹脂成形にて形成されている。
サージタンク11は、シリンダヘッド4の吸気ポート4aよりも下方に位置する断面外形ほぼ半円状の中空部材であり、エアクリーナ20側から供給されるクリーンエアを吸気管12から内部空間に導入し、気筒列方向に並ぶ4本の分岐管14を介してシリンダヘッド4に供給するようになっている。
吸気管12は、サージタンク11の車幅方向(気筒列方向)の左側面(エンジン後側の側面)から車幅方向外側上方に延びている。
複数の分岐管14は、サージタンク11の後側で各気筒に対応して分岐し、サージタンク11の外周を通って並列して渦巻状に上方に延びている。複数の分岐管14の上端側は、シリンダヘッド4に設けられた吸気ポート4aの配置間隔に合わせて、分岐管14の内部通路の間隔が気筒列方向に拡がるように湾曲されている。分岐管14の先端部には、シリンダヘッド4への取付部であるフランジ部15が形成され、分岐管14の先端部はフランジ部15によって気筒列方向に繋げられている。4本の分岐管14とフランジ部15との連結部位は、ほぼ等間隔で車幅方向に直線状に配置されている。
フランジ部15は、断面ほぼ矩形状であり、厚さ方向(車両前後方向)に貫通する取付用の締結孔16が5箇所に形成されている(図7参照)。5つの締結孔16は、車両右側(エンジン前方)から数えて偶数番目にある2つの締結孔16A(上側締結孔)の方が、奇数番目にある3つの締結孔16B(下側締結孔)よりも上方にずれた位置に配置されており、全体として千鳥配列となっている。
上側締結孔16Aは、車両右側(エンジン前方)から1番目と2番目の分岐管14とフランジ部15との連結部位に挟まれる位置と、車両右側(エンジン前方)から3番目と4番目の分岐管14とフランジ部15との連結部位に挟まれる位置とに形成されている。下側締結孔16Bは、分岐管14とフランジ部15との連結部位よりもわずかに下方にシフトした位置に形成されると共に、ほぼ等間隔で直線状に配置されている。
また、図1,図5,図7に示すように、フランジ部15には、上側締結孔16Aを囲むように筒状壁部17が形成されている。この筒状壁部17は、フランジ部15から上側締結孔16Aの軸線方向に沿って分岐管14の車両前方位置付近まで車両前方に延びている。一方、下側締結孔16Bには、筒状壁部は形成されていない。
吸気マニホールド10は、上側締結孔16A及び下側締結孔16Bにネジを挿入し、フランジ部15をシリンダヘッド4の車両前方の側面にネジ留めすることにより、エンジン本体に固定される。上側締結孔16Aには、その周囲に形成された筒状壁部17を通して、車両前方からネジを挿入することができる。また、下側締結孔16Bには、車幅方向に拡がっている分岐管14の間を通して車両前方からネジを挿入することができる。フランジ部15がシリンダヘッド4に固定されると、各分岐管14は車幅方向に並ぶシリンダヘッド4の吸気ポート4aに連通される。
エアクリーナ20は、凹状の内部空間を形成し上方に開口するエアクリーナケース21と、エアクリーナケース21の開口を塞ぐエアクリーナカバー31と、これらの内部に配置されたフィルタエレメント29とを備えている。エアクリーナケース21及びエアクリーナカバー31は、樹脂成形されたものである。
エアクリーナ20は、エアクリーナケース21とエアクリーナカバー31によって、内部にダスティ室21a,クリーン室31a,延長空間部31b及びレゾネータ室31cが区画されている。ダスティ室21aとクリーン室31aとは、上下に積層配置され、フィルタエレメント29によって分離されフィルタエレメント29を介して互いに連通している。
また、エアクリーナ20は、左右に2つの部位、すなわち主ハウジング部20Aと延長ハウジング部20Bを有してしている。主ハウジング部20Aは、主に分岐管14の上部に位置しているダスティ室21a及びクリーン室31aを構成する部位を含み、延長ハウジング部20Bは、主に分岐管14の車両左側の上部に位置する延長空間部31bを含んでいる。レゾネータ室31cは、主ハウジング部20Aと延長ハウジング部20Bにまたがって形成されている。
図5〜図7に示すように、エアクリーナケース21は、全体として凹状の部材であり、吸気マニホールド10の分岐管14,フランジ部15及び筒状壁部17と一体に樹脂成形されている。
エアクリーナケース21は、分岐管14の上部に位置する底壁部22と、底壁部22と連続し、その縁部から上方に延びる側壁部23と、側壁部23の上端からシリンダヘッド4の車両左側面(エンジン後端面)を超えて車両左側へ延びる延長底壁部24と、延長底壁部24の端部から上方へ延びる延長側壁部25を備えている。底壁部22と側壁部23によって車幅方向及び車両前後方向に延びる偏平なダスティ室21aが形成されている。
