JP2008223081A - 溶接熱影響部の靭性に優れた高張力厚鋼板 - Google Patents

溶接熱影響部の靭性に優れた高張力厚鋼板 Download PDF

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Abstract

【課題】化学成分組成を適切に調整すると共に、酸化物、硫化物或いは窒化物等の介在物の形態および個数を適切に制御することによって、大入熱溶接においても良好なHAZ靭性を確保することのできる高張力厚鋼板を提供する。
【解決手段】所定の化学成分組成を有すると共に、表面に多数の凹凸を有する介在物のうち、凹部の最小曲率半径が0.1〜2.0μmであって、酸化物、硫化物および窒化物の1種または2種以上からなり、円相当直径で0.2〜5μmの介在物が、観察視野1mm2当りで100個以上存在するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、橋梁や高層建造物、船舶などの溶接構造物に適用される鋼板に関し、殊に大入熱溶接後の溶接熱影響部(以下、単に「HAZ」と呼ぶことがある)の靭性に優れた厚鋼板に関するものである。
近年、上記各種溶接構造物の大型化に伴い、板厚が50mm以上である厚鋼板の溶接が不可避となっている。このため、あらゆる分野において、溶接施工効率の向上や施工コストの低減を目的として、大入熱溶接が指向される状況である。
しかしながら、大入熱溶接を行うと、HAZが高温のオーステナイト領域まで加熱されてから徐冷されるので、加熱時にオーステナイト粒成長、徐冷時におけるオーステナイト粒界からの粒界フェライト生成に起因してHAZの組織が粗大化し、その部分の靭性が劣化しやすいという問題がある。こうしたことから、大入熱溶接を実施しても、HAZにおける靭性(以下、「HAZ靭性」と呼ぶことがある)を高い水準に保つ技術の確立が望まれている。
大入熱溶接時におけるHAZ靭性を確保するために適用される代表的な技術として、酸化物、硫化物或いは窒化物といった介在物を起点とした粒内変態促進による組織微細化技術が挙げられる。この技術は、溶接終了後の冷却時において、粒内に存在する介在物によって微細な変態組織を発達させ、粗大な粒界フェライト生成を抑制し、これによってHAZ靭性を確保するものである。
こうした技術のうち、例えば酸化物を活用した技術として、特許文献1には、O濃度とCa濃度を制御することによって、MnSを複合析出させたTi含有酸化物を微細に分散させ、それを核とする粒内フェライト変態を促進する(即ち、粗大な粒界フェライト生成を抑制する)技術が提案されている。また、特許文献2では、TiとMgとを複合添加した系で、粒内フェライト核となるTi含有酸化物とMnSの複合体を生成させることによって、HAZ靭性に優れた溶接用高張力鋼を得る技術が開示されている。
また硫化物を活用した技術として、例えば特許文献3には、Caを1〜49原子%含むMn硫化物を分散させ、粒内フェライト変態を促進することによって、HAZ靭性に優れた溶接用高張力鋼を得る技術が提案されている。
更に、窒化物を活用した技術として、例えば特許文献4には、TiN等を複合析出させたBNをフェライト変態の核として利用し、HAZ靭性を改善させる技術が提案されている。
酸化物、硫化物、窒化物等の介在物が粒内変態の核として機能するためには、直径が大きい方が有利であり、比較的直径が小さい介在物では粒内変態に寄与しないことになる。しかしながら、これまで提案されている技術では、粒内変態の核として機能する介在物が十分に存在しているとは言えず、必要なHAZ靭性が必ずしも得られていないというのが実情である。
特許第3155104号公報 特許第3256118号公報 特開2003−321728号公報 特開昭61−253344号公報
