JP2008213755A - 車両用能動音響制御装置 - Google Patents

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浩介 坂本
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敏郎 井上
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Abstract

【課題】音源からのオーディオ信号が大きい場合に、能動騒音制御(ANC)が発散しないようにする。
【解決手段】ユーザが音源20のボリュームを上げて、エンジン騒音の周波数に近い周波数を有するオーディオ信号Saの誤差信号e(n)に含まれる割合が大きくなったとき、フィルタ係数更新器71、72のステップサイズパラメータの値を小さくし、あるいは安定化係数αの値を大きくして、ANCの発散を防止し、一定の騒音低減効果が得られるようにする。
【選択図】図2

Description

この発明は、車両のエンジンの回転振動を原因とする車両内騒音であるエンジン騒音(エンジンこもり音)を消音し、また、エンジン回転数に応じた効果音を車両内で発生し、さらには車両内の音源(オーディオソース)から楽音を発生する車両用能動音響制御装置に関する。
従来から、車両において、乗員(運転者)による加減速操作を検出し、加減速量に応じた効果音を、車室内スピーカを通じて車室内に発生する車両用能動音響制御装置が提案されている(特許文献1、特許文献2)。
特許文献1に係る車両用能動音響制御装置では、例えば加速操作に応じてエンジン回転数が増加すると、そのエンジン回転数の増加に応じて高周波数で大音量の効果音をスピーカから発生させて車室内の演出効果を高めている。
また、特許文献2に係る車両用能動音響制御装置では、スピーカから乗員までの音場特性を補正し、乗員位置で聞こえる前記効果音のエンジン回転数に対するリニア感を大幅に改善している。
さらに、車両においては、適応ノッチフィルタを使用した能動型騒音低減装置が提案されている(特許文献3)。この能動型騒音低減装置では、適応ノッチフィルタの出力が初期伝達特性でマイクロフォンへ音響伝達される信号を数値演算的に発生させ、この信号とマイクロフォンの出力信号を加算した信号を適応制御アルゴリズムに使用することで過補償が抑制されるとともに、初期伝達特性からの特性の変化を適応アルゴリズムが吸収するように作用するので、発散を抑制し安定的な騒音低減効果を得ることができる。
ところで、上述した特許文献1〜3に係る車両用能動音響制御装置においては、エンジン回転数に基づく騒音(エンジン騒音)の制御及びエンジン回転数に基づく効果音の発生制御と、オーディオ装置からの楽音の発生との相互関連については特に考慮されていない。
一方、オーディオ装置のボリュームが大のときに制御を停止するようにした適応騒音制御装置が提案されている(特許文献4)。
特開昭54−8027号公報(図1) 特開2006−301598号公報(図11) 特開2004−354657([0047]) 特開平6−222782号公報(図8、図9)
しかしながら特許文献4に係る技術では、オーディオボリュームが大のときに適応騒音制御装置の制御を停止することが記載されているに過ぎない。
この発明はこのような課題を考慮してなされたものであって、オーディオ信号が大きい場合に、的確な、車両内騒音制御、効果音制御等が行える車両用能動音響制御装置を提供することを目的とする。
また、この発明は、オーディオ信号が大きい場合においても、一定の騒音制御効果が得られ、かつ適応騒音制御の発散を防止することを可能とする車両用能動音響制御装置を提供することを目的とする。
この発明によれば、オーディオ信号とエンジン騒音を相殺するための制御信号との合成信号に基づき共用の音出力手段から車室内に前記オーディオ信号に基づく楽音と前記制御信号に基づく相殺音を出力する車両用能動音響制御装置において、以下の特徴(1)〜(4)を備える。
(1)前記オーディオ信号の大きさを検出するオーディオ信号検出手段と、前記エンジン騒音と前記相殺音と前記楽音とを検出し検出信号を出力する音検出手段と、エンジン回転数に同期して生成される余弦波信号と正弦波信号にそれぞれ前記音出力手段から前記音検出手段までの伝達経路を模擬した模擬伝達特性を作用させて各参照信号を得る参照信号生成手段と、前記各参照信号と前記検出信号とが供給され、所定のステップサイズパラメータを用いて前記余弦波信号と前記正弦波信号とにそれぞれ乗算される適応フィルタのフィルタ係数を更新するフィルタ係数更新手段と、更新されたフィルタ係数が乗算された前記余弦波信号と前記正弦波信号を合成して前記制御信号として出力する合成手段と、を備え、前記オーディオ信号の大きさに応じて前記ステップサイズパラメータの値を変更するようにしたことを特徴とする。
