JP2008213776A - 電源制御装置および電源制御方法 - Google Patents

電源制御装置および電源制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のバッテリなどから電気負荷に電力を供給するシステムにおいて、イグニッションスイッチをOFFした際のハイブリッドシステムの起動性を確保する電源制御装置および電源制御方法を提供する。
【解決手段】降圧回路は、高電圧系バッテリから供給される電力を所定電圧まで降圧し、電気負荷に供給する。昇圧回路は、低電圧系バッテリから供給される電力を所定電圧まで昇圧し、電気負荷に供給する。イグニッションスイッチ状態検出手段は、車両のイグニッションスイッチのオン/オフ状態を検出する。制御部は、降圧回路および昇圧回路の動作をそれぞれ制御する。制御部は、イグニッションスイッチがオンからオフに切り替えられたことをイグニッションスイッチ状態検出手段が検出したとき、昇圧回路の昇圧動作を開始し降圧回路の降圧動作を停止する。
【選択図】図4

Description

本発明は、電気負荷に電力を供給する電源制御装置および電源制御方法に関し、特に、複数のバッテリから電気負荷に電力を供給する電源制御装置および電源制御方法に関する。
従来、内燃機関と電気モータとを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載した車両が実用化されている。このようなハイブリッドシステムにおいては、電気モータに高電位(例えば、約288V)の電力を供給するバッテリが用いられる。このバッテリは、高電圧のニッケル水素電池等が用いられ、一般的に主機バッテリとも呼ばれる。
また、上記ハイブリッドシステムを搭載した車両においても、内燃機関のみをパワートレインとしていた車両に搭載されている補機に低電位(例えば、約12V)の電力を供給するバッテリも用いられる。このバッテリは、鉛蓄電池等が用いられ、一般的に補機バッテリとも呼ばれる。
また、上記ハイブリッドシステムを搭載した車両には、ステアリングホイールに与えられる回転操作に応じて、電動モータにより回転操作力を補助する電動パワーステアリング装置も搭載される。例えば、上記高電位と上記低電位との間となる中電位(例えば、約42V)の電力を電動パワーステアリング装置へ供給する電源制御装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。上記特許文献1で開示された電源制御装置は、上記ハイブリッドシステムを搭載した車両において、主機バッテリからの高電位を上記中電位までDC−DCコンバータで降圧して当該電動パワーステアリング装置へ電力供給が行われる。そして、上記高電位電力系統の異常時などでは、一時的なバックアップ電源として補機バッテリからの低電位を上記中電位まで昇圧して上記電動パワーステアリング装置へ電力供給が行われる。
特開2006−213273号公報
しかしながら、上記特許文献1で開示された電源制御装置は、車両のイグニッションスイッチをOFF(つまり、内燃機関の点火装置等へ供給する電流をOFFする)したときの電力供給について考慮されていない。例えば、イグニッションスイッチをOFFした際、電動パワーステアリング装置の電動モータへの通電を直ちに停止すると、ステアリングホイールへの補助力(アシスト力)が突然消失することになる。
このような操舵フィーリングの悪化を防ぐために、ハイブリッドシステム未搭載の一般的な車両では徐変処理が行われることがある。この徐変処理は、イグニッションスイッチをONからOFFに切り替えてから電動パワーステアリング装置の電動モータへの通電を停止するまでの期間において、当該電動モータへ供給する電流量を漸減させる制御であり、上記アシスト力が徐々に変化することになる。これによって、イグニッションスイッチをOFFした後の操舵フィーリングが向上する。
しかしながら、上述した徐変処理を上記ハイブリッドシステムを搭載した車両へ単純に適用した場合、当該徐変処理中は、上記主機バッテリの電源供給ライン上に設けられたシステムメインリレー(以下、SMRと記載する)を遮断できない。また、上記徐変処理中にイグニッションスイッチをONしても上記ハイブリッドシステムが起動しないため、ハ
イブリッドシステムの起動性が低下してしまう。
それ故に、本発明の目的は、複数のバッテリなどから電気負荷に電力を供給するシステムにおいて、イグニッションスイッチをOFFした際のハイブリッドシステムの起動性を確保する電源制御装置および電源制御方法を提供することである。
上述したような目的を達成するために、本発明は、以下に示すような特徴を有している。
