JP2008210041A - 半導体装置、再生装置及びその制御方法 - Google Patents

半導体装置、再生装置及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】USBデバイスの再生可否の誤判定を防止し、再生開始までの待ち時間の増加を抑制する。
【解決手段】本発明に係る制御方法は、USB端子220に接続されたUSBデバイス300に保持されるデータを再生する再生装置200の制御方法であって、USB端子220にUSBデバイス300が接続されたことを検出するステップS101と、USBデバイス300に点呼を発信するステップS104と、第1の待ち時間の間、点呼に対するUSBデバイス300からの応答を検出するステップS106と、ステップS106で応答が検出されなかった場合に、第2の待ち時間の間、点呼に対するUSBデバイス300からの応答を検出するステップS113と、ステップS106又はステップS113で、USBデバイス300からの応答が検出された場合に、USBデバイス300に保持されるデータを再生するステップS110とを含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体装置、再生装置及びその制御方法に関し、特に、USB端子に接続されたUSBデバイスに保持されるデータを再生する再生装置の制御方法に関する。
従来、ポータブルオーディオプレーヤとして、携帯用のコンパクトディスクプレーヤ及びミニディスクプレーヤが用いられている。近年、携帯用のコンパクトディスクプレーヤ及びミニディスクプレーヤに代わり、携帯用のデジタルオーディオプレーヤが発売され、市場に受け入れられて販売を伸ばしている。携帯用のデジタルオーディオプレーヤは、内蔵フラッシュメモリ又は外付けフラッシュメモリカードに記録した音楽データを再生する。
携帯用のデジタルオーディオプレーヤは、USB(Universal Serial Bus)端子を備える。携帯用のデジタルオーディオプレーヤは、パーソナルコンピュータのハードディスク等に蓄えられた音楽データ、又はパーソナルコンピュータにおいて作成した音楽データをUSB経由で取得する。携帯用のデジタルオーディオプレーヤは、USBデバイスコントローラを用いて内蔵フラッシュメモリ又は外付けフラッシュメモリカードに取得した音楽データを書き込む。
ユーザは、一般的に、ポータブルオーディオプレーヤで再生した音楽を、ポータブルオーディオプレーヤに接続されたヘッドホンを用いて聴くことが多い。一方で、周囲への音漏れを気にする必要がない部屋、又は車の中などで、ポータブルオーディオプレーヤで再生した音楽を、部屋又は車に設置してある据置音響機器のスピーカから出力し、聴きたいという要求が出てきている。そのため、パーソナルコンピュータとUSBデバイス機能を持つ周辺機器とのインターフェース用にのみ使用されてきたUSBを、ポータブルオーディオプレーヤと据置音響機器との間のインターフェースに用いることが提案されている。また、このような要求に応じて、USBホスト機能を有する再生装置である据置音響機器も発売されつつある。
従来のUSBホスト機能を有する再生装置は、USBコネクタに接続されたUSBデバイス機能を持つ記憶媒体(例えば、メモリーカード等。)、又は記憶部を備える再生装置(例えば、携帯用のデジタルオーディオプレーヤ)からデータを読み出して再生を行う。
USBホストは、USBコネクタにUSBデバイスが接続された場合、点呼の信号を発行してUSBデバイスからの応答を待つ。USBホストは、USBデバイスからの応答に基づき、接続されたUSBデバイスが記憶部を持つか否かを判定する。さらに、USBホストは、USBデバイスからの応答に基づき、USBデバイスの記憶部に記憶されている音楽データの再生可否の判断、及びアクセスを実施するか否かの判断を行う。USBホストは、USBデバイスの記憶部に記憶されている音楽データの再生が可能な場合には、記憶部の内部記録データのファイルを解析して記録構成を把握し、再生対象データへのリードアクセスを行う。
従来のUSBホスト機能を有する再生装置は、USBホストが発行する点呼に対するUSBデバイスからの応答待ちを一定時間行い、その時間内に応答がない場合、再生不可と判断する(例えば、特許文献1参照。)。
以下、従来の再生装置について、図9を用いて説明する。
図9は、従来の再生装置による、USBデバイスが記憶する音楽データの再生処理の流れを示すフローチャートである。
まず、従来の再生装置は、USBデバイスの挿入を検出する(S501)。次に、従来の再生装置は、挿入されたUSBデバイスの対応速度を検出し(S502)、次に、検出した対応速度に合わせてアクセス速度を決定する(S503)。次に、従来の再生装置は、USBデバイスへ向けて点呼コマンドを発信し(S504)、予め設定されている待ち時間分の応答待ちを行う(S505)。待ち時間終了後に、従来の再生装置は、待ち時間の間にUSBデバイスからの応答があったかを確認する(S506)。
応答あった場合には(S506でYes)、従来の再生装置は、USBデバイスのファイル解析を実施し、ファイル解析結果から再生対象のファイルを抽出し、再生順序を決定する(S507)。次に、従来の再生装置は、順位付けされた再生対象ファイルの先頭のファイルのストリーム転送を開始し(S508)、USB経由でストリーム転送されたデータの再生を開始する(S509)。
一方、ステップS506において応答がなかった場合には(S506でNo)、従来の再生装置は、システム全体を制御するシステムコントローラ等に再生不可の通知を行い(S510)、再生動作を終了する。
特表2005−519354号公報
しかしながら、従来の再生装置は、USBホストが発行する点呼に対するUSBデバイスからの応答が一定時間内にない場合、再生不可とするために再生可能なUSBデバイスであっても応答が遅いものは再生不可としてしまう。すなわち、従来の再生装置は、USBデバイスの応答速度により再生可否の誤判定が発生するという問題がある。
また、応答の遅いものに対応するために応答待ち時間を長く設定すると、応答待ち時間分だけ再生開始までの時間も余分に費やしてしまう。よって、USBデバイスを接続してから音楽データの再生を開始するまでの時間が長くなってしまい、ユーザの待ち時間が増加するという問題がある。
そこで、本発明は、USBデバイスの再生可否の誤判定を防止し、再生開始までの待ち時間の増加を抑制する再生装置、及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る制御方法は、USB端子に接続されたUSBデバイスに保持されるデータを再生する再生装置の制御方法であって、前記USB端子にUSBデバイスが接続されたことを検出する接続検出ステップと、前記接続検出ステップで前記USBデバイスの接続が検出された場合に、前記USBデバイスに点呼を発信する点呼発信ステップと、第1の待ち時間の間、前記点呼発信ステップで発信された点呼に対する前記USBデバイスからの応答を検出する第1の応答検出ステップと、前記第1の応答検出ステップで前記USBデバイスからの応答が検出されなかった場合に、前記第1の待ち時間と異なる第2の待ち時間の間、前記点呼発信ステップで発信された点呼に対する前記USBデバイスからの応答を検出する第2の応答検出ステップと、前記第1の応答検出ステップ又は前記第2の応答検出ステップで、前記USBデバイスからの応答が検出された場合に、前記USBデバイスに保持されるデータを再生する再生ステップとを含む。
これによれば、USBデバイスから第1の待ち時間の間に応答がなかった場合には、第2の待ち時間に切り替え、再度、応答待ちを行う。これにより、USBデバイスの応答速度が遅く、第1の待ち時間の間に応答がない場合でも、第2の待ち時間の間に応答を取得することができる。すなわち、本発明に係る再生装置の制御方法は、USBデバイスの再生可否の誤判定を防止することができる。
また、USBデバイスの応答時間が早く、第1の待ち時間の間に応答があった場合には、再生までの待ち時間は第1の待ち時間のみとなる。よって、本発明に係る再生装置の制御方法は、再生開始までの待ち時間の増加を抑制することができる。
また、前記第1の応答検出ステップでは、前記第1の待ち時間の間、所定の時間毎に前記点呼発信ステップで発信された点呼に対する前記USBデバイスからの応答を検出し、前記第2の応答検出ステップでは、前記第2の待ち時間の間、所定の時間毎に前記点呼発信ステップで発信された点呼に対する前記USBデバイスからの応答を検出してもよい。
これによれば、本発明に係る再生装置の制御方法は、USBデバイスからの応答があった場合に、第1の待ち時間又は第2の待ち時間の経過を待たずに、USBデバイスに保持されるデータを再生するための処理を開始する。これにより、応答時間を削減し、処理を高速に行うことができる。
また、前記第1の応答検出ステップは、前記再生装置が備える保持手段に保持される第1のカウント値を取得する第1のカウント値取得ステップと、前記第1のカウント値取得ステップで取得された前記第1のカウント値をカウントすることで、前記第1の待ち時間をカウントする第1のカウントステップとを含み、前記第2の応答検出ステップは、前記保持手段に保持される第2のカウント値を取得する第2のカウント値取得ステップと、前記第2のカウント値取得ステップで取得された前記第2のカウント値をカウントすることで、前記第2の待ち時間をカウントする第2のカウントステップとを含んでもよい。
これによれば、保持手段に保持される第1のカウント値及び第2のカウント値をカウントすることで、第1の待ち時間及び第2の待ち時間をカウントすることができる。
また、前記第1の待ち時間は、前記第2の待ち時間より短く、前記第1の応答検出ステップは、前記再生装置が備える保持手段に保持される第1のカウント値を取得する第1のカウント値取得ステップと、前記第1のカウント値取得ステップで取得された前記第1のカウント値をカウントすることで、前記第1の待ち時間をカウントする第1のカウントステップとを含み、前記第2の応答検出ステップは、前記保持手段に保持される第2のカウント値を取得する第2のカウント値取得ステップと、前記第1のカウント値取得ステップで取得された前記第1のカウント値と、前記第2の待ち時間取得ステップで取得された前記第2のカウント値とを加算することで、第3のカウント値を算出する第3のカウント値算出ステップと、前記第3のカウント値算出ステップで算出された前記第3のカウント値をカウントすることで、前記第2の待ち時間をカウントする第2のカウントステップとを含んでもよい。
これによれば、第2のカウント値が第2の待ち時間に対応したカウント値である場合に比べて、第2のカウント値の値が小さくなる。すなわち、第2のカウント値のデータ量を削減することができる。
また、前記第1の応答検出ステップは、前記再生装置が備える保持手段に保持される第1のカウント値を取得する第1のカウント値取得ステップと、前記第1のカウント値取得ステップで取得された前記第1のカウント値をカウントすることで、前記第1の待ち時間をカウントする第1のカウントステップとを含み、前記第2の応答検出ステップは、前記第1のカウント値取得ステップで取得された前記第1のカウント値と、該第1のカウント値とを加算することで、第2のカウント値を算出する第2のカウント値算出ステップと、前記第2のカウント値算出ステップで算出された前記第2のカウント値をカウントすることで、前記第2の待ち時間をカウントする第2のカウントステップとを含んでもよい。
これによれば、保持手段に第1のカウント値のみを保持するので、保持手段に第1のカウント値及び第2のカウント値を保持する場合に比べて、データ量を削減することができる。