本発明は上記の様な事情に着目してなされたものであって、その目的は、化学成分組成を適切に調整すると共に、酸化物、硫化物或いは窒化物等の介在物の形態および個数を適切に制御することによって、大入熱溶接においても良好なHAZ靭性を確保することのできる高張力厚鋼板を提供することにある。
上記目的を達成し得た本発明の高張力厚鋼板とは、C:0.03〜0.12%(「質量%」の意味。以下同じ)、Si:0.40%以下(0%を含まない)、Mn:1.0〜2.0%、P:0.03%以下(0%を含まない)、S:0.001〜0.025%、Al:0.05%以下(0%を含まない)、Ti:0.005〜0.10%、N:0.0040〜0.030%およびO:0.0005〜0.010%を夫々含有し、残部が鉄および不可避的不純物からなる厚鋼板であって、表面に多数の凹凸を有する介在物のうち、凹部の最小曲率半径が0.1〜2.0μmであって、円相当直径で0.2〜5μmの酸化物、硫化物および窒化物の1種または2種以上からなる介在物が、観察視野1mm2当りで100個以上存在する点に要旨を有するものである。
尚、上記「円相当直径」とは、酸化物、硫化物或いは窒化物等の介在物の大きさに着目して、その面積が等しくなる様に想定した円の直径を求めたものである。また本発明で対象とする介在物は、酸化物、硫化物、或いは窒化物のいずれかの単体からなる介在物は勿論のこと、これらの2種以上が複合析出したものをも含むものである。
本発明の高張力厚鋼板においては、下記(1)式の関係を満足するものであることが好ましく、こうした要件を満足させることによって、上記のような形態の介在物を容易に分散させることができる。
0.05≦9×[O]/([S]+10×[N])≦1.20…(1)
但し、[O],[S]および[N]は、夫々O,SおよびNの含有量(質量%)を示す。
本発明の高張力厚鋼板には、必要によって、更に(a)REM:0.0001〜0.05%、(b)Zr:0.0001〜0.05%、(c)Mg0.0001〜0.005%および/またはCa:0.0001〜0.005%、(d)Cu:0.1〜1.5%、Ni:0.1〜1.5%、Cr:0.1〜1.5%およびMo:0.1〜1.5%よりなる群から選ばれる1種以上、(e)Nb:0.01〜0.06および/またはV:0.01〜0.1%、(f)B:0.001〜0.005%、等を含有させることも有用であり、こうした元素を含有させることによってその種類に応じて厚鋼板の特性が更に改善されることになる。
本発明によれば、鋼板の化学成分組成を適切な範囲内に収めると共に、酸化物、硫化物或いは窒化物を少なくとも含む介在物の形態、およびその個数を適切に制御することによって、粒内変態に寄与する介在物個数を増大でき、HAZの靭性改善を図った高張力厚鋼板が実現できた。
一般的には、介在物を起点とした粒内変態には、直径の大きい介在物の存在が有利であるため、直径が比較的小さい介在物は粒内変態に寄与せず、十分なHAZ靭性が得られないことになる。本発明者らは、こうした着想の下で、大入熱溶接において、優れたHAZ靭性を実現するために、酸化物、硫化物或いは窒化物等の介在物の形態と粒内変態との関係について、様々な角度から検討した。
その結果、鋳造時に生成する酸化物、硫化物、窒化物といった二次介在物の複合析出によって、表面に多数の凹凸が形成される介在物のうち、凹部の最小曲率半径が0.1〜2.0μmであって、円相当直径で0.2〜5μmの介在物は、粒内変態の起点として効果的に機能することが判明した。そして、こうした介在物が所定量存在するように制御したものでは、優れたHAZ靭性を発揮する溶接用高張力厚鋼板が実現できることを見出し、本発明を完成した。
介在物の表面に上記のような凹凸を形成させるには、鋳造時の凝固過程で酸化物、硫化物、窒化物等の介在物の表面に複合析出する硫化物、窒化物といった二次介在物を利用することが効果的であり、こうした観点から、鋳造時に凝固が進行する1450〜1500℃の温度範囲における冷却時間を60〜300秒に制御すればよい。即ち、上記温度範囲を所定の時間内で冷却することによって、二次介在物の複合析出形態が制御され、凹凸が効果的に形成される。冷却時間が60秒よりも短いと、十分な複合析出量を確保できず、300秒より長いと、二次析出物が酸化物、硫化物、窒化物といった介在物を均一に覆うように複合析出し、凹凸が得られなくなる。