底壁部22は、4本の分岐管14及び筒状壁部17が連結部22aによって気筒列方向に繋がれた構成となっている。すなわち、底壁部22は、分岐管14の外周壁上部と、筒状壁部17の外周壁上部と、これらを連結する連結部22aとによって上面視でほぼ矩形状に形成されている。
側壁部23及び延長側壁部25は、底壁部22及び延長底壁部24の周囲から上方に同じ高さまで立ち上がり、上端外周にエアクリーナカバー31と連結するためのフランジ部26が形成されている。側壁部23と延長底壁部24との連結部位には、延長底壁部24よりも上方へ突出する段部27が形成されている。
また、延長底壁部24の車両左端部付近には、下方に向けて突出する管状の下流開口部28が突出するように一体に形成されている。
底壁部22上方の開口には、これを塞ぐようにフィルタエレメント29が配置されている。フィルタエレメント29は、ダスティ室21aの上部に配置され、車両幅方向及び車両前後方向に延びている。
エアクリーナケース21の車両右側端部には、外気導入部23aが車両外側に膨出し且つ車両前方に突出するように形成されている。外気導入部23aは、車両前方に開口しており、側壁部23に形成された外気導入開口部23bに連通されている。これにより、外気をエアクリーナケース21の車両右側から内部のダスティ室21aに導入可能となっている。
エアクリーナカバー31は、下方に開口する蓋状の部材であり、上面視で矩形状の上壁部32と、上壁部32の左右端から下方へ伸びる側壁部33と、エアクリーナケース21の車両後側の側壁部23に対応して上壁部32の車両前後方向の中間部付近から下方に延びる後壁部34を備えている。また、エアクリーナケース21の段部27に対応して、左右の側壁部33とほぼ平行に上壁部32から下方へ延びるように中間壁35が形成されている。この中間壁35には、左右を連通するエア導出開口35aが形成されている。上壁部32のうち、中間壁35よりも車両右側部分は、分岐管14上に位置する本体部32aであり、中間壁35よりも車両左側部分は、分岐管14よりも車両左側へ延長された延長部32bである。
上壁部32は、車両前側の方が車両後側よりも低くなるように傾斜して形成されている。上壁部32の前端,側壁部33の下端及び後壁部34の下端には、エアクリーナケース21のフランジ部26とシール部材を介して当接されるフランジ部36が形成されている。
フランジ部26,36には、着脱可能に係合する係合部26a,36aが形成されており、これらを係合させることによってエアクリーナカバー31をエアクリーナケース21に取り付けることができる。
上面視で外形ほぼ矩形のフィルタエレメント29は、フランジ部26とフランジ部36の間及び段部27と中間壁35の下端との間に挟持された状態でエアクリーナ20内に配置される。
フィルタエレメント29,上壁部32の本体部32a,側壁部33,後壁部34及び中間壁35によって車幅方向及び車両前後方向に延びる偏平な内部空間であるクリーン室31aが区画されている。また、延長底壁部24,延長側壁部25,上壁部32の延長部32b,中間壁35,後壁部34及び側壁部33によって車幅方向及び車両前後方向に延びる偏平な内部空間である延長空間部31bがクリーン室31aの車両左側(エンジン後方)に続くように区画されている。
また、図4〜図7に示すように、エアクリーナカバー31には、上壁部32から車両後側のフランジ部36まで上下方向に延びる筒状壁部37が形成されている。この筒状壁部37の底部、すなわちフランジ部36、及びフランジ部26の対応部位には、上下方向に貫通する締結孔(図示せず)が形成されており、この締結孔にネジを挿入して、シリンダヘッド4の上面側にエアクリーナカバー31及びエアクリーナケース21を固定することができるようになっている。
図4〜図6に示すように、上壁部32は、後壁部34との連結部位よりもさらに車両後方に延びる化粧カバー部32cを有する。この化粧カバー部32cは、シリンダヘッド4の上方に張り出し、シリンダヘッド4の上面に配置されたヘッドカバー5や点火プラグへの接続コードのコネクタ部6を覆う。
さらに、図5,図6に示すように、後壁部34の車両後側には、化粧カバー部32cの下面と後壁部34の下端に形成されたフランジ部36とを連結するように第2後壁部38が形成されると共に、第2後壁部38及び後壁部34の車幅方向両側の端部を塞ぐ第2側壁部39が形成されている。この第2後壁部38,第2側壁部39によって、後壁部34の車両後側には、吸気音抑制部であるレゾネータ室31cが形成されている。後壁部34の車両右端付近には連通開口34aが形成されており、この連通開口34aを介してクリーン室31aとレゾネータ室31cとが連通されている。
図1に示すように、エアクリーナ20と吸気マニホールド10は、湾曲したダクト40及びスロットルボディ42を介して連結されている。エアクリーナ20のエアクリーナケース21から下方に延びる下流開口部28は、その側壁にエアフローセンサ44が取り付けられ、また、下端部にダクト40が連結されている。ダクト40は、車両右側に屈曲しており、ダクト40の下端部とサージタンク11の吸気管12とがスロットルボディ42を介して連結されている。