また、前記制御方法は、さらに、前記第2の応答検出ステップで前記USBデバイスからの応答が検出されなかった場合に、第3の待ち時間の間、前記点呼発信ステップで発信された点呼に対する前記USBデバイスからの応答を検出する第3の応答検出ステップを含み、前記再生ステップでは、前記第1の応答検出ステップ、前記第2の応答検出ステップ、又は前記第3の応答検出ステップで、前記USBデバイスからの応答が検出された場合に、前記USBデバイスに保持されるデータを再生し、前記第1の応答検出ステップは、前記再生装置が備える保持手段に保持される第1のカウント値を取得する第1のカウント値取得ステップと、前記第1のカウント値取得ステップで取得された前記第1のカウント値をカウントすることで、前記第1の待ち時間をカウントする第1のカウントステップとを含み、前記第2の応答検出ステップは、前記保持手段に保持される第2のカウント値を取得する第2のカウント値取得ステップと、前記第1のカウント値取得ステップで取得された前記第1のカウント値と、前記第2の待ち時間取得ステップで取得された前記第2のカウント値とを演算することで、第3のカウント値を算出する第3のカウント値算出ステップと、前記第3のカウント値算出ステップで算出された前記第3のカウント値をカウントすることで、前記第2の待ち時間をカウントする第2のカウントステップとを含み、前記第3の応答検出ステップは、前記第1のカウント値取得ステップで取得された前記第1のカウント値、前記第2の待ち時間取得ステップで取得された前記第2のカウント値、及び、前記第3のカウント値算出ステップで算出された前記第3のカウント値のうち少なくとも2つを演算することで、第4のカウント値を算出する第4のカウント値算出ステップと、前記第4のカウント値算出ステップで算出された前記第4のカウント値をカウントすることで、前記第3の待ち時間をカウントする第3のカウントステップとを含んでもよい。
これによれば、保持手段に第1のカウント値及び第2のカウント値のみを保持するので、保持手段に第1のカウント値、第2のカウント値及び第3のカウント値を保持する場合に比べ、データ量を削減することができる。
また、前記制御方法は、さらに、外部から設定されたパラメータを取得するパラメータ取得ステップと、前記パラメータ取得ステップで取得された前記パラメータに応じて、前記第2の応答検出ステップを行うか否かを判定する応答待ち判定ステップと、前記第1の応答検出ステップで前記USBデバイスからの応答が検出されなかった場合、かつ、前記応答待ち判定ステップで前記第2の応答検出ステップを行わないと判定された場合、前記USBデバイスに保持されるデータを再生することができない旨を外部に通知する第1の通知ステップとを含み、前記第2の判定ステップでは、前記第1の応答検出ステップで前記USBデバイスからの応答が検出されなかった場合、かつ、前記応答待ち判定ステップで前記第2の応答検出ステップを行うと判定された場合に、前記第2の待ち時間の間、前記点呼発信ステップで発信された点呼に対する前記USBデバイスからの応答を検出してもよい。
これによれば、第1の待ち時間が終了した後に、応答待ち判定ステップにおいて外部から設定されたパラメータに基づき、第2の待ち時間を適用するか否かを判定する。これにより、外部から設定された待ち時間を用いてUSBデバイスからの応答待ちを行うことができる。よって、本発明に係る再生装置の制御方法は、使用状況等に応じた待ち時間を設定することができる。
また、前記制御方法は、さらに、前記再生装置が備える不揮発性の記憶手段に記憶されたUSBデバイスの応答時間の最大値を取得する応答時間取得ステップと、前記応答時間取得ステップで取得された前記最大値が所定の値より大きい場合に、前記第2の応答検出ステップを行うと判定し、前記応答時間取得ステップで取得された前記最大値が前記所定の値より小さい場合に、前記第2の応答検出ステップを行わないと判定する応答待ち判定ステップと、前記第1の応答検出ステップで前記USBデバイスからの応答が検出されなかった場合、かつ、前記応答待ち判定ステップで前記第2の応答検出ステップを行わないと判定された場合に、前記USBデバイスに保持されるデータを再生することができない旨を外部に通知する第1の通知ステップと、前記第1の応答検出ステップ又は前記第2の応答検出ステップで、前記USBデバイスからの応答が検出された場合に、前記USBデバイスから応答があった時間を取得する応答時間取得ステップと、前記応答時間取得ステップで取得された前記時間が前記応答時間取得ステップで取得された前記最大値より大きい場合に、前記記憶手段に記憶されている前記最大値を前記応答時間取得ステップで取得された前記時間に更新する更新ステップとを含み、前記第2の判定ステップでは、前記第1の応答検出ステップで前記USBデバイスからの応答が検出されなかった場合、かつ、前記応答待ち判定ステップで前記第2の応答検出ステップを行うと判定された場合に、前記第2の待ち時間の間、前記点呼発信ステップで発信された点呼に対する前記USBデバイスからの応答を検出してもよい。
これによれば、今までに接続されたUSBデバイスの応答時間の最大値に基づき、応答待ち判定ステップにおいて第2の待ち時間を適用するか否かを判定する。これにより、使用状況に応じて、待ち時間を設定することができる。さらに、接続したことのあるUSBデバイスの応答時間の最大値を随時更新することで、USBデバイスの応答時間に対する学習機能を有することができる。
また、前記制御方法は、さらに、前記USBデバイスに格納されるデータを前記再生装置が再生可能であるか否かを判定する再生判定ステップと、前記再生判定ステップで再生不可であると判定された場合、外部に前記USBデバイスに保持されるデータを再生することができない旨を通知する第2の通知ステップとを含んでもよい。
これによれば、USBデバイスに記憶されるデータを、再生装置が再生可能であるか否かを判定することができる。
また、本発明に係る半導体装置は、再生装置に用いられ、前記再生装置が備えるUSB端子に接続されたUSBデバイスに保持されるデータを再生する半導体装置であって、前記USB端子にUSBデバイスが接続されたことを検出する接続検出手段と、前記接続検出手段により前記USBデバイスの接続が検出された場合に、前記USBデバイスに点呼を発信する点呼発信手段と、前記点呼発信手段により発信された点呼に対する前記USBデバイスからの応答を取得する応答取得手段と、第1の待ち時間、及び、前記第1の待ち時間と異なる第2の待ち時間をカウントするカウント手段と、前記カウント手段によりカウントされる前記第1の待ち時間の間に、前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得したか否かを判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段により前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得しなかったと判定された場合に、前記カウント手段によりカウントされる前記第2の待ち時間の間に、前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得したか否かを判定する第2の判定手段と、前記第1の判定手段又は前記第2の判定手段により、前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得したと判定された場合に、前記USBデバイスに保持されるデータを再生する再生手段とを備える。
この構成によれば、本発明に係る半導体装置は、USBデバイスから第1の待ち時間の間に応答がなかった場合には、第2の待ち時間に切り替え、再度、応答待ちを行う。これにより、USBデバイスの応答速度が遅く、第1の待ち時間の間に応答がない場合でも、第2の待ち時間の間に応答を取得することができる。すなわち、本発明に係る半導体装置は、USBデバイスの再生可否の誤判定を防止することができる。
また、USBデバイスの応答時間が早く、第1の待ち時間の間に応答があった場合には、再生までの待ち時間は第1の待ち時間のみとなる。よって、本発明に係る半導体装置は、再生開始までの待ち時間の増加を抑制することができる。
また、前記第1の判定手段は、前記応答取得手段により前記USBデバイスからの応答が取得された場合に、前記第1の待ち時間の経過を待たずに前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得したと判定し、前記第2の判定手段は、前記応答取得手段により前記USBデバイスからの応答が取得された場合に、前記第2の待ち時間の経過を待たずに前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得したと判定してもよい。
この構成によれば、本発明に係る半導体装置は、USBデバイスからの応答があった場合に、第1の待ち時間又は第2の待ち時間の経過を待たずに、USBデバイスに保持されるデータを再生するための処理を開始する。これにより、応答時間を削減し、処理を高速に行うことができる。
また、前記半導体装置は、さらに、第1のカウント値及び第2のカウント値を記憶するカウント値記憶手段を備え、前記カウント手段は、前記カウント値記憶手段に記憶される前記第1のカウント値をカウントすることで前記第1の待ち時間をカウントし、前記カウント値記憶手段に記憶される前記第2のカウント値をカウントすることで前記第2の待ち時間をカウントしてもよい。
この構成によれば、本発明に係る半導体装置は、カウント値記憶手段に保持される第1のカウント値及び第2のカウント値をカウントすることで、第1の待ち時間及び第2の待ち時間をカウントすることができる。
また、前記第1の待ち時間は、前記第2の待ち時間より短く、前記半導体装置は、さらに、第1のカウント値及び第2のカウント値を記憶するカウント値記憶手段と、前記カウント値記憶手段に記憶される前記第1のカウント値と前記第2のカウント値とを加算し、第3のカウント値を算出するカウント値算出手段とを備え、前記カウント手段は、前記カウント値記憶手段に記憶される前記第1のカウント値をカウントすることで前記第1の待ち時間をカウントし、前記カウント値算出手段により算出された前記第3のカウント値をカウントすることで前記第2の待ち時間をカウントしてもよい。
この構成によれば、第2のカウント値が第2の待ち時間に対応したカウント値である場合に比べて、第2のカウント値の値が小さくなる。すなわち、カウント値記憶手段に保持される第2のカウント値のデータ量を削減することができる。
また、前記半導体装置は、さらに、第1のカウント値を記憶するカウント値記憶手段と、前記カウント値記憶手段に記憶される前記第1のカウント値と該第1のカウント値とを加算し、第2のカウント値を算出するカウント値算出手段とを備え、前記カウント手段は、前記カウント値記憶手段に記憶される前記第1のカウント値をカウントすることで前記第1の待ち時間をカウントし、前記カウント値算出手段により算出された前記第2のカウント値をカウントすることで前記第2の待ち時間をカウントしてもよい。
この構成によれば、カウント値記憶手段に第1のカウント値のみを保持するので、カウント値記憶手段に第1のカウント値及び第2のカウント値を保持する場合に比べて、データ量を削減することができる。
