JP2008218066A - 電池 - Google Patents

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明宏 谷口
Yukihiro Okada
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Abstract

【課題】理論容量が大きく、さらに利用率が高い電池を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の電池は、電池ケース内に正極活物質または負極活物質を柱状に成型した正極または負極と、この正極または負極の周囲に配置したセパレータを介して負極活物質または正極活物質を中空の筒状に成型した負極または正極と、アルカリ水溶液からなる電解液を収納してなり、正極および/または負極に、電解液の含浸性を向上させる吸液材料を添加したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は電池に関し、より詳しくはエネルギー密度の高いアルカリ蓄電池の構成に関する。
近年、電子機器のポータブル化、コードレス化が急速に進んでおり、これらの駆動用電源としての電池、特にアルカリ蓄電池は更なる高性能が求められている。
中でもニッケル水素蓄電池は、エネルギー密度が高く、信頼性に優れた二次電池として普及している。ニッケル水素蓄電池は、水酸化ニッケルを含む正極と、水素吸蔵合金を含む負極とを具備する。正極には、正極活物質の導電性を高めるために、一般にコバルト等が添加されている。負極には、一般にコバルトを含む水素吸蔵合金が用いられている。正極と負極との間には、セパレータが介在しており、セパレータによって、正極と負極とが絶縁されている。セパレータには、不織布等が用いられている。
一般的にニッケル水素蓄電池は、発泡ニッケル基板に水酸化ニッケルを充填した帯状の正極板と、パンチングメタル基板に水素吸蔵合金を塗着した帯状の負極板を、不織布セパレータを介して渦巻状に捲回し、金属製のケースに挿入し、その上部に正極集電体を介して封口板で密封した構造を有している。
近年の高容量化の要求に応えるためには電池の正極活物質と負極活物質を高密度に充填しなければならないが、従来の帯状正極板、帯状負極板、帯状セパレータを捲回した構造では、電池容器の内容積に占める電池反応に直接関与しない材料(セパレータや極板の基板など)の割合が大きく、そのため高容量化が困難という欠点を有している。
正極活物質と負極活物質を高密度に充填するには、アルカリ乾電池で採用されている、有底円筒状の金属製電池缶の中に中空円筒状の正極を配置し、その中央部にセパレータを介して負極を配置した構造が優れている。しかし単純に正極に水酸化ニッケル、負極に水素吸蔵合金を用いて、この構造を有するニッケル水素蓄電池を作製した場合、水素吸蔵合金粒子どうしの接触抵抗が大きいため、電極の内部抵抗が大きいという問題がある。
この問題を解決するために、例えば電極の内部抵抗を低減する目的で、水素吸蔵合金とポリテトラフルオロエチレンパウダーとを含有した負極合剤を成型した円柱状部材の負極を用いることが提案されている(特許文献1参照)。この提案によれば、円柱状部材の成形性が良いとともに、弾力性に富み、負極に集電ピンを挿入したときに、集電ピンと水素吸蔵合金との間に十分な電気的接触が得られると述べられている。
特開2003−317798号公報
しかしながら、特許文献1に提案されているような技術を用いても、捲回式電極に比べて電極厚さが厚いために電解液が電極に浸透しにくく、利用率(理論容量に対する実際の充放電容量の比率)が低くなるという課題を有していた。本発明は上述した課題を解決するものであり、理論容量が大きく、さらに利用率が高い電池を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の電池は、電池ケース内に正極活物質または負極活物質を柱状に成型した正極または負極と、この正極または負極の周囲に配置したセパレータを介して負極活物質または正極活物質を中空の筒状に成型した負極または正極と、アルカリ水溶液からなる電解液を収納してなり、正極および/または負極に、電解液の含浸性を向上させる吸液材料を添加したことを特徴とする。
本発明の電極を用いることによって、電極への電解液の含浸性が向上し、活物質と電解液が接触する面積が増加することにより、電池の充放電特性が向上し、利用率が向上する。