第1の発明は、車両の電気負荷に対して電力を供給する電源制御装置である。電源制御装置は、降圧回路、昇圧回路、イグニッションスイッチ状態検出手段、および制御部を備える。降圧回路は、高電圧系バッテリから供給される電力を所定電圧まで降圧し、電気負荷に供給する。昇圧回路は、低電圧系バッテリから供給される電力を所定電圧まで昇圧し、電気負荷に供給する。イグニッションスイッチ状態検出手段は、車両のイグニッションスイッチのオン/オフ状態を検出する。制御部は、降圧回路および昇圧回路の動作をそれぞれ制御する。制御部は、イグニッションスイッチがオンからオフに切り替えられたことをイグニッションスイッチ状態検出手段が検出したとき、昇圧回路の昇圧動作を開始し降圧回路の降圧動作を停止する。
第2の発明は、上記第1の発明において、通電制御部を、さらに備える。通電制御部は、降圧回路または昇圧回路から電気負荷へ供給される電力の通電制御を行う。通電制御部は、イグニッションスイッチがオンからオフに切り替えられたことをイグニッションスイッチ状態検出手段が検出した検出時点から、電気負荷への電流量を漸減して通電制御する。
第3の発明は、上記第2の発明において、電源制御装置が電力を供給する電気負荷の少なくとも1つは、車両のステアリングホイールの回転操作に対するアシスト力を付与する電動パワーステアリング装置である。通電制御部は、検出時点から電動パワーステアリング装置のアシスト力が漸減するように当該電動パワーステアリング装置への電流量を漸減して通電制御する。
第4の発明は、上記第2の発明において、制御部は、検出時点で昇圧回路の昇圧動作を開始し、当該検出時点から第1の時間経過後に降圧回路の降圧動作を停止する。
第5の発明は、上記第4の発明において、通電制御部は、検出時点から所定時間経過後に、電気負荷への電流量を0まで漸減する。制御部は、検出時点から所定時間以上の第2の時間経過後に、昇圧回路の昇圧動作を停止する。
第6の発明は、上記第4の発明において、制御部は、高電圧系バッテリと降圧回路との間の電力供給ライン上に設けられた接点を接続/切断するリレーの動作を、さらに制御する。制御部は、検出時点から第1の時間より長い第3の時間経過後にリレーを遮断して接点を切断する。
第7の発明は、上記第1の発明において、電源制御装置が電力を供給する電気負荷の少なくとも1つは、車両の電動パワーステアリング装置である。
第8の発明は、車両の電気負荷に対して電力を供給する電源制御方法である。電源制御方法は、降圧ステップ、昇圧ステップ、およびイグニッションスイッチ状態検出ステップを含む。降圧ステップは、高電圧の電力を所定電圧まで降圧し、電気負荷に供給する。昇圧ステップは、低電圧の電力を所定電圧まで昇圧し、電気負荷に供給する。イグニッショ
ンスイッチ状態検出ステップは、車両のイグニッションスイッチのオン/オフ状態を検出する。昇圧ステップでは、イグニッションスイッチがオンからオフに切り替えられたことをイグニッションスイッチ状態検出ステップで検出されたとき、昇圧動作が開始される。降圧ステップでは、昇圧ステップが昇圧動作を開始した後、降圧動作が停止される。
上記第1の発明によれば、イグニッションスイッチをONからOFFした際に低電圧系供給回路からの電力供給に切り替えられ、高電圧系のメインリレーを早期にオフすることができるため、再度イグニッションスイッチをONしたときのハイブリッドシステム等の起動性を向上することができる。
上記第2の発明によれば、イグニッションスイッチをONからOFFした際に、低電圧系電力を供給して電気負荷の徐変処理を行うことによって、イグニッションスイッチをONからOFFに変更した後に電気負荷が作動状態から停止状態に移行する際の動作フィーリングを向上させることができる。
上記第3の発明によれば、イグニッションスイッチをONからOFFした際に、低電圧系電力を供給して電動パワーステアリング装置の徐変処理を行うことによって、イグニッションスイッチをONからOFFに変更した後の操舵フィーリングを向上させることができる。
上記第4の発明によれば、イグニッションスイッチをONからOFFした時点で高電圧系電力から低電圧系電力の電力供給に切り替える際、降圧回路の駆動期間と昇圧回路の駆動期間とがオーバラップするため、電気負荷に供給される電力の出力電圧が常に所定電圧で安定する。これによって、電気負荷に供給する出力電圧が当該電気負荷を動作可能とする電圧以下まで低下することがないため、電気負荷の動作を安定させることができる。
上記第5の発明によれば、電気負荷に対する徐変処理中の電力供給が確保されるため、電気負荷の徐変処理中の動作を安定させることができる。
上記第6の発明によれば、システムメインリレー等のリレーの遮断時に降圧回路が停止状態であるため、当該リレーの接点等が溶着することを防止することができ、当該リレーの耐久性を向上させることができる。また、上記リレーが時間経過に基づいて遮断されるため、降圧回路等の使用状態を確認する必要がなく、遮断の応答性を高めることができる。