また、前記カウント手段は、さらに、第3の待ち時間をカウントし、前記半導体装置は、さらに、前記第2の判定手段により前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得しなかったと判定された場合に、前記カウント手段によりカウントされる前記第3の待ち時間の間、前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得したか否かを判定する第3の判定手段を備え、前記再生手段は、前記第1の判定手段、前記第2の判定手段、又は前記第3の判定手段により、前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得したと判定された場合に、前記USBデバイスに保持されるデータを再生し、前記半導体装置は、さらに、第1のカウント値及び第2のカウント値を記憶するカウント値記憶手段と、前記カウント値記憶手段に記憶される前記第1のカウント値と前記第2のカウント値とを演算することにより1以上の第3のカウント値を算出するカウント値算出手段とを備え、前記カウント手段は、前記カウント値記憶手段に記憶される前記第1のカウント値、前記第2のカウント値、及び前記カウント値算出手段により算出された前記1以上の第3のカウント値のうちいずれかをカウントすることで前記第1の待ち時間、前記第2の待ち時間及び前記第3の待ち時間をカウントしてもよい。
この構成によれば、カウント値記憶手段に第1のカウント値及び第2のカウント値のみを保持するので、カウント値記憶手段に第1のカウント値、第2のカウント値及び第3のカウント値を保持する場合に比べ、データ量を削減することができる。
また、前記半導体装置は、さらに、外部から設定されたパラメータを保持するパラメータ保持手段と、前記パラメータ保持手段に保持される前記パラメータに応じて、前記第2の待ち時間の応答待ちを行うか否かを判定する応答待ち判定手段と、前記第1の判定手段により前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得しなかったと判定された場合、かつ、前記応答待ち判定手段により応答待ちを行わないと判定された場合に、前記USBデバイスに保持されるデータを再生することができない旨を外部に通知する通知手段とを備え、前記第2の判定手段は、前記第1の判定手段により前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得しなかったと判定された場合、かつ、前記応答待ち判定手段により応答待ちを行うと判定された場合に、前記カウント手段によりカウントされる前記第2の待ち時間の間に、前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得したか否かを判定してもよい。
この構成によれば、本発明に係る半導体装置は、第1の待ち時間が終了した後に、外部から設定されたパラメータに基づき、第2の待ち時間を適用するか否かを判定する。これにより、外部から設定された待ち時間を用いてUSBデバイスからの応答待ちを行うことができる。よって、本発明に係る半導体装置は、使用状況等に応じた待ち時間を設定することができる。
また、前記半導体装置は、さらに、USBデバイスの応答時間の最大値を記憶する不揮発性の記憶手段と、前記記憶手段が記憶する前記最大値が所定の値より大きい場合に、前記第2の待ち時間の応答待ちを行うと判定し、前記記憶手段が記憶する前記最大値が所定の値より小さい場合に、前記第2の待ち時間の応答待ちを行わないと判定する応答待ち判定手段と、前記第1の判定手段により前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得しなかったと判定された場合、かつ、前記応答待ち判定手段により応答待ちを行わないと判定された場合に、前記USBデバイスに保持されるデータを再生することができない旨を外部に通知する通知手段と、前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得した際の、前記カウント手段のカウント値を取得するカウント値取得手段と、前記カウント値取得手段が取得した前記カウント値が前記記憶手段に記憶される前記最大値より大きい場合に、前記記憶手段に記憶される前記最大値を該カウント値に更新する更新手段とを備え、前記第2の判定手段は、前記第1の判定手段により前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得しなかったと判定された場合、かつ、前記応答待ち判定手段により応答待ちを行うと判定された場合に、前記カウント手段によりカウントされる前記第2の待ち時間の間に、前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得したか否かを判定してもよい。
この構成によれば、本発明に係る半導体装置は、今までに再生装置に接続されたUSBデバイスの応答時間の最大値に基づき、第2の待ち時間を適用するか否かを判定する。これにより、使用状況に応じて、待ち時間を設定することができる。さらに、接続したことのあるUSBデバイスの応答時間の最大値を随時更新することで、USBデバイスの応答時間に対する学習機能を有することができる。
また、前記半導体装置は、さらに、前記USBデバイスに保持されるデータを前記再生手段が再生可能であるか否かを判定する再生判定手段を備え、前記通知手段は、さらに、前記再生判定手段により再生不可であると判定された場合に、前記USBデバイスに保持されるデータを再生することができない旨を外部に通知してもよい。
この構成によれば、本発明に係る半導体装置は、USBデバイスに記憶されるデータを、再生装置が再生可能であるか否かを判定することができる。
また、本発明に係る再生装置は、USB端子を備え、前記USB端子に接続されたUSBデバイスに保持されるデータを再生する再生装置であって、前記半導体装置を備える。
この構成によれば、本発明に係る再生装置は、USBデバイスから第1の待ち時間の間に応答がなかった場合には、第2の待ち時間に切り替え、再度、応答待ちを行う。これにより、USBデバイスの応答速度が遅く、第1の待ち時間の間に応答がない場合でも、第2の待ち時間の間に応答を取得することができる。すなわち、本発明に係る再生装置は、USBデバイスの再生可否の誤判定を防止することができる。
また、USBデバイスの応答時間が早く、第1の待ち時間の間に応答があった場合には、再生までの待ち時間は第1の待ち時間のみとなる。よって、本発明に係る再生装置は、再生開始までの待ち時間の増加を抑制することができる。
なお、本発明は、このような半導体装置、再生装置及び再生装置の制御方法として実現することができるだけでなく、再生装置の制御方法に含まれる特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現することもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
本発明は、USBデバイスの再生可否の誤判定を防止し、再生開始までの待ち時間の増加を抑制する再生装置、及びその制御方法を提供することができる。
以下、本発明に係る再生装置の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る再生装置は、USBデバイスから第1の待ち時間内に応答がない場合には、第2の待ち時間に待ち時間を切り替え、再度、応答待ちを行う。これにより、USBデバイスの応答速度が遅い場合でも、正しくUSBデバイスの再生可否を行うことができる。
まず、本発明の実施の形態1に係る再生装置の構成を説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る再生装置を含む再生システムの構成を示す図である。
図1に示す再生システム100は、再生装置200と、USBデバイス300とを含む。
再生装置200は、システムコントローラ210と、USBコネクタ220と、プルダウン抵抗230と、半導体装置240とを備える。
システムコントローラ210は、再生装置200のシステム全体を制御する。
USBコネクタ220は、再生装置200の基板上に実装されたUSB端子である。
プルダウン抵抗230は、再生装置200の基板上に実装され、2つのUSBプッシュプル信号250と、基板のGNDとの間に接続される。プルダウン抵抗230は、2つのUSBプッシュプル信号250を無負荷状態ではLowレベルに保つ。
半導体装置240は、USBコネクタ220に接続されたUSBデバイス300に保持される音楽データを読み出し、読み出した音楽データの再生を行う1チップのLSIである。半導体装置240は、USBコネクタ220にUSBデバイス300が接続された場合に、点呼コマンドを発信する。半導体装置240は、I/O部241と、演算部242と、USBコア部243と、USB−RAM部244と、演算RAM部245と、命令ROM部246と、演算ROM部247と、出力部248とを備える。なお、半導体装置240は複数のLSIにより形成されてもよい。
I/O部241は、システムコントローラ210と、半導体装置240との間の信号の入出力を行う。
演算部242は、半導体装置240の制御と、USBデバイス300の検出及びUSBデバイス300に保持されるデータの再生に関する処理を行う。
USBコア部243は、USBプッシュプル信号250と内部バス251とのインターフェースを担う。USBコア部243は、USBコネクタ220にUSBデバイス300が挿入されたことを検出する。また、USBコア部243は、挿入されたUSBデバイス300の対応速度を検出する。
USB−RAM部244は、USBコア部243に対する入出力データを一時的に保管するRAMである。
演算RAM部245は、演算部242が演算に用いる演算データの一時的に保管するRAMである。
命令ROM部246は、演算部242が用いる制御プログラム(命令)を格納するROMである。
演算ROM部247は、演算部242が用いる命令以外の固定値のデータを格納するROMである。具体的には、演算ROM部247は、点呼コマンドに対するUSBデバイス300の応答待ちを行う時間である第1の待ち時間及び第2の待ち時間を決定するための第1のカウント値及び第2のカウント値を格納する。
出力部248は、演算部242が処理した音楽データをスピーカ等に出力する。
USBデバイス300はUSBデバイス機能を持つ記憶媒体(例えば、メモリーカード等)、又は記憶部を備える再生装置(例えば、携帯用のデジタルオーディオプレーヤ等)である。USBデバイス300は、記憶部301と、USBコネクタ302とを備える。
記憶部301は、音楽データ等を記憶する。記憶部301は、例えば、ハードディスク、又は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。
USBコネクタ302は、再生装置200のUSBコネクタ220と接続される。
図2は、演算部242及びUSBコア部243の機能構成を示すブロック図である。例えば、演算部242は、命令ROM246に格納される命令(プログラム)を実行することで、図2に示す機能を実現する。また、USBコア部243は、専用の回路(ハードウェア)により図2に示す機能を実現する。なお、演算部242に含まれる機能ブロックの一部又は全部を専用の回路で実行してもよい。また、USBコア部243に含まれる機能ブロックの一部又は全部を演算部242が命令ROM246に格納される命令を実行することで、実現してもよい。また、演算部242は、再生装置200が備えるROM、不揮発性メモリ、又はハードディスク等に格納される命令を実行することで、図2に示す機能を実現してもよい。
図2に示す演算部242は、アクセス速度決定部401と、点呼コマンド発信部402と、タイマ403と、第1の応答判定部404と、第2の応答判定部405と、カウント値算出部406と、再生判定部407と、再生不可通知部408と、再生部409とを備える。USBコア部243は、挿入検出部410と、速度検出部411と、応答取得部412とを備える。
挿入検出部410は、USBコネクタ220にUSBデバイス300が接続されたことを検出する。具体的には、挿入検出部410は、2つのUSBプッシュプル信号250のいずれか一方がHighレベルになったことを検出することで、USBデバイス300のUSBコネクタ302が挿入されたことを検出する。