この特徴(1)を有する発明によれば、オーディオ信号の大きさに応じてステップサイズパラメータの値を変更するようにしているので、例えば、オーディオ信号が閾値を上回るときにステップサイズパラメータの値を標準値より小さな値に変更して又は徐々に小さな値となるような制御を行うことにより、エンジン回転数に同期する周波数における消音効果が狭い帯域幅となるが消音効果が高くなるので、オーディオ信号の影響を受けて能動騒音制御が不安定になる状況を防止することができる。
(2)上記の特徴(1)を有する発明において、さらに、前記各参照信号に、更新された前記各フィルタ係数が乗算された信号を合成して音検出手段位置での模擬相殺音信号を生成し、該模擬相殺音信号を定数倍手段にて定数倍した信号を前記検出信号に合成し、合成検出信号を前記検出信号として前記フィルタ係数更新手段に供給するように構成し、前記定数倍手段の定数倍を、前記オーディオ信号の大きさに応じて変更するようにしたことを特徴とする。
この特徴(2)を有する発明によれば、フィルタ係数更新手段に検出信号との合成信号として供給される音検出手段位置での模擬相殺音信号を定数倍した信号の大きさを、オーディオ信号の大きさに応じて変更するようにしているので、例えば、オーディオ信号が閾値を上回ったときには、定数倍を大きく(又は徐々に大きく)するようにすれば、車室内騒音の低減量は減少するが、楽音が大きくても一定量確実に車室内騒音を低減でき、騒音制御が発散又は不安定になることを回避することができる。
(3)上記の特徴(1)を有する発明において、さらに、前記制御信号の振幅を前記オーディオ信号の大きさに応じて変更するオーディオ信号振幅可変手段を備えることを特徴とする。
この特徴(3)を有する発明によれば、制御信号の振幅をオーディオ信号の大きさに応じて変更するようにしているので、例えば、オーディオ信号が閾値を上回ったときに、制御信号の振幅のリミット値を小さく(又は徐々に小さく)するようにすれば、楽音が大きくても一定量確実に車室内騒音を低減でき、騒音制御が発散又は不安定になることを回避することができる。
(4)上記の特徴(1)〜(3)のいずれかを有する発明において、さらに、前記エンジン回転数に応じた効果音を、前記音出力手段を共用して出力する効果音生成手段を有し、前記効果音生成手段は、1周期分の波形を格納する波形データテーブルと、前記波形データテーブルから順次波形データを読込むことにより基準信号を生成する基準信号生成手段と、前記エンジン回転数に応じて前記基準信号を音響変化させて前記効果音信号を生成し、前記オーディオ信号及び前記制御信号に合成させて前記音出力手段に供給する効果音信号生成手段と、前記オーディオ信号の大きさに応じて前記効果音信号の大きさを変更する効果音信号振幅可変手段と、を備えることを特徴とする。
この特徴(4)を有する発明によれば、オーディオ信号の大きさに応じて前記効果音信号の大きさを変更するようにしているので、例えば、オーディオ信号の大きさが閾値を上回ったとき、効果音信号の大きさを調節するエンジン回転数の単位時間当たりの変化量である回転加速度の重みを一律小さな値とすることで、又は効果音の振幅を小さく(もしくは徐々に小さく)することで効果音の大きさを小さくし、楽音を聞きながらも最適な室内音の演出が可能となる。
この発明によれば、オーディオ信号が大きい場合においても、車両内騒音の的確な消音制御又は最適な室内音の演出が行える。
また、この発明によれば、オーディオ信号が大きい場合においても、一定の騒音制御効果が得られ、かつ適応騒音制御の発散を防止することができる。
さらに、この発明によれば、音検出手段により、エンジン騒音と音出力手段からの前記エンジン騒音の相殺音と楽音と効果音とが検出される状態において、楽音を発生するオーディオ信号が大きくされた場合に、前記エンジン騒音の相殺音の生成制御に関して一定の適応騒音抑制ができ、かつ適応騒音制御の発散を防止できる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、車両12に搭載されたこの発明の実施形態に係る車両用能動音響制御装置10の構成を示すブロック図である。
