JP2008214250A - メイラード反応阻害剤 - Google Patents

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文彦 吉崎
Tateo Sasaki
健郎 佐々木
Chikako Chiba
周子 千葉
Homare Tabata
誉 多葉田
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Abstract

【課題】優れたメイラード反応阻害剤及び該メイラード反応阻害剤を有効成分とする皮膚外用剤、糖尿病合併症の予防及び治療剤、飲食品を提供する。
【解決手段】ムラサキ属植物の培養細胞抽出エキス又はその処理物を有効成分として含有するメイラード反応阻害剤;コーヒー酸重合体を有効成分として含有するメイラード反応阻害剤;該メイラード反応阻害剤を有効成分として含有することを特徴とする皮膚外用剤;(A)ムラサキ属植物の培養細胞抽出エキスもしくはその処理物又はコーヒー酸重合体からなる群から選ばれる薬効成分および(B)美白剤、抗酸化剤、抗炎症剤、抗菌剤、細胞賦活剤、保湿剤、末梢血管血流促進剤からなる群から選ばれる薬効成分を含有するメイラード反応阻害剤組成物;該メイラード反応阻害剤から選ばれる1種又は2種以上を含有することを特徴とする糖尿病合併症の予防及び治療剤;該メイラード反応阻害剤から選ばれる1種又は2種以上を含有することを特徴とする飲食品。
【選択図】なし

Description

本発明は、ムラサキ属植物の培養細胞抽出エキス又はその処理物およびコーヒー酸重合体を有効成分として含有するメイラード反応阻害剤に関するものであり、医薬品、医薬部外品、化粧品、食品、飲料等の分野において利用される。
加齢による老化の進行は全人類の避け難い事象であるが、近年、社会生活環境の変化に起因するストレスの増加等の原因により、更に老化の進行が促進される傾向にある。その一方で、医療技術の進歩や良好な栄養状態の確保により高齢者数は増加し、少子化ともあいまって全人口に占める高齢者の割合は増加の一途をたどっている。従って、多種要因により誘導される老化の進行を抑制することは、個人として強く望まれることであるのは勿論のこと、社会的な観点からも望まれることである。
身体の機能低下を意味する老化は、遺伝子の発現制御の不具合や体の正常な機能を司っているタンパク質の異常などに起因すると考えられており、老化に対してタンパク質が深く関わっていることは明らかである。
メイラード反応とはアミノ酸やタンパク質中のアミノ基と、還元糖のアルデヒド基とが非酵素的に反応し、シッフ塩基、アマドリ転位生成物を経てAGEs(Advanced glycation endproducts)と呼ばれる終末糖化産物を生成し、タンパク質の架橋、変性に至る反応である。生体内においてもメイラード反応の進行によりタンパク質の架橋、変性に至ることが知られており、AGEsが白内障や動脈硬化等の糖尿病合併症の血管障害を引き起こすこと(非特許文献1)、アルツハイマー病等の神経変性疾患(非特許文献2−4)や悪性腫瘍の増殖、転移、浸潤(非特許文献5)等へ関与することが明らかとなっている。また、皮膚においてはメイラード反応が進行することでコラーゲンやエラスチンなど真皮構成タンパク質の架橋、変性により、しわ、くすみ、たるみ等が認められるようになるものと考えられている(特許文献1)。更に食品分野においては、食品の加工や貯蔵中に生じる着色、香気成分の生成を引き起こすことから、特に品質管理の面で重要な反応であると認識されている。従ってメイラード反応を阻害する化合物の開発は、医薬、医薬部外品、化粧品、食品、飲料等の分野において期待されるものである。
AGEsは特有の蛍光、褐色化、分子内および分子間での架橋形成といった性状を有しており、ペントシジン、クロスリン、フルオロリンク等がAGEsとして知られている。この特徴を有さないカルボキシメチルリジン、ピラリン、イミダゾロン等もAGEsの概念に含めて考えられてきたが、カルボキシメチルリジンについては生体内の主な供給源が脂質の過酸化によるもので糖化反応によるものではないことが報告され(非特許文献6)、AGEsでは無く酸化ストレスマーカーとして考えられるようになってきている。近年、AGEsはグルコースからだけではなく、グルコースの自動酸化及び分解産物より生成した3−デオキシグルコソン、グリオキサール、メチルグリオキサール等のジカルボニル化合物からも生成することが報告されている(非特許文献7−9)。特に、3−デオキシグルコソンは、健常人に比べ***患者の血中で有意に高く、糖尿病を合併した場合にはさらに高値であることが報告されており(非特許文献10)、このことから3−デオキシグルコソンは糖尿病のみならず糖尿病合併症の発症においても関連性があるものと考えられている。3−デオキシグルコソンの生体内での動向を把握することは、糖尿病並びに糖尿病合併症、タンパク糖化反応阻害剤の効果判定に有用であることから、血清・血漿中の3−デオキシグルコソン濃度測定は糖尿病に関わる検査指標として用いられている。
このような背景から、メイラード反応を阻害する物質の開発が試みられてきており、アミノグアニジンをはじめ、メトフォルミン、OPB−9195、ALT−462、オルメサルタン、カモシン、テニルセタム、2,3−ジアミノフェナゾン、ピオグリタゾン、ALT−486、テモカプリラト、ピリドキシン、ピリドキサミン、ピリドキサル、ピリドキサルホスフェート、チアミン、チアミンモノホスフェート、チアミンピロホスフェート、アデニン、キネチン等種々の塩基性化合物が同様の活性を有することが知られている(特許文献2−28)。また、AGE産生後期過程では多くの酸化反応が関与しており、種々の抗酸化剤が後期過程反応の進行を抑制し、メイラード反応阻害剤になることが知られている。例として、マンニトール、ジヒドロリポ酸、α−リポ酸、N−アセチルシステイン、セモチアジル、グリクラジド、ペントキシフィリン、ニフェジピン、イスラジピン、ラシジピン、安息香酸、アルファ−ケトグルタル酸、ピルビン酸、(+)−ルチン、チロン、ニテカポン、ジオスミン、クルクミン、ビタミンE、トログリタゾン、17β−エストラジオール、ブチレーテッドヒドロキシトルエン、イノシトール等が挙げられる(特許文献29−38)。さらに、植物抽出エキスについても、メイラード反応阻害活性が知られており、例として、アスナロ、アセンヤク、イタドリ、イチヤクソウ、アンズ、ケイカンカ、ハクカユマトウ、シラカバ、セイヨウサンザシ、セイヨウノコギリソウ、タラヨウ、ドクダミ、トルメンチラ、バクモンドウ、ヒバ、ブドウ、ミチヤナギ、ムクロジ、モッカ、レイシ、ローマカミツレの抽出物(特許文献39)、アメリカマンサク、アンズ、イチヤクソウ、ウワウルシ、オウレン、オオバナサルスベリ、ガンビールノキ、ゲンノショウコ、コウホネ、ザクロ、シャクヤク、セイヨウナツユキソウ、ダイオウ、チャノキ、チョウジノキ、チンネベリーセンナ、テンチャ、トックリイチゴ、トルメンチラ、バラ、ボタン、ヤクヨウサルビア、ヤシャブシ、ヤマモモ、ユーカリノキ、ロッグウッド、ワレモコウの抽出物(特許文献40)、アケビ、アロエ、アンズ、カバ、キキョウ、ゴミシ、サンシチニンジン、タウコギ、ナルコユリ、ハコベ、ハマヂシャ、ブクリョウ、ユズの抽出物(特許文献41)、カルカデ、ハイビスカス、シャゼンシ、トウニン、マロニエ、ケイシ、ゴミシ、シコン、センナ、トシシ、ビャッキュウの抽出物(特許文献42)等が挙げられる。しかしながら、糖尿病合併症の予防および治療剤、皮膚外用剤、飲食品としての利用を考えた場合、いずれも長期使用による有効血中濃度維持が必要と予想され、例えば臨床試験に供されたアミノグアニジンの有効血中濃度は比較的高く、血中濃度維持には多量の投与が必要であり、副作用の心配が指摘されている。一方、天然の抗酸化物質や植物抽出エキスについてもその有効性が示されているが、アミノグアニジンに比して飛躍的に低濃度で効果の認められているものは未だ見出されていない。