速度検出部411は、挿入されたUSBデバイス300の対応速度を検出する。具体的には、速度検出部411は、2つのUSBプッシュプル信号250のどちらの信号がHighレベルであるかを検出することで、挿入されたUSBデバイス300の対応速度を検出する。
アクセス速度決定部401は、速度検出部411が検出したUSBデバイス300の対応速度に基づき、USBデバイス300へのアクセス速度を決定する。
点呼コマンド発信部402は、挿入検出部410によりUSBデバイス300の接続が検出された場合に、USBコア部243を介して、USBデバイス300に点呼コマンドを発信する。
応答取得部412は、点呼コマンド発信部402により発信された点呼コマンドに対するUSBデバイス300からの応答を取得する。応答取得部412は、取得した応答をUSB−RAM244に保持する。
タイマ403は、第1の待ち時間、及び、第1の待ち時間と異なる第2の待ち時間をカウントする。タイマ403は、演算ROM部247に格納される第1のカウント値をカウントすることで、第1の待ち時間をカウントする。タイマ403は、演算ROM部247に格納される第2のカウント値をカウントすることで、第2の待ち時間をカウントする。
第1の応答判定部404は、タイマ403によりカウントされる第1の待ち時間の間に、応答取得部412がUSBデバイス300からの応答を取得したか否かを判定する。具体的には、第1の応答判定部404は、第1の待ち時間が終了した後に、USB−RAM244に保持されるUSBデバイスからの応答を確認することで、第1の待ち時間の間に、応答取得部412がUSBデバイス300からの応答を取得したか否かを判定する。
第2の応答判定部405は、第1の応答判定部404により、第1の待ち時間の間に応答取得部412がUSBデバイス300からの応答を取得しなかったと判定された場合に、タイマ403によりカウントされる第2の待ち時間の間に、応答取得部412がUSBデバイス300からの応答を取得したか否かを判定する。具体的には、第2の応答判定部405は、第2の待ち時間が終了した後に、USB−RAM244に保持されるUSBデバイスからの応答を確認することで、第2の待ち時間の間に、応答取得部412がUSBデバイス300からの応答を取得したか否かを判定する。
カウント値算出部406は、演算ROM部247に格納される第1のカウント値及び第2のカウント値を演算することにより、タイマ403が第1の待ち時間及び第2の待ち時間のカウントに用いるカウント値を算出する。なお、タイマ403が演算ROM部247に格納される第1のカウント値及び第2のカウント値をそのままカウントすることにより、第1の待ち時間及び第2の待ち時間をカウントする場合には、半導体装置240は、カウント値算出部406を備えなくともよい。
再生判定部407は、USBデバイス300が記憶部301を備えるか否かを判定する。さらに、再生判定部407は、USBデバイス300の記憶部301に保持されるデータを再生部409が再生可能であるか否かを判定する。
再生不可通知部408は、USBデバイス300の記憶部301に保持されるデータを再生することができない旨を、I/O部241を介して、システムコントローラ210に通知する。再生不可通知部408は、第1の待ち時間及び第2の待ち時間の間に、USBデバイス300から応答がなかった場合に、USBデバイス300に保持されるデータを再生することができない旨をシステムコントローラ210に通知する。すなわち、再生不可通知部408は、第2の応答判定部405により、応答取得部412がUSBデバイス300からの応答を取得しなかったと判定された場合に、USBデバイス300に保持されるデータを再生することができない旨をシステムコントローラ210に通知する。また、再生不可通知部408は、再生判定部407により再生不可であると判定された場合に、USBデバイス300に保持されるデータを再生することができない旨を、I/O部241を介して、システムコントローラ210に通知する。
再生部409は、第1の応答判定部404により、第1の応答時間の間に応答取得部412がUSBデバイス300からの応答を取得したと判定された場合に、USBデバイス300に保持されるデータを再生する。再生部409は、第2の応答判定部405により、第2の応答時間の間に応答取得部412がUSBデバイス300からの応答を取得したと判定された場合に、USBデバイス300に保持されるデータを再生する。
次に、本発明の実施の形態1に係る再生装置200の動作を説明する。
図3は、本発明の実施の形態1に係る再生装置200による、USBデバイス300が記憶する音楽データの再生処理の流れを示すフローチャートである。
まず、挿入検出部410は、USBコネクタ220にUSBデバイス300が挿入されたことを検出する(S101)。USBデバイス300のUSBコネクタ302が、再生装置200のUSBコネクタ220に挿入された場合、USBプッシュプル信号250のいずれかがHighレベルになる。よって、挿入検出部410は、USBプッシュプル信号250のいずれか一方がHighレベルになったことを検出することで、USBデバイス300が挿入されたことを検出する。
次に、速度検出部411は、USBデバイス300の対応速度を検出する(S102)。USBの規格において、どちらのUSBプッシュプル信号250がHighになるかでUSBデバイスの対応速度が表される。よって、速度検出部411は、どちらのUSBプッシュプル信号250がHighレベルであるかを検出することで、挿入されたUSBデバイス300の対応速度を検出する。USBコア部243は、内部バス251を介して、演算部242に検出した対応速度を通知し、演算部242からのコマンドを待つ。
演算部242のアクセス速度決定部401は、速度検出部411から通知された対応速度に合わせてアクセス速度を決定する(S103)。再生装置200は、同一デバイス接続中はステップS103でアクセス速度決定部401により決定されたアクセス速度でUSBデバイス300へのアクセスを行う。
ステップS101で挿入検出部410によりUSBデバイス300の接続が検出された場合に、点呼コマンド発信部402は、USBデバイス300に点呼コマンドを発信する(S104)。
次に、第1の応答判定部404は、第1の待ち時間の間、ステップS104で発信された点呼コマンドに対するUSBデバイス300からの応答を検出する。具体的には、第1の応答判定部404は、演算ROM部247に格納される第1のカウント値を取得する。タイマ403は、第1の応答判定部404により取得された第1のカウント値をカウントすることで、第1の待ち時間をカウントする。第1の応答判定部404は、タイマ403により第1の待ち時間がカウントされている間、応答待ちを行う(S105)。応答待ちの間、USBデバイス300からの応答があった場合、応答取得部412は、USBデバイス300からの応答をUSB−RAM244に保持する。なお、USB−RAM244に保持されるUSBデバイス300からの応答には、USBデバイスからの応答があったか否かの情報と、USBデバイス300の記憶部301に記憶されているデータの情報とが含まれる。
第1の待ち時間終了後に、第1の応答判定部404は、USB−RAM244が保持する応答を確認することで、第1の待ち時間の間に、USBデバイス300から応答があったか否かを確認する(S106)。
応答があった場合には(S106でYes)、再生判定部407は、USB−RAM244に保持される応答の内容により、USBデバイス300に保持されるデータを再生部409が再生可能であるか否かを判定する(S107)。例えば、再生判定部407は、USB−RAM244に保持される応答の内容により、USBデバイス300が記憶部301を備えるか否か、又は、USBデバイス300の転送方式、クラス及びファイルシステム等が再生装置200の仕様に合っているか否かにより、再生可能であるか否かを判断する。
再生可能な場合には(S107でYes)、再生部409は、USBデバイス300が格納するファイルを解析し、ファイル解析結果から再生対象のファイルを抽出し、再生順序を決定する(S108)。次に、再生部409は、順位付けされた再生対象ファイルの先頭のファイルのストリーム転送を開始する(S109)。再生部409は、USB経由でストリーム転送されたデータを再生する(S110)。
一方、ステップS107で再生判定部407により再生不可であると判定された場合には(S107でNo)、再生不可通知部408は、I/O部241を介してシステムコントローラ210に、USBデバイス300に保持されるデータを再生することができない旨を通知し(S114)、再生動作を終了する。
また、ステップS106でUSBデバイス300からの応答が検出されなかった場合(S106でNo)には、第2の応答判定部405は、第2の待ち時間の間、ステップS104で発信された点呼コマンドに対するUSBデバイス300からの応答を検出する。具体的には、第2の応答判定部405は、演算ROM部247に格納される第2のカウント値を取得することで、待ち時間を第1の待ち時間から第2の待ち時間に切替える(S111)。タイマ403は、第2の応答判定部405により取得された第2のカウント値をカウントすることで、第2の待ち時間をカウントする。第2の応答判定部405は、タイマ403により第2の待ち時間がカウントされている間、応答待ちを行う(S112)。ここで、第2の待ち時間は、第1の待ち時間より長くても短くてもよい。
第2の待ち時間での応答待ちの間、USBデバイス300からの応答があった場合、応答取得部412は、USB−RAM244にUSBデバイス300からの応答を保持する。
第2の待ち時間終了後に、第2の応答判定部405は、USB−RAM244が保持する応答を確認することで、第2の待ち時間の間に、USBデバイス300から応答があったか否かを確認する(S113)。
応答があった場合には(S113でYes)、再生判定部407は、USB−RAM244に保持される応答の内容により、USBデバイス300に保持されるデータを再生部409が再生可能であるか否かを判定する(S107)。なお、以降の処理は、上述した処理と同様である。
一方、ステップS113でUSBデバイス300からの応答が検出されなかった場合(S113でNo)には、再生不可通知部408は、I/O部241を介してシステムコントローラ210に、USBデバイス300に保持されるデータを再生することができない旨を通知し(S114)、再生動作を終了する。
以上より、本発明の実施の形態1に係る再生装置200は、USBデバイス300から第1の待ち時間の間に応答がなかった場合には、第2の待ち時間に切り替え、再度、応答待ちを行う。これにより、USBデバイス300の応答速度が遅く、第1の待ち時間の間に応答がない場合でも、第2の待ち時間の間に応答を取得することができる。すなわち、本発明の実施の形態1に係る再生装置200は、USBデバイスの再生可否の誤判定を防止することができる。
また、USBデバイス300の応答時間が早く、第1の待ち時間の間に応答があった場合には、第2の待ち時間での応答待ちは行われないので、再生までの待ち時間は第1の待ち時間のみとなる。よって、本発明の実施の形態1に係る再生装置200は、再生開始までの待ち時間の増加を抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態に係る再生装置について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記説明では、演算ROM部247は、第1の待ち時間及び第2の待ち時間に対応する第1のカウント値及び第2のカウント値を格納するとしたが、第2の待ち時間が第1の待ち時間より長い場合は、演算ROM部247は、第1の待ち時間に対応する第1のカウント値と、第1の待ち時間と第2の待ち時間との差分に対応する第2のカウント値とを保持してもよい。この場合、カウント値算出部406は、第1のカウント値と第2のカウント値とを加算し、第3のカウント値を算出する。タイマ403は、カウント値算出部406により算出された第3のカウント値をカウントすることで第2の待ち時間をカウントする。