上記第7の発明によれば、車両に搭載された電動パワーステアリング装置への電力供給が、イグニッションスイッチをONからOFFした際に低電圧系供給回路からの電力供給に切り替えられるため、電動パワーステアリング装置による回転操作力の補助が突然消失することを防止することができる。
また、本発明の電源制御方法によれば、上述した電源制御装置と同様の効果を得ることができる。
以下、図1〜図5を参照して、本発明の一実施形態に係る電源制御装置を含む電力供給システムについて説明する。典型的には、当該電力供給システムは、ハイブリッドシステムを搭載した車両に設置される。なお、図1は、電力供給システムの一部の構成の一例を示す概略構成図である。図2は、電源制御装置に含まれるHV−ECU11の動作の一例を示すフローチャートである。図3は、電源制御装置に含まれるマイコン53の動作の一
例を示すフローチャートである。図4は、当該電力供給システムにおける電力供給制御のタイミングチャートである。図5は、従来の電力供給システムにおける電力供給制御のタイミングチャートである。
図1において、電力供給システムは、高電圧系バッテリ1および低電圧系バッテリ8からの電力を、車両に設けられた各電気負荷に供給する。代表的には、高電圧系バッテリ1からの電力が供給される電気負荷として、インバータ3およびエアコン4がある。ここで、インバータ3は、高電圧系バッテリ1から供給される直流電力を3相に変換して、車両走行用の電気モータ(主機モータ)を通電制御する。また、高電圧系バッテリ1または低電圧系バッテリ8からの電力が供給される電気負荷として、電動パワーステアリング装置がある。図1の例では、高電圧系バッテリ1または低電圧系バッテリ8からの電力が、EPS−ECU(Electric Power Steering−Electoronic Control Unit:電動パワーステアリング電子制御装置)6を介して電動モータ7に供給される。なお、高電圧系バッテリ1および低電圧系バッテリ8は、上述した電気負荷の例以外の電気負荷に対しても電力供給するが、ここでは詳細な説明を省略する。
高電圧系バッテリ1は、主にハイブリッドシステムにおける電気モータに高電位(例えば、約288V)の電力を供給するバッテリである。高電圧系バッテリ1は、高電圧のニッケル水素電池等が用いられ、一般的に主機バッテリとも呼ばれる。また、高電圧系バッテリ1の電源供給ライン上には、システムメインリレー(以下、SMRと記載する)2が設けられ、当該SMR2をON−OFFすることによって、高電圧系バッテリ1からの電力供給または電力遮断が切り替えられる。高電圧系バッテリ1の電源供給ラインには、SMR2の負荷側に上述したインバータ3およびエアコン4等の電気負荷が分岐接続される。
低電圧系バッテリ8は、主に車両の補機に低電位(例えば、約12V)の電力を供給するバッテリである。低電圧系バッテリ8は、鉛蓄電池等が用いられ、一般的に補機バッテリとも呼ばれる。なお、低電圧系バッテリ8は、上記車両に設けられた様々な電気負荷に対しても電力供給するが、ここでは詳細な説明を省略する。なお、高電圧系バッテリ1の電源供給ラインには、上記高電位を上記低電位まで降圧する降圧回路9が接続され、当該降圧回路9で降圧された電力が低電圧系バッテリ8に充電される。また、降圧回路9も他の電気負荷と同様に、高電圧系バッテリ1の電源供給ラインにおいてSMR2の負荷側から分岐接続される。
また、上記車両には、運転者がステアリングホイールに与える回転操作に応じて、電動モータ7により回転操作力を補助する電動パワーステアリング装置が搭載される。電動モータ7は、その回転操作に応じてステアリングシャフトの回転方向への駆動力を生じさせ、ステアリングホイールに与えられる回転操作に応じたアシスト力を付与する。例えば、電動モータ7は、3相モータで構成され、EPS−ECU6によってその駆動が制御される。
EPS−ECU6は、電動モータ7への通電量を演算し、当該通電量に応じて電動モータ7を駆動制御する。例えば、EPS−ECU6は、DC−DCコンバータ5からの電力が供給される3相インバータを含み、当該3相インバータから電動モータ7の各相にそれぞれ電力が供給される。EPS−ECU6は、電動モータ7のモータ回転角、電動モータ7の各相を流れる電流量、操舵トルク、および車両の車速等の情報に基づいて、電動モータ7への通電量を制御する。
具体的には、EPS−ECU6は、制御部および電動モータ7の通電制御を行う駆動回
路を含んでいる。また、電動モータ7は、ステアリングホイールに与える回転操作に応じてアシスト力を付与するもので、減速機構等を介して操舵軸にトルク伝達可能に取付けられている。また、操舵軸にはトルクセンサが装着され、当該トルクセンサは、操舵軸に作用する操舵トルクを検出して当該操舵トルクを示す操舵トルク信号を上記制御部へ出力する。
