JP2008219611A - バイアス回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】直流レベルの大きな変動を引き起こすことなく回路の動作点をシフトさせることができるバイアス回路を得る。
【解決手段】入力端子1と出力端子6の間に接続され、信号を増幅する増幅器3と、前記増幅器3の出力を前記増幅器3の入力に帰還する負帰還回路5と、前記負帰還回路5の入力にバイアス電圧、電流のいずれかを加算する加算器4とを設けた。
【選択図】図1

Description

この発明は、アナログ信号にバイアス電圧を与えて動作点をずらして増幅を行うサンプリング回路などのバイアス回路に関するものである。
サンプリング回路へアナログ信号を入力する際、特定電位付近のサンプリング精度を確保するために、アナログ信号に故意にバイアス電圧を与えて動作点をずらして増幅を行うことがよく行われる。
上記の目的では、増幅器の入力にバイアス電圧/電流を加算することによって出力信号レベルをシフトさせて次段の増幅器あるいはサンプリング回路に入力することがよく行われる。図5は、従来のバイアス回路の具体的な構成を示す回路図である(例えば、特許文献1参照)。この図5では、差動増幅器の片側入力にオフセット電圧を印加することによって等価的に入力信号にバイアス電圧を与え動作点をずらしている。
しかし、この方法では、印加した直流バイアスもそのまま増幅されてしまうため、次の段に接続される増幅器やサンプリング回路に入力される信号レベルがこれらの入力回路の許容範囲を超えてしまうことが起こりうる。
増幅器やサンプリング回路に入力される信号レベルがこれらの入力回路の許容範囲を超えると、増幅器を構成するトランジスタが正常動作しなくなることによって信号波形が劣化してしまうという問題点があった。
図6は、従来のバイアス回路の上述した問題点を模式的に説明した図で、従来のバイアス回路の構成及び信号波形を示す図である。図6において、入力端子1から入力された信号波形S1が、加算器4でバイアス電圧が印加され(信号波形S2参照)、さらに増幅器(A)3により増幅されて信号波形S3が出力される。印加したバイアス電圧も同時に増幅されるため、信号波形S3の直流レベルは大きくシフトする。このとき、後段に接続される増幅器3やサンプリング回路の正常動作レベル範囲を信号波形S3が逸脱するとこれら後段回路が正常動作しなくなるという問題点があった。
消費電力を低減するために回路の電源電圧は通常可能な限り低く設計するため、回路が正常動作する入力信号範囲は一般的に小さい。また、バイアス電圧を加算して信号波形S2になった時点で増幅器3の入力動作範囲を逸脱し、この増幅器3が正常動作しなくなることもある。
特開平11−203898号公報
上述したような従来のバイアス回路では、バイアス電圧が印加された信号波形が後段に接続される増幅器などの正常動作レベル範囲を逸脱すると、これら後段回路が正常動作しなくなるというという問題点があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、直流レベルの大きな変動を引き起こすことなく回路の動作点をシフトさせることができるバイアス回路を得るものである。
この発明に係るバイアス回路は、信号を増幅する増幅器と、前記増幅器の出力を前記増幅器の入力に帰還する帰還回路と、前記帰還回路の入力に電圧、電流のいずれかを加算する加算器とを設けたものである。
この発明に係るバイアス回路は、直流レベルの大きな変動を引き起こすことなく回路の動作点をシフトさせることができるという効果を奏する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係るバイアス回路について図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係るバイアス回路の構成及び信号波形を示す図である。なお、以降では、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
図1において、この発明の実施の形態1に係るバイアス回路は、入力端子1に接続された加算器2と、加算器2と出力端子6の間に接続された増幅器(A)3と、増幅器3の出力側に接続された加算器4と、加算器4と加算器2の間に接続された負帰還回路(−β)5とが設けられている。
つぎに、この実施の形態1に係るバイアス回路の動作について図面を参照しながら説明する。
このバイアス回路は、上述したように、負帰還回路5を備え、バイアス電圧は増幅器3の出力側に加算器4によって印加する。説明を簡単にするために、ここでは負帰還回路5の帰還係数β=1として動作を説明する。加算器4によってバイアス電圧を印加すると、負帰還回路5によってこの印加電圧を打ち消す方向に回路が動作するため、結果として増幅器3の入力は入力波形S2のようになり、これが増幅されて出力波形S3が得られる。
従来のバイアス回路を示す図6と違い、直流レベルの変動を抑圧し、回路の動作点のみを変更することが出来る。
図2は、この発明の実施の形態1に係るバイアス回路の具体的な構成を示す回路図である。
図2において、この発明の実施の形態1に係るバイアス回路は、入力端子1と出力端子6の間に接続された増幅器3と、増幅器3の出力側に接続された負荷抵抗7と、増幅器3の出力側に接続された電流源8と、増幅器3の出力側と入力側の間に接続され、抵抗51、52から構成された負帰還回路5とが設けられている。なお、負荷抵抗7、電流源8及び出力端子6は、増幅器3の出力側に接続されたトランジスタを介さずに、増幅器3の出力側に直接接続してもよい。