また、第2の待ち時間が第1の待ち時間より短い場合は、演算ROM部247は、第1の待ち時間と第2の待ち時間との差分に対応する第1のカウント値と、第2の待ち時間に対応する第2のカウント値とを保持してもよい。この場合、カウント値算出部406は、第1のカウント値と第2のカウント値とを加算し、第3のカウント値を算出する。タイマ403は、カウント値算出部406により算出された第3のカウント値をカウントすることで第1の待ち時間をカウントする。このように、第1の待ち時間と第2の待ち時間との差分に対応するカウント値を演算ROM部247に保持することで、第1の待ち時間及び第2の待ち時間にそれぞれ対応するカウント値を保持する場合に比べて、データ量を削減することができる。
さらに、カウント値算出部406は、第1のカウント値と第2のカウント値とを減算することにより、第3のカウント値を算出し、タイマ403は、カウント値算出部406により算出された第3のカウント値をカウントすることで第1の待ち時間又は第2の待ち時間をカウントしてもよい。
また、上記説明において、待ち時間は第1の待ち時間と第2の待ち時間との2つであるが、3つ以上の待ち時間を設定し、第2の待ち時間において応答がない場合には第3の待ち時間を設定し、第3の待ち時間において応答がない場合には第4の待ち時間を設定してもよい。
さらに、待ち時間が3個以上の場合に、演算ROM部247は、待ち時間に対応するカウント値をそれぞれ保持するのではなく、2個以下のカウント値を保持してもよい。この場合、カウント値算出部406は、演算ROM部247に記憶される第1のカウント値と第2のカウント値とを演算することにより1以上の第3のカウント値を算出する。タイマ403は、演算ROM部247に記憶される第1のカウント値、第2のカウント値、及びカウント値算出部406により算出された1以上の第3のカウント値のうちいずれかをカウントすることで第1の待ち時間、第2の待ち時間、第3の待ち時間及びそれ以降の待ち時間をカウントしてもよい。例えば、演算ROM部247は、第1のカウント値及び第2のカウント値を保持し、カウント値算出部406は、第1のカウント値に第2のカウント値を順次加算することで、第2の待ち時間以降の待ち時間に対応するカウント値をそれぞれ算出してもよい。
さらに、演算ROM部247は、第1のカウント値のみを保持してもよい。この場合、カウント値算出部406は、第1のカウント値と該第1のカウント値とを加算し、第2のカウント値を算出する。さらに、第2のカウント値に、第1のカウント値を順次加算することで、第3のカウント値以降のカウント値を算出する。タイマ403は、第1のカウント値をカウントすることで前記第1の待ち時間をカウントし、カウント値算出部406により算出された第2のカウント値以降のカウント値をカウントすることで第2の待ち時間以降の待ち時間をカウントする。このように、カウント値算出部406により演算を行うことで、演算ROM部247に保持されるデータ量を削減することができる。
また、上記説明において、第1のカウント値及び第2のカウント値は、演算ROM247に保持されるとしたが、再生装置200が備えるROM、不揮発性メモリ、又はハードディスク等に記憶されてもよい。
また、上記説明において、USBデバイス300が保持する音楽データを再生する例について述べたが、USBデバイス300が保持する静止画データ、動画像データ及び映像音声データを再生する場合に、本発明を適用してもよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る再生装置200は、応答待ち時間中にUSBデバイスからの応答があった場合に、待ち時間の終了を待たずに、USBデバイスに保持されるデータの再生を開始する処理を行う。これにより、応答時間を削減し、処理を高速に行うことができる。
なお、本発明の実施の形態2に係る再生装置200の構成は、図1及び図2と同様であり、説明は省略する。
以下、本発明の実施の形態2に係る再生装置200の動作を説明する。
図4は、本発明の実施の形態2に係る再生装置200による、USBデバイス300が記憶する音楽データの再生処理の流れを示すフローチャートである。図4に示す再生処理の流れは、上述した実施の形態1の再生処理の流れの一部を変更したものであり、同様の部分については説明を省略し、相違点のみを説明する。
図4に示すステップS201〜S204の処理は、図3に示すステップS101〜S104と同様であり、説明は省略する。
本発明の実施の形態2に係る再生装置200では、第1の応答判定部404は、応答取得部412によりUSBデバイス300からの応答が取得された場合に、第1の待ち時間の経過を待たずに応答取得部412がUSBデバイス300からの応答を取得したと判定する。第2の応答判定部405は、応答取得部412によりUSBデバイス300からの応答が取得された場合に、第2の待ち時間の経過を待たずに応答取得部412がUSBデバイス300からの応答を取得したと判定する。
具体的には、ステップS204で点呼コマンド発信部402が点呼コマンドを発信した後、タイマ403は、第1の待ち時間のカウントを開始する。第1の待ち時間の間に、USBデバイス300からの応答があった場合、応答取得部412は、USBデバイス300からの応答をUSB−RAM部244に保持する。所定の時間毎に、第1の応答判定部404は、USB−RAM部244に保持される応答を確認することで、第1の待ち時間の間に、USBデバイス300から応答があったか否かを確認する(S205)。
応答がない場合(S205でNo)、第1の応答判定部404は、第1の待ち時間が経過しているかを確認する(S210)。第1の待ち時間が経過していない場合(S210でNo)、第1の応答判定部404は、所定の時間後に、再度、USBデバイス300から応答があったかを確認する(S205)。すなわち、第1の応答判定部404は、第1の待ち時間が経過するまで、所定の時間毎に、USBデバイス300からの応答を検出する。
第1の待ち時間が経過すると(S210でYes)、第2の応答判定部405は、演算ROM部247に格納される第2のカウント値を取得することで、待ち時間を第1の待ち時間から第2の待ち時間に切替える(S211)。タイマ403は、第2の待ち時間のカウントを開始する。
第2の待ち時間の間に、USBデバイス300からの応答があった場合、応答取得部412は、USBデバイス300からの応答をUSB−RAM部244に保持する。所定の時間毎に、第2の応答判定部405は、USBコア部243が保持する応答を確認することで、第2の待ち時間の間に、USBデバイス300から応答があったか否かを確認する(S212)。
応答がない場合(S212でNo)、第2の応答判定部405は、第2の待ち時間が経過しているかを確認する(S213)。第2の待ち時間が経過していない場合(S213でNo)、第2の応答判定部405は、所定の時間後に、再度、USBデバイス300から応答があったかを確認する(S212)。すなわち、第2の応答判定部405は、第2の待ち時間が経過するまで、所定の時間毎に、USBデバイス300からの応答を検出する。
ステップS205及びステップS212において、USBデバイス300からの応答があった場合(S205でYes、及びS212でYes)、第1の待ち時間又は第2の待ち時間の経過を待たずに、再生装置200は、USB−RAM部244に保持される応答の内容により、USBデバイス300に格納されるデータが再生可能かどうかを判断する(S206)。なお、ステップS206以降の処理は、図3に示すステップS107以降の処理と同様であり、説明は省略する。
一方、ステップS213において第2の待ち時間が経過した場合には(S213でYes)、再生不可通知部408は、I/O部241を介してシステムコントローラ210に、USBデバイス300に保持されるデータを再生することができない旨を通知し(S214)、再生動作を終了する。
以上より、本発明の実施の形態2に係る再生装置200は、USBデバイス300からの応答があった場合に、第1の待ち時間又は第2の待ち時間の経過を待たずに、USBデバイス300に保持されるデータを再生するための処理を開始する。これにより、応答時間を削減し、処理を高速に行うことができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3に係る再生装置は、外部等から設定される指示パラメータにより、USBデバイスの応答待ちとして第2の待ち時間での応答待ちを行うか否かを決定する。これにより、使用状況等に応じた待ち時間を設定することができる。
まず、本発明の実施の形態3に係る再生装置の構成を説明する。
本発明の実施の形態3に係る再生システム100の構成は、図1と同様であり、説明は省略する。
図5は、本発明の実施の形態3に係る演算部242及びUSBコア部243の機能構成を示すブロック図である。なお、図2と同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
図5に示す演算部242は、図2に示す演算部242の構成に加え、さらに、パラメータ保持部420と、応答待ち判定部421とを備える。
パラメータ保持部420は、第2の待ち時間を行うか否かを決定するための指示パラメータを保持する。例えば、指示パラメータは、システムコントローラ210により設定され、パラメータ保持部420に保持される。なお、指示パラメータは、演算RAM部245に保持されてもよい。
応答待ち判定部421は、パラメータ保持部420に保持される指示パラメータに応じて、第2の待ち時間の応答待ちを行うか否かを判定する。
また、第2の応答判定部405は、応答待ち判定部421により第2の待ち時間の応答待ちを行わないと判定された場合には、第2の待ち時間での応答待ちを行わない。すなわち、第2の応答判定部405は、第1の応答判定部404により応答取得部412がUSBデバイス300からの応答を取得しなかったと判定された場合、かつ、応答待ち判定部421により応答待ちを行うと判定された場合に、タイマ403によりカウントされる第2の待ち時間の間に、応答取得部412がUSBデバイス300からの応答を取得したか否かを判定する。
また、再生不可通知部408は、第1の応答判定部404により応答取得部412がUSBデバイス300からの応答を取得しなかったと判定された場合、かつ、応答待ち判定部421により応答待ちを行わないと判定された場合に、USBデバイスに保持されるデータを再生することができない旨をシステムコントローラ210に通知する。
次に、本発明の実施の形態3に係る再生装置200の動作を説明する。
図6は、本発明の実施の形態3に係る再生装置200による、USBデバイス300が記憶する音楽データの再生処理の流れを示すフローチャートである。図6に示す再生処理の流れは、上述した実施の形態2の再生処理の流れの一部を変更したものであり、同様の部分については説明を省略し、相違点のみを説明する。
図6に示す再生処理の流れは、図4に示す再生処理の流れに対して、初期設定取得処理(S301)及び第2応答待ち時間適用判定処理(S312)が追加されている。
図6に示すように、まず、応答待ち判定部421は、外部等から設定され、パラメータ保持部420に保持される指示パラメータを取得する(S301)。応答待ち判定部421は、指示パラメータから各待ち時間の値に何を用いるかを確認して、第1待ち時間、又は第2の待ち時間を適応するかを決定する。