特開昭62−249909号公報 特開2003−300961号公報 特開2002−302472号公報 特開2001−64158号公報 特開2000−321273号公報 特開2000−256259号公報 特開平11−106371号公報 特開平11−49740号公報 特開平10−324629号公報 特開平10−182460号公報 特開平10−175954号公報 特開平10−167965号公報 特開平10−158244号公報 特開平9−221473号公報 特開平9−221427号公報 特開平9−124471号公報 特開平9−59258号公報 特開平9−59233号公報 特開平9−40626号公報 特開平7−133264号公報 特開平6−305964号公報 特開平6−298738号公報 特開平6−298737号公報 特開平6−287180号公報 特開平6−287179号公報 特開平6−192089号公報 特開平6−135968号公報 特開平5−255130号公報 特開2003−212774号公報 特開平10−36257号公報 特開平9−315960号公報 特開平9−241165号公報 特開平9−221667号公報 特開平9−40519号公報 特開平8−59485号公報 特開平7−324025号公報 特開平7−109215号公報 特開平6−336430号公報 特開2003−212770号公報 特開2002−241299号公報 特開2002−241293号公報 特開平11−106336号公報 Vlassara, H. et al., Lab. Invest., 70, 138-151(1994) Sasaki, N. et al., Brain Res., 888, 256-262(2001) Sasaki, N. et al., Neurosci. Lett., 326, 117-120(2002) Kikuchi, S. et al., Amyotroph. Lateral Scler. Other Motor Neuron Disord., 3, 63-68(2002) Abe, R. et al., J. Invest. Dermatol., 122, 461-467(2004) Fu, MX. et al., J. Biol. Chem., 271, 9982-9986(1996) Glomb, MA. et al., J. Biol. Chem., 270, 10017-10026(1995) Wells-Knecht, KJ. et al., Biochemistry, 34, 3702-3709(1995) Thornalley, PJ. et al., Biochem. J., 344, 109-116(1999) Niwa, T.et al., Nephron, 69, 438(1995).
本発明の目的は、優れたメイラード反応阻害剤及び該メイラード反応阻害剤を有効成分とする皮膚外用剤、糖尿病合併症の予防及び治療剤、飲食品を提供することである。
本発明の要旨は以下のとおりである。
(1)ムラサキ属植物の培養細胞抽出エキス又はその処理物を有効成分として含有するメイラード反応阻害剤。
(2)コーヒー酸重合体を有効成分として含有するメイラード反応阻害剤。
(3)コーヒー酸重合体がロズマリン酸またはその塩、リソスペルミン酸またはその塩、リソスペルミン酸Bまたはその塩、及びエピラブドシンまたはその塩から選ばれる1種または2種以上である請求項2記載のメイラード反応阻害剤。
(4)前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載のメイラード反応阻害剤を有効成分として含有することを特徴とする皮膚外用剤。
(5)次の成分(A)及び(B)を含有するメイラード反応阻害剤組成物。
(A)ムラサキ属植物の培養細胞抽出エキスもしくはその処理物又はコーヒー酸重合体からなる群から選ばれる薬効成分の1種または2種以上、及び
(B)美白剤、抗酸化剤、抗炎症剤、抗菌剤、細胞賦活剤、保湿剤、末梢血管血流促進剤からなる群から選ばれる薬効成分の1種または2種以上。
(6)前記(1)〜(3)のいずれかに記載のメイラード反応阻害剤から選ばれる1種又は2種以上を含有することを特徴とする糖尿病合併症の予防及び治療剤。
(7)前記(1)〜(3)のいずれかに記載のメイラード反応阻害剤から選ばれる1種又は2種以上を含有することを特徴とする飲食品。
本発明によれば、優れたメイラード反応阻害剤及び該メイラード反応阻害剤を有効成分とする皮膚外用剤、糖尿病合併症の予防及び治療剤、飲食品を提供することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられるムラサキ属植物の培養細胞抽出エキスの調製法は、特に限定されないが、ムラサキ属(Lithospermum属)の植物の葉、根、茎等の植物体の一部から培養細胞を樹立し、この細胞、培養液、あるいはこれらの混合物を乾燥した後、抽出することによって得られる。培養細胞を樹立するための原材料となるムラサキ属(Lithospermum属)植物としては、ムラサキ(Lithospermum erythrorhizon et. Zucc.)、セイヨウムラサキ(Lithospermum officinale L.)、イヌムラサキ(Lithospermum arvense L.)、ホタルカズラ(Lithospermum zollingeri A.DC.)等が挙げられ、中でもムラサキ(Lithospermum erythrorhizon et. Zucc.)が好ましい。また、これらムラサキ属植物の産地は特に限定されない。ムラサキの根は紫根と称し、漢方においてその抽出物は抗炎症、抗浮腫、抗腫瘍作用があることが知られている。
ムラサキ属植物の培養細胞の樹立および樹立した培養細胞の培養方法としては特に限定されないが、好ましい培養の例としては、ムラサキ属植物の組織の一部、例えば子葉から無菌的にカルスを取得し、更にこの中からp−O−β−D−グルコシル安息香酸(PHBOG)含量が高く維持された株を取得し、14日毎に継代培養して細胞を増殖させ、次にこの継代培養細胞をコーヒー酸重合体生産誘導培地、例えばM−9の液体培地で培養して、ナフトキノン由来の紫色を呈さず、コーヒー酸重合体含量の高い細胞株を取得する方法が挙げられる。以上の方法により得られたコーヒー酸重合体含量の高い細胞株から調製された抽出エキスは、ナフトキノンを含み紫色を呈する紫根から調製された抽出エキスとは明らかに成分、色調等の点で異なり、細胞株から調製した抽出エキスがメーラード反応阻害作用を示すことは想定できなかった。
ムラサキ属植物培養細胞からの抽出エキス調製に際し、用いられる抽出溶媒としては、例えば水、低級1価アルコール(メチルアルコール、エチルアルコール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール等)、液状多価アルコール(グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等)、低級アルキルエステル(酢酸エチル等)、炭化水素(ベンゼン、ヘキサン、ペンタン等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン等)、エーテル類(ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジプロピルエーテル等)、アセトニトリル等が挙げられ、一種又は二種以上を用いることができる。
好ましい抽出方法の例としては、水、エチルアルコール、あるいは、これらの混合溶媒を用い、室温で、又は加温して1〜5日間抽出を行った後ろ過し、得られた濾液を更に1週間程放置して熟成させ、再びろ過を行う方法が挙げられる。なお、水とエチルアルコールの混合溶媒のこれらの配合割合(容量%)は、抽出用の材料、抽出条件などにより適宜選択できる。
このようにして得られる抽出エキスは、そのまま本発明のメイラード反応阻害剤等の有効成分として用いることができる。また、当該抽出エキスをイオン交換クロマトグラフィー、ゲルろ過クロマトグラフィー、透析等の各種精製手段により処理し、メイラード反応阻害活性を指標に活性画分を得ることにより更に活性を高めた処理物として用いてもよい。
また、本発明のコーヒー酸重合体はコーヒー酸が2分子以上重合した構造を分子内に含有する化合物およびその塩であり、好ましくはコーヒー酸が2分子から4分子重合したコーヒー酸重合体であり、その好例としては特に限定されないが、例えばロズマリン酸、リソスペルミン酸、リソスペルミン酸B、エピラブドシン、リソスペルミン酸マグネシウム塩、リソスペルミン酸Bマグネシウム塩、リソスペルミン酸アンモニウム/カリウム塩、リソスペルミン酸Bカルシウム/マグネシウム塩などが挙げられる。
本発明のメイラード反応阻害剤は、ムラサキ属植物の培養細胞抽出エキスまたはその処理物を有効成分とし、必要に応じて製剤用の担体及び希釈剤の少なくとも一方を、更には、各種添加剤など、を含んだメイラード反応阻害剤組成物として調製してもよい。また、本発明のメイラード反応阻害剤組成物として、先に挙げた成分(A)及び成分(B)を含むものにおける、成分(A)と成分(B)の割合は、特に限定されず広範囲に選択することができるが、通常、組成物全重量に対して、成分(A)は0.001〜10重量%、好ましくは0.01〜5重量%であればよく、成分(B)は0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%であればよい。