この車両用能動音響制御装置10は、基本的には、エンジン部14から供給されるエンジン回転数周波数Ne[Hz]に応じた効果音信号Ssを生成するASC(Active Sound Control:能動音響制御)回路部18と、エンジン回転を原因とする乗員の耳位置で聞こえる車内騒音(エンジン騒音又はエンジンこもり音という。)を相殺するための制御信号(相殺音信号)Scを出力するANC(Active Noise Control:能動騒音制御)回路部16と、スピーカ26を通じて可聴できる楽音となり増幅された信号であるオーディオ信号Saを生成する音源20と、オーディオ信号Saの大きさを検出しANC回路部16及びASC回路部18の変数{後述するステップサイズパラメータ、定数(乗数)、ゲイン等}を変更する大きさ検出処理部22と、効果音信号Ssと制御信号Scとオーディオ信号Saとを合成する加算器24と、加算器24の出力信号である合成信号Szを音(効果音信号Ssに基づく効果音、制御信号Scに基づくエンジン騒音の相殺音、オーディオ信号Saに基づく楽音)に変換して車室内に出力するスピーカ(音出力手段)26と、前記音(生成音)と車室内のエンジンこもり音(騒音)との合成音を検出し検出信号e1をANC回路部16に供給するマイクロフォン(音検出手段)28とを備える。なお、エンジン回転周波数Ne[Hz]=60×エンジン回転数[rpm]である。
ここで、音源20は、車内チューナにより受信された放送のオーディオ信号Sa、又はCD再生装置及びハードディスク再生装置等で再生されたオーディオ信号Saを出力する。
この実施形態において、スピーカ26は、例えば車両12の前席側の図示しないキックパネル部等に固定配置され、マイクロフォン28は、前席乗員の耳元に近い位置の、例えば車両12の車室天井部に固定配置される。なお、マイクロフォン28とスピーカ26は、複数あっても同様に制御することができる。
ASC回路部18、ANC回路部16及び大きさ検出処理部22は、それぞれマイクロコンピュータ等により構成される。マイクロコンピュータは、CPU、ROM(EEPROMも含む。)、RAM、タイマ(計時手段)、A/D変換器、D/A変換器等を含み、CPUがROMに記録されたプログラムを実行・処理することで各機能実現手段として機能する。
図2は、図1に示した車両用能動音響制御装置10のさらに詳しい構成を示すブロック図である。
ASC回路部18は、特許文献2にも記載されているように、正弦波1周期分の波形を時間軸(位相軸)方向に所定数等分(N等分)したときの各瞬時値を表す各瞬時値データをアドレス(N等分した位相)i毎に波形データとして記憶している波形データテーブル34を備えている。アドレスiは、0からN−1までの整数(0,1,2,…,N−1)であり、アドレスiの波形データがAsin(360゜×i/N)で算出される。アドレスiでの波形データの1周期分の読み出し速度を変化させることで任意の周波数の余弦波及び正弦波を発生することができる。
ASC回路部18は、さらに、エンジン回転周波数Neの周波数を整数倍(実数倍でもよい。)する倍数器32と、整数倍周波数の周期に応じて波形データテーブル34の読み出しアドレス周期を変化させて波形データを読み出すことで、エンジン回転周波数Neの高次高調波の正弦波である調波信号を生成する調波信号生成器36と、調波信号を例えばスピーカ26と乗員の耳位置までの車室の音響特性で補正してエンジン回転周波数Neに対してゲイン特性のリニアな音響信号を生成する音響信号生成器38と、エンジン回転周波数Neの単位時間当たりの変化量であるエンジン回転周波数加速度ΔaNe(=ΔNe/Δs[Hz/sec])を求めるエンジン回転周波数加速度算出器40と、エンジン回転周波数加速度ΔaNeに応じた重みを前記調波信号に乗算して音響信号を生成する加速度補正器42と、生成された音響信号を定数倍(ゲイン倍)し効果音信号Ssとして出力する増幅器44とを備える。増幅器44は、オーディオ信号Saの大きさが閾値THを上回った場合、増幅度が「1」から「0.5」(半分の値)に変更される。
ここで、加速度補正器42は、図3に示すように、エンジン回転周波数加速度ΔaNeに対して上記の重みWa(実線で示し、0[dB]〜−10数[dB]の範囲の値を採る。)が設定されたものである。大きさ検出処理部22で検出されたオーディオ信号Saの大きさが閾値THを上回った場合、重みWaに比較して約6[dB]小さくされた重みWb(一点鎖線で示す。)が設定される。