図6に示すステップS302〜S306の処理は、図4に示すステップS201〜S205の処理と同様であり、説明は省略する。また、図6に示すステップS306でYes以降の処理も図4に示すステップS205でYes以降の処理と同様である。また、ステップS306でNoの場合のステップS311までの処理も、図4に示すステップS205でNoの場合のステップS210までの処理と同様である。
ステップS311において第1の応答待ち時間が経過した場合(S311でYes)、応答待ち判定部421は、ステップS301で取得された指示パラメータに応じて、第2の待ち時間での応答待ちを行うか否かを判定する。(S312)。応答待ち判定部421により、第2の待ち時間での応答待ちを行うと判定された場合(S312でYes)、第2の応答判定部405は、演算ROM部247に格納される第2のカウント値を取得することで、待ち時間を第1の待ち時間から第2の待ち時間に切替える(S313)。なお、ステップS313以降の処理は、図4に示すステップS211以降の処理と同様であり、説明は省略する。
また、第2の待ち時間での応答待ちを行わないと判定された場合(S312でNo)、再生不可通知部408は、I/O部241を介してシステムコントローラ210に、USBデバイス300に保持されるデータを再生することができない旨を通知し(S316)、再生動作を終了する。
以上より、本発明の実施の形態3に係る再生装置200は、第1の待ち時間が終了した後に、ステップS312において外部から設定された指示パラメータに基づき第2の待ち時間を適用するか否かを判定する。これにより、外部から設定された待ち時間を用いてUSBデバイス300からの応答待ちを行うことができる。よって、本発明の実施の形態3に係る再生装置200は、使用状況等に応じた待ち時間を設定することができる。
なお、上記説明において、待ち時間は第1の待ち時間と第2の待ち時間の2種類であるが、3種類以上であってもよい。待ち時間が3種類以上の場合には、ステップS301において、3種類以上の待ち時間のうちいずれを適用するかを示す指示パラメータが取得される。また、第2の待ち時間が経過した後(S315でYes)、第3の待ち時間が適用されるか否かが確認される。なお、第3の待ち時間適用判定処理以降の処理は、第2の待ち時間適用判定処理(S312)以降の処理と同様である。
また、上記説明において、再生装置200は、デバイス挿入検出(S302)の前に、初期設定の取得(S301)を行うとしたが、第2の待ち時間を適用するか否かの判定(S312)を行う前であれば、任意のタイミングで初期設定の取得(S301)を行ってもよい。また、応答待ち判定部421による第2の待ち時間を適用するか否かの判定(S312)を、初期設定の取得(S301)後の任意のタイミングで行い、第1の待ち時間終了後(S311でYes)に、応答待ち判定部421の判定結果を確認することで、第2の待ち時間を適用するか否かを決定してもよい。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4に係る再生装置200は、接続されたUSBデバイスの応答時間の最大値を保持し、保持する応答時間の最大に基づき、第2の待ち時間での応答待ちを行うか否かを決定する。これにより、使用状況に応じて、待ち時間を設定することができる。また、接続したことのあるUSBデバイスの応答時間の最大値を随時更新することで、USBデバイスの応答時間に対応する学習機能を有することができる。
まず、本発明の実施の形態4に係る再生装置の構成を説明する。
なお、本発明の実施の形態4に係る再生システムの構成は、図1と同様であり、説明は省略する。
図7は、本発明の実施の形態4に係る演算部242、USBコア部243及びその周辺回路の機能構成を示すブロック図である。なお、図2と同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
図7に示す演算部242は、図2に示す演算部242の構成に加え、さらに、応答待ち判定部430と、カウント値取得部431と、更新部432とを備える。また、再生装置200は、さらに、不揮発性メモリ440を備える。
不揮発性メモリ440は、USBデバイスの応答時間の最大値を記憶する不揮発性の記憶部である。例えば、不揮発性メモリ440は、半導体装置240と同一の基板に実装される。
応答待ち判定部430は、不揮発性メモリ440に記憶される応答時間の最大値に基づき、第2の待ち時間の応答待ちを行うか否かを判定する。具体的には、応答待ち判定部430は、不揮発性メモリ440に記憶される応答時間の最大値が所定の値より大きい場合に、第2の待ち時間の応答待ちを行うと判定し、不揮発性メモリ440に記憶される応答時間の最大値が所定の値より小さい場合に、第2の待ち時間の応答待ちを行わないと判定する。
カウント値取得部431は、第1の待ち時間の間、又は第2の待ち時間の間に、応答取得部412がUSBデバイス300からの応答を取得した際の、タイマ403のカウント値を取得する。すなわち、カウント値取得部431は、点呼コマンドに対するUSBデバイス300の応答時間に対応するカウント値を取得する。
更新部432は、カウント値取得部431が取得したカウント値が不揮発性メモリ440に記憶される応答時間の最大値より大きい場合に、不揮発性メモリ440に記憶される応答時間の最大値を該カウント値に更新する。
また、第2の応答判定部405は、応答待ち判定部430により第2の待ち時間の応答待ちを行わないと判定された場合には、第2の待ち時間の応答を行わない。すなわち、第2の応答判定部405は、第1の応答判定部404により応答取得部412がUSBデバイス300からの応答を取得しなかったと判定された場合、かつ、応答待ち判定部430により応答待ちを行うと判定された場合に、タイマ403によりカウントされる第2の待ち時間の間に、応答取得部412がUSBデバイス300からの応答を取得したか否かを判定する。
また、再生不可通知部408は、第1の応答判定部404により応答取得部412がUSBデバイス300からの応答を取得しなかったと判定された場合、かつ、応答待ち判定部430により応答待ちを行わないと判定された場合に、USBデバイスに保持されるデータを再生することができない旨をシステムコントローラ210に通知する。
次に、本発明の実施の形態4に係る再生装置200の動作を説明する。
図8は、本発明の実施の形態4に係る再生装置200による、USBデバイス300が記憶する音楽データの再生処理の流れを示すフローチャートである。図8に示す再生処理の流れは、上述した実施の形態3の再生処理の流れの一部を変更したものであり、同様の部分については説明を省略し、相違点のみを説明する。
図8に示す再生処理の流れは、図6に示す再生処理の流れに対して、応答時間更新処理(S407)が追加されている。また、初期設定取得処理(S401)及び第2応答待ち時間適用判定処理(S412)の内容が異なる。
図8に示すように、まず、応答待ち判定部430は、不揮発性メモリ440に記憶されたUSBデバイスの応答時間の最大値を初期設定として取得する(S401)。再生装置200は、取得した応答時間に基づき、第1待ち時間、又は第2の待ち時間を適応するかを決定する。ここで、不揮発性メモリ440に記憶される応答時間の最大値は、以前に再生装置200に接続された1以上のUSBデバイスの応答時間の最大値である。また、応答時間とは、タイマ403による第1の待ち時間のカウント開始から、点呼コマンドに対するUSBデバイスの応答があった時までの時間である。
図8に示すステップS402〜S406の処理は、図6に示すステップS302〜S306の処理と同様であり、説明は省略する。また、図8に示すステップS406以降の処理のうち、ステップS413の処理、ステップS406でYesの場合の処理及びステップS415でYesの場合の処理以外は、図6に示す処理と同様であり、説明は省略する。
ステップS412において第1の応答待ち時間が経過した場合(S412でYes)、応答待ち判定部430は、ステップS401で取得された応答時間に応じて、第2の待ち時間での応答待ちを行うか否かを判定する。(S413)。具体的には、応答待ち判定部430は、ステップS401で取得された応答時間の最大値が所定の値より大きい場合に、第2の待ち時間での応答待ちを行うと判定し、ステップS401で取得された応答時間の最大値が所定の値より小さい場合に、第2の待ち時間での応答待ち行わないと判定する。
ここで、所定の値は、例えば、第1の待ち時間より小さい値である。すなわち、応答待ち判定部430は、以前に接続されたUSBデバイスの応答時間が全て、第1の待ち時間より十分に小さい場合(応答時間の最大値が所定の値より小さい場合)には、第2の待ち時間での応答待ちを行わないと判定する。すなわち、再生装置200に十分に応答速度の速いUSBデバイスのみが接続される環境で、ユーザが再生装置200を使用している場合には、第2の待ち時間での応答待ちは行われない。
応答待ち判定部430により、第2の待ち時間での応答待ちを行うと判定された場合(S413でYes)、第2の応答判定部405は、演算ROM部247に格納される第2のカウント値を取得することで、待ち時間を第1の待ち時間から第2の待ち時間に切替える(S313)。
また、応答待ち判定部430により、第2の待ち時間での応答待ち行わないと判定された場合(S413でNo)、再生不可通知部408は、I/O部241を介してシステムコントローラ210に、USBデバイス300に保持されるデータを再生することができない旨を通知し(S417)、再生動作を終了する。
一方、第1の応答待ち時間中又は第2の応答待ち時間中にUSBデバイス300からの応答があった場合(S406でYes及びS415でYes)、カウント値取得部431は、USBデバイス300から応答があった時間を取得する。具体的には、カウント値取得部431は、応答取得部412がUSBデバイス300からの応答を取得した際の、タイマ403のカウント値を取得する。更新部432は、カウント値取得部431により取得されたカウント値がステップS401で取得された応答時間の最大値より大きい場合に、不揮発性メモリ440に記憶されている応答時間の最大値をカウント値取得部431により取得されたカウント値に更新する(S407)。ここで、第2の応答待ち時間中にUSBデバイス300からの応答があった場合(S415でYes)に不揮発性メモリ440に記憶されるカウント値は、例えば、第1の待ち時間に対応するカウント値にカウント値取得部431が取得したカウント値を加算した値である。なお、不揮発性メモリ440にカウント値取得部431が取得したカウント値と、第1の待ち時間中及び第2の待ち時間中のいずれでカウント値を取得したかを示す情報とを記憶してもよい。
なお、応答時間を更新した後の処理は、図6のステップS307以降の処理と同様であり、説明は省略する。
以上より、本発明の実施の形態4に係る再生装置は、今までに接続されたUSBデバイスの応答時間の最大値に基づき、ステップS413において第2の待ち時間を適用するか否かを判定する。これにより、使用状況に応じて、待ち時間を設定することができる。例えば、不揮発性メモリ440に記憶される応答時間の最大値が小さく、今までに接続されたUSBデバイスの応答時間が比較的早い場合には、第2の待ち時間での応答待ちを行わない。すなわち、余分な待ち時間の増加を抑制することができる。
さらに、接続したことのあるUSBデバイスの応答時間の最大値を随時更新することで、USBデバイスの応答時間に対する学習機能を有することができる。
なお、上記説明において、USBデバイスの応答時間の最大値は、不揮発性メモリ440に記憶されるとしたが、再生装置200が備えるハードディスク等に記憶されてもよい。
また、上記説明において、不揮発性メモリ440にUSBデバイスの応答時間の最大値を記憶するとしたが、ステップS407で更新が行われる際に、応答待ち判定部430が更新する応答時間の最大値(カウント値取得部431により取得されたカウント値)と、所定の値とを比較することで、第2の待ち時間での応答待ちを行うか否かを判定し、判定結果を不揮発性メモリ440に記憶してもよい。