上記制御部は、マイクロコンピュータ、各種インターフェース、およびメモリを内蔵している。そして、制御部は、インターフェースを介して、トルクセンサ、車速センサ、エンジン回転数センサ、およびシフト位置センサと接続される。また、制御部は、インターフェースを介して、上記駆動回路と接続され、指令に基づいて当該駆動回路の導通状態を制御する。
駆動回路は、ゲートが上記制御部に接続された複数のスイッチング素子(例えば、6個のMOSFET)を備えており、高電圧系バッテリ1および低電圧系バッテリ8からの電力供給を受けている。そして、上記制御部の制御に応じて、スイッチング素子が選択的に導通状態にされ、電動モータ7の何れかの相に電流が流れて電動モータ7が一方方向または他方方向へが回転する。なお、上述した説明では、電動モータ7が3相ブラシレスモータで構成されて3相インバータで駆動制御する例を用いたが、本発明は種々のモータや駆動回路を採用できる。
EPS−ECU6の制御部は、例えば上記トルクセンサから得られる操作トルク情報と上記車速センサから得られる車速情報とを用いて、ステアリングホイールに与える目標アシストトルクを演算する。具体的には、制御部は、車速域(低速、中低速、中高速、高速等)毎に操作トルクに対応する目標アシストトルクを設定する。そして、制御部は、操作トルクが大きい程目標アシストトルクが大きくなり、同じ操作トルクに対して車速が速い程目標アシストトルクが小さくなるように設定する。
制御部は、演算された目標アシストトルクを電動モータ7が発生するように、駆動回路の各スイッチング素子の通電時間(例えば、デューティ比)を求め、この通電時間に応じて当該スイッチング素子のON−OFF制御を行う。
ここで、EPS−ECU6の制御部は、車両のイグニッションスイッチ10がONからOFFに変更された際、上記目標アシストトルクを直ちに0に設定するのではなく、上記操作トルク情報と車速情報とを用いて、目標アシストトルクが次第に低下するように設定する。この設定によって、イグニッションスイッチ10がONからOFFに変更された際、ステアリングホイールに与えられるアシスト力が徐々に減少して0となる。具体的には、イグニッションスイッチ10をONからOFFに切り替えてから電動パワーステアリング装置の電動モータ7への通電を停止するまでの期間において、当該電動モータ7へ供給する電流量を漸減させ、やがて電動モータ7への通電が停止される(徐変処理)。この徐変処理によって、イグニッションスイッチ10をOFFした後の操舵フィーリングが向上する。
電動パワーステアリング装置へは、上記高電位と上記低電位との間となる中電位(例えば、約42V)の電力が供給される。本実施形態の電力供給システムでは、中電位専用の蓄電機構は設けず、電動パワーステアリング装置の消費電力を考慮して、主に高電圧系バッテリ1からの高電位を上記中電位までDC−DCコンバータ5で降圧して、当該電動パワーステアリング装置へ電力供給が行われる。この場合、上記高電位電力系統の異常時やイグニッションスイッチ10をOFFした直後の期間等では、一時的なバックアップ電源として低電圧系バッテリ8からの低電位を上記中電位までDC−DCコンバータ5で昇圧して上記電動パワーステアリング装置へ電力供給する。
DC−DCコンバータ5は、降圧回路51、昇圧回路52、およびマイコン53を備えている。DC−DCコンバータ5は、上述したように高電圧系バッテリ1からの高電位を上記中電位まで降圧または低電圧系バッテリ8からの低電位を上記中電位まで昇圧して電気負荷に電力供給する。
高電圧系バッテリ1から出力される高電位の直流電力は、DC−DCコンバータ5の降圧回路51に入力される。典型的には、降圧回路51は、インバータ、トランス、および整流回路等を含んでいる。降圧回路51に入力された高電位電力は、インバータで交流に変換され、トランスへ出力される。トランスは、インバータで変換された電力を高電位から中電位へ降圧して、整流回路に出力する。そして、整流回路は、中電位の交流電力を直流に変換し、EPS−ECU6へ出力する。
高電位電力系統の異常時やイグニッションスイッチ10をOFFした直後の期間等では、低電圧系バッテリ8からEPS−ECU6へ電力が供給される。低電圧系バッテリ8から出力される低電位の直流電力は、DC−DCコンバータ5の昇圧回路52に入力される。典型的には、昇圧回路52は、電力供給ライン上に設けられた昇圧コイルおよびダイオードと、昇圧コイルおよびダイオードの間から接地するスイッチング素子(例えば、MOS)等を含んでいる。そして、昇圧コイルに低電圧系バッテリ8からの断続的な電流を流すことによって当該昇圧コイル内に電力を生じさせて、低電位の電力を中電位まで昇圧させる。そして、昇圧した中電位の電力をダイオードで整流してEPS−ECU6へ出力する。