本発明のメイラード反応阻害剤はメイラード反応を阻害するものであればよく、これらは例えば試験検体の有無条件下の比較において、メイラード反応の進行により生成するAGEs生成中間化合物やAGEsの生成抑制度を測定し、算出比較する方法や、AGEsの特徴である蛍光を検出しその生成抑制度を算出することなどの方法により特定されるものであり、その形状は特に限定されない。
本発明のメイラード反応阻害剤を有効成分とする皮膚外用剤、糖尿病合併症の予防及び治療剤、飲食品には本発明のメイラード反応阻害剤の外に、通常医薬品や化粧品等に用いられる担体や希釈剤としての成分、例えば、粉末成分、液体油脂、固体油脂、ロウ、炭化水素油、高級脂肪酸、エステル油、シリコーン油、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、水溶性高分子、増粘剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、アルコール類、糖類、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調製剤、ビタミン、抗酸化剤、酸化防止助剤、保湿剤、水、美白剤、抗炎症剤、抗菌剤、細胞賦活剤、末梢血管血流促進剤等を必要に応じて適宜配合し、溶液状、ジェル状、乳化状、固形状、粉体状、ペースト状、皮膜状、エアゾール状の化粧料等、目的とする剤形に応じて一般的に知られた方法により製造することが出来る。以下に具体的な配合可能成分を列挙するが、本発明のメイラード反応阻害剤と、下記成分の任意の1種又は2種以上とを配合して本発明の皮膚外用剤、糖尿病合併症の予防及び治療剤、飲食品を調製することができる。
粉末成分としては、例えば、無機粉末(例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、窒化ホウ素等);有機粉末(例えば、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)等);無機白色顔料(例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等);無機赤色系顔料(例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等);無機褐色系顔料(例えば、γ−酸化鉄等);無機黄色系顔料(例えば、黄酸化鉄、黄土等);無機黒色系顔料(例えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等);無機紫色系顔料(例えば、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット等);無機緑色系顔料(例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等);無機青色系顔料(例えば、群青、紺青等);パール顔料(例えば、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等);金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等);ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、青色404号、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号等);天然色素(例えば、クロロフィル、β−カロチン等)等が挙げられる。
液体油脂としては、例えば、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン等が挙げられる。
固体油脂としては、例えば、カカオ脂、ヤシ油、硬化ヤシ油、パーム油、パーム核油、モクロウ核油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
ロウとしては、例えば、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等が挙げられる。
炭化水素油としては、例えば、流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。
高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、トール油脂肪酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等が挙げられる。
エステル油としては、例えば、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸n−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸2−エチルヘキシル、クエン酸トリエチル等が挙げられる。
シリコーン油としては、例えば、鎖状ポリシロキサン(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等);環状ポリシロキサン(例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等)、3次元網目構造を形成しているシリコーン樹脂、シリコーンゴム、各種変性ポリシロキサン(アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等)等が挙げられる。
アニオン界面活性剤としては、例えば、脂肪酸セッケン(例えば、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等);高級アルキル硫酸エステル塩(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等);アルキルエーテル硫酸エステル塩(例えば、POE−ラウリル硫酸トリエタノールアミン、POE−ラウリル硫酸ナトリウム等);N−アシルサルコシン酸(例えば、ラウロイルサルコシンナトリウム等);高級脂肪酸アミドスルホン酸塩(例えば、N−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウリルメチルタウリンナトリウム等);リン酸エステル塩(POE−オレイルエーテルリン酸ナトリウム、POE−ステアリルエーテルリン酸等);スルホコハク酸塩(例えば、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等);アルキルベンゼンスルホン酸塩(例えば、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等);高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩(例えば、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等);N−アシルグルタミン酸塩(例えば、N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸モノナトリウム等);硫酸化油(例えば、ロート油等);POE−アルキルエーテルカルボン酸;POE−アルキルアリルエーテルカルボン酸塩;α−オレフィンスルホン酸塩;高級脂肪酸エステルスルホン酸塩;二級アルコール硫酸エステル塩;高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩;ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム;N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン;カゼインナトリウム等が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩(例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等);アルキルピリジニウム塩(例えば、塩化セチルピリジニウム等);塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジアルキルジメチルアンモニウム塩;塩化ポリ(N,N'−ジメチル−3,5−メチレンピペリジニウム);アルキル四級アンモニウム塩;アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩;アルキルイソキノリニウム塩;ジアルキルモリホニウム塩;POE−アルキルアミン;アルキルアミン塩;ポリアミン脂肪酸誘導体;アミルアルコール脂肪酸誘導体;塩化ベンザルコニウム;塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、イミダゾリン系両性界面活性剤(例えば、2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等);ベタイン系界面活性剤(例えば、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)等が挙げられる。