本発明は、半導体装置、再生装置及びその制御方法に適用でき、特に、接続されたUSBデバイスに記録された音楽データを再生する据置音響機器に適用できる。また、本発明は、静止画及び動画等の映像再生機能を有する据置機器、及び映像音声同時再生機能を有する据置機器に適用できる。
本発明の実施の形態1に係る再生システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る再生装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る再生装置による、USBデバイスが記憶するデータの再生処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る再生装置による、USBデバイスが記憶するデータの再生処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る再生装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る再生装置による、USBデバイスが記憶するデータの再生処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係る再生装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4に係る再生装置による、USBデバイスが記憶するデータの再生処理の流れを示すフローチャートである。 従来の再生装置による、USBデバイスが記憶するデータの再生処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
100 再生システム
200 再生装置
210 システムコントローラ
220 USBコネクタ
230 プルダウン抵抗
240 半導体装置
241 I/O部
242 演算部
243 USBコア部
244 USB−RAM部
245 演算RAM部
246 命令ROM部
247 演算ROM部
248 出力部
250 プッシュプル信号
251 内部バス
300 USBデバイス
301 記憶部
302 USBコネクタ
401 アクセス速度決定部
402 点呼コマンド発信部
403 タイマ
404 第1の応答判定部
405 第2の応答判定部
406 カウント値算出部
407 再生判定部
408 再生不可通知部
409 再生部
410 挿入検出部
411 速度検出部
412 応答取得部
420 パラメータ保持部
421、430 応答待ち判定部
431 カウント値取得部
432 更新部
440 不揮発性メモリ

Claims (20)

  1. USB端子に接続されたUSBデバイスに保持されるデータを再生する再生装置の制御方法であって、
    前記USB端子にUSBデバイスが接続されたことを検出する接続検出ステップと、
    前記接続検出ステップで前記USBデバイスの接続が検出された場合に、前記USBデバイスに点呼を発信する点呼発信ステップと、
    第1の待ち時間の間、前記点呼発信ステップで発信された点呼に対する前記USBデバイスからの応答を検出する第1の応答検出ステップと、
    前記第1の応答検出ステップで前記USBデバイスからの応答が検出されなかった場合に、前記第1の待ち時間と異なる第2の待ち時間の間、前記点呼発信ステップで発信された点呼に対する前記USBデバイスからの応答を検出する第2の応答検出ステップと、
    前記第1の応答検出ステップ又は前記第2の応答検出ステップで、前記USBデバイスからの応答が検出された場合に、前記USBデバイスに保持されるデータを再生する再生ステップとを含む
    ことを特徴とする制御方法。
  2. 前記第1の応答検出ステップでは、前記第1の待ち時間の間、所定の時間毎に前記点呼発信ステップで発信された点呼に対する前記USBデバイスからの応答を検出し、
    前記第2の応答検出ステップでは、前記第2の待ち時間の間、所定の時間毎に前記点呼発信ステップで発信された点呼に対する前記USBデバイスからの応答を検出する
    ことを特徴とする請求項1記載の制御方法。
  3. 前記第1の応答検出ステップは、
    前記再生装置が備える保持手段に保持される第1のカウント値を取得する第1のカウント値取得ステップと、
    前記第1のカウント値取得ステップで取得された前記第1のカウント値をカウントすることで、前記第1の待ち時間をカウントする第1のカウントステップとを含み、
    前記第2の応答検出ステップは、
    前記保持手段に保持される第2のカウント値を取得する第2のカウント値取得ステップと、
    前記第2のカウント値取得ステップで取得された前記第2のカウント値をカウントすることで、前記第2の待ち時間をカウントする第2のカウントステップとを含む
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の制御方法。
  4. 前記第1の待ち時間は、前記第2の待ち時間より短く、
    前記第1の応答検出ステップは、
    前記再生装置が備える保持手段に保持される第1のカウント値を取得する第1のカウント値取得ステップと、
    前記第1のカウント値取得ステップで取得された前記第1のカウント値をカウントすることで、前記第1の待ち時間をカウントする第1のカウントステップとを含み、
    前記第2の応答検出ステップは、
    前記保持手段に保持される第2のカウント値を取得する第2のカウント値取得ステップと、
    前記第1のカウント値取得ステップで取得された前記第1のカウント値と、前記第2の待ち時間取得ステップで取得された前記第2のカウント値とを加算することで、第3のカウント値を算出する第3のカウント値算出ステップと、
    前記第3のカウント値算出ステップで算出された前記第3のカウント値をカウントすることで、前記第2の待ち時間をカウントする第2のカウントステップとを含む
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の制御方法。
  5. 前記第1の応答検出ステップは、
    前記再生装置が備える保持手段に保持される第1のカウント値を取得する第1のカウント値取得ステップと、
    前記第1のカウント値取得ステップで取得された前記第1のカウント値をカウントすることで、前記第1の待ち時間をカウントする第1のカウントステップとを含み、
    前記第2の応答検出ステップは、
    前記第1のカウント値取得ステップで取得された前記第1のカウント値と、該第1のカウント値とを加算することで、第2のカウント値を算出する第2のカウント値算出ステップと、
    前記第2のカウント値算出ステップで算出された前記第2のカウント値をカウントすることで、前記第2の待ち時間をカウントする第2のカウントステップとを含む
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の制御方法。
  6. 前記制御方法は、さらに、
    前記第2の応答検出ステップで前記USBデバイスからの応答が検出されなかった場合に、第3の待ち時間の間、前記点呼発信ステップで発信された点呼に対する前記USBデバイスからの応答を検出する第3の応答検出ステップを含み、
    前記再生ステップでは、前記第1の応答検出ステップ、前記第2の応答検出ステップ、又は前記第3の応答検出ステップで、前記USBデバイスからの応答が検出された場合に、前記USBデバイスに保持されるデータを再生し、
    前記第1の応答検出ステップは、
    前記再生装置が備える保持手段に保持される第1のカウント値を取得する第1のカウント値取得ステップと、
    前記第1のカウント値取得ステップで取得された前記第1のカウント値をカウントすることで、前記第1の待ち時間をカウントする第1のカウントステップとを含み、
    前記第2の応答検出ステップは、
    前記保持手段に保持される第2のカウント値を取得する第2のカウント値取得ステップと、
    前記第1のカウント値取得ステップで取得された前記第1のカウント値と、前記第2の待ち時間取得ステップで取得された前記第2のカウント値とを演算することで、第3のカウント値を算出する第3のカウント値算出ステップと、
    前記第3のカウント値算出ステップで算出された前記第3のカウント値をカウントすることで、前記第2の待ち時間をカウントする第2のカウントステップとを含み、
    前記第3の応答検出ステップは、
    前記第1のカウント値取得ステップで取得された前記第1のカウント値、前記第2の待ち時間取得ステップで取得された前記第2のカウント値、及び、前記第3のカウント値算出ステップで算出された前記第3のカウント値のうち少なくとも2つを演算することで、第4のカウント値を算出する第4のカウント値算出ステップと、
    前記第4のカウント値算出ステップで算出された前記第4のカウント値をカウントすることで、前記第3の待ち時間をカウントする第3のカウントステップとを含む
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の制御方法。
  7. 前記制御方法は、さらに、
    外部から設定されたパラメータを取得するパラメータ取得ステップと、
    前記パラメータ取得ステップで取得された前記パラメータに応じて、前記第2の応答検出ステップを行うか否かを判定する応答待ち判定ステップと、
    前記第1の応答検出ステップで前記USBデバイスからの応答が検出されなかった場合、かつ、前記応答待ち判定ステップで前記第2の応答検出ステップを行わないと判定された場合、前記USBデバイスに保持されるデータを再生することができない旨を外部に通知する第1の通知ステップとを含み、
    前記第2の判定ステップでは、前記第1の応答検出ステップで前記USBデバイスからの応答が検出されなかった場合、かつ、前記応答待ち判定ステップで前記第2の応答検出ステップを行うと判定された場合に、前記第2の待ち時間の間、前記点呼発信ステップで発信された点呼に対する前記USBデバイスからの応答を検出する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の制御方法。
  8. 前記制御方法は、さらに、
    前記再生装置が備える不揮発性の記憶手段に記憶されたUSBデバイスの応答時間の最大値を取得する応答時間取得ステップと、
    前記応答時間取得ステップで取得された前記最大値が所定の値より大きい場合に、前記第2の応答検出ステップを行うと判定し、前記応答時間取得ステップで取得された前記最大値が前記所定の値より小さい場合に、前記第2の応答検出ステップを行わないと判定する応答待ち判定ステップと、
    前記第1の応答検出ステップで前記USBデバイスからの応答が検出されなかった場合、かつ、前記応答待ち判定ステップで前記第2の応答検出ステップを行わないと判定された場合に、前記USBデバイスに保持されるデータを再生することができない旨を外部に通知する第1の通知ステップと、
    前記第1の応答検出ステップ又は前記第2の応答検出ステップで、前記USBデバイスからの応答が検出された場合に、前記USBデバイスから応答があった時間を取得する応答時間取得ステップと、
    前記応答時間取得ステップで取得された前記時間が前記応答時間取得ステップで取得された前記最大値より大きい場合に、前記記憶手段に記憶されている前記最大値を前記応答時間取得ステップで取得された前記時間に更新する更新ステップとを含み、