HAZ靭性に優れた高張力厚鋼板を得るためには、上記のような形態の介在物を、鋼中に観察視野1mm2当り100個(以下、「100/mm2」と記すことがある)以上存在させる必要がある。本発明で対象とする介在物の大きさは、円相当直径で0.2〜5.0μmのものであるが、この大きさが0.2μmより小さいと、必要な凹部が十分に形成されない。一方、5.0μmを超えると、脆性破壊の起点となってHAZ靭性を却って低下させることになる。また凹凸を有する介在物が、鋼中に100個/mm2未満しか存在しない場合には、十分な粒内変態組織が得られず、HAZ靭性が低下することになる。
上記のような凹部を有する介在物が粒内変態の促進に有効に機能する理由については、その全てを解明し得た訳ではないが、おそらく凹部でのフェライト変態核生成エネルギーの低下と考えることができた。またこうした観点から、凹部の最小曲率半径は0.1μm以上と規定したのである。しかしながら、凹部の最小曲率半径は2.0μmを超えると、平滑な表面に近いものとなって凹部の効果が減少する。尚、凹部の最小曲率半径とは、後述の方法で測定される形状パラメータを意味し、この値が大きいと凹凸の形態が平坦になるものである。またこうした凹部は、曲率半径が小さいほどフェライト変態を促進するという理由から、「最小」の曲率半径が問題となるので、本発明では対象とする介在物の凹部の最小曲率半径を規定したのである。
本発明で対象とする介在物は上記した形態を有するものであるが、上記した要件を満足しないものでは、HAZ靭性には直接関係しないものとなる。即ち、介在物の表面に多数の凹凸があっても、上記要件を満足しないものではHAZ靭性向上に大きな効果をもたらさないので、本発明で対象とする介在物とはならないのである。
次に、本発明の鋼板における成分組成について説明する。上記のように、本発明の鋼板は、介在物の形態や個数が上記の要件を満足していても、化学成分組成が適正範囲内になければ、HAZにおける優れた靭性を達成することができない。従って、本発明の厚鋼板では、介在物の分布状況が良好であることに加えて、夫々の化学成分の量が、以下に記載するような適正範囲内にあることも必要である。これらの成分の範囲限定理由は、下記の通りである。
[C:0.03〜0.12%]
Cは、鋼板の強度を確保するために欠くことのできない元素であり、こうした効果を発揮させるためには0.03%以上含有させる必要がある。好ましくは0.04%以上である。しかしながら、C含有量が0.12%を超えると、溶接時にHAZに島状マルテンサイト相(MA相)が多く生成してHAZの靭性劣化を招くことになる。従って、Cは0.12%以下(好ましくは0.10%以下)に抑える必要がある。
[Si:0.40%以下(0%を含まない)]
Siは、固溶強化によって鋼板の強度を確保するのに有用な元素であるが、過剰に含有させると、溶接時にHAZに島状マルテンサイト相(MA相)が多く生成してHAZの靭性劣化を招くことになる。こうした観点から、Si含有量は0.40%以下にする必要があり、好ましくは0.35%以下に抑える。
[Mn:1.0〜2.0%]
Mnは、鋼板の強度を確保する上で有用な元素であり、こうした効果を有効に発揮させるには、1.0%以上含有させる必要がある。好ましくは1.4%以上である。しかし、2.0%を超えて過剰に含有させるとHAZの強度が上昇し過ぎて靭性が劣化するので、Mn含有量は2.0%以下とする。好ましくは1.8%以下である。
[P:0.03%以下(0%を含まない)]
不純物元素であるPは、粒界破壊を起こし易く靭性に悪影響を及ぼすので、その量はできるだけ少ないことが好ましい。靭性を確保するという観点からして、P含有量は0.03%以下に抑制する必要があり、好ましくは0.02%以下とする。しかし、工業的に、鋼中のPを0%にすることは困難である。
