JP2008213719A - インホイールモータ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】減速部を高減速化すると共に、全体としては軽量化、コンパクト化したインホイールモータ駆動装置を提供する。
【解決手段】インホイールモータ駆動装置21は、ケーシング22と、モータ側回転部材25を回転駆動するモータ部Aと、モータ側回転部材25の回転を減速して車輪側回転部材26に伝達する減速部Bと、車輪側回転部材26に固定連結された車輪ハブ35とを備える。減速部Bは、円筒部24aの内周面によって区切られた空間の内側に配置され、モータ側回転部材25の回転を減速する第1の遊星減速機構27aと、円筒部24aの内周面によって区切られた空間の外側に配置され、第1の遊星減速機構27aの回転を減速して車輪側回転部材26に伝達する第2の遊星減速機構27bとを含む。そして、第2の遊星減速機構27bの外径寸法は、円筒部24aの内径寸法より大きい。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動モータの出力軸と車輪のハブとを減速機を介して同軸上に連結したインホイールモータ駆動装置に関するものである。
従来のインホイールモータ駆動装置は、例えば、特開2005−59684号公報(特許文献1)および特開2001−32888号公報(特許文献2)に記載されている。上記の各公報に記載されているインホイールモータ駆動装置は、駆動力を発生させるモータ部と、モータ部の回転を減速する減速部と、減速部の出力を車輪に伝達する車輪ハブとを主に備える。
また、特開2005−59684号公報(特許文献1)に記載されている減速部には、遊星歯車式減速機構(「遊星減速機構」ともいう。以下同じ。)が採用されている。遊星歯車式減速機構の減速比は、歯車の強度等の観点から1/3〜1/6程度に設定されるのが一般的である。
ここで、サスペンションの下部に配置されるインホイールモータ駆動装置には、乗り心地を向上させる観点から軽量化およびコンパクト化が要求される。車輪を駆動させるのに必要なトルクを確保しつつ、これらの要求を満足するためには、モータ部を高速回転化すると共に、高減速比の減速部を採用する必要がある。
そこで、特開2001−32888号公報(特許文献2)に記載されている減速部は、2つの遊星歯車式減速機構を直列に配置している。また、この2つの遊星歯車式減速機構は、モータ部のロータハブの内側に配置されている。これにより、特開2005−59684号公報(特許文献1)の場合と比較して高減速比が得られると共に、インホイールモータ駆動装置の軸方向寸法を短くすることができる。
特開2005−59684号公報 特開2001−32888号公報
遊星歯車式減速機構の減速比rは、太陽歯車の歯数をn、内歯車の歯数をnとすると、数式1で表わされる。数式1によれば、減速比rを大きくするためには、内歯車の歯数nを増加する必要がある。また、内歯車の歯数nは、内歯車の直径に比例する。
Figure 2008213719
しかし、特開2001−32888号公報(特許文献2)のように、遊星歯車式減速機構をロータハブの内側に配置した場合、内歯車の直径はロータハブに制限されて自由に設定することができない。特に、モータ部の径方向寸法を減じるためにロータハブの直径を小さくすれば、内歯車の直径も小さくなって必要な減速比が得られなくなるおそれがある。
そこで、この発明の目的は、遊星歯車式減速機構を採用したインホイールモータ駆動装置であって、減速部を高減速化すると共に、全体としては軽量化、コンパクト化したインホイールモータ駆動装置を提供することである。
この発明に係るインホイールモータ駆動装置は、ケーシングと、モータ側回転部材を回転駆動するモータ部と、モータ側回転部材の回転を減速して車輪側回転部材に伝達する減速部と、車輪側回転部材に固定連結された車輪ハブとを備える。モータ部は、ケーシングに固定される円筒形状の固定子と、固定子と径方向の隙間を設けて対面する円筒部、および円筒部の内周面から径方向内側に延びるフランジ部を含み、モータ側回転部材と一体回転する回転子とを有する。減速部は、円筒部の内周面によって区切られた空間の内側に配置され、モータ側回転部材の回転を減速する第1の遊星減速機構と、円筒部の内周面によって区切られた空間の外側に配置され、第1の遊星減速機構の回転を減速して車輪側回転部材に伝達する第2の遊星減速機構とを含む。そして、第2の遊星減速機構の外径寸法は、円筒部の内径寸法より大きい。