効果音信号Ssは、エンジン回転周波数Neに比例して振幅特性がリニアに大きくされ、さらに、エンジン回転周波数加速度ΔaNeに対して図3に示すように、その振幅特性が変化させられる信号であり、乗員にアクセル操作に対応した心地良いスポーティ感を与える。
一方、図2に示すように、ANC回路部16は、フィードフォワード型のfilterd−X LMSアルゴリズムを利用した回路である。
図4は、ANC回路部16の概略的なブロック図を示す。
図2及び図4に示すように、ANC回路部16は、エンジン回転周波数Neに同期した余弦波(cos)信号と正弦波(sin)信号を生成する基準信号生成器50(余弦波信号生成器50aと正弦波信号生成器50b)と、スピーカ26からマイクロフォン28までの車両12内での音の伝達特性を模擬した模擬伝達特性C^{模擬伝達特性(実部)Cr及び模擬伝達特性(虚部)Ci}が設定され、前記余弦波信号と前記正弦波信号に作用させて参照信号r(n){模擬余弦波信号である参照信号rc及び模擬正弦波信号である参照信号rs}を生成する参照信号生成器(フィルタ)54と、参照信号r(n)と後述する補正後の誤差信号e(n)とが供給され、誤差信号e(n)が最小となる適応制御アルゴリズム、例えば最急降下法の一種であるLMS(Least Mean Square)アルゴリズムに基づいて1タップ適応フィルタ(適応ノッチフィルタ)51、52のフィルタ係数A1、B1を更新するフィルタ係数更新器(アルゴリズム演算器)71、72と、1タップ適応フィルタ51、52から供給される係数A1が乗算された余弦波信号と係数B1が乗算された正弦波信号を加算して制御信号y(n){y(n)=余弦波信号×A1+正弦波信号×B1}を生成する加算器76と、加算器76から出力される制御信号y(n)の上限リミット値とゲインを切り替えて制御信号Scとして出力するリミッタ付き減衰器90とを備える。
この実施形態においてリミッタ付き減衰器90は、オーディオ信号Saの大きさが閾値TH以下であるときのゲイン(減衰率)βが、通常時ゲインβ=1(0[dB])とされ、オーディオ信号Saの大きさが閾値THを上回る値であるとき、ゲインβがβ=0.5(−6[dB])とされ、かつ最大振幅の上限リミット値が通常時の0.5(半分)にされる。
ANC回路部16は、さらに、フィルタ係数A1、B1と同値の係数A1、B1が設定される係数乗算器61、62を備える。係数乗算器61、62は、それぞれ参照信号rcに係数A1を乗算した信号及び参照信号rsに係数B1を乗算した信号を加算器74に供給する。加算器74は、係数A1が乗算された参照信号rc及び係数B1が乗算された参照信号rsの合成信号である模擬相殺音信号(マイクロフォン28の位置で検出される相殺音信号の推定信号)Skを生成し安定化係数乗算器78に供給する。安定化係数乗算器78は、模擬相殺音信号Skに安定化係数α(0<α<1)を乗算した安定化信号α・Skを加算器80の一方の入力ポートに供給する。
加算器80の他方の入力ポートには、マイクロフォン28により検出された検出信号e1が供給される。加算器80は、検出信号e1が安定化信号α・Skで補正された誤差信号e(n)、すなわち検出信号e1に安定化信号α・Skを加算した信号を補正後の誤差信号e(n)としてフィルタ係数更新器71、72に供給する。
ANC回路部16は適応ノッチフィルタを採用しており、周知のように、更新後のフィルタ係数A1(n+1)は、更新前のフィルタ係数A(n)と、誤差信号e(n)と、参照信号r(n)と、ステップサイズパラメータμとから次の(1)式で計算される。更新後のフィルタ係数B1(n+1)も同様に計算される。
A1(n+1)=A1(n)−μe(n)r(n) …(1)
ここで、図2の右上に示すように、この車両用能動音響制御装置10では、スピーカ26から生成される生成音としてオーディオ信号Saに基づく楽音、効果音信号Ssに基づく効果音、及び制御信号Scに基づくエンジン騒音の相殺音が存在することに留意する必要がある。もちろん、楽音、相殺音、効果音のうち、任意の1つ、2つ、又は全部を生成するように切り替えることができる。さらに、マイクロフォン28で受音される音として、これら楽音、効果音、相殺音の他に、エンジン騒音があることに留意する必要がある。
この実施形態に係る車両用能動音響制御装置10は、基本的には以上のように構成されかつ動作する。