[S:0.001〜0.025%]
Sは、硫化物の生成に必須の元素であり、特に鋳造時の凝固過程で酸化物、硫化物、窒化物等の介在物の表面に硫化物として複合析出することにより、介在物表面の凹凸を形成する上で有効である。S含有量が0.001%よりも少なくなると、必要な凹凸を形成するのに十分な複合析出量が得られないため、下限を0.001%とした。また、S含有量が0.025%を超えると、介在物表面を均一に覆うよう硫化物が複合析出し、凹部の曲率半径が増大するため、粒内変態の促進効果が得られなくなる。こうしたことがら、S含有量の上限を0.025%とした。尚、S含有量の好ましい下限は0.002%であり、好ましい上限は0.020%である。
[Al:0.050%以下(0%を含まない)]
Alは、脱酸元素として有効であるが、その含有量が過剰になると、粗大な酸化物系介在物を形成してHAZ靭性を却って低下させるため、上限を0.050%とした。尚、Al含有量の好ましい上限は0.040%である。
[Ti:0.005〜0.10%]
Tiは、窒化物または酸化物を形成してHAZの靭性向上に寄与する元素である。こうした効果を有効に発揮させるには、Tiは0.005%以上含有させることが必要であり、好ましくは0.010%以上とする。しかしながら、Ti含有量が過剰になると、窒化物または酸化物が粗大になってHAZの靭性を劣化させるため、0.10%以下に抑えるべきである。好ましくは0.080%以下とする。
[N:0.0040〜0.030%]
Nは、窒化物の生成に必要な元素であり、特に鋳造時の凝固過程で酸化物、硫化物、窒化物等の介在物の表面に窒化物として複合析出することにより、介在物表面の凹凸を形成する上で有効である。N含有量が0.0040%よりも少ないと、必要な凹凸を形成するのに十分な複合析出量が得られないため、下限を0.0040%とした。また、N含有量が0.030%を超えて過剰になると、介在物表面を均一に覆うように窒化物が複合析出し、凹部の曲率半径が増大するため、粒内変態の促進効果が得られなくなる。こうしたことから、N含有量の上限は0.030%とする必要がある。尚、N含有量の好ましい下限は0.0050%であり、好ましい上限は0.025%である。
[O:0.0005〜0.010%]
Oは、酸化物の生成に必要な元素であり、O含有量が0.0005%よりも小さいと、十分な量の酸化物が得られないため、下限を0.0005%とした。また、O含有量が0.010%を超えて過剰になると、酸化物の粗大化によりHAZ靭性の低下を招くので、その上限を0.010%とした。尚、O含有量に好ましい下限は0.001%であり、好ましい上限は0.008%である。
本発明で規定する含有元素は上記の通りであって、残部は鉄および不可避的不純物であり、該不可避的不純物として、原料、資材、製造設備等の状況によって持ち込まれる元素(例えば、Sn,As,Pb等)の混入が許容され得る。また上記のように化学成分組成の範囲内で下記(1)式を満足させることも有効である。更に、必要によって、下記各種元素を積極的に含有させることも有効であり、こうした元素を含有させることによってその種類に応じて厚鋼板の特性が更に改善されることになる。
0.05≦9×[O]/([S]+10×[N])≦1.20…(1)
但し、[O],[S]および[N]は、夫々O,SおよびNの含有量(質量%)を示す。
上記(1)式の関係は、酸化物、硫化物および窒化物等の生成に影響を与える元素として、O,SおよびNを選び、実験に基づいて求めたものである。[9×[O]/([S]+10×[N])の値(以下、「Z値」と呼ぶことがある)が0.05より小さくなると、硫化物、窒化物が介在物表面を均一に覆うように複合析出し、凹部の曲率半径が増大するため、粒内変態の促進効果が得られにくくなる。また、Z値が1.20を超えると、酸化物、硫化物、窒化物等の介在物の表面に、必要な凹凸を形成するのに十分な硫化物、窒化物の複合析出が得られにくくなる。尚、Z値のより好ましい下限は0.20であり、より好ましい上限は1.0である。