マイコン53は、DC−DCコンバータ5の出力電圧をモニタして、当該出力電圧が目標電圧となるように降圧回路51および昇圧回路52の作動を制御する。また、マイコン53は、低電圧系バッテリ8から電力供給を受ける。例えば、マイコン53は、DC−DCコンバータ5の出力電圧を監視し、当該出力電圧が所定電圧(上記中電位)となるように降圧回路51または昇圧回路52の作動をフィードバック制御する。また、マイコン53は、DC−DCコンバータ5の出力電流を監視し、EPS−ECU6への過電流等について防止する。また、マイコン53は、イグニッションスイッチ10のON−OFF操作を監視している。なお、本実施形態においては、マイコン53は、ハイブリッド制御装置(HV−Electoronic Control Unit;以下、HV−ECUと記載する)11への情報通知(具体的には、DC−DCコンバータ5の状態を示す通知)が不要となるため、マイコン53からHV−ECU11への通信線を廃止することができる。
HV−ECU11は、マイクロコンピュータ等によって構成される。HV−ECU11は、車両の運転状態に応じたエンジン出力やモータトルクを演算し、インバータ3等の出力を制御する。また、HV−ECU11は、車両のハイブリッドシステムの他に、SMR2のON−OFF制御も行う。ここで、HV−ECU11およびマイコン53が本発明の制御部の一例に相当する。
以下、図2および図3を参照して、電力供給システムの動作について説明する。図2は、電源制御装置に含まれるHV−ECU11の動作の一例を示すフローチャートであるが、HV−ECU11が用いる記憶領域(図示せず)に制御プログラムとして記憶されている。そして、イグニッションスイッチ10がONされることに応じて、当該制御プログラムをHV−ECU11が実行することによって、後述する電力供給動作が実現する。また、図3は、電源制御装置に含まれるマイコン53の動作の一例を示すフローチャートであるが、マイコン53が用いる記憶領域(図示せず)に制御プログラムとして記憶されている。そして、イグニッションスイッチ10がONされることに応じて、当該制御プログラ
ムをマイコン53が実行することによって、後述する電力供給動作が実現する。なお、後述する説明においては、イグニッションスイッチ10がONからOFFに変更されたことに応じた電動パワーステアリング装置への電力供給動作について主に説明し、他の動作については詳細な説明を省略する。
図2において、HV−ECU11は、イグニッションスイッチ10がONからOFFに変更されたか否かを判断する(ステップS51)。そして、HV−ECU11は、イグニッションスイッチ10がONからOFFに変更された場合、処理を次のステップS52に進める。一方、HV−ECU11は、イグニッションスイッチ10がON状態である場合、当該ステップS51の処理を繰り返す。
ステップS52において、HV−ECU11は、高電圧系バッテリ1の電源供給ラインに接続された電気負荷を停止し、処理を次のステップに進める。例えば、上記ステップS52で停止する電気負荷は、インバータ3、エアコン4、および降圧回路9(図1参照)等である。
次に、HV−ECU11は、HVタイマーThvによるカウントをスタートする(ステップS53)。そして、HV−ECU11は、HVタイマーThvのカウントをスタートしてから所定時間t1経過するのを待つ(ステップS54)。ここで、所定時間t1は、上記電気負荷が停止し、DC−DCコンバータ5を介して低電圧系バッテリ8から電力供給が安定するまでに要する時間であり、後述する所定時間t2より長い時間(例えば、200ms)に設定される。なお、上記ステップS52およびS53の処理は、それらの処理順序を入れ替えてもかまわない。
所定時間t1が経過すると(ステップS54でYes)、HV−ECU11は、SMR2を遮断し(ステップS55)、当該フローチャートによる処理を終了する。このSMR2を遮断することによって、高電圧系バッテリ1からの電力が遮断状態に切り替えられる。
図3において、マイコン53は、イグニッションスイッチ10がONからOFFに変更されたか否かを判断する(ステップS61)。そして、マイコン53は、イグニッションスイッチ10がONからOFFに変更された場合、処理を次のステップS62に進める。一方、マイコン53は、イグニッションスイッチ10がON状態である場合、当該ステップS61の処理を繰り返す。
ステップS62において、マイコン53は、昇圧回路52の昇圧動作を開始し、次のステップに処理を進める。このマイコン53の制御に応じて、昇圧回路52は、低電圧系バッテリ8からの低電位電力を中電位まで昇圧してEPS−ECU6へ出力する動作を開始する。