また吸液材料として、樹脂製の繊維を用いると、この材料自体の吸液性が活用できるだけでなく、活物質粒子間に適度の間隙を形成することができるので、電解液の浸透をさらに促進することができる。
本発明のように、ペレット構造の正極および/または負極に電解液の含浸性を向上させる吸液材料を混入することにより、電極への電解液の含浸性が向上し、活物質と電解液が接触する面積が増加することにより、利用率が高い、充放電特性の優れたアルカリ蓄電池を提供することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について、図を用いて説明する。
第1の発明は、電池ケース内に正極活物質を柱状に成型した正極と、この正極の周囲に配置したセパレータを介して負極活物質を中空の筒状に成型した負極と、アルカリ水溶液からなる電解液を収納してなり、正極および/または負極に、電解液の含浸性を向上させる吸液材料を添加したことを特徴とする電池に関する。また第2の発明は、電池ケース内に負極活物質を柱状に成型した負極と、この負極の周囲に配置したセパレータを介して正極活物質を中空の筒状に成型した正極と、アルカリ水溶液からなる電解液を収納してなり、正極および/または負極に、電解液の含浸性を向上させる吸液材料を添加したことを特徴とする電池に関する。
図1は、第1の発明の構成を示す模式図である。なお第2の発明は、この第1の発明の同様の構成なので図は割愛する。電池ケース4の中に、正極活物質1aを柱状に成型した正極1と、正極1の周囲に配置したセパレータ3を介して負極活物質2aを中空の筒状に成型した負極2と、アルカリ水溶液からなる電解液(図示せず)を収納しており、正極1および/または負極2に、電解液の含浸性を向上させる吸液材料1bおよび/または2bを添加したことを特徴とする。
第1および第2の発明の構成を採ることによって、吸液材料1bおよび/または2bを介して正極1および/または負極2への電解液の含浸性が向上し、正極活物質1aおよび/または負極活物質2aと電解液とが接触する面積が増加して電池の充放電特性が向上し、利用率が高くなる。
第3の発明は、第1および第2の発明において、吸液材料1bおよび/または2bとして、樹脂製の繊維を用いたことを特徴とする。樹脂製の繊維は単に吸液性が高いだけでなく、正極活物質1aおよび/または負極活物質2aの粒子間に適度の間隙を形成することができるので、電解液の浸透をさらに促進することができる。なお樹脂製の繊維としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、セルロース、ポリオレフィン、レーヨンなどがあげられる。中でもポリプロピレン、ポリエチレン、ポリオレフィンは耐アルカリ性が高いので
より好ましい。
第4の発明は、第1および第2の発明において、吸液材料1bおよび/または2bを、100重量部の正極活物質1aおよび/または負極活物質2a当たり0.5〜2重量部添加したことを特徴とする。この量が0.5重量部未満になると本発明の効果が発揮しにくくなり、2重量部を超えると吸液材料1bおよび/または2bの増加に伴って正極活物質1aおよび/または負極活物質2aの占有率が減る上に正極1および/または負極2の内部の導電性が低下するため利用率が若干低下する。
第5の発明は、第1および第2の発明において、正極活物質1aおよび負極活物質2aを充放電可能なもので構成したことを特徴とする。本発明の構成は充放電可能な材料にも適用できるので、繰返し使用できる二次電池へ展開するのが好ましい。
本発明の電池は、正極1および/または負極2の構成に特徴を有するものであり、他の構成要素は特に制限されない。以下に、アルカリ蓄電池の構成を例にとって、本発明を実施するための最良の形態についてさらに説明する。
正極1は、正極活物質1aと吸液材料1b、導電材および結着剤とを円柱状または円筒状に圧縮した一体成型物として構成される。
正極活物質1aは特に限定されず、例えば水酸化ニッケル、オキシ水酸化ニッケル、水酸化ニッケルの固溶体、オキシ水酸化ニッケルの固溶体などが用いられる。固溶体には、例えば第二金属であるコバルト、マンガンなどが含まれてもよい。
正極1に添加する導電材は特に限定されず、例えばグラファイトなどの炭素質材料やコバルト、コバルト化合物などが用いられ、正極活物質1aをコバルトやコバルト化合物で被覆した複合材料がより好ましい形態として用いられる。コバルト化合物としては、水酸化コバルト、オキシ水酸化コバルトなどが用いられる。
正極1に添加する結着剤は特に限定されず、例えばカルボキシメリツセルロース(CMC)やポリテトラフルオロエチレンが用いられる。