[REM:0.0001〜0.05%]
REM(希土類元素)は、酸化物または硫化物として析出することによって、粒内変態を促進する元素であり、その含有量が0.0001%よりも少ないと、粒内変態の促進効果が十分に得られないため、好ましい下限を0.0001%とした。また、REMの好ましい含有量が0.05%を超えて過剰になると、酸化物または硫化物の粗大化によってHAZ靭性の低下を招くため、好ましい上限を0.05%とした。REM含有量のより好ましい下限は0.0005%であり、より好ましい上限は0.04%である。尚、本発明において、REM(希土類元素)とは、ランタノイド元素(LaからLnまでの15元素)およびSc(スカンジウム)とY(イットリウム)を含む意味である。
[Zr:0.0001〜0.05%]
Zrは、酸化物として析出することによって、粒内変態を促進するのに有効な元素であり、こうした効果を発揮させるためには0.0001%以上含有させることが好ましい。しかしながら、Zrの含有量が0.05%を超えると、酸化物の粗大化によりHAZ靭性の低下を招くため、0.05%以下とすることが好ましい。尚、Zrのより好ましい下限は0.0005%であり、より好ましい上限は0.04%である。
[Mg:0.0001〜0.005%および/またはCa:0.0001〜0.005%]
MgおよびCaは、いずれも酸化物の微細分散に有効な元素であり、いずれも含有量が0.0001%よりも少なくなると、微細分散の効果が十分に得られないため、好ましい下限を0.0001%とした。また、いずれも含有量が0.0050%を超えると、酸化物の粗大化により微細分散の効果が低下するため、いずれもその上限を0.0050%とした。尚、これらの元素含有量のより好ましい下限は0.0005%であり、より好ましい上限は0.0030%である。
[Cu:0.1〜1.5%、Ni:0.1〜1.5%、Cr:0.1〜1.5%およびMo:0.1〜1.5%よりなる群から選ばれる1種以上]
Cu、Ni、CrおよびMoは、いずれも鋼板(母材)の高強度化に有効な元素であり、こうした効果を発揮させるためには、いずれも0.1%以上含有させることが好ましい。しかしながら、これらの元素の含有量が過剰になると、HAZ靭性の低下を招くため、いずれも1.5%以下とすることが好ましい。尚、これらの元素のより好ましい下限は0.2%であり、より好ましい上限は1.2%である。
[Nb:0.01〜0.06および/またはV:0.01〜0.1%]
NbおよびVは、炭窒化物として析出し、オーステナイト粒粗大化を抑制することでHAZ靭性を改善する元素である。こうした効果を発揮させるには、いずれも0.01%以上含有させることが好ましい。しかしながら、これらの含有量が過剰になると、粗大な炭窒化物が生成してHAZ靭性の低下を招くため、Nbで0.06%以下、Vで0.1%以下とすることが好ましい。尚、より好ましい下限はNb、Vいずれも0.02%であり、より好ましい上限はNbで0.05%、Vで0.08%である。
[B:0.001〜0.005%]
Bは、粒界フェライト生成を抑制することで、HAZ靭性を向上させる元素であり、その効果を発揮させるためには0.001%以上含有させることが好ましい。しかしながら、B含有量が過剰になって0.005%を超えると、BNとしてオーステナイト粒界に析出し、HAZ靭性の低下を招くため、0.005%以下とすることが好ましい。尚、B含有量のより好ましい下限は0.0015%であり、より好ましい上限は0.004%である。
本発明は厚鋼板に関するものであり、該分野において厚鋼板とは、JISで定義されるように、一般に板厚が3.0mm以上であるものを指す。しかし、本発明の厚鋼板の板厚は、80mm以上であることが好ましい。即ち、本発明の厚鋼板は、板厚が80mm以上となるような鋼板で、大入熱溶接を行っても良好なHAZ靭性を示すものである。但し、本発明の鋼板の厚みは80mm以上のものに限定されず、50mm以上或いは、それ未満となるような鋼板への適用を排除するものではない。