次に、マイコン53は、マイコンタイマーTmによるカウントをスタートする(ステップS63)。そして、マイコン53は、マイコンタイマーTmのカウントをスタートしてから所定時間t2経過するのを待つ(ステップS64)。ここで、所定時間t2は、低電圧系バッテリ8からの低電位電力を中電位まで昇圧する昇圧回路52からの電力供給が安定するまでに要する時間に設定され、上記所定時間t1より短い時間(例えば、数十ms)に設定される。なお、上記ステップS62およびS63の処理は、それらの処理順序を入れ替えてもかまわない。
所定時間t2が経過すると(ステップS64でYes)、マイコン53は、降圧回路51による降圧動作を停止し(ステップS65)、処理を次のステップに進める。この降圧
回路51による降圧動作を停止することによって、高電圧系バッテリ1から電動パワーステアリング装置への電力供給が停止される。つまり、電動パワーステアリング装置は、低電圧系バッテリ8からの電力供給のみで作動している状態となる。
次に、マイコン53は、マイコンタイマーTmのカウントをスタートしてから所定時間t3経過するのを待つ(ステップS66)。ここで、所定時間t3は、上述したEPS−ECU6の徐変処理に要する時間以上に設定され、上記所定時間t1およびt2より長い時間(例えば、5s以上)に設定される。
所定時間t3が経過すると(ステップS66でYes)、マイコン53は、昇圧回路52による昇圧動作を停止し(ステップS67)、当該フローチャートによる処理を終了する。この昇圧回路52による昇圧動作を停止することによって、低電圧系バッテリ8から電動パワーステアリング装置への電力供給が停止され、電動パワーステアリング装置への電力供給が停止される。
次に、図4および図5を用いて、上記図2および図3に示したフローチャートに基づいた電力供給システムの動作タイミングについて説明する。なお、図4は、本実施形態に係る電力供給システムにおける動作タイミングの一例を示すタイミングチャートである。図5は、従来の電力供給システムにおいて、単純に上記徐変処理を導入した動作タイミングの一例を示すタイミングチャートである。なお、図4および図5に示すタイミングチャートは、高電位電力供給系統から供給された高電位の電力を降圧回路51で中電位に降圧して電気負荷に供給している状態において、イグニッションスイッチ10がONからOFFに変更された際の動作タイミングを示している。
まず、図5を参照して、従来の電力供給システムにおいて、単純に上記徐変処理を導入した場合の動作タイミングについて説明する。図5において、イグニッションスイッチ10がONからOFFに変更されると、EPS−ECU6の徐変処理が開始される(図示矢印C)。
次に、EPS−ECU6の制御部は、目標アシストトルクが次第に低下するように設定することによって、アシスト力を徐々に減少させて0%とする徐変処理を行う。そして、EPS−ECU6の制御部は、アシスト力が0%になるとステアリングホイールに与えるアシストを終了したことを示すEPS状態通知をマイコン53へ通知する(図示矢印D)。
次に、DC−DCコンバータ5のマイコン53は、降圧回路51による降圧動作を停止する。これによって、DC−DCコンバータ5から電動パワーステアリング装置への電力供給が停止される。そして、マイコン53は、降圧動作を停止すると、DC−DCコンバータ5において高電圧系バッテリ1から電力を使用することを停止したことを示すDCDCコンバータ状態通知をHV−ECU11に通知する(図示矢印E)。
次に、HV−ECU11は、SMR2を遮断する。このSMR2を遮断することによって、高電圧系バッテリ1からの電力が遮断状態に切り替えられる。このように、上述した徐変処理を従来のハイブリッドシステムを搭載した車両へ単純に適用した場合、当該徐変処理中は、SMR2を遮断できない。また、徐変処理中にイグニッションスイッチ10をONしてもハイブリッドシステムが起動しないため、ハイブリッドシステムの起動性が低下する。
図4を参照して、本実施形態に係る電力供給システムにおける動作タイミングについて説明する。図4において、イグニッションスイッチ10がONからOFFに変更される。
そして、EPS−ECU6の制御部は、イグニッションスイッチ10がONからOFFに変更されたことに応じて(図示矢印A)、目標アシストトルクが次第に低下するように設定することによって、アシスト力を徐々に減少させて0%とする徐変処理を行う。
一方、DC−DCコンバータ5のマイコン53は、イグニッションスイッチ10がONからOFFに変更されたことに応じて(図示矢印B)、昇圧回路52を駆動して昇圧動作を開始する。そして、マイコン53は、イグニッションスイッチ10がONからOFFに変更されてから所定時間t2が経過すると(図示期間t2)、降圧回路51による降圧動作を停止する。つまり、降圧回路51が駆動して降圧動作を行っている期間と、昇圧回路52が駆動して昇圧動作を行っている期間とがオーバラップする。したがって、高電圧系バッテリ1から供給された高電位の電力を降圧回路51で中電位に降圧して電力供給する期間と、低電圧系バッテリ8から供給された低電位の電力を昇圧回路52で中電位に昇圧して電力供給する期間とがオーバラップするため、DC−DCコンバータ5の出力電圧が常に中電位で安定する。これによって、DC−DCコンバータ5から電動パワーステアリング装置に供給する電力の供給電圧は、イグニッションスイッチ10がONからOFFに変更された直後であっても当該電動パワーステアリング装置が駆動可能となる要求電圧以下まで直ちに低下することがない。