上記構成のように、第1の遊星減速機構を固定子の内側に配置することにより、インホイールモータ駆動装置を軸方向にコンパクト化することができる。また、第2の遊星減速機構を大型化して固定子の外側に配置することにより、高い減速比を得ることができる。その結果、減速部を高減速化すると共に、全体としては軽量化、コンパクト化したインホイールモータ駆動装置を得ることができる。
好ましくは、モータ部を保持するケーシングは、外径寸法が円筒部の内径寸法より小さく、円筒部の内周面によって区切られた空間の内側で第1の遊星減速機構を保持する小径部と、内径寸法が円筒部の内径寸法より大きく、円筒部の内周面によって区切られた空間の外側で第2の遊星減速機構を保持する大径部とを含む。
さらに好ましくは、第1の遊星減速機構は、モータ側回転部材と一体回転する第1の太陽歯車と、小径部に固定される第1の内歯車と、第1の太陽歯車および第1の内歯車に噛合う複数の第1の遊星歯車と、一方側端部で複数の第1の遊星歯車それぞれを自転自在に保持し、第1の遊星歯車の公転運動に伴って回転する第1の遊星キャリアとを有する。第2の遊星減速機構は、第1の遊星キャリアの他方側端部に固定されて一体回転する第2の太陽歯車と、大径部に固定される第2の内歯車と、第2の太陽歯車および第2の内歯車に噛合う複数の第2の遊星歯車と、一方側端部で複数の第2の遊星歯車それぞれを自転自在に保持し、他方側端部で車輪側回転部材と接続し、第2の遊星歯車の公転運動に伴って回転する第2の遊星キャリアとを有する。
好ましくは、第1および第2外側軌道面が形成された外方部材と、車輪側回転部材の外径面に設けられ、第1外側軌道面に対向する第1内側軌道面と、車輪ハブの外径面に設けられ、第2外側軌道面に対向する第2内側軌道面と、第1外側軌道面と第1内側軌道面との間、および第2外側軌道面と第2内側軌道面との間に配置される複数の転動体とを含み、車輪ハブをケーシングに対して回転自在に支持する車輪ハブ軸受をさらに備える。
上記構成のように、外側軌道面を外方部材(ケーシング)の内径面に設け、内側軌道面を車輪側回転部材および車輪ハブの外径面に設けることにより、軸受の構成要素としての内輪および外輪を省略することができるので、車輪ハブ軸受の径方向の寸法を小さくすることができる。または、径方向の寸法を同寸法とする場合には、転動体の径を大きくすることができるので、負荷容量を増大することが可能となる。さらには、部品点数の削減による組立性の改善効果が期待できる。
この発明によれば、直列に接続された遊星減速機構の一方を固定子の内側に配置し、他方を大型化して固定子の外側に配置することにより、高減速比の減速部とすると共に、全体としては軽量化、コンパクト化したインホイールモータ駆動装置を得ることができる。
図2および図3を参照して、この発明の一実施形態に係るインホイールモータ駆動装置を備えた電気自動車11を説明する。なお、図2は電気自動車11の平面図であって、図3は電気自動車11を後方から見た図である。
図2を参照して、電気自動車11は、シャーシ12と、操舵輪としての前輪13と、駆動輪としての後輪14と、左右の後輪14それぞれに駆動力を伝達するインホイールモータ駆動装置21とを備える。図3を参照して、後輪14は、シャーシ12のホイールハウジング12aの内部に収容され、懸架装置(サスペンション)12bを介してシャーシ12の下部に固定されている。
懸架装置12bは、左右に伸びるサスペンションアームによって後輪14を支持すると共に、コイルスプリングとショックアブソーバとを含むストラットによって、後輪14が地面から受ける振動を吸収してシャーシ12の振動を抑制する。さらに、左右のサスペンションアームの連結部分には、旋回時等に車体の傾きを抑制するスタビライザーが設けられる。なお、懸架装置12bは、路面の凹凸に対する追従性を向上し、駆動輪の駆動力を効率良く路面に伝達するために、左右の車輪を独立して上下させることができる独立懸架式とするのが望ましい。