親油性非イオン界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等);グリセリンポリグリセリン脂肪酸類(例えば、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α'−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等);プロピレングリコール脂肪酸エステル類(例えば、モノステアリン酸プロピレングリコール等);硬化ヒマシ油誘導体;グリセリンアルキルエーテル等が挙げられる。
親水性非イオン界面活性剤としては、例えば、POE−ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、POE−ソルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンモノステアレート、POE−ソルビタンモノオレート、POE−ソルビタンテトラオレエート等);POEソルビット脂肪酸エステル類(例えば、POE−ソルビットモノラウレート、POE−ソルビットモノオレエート、POE−ソルビットペンタオレエート、POE−ソルビットモノステアレート等);POE−グリセリン脂肪酸エステル類(例えば、POE−グリセリンモノステアレート、POE−グリセリンモノイソステアレート、POE−グリセリントリイソステアレート等のPOE−モノオレエート等);POE−脂肪酸エステル類(例えば、POE−ジステアレート、POE−モノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール等);POE−アルキルエーテル類(例えば、POE−ラウリルエーテル、POE−オレイルエーテル、POE−ステアリルエーテル、POE−ベヘニルエーテル、POE−2−オクチルドデシルエーテル、POE−コレスタノールエーテル等);プルロニック型類(例えば、プルロニック等);POE・POP−アルキルエーテル類(例えば、POE・POP−セチルエーテル、POE・POP−2−デシルテトラデシルエーテル、POE・POP−モノブチルエーテル、POE・POP−水添ラノリン、POE・POP−グリセリンエーテル等);テトラPOE・テトラPOP−エチレンジアミン縮合物類(例えば、テトロニック等);POE−ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体(例えば、POE−ヒマシ油、POE−硬化ヒマシ油、POE−硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE−硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE−硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE−硬化ヒマシ油マレイン酸等);POE−ミツロウ・ラノリン誘導体(例えば、POE−ソルビットミツロウ等);アルカノールアミド(例えば、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等);POE−プロピレングリコール脂肪酸エステル;POE−アルキルアミン;POE−脂肪酸アミド;ショ糖脂肪酸エステル;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;トリオレイルリン酸等が挙げられる。
天然の水溶性高分子としては、例えば、植物系高分子(例えば、アラビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸);微生物系高分子(例えば、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等);動物系高分子(例えば、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等)等が挙げられる。
半合成の水溶性高分子としては、例えば、デンプン系高分子(例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等);セルロース系高分子(メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末等);アルギン酸系高分子(例えば、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等)等が挙げられる。
合成の水溶性高分子としては、例えば、ビニル系高分子(例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー等);ポリオキシエチレン系高分子(例えば、ポリエチレングリコール20,000、40,000、60,000のポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体等);アクリル系高分子(例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等);ポリエチレンイミン;カチオンポリマー等が挙げられる。
増粘剤としては、例えば、アラビアガム、カラギーナン、カラヤガム、トラガカントガム、キャロブガム、クインスシード(マルメロ)、カゼイン、デキストリン、ゼラチン、ペクチン酸ナトリウム、アラギン酸ナトリウム、メチルセルロース、エチルセルロース、CMC、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、PVA、PVM、PVP、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ローカストビーンガム、グアーガム、タマリントガム、ジアルキルジメチルアンモニウム硫酸セルロース、キサンタンガム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ベントナイト、ヘクトライト、ケイ酸AlMg(ビーガム)、ラポナイト、無水ケイ酸等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては下記化合物が挙げられる。
(1)安息香酸系紫外線吸収剤
例えば、パラアミノ安息香酸(以下、PABAと略す)、PABAモノグリセリンエステル、N,N−ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N−ジエトキシPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAブチルエステル、N,N−ジメチルPABAエチルエステルなど。
(2)アントラニル酸系紫外線吸収剤
例えば、ホモメンチル−N−アセチルアントラニレートなど。
(3)サリチル酸系紫外線吸収剤
例えば、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p−イソプロパノールフェニルサリシレートなど。
(4)ケイ皮酸系紫外線吸収剤
例えば、オクチルシンナメート、エチル−4−イソプロピルシンナメート、メチル−2,5−ジイソプロピルシンナメート、エチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、メチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、プロピル−p−メトキシシンナメート、イソプロピル−p−メトキシシンナメート、イソアミル−p−メトキシシンナメート、オクチル−p−メトキシシンナメート(2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート)、2−エトキシエチル−p−メトキシシンナメート、シクロヘキシル−p−メトキシシンナメート、エチル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、2−エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイル−ジパラメトキシシンナメートなど。