負極2は、正極活物質2aと吸液材料2b、導電材および結着剤とを円柱状または円筒状に圧縮した一体成型物として構成される。
負極活物質2aは特に限定されず、ニッケル水素蓄電池の場合は水素吸蔵合金が用いられ、ニッケルカドミウム蓄電池の場合はカドミウムやカドミウム化合物が用いられ、ニッケル亜鉛蓄電池の場合は亜鉛や亜鉛化合物が用いられる。
ニッケル水素蓄電池の負極活物質2aとして用いられる水素吸蔵合金として、例えばMmNi3.55Co0.75Mn0.4Al0.3(Mmは希土類元素の混合物を表す)、MmNi3.7Co0.8Mn0.4Al0.3等が挙げられる。水素吸蔵合金は、粉末状であることが好ましい。水素吸蔵合金粉末の平均粒径は、例えば10〜30μmが好ましく、15μm近傍であることがより好ましい。
負極2に添加する導電材は特に限定されず、例えばアセチレンブラックやケッチェンブラックなどのカーボンブラック等が用いられる。
負極2に添加する結着剤は特に限定されず、例えばスチレン−ブタジエン共重合体(SBR)やCMCが用いられる。
セパレータ3には、スルホン化処理したポリプロピレン製不織布、ポリオレフィン製不織布等を用いることができる。
電解液は、アルカリ水溶液であれば特に限定されず、例えば水酸化カリウム水溶液が用いられる。溶質である水酸化カリウムの濃度は10〜30重量%であるのが好ましい。電解液には、さらに水酸化リチウムや水酸化ナトリウム等を含んでもよい。水酸化リチウム、水酸化ナトリウムともに、溶質として電解液中にそれぞれ1〜5重量%含まれることが好ましい。
(実施例1)
負極活物質2aである水素吸蔵合金(MmNi3.55Co0.75Mn0.4Al0.3(Mmは希土類元素の混合物)、平均粒径約15μm)100重量部に対し、吸液材料2bであるポリエチレン繊維(長さ4mm、幅2mm、厚さ0.18mm)を1重量部、ケッチェンブラックを2重量部秤量し、攪拌により混合して負極合剤とし、これを内径10mm、外径13mm、高さ13mmの中空円筒状のペレットにプレス成型し、この3個を負極2として電池ケース4に挿入した。
その後、負極2の内側に、セパレータ3であるポリオレフィン不織布(厚さ0.18mm)を配置した。
正極活物質1aである水酸化ニッケル活物質粒子100重量部に対し、吸液材料1bであるポリエチレン繊維(長さ4mm、幅2mm、厚さ0.18mm)を1重量部、グラファイトを8重量部、水酸化カリウム水溶液(比重1.3g/cm3)を5重量部秤量し、攪拌により混合して正極合剤とし、これを直径9mm、高さ39mmの円柱状のペレットにプレス成型し、この1個を正極1として、円筒状のセパレータ3の中に挿入し、さらに正極1の略中央に集電ピンを差し込んだ。
さらに電解液としてKOH:LiOH:NaOH=77:8:15(モル比率)で混合した溶質を純水に溶かしたアルカリ水溶液(比重1.26g/cm3)を調製し、電池ケース4に2.0g注入して封口し、電池Aを作製した。
(実施例2)
正極活物質1aである水酸化ニッケル活物質粒子100重量部に対し、吸液材料1bであるポリエチレン繊維(長さ4mm、幅2mm、厚さ0.18mm)を1重量部、グラファイトを8重量部、水酸化カリウム水溶液(比重1.3g/cm3)を5重量部秤量し、攪拌により混合して正極合剤とし、これを内径9.4mm、外径13mm、高さ13mmの中空円筒状のペレットにプレス成型し、この3個を正極1として電池ケース4に挿入した。
その後、正極1の内側に、セパレータ3であるポリオレフィン不織布(厚さ0.18mm)を配置した。
負極活物質2aである水素吸蔵合金(実施例1に同じ)100重量部に対し、吸液材料2bであるポリエチレン繊維(長さ4mm、幅2mm、厚さ0.18mm)を1重量部、ケッチェンブラックを2重量部秤量し、攪拌により混合して負極合剤とし、これを直径8.3mm、高さ39mmの円柱状のペレットにプレス成型し、この1個を負極2として、円筒状のセパレータ3の中に挿入し、さらに負極2の略中央に集電ピンを差し込んだ。
さらに電解液としてKOH:LiOH:NaOH=77:8:15(モル比率)で混合した溶質を純水に溶かしたアルカリ水溶液(比重1.26g/cm3)を調製し、電池ケース4に2.0g注入して封口し、電池Bを作製した。
(実施例3〜6)
正極および負極中の樹脂繊維の量を0.4重量部(実施例3)、0.5重量部(実施例4)、2重量部(実施例5)および2.2重量部(実施例6)としたこと以外、電池Bと同様にして作製した電池を電池C(実施例3)、電池D(実施例4)、電池E(実施例5)および電池F(実施例6)とした。