そして、マイコン53は、イグニッションスイッチ10がONからOFFに変更されてから所定時間t3が経過すると(図示期間t3)、昇圧回路52による昇圧動作を停止する。これによって、DC−DCコンバータ5から電動パワーステアリング装置への電力供給が停止される。ここで、所定時間t3は、EPS−ECU6の徐変処理に要する時間以上に設定されているため、電動パワーステアリング装置へ電力供給が必要な期間中については、安定した電力供給が行われている。
また、HV−ECU11は、イグニッションスイッチ10がONからOFFに変更されてから所定時間t1が経過すると、SMR2を遮断する(図示期間t1)。このSMR2を遮断することによって、高電圧系バッテリ1からの電力が遮断状態に切り替えられる。ここで、所定時間t1は、所定時間t3より短い時間、すなわちEPS−ECU6の徐変処理に要する時間より短い時間であり、EPS−ECU6の徐変処理中にSMR2を遮断することができる。つまり、徐変処理中であってもハイブリッドシステムの再起動が可能であるため、ハイブリッドシステムの起動性が向上する。
また、図4から明らかなように、EPS−ECU6からマイコン53へ通知されるアシストを終了したことを示すEPS状態通知や、マイコン53からHV−ECU11に通知される高電圧系バッテリ1から電力を使用することを停止したことを示すDCDCコンバータ状態通知が不要となるため、これらの通知を送信するための通信線や通知内容を伝達するため処理が不要となる。
このように、本実施形態に係る電源制御装置によれば、イグニッションスイッチをONからOFFした際に低電圧系供給回路からの電力供給に切り替えられ、高電圧系供給回路のメインリレーを早期に遮断することができるため、再度イグニッションスイッチをONしたときのハイブリッドシステム等の起動性を向上することができる。また、イグニッションスイッチをONからOFFした際に、低電圧系電力を供給して電動パワーステアリング装置の徐変処理を行うことによって、イグニッションスイッチをONからOFFに変更した後の操舵フィーリングを向上させることができる。さらに、電動パワーステアリング装置の徐変処理に関して、EPS−ECU6からマイコン53への情報通知や、マイコン53からHV−ECU11への情報通知が不要となる。したがって、他の処理においてもこれらの間の情報通知が不要であれば、これらの通知を送信するための通信線や通知内容を伝達するため処理が不要となる。
なお、上述したステップS52における各電気負荷を停止する処理と、ステップS53におけるHVタイマーThvをスタートする処理とを、同時に行ってもかまわない。また、上述したステップS62における昇圧動作を開始する処理と、ステップS63におけるマイコンタイマーTmをスタートする処理とを、同時に行ってもかまわない。
また、上述した説明では、中電位電力を供給する電気負荷の一例として、電動パワーステアリング装置を用いたが、イグニッションスイッチをONからOFFした後に所定時間電力供給が必要となる他の電気負荷を供給対象としてもかまわない。
また、上記ステップS52の動作では、HV−ECU11が高電圧系バッテリ1の電源供給ラインに接続された電気負荷を停止したが、車両に搭載された他の制御部が当該電気負荷を停止してもかまわない。また、上述した説明では、HV−ECU11、マイコン53、およびEPS−ECU6を一例とする複数の制御部がそれぞれ動作する一例を示したが、他の態様によって動作してもかまわない。例えば、HV−ECU11、マイコン53、およびEPS−ECU6の何れか1つの制御部が、上述したHV−ECU11、マイコン53、およびEPS−ECU6の動作を行ってもかまわない。また、HV−ECU11、マイコン53、およびEPS−ECU6とは異なる単独の制御部が、上述したHV−ECU11、マイコン53、およびEPS−ECU6の動作を行ってもかまわない。この場合、単独の制御部は、DC−DCコンバータ5の内部に設けてもいいし、DC−DCコンバータ5の外部に設けてもいい。また、既に車両に設置されている他の制御部が、上述したHV−ECU11、マイコン53、およびEPS−ECU6の動作を行ってもかまわない。
また、上述した判定時間等は、単なる一例に過ぎず他の値や判定時間であっても、本発明を実現できることは言うまでもない。
また、上述した説明では、ハイブリッドシステムを搭載した車両に設置される一例を用いたが、電気走行自動車等の車両に設置されてもかまわない。