次に要部動作について説明するが、この実施形態では、楽音の大小に応じて、換言すれば音源20から出力されるオーディオ信号Saの大きさに応じて、大きさ検出処理部22が、ASC回路部18及び(又は)ANC回路部16の動作を制御する点に特徴がある。
第1実施例(ステップサイズパラメータμと安定化係数αの変更)
ここでは、理解の容易化のために、効果音信号が生成されていない(ASC回路部18がOFF)で、楽音とエンジン騒音の相殺音が生成されている(音源20とANC回路部16がON)状態となっており(Sa≠0、Sc≠0、Ss=0)、さらにリミッタ付き減衰器90が通常時のゲイン(減衰率)β=1(0[dB])で最大振幅の上限リミット値が通常時に設定されているものとして説明する。
なお、以下に説明する各値は、車両12毎に、より具体的には車種毎や車種グレード毎に実験的及びシミュレーションにより決定することができる。
ANC回路部16によるエンジン騒音の消音制御が行われている最中に音源20からオーディオ信号Saが出力されスピーカ26から楽音が発生されているとき、大きさ検出処理部22で検出されるオーディオ信号Saの大きさが閾値TH以下(Sa≦TH)である場合、ANC回路部16は、通常(標準)の騒音制御を行う。
すなわち、ANC回路部16は、通常の(標準の)制御を行うためのステップサイズパラメータμ(μ=0.02:標準値)をフィルタ係数更新器71、72に設定し、通常の(標準の)制御を行うための安定化係数α(α=0.2:標準値)を安定化係数乗算器78に設定する。
その一方、オーディオ信号Saの大きさが閾値THを上回る大きさ(Sa>TH)を含むことを検出した場合、ステップサイズパラメータμの値を小さくするか、安定化係数αの値を大きくする。もちろん、ステップサイズパラメータμの値を小さくすると同時に安定化係数αの値を大きくしてもよい。
例えば、ステップサイズパラメータμの値を標準値のμ=0.02から5割減のμ=0.02×0.5=0.01に設定し、安定化係数αの値を標準値α=0.2から2倍のα=0.2×2=0.4に設定する。
ここで、まず、ステップサイズパラメータμを変更する物理的な意味について説明すると、ユーザによる音源20の電子ボリューム等の操作によりオーディオ信号Saが大きくされると、このオーディオ信号Saに比例して楽音も大きくなるが、楽音が大きくなると、楽音中のエンジン騒音、例えば40[Hz]の周波数に近い周波数成分の楽音も大きくなってマイクロフォン28で受音されることになる。
実際、楽音成分の大きさの時間的変化はエンジン騒音成分の大きさの時間的変化に比較して極めて変化が激しいことからフィルタ係数更新器71、72で認識される騒音成分が変動し、結果として、ANC回路部16での騒音制御が不安定になるおそれがある。そこで、オーディオ信号Saの大きさが閾値THを上回る場合、ステップサイズμを小さくすることにより騒音制御のロバスト性を高める。
図5A、図5Bの感度関数ga(f)、gb(f)に示すように、ステップサイズμが大きい場合に比較して、ステップサイズμを小さくした場合、感度関数ga(f)、gb(f)上、制御周波数fx、この場合、上記40[Hz]を中心とする消音の周波数範囲は狭まるが、消音効果が高くなる(負側の関数値が大きくなる)。
また、ステップサイズμを小さくした場合には、目標出力までの収束時間は長くなるが、正確に制御周波数で動作するようになり、その分、不要低周波成分(この場合、同周波数成分の楽音)やインパルス性のノイズに対するロバスト性が高くなるといえる。すなわち、エンジン回転周波数Neに同期する周波数(上記制御周波数fx)における消音効果が狭い帯域幅となるがその周波数において消音効果が高くなるので、オーディオ信号Saの変化の影響を受けて能動騒音制御が不安定になる状況を防止することができる。
図6Aは、オーディオ信号Saが閾値TH以下であるときのオーディオ信号Saと制御信号Scの波形を示している(μ=0.02)。図6Bは、オーディオ信号Saが閾値THを上回る値を含む場合のオーディオ信号Saと制御信号Scの波形を示している(μ=0.01)。いずれの場合においても制御信号Scが安定し、発散していないことが分かる。
図7は、ステップサイズパラメータμが大きい場合(μ=0.02)と小さい場合(μ=0.01)の収束時間の違いの例を示している。ステップサイズパラメータμが小さい方が、大きい方に比較して、目標出力に至るまでの時間が長くなることが分かる。すなわち即応性は劣るが、上述したようにロバスト性が高くなる。