この電気自動車11は、ホイールハウジング12a内部に、左右の後輪14それぞれを駆動するインホイールモータ駆動装置21を設けることによって、シャーシ12上にモータ、ドライブシャフト、およびデファレンシャルギヤ機構等を設ける必要がなくなるので、客室スペースを広く確保でき、かつ、左右の駆動輪の回転をそれぞれ制御することができるという利点を備えている。
一方、この電気自動車11の走行安定性を向上するために、ばね下重量を抑える必要がある。また、さらに広い客室スペースを確保するために、インホイールモータ駆動装置21の小型化が求められる。そこで、インホイールモータ駆動装置21として、図1に示すようなこの発明の一実施形態に係るインホイールモータ駆動装置21を採用する。
図1を参照して、この発明の一実施形態に係るインホイールモータ駆動装置21を説明する。なお、図1はインホイールモータ駆動装置21の概略断面図である。
インホイールモータ駆動装置21は、駆動力を発生させるモータ部Aと、モータ部Aの回転を減速して出力する減速部Bと、減速部Bからの出力を駆動輪に伝える車輪ハブ軸受部Cとを備え、モータ部Aと減速部Bとはケーシング22に収納されて、図3に示すように電気自動車11のホイールハウジング12a内に取り付けられる。
モータ部Aは、ケーシング22に固定される固定子としてのステータ23と、ステータ23の内側に径方向の隙間を設けて対面する回転子としてのロータ24と、ロータ24の内側に固定連結されてロータ24と一体回転するモータ側回転部材25とを備えるラジアルギャップモータである。
ロータ24は、大径円筒部24aと、小径円筒部24bと、大径円筒部24aと小径円筒部24bとの間を径方向に延びるフランジ部24cとを含む。大径円筒部24aの外径面には、ステータ23と対面する位置に永久磁石または磁性体(図中×印で示す)を有する。また、小径円筒部24bは、モータ側回転部材25に嵌合して、ロータ24とモータ側回転部材25とを一体回転させる。
モータ側回転部材25は、モータ部Aおよび減速部Bに連通し、モータ部Aの回転を減速部Bに出力する。モータ側回転部材25の一方側端部はケーシング22に、他方側端部は車輪側回転部材26に、それぞれラジアル転がり軸受41a,41bによって回転自在に支持されている。
減速部Bは、第1および第2の遊星減速機構27a,27bを直列的に接続して構成されており、モータ側回転部材25の回転を減速して車輪側回転部材26に伝達する。
車輪側回転部材26は、フランジ部26aと中空部26bとを有する中空軸である。この車輪側回転部材26は、フランジ部26aの内径面でラジアル転がり軸受41bによってモータ側回転部材25を回転自在に支持する。また、中空部26bの外径面で車輪ハブ35と連結し、車輪側回転部材26と車輪ハブ35とは一体回転する。
減速部Bを保持するケーシング22は、外径寸法が大径円筒部24aの内径寸法より小さく、大径円筒部24aの内周面によって区切られた空間の内側に位置する小径部22bと、内径寸法が大径円筒部24aの内径寸法より大きく、大径円筒部24aの内周面によって区切られた空間の外側に位置する大径部22cとを含む。
そして、小径部22bで第1の遊星減速機構27aを、大径部22cで第2の遊星減速機構27bをそれぞれ保持している。つまり、第1の遊星減速機構27aは、大径円筒部24aの内周面によって区切られた空間の内側に配置される。一方、第2の遊星減速機構27bは、大径円筒部24aの内周面によって区切られた空間の外側に配置される。
第1の遊星減速機構27aは、第1の太陽歯車28aと、第1の内歯車29aと、複数の第1の遊星歯車30aと、第1の遊星キャリア31aとで構成され、モータ側回転部材25の回転を減速して第2の遊星減速機構27bに伝達する。
第1の太陽歯車28aは、モータ側回転部材25と一体回転する。この実施形態においては、モータ側回転部材25の外径面に直接形成されているが、これに限ることなく、モータ側回転部材25と別体の太陽歯車をモータ側回転部材25に嵌合固定してもよい。
第1の内歯車29aは、ケーシング22の小径部22bに保持される。第1の遊星歯車30aは、第1の太陽歯車28aおよび第1の内歯車29aに噛合った状態で自転運動および公転運動をする。