こうして得られる本発明の厚鋼板は、例えば橋梁や高層建造物、船舶などの構造物の材料として使用でき、小〜中入熱溶接はもとより大入熱溶接においても、溶接熱影響部の靭性劣化を防ぐことができる。
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はもとより下記実施例によって制限を受けるものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
[実施例1]
下記表1、2に示す組成の鋼を、真空溶解炉(150kg)を用い、鋳造時の凝固過程が進行する1450〜1500℃の冷却時間T(秒)を変化させながら溶製してスラブ(断面形状:200mm×250mm)とした後、1100℃に加熱して最終圧延温度が880℃となるように熱間圧延を施し、板厚:80mmの厚鋼板を製造した。各厚鋼板の化学成分組成、冷却時間T(秒)、およびZ値を下記表1に示す。尚、表1、2において、REMはLaを50%程度とCeを25%程度含有するミッシュメタルの形態で添加した。また表1、2中「−」は元素を添加していないことを示している。
得られた各厚鋼板から、溶接継手作製用試験片を採取し、各試験片のHAZにおけるシャルピー衝撃試験を下記の要領で実施した。まず各溶接継手作製用試験片に、V開先を加工し、入熱量50kJ/mm2にてエレクトロガスアーク溶接を施し、溶接継手を得た。これら溶接継手から、溶接金属部近傍のHAZに切欠を加工した、シャルピー衝撃試験片を採取し(JIS Z 2201の4号試験片)を採取し、HAZ靭性を評価した。そしてJIS Z 2242に準拠して、−40℃でシャルピー衝撃試験を行い、吸収エネルギー(vE-40)を測定した。このとき3本の試験片について吸収エネルギー(vE-40)を測定し、その平均値を求めた。そして、vE-40の値が180Jを超えるものをHAZ靭性に優れると評価した。
シャルピー衝撃試験終了後、各厚鋼板の試験片について、破断面から2〜6mm離れた、試験片中央部のHAZを、電界放射式走査型電子顕微鏡(FE−SEM)[「SUPRA35」(商品名):Carl Zeiss社製]を用いて観察(断面観察)し、表面に多数の凹凸が存在する介在物のうち、凹部の最小曲率半径が0.1〜2.0μmであって、円相当直径が0.2〜5.0μmの酸化物、硫化物および窒化物の1種または2種以上からなる介在物の個数密度(以下、「N(個/mm2)」と表記する)を下記の方法で測定した。
〈介在物の個数密度N(個/mm2)の測定方法〉
(i)まず上記FE−SEMの観察倍率を5000倍に設定し、0.0024mm2の面積に相当する観察視野を無作為に20視野を選択し、各観察視野の画像を撮影した。同時に、各視野に含まれる、個々の介在物粒子についてEDX(エネルギー分散形X線分析)を実施し、構成元素に酸素、窒素および硫黄のうち一種あるいは二種以上が含まれる介在物粒子の画像を、倍率:10000倍で撮影した。得られた10000倍の画像に存在する、酸化物、窒化物、硫化物等の介在物のうち、表面形状が凹凸のものを選び、表面の凹部曲率半径を下記(ii)の手順によって測定した。
(ii)画像中の介在物の輪郭で、介在物凹部両側の凸部に共通接線Lを引き(図1)、接点を2点(図中A、B)得た。次に、前記共通接線と平行な凹部の接線L2を引き、接点Cを得、「Image-Pro Plus」(ソフト名:Media Cybernetic社製)を用いた画像解析により、これら3接点(A,B,C)を通る円を描き、その円の半径を介在物表面の凹部の曲率半径Rと定義した。