次に、安定化係数αを変更する物理的な意味について説明すると、図2及び図4から分かるように加算器74の出力側に得られる模擬相殺音信号Skは、エンジン回転周波数Neの周波数を有する余弦波信号と正弦波信号に対し、参照信号生成器54で模擬伝達特性C^{模擬伝達特性(実部)Cr及び模擬伝達特性(虚部)Ci}を作用させた信号であるので、マイクロフォン28の位置で実際に検出される相殺音を模擬した信号であることが分かる。なお、マイクロフォン28で実際に検出される相殺音は、制御信号Scに基づきスピーカ26から発生される相殺音が車両12内の実空間音場を通過して検出される信号である。
この模擬相殺音信号Skの大きさを変更する定数が安定化係数α(0≦α<1)である。
模擬相殺音信号Skに安定化係数αが乗算された安定化信号αSkの性質について、まず、α=0のときを考える。このとき、制御周波数でオーディオ信号Sa(楽音)が大きくなると、マイクロフォン28で受音されるエンジン騒音の比率が相対的に小さくなる。そうすると、ANC回路部16が不安定の方向になる。この場合、安定化係数αを0値から大きくすると、誤差信号e中の安定化信号α・Skの割合が高まるので、制御周波数での安定性が向上する。しかし、安定化係数αを大きくしすぎると(値1に近づけすぎると)、マイクロフォン28で受音するエンジン騒音の大きさの変化に対する反応がにぶくなるので、騒音制御の意味をなさなくなる。そこで、オーディオ信号Saが閾値THを超えたとき、安定化係数乗算器78に予め定めた安定化係数αを設定することで、楽音が大きい場合であっても一定の騒音制御を行うことができるようになる。
実際上、図4に模式的に示すように、マイクロフォン28で受音される相殺音をC・Sc(Cは、模擬伝達特性54)とし、エンジン騒音をdとすると、相殺音C・Scの周波数とエンジン騒音dの周波数との間で周波数ずれが発生する場合があることが分かった。
例えば、図8の左側に示すように、実際のエンジン騒音dの周波数が42[Hz]であるとき、相殺音C・Scの周波数が40[Hz]とずれる場合がある。
この場合、図8の右側の図に示すように、安定化信号αSkの値が「0」である場合には、2[Hz]の低周波のうなり成分が発生してマイクロフォン28での検出信号e1が変調され騒音制御が不安定になる。
そこで、安定化信号α・Skを検出信号e1に加えた誤差信号e(n)を用いることにより、このうなりを抑制してエンジン騒音を小さくすることができることが分かった。
図9は、検出信号e1の波形を示している。安定した時点t2において、適応騒音制御をしない場合のエンジン騒音の振幅に対応する検出信号e1の振幅e1a(時間の経過に対して一定値:e1a=e1o)に対して、安定化係数αをα=0値とした場合の振幅e1bは小さくなるが、制御開始時点t1近傍においてうなりによる振幅変動があり適応騒音制御しない場合より振幅が大きくなり、時点t1近傍以降でも振幅の揺れが存在して安定性にかける。その一方、安定化係数αによる安定補償がある場合の検出信号e1の振幅e1cは、うなりによる振幅変動が存在してもその絶対値が小さく安定化した時点t2では、振幅e1cともっとも検出信号e1の振幅が小さくなることが分かる。
なお、安定補償のない場合のフィルタ係数A1の更新式は、制御周波数を40[Hz]とすると、上記(1)式を参照すれば、次の(2)式になることが分かり、安定補償がある場合には、次の(3)式となることが分かる。
A1(n+1)=A1(n)−μe(n)42Hzr(n)40Hz …(2)
A1(n+1)
=A1(n)−μ{e(n)42Hzr(n)40Hz+αr(n)40Hz} …(3)
第2実施例(制御信号Scの利得と最大振幅値の変更)
上述したように、オーディオ信号Saが大きいときには、検出信号e1中、エンジン騒音の比率が小さくなってANC回路部16の制御が不安定になる。
そこで、大きさ検出処理部22は、リミッタ付き減衰器90に対し、オーディオ信号Saの大きさが閾値TH以下であるとき通常時のゲイン(減衰率)βをβ=1(0[dB])に設定し、オーディオ信号Saの大きさが閾値THを上回る値であるとき、ゲインβをβ=0.5(−6[dB])に設定し、かつ最大振幅の上限リミット値を通常時の0.5(半分)に設定する。
このようにすれば、図10に示すように、制御信号Scの上限値は半減するが、オーディオ信号Saが大きくなっても、安定して一定の消音効果を得ることができる。
第3実施例(効果音信号Ssの利得及び重みの制御)