第1の遊星キャリア31aは、その一方側端部に第1の遊星歯車30aに挿通する複数の第1の遊星キャリア軸32aを有し、他方側端部で第2の遊星減速機構27bに連結されている。そして、第1の遊星キャリア31aは、第1の遊星歯車30aの公転運動に伴って回転する。
また、第1の遊星キャリア31aは、ラジアル針状ころ軸受42a,42bによってモータ側回転部材25に回転自在に支持されている。また、遊星減速機構を構成する歯車がはすば歯車の場合に歯の噛合いによって発生するスラスト荷重を支持するために、第1の太陽歯車28aと第1の遊星キャリア31aとの間、および車輪側回転部材26と第1の遊星キャリア31aとの間には、それぞれスラスト針状ころ軸受43a,43bが配置されている。
第1の遊星キャリア軸32aは、一方側端部が第1の遊星キャリア31aに固定され、他方側端部に第1の遊星歯車30aの抜けを防止する抜け止め部34aが設けられている。そして、ラジアル針状ころ軸受33aを介して第1の遊星歯車30aを自転自在に保持している。
第2の遊星減速機構27bは、第2の太陽歯車28bと、第2の内歯車29bと、複数の第2の遊星歯車30bと、第2の遊星キャリア31bとで構成され、第1の遊星減速機構27aの回転を減速して車輪側回転部材26に伝達する。
第2の太陽歯車28bは、第1の遊星キャリア31aと一体回転する。この実施形態においては、第1の遊星キャリア31aの他方側端部の外径面に直接形成されているが、これに限ることなく、第1の遊星キャリア31aと別体の太陽歯車を第1の遊星キャリア31aに嵌合固定してもよい。
第2の内歯車29bは、ケーシング22の大径部22cに保持される。なお、第2の内歯車29bの外径寸法は、ロータ24の円筒部24aの内径寸法より大きく設定されている。第2の遊星歯車30bは、第2の太陽歯車28bおよび第2の内歯車29bに噛合った状態で自転運動および公転運動をする。
第2の遊星キャリア31bは、その一方側端部に第2の遊星歯車30bに挿通する複数の第2の遊星キャリア軸32bを有し、他方側端部でモータ側回転部材25に接続されている。具体的には、車輪側回転部材26のフランジ部26aが第2の遊星キャリア31bとして機能する。そして、第2の遊星キャリア31bは、第2の遊星歯車30bの公転運動に伴って回転する。
第2の遊星キャリア軸32bは、一方側端部が第2の遊星キャリア31bに固定され、他方側端部に第2の遊星歯車30bの抜けを防止する抜け止め部34bが設けられている。そして、ラジアル針状ころ軸受33bを介して第2の遊星歯車30bを自転自在に保持している。
車輪ハブ軸受部Cは、車輪側回転部材26に固定連結された車輪ハブ35と、車輪ハブ35をケーシング22に対して回転自在に保持する車輪ハブ軸受36とを備える。車輪ハブ35は、円筒形状の中空部35aとフランジ部35bとを有する。フランジ部35bにはボルト35cによって駆動輪14(図示省略)が固定連結される。また、中空部35aの開口部分には、インホイールモータ駆動装置21の内部への塵埃の混入等を防止するために密封部材35dが設けられている。
車輪ハブ軸受36は、転動体としての玉36eを採用する複列のアンギュラ玉軸受である。玉36eの軌道面としては、第1外側軌道面36a(図中右側)および第2外側軌道面36b(図中左側)とが外方部材22aの内径面に設けられており、第1外側軌道面36aに対向する第1内側軌道面36cが車輪側回転部材26の外径面に、第2外側軌道面36bに対向する第2内側軌道面36dが車輪ハブ35の外径面にそれぞれ設けられている。そして、玉36eは、第1外側軌道面36aと第1内側軌道面36cとの間、および第2外側軌道面36bと第2内側軌道面36dとの間にそれぞれ複数個配置される。また、車輪ハブ軸受36は、左右の列の玉36eそれぞれを保持する保持器36fと、軸受内部に封入されたグリース等の潤滑剤の漏洩や、外部からの塵埃の混入を防止する密封部材36gとを含む。
車輪側回転部材26の外径面と車輪ハブ35の内径面とは拡径加締めによって塑性結合されている。具体的には、インホイールモータ駆動装置21を固定しておき、車輪側回転部材26の中空部26bの内径より僅かに大きい外径を有する加締め冶具(図示省略)を中空部26bに圧入する。