(比較例1)
電池Aと同様の水素吸蔵合金100重量部に対し、SBRを0.7重量部、CMCを0.15重量部、ケッチェンブラックを0.3重量部、水を適量秤量し、練合してペースト状にし、発泡ニッケル基板に充填した。さらにこれを乾燥したのち加圧および切断を行い、厚さ0.33mm、幅39mm、長さ97mmの負極を得た。また電池Aと同様の水酸化ニッケル100重量部に対し、CMCを0.1重量部、Y23を1.0重量部秤量して混合し、これを発泡状ニッケル基板に充填し、加圧、切断して幅39mm、長さ77mm、厚さ0.7mmの正極を得た。この正極および負極にリード板を取り付け、ポリオレフィン不織布からなるセパレータ(厚さ0.18mm、幅43mm、長さ190mm)を介して捲回し、電池Aと同じ電池ケースに挿入した後、電池Aと同様の電解液を2.3g注入して封口し、図3に示すAAサイズの円筒形電池を構成した。これを電池Gとする。
(比較例2)
正極1および負極2にポリエチレン繊維を添加しなかったこと以外、電池Bと同様にして作製した電池を電池Hとする。
(電池の評価)
以上のようにして得られた電池A〜Hを用い、電池の放電容量を測定した。電流0.2CmA((表1)に示した理論容量を5時間で除した電流値)で8時間の定電流充電を行った後、1CmA((表1)に示した理論容量を1時間で除した電流値)、放電終止電圧1.0Vの定電流放電を行った。得られた放電容量を(表1)に示す。
Figure 2008218066
(表1)に示されるように、本発明の電池A〜Fは比較例の電池Gと比べて理論容量が大きく、比較例の電池Hと比べて放電容量が大きいことが分かる。ペレット状の電極構成は理論容量が大きい上に、本発明の電池A〜Fのように吸液材料である樹脂製の繊維(ポリエチレン繊維)を適量混合することにより電解液の含浸性が高まって正極および負極の活物質の濡れ性が向上して利用率(放電容量)が向上したと考えられる。
しかしながら電池Cのようにポリエチレン繊維を過度に少なくしたり、電池Fのように
ポリエチレン繊維を過度に多くしたりすると、放電容量は若干低下する。電池Cはポリエチレン繊維が不足して正極および負極の活物質が電解液に対して濡れにくくなったことが原因と考えられ、電池Fは理論容量が低下したことに加えて過剰のポリエチレン繊維が正極および負極の活物質どうしの接触(導電性の確保)を妨げたことが原因と考えられる。よって、吸液材料であるポリエチレン繊維は、正極活物質および/または負極活物質100重量部当たり0.5〜2重量部添加するのが好ましい。
なお、上記実施例では円筒型の電池を用いたが、角型などの形状の異なる電池を用いても同様の効果が得られる。また正極および負極の活物質を、アルカリ乾電池の構成とし、一次電池を作製しても同様の効果が得られる。
本発明の電池をアルカリ蓄電池の構成として用いると、正極および負極の基板を用いることなく実用的な放電特性を得ることができる。したがってこのアルカリ蓄電池は、ノートパソコン、携帯電話、デジタルスチルカメラなどの電子機器の駆動源として有用である。
本発明の電池の構成を示す模式図 従来の電池の構成を示す模式図
符号の説明
1 正極
1a 正極活物質
1b 吸液材料
2 負極
2a 負極活物質
2b 吸液材料
3 セパレータ
4 電池ケース

Claims (5)

  1. 電池ケース内に正極活物質を柱状に成型した正極と、この正極の周囲に配置したセパレータを介して負極活物質を中空の筒状に成型した負極と、アルカリ水溶液からなる電解液を収納してなる電池であって、
    前記正極および/または前記負極に、前記電解液の含浸性を向上させる吸液材料を添加したことを特徴とする電池。
  2. 電池ケース内に負極活物質を柱状に成型した負極と、この負極の周囲に配置したセパレータを介して正極活物質を中空の筒状に成型した正極と、アルカリ水溶液からなる電解液を収納してなる電池であって、
    前記正極および/または前記負極に、前記電解液の含浸性を向上させる吸液材料を添加したことを特徴とする電池。
  3. 前記吸液材料として、樹脂製の繊維を用いたことを特徴とする請求項1および2記載の電池。
  4. 前記吸液材料を、前記正極活物質および/または前記負極活物質100重量部当たり0.5〜2重量部添加したことを特徴とする、請求項1および2記載の電池。
  5. 前記正極活物質および前記負極活物質を充放電可能なもので構成したことを特徴とする、請求項1および2記載の電池。
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