この実施例においては、音源Sa、ANC回路部16及びASC回路部18の全てが能動状態となっており、Sa≠0、Sc≠0、Ss≠0と、効果音信号Ssも生成されている状態を前提としている。
ユーザの電子ボリューム等の操作によりオーディオ信号Saが閾値THを上回る大きさにされたことを検出したときには、ユーザがエンジン騒音の調波音である効果音を聞きたい状況ではないと判断し、大きさ検出処理部22は、増幅器44のゲインを標準値の半分にする。このため、効果音信号Scの値が半分の値となる。
または、図3に示したように、加速度補正器42に設定されるエンジン回転周波数加速度ΔaNeに対する重みWa(0dB〜−10数dB)を、6[dB]小さくした重みWb{−6dB〜−(10数+6)dB}に設定変更する。
なお、図3において、エンジン回転周波数加速度aNeの値、50[Hz/sec]が、概ね、トランスミッションの1速全開加速度に対応する。このように重みWaを重みWbに変更して効果音信号Scの値を小さくすることができる。
以上説明したように上述した実施形態によれば、オーディオ信号Saの大きさに応じてステップサイズパラメータμの値を変更、例えば、オーディオ信号Saが閾値THを上回るときにステップサイズパラメータμの値を標準値0.02より小さな値0.01に変更する制御を行っているので、エンジン回転周波数Neに同期する周波数における消音効果が狭い帯域幅となるが消音効果が高くなるので、オーディオ信号Saの影響を受けて能動騒音制御が不安定になる状況を防止することができる。なお、オーディオ信号Saの大きさが閾値THを上回ったとき、ステップサイズパラメータμを段階的に徐々に小さな値となるような制御としてもよい。
この場合、さらに、参照信号r(n)に、更新されたフィルタ係数A1、B1が乗算された信号を合成してマイクロフォン28の位置(音検出手段位置)での模擬相殺音信号Skを生成し、模擬相殺音信号Skを安定化係数乗算器78にて安定化係数α倍(定数倍)した安定化信号α・Skを検出信号e1に合成し、合成検出信号を誤差信号e(n)としてフィルタ係数更新器(フィルタ係数更新手段)71、72に供給するように構成し、模擬相殺音信号Skを安定化係数α倍した安定化信号α・Skの大きさを、オーディオ信号Saの大きさに応じて変更するようにしているので、例えば、オーディオ信号Saが閾値THを上回ったときには、安定化係数αの値を、例えば標準値0.2から0.4と大きくするようにすれば、車室内におけるエンジン騒音の低減量は減少するが、楽音が大きくても一定量確実にエンジン騒音を低減でき、騒音制御が発散することを回避することができる。なお、オーディオ信号Saの大きさが閾値THを上回ったとき、安定化係数αの値を段階的に徐々に大きな値となるような制御としてもよい。
同様に、オーディオ信号Saが閾値THを上回ったときに、制御信号Scの振幅のリミット値をリミッタ付き減衰器(オーディオ信号振幅可変手段)90により標準値の半分にすることにより、楽音が大きくても一定量確実に車室内騒音を低減でき、騒音制御が発散することを回避することができる。この場合にも、オーディオ信号Saの大きさが閾値THを上回ったとき、リミット値を段階的に徐々に小さな値となるような制御としてもよい。
さらに、オーディオ信号Saの大きさに応じて効果音信号Scの大きさを変更する増幅器(効果音信号振幅可変手段)44を備え、オーディオ信号Saの大きさが閾値THを上回った場合、増幅器44の増幅度が「1」から「0.5」(半分の値)に変更されるようにしているので、効果音の大きさは小さくなるが、一定量確実に車室内騒音を低減でき、騒音制御が発散することを防止することができる。この場合にも、オーディオ信号Saの大きさが閾値THを上回ったとき、増幅度を段階的に徐々に小さな値となるような制御としてもよい。
同様に、オーディオ信号Saの大きさが閾値THを上回ったとき、効果音信号Scの大きさを調節するエンジン回転周波数Neの単位時間当たりの変化量であるエンジン回転周波数加速度ΔaNe(回転加速度)の重みを一律小さな値(−6dB)とすることで効果音の大きさを小さくし、楽音を聞きながらも最適な室内音の演出が可能となる。この場合にも、オーディオ信号Saの大きさが閾値THを上回ったとき、増幅度を段階的に徐々に小さな値となるような制御としてもよい。
このように上述した実施形態によれば、オーディオ信号Saが大きい場合においても、車両内のエンジン騒音の的確な消音制御又は最適な室内音の演出が行える。