これにより、塑性結合部40で車輪側回転部材26と車輪ハブ35とが塑性結合する。上記方法で車輪側回転部材26と車輪ハブ35とを固定連結することにより、嵌め合いで固定する場合と比較して、結合強度を大幅に高めることができる。これにより、車輪ハブ35を安定して保持することが可能となる。
上記構成のインホイールモータ駆動装置21において、第1の遊星減速機構27aを円筒部24aの内側に配置したことにより、インホイールモータ駆動装置21を軸方向にコンパクト化することができる。
なお、第1の遊星減速機構27aの全域が円筒部24aの内周面によって区切られた空間の内側に位置する場合のみならず、図1に示すように第1の遊星減速機構27aの一部が円筒部24aの内周面によって区切られた空間の内側に位置する場合でも、この発明の効果を得ることができる。
また、第2の遊星減速機構27bを円筒部24aの外側に配置し、かつ外径寸法を円筒部24aの内径寸法より大きくしたことにより、第2の遊星減速機構27bは、第1の遊星減速機構27bと比較して、減速比を大きくすることが可能となる。
減速部B全体としての減速比は、第1および第2の遊星減速機構27a,27bそれぞれの減速比の積で表わされるので、第2の遊星減速機構27bの減速比を大きくすれば、減速部B全体としての減速比を大きくすることができる。
また、図1に示す実施形態において、モータ部Aの位置におけるケーシング22の外径寸法は、第2の遊星減速機構27bの位置における外径寸法と比較して大きくなっているので、モータ部Aの径方向の寸法を削減し、第2の遊星減速機構27bの径寸法をモータ部Aを超えない範囲で大きくすれば、さらにコンパクトで減速比の高いインホイールモータ駆動装置を得ることができる。
その結果、上記の実施形態に係るインホイールモータ駆動装置21を電気自動車11に採用することにより、ばね下重量を抑えることができる。その結果、走行安定性に優れた電気自動車11を得ることができる。
なお、上記の実施形態における作動の説明は、各部材の回転に着目して行ったが、実際にはトルクを含む動力がモータ部Aから駆動輪に伝達される。したがって、上述のように減速された動力は高トルクに変換されたものとなっている。
また、上記の実施形態における作動の説明では、モータ部Aに電力を供給してモータ部Aを駆動させ、モータ部Aからの動力を駆動輪に伝達させたが、これとは逆に、車両が減速したり坂を下ったりするようなときは、駆動輪側からの動力を減速部Bで高回転低トルクの回転に変換してモータ部Aに伝達し、モータ部Aで発電しても良い。さらに、ここで発電した電力は、バッテリーに蓄電しておき、後でモータ部Aを駆動させたり、車両に備えられた他の電動機器等の作動に用いてもよい。
さらに、上記の実施形態の構成にブレーキを加えることもできる。例えば、図1の構成において、ケーシング22を軸方向に延長してロータ24の図中右側に空間を形成し、ロータ24と一体的に回転する回転部材と、ケーシング22に回転不能にかつ軸方向に移動可能なピストンと、このピストンを作動させるシリンダとを配置して、車両停止時にピストンと回転部材とを嵌合させてロータ24をロックするものとするパーキングブレーキであってもよい。
または、ロータ24と一体的に回転する回転部材の一部に形成されたフランジおよびケーシング22側に設置された摩擦板をケーシング22側に設置されたシリンダで挟むディスクブレーキであってもよい。さらに、この回転部材の一部にドラムを形成すると共に、ケーシング22側にブレーキシューを固定し、摩擦係合およびセルフエンゲージ作用で回転部材をロックするドラムブレーキを用いることができる。
また、上記の実施形態においては、車輪側回転部材26と車輪ハブ35とは、拡径加締めによって固定連結した例を示したが、これに限ることなく、任意の方法で固定連結することができる。
さらに、図2に示した電気自動車11は、後輪14を駆動輪とした例を示したが、これに限ることなく、前輪13を駆動輪としてもよく、4輪駆動車であってもよい。なお、本明細書中で「電気自動車」とは、電力から駆動力を得る全ての自動車を含む概念であり、例えば、ハイブリッドカー等をも含むものとして理解すべきである。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明の一実施形態に係るインホイールモータ駆動装置の概略断面図である。 図1のインホイールモータ駆動装置を有する電気自動車の平面図である。 図2の電気自動車の後方断面図である。