図1に示すように吸気マニホールド10の分岐管14には、その最下部付近で車両左側(エンジン後方)の側部に、可変吸気バルブの負圧アクチュエータ46が取り付けられている。また、図2に示すように分岐管14の車両左側の側部には、吸気ポート4a付近にスワールコントロールバルブ(SCV)の負圧アクチュエータ48が取り付けられている。そして、これらの負圧アクチュエータ46,48を制御するためのソレノイド弁47,49が、エアクリーナケース21の車両左側の側壁部23と下流開口部28の間の延長底壁部24の下面に取り付けられている。
次に、上述した実施形態による吸気装置の作用(効果)を説明する。
本実施形態の吸気装置1は、エアクリーナケース21が、吸気マニホールド10の分岐管14と一体に形成されている。詳しくは、分岐管14外壁が筒状壁部17を介して連結部22aによって水平方向に連結され、エアクリーナケース21の底壁部22を構成している。このため、組み付け作業において、吸気マニホールド10とエアクリーナケース21とを気密的に連結する作業が不要であり、組み付け作業の手間が掛からず、製造コストを低減することができる。また、エアクリーナケース21と分岐管14との一体化により、上下方向の高さを低く抑え、エンジンルーム内にコンパクトに配置することが可能となる。
また、エアクリーナケース21の底壁部22が、分岐管14外壁を筒状壁部17を介して連結部22aによって水平方向に連結した構成であるので、分岐管14外壁のみを連結部22aによって連結した構成よりも、分岐管14周辺の剛性を高めることができ、エンジン振動等による破損等を防止することができる。
外気は、エアクリーナ20の車両右側に形成された外気導入部23aからダスティ室21a内に導かれ、ダスティ室21aからフィルタエレメント29を通過して、クリーン室31aに入る。クリーン室31aに入ったクリーンエアは、エア導出開口35aを通過して、車両左側(エンジン後方)に形成された延長空間部31bに入り、下流開口部28から車両下方に向けて送出される。このように、エアクリーナ20は、車両右側から入った外気が、内部で浄化され、クリーンエアとして車両左側端から出て行くように構成されている。これにより、外気が水平方向に延びるフィルタエレメント29のほぼ全域を通過してクリーン室31aに移動するので、ダスティ室21a内における外気の分散性を高くすることができる。
また、エアクリーナ20は、外気導入部23aの外気導入開口部23bが分岐管14及び筒状壁部17よりも概ね上方位置に形成されているため、分岐管14及び筒状壁部17のダスティ室21a内に突出する部分が、外気導入開口部23bからダスティ室21a内に流入する外気の吸気抵抗となりにくい。また、エアクリーナ20では、外気導入開口部23bを挟んで底壁部22とフィルタエレメント29とが上下に対向しており、外気導入部23aから流入した外気は、ダスティ室21a内で下方の底壁部22付近よりも上方のフィルタエレメント29側へ向かう。これにより、ダスティ室21a内で分岐管14及び筒状壁部17の突出部分が吸気抵抗になりにくくなっている。このように、本実施形態のエアクリーナ20では、ダスティ室21aに流入する外気の吸気抵抗が低減されている。
また、本実施形態の吸気装置1は、エアクリーナケース21とエアクリーナカバー31が車両外側に向けて延長形成された延長ハウジング部20Bを有している。延長ハウジング部20Bは、エアクリーナケース21及びエアクリーナカバー31と一体に形成された部位であるので、部品点数が増加せず、組み付け作業も容易となる。
このように、吸気装置1は、吸気マニホールド10とエアクリーナ20とを一体化してモジュール化を図り、部品点数を減少させることができると共に、省スペース化を図ることができる。
また、本実施形態の吸気装置1では、延長ハウジング部20B自体がエアクリーナ20内の流体通路の下流部位である延長空間部31bを形成している。これにより、別途通路を構成する部材を必要とせず、構成を簡単化することができる。また、延長ハウジング部20B自体が流体通路を構成する構造体であるので、エンジン振動等に対する制振性を向上させることができる。
また、本実施形態の吸気装置1は、エアクリーナカバー31が、吸気マニホールド10及びシリンダヘッド4の上部に張り出すように配設されており、上面視で,負圧アクチュエータ46,48を含む吸気マニホールド10のほぼ全域及びシリンダヘッド4の一部を覆うことができる。
また、延長ハウジング部20Bには下流開口部28が下方に向けて突出形成されており、エアクリーナ20を出たクリーンエアは、下流開口部28に連結されたダクト40及びスロットルボディ42を介して吸気マニホールド10に流入するように構成されている。