車両に搭載されたこの発明の実施形態に係る車両用能動音響制御装置の構成を示すブロック図である。 図1に示した車両用能動音響制御装置の詳しい構成を示すブロック図である。 図2中の加速度補正器に設定される重みの説明図である。 安定化係数の動作説明に供されるブロック図である。 図5Aは、ステップサイズパラメータが大きい場合の感度関数を示す説明図、図5Bは、ステップサイズパラメータが小さい場合の感度関数を示す説明図である。 図6Aは、オーディオ信号が閾値より小さい場合の騒音制御の説明図、図6Bは、オーディオ信号が閾値より大きい場合の騒音制御の説明図である。 ステップサイズパラメータを変化させた場合の目標出力への収束の仕方の説明図である。 相殺音と実際の騒音との間に周波数差がある場合におけるうなり発生の説明図である。 図9Aは、騒音制御がない場合の波形図、図9Bは、安定補償のない騒音制御の波形図、図9Cは、安定補償がある騒音制御の波形図である。 オーディオ信号が閾値を超えた場合に相殺音信号のリミット値を半減させたときの説明図である。
符号の説明
10…車両用能動音響制御装置 12…車両
14…エンジン部 16…ANC回路部
18…ASC回路部 20…音源
22…大きさ検出処理部 26…スピーカ
28…マイクロフォン 42…加速度補正器
44…増幅器 50…基準信号生成器
51、52…1タップ適応フィルタ 54…参照信号生成器
61、62…係数乗算器 71、72…フィルタ係数更新器
78…安定化係数乗算器

Claims (4)

  1. オーディオ信号とエンジン騒音を相殺するための制御信号との合成信号に基づき共用の音出力手段から車室内に前記オーディオ信号に基づく楽音と前記制御信号に基づく相殺音を出力する車両用能動音響制御装置において、
    前記オーディオ信号の大きさを検出するオーディオ信号検出手段と、
    前記エンジン騒音と前記相殺音と前記楽音とを検出し検出信号を出力する音検出手段と、
    エンジン回転数に同期して生成される余弦波信号と正弦波信号にそれぞれ前記音出力手段から前記音検出手段までの伝達経路を模擬した模擬伝達特性を作用させて各参照信号を得る参照信号生成手段と、
    前記各参照信号と前記検出信号とが供給され、所定のステップサイズパラメータを用いて前記余弦波信号と前記正弦波信号とにそれぞれ乗算される適応フィルタのフィルタ係数を更新するフィルタ係数更新手段と、
    更新されたフィルタ係数が乗算された前記余弦波信号と前記正弦波信号を合成して前記制御信号として出力する合成手段と、
    を備え、
    前記オーディオ信号の大きさに応じて前記ステップサイズパラメータの値を変更するようにした
    ことを特徴とする車両用能動音響制御装置。
  2. 請求項1記載の車両用能動音響制御装置において、
    さらに、前記各参照信号に、更新された前記各フィルタ係数が乗算された信号を合成して音検出手段位置での模擬相殺音信号を生成し、該模擬相殺音信号を定数倍手段にて定数倍した信号を前記検出信号に合成し、合成検出信号を前記検出信号として前記フィルタ係数更新手段に供給するように構成し、
    前記定数倍手段の定数倍を、前記オーディオ信号の大きさに応じて変更するようにした
    ことを特徴とする車両用能動音響制御装置。
  3. 請求項1記載の車両用能動音響制御装置において、
    さらに、前記制御信号の振幅を前記オーディオ信号の大きさに応じて変更するオーディオ信号振幅可変手段を備える
    ことを特徴とする車両用能動音響制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用能動音響制御装置において、
    さらに、
    前記エンジン回転数に応じた効果音を、前記音出力手段を共用して出力する効果音生成手段を有し、
    前記効果音生成手段は、
    1周期分の波形を格納する波形データテーブルと、前記波形データテーブルから順次波形データを読込むことにより基準信号を生成する基準信号生成手段と、前記エンジン回転数に応じて前記基準信号を音響変化させて前記効果音信号を生成し、前記オーディオ信号及び前記制御信号に合成させて前記音出力手段に供給する効果音信号生成手段と、
    前記オーディオ信号の大きさに応じて前記効果音信号の大きさを変更する効果音信号振幅可変手段と、を
    備えることを特徴とする車両用能動音響制御装置。
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