このバイアス回路は、増幅器3の出力側に接続された負荷抵抗7の電圧を、負帰還回路5を用いて負帰還をかけている。また、増幅器3の出力側には電流源8が接続され、印加したバイアス電流が負荷抵抗7で電圧に変換され、バイアス電圧として増幅器3の出力に加算される。すなわち、図1の加算器4は、図2では、増幅器3の出力側に接続された電流源8と、増幅器3の出力側に接続され、電流源8によるバイアス電流を電圧に変換する負荷抵抗7とから構成される。
また、このバイアス回路の動作は、図1で説明した通り、負帰還回路5が接続された増幅器3の出力にバイアス電圧を印加するもので、図1の増幅器3の入力側に示した加算器2は、この図2では、負帰還回路5を増幅器3の反転入力端子に接続することで実現している。帰還率は負帰還回路5を構成する抵抗51、52の比で決まり、必要な利得と直流レベルシフトの抑圧率を鑑みて決定すればよい。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係るバイアス回路について図3を参照しながら説明する。図3は、この発明の実施の形態2に係るバイアス回路の具体的な構成を示す回路図である。
図3において、この発明の実施の形態2に係るバイアス回路は、入力端子1と出力端子6の間に接続された増幅器3と、増幅器3の出力側に接続された負荷抵抗7と、増幅器3の出力側に接続された電流源8と、増幅器3の出力側と入力側の間に接続された負帰還回路5とが設けられている。なお、負荷抵抗7、電流源8及び出力端子6は、増幅器3の出力側に接続されたトランジスタを介さずに、増幅器3の出力側に直接接続してもよい。
本実施の形態2に係るバイアス回路は、上記の実施の形態1に係るバイアス回路の負帰還回路5の抵抗分割比を無限大にしたもので、100%の帰還がかかっている
したがって、図3に示す実施の形態2に係るバイアス回路は、印加バイアス電圧による直流レベルシフトを完全に抑圧した、利得1のバイアス回路であり、図1で説明した本発明の基本動作そのものの動作を実現するものである。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係るバイアス回路について図4を参照しながら説明する。図4は、この発明の実施の形態3に係るバイアス回路の具体的な構成を示す回路図である。
本実施の形態3に係るバイアス回路は、差動型増幅器3Aと負帰還回路5Aを用いたバイアス回路である。この実施の形態3では、差動型増幅器3Aは2段のトランジスタからなり、出力が負帰還回路5Aによって差動型増幅器3Aの2段目のトランジスタの入力に帰還されている。
負帰還回路5Aはエミッタフォロワであるから、2段目のトランジスタのコレクタ電位がベースに正相で100%帰還される。ベースの電位はコレクタ電位と逆相であるから、負帰還回路5Aは100%の負帰還として動作する。
電流源8で印加したバイアス電流は負荷抵抗7で電圧に変換され、バイアス電圧として差動型増幅器3Aの出力に加算される。以上により、図4に示した本発明の実施の形態3に係るバイアス回路は、図3に示した実施の形態2と同様に、出力レベルが印加バイアスに依存しない、動作点のみをシフトするバイアス回路として動作する。
この発明の実施の形態1に係るバイアス回路の構成及び信号波形を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るバイアス回路の具体的な構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態2に係るバイアス回路の具体的な構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態3に係るバイアス回路の具体的な構成を示す回路図である。 従来のバイアス回路の具体的な構成を示す回路図である。 従来のバイアス回路の構成及び信号波形を示す図である。
符号の説明
1 入力端子、2 加算器、3 増幅器、3A 差動型増幅器、4 加算器、5、5A 負帰還回路、6 出力端子、7 負荷抵抗、8 電流源。

Claims (5)

  1. 信号を増幅する増幅器と、
    前記増幅器の出力を前記増幅器の入力に帰還する帰還回路と、
    前記帰還回路の入力に電圧、電流のいずれかを加算する加算器と
    を備えたことを特徴とするバイアス回路。
  2. 前記帰還回路は、前記増幅器の出力の一部を前記増幅器の入力に帰還する
    ことを特徴とする請求項1記載のバイアス回路。
  3. 前記帰還回路は、前記増幅器の出力の全てを前記増幅器の入力に帰還する
    ことを特徴とする請求項1記載のバイアス回路。
  4. 前記加算器は、
    前記増幅器の出力側に接続された電流源と、
    前記増幅器の出力側に接続され、前記電流源によるバイアス電流を電圧に変換する負荷抵抗とから構成される
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載のバイアス回路。
  5. 前記増幅器は、2段のトランジスタからなる差動型であり、
    前記帰還回路は、前記増幅器の出力を前記増幅器の2段目のトランジスタの入力に帰還する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載のバイアス回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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