(5)トリアジン系紫外線吸収剤
例えば、ビスレゾルシニルトリアジン。さらに具体的には、ビス{〔4−(2−エチルヘキシロキシ)−2−ヒドロキシ〕フェニル}−6−(4−メトキシフェニル)1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス{4−(2−エチルヘキシロキシカルボニル)アニリノ}1,3,5−トリアジンなど。
(6)その他の紫外線吸収剤
例えば、3−(4'−メチルベンジリデン)−d,l−カンファー、3−ベンジリデン−d,l−カンファー、2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール、2−ヒドロキシ−4−メトキシフェニルベンゾトリアゾール、2−(2'−ヒドロキシ−5'−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ジベンザラジン、ジアニソイルメタン、4−メトキシ−4'−t−ブチルジベンゾイルメタン、5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンタン−2−オン、ジモルホリノピリダジノン等のピリダジン誘導体など。
金属イオン封鎖剤としては、例えば、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸3ナトリウム等が挙げられる。
低級アルコールとしては、例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、t−ブチルアルコール等が挙げられる。
多価アルコールとしては、例えば、2価のアルコール(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、2,3−ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2−ブテン−1,4−ジオール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール等);3価のアルコール(例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン、1,2,6−ヘキサントリオール等);4価アルコール(例えば、ペンタエリスリトール等);5価アルコール(例えば、キシリトール等);6価アルコール(例えば、ソルビトール、マンニトール等);多価アルコール重合体(例えば、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等);2価のアルコールエーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ2−メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル等);多価アルコール重合体アルキルエーテル類(例えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等);2価アルコールエーテルエステル(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェニルエーテルアセテート等);グリセリンモノアルキルエーテル(例えば、キミルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等);糖アルコール(例えば、ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マンニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フルクトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトース、デンプン分解糖還元アルコール等);グリソリッド;テトラハイドロフルフリルアルコール;POE−テトラハイドロフルフリルアルコール;POP−ブチルエーテル;POP・POE−ブチルエーテル;トリポリオキシプロピレングリセリンエーテル;POP−グリセリンエーテル;POP−グリセリンエーテルリン酸;POP・POE−ペンタンエリスリトールエーテル、ポリグリセリン等が挙げられる。
高級アルコールとしては、例えば、直鎖アルコール(例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等);分枝鎖アルコール(例えば、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2−デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等)等が挙げられる。
単糖としては、例えば、三炭糖(例えば、D−グリセリルアルデヒド、ジヒドロキシアセトン等);四炭糖(例えば、D−エリトロース、D−エリトルロース、D−トレオース、エリスリトール等);五炭糖(例えば、L−アラビノース、D−キシロース、L−リキソース、D−アラビノース、D−リボース、D−リブロース、D−キシルロース、L−キシルロース等);六炭糖(例えば、D−グルコース、D−タロース、D−ブシコース、D−ガラクトース、D−フルクトース、L−ガラクトース、L−マンノース、D−タガトース等);七炭糖(例えば、アルドヘプトース、ヘプロース等);八炭糖(例えば、オクツロース等);デオキシ糖(例えば、2−デオキシ−D−リボース、6−デオキシ−L−ガラクトース、6−デオキシ−L−マンノース等);アミノ糖(例えば、D−グルコサミン、D−ガラクトサミン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等);ウロン酸(例えば、D−グルクロン酸、D−マンヌロン酸、L−グルロン酸、D−ガラクツロン酸、L−イズロン酸等)等が挙げられる。
オリゴ糖としては、例えば、ショ糖、ウンベリフェロース、ラクトース、プランテオース、イソリクノース類、α,α−トレハロース、ラフィノース、リクノース類、ウンビリシン、スタキオースベルバスコース類等が挙げられる。
多糖としては、例えば、セルロース、クインスシード、コンドロイチン硫酸、デンプン、ガラクタン、デルマタン硫酸、グリコーゲン、アラビアガム、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、キサンタンガム、ムコイチン硫酸、グアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカストビンガム、サクシノグルカン、カロニン酸等が挙げられる。
アミノ酸としては、例えば、中性アミノ酸(例えば、スレオニン、システイン等);塩基性アミノ酸(例えば、ヒドロキシリジン等)等が挙げられる。また、アミノ酸誘導体として、例えば、アシルサルコシンナトリウム(ラウロイルサルコシンナトリウム)、アシルグルタミン酸塩、アシルβ−アラニンナトリウム、グルタチオン、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。
有機アミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、トリイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール等が挙げられる。
高分子エマルジョンとしては、例えば、アクリル樹脂エマルジョン、ポリアクリル酸エチルエマルジョン、アクリルレジン液、ポリアクリルアルキルエステルエマルジョン、ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン、天然ゴムラテックス等が挙げられる。
pH調製剤としては、例えば、乳酸−乳酸ナトリウム、クエン酸−クエン酸ナトリウム、コハク酸−コハク酸ナトリウム等の緩衝剤等が挙げられる。
ビタミンとしては、例えば、ビタミンA、B1、B2、B6、C、Eおよびその誘導体、パントテン酸およびその誘導体、ビオチン等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、ビタミンE及びその誘導体(dl−α(β、γ)−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸−dl−α−トコフェロール、リノール酸−dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロール等のトコフェロール及びその誘導体、ユビキノン類等)、ビタミンA及びその誘導体(パルミチン酸レチノール、酢酸レチノール等のレチノール及びその誘導体、デヒドロレチナール等のレチナール及びその誘導体等)、カロチノイド(カロチン、リコピン、アスタキサンチン等)、ビタミンB及びその誘導体(チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩、リボフラビン、酢酸リボフラビン、塩酸ピリドキシン、ピリドキシンジオクタノエート、フラビンアデニンジヌクレオチド、シアノコバラミン、葉酸類、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸類、コリン類等)、ビタミンC及びその誘導体(ジパルミチン酸L−アスコルビルやテトライソパルミチン酸L−アスコルビル等のL−アスコルビン酸アルキルエステル、L−アスコルビン酸リン酸エステル、L−アスコルビン酸硫酸エステル等)、ビタミンD及びその誘導体(エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、ジヒドロキシスタナール等)、ルチン及びその誘導体、チオタウリン、タウリン、ハイドロキノン及びその誘導体、ヒスチジン、カテキン及びその誘導体、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン及びこれらを含有するカンゾウ抽出物、グルタチオン及びその誘導体、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸及びその誘導体、コレステロール及びその誘導体、スーパーオキサイドディスムターゼ、マンニトール、キュウリ抽出物、ケイケットウ抽出物、ゲンチアナ(リンドウ)抽出物、ゲンノショウコ抽出物、サンザシ抽出物、シャクヤク抽出物、イチョウ抽出物、コガネバナ(オウゴン)抽出物、ニンジン抽出物、マイカイカ(マイカイ、ハマナス)抽出物、サンペンズ(カワラケツメイ)抽出物、トルメンチラ抽出物、パセリ抽出物、ブドウ抽出物、ボタン(ボタンピ)抽出物、モッカ(ボケ)抽出物、メリッサ抽出物、ヤシャジツ(ヤシャ)抽出物、ユキノシタ抽出物、ローズマリー(マンネンロウ)抽出物、レタス抽出物、茶抽出物(烏龍茶、紅茶、緑茶等)、微生物醗酵代謝産物、海藻抽出物、霊芝抽出物、卵殻膜抽出物、胎盤抽出物、羅漢果抽出物等が挙げられる。(尚、かっこ内は、植物の別名、生薬名等を記載した。)
酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェイト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げられる。
保湿剤としては、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル−12−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl−ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物等が挙げられる。
美白剤としては、ビタミンC及びその誘導体(ジパルミチン酸L−アスコルビル、テトライソパルミチン酸L−アスコルビル等のL−アスコルビン酸アルキルエステル、L−アスコルビン酸リン酸エステル、L−アスコルビン酸硫酸エステル等)、胎盤抽出物、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン及びこれらを含有するカンゾウ抽出物、ハトムギ(ヨクイニン)抽出物、コガネバナ(オウゴン)抽出物、海藻抽出物(コンブ、マコンブ、ワカメ、ヒジキ、ヒバマタ、スジメ、トロロコンブ、カジメ、ツルアラメ、チガイソ、ホンダラワ、ジャイアントケルプ等の褐藻類;テングサ、ツノマタ、スギノリ、ウスバノリ、アサクサノリ、マツノリ、トサカマツ、フノリ、オゴノリ、カイメンソウ、イギス、エゴノリ等の紅藻類;クロレラ、アオノリ、ドナリエラ、クロロコッカス、アナアオサ、カワノリ、マリモ、シオグサ、カサノリ、フトジュズモ、タマジュズモ、ヒトエグサ、アオミドロ等の緑藻類;スピルリナ等の藍藻類等)、ビャクレン抽出物、センプクカ抽出物、ブドウ抽出物、コムギ抽出物、トマト抽出物、カロチノイド(カロチン、リコピン、アスタキサンチン等)、アガロース、オリゴサッカライド、ネオアガロビオース、ハイドロキノン及びその誘導体、システイン及びその誘導体、アスパラガス抽出物、イブキトラノオ抽出物、ノイバラ(エイジツ)抽出物、エゾウコギ抽出物、エンドウ豆抽出物、カミツレ抽出物、ケイケットウ抽出物、オレンジ抽出物、キイチゴ抽出物、キウイ抽出物、クララ(クジン)抽出物、コーヒー抽出物、ゴマ油、エゴマ油、ゴカヒ抽出物、コメ抽出物、コメヌカ抽出物、サイシン抽出物、サンザシ抽出物、カワラケツメイ(サンペンズ)抽出物、シャクヤク抽出物、シラユリ抽出物、クワ(ソウハクヒ)抽出物、トウキ抽出物、ブナノキ抽出物、ブナの芽抽出物、ブラックカラント抽出物、ホップ抽出物、マイカイカ(マイカイ、ハマナス)抽出物、ボケ(モッカ)抽出物、ユキノシタ抽出物、茶抽出物(烏龍茶、紅茶、緑茶等)、霊芝抽出物、微生物醗酵代謝産物、大豆抽出物、糖蜜抽出物、羅漢果抽出物等が挙げられる。(尚、かっこ内は、植物の別名、生薬名等を記載した。)
抗炎症剤としては、グリチルリチン酸及びその誘導体、グリチルレチン酸及びその誘導体、ビタミンB及びその誘導体(チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩、リボフラビン、酢酸リボフラビン、塩酸ピリドキシン、ピリドキシンジオクタノエート、フラビンアデニンジヌクレオチド、シアノコバラミン、葉酸類、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸類、コリン類、トラネキサム酸、チオタウリン、ヒポタウリン、アロエ抽出物、アシタバ抽出物、アルテア抽出物、アルニカ抽出物、イオウ及びその誘導体、イラクサ抽出物、カワラヨモギ(インチンコウ)抽出物、ウコン抽出物、キハダ(オウバク)抽出物、オトギリソウ抽出物、カミツレ抽出物、コンフリー(ヒレハリソウ)抽出物、スイカズラ(キンギンカ)抽出物、クレソン抽出物、サルビア(セージ)抽出物、ワレモコウ(ジユ)抽出物、シソ抽出物、シラカバ抽出物、ニワトコ抽出物、ガマ(ホオウ)抽出物、ムクロジ抽出物、ユーカリ抽出物、ヨモギ抽出物、レンゲソウ抽出物、コンドロイチン硫酸及びその誘導体、酸化亜鉛等が挙げられる。(尚、かっこ内は、植物の別名、生薬名等を記載した。)
抗菌剤としては、メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン、フェノキシエタノール等が挙げられる。
細胞賦活剤としては、カロチノイド(カロチン、リコピン、アスタキサンチン等)、ビタミンA及びその誘導体(パルミチン酸レチノール、酢酸レチノール等のレチノール及びその誘導体;デヒドロレチナール等のレチナール及びその誘導体等)、ビタミンC及びその誘導体(ジパルミチン酸L−アスコルビルやテトライソパルミチン酸L−アスコルビル等のL−アスコルビン酸アルキルエステル、L−アスコルビン酸リン酸エステル、L−アスコルビン酸硫酸エステル等)、ビタミンB及びその誘導体(チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩、リボフラビン、酢酸リボフラビン、塩酸ピリドキシン、ピリドキシンジオクタノエート、フラビンアデニンジヌクレオチド、シアノコバラミン、葉酸類、ニコチン酸アミドやニコチン酸ベンジル等のニコチン酸類、コリン類等)、リボ核酸及びその塩、デオキシリボ核酸及びその塩、α−及びγ−リノレン酸、キサンチン及びその誘導体(カフェイン等)、アミノ酸及びその誘導体(セリン、グルタミン酸、テアニン、ヒドロキシプロリン、ピロリドンカルボン酸等)、ドコサヘキサエン酸及びその誘導体、エイコサペンタエン酸及びその誘導体、クエン酸、乳酸、リンゴ酸、コハク酸、アーモンド抽出物、アスパラガス抽出物、アンズ(キョウニン)抽出物、イチョウ抽出物、キハダ(オウバク)抽出物、オオムギ(バクガ)抽出物、キウイ抽出物、キュウリ抽出物、シイタケ抽出物、スギナ抽出物、センブリ抽出物、ダイズ抽出物、ナツメ(タイソウ)抽出物、ツボクサ抽出物、トウガラシ抽出物、トウキンセンカ抽出物、トマト抽出物、ニンニク抽出物、ニンジン抽出物、ヒノキチオール、ブクリョウ抽出物、ブドウ種子油、ブナノキ抽出物、ブナの芽抽出物、モモ抽出物、ユーカリ抽出物、ユリ抽出物、レタス抽出物、レモン抽出物、ローズマリー(マンネンロウ)抽出物、麦芽根抽出物、動物由来抽出物(イカスミ等軟体動物抽出物、貝殻抽出物、貝肉抽出物、魚肉抽出物、鶏冠抽出物、ローヤルゼリー、シルクプロテイン及びその分解物、胎盤抽出物、血清除蛋白抽出物、ラクトフェリン又はその分解物等)、酵母抽出物、微生物醗酵代謝産物(乳酸菌、ビフィズス菌等由来)、霊芝抽出物等が挙げられる。(尚、かっこ内は、植物の別名、生薬名等を記載した。)
末梢血管血流促進剤としては、ビタミンE及びその誘導体、センブリエキス、ニンニクエキス、ショウガエキス、トウガラシエキス、ローズマリーエキス等が挙げられる。
本発明のメイラード反応阻害剤と前記の1種以上の成分とを組み合わせて多機能化粧料として提供することもできる。
本発明のメイラード反応阻害剤を化粧料又は医薬部外品に配合する場合、ムラサキ属植物の培養細胞抽出エキス又はその処理物の配合量は、化粧品又は医薬部外品全量に対し、固形物に換算して、通常0.001〜10重量%、好ましくは0.01〜5重量%であり、コーヒー酸重合体の配合量は、化粧品又は医薬部外品全量に対し、通常0.0001〜5重量%、好ましくは0.001〜2重量%である。
以下、参考例、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[参考例1]Lithospermum erythrorhizon由来培養細胞からのムラサキ培養細胞抽出エキスの調製
リンスマイヤー・スクーグ(LS)の寒天個体培地に、前もって2%アンチホルミン溶液または70%エタノール溶液等で滅菌処理したムラサキの子葉の組織片を置床し、25℃、暗所にて静置培養してムラサキのカルスを得た。継代をくり返すことにより、数多くのフラスコからp−O−β―D−グルコシル安息香酸(PHBOG)含量が高く維持されたM−18TOM株を取得した。次にM−18TOM株のカルス1g(新鮮重)をLSの液体培地(ただし植物ホルモンとして1μMインドール酢酸および10μMカイネチン、炭素源として30g/lシュークロースを含む)20ml入りの三角フラスコに移し、ロータリーシェーカー上で旋回培養(振幅25mm、100rpm)し、14日毎に継代し、カルスの生育速度を速めた。液体培養による継代過程において試験的にM−9の液体培地で培養したところ、シコニンを生産する培養細胞の入ったフラスコと生産しない培養細胞が入ったフラスコがあり、生産する培養細胞をM−18TOM株、生産しない培養細胞をWM18株とした。更にM−18TOM株を継代培養するうち、シコニンを生産しない培養細胞株を分離し、この新たに得られたシコニンを生産しない株をTomK2株とした。
このようにして得られたTomK2株培養細胞を、M−9の液体培地150l入りの培養槽に移し、25℃、21日間通気攪拌培養した。培養終了後、ろ過により培養細胞と培養液を分離し、得られた培養細胞を60℃で通風乾燥した。Lithospermum erythrorhizon培養細胞(TomK2株)乾燥品100gに、80vol%エチルアルコール溶液1Lを加え、室温にて3日間抽出を行った後、濾過し、減圧下で溶媒を留去してムラサキ培養細胞抽出エキスを得た。
[参考例2]コーヒー酸重合体の取得
ムラサキ培養細胞抽出エキスを低圧カラムクロマトグラフィー(カラム:φ45X500mm、充填剤:ワコーシル25C18(15−30μm)、溶媒:30%メタノール水溶液〜100%メタノールのリニアグラディエント)に供し、各コーヒー酸重合体化合物(ロズマリン酸、リソスペルミン酸、リソスペルミン酸B、エピラブドシン)に相当するピーク部分を分取し、各分取画分の溶媒を減圧下留去して目的のコーヒー酸重合体を取得した。
[実施例1]
AGEsに由来する蛍光強度を指標として、メイラード反応の阻害効果を評価した。最終濃度0.9mg/mLのI型コラーゲン、200mMグルコース、15mMアジ化
ナトリウム、5%DMSOに溶解した25μg/mLムラサキ培養細胞抽出エキスを混合し、遮光チューブ内にて37℃、湿度100%下インキュベーションした。溶液は2日に一度の割合で攪拌し、インキュベーション0時間の蛍光強度を対照とし、3週間後に認められる蛍光強度をex.335nm、em.420nmにて測定し、その変化を比較した。結果を表1に示す。
[実施例2]
被検物質が100nMのエピラブドシンまたはリソスペルミン酸Bまたはリソスペルミン酸またはロズマリン酸またはコーヒー酸である以外は実施例1記載の方法と同様に実施した。結果を表1に示す。
[比較例1]
ムラサキ培養細胞抽出エキスの代わりに100μMまたは100nMのアミノグアニジンを用いた以外は実施例1記載の方法と同様に実施した。結果を表1に示す。
[比較例2]
ムラサキ培養細胞抽出エキス無添加である以外は実施例1記載の方法と同様に実施した。結果を表1に示す。
Figure 2008214250
陽性対象として用いた100μMアミノグアニジンの添加で70%のAGEsに由来する蛍光強度の阻害が認められ、25μg/mLムラサキ培養細胞抽出エキスおよび100nMエピラブドシン添加によっても70%の阻害を認めた。エピラブドシンはアミノグアニジンに比して1/1000濃度で同程度の阻害効果を示した。アミノグアニジンは100nM濃度では阻害が認められなかった。
[実施例3]
コラーゲンとグルコースによるメイラード反応における中間生成物として知られる3−デオキシグルコソンの生成量を指標として、メイラード反応阻害効果を評価した。実施例1と同様の方法でインキュベーションした試料中に含まれる3−デオキシグルコソンを、2,3−ジアミノナフタレン誘導体化し、以下の条件で2,3−ブタンジオンを内部標準物質としてHPLCにより定量した。結果を表2に示す。
HPLC条件
カラム:COSMOSIL 5PE−MS(4.6x250mm、ナカライテスク製)
測定波長:268nm
移動層:50mMリン酸:アセトニトリル:メタノール=6:2:2
流速:1.0mL/分
[実施例4]
被検物質が100μMまたは100nMのエピラブドシンまたはリソスペルミン酸Bまたはリソスペルミン酸またはロズマリン酸またはコーヒー酸である以外は実施例3記載の方法と同様に実施した。結果を表2に示す。
[比較例3]
ムラサキ培養細胞抽出エキスの代わりに100μMまたは100nMのアミノグアニジンを用いた以外は実施例3記載の方法と同様に実施した。結果を表2に示す。
[比較例4]
ムラサキ培養細胞抽出エキス無添加である以外は実施例3記載の方法と同様に実施した。結果を表2に示す。
Figure 2008214250
ムラサキ培養細胞抽出エキスおよびコーヒー酸重合体ではアミノグアニジンと同等以上の強い3−デオキシグルコソン生成阻害効果を認めた。
[実施例5]
牛血清アルブミン(BSA、Sigma-Aldrich製)とグルコースによるメイラード反応における3−デオキシグルコソンの生成量を指標として、メイラード反応阻害効果を評価した。実施例1の方法においてタンパク基質としてI型コラーゲンの代わりに最終濃度50mg/mLのBSAを用いた以外は実施例3と同様に実施した。結果を表3に示す。
[実施例6]
被検物質が100μMまたは100nMのエピラブドシンまたはリソスペルミン酸Bまたはリソスペルミン酸またはロズマリン酸またはコーヒー酸である以外は実施例5記載の方法と同様に実施した。結果を表3に示す。
[比較例5]
ムラサキ培養細胞抽出エキスの代わりに100μMまたは100nMのアミノグアニジンを用いた以外は実施例5記載の方法と同様に実施した。結果を表3に示す。
[比較例6]
ムラサキ培養細胞抽出エキス無添加である以外は実施例5記載の方法と同様に実施した。結果を表3に示す。
Figure 2008214250
ムラサキ培養細胞抽出エキスおよびコーヒー酸重合体ではアミノグアニジンと同等以上の強い3−デオキシグルコソン生成阻害効果を認めた。
[実施例7]
通常コラーゲン繊維はコラーゲン分解酵素コラゲナーゼ処理により、α1繊維の生成が認められる。しかしメイラード反応が進行しコラーゲン繊維が変性すると、コラゲナーゼの作用を受け難くなることからα1繊維の生成は抑制される。このことからメイラード反応によるコラーゲン繊維の変性を、コラゲナーゼ処理後に認められるα1繊維の生成を測定することにより評価した。すなわち、50μlの実施例1と同様の方法でインキュベーションした9週間後の試料、16.09unitのコラゲナーゼ(IV型、
from clostridium histolyticum、 715 unit/mg solid、Sigma-aldrich製)、0.1mol/l CaCl2の50mM Tris-HCl緩衝液溶液(ph 7.5、4℃) を混合し、37℃、1時間インキュベートした後、8000×gで10分間遠心分離し得られた上清24μlを10%SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動に附した。検出したα1繊維のバンドをスキャナ(EPSON ES-2200)でPCに取り込み、定量的画像解析法(L Process V2.0及びImage GaugeV4.0, FUJI PHOTOFILM Co, Ltd.)により定量化した。結果を表4に示す。
[実施例8]
被検物質が100μMまたは100nMのエピラブドシンまたはリソスペルミン酸Bまたはリソスペルミン酸またはロズマリン酸またはコーヒー酸である以外は実施例7記載の方法と同様に実施した。結果を表4に示す。
[比較例7]
ムラサキ培養細胞抽出エキスの代わりに100μMまたは100nMのアミノグアニジンを用いた以外は実施例7記載の方法と同様に実施した。結果を表4に示す。
[比較例8]
ムラサキ培養細胞抽出エキス無添加である以外は実施例7記載の方法と同様に実施した。結果を表4に示す。
Figure 2008214250
ムラサキ培養細胞抽出エキス、エピラブドシン、リソスペルミン酸B、リソスペルミン酸は100nM濃度において、ロズマリン酸は100μM濃度において、無添加と比較してα1繊維バンドの強度が高く、コラーゲン繊維の変性が抑制されていた。特にムラサキ培養細胞抽出エキス、エピラブドシンはアミノグアニジンに比して非常に高いα1繊維バンド強度を示した。
以下に、種々の剤型と本発明によるメイラード反応阻害剤含有抗老化化粧料の配合例(重量基準)を製造例として記述する。
[製造例1] 化粧水
(成分) (%)
(1)グリセリン: 10.0
(2)1,3−ブチレングリコール: 6.0
(3)ムラサキ培養細胞抽出エキス*1: 1.0
(4)クエン酸: 0.1
(5)クエン酸ナトリウム: 0.3
(6)精製水: 残量
(7)ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油:0.5
(8)エチルアルコール: 8.0
(9)防腐剤: 適量
(10)香料: 適量
*1 参考例1で製造したもの
(製法)
A.成分(1)〜(6)を混合溶解する。
B.成分(7)〜(10)を混合溶解する。
C.AとBを混合して均一にし、化粧水を得た。
[製造例2] 乳液
(成分) (%)
(1)モノステアリン酸ソルビタン: 0.3
(2)モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン
(20.E.O.): 0.1
(3)親油型モノステアリン酸グリセリン: 0.2
(4)ステアリン酸: 0.5
(5)セタノール: 0.5
(6)スクワラン: 3.0
(7)流動パラフィン: 4.0
(8)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル: 2.0
(9)メチルポリシロキサン: 1.0
(10)水素添加大豆リン脂質: 0.1
(11)ニコチン酸dl−α−トコフェロール: 0.05
(12)防腐剤: 適量
(13)カルボキシビニルポリマー水溶液(10%): 1.0
(14)水酸化ナトリウム: 0.05
(15)グリセリン: 5.0
(16)1,3−ブチレングリコール: 7.0
(17)精製水: 残量
(18)エチルアルコール: 5.0
(19)ムラサキ培養細胞抽出エキス: 0.1
(20)L―オキシプロリン: 0.2
(21)麻セルロース末: 3.0
(22)香料: 適量
(製法)
A.成分(13)〜(17)を加熱混合し、70℃に保つ。
B.成分(1)〜(12)を加熱混合し、70℃に保つ。
C.AにBを加えて混合し、均一に乳化する。
D.Cを冷却後(18)〜(22)を加え、均一に混合して乳液を得た。
[製造例3] 軟膏
(成分) (%)
(1)ステアリン酸: 18.0
(2)セタノール: 4.0
(3)dl−α−トコフェロール: 0.2
(4)防腐剤: 適量
(5)トリエタノールアミン: 2.0
(6)グリセリン: 5.0
(7)精製水: 残量
(8)ムラサキ培養細胞抽出エキス: 1.0
(9)グリチルリチン酸ジカリウム: 0.5
(10)酵母抽出物: 0.5
(製法)
A.成分(5)、(6)及び(7)の一部を加熱混合し、75℃に保つ。
B.成分(1)〜(4)を加熱混合し、75℃に保つ。
C.AをBに徐々に加える。
D.Cを冷却しながら(7)の残部で溶解した(8)〜(10)を加え、軟膏を得た。
[製造例4] パック
(成分) (%)
(1)ポリビニルアルコール: 15.0
(2)無水ケイ酸: 0.5
(3)ポリエチレングリコール: 0.5
(4)ポリオキシプロピレンメチルグルコシド: 5.0
(5)グリセリン: 5.0
(6)精製水: 残量
(7)エチルアルコール: 20.0
(8)防腐剤: 適量
(9)ムラサキ培養細胞抽出エキス: 0.3
(10)香料: 適量
(製法)
A.成分(1)〜(6)を混合し、70℃に加熱し、撹拌する。
B.成分(7)及び(8)を混合する。
C.上記Bを先のAに加え、混合した後、冷却して(9)及び(10)を均一に分散してパックを得た。
[製造例5] 日焼け止め乳液
(成分) (%)
(1)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン:1.0
(2)ジメチルポリシロキサン: 5.0
(3)オクタメチルシクロテトラシロキサン: 20.0
(4)イソノナン酸イソトリデシル: 5.0
(5)パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル: 5.0
(6)防腐剤: 適量
(7)香料: 適量
(8)微粒子酸化チタン: 10.0
(9)粒子酸化亜鉛: 10.0
(10)酸化ジルコニウム: 5.0
(11)ポリスチレン末: 3.0
(12)トリメチルシロキシケイ酸: 0.5
(13)ジプロピレングリコール: 3.0
(14)エチルアルコール: 10.0
(15)精製水: 残量
(16)食塩: 0.2
(17)ムラサキ培養細胞抽出エキス: 2.0
(18)海藻抽出物: 3.0
(製法)
A.成分(1)〜(12)を混合分散する。
B.成分(13)〜(16)を混合分散する。
C.AにBを添加して、均一に乳化する。
D.Cに成分(17)、(18)を添加して日やけ止め乳液を得た。
[製造例6]ボディーソープ
(成分) (%)
(1)ラウリン酸カリウム: 15.0
(2)ミリスチン酸カリウム: 5.0
(3)プロピレングリコール: 5.0
(4)ムラサキ培養細胞抽出エキス: 2.0
(5)t−桂皮酸: 0.01
(6)p−クマル酸: 0.01
(7)フェルラ酸: 0.03
(8)ポリエチレン末: 0.5
(9)アミノ酸: 0.5
(10)ヒドロキシプロピルキトサン溶液: 0.5
(11)防腐剤: 適量
(12)pH調整剤: 適量
(13)香料: 適量
(14)精製水: 残量
[製造例7]飲料
(成分) (%)
(1)ブドウ糖液糖: 30.0
(2)グレープフルーツ果汁: 45.0
(3)みかん果汁: 5.0
(4)エピラブドシン: 0.01
(5)果糖: 4.0
(6)香料: 適量
(7)酸味料: 適量
[製造例8]ソーセージ
(成分) (%)
(1)ひき肉: 80.0
(2)鶏卵: 10.0
(3)香辛料: 2.0
(4)調味料: 2.0
(5)エピラビドシン: 0.01
(6)トウガラシエキス: 4.0
(7)p−ヒドロキシ安息香酸: 0.01

Claims (7)

  1. ムラサキ属植物の培養細胞抽出エキス又はその処理物を有効成分として含有するメイラード反応阻害剤。
  2. コーヒー酸重合体を有効成分として含有するメイラード反応阻害剤。
  3. コーヒー酸重合体がロズマリン酸またはその塩、リソスペルミン酸またはその塩、リソスペルミン酸Bまたはその塩、及びエピラブドシンまたはその塩から選ばれる1種または2種以上である請求項2記載のメイラード反応阻害剤。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のメイラード反応阻害剤を有効成分として含有することを特徴とする皮膚外用剤。
  5. 次の成分(A)及び(B)を含有するメイラード反応阻害剤組成物。
    (A)ムラサキ属植物の培養細胞抽出エキスもしくはその処理物又はコーヒー酸重合体からなる群から選ばれる薬効成分の1種または2種以上、及び
    (B)美白剤、抗酸化剤、抗炎症剤、抗菌剤、細胞賦活剤、保湿剤、末梢血管血流促進剤からなる群から選ばれる薬効成分の1種または2種以上。
  6. 請求項1〜3のいずれかに記載のメイラード反応阻害剤から選ばれる1種又は2種以上を含有することを特徴とする糖尿病合併症の予防及び治療剤。
  7. 請求項1〜3のいずれかに記載のメイラード反応阻害剤から選ばれる1種又は2種以上を含有することを特徴とする飲食品。
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