    前記第2の判定ステップでは、前記第1の応答検出ステップで前記USBデバイスからの応答が検出されなかった場合、かつ、前記応答待ち判定ステップで前記第2の応答検出ステップを行うと判定された場合に、前記第2の待ち時間の間、前記点呼発信ステップで発信された点呼に対する前記USBデバイスからの応答を検出する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の制御方法。
  9. 前記制御方法は、さらに、
    前記USBデバイスに格納されるデータを前記再生装置が再生可能であるか否かを判定する再生判定ステップと、
    前記再生判定ステップで再生不可であると判定された場合、外部に前記USBデバイスに保持されるデータを再生することができない旨を通知する第2の通知ステップとを含む
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の制御方法。
  10. 再生装置に用いられ、前記再生装置が備えるUSB端子に接続されたUSBデバイスに保持されるデータを再生する半導体装置であって、
    前記USB端子にUSBデバイスが接続されたことを検出する接続検出手段と、
    前記接続検出手段により前記USBデバイスの接続が検出された場合に、前記USBデバイスに点呼を発信する点呼発信手段と、
    前記点呼発信手段により発信された点呼に対する前記USBデバイスからの応答を取得する応答取得手段と、
    第1の待ち時間、及び、前記第1の待ち時間と異なる第2の待ち時間をカウントするカウント手段と、
    前記カウント手段によりカウントされる前記第1の待ち時間の間に、前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得したか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段により前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得しなかったと判定された場合に、前記カウント手段によりカウントされる前記第2の待ち時間の間に、前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得したか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第1の判定手段又は前記第2の判定手段により、前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得したと判定された場合に、前記USBデバイスに保持されるデータを再生する再生手段とを備える
    ことを特徴とする半導体装置。
  11. 前記第1の判定手段は、前記応答取得手段により前記USBデバイスからの応答が取得された場合に、前記第1の待ち時間の経過を待たずに前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得したと判定し、
    前記第2の判定手段は、前記応答取得手段により前記USBデバイスからの応答が取得された場合に、前記第2の待ち時間の経過を待たずに前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得したと判定する
    ことを特徴とする請求項10記載の半導体装置。
  12. 前記半導体装置は、さらに、
    第1のカウント値及び第2のカウント値を記憶するカウント値記憶手段を備え、
    前記カウント手段は、前記カウント値記憶手段に記憶される前記第1のカウント値をカウントすることで前記第1の待ち時間をカウントし、前記カウント値記憶手段に記憶される前記第2のカウント値をカウントすることで前記第2の待ち時間をカウントする
    ことを特徴とする請求項10又は11記載の半導体装置。
  13. 前記第1の待ち時間は、前記第2の待ち時間より短く、
    前記半導体装置は、さらに、
    第1のカウント値及び第2のカウント値を記憶するカウント値記憶手段と、
    前記カウント値記憶手段に記憶される前記第1のカウント値と前記第2のカウント値とを加算し、第3のカウント値を算出するカウント値算出手段とを備え、
    前記カウント手段は、前記カウント値記憶手段に記憶される前記第1のカウント値をカウントすることで前記第1の待ち時間をカウントし、前記カウント値算出手段により算出された前記第3のカウント値をカウントすることで前記第2の待ち時間をカウントする
    ことを特徴とする請求項10又は11記載の半導体装置。
  14. 前記半導体装置は、さらに、
    第1のカウント値を記憶するカウント値記憶手段と、
    前記カウント値記憶手段に記憶される前記第1のカウント値と該第1のカウント値とを加算し、第2のカウント値を算出するカウント値算出手段とを備え、
    前記カウント手段は、前記カウント値記憶手段に記憶される前記第1のカウント値をカウントすることで前記第1の待ち時間をカウントし、前記カウント値算出手段により算出された前記第2のカウント値をカウントすることで前記第2の待ち時間をカウントする
    ことを特徴とする請求項10又は11記載の半導体装置。
  15. 前記カウント手段は、さらに、第3の待ち時間をカウントし、
    前記半導体装置は、さらに、
    前記第2の判定手段により前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得しなかったと判定された場合に、前記カウント手段によりカウントされる前記第3の待ち時間の間、前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得したか否かを判定する第3の判定手段を備え、
    前記再生手段は、前記第1の判定手段、前記第2の判定手段、又は前記第3の判定手段により、前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得したと判定された場合に、前記USBデバイスに保持されるデータを再生し、
    前記半導体装置は、さらに、
    第1のカウント値及び第2のカウント値を記憶するカウント値記憶手段と、
    前記カウント値記憶手段に記憶される前記第1のカウント値と前記第2のカウント値とを演算することにより1以上の第3のカウント値を算出するカウント値算出手段とを備え、
    前記カウント手段は、前記カウント値記憶手段に記憶される前記第1のカウント値、前記第2のカウント値、及び前記カウント値算出手段により算出された前記1以上の第3のカウント値のうちいずれかをカウントすることで前記第1の待ち時間、前記第2の待ち時間及び前記第3の待ち時間をカウントする
    ことを特徴とする請求項10又は11記載の半導体装置。
  16. 前記半導体装置は、さらに、
    外部から設定されたパラメータを保持するパラメータ保持手段と、
    前記パラメータ保持手段に保持される前記パラメータに応じて、前記第2の待ち時間の応答待ちを行うか否かを判定する応答待ち判定手段と、
    前記第1の判定手段により前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得しなかったと判定された場合、かつ、前記応答待ち判定手段により応答待ちを行わないと判定された場合に、前記USBデバイスに保持されるデータを再生することができない旨を外部に通知する通知手段とを備え、
    前記第2の判定手段は、前記第1の判定手段により前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得しなかったと判定された場合、かつ、前記応答待ち判定手段により応答待ちを行うと判定された場合に、前記カウント手段によりカウントされる前記第2の待ち時間の間に、前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得したか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項10〜15のいずれか1項に記載の半導体装置。
  17. 前記半導体装置は、さらに、
    USBデバイスの応答時間の最大値を記憶する不揮発性の記憶手段と、
    前記記憶手段が記憶する前記最大値が所定の値より大きい場合に、前記第2の待ち時間の応答待ちを行うと判定し、前記記憶手段が記憶する前記最大値が所定の値より小さい場合に、前記第2の待ち時間の応答待ちを行わないと判定する応答待ち判定手段と、
    前記第1の判定手段により前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得しなかったと判定された場合、かつ、前記応答待ち判定手段により応答待ちを行わないと判定された場合に、前記USBデバイスに保持されるデータを再生することができない旨を外部に通知する通知手段と、
    前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得した際の、前記カウント手段のカウント値を取得するカウント値取得手段と、
    前記カウント値取得手段が取得した前記カウント値が前記記憶手段に記憶される前記最大値より大きい場合に、前記記憶手段に記憶される前記最大値を該カウント値に更新する更新手段とを備え、
    前記第2の判定手段は、前記第1の判定手段により前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得しなかったと判定された場合、かつ、前記応答待ち判定手段により応答待ちを行うと判定された場合に、前記カウント手段によりカウントされる前記第2の待ち時間の間に、前記応答取得手段が前記USBデバイスからの応答を取得したか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項10〜15のいずれか1項に記載の半導体装置。
  18. 前記半導体装置は、さらに、
    前記USBデバイスに保持されるデータを前記再生手段が再生可能であるか否かを判定する再生判定手段を備え、
    前記通知手段は、さらに、前記再生判定手段により再生不可であると判定された場合に、前記USBデバイスに保持されるデータを再生することができない旨を外部に通知する
    ことを特徴とする請求項16又は17記載の半導体装置。
  19. USB端子を備え、前記USB端子に接続されたUSBデバイスに保持されるデータを再生する再生装置であって、
    請求項10〜18のいずれか1項に記載の半導体装置を備える
    ことを特徴とする再生装置。
  20. USB端子に接続されたUSBデバイスに保持されるデータを再生する再生装置の制御方法のプログラムであって、
    前記USB端子にUSBデバイスが接続されたことを検出する接続検出ステップと、
    前記接続検出ステップでUSBデバイスの接続が検出された場合に、前記USBデバイスに点呼を発信する点呼発信ステップと、
    第1の待ち時間の間、前記点呼発信ステップで発信された点呼に対する前記USBデバイスからの応答を検出する第1の応答検出ステップと、
    前記第1の応答検出ステップで前記USBデバイスからの応答が検出されなかった場合に、前記第1の待ち時間と異なる第2の待ち時間の間、前記点呼発信ステップで発信された点呼に対する前記USBデバイスからの応答を検出する第2の応答検出ステップと、
    前記第1の応答検出ステップ又は前記第2の応答検出ステップで、前記USBデバイスからの応答が検出された場合に、前記USBデバイスに保持されるデータを再生する再生ステップとをコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
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