このような構成により、エアクリーナカバー31の延長ハウジング部20Bを構成する部位は、下流開口部28,ダクト40,スロットルボディ42等を覆うことができる。さらに、エアクリーナカバー31は、車両後方に延長形成された化粧カバー部32cによって、ヘッドカバー5や点火プラグへの接続コードのコネクタ部6を覆うことができる。
また、本実施形態の吸気装置1では、延長ハウジング部20Bの下面には、下流開口部28とダスティ室21aを構成する側壁部23との間のスペースに、ソレノイド弁47,49が取り付けられている。このように、吸気装置1では、これらソレノイド弁47,49を見栄え感を良好に維持しつつコンパクトに配置することができる。
また、本実施形態の吸気装置1は、クリーン室31aの車両後側に後壁部34を介してレゾネータ室31cが形成されている。このレゾネータ室31cは、エアクリーナカバー31によって上部を覆われた構成であり、上方からの見栄え感を良好に保持しつつ、吸気音の抑制を行うことができる。
以上のように、エアクリーナ20は、エアクリーナカバー31によって下方配置部材を覆うことにより、エンジン上方からの見栄え感を良好とすることができる。
本発明の実施形態における吸気装置の正面図である。 本発明の実施形態における吸気装置の右側面図である。 本発明の実施形態における吸気装置の左側面図である。 本発明の実施形態における吸気装置の平面図である。 図1のV−V線断面図である。 図1のVI−VI線断面図である。 図2のVII−VII線断面図である。
符号の説明
1 吸気装置
2 エンジン
10 吸気マニホールド
11 サージタンク
12 吸気管
14 分岐管
20 エアクリーナ
20A 主ハウジング部
20B 延長ハウジング部
21 エアクリーナケース
21a ダスティ室
22 底壁部
26,36 フランジ部
28 下流開口部
29 フィルタエレメント
31 エアクリーナカバー
31a クリーン室
31b 延長空間部
31c レゾネータ室
32a 本体部
32b 延長部
32c 化粧カバー部
37 筒状壁部
40 ダクト

Claims (6)

  1. 吸気マニホールドと、この吸気マニホールドの上部に配置されたエアクリーナとを備えたエンジンの吸気装置であって、
    前記吸気マニホールドは、サージタンクと、このサージタンクから分岐しサージタンクの上方でエンジン本体の側面の吸気ポートに連通される複数の分岐管とを備え、
    前記エアクリーナは、
    前記複数の分岐管の外周壁をエンジン気筒列方向に繋ぐ底壁部及びこの底壁部と一体に形成された側壁部によって上方に開口すると共にダスティ室を区画するエアクリーナケースと、
    このエアクリーナケースの開口を塞ぎ、フィルタエレメントを介して前記ダスティ室と連通するクリーン室を区画するエアクリーナカバーとを備え、
    前記エアクリーナには、前記クリーン室のエンジン気筒列方向の一端側から外側に延びる延長空間部を区画する延長ハウジング部が設けられ、
    この延長ハウジング部の下面には、下方に開口する下流開口部が設けられ、
    前記サージタンクのエンジン気筒列方向の一端側には、前記サージタンク内に連通する吸気上流部が設けられ、
    前記延長ハウジング部の下流開口部と前記サージタンクの吸気上流部とが、前記延長ハウジング部の下方でダクトを介して連通されていることを特徴とするエンジンの吸気装置。
  2. 前記延長ハウジング部は、前記エアクリーナカバーと前記エアクリーナケースがエンジン気筒列方向に延長されて形成されていることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの吸気装置。
  3. 前記エアクリーナカバーには、エンジン本体の上面を覆うように化粧カバー部が延長形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジンの吸気装置。
  4. 前記化粧カバー部の下部には、前記クリーン室に連通するレゾネータ室が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のエンジンの吸気装置。
  5. 前記延長ハウジング部の下部には、前記下流開口部の側方にソレノイド弁が配置されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のエンジンの吸気装置。
  6. 前記エンジン本体は、その気筒列方向が車幅方向に沿うと共に、前記吸気ポートが車両前側に配置されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のエンジンの吸気装置。
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