(iii)個々の介在物表面に存在する凹部のうち、上記の方法で測定した最小曲率半径が、0.1〜2.0μmとなるような介在物粒子を選び、画像解析により、円相当直径を求めた。そのうちで、円相当径が0.2〜5.0μmである介在物の個数を、5000倍で20視野の画像にてカウントし、観察視野1mm2に換算した個数密度N(個/mm2)を求めた。
上記のようにして得られた個数密度Nを、各厚鋼板のHAZ試験結果(vE-40の値)とともに下記表3、4に示す。
これらの結果から、次のように考察できる。まず本発明で規定する要件を満足する厚鋼板(表1,3の試験No.1〜21)のものでは、所定の形態の介在物の個数密度Nが高くなっており、優れたHAZ靭性が達成されていることが分かる。
これに対して、本発明で規定する要件のいずれかを欠く厚鋼板(表2,4の試験No.22〜36)では、いずれも良好なHAZ靭性が得られていないことが分かる。
具体的には、試験No.22〜25のものでは、好ましい要件であるZ値[9×[O]/([S]+10×[N])]、或いは鋳造時の凝固過程が進行する1450〜1500℃の温度範囲での冷却時間Tが、適正な範囲内にないため、所定の形態を有する介在物の個数密度Nが100個/mm2に満たず、良好なHAZ靭性が得られていない。
試験No.26のものでは、Si含有量が過剰になっており、硬質のMA組織が増加していることが予想され、これによってHAZ靭性が低下している。試験No.27、28のものでは、Al含有量、O含有量が夫々過剰になっており、粗大介在物が増加していることが予想され、HAZ靭性が低下している。
試験No.29〜36のものでは、いずれかの元素の含有量が、適正な範囲から外れているため、所定の形態を有する介在物の個数密度Nが100個/mm2未満となっており、HAZ靭性が低下している。
介在物の個数密度Nを測定する方法を説明するための図面代用顕微鏡写真である。

Claims (8)

  1. C:0.03〜0.12%(「質量%」の意味。以下同じ)、Si:0.40%以下(0%を含まない)、Mn:1.0〜2.0%、P:0.03%以下(0%を含まない)、S:0.001〜0.025%、Al:0.05%以下(0%を含まない)、Ti:0.005〜0.10%、N:0.0040〜0.030%およびO:0.0005〜0.010%を夫々含有し、残部が鉄および不可避的不純物からなる厚鋼板であって、表面に多数の凹凸を有する介在物のうち、凹部の最小曲率半径が0.1〜2.0μmであって、酸化物、硫化物および窒化物の1種または2種以上からなり、円相当直径で0.2〜5μmの介在物が、観察視野1mm2当りで100個以上存在することを特徴とする溶接熱影響部の靭性に優れた高張力厚鋼板。
  2. 下記(1)式の関係を満足するものである請求項1に記載の高張力厚鋼板。
    0.05≦9×[O]/([S]+10×[N])≦1.20…(1)
    但し、[O],[S]および[N]は、夫々O,SおよびNの含有量(質量%)を示す。
  3. 更に、REM:0.0001〜0.05%を含有するものである請求項1または2に記載の高張力厚鋼板。
  4. 更に、Zr:0.0001〜0.05%を含有するものである請求項1〜3のいずれかに記載の高張力厚鋼板。
  5. 更に、Mg0.0001〜0.005%および/またはCa:0.0001〜0.005%を含有するものである請求項1〜4のいずれかに記載の高張力厚鋼板。
  6. 更に、Cu:0.1〜1.5%、Ni:0.1〜1.5%、Cr:0.1〜1.5%およびMo:0.1〜1.5%よりなる群から選ばれる1種以上を含有するものである請求項1〜5のいずれかに記載の高張力厚鋼板。
  7. 更に、Nb:0.01〜0.06および/またはV:0.01〜0.1%を含有するものである請求項1〜6のいずれかに記載の高張力厚鋼板。
  8. 更に、B:0.001〜0.005%を含有するものである請求項1〜7のいずれかに記載の高張力厚鋼板。
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