符号の説明
11 電気自動車、12 シャーシ、12a ホイールハウジング、12b 懸架装置、13 前輪、14 後輪、21 インホイールモータ駆動装置、22 ケーシング、22a 外方部材、22b 小径部、22c 大径部、23 ステータ、24 ロータ、24a 大径円筒部、24b 小径円筒部、24c,26a,35b フランジ部、25 モータ側回転部材、26 車輪側回転部材、26b,35a 中空部、27a,27b 遊星減速機構、28a,28b 太陽歯車、29a,29b 内歯車、30a,30b 遊星歯車、31a,31b 遊星キャリア、32a,32b 遊星キャリア軸、33a,33b,42a,42b ラジアル針状ころ軸受、34a,34b 抜け止め部、35 車輪ハブ、35c ボルト、35d,36g 密封部材、36 車輪ハブ軸受、36a,36b 外側軌道面、36c,36d 内側軌道面、36e 玉、36f 保持器、41a,41b ラジアル転がり軸受、43a,43b スラスト針状ころ軸受。

Claims (4)

  1. ケーシングと、
    モータ側回転部材を回転駆動するモータ部と、
    前記モータ側回転部材の回転を減速して車輪側回転部材に伝達する減速部と、
    前記車輪側回転部材に固定連結された車輪ハブとを備え、
    前記モータ部は、
    前記ケーシングに固定される円筒形状の固定子と、
    前記固定子と径方向の隙間を設けて対面する円筒部、および前記円筒部の内周面から径方向内側に延びるフランジ部を含み、前記モータ側回転部材と一体回転する回転子とを有し、
    前記減速部は、
    前記円筒部の内周面によって区切られた空間の内側に配置され、前記モータ側回転部材の回転を減速する第1の遊星減速機構と、
    前記円筒部の内周面によって区切られた空間の外側に配置され、前記第1の遊星減速機構の回転を減速して前記車輪側回転部材に伝達する第2の遊星減速機構とを含み、
    前記第2の遊星減速機構の外径寸法は、前記円筒部の内径寸法より大きい、インホイールモータ駆動装置。
  2. モータ部を保持する前記ケーシングは、
    外径寸法が前記円筒部の内径寸法より小さく、前記円筒部の内周面によって区切られた空間の内側で前記第1の遊星減速機構を保持する小径部と、
    内径寸法が前記円筒部の内径寸法より大きく、前記円筒部の内周面によって区切られた空間の外側で前記第2の遊星減速機構を保持する大径部とを含む、請求項1に記載のインホイールモータ駆動装置。
  3. 前記第1の遊星減速機構は、前記モータ側回転部材と一体回転する第1の太陽歯車と、
    前記小径部に固定される第1の内歯車と、
    前記第1の太陽歯車および前記第1の内歯車に噛合う複数の第1の遊星歯車と、
    一方側端部で前記複数の第1の遊星歯車それぞれを自転自在に保持し、前記第1の遊星歯車の公転運動に伴って回転する第1の遊星キャリアとを有し、
    前記第2の遊星減速機構は、前記第1の遊星キャリアの他方側端部に固定されて一体回転する第2の太陽歯車と、
    前記大径部に固定される第2の内歯車と、
    前記第2の太陽歯車および前記第2の内歯車に噛合う複数の第2の遊星歯車と、
    一方側端部で前記複数の第2の遊星歯車それぞれを自転自在に保持し、他方側端部で前記車輪側回転部材と接続し、前記第2の遊星歯車の公転運動に伴って回転する第2の遊星キャリアとを有する、請求項2に記載のインホイールモータ駆動装置。
  4. 第1および第2外側軌道面が形成された外方部材と、
    前記車輪側回転部材の外径面に設けられ、前記第1外側軌道面に対向する第1内側軌道面と、
    前記車輪ハブの外径面に設けられ、前記第2外側軌道面に対向する第2内側軌道面と、
    前記第1外側軌道面と前記第1内側軌道面との間、および前記第2外側軌道面と前記第2内側軌道面との間に配置される複数の転動体とを含み、
    前記車輪ハブを前記ケーシングに対して回転自在に支持する車輪ハブ軸受をさらに備える、請求項1〜3のいずれかに記載のインホイールモータ駆動装置。
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