以上、本発明を詳細に説明してきたが、前述の説明はあらゆる点において本発明の例示にすぎず、その範囲を限定しようとするものではない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。
本発明に係る電源制御装置および電源制御方法は、複数のバッテリなどから電気負荷に電力を供給するシステムにおいて、イグニッションスイッチをONからOFFした際のハイブリッドシステム等の起動性を向上することができ、複数のバッテリから電気負荷に電力を供給するシステムに適用できる。
本発明の一実施形態に係る電源制御装置を含む電力供給システムの一部の構成を示す概略構成図 図1のHV−ECU11の動作の一例を示すフローチャート 図1のマイコン53の動作の一例を示すフローチャート 図1の電力供給システムにおける電力供給制御のタイミングチャート 従来の電力供給システムにおける電力供給制御のタイミングチャート
符号の説明
1…高電圧系バッテリ
2…SMR
3…インバータ
4…エアコン
5…DC−DCコンバータ
6…EPS−ECU
7…電動モータ
8…低電圧系バッテリ
9、51…降圧回路
10…イグニッションスイッチ
11…HV−ECU
52…昇圧回路
53…マイコン

Claims (8)

  1. 車両の電気負荷に対して電力を供給する電源制御装置であって、
    高電圧系バッテリから供給される電力を所定電圧まで降圧し、前記電気負荷に供給する降圧回路と、
    低電圧系バッテリから供給される電力を前記所定電圧まで昇圧し、前記電気負荷に供給する昇圧回路と、
    前記車両のイグニッションスイッチのオン/オフ状態を検出するイグニッションスイッチ状態検出手段と、
    前記降圧回路および前記昇圧回路の動作をそれぞれ制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記イグニッションスイッチがオンからオフに切り替えられたことを前記イグニッションスイッチ状態検出手段が検出したとき、前記昇圧回路の昇圧動作を開始し前記降圧回路の降圧動作を停止する、電源制御装置。
  2. 前記降圧回路または前記昇圧回路から前記電気負荷へ供給される電力の通電制御を行う通電制御部を、さらに備え、
    前記通電制御部は、前記イグニッションスイッチがオンからオフに切り替えられたことを前記イグニッションスイッチ状態検出手段が検出した検出時点から、前記電気負荷への電流量を漸減して通電制御する、請求項1に記載の電源制御装置。
  3. 前記電源制御装置が電力を供給する電気負荷の少なくとも1つは、前記車両のステアリングホイールの回転操作に対するアシスト力を付与する電動パワーステアリング装置であり、
    前記通電制御部は、前記検出時点から前記電動パワーステアリング装置のアシスト力が漸減するように当該電動パワーステアリング装置への電流量を漸減して通電制御する、請求項2に記載の電源制御装置。
  4. 前記制御部は、前記検出時点で前記昇圧回路の昇圧動作を開始し、当該検出時点から第1の時間経過後に前記降圧回路の降圧動作を停止する、請求項2に記載の電源制御装置。
  5. 前記通電制御部は、前記検出時点から所定時間経過後に、前記電気負荷への電流量を0まで漸減し、
    前記制御部は、前記検出時点から前記所定時間以上の第2の時間経過後に、前記昇圧回路の昇圧動作を停止する、請求項4に記載の電源制御装置。
  6. 前記制御部は、前記高電圧系バッテリと前記降圧回路との間の電力供給ライン上に設けられた接点を接続/切断するリレーの動作を、さらに制御し、
    前記制御部は、前記検出時点から前記第1の時間より長い第3の時間経過後に前記リレーを遮断して前記接点を切断する、請求項4に記載の電源制御装置。
  7. 前記電源制御装置が電力を供給する電気負荷の少なくとも1つは、前記車両の電動パワーステアリング装置である、請求項1に記載の電源制御装置。
  8. 車両の電気負荷に対して電力を供給する電源制御方法であって、
    高電圧の電力を所定電圧まで降圧し、前記電気負荷に供給する降圧ステップと、
    低電圧の電力を前記所定電圧まで昇圧し、前記電気負荷に供給する昇圧ステップと、
    前記車両のイグニッションスイッチのオン/オフ状態を検出するイグニッションスイッチ状態検出ステップとを含み、
    前記昇圧ステップでは、前記イグニッションスイッチがオンからオフに切り替えられたことを前記イグニッションスイッチ状態検出ステップで検出されたとき、昇圧動作が開始
    され、
    前記降圧ステップでは、前記昇圧ステップが昇圧動作を開始した後、降圧動作が停止される、電